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はやし蜜豆の犬も歩けば棒に当たる、 https://www.mitsumame.work/

気になる俳優の出演作品や話題作、映画賞受賞作品などの感想を書いています。ブログを読んで、その作品を観てみようと思ってもらえたら嬉しいです。そのほか愛犬のこと、日常気になることなどを綴っています。

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2021/01/19

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  • 「Tシャツが乾くまで」:ただの不倫ドラマじゃないと思うよ

    金曜10時のTBSドラマ枠は私好みのクライムミステリーが多く、視聴が定番化してきた。本作もクライム・・ではないかもしれないが、2組の夫婦に存在した”秘密”(真相)探し?の物語のようだ。 18年ぶりのドラマ主演となる蒼井優がテッパンの演技であることは言うまでもないが、彼女の(たぶん)相手役となる中島歩の佇まいがなんともいい。彼がこういう地上波ドラマの主演級をやるのを初めて見るのだけれど、少しゆっくり目の話し方と、実は心に不安、不満?怒り?を秘めた表情が、樹生という男をうまく表現していた。ラストシーンのやり場のない怒りがにじみ出た言葉で、それまでの影のある目線の意味が腑に落ちた。と同時に、その言葉…

  • 「銀二貫」(2014年 NHK木曜時代劇)- 9:再々放送を堪能中~

    大阪の寒天問屋井川屋に、仇討ちで父親と共に討たれかけていた命を銀二貫で買われ、丁稚として成長していく松吉(林遣都)の物語。 この時代の大阪商人の矜持と才覚、信心などを井川屋の商売の浮き沈みと共にたっぷりと味わえる。そして松吉が出会った料理人の娘、真帆(子供時代:芦田愛菜、成長後・松岡茉優)との恋も、もう一つのストーリーとしてなかなか、いやかなりいいのだ。 当時の”いとさん”と呼ぶ相手と丁稚との立場の違いや、火事でやけどを負った真帆の引け目(当時の女性としては”傷者”として到底結婚できないと思っていた)、元武士の子だった松吉の無骨さ、鈍感さ、くそマジメさのせいで、好き合っていながら二人の関係はな…

  • 「九条の大罪」(2026年Netflix):”弱者の一分”、素晴らしかった黒崎煌代と水澤紳吾!

    まだ全話見終わっていないのだけれど、エピソード1.2の”弱者の一分”のゲスト俳優、黒崎煌代と水澤紳吾が父子の演技が凄すぎて、この2人のおかげで「九条の大罪」という物語を頭ではなく視覚と心で理解できたような気がした。 軽い知的障害があり、クスリの運び屋やパシリとしてハングレの金本にいいように使われ、無実の罪を着せられる曽我部聡太(黒崎煌代)。しゃべり方、時々こずるさが出る視線、意固地になる時の強い目など、黒崎の演技が素晴らしい。後に、金本と付き合うのも罪をかぶるのも、いじめやカツアゲのターゲットとなりやすい自分を守る、曽我部なりの護身だったことがわかる。そして、最後に金本に一矢報いるのだった。終…

  • 早寝への挑戦:”三勝一敗三引き分け”で習慣化

    1週間7日間で、3日目標の時間に就寝、3日は30分遅くなっても可、1日は何かの予定が入って夜更かしすることになっても仕方ないとする。三勝一敗三引き分けの精神で早寝(早起き)を習慣化していく。昨日のラジオ(J-WAVE)で株式会社AM5の井上皓史さんが言っていたことだ。井上さんは社名の通り毎朝5時起きる、早起きを推奨する活動をしている方。 習慣化のためには、いきなり毎日○時に起きると目標を立ててもなかなかうまくいかない。7日間で三勝一敗三引き分けくらいのゆるい入り方で、徐々にまずは早く寝ることを習慣化するとアドバイスしていた。 「7日間で三勝一敗三引き分け」そういう考え方があったか!これはいい!…

  • 老犬かわいや~:愛犬クキのこと

    クキのお散歩友達も、クキと同じように年を取ってきた。不愛想なおじさんが連れている交戦的だったシュナウザー(?)も、先日歩みの遅い我々を追い抜く際、おじさんが抱っこして抜いていった。シュナウザー君もワンとも吠えなかった。ベランダからクキを見てしっぽを振っていた黒柴君も、すっかり目が見えなくなったという。 先日は久しぶりにクキより一つ年上の黒プー姉さんを見かけたので、クキを抱えて挨拶に行った。お母さんから、食欲旺盛だったのに最近あまり食べなくなったと聞いていたこともあり。お母さんの腕に抱かれた黒プー姉さんは、すっかりグレーになっていて目を閉じてピクリともしない。思いもよらず弱った様子の姉さんを見て…

  • 「ガス人間」(2026年 Netflix):UTAの可能性が垣間見え、今後の活躍に期待大

    1960年の東宝の特撮映画「ガス人間1号」を完全オリジナルストーリーでリブートした本作。モッくん(本木雅弘)の長男、UTAが映画初出演ということでも話題だ。 私としては久しぶりに林遣都を見られるということで、7月2日のNetflix配信初日に再加入して視聴した。 体がガスで出来ており、変幻自在、人の体内に入り内側から爆発させることができるガス人間が、30年前の慈善事業施設で起こった出来事の首謀者たちを復讐のため殺していくと宣言。テレビ局の敏腕記者、警察、ホラー系ユーチューバーなどが入り乱れ、ガス人間と、彼の目的の真実を追っていく。 早い段階で、警察よりも半歩先に核心に近づくテレビ局記者、京子(…

  • 「BLUE GIANT」(2023年):はからずもジャジーな夜を過ごせました

    作中のジャズ演奏が素晴らしいという評判を至るところで見聞きしたこともあり、ずっと前に録画していた。予備知識とも言えない上記情報のみで観始めたのだが、確かに吠えるサックス、うなるピアノ、思わず体が揺れる、ジャズ、かっけー! はからずも”ひとりジャズナイト”をキメることができた。 高校生の時にジャズに目覚め、世界一のテナーサックス奏者になると決意し、真っ直ぐに突き進む宮本大(声:山田裕貴 演奏:馬場智章)と、幼少期からピアノに触れ、腕は確かでクールな沢辺(声:間宮祥太朗 演奏:上原ひろみ)、東京の大学に通っていたがアパートに宮本が転がり込んだことで、宮本のジャズへの情熱に感化され、大学生からドラム…

  • 「ミツバチと私」(2023年):逸材発見!ソフィア・オテロ

    ベルリン国際映画祭で、最優秀主演俳優賞を史上最年少の9歳でソフィア・オテロが受賞した本作。性自認に悩む8歳の少年を演じたオテロは、約500人が参加するオーディションでこの役を射止めたそうだ。男の子にも見えるキリリとした眉毛と、まつ毛の長い大きな瞳、可愛らしい顔の輪郭。よくまあこんなにこの役にぴったりな子がいたものだと感心した。 3人姉弟の末っ子のアイトール(ソフィア・オテロ)は、その男の子らしい名前で呼ばれることやココ(坊や/坊主)と呼ばれることを嫌い、学校でプールに入るのを嫌がった。母親のアネ(パトリシア・ロペス・アルナイス)には、髪を切らないことや服装のことで性自認に戸惑っていることを子ど…

  • 「LOVED ONE」-3:むう・・尻すぼみ感がぬぐえなかったな・・・

    不審死のご遺体を司法解剖し、法医学を駆使して死因を突き止めるメディカルイグザミナージャパン。メンバーは数々のご遺体=LOVED ONEと対面し、たとえ非業の死を遂げたとしても、亡くなった人たちに豊かな時間があり、生前愛されたという真実を明らかにしていく。 第9回の、老人(小宮孝泰)の孤独死の死因を追求する中で、老人と窃盗犯罪を繰り返してきた青年にささやかな交流があったことがわかり、孤独な魂が求め合ったエピソードにぐっと来た。昔コント赤信号で活躍していた小宮がいい感じの俳優になっていることにも驚いた。また最終盤で登場した、弟の免罪を晴らそうと奮闘する姉役のりょうの表情がすごく良くて、久しぶりに彼…

  • 「蛇の道」(2024年):久しぶりに主演する柴咲コウを観た

    黒沢清監督と言えば、公開中の「黒牢城」の監督だ。あまり意識していなかったが、意外とこの監督の作品を観ていた。「Cloud」「スパイの妻」「散歩する侵略者」。 クライム・サスペンスが好きだからたまたまかな。 本作は黒沢監督本人の1998年の「修羅の極道 蛇の道」を自らリメイクしたもの。 柴咲コウが全編フランス語で謎の女を演じていたが、無表情の女という演出があったのだろう、とにかく美しい顔が能面のようだった。彼女のフランス語は優しく時に甘美に聞こえるのに目は冷たい光しか発しておらず、最後の方で彼女の目的がやっとわかる。目的がわかってもそこには怒りしかなく、悲しみの感情は怒りに昇華されてしまったのか…

  • 「田鎖ブラザーズ」-4:復讐劇だったのだけれど、愛に溢れていた

    父親が働いていた工場経営者の辛島夫妻(長江英和・仙道敦子)の話から、もっちゃん(山中崇)が両親を殺していない可能性が浮上した。 稔(染谷将太)は、もっちゃんが両親を殺していないことを信じたい一心で31年前の過去の司法解剖結果やあの日両親しか口にしなかったお酢の瓶を再鑑定する。 同時に、真(岡田将生)も、これまでに知り得た当時の関係者を探っていく。そして、朔太郎(兄弟の父親=和田正人)が密造拳銃の取引を反故にしたせいで殺された運び屋の漁師が、晴子(井川遥)の父親だということにたどり着く。つまり、晴子があの事件に関係者の家族だったということ! もはや救い難い真の慟哭。 再鑑定後、当時の晴子の衣服か…

  • 「アイム・スティル・ヒア」(2024年):主演のフェルナンダ・トーレスの演技が圧巻

    突然家に軍の人間がやってきて夫を連行し、その後家に居座って家族を監視する。そんな暴挙があっていいのか。1970年代。クーデター後の軍事政権下のブラジルで起きた事件を元にした本作は、派手さはないけれど軍事政権下で思想を抑圧された社会の恐ろしさをリアルに見せてくれた。 元議員だった夫が軍部に連れ去られた後、5人の子供を抱えた妻、エウニセ(フェルナンダ・トーレス)のその後の話だったのだが、私はてっきり「アイム・スティル・ヒア」というタイトルから、連行された夫が不屈の精神で生き延びて家族の元に帰還する話だと思っていた。「アイム・・」の”アイ” は夫ではなく、妻のエウニセのことだった。 そして、エウニセ…

  • 「MUSIC AWARDS JAPAN」「SHISHAMOラストライブ」:音楽でいい感じの週末

    先週土曜日は第2回目となる「MUSIC AWARDS JAPAN」が開催された。一応Liveで見ました。 ケンティ(中島健人)の流暢な英語に感心し、藤井風のレベチの肩幅に驚愕。そしてサカナクションの復活は本当におめでとう!と心から思った。 「Prema」が最優秀アルバム賞を受賞した藤井風は、苦しんで何年もかけて完成させた渾身のアルバムだろうから、こうして公に評価されて本当に良かった。受賞スピーチは、マイクが音を拾うのを知らされていなかったのか、低い位置のマイクに前かがみになり、緊張のせいか照れ隠しか、First of all,…の英語で始まった。「みんなの中にいる神に感謝。Premaとは自分の…

  • 「GIFT」-2:やっぱ山田裕貴が主役だと思ったよ

    最終回の前の第9回で、ほぼ主役だと思っていた涼(山田裕貴)が亡くなってしまい、主役殺すぅぅ???とがっかりしたのだけれど、なんのことはない、最終話でも涼はバンバン出てきた。チームのエースだった涼の想いを回想するシーンが最終回の1/3くらいあったのではないか。そして回想だけでない、実際涼はシャークとの決勝戦において、霊じゃないけれどみんなと一緒にプレイしていたのだった。正しく言うと、みんなのプレーに涼が乗り移っていたのだった。まさにチームが涼を含め一体となった瞬間だった。 お決まりの展開といえばそうなのだけれど、やっぱり泣かされました。 思えば大会決勝戦に至るまで、天才科学者・伍鉄(堤真一)の性…

  • 「豊臣兄弟!」-3:菅田将暉劇場!”さらば半兵衛”

    竹中半兵衛(菅田将暉)が登場した時から、孤高の天才軍師は体が弱く戦場には出られぬという態で、色白で線の細さが他のむくつけき戦国武将の中で異彩を放っていた。その異彩の完成形が、第23回の「さらば半兵衛」だったような気がする。 戦況を眺めながら「まだ死にたくはない」とごちて息を引き取った顔、姿が、昔読んだ少女漫画の画のように美しくファンタジックだった。それは、これまでの本作の血生臭く泥臭い戦国の世界観とは全く異質だった。菅田将暉の青白くこけた顔が本当に美しい。 その前には、囚われの身となり寝返ったと噂された黒田官兵衛(倉悠貴)の息子を信長(小栗旬)の命で殺そうと、秀吉(池松壮亮)の屋敷に乗り込んだ…

  • 「リボーン~最後のヒーロ―~」-3:高橋一生のドラマにハズレなし

    冷徹非道な青年実業家、根尾光誠(高橋一生)が神社の階段から突き落とされ、気がついたら、14年前の商店街のクリーング屋の青年、野本英人(高橋一生)の体に転生していた。好青年で商店街のみんなから慕われ、頼りにされている英人として生きるうちに、根尾は、根尾によって商店街が立ち退きの憂き目にあうことを回避しようと奔走する。そして少しずつ、微妙に”最悪の事態”を回避しつつ歴史が変わっていき、英人の幼馴染の更紗(中村アン)との恋も成就。ハッピーエンドに思えたのだが・・・。 それにしても、高橋一生はすごかったな。圧巻の演技だった。特に最終回では、四面楚歌で孤独の絶頂にあった根尾の苦しい表情がすばらしかった。…

  • 「サブスタンス」(2024年):デミ・ムーアが評価されたのはわかるが

    ホラーでグロいと評判だったけれど、若さゆえの美しさに執着がないと言えば嘘になる、怖いもの観たさも手伝って鑑賞。 それにしても、人が老いていく過程をそこまで意地悪に描かなくてもいいのでは・・と思ってしまった。日本ならば老いをもう少し諦観した潔いものとして表現しそうなものだが。いや待てよ、日本人こそ女は若いに尽きる!が中年男性だけではない多くの人のコモンセンス(!大げさ)ではなかったけ・・?欧米人のほうが若い女より成熟した女性の魅力をきっちり評価していたのではと思い直した。しかし、本作によればそれも50歳までだったんだ―。かなしいー。 年齢のせいでレギュラーのエアロビ番組を降板させられた、かつてス…

  • 「おいしい給食 炎の修学旅行」(2025年):市原隼人の”癖つよ”演技はここからか??

    映画好きの同僚が面白いと教えてくれたドラマ、市原隼人の「おいしい給食」シリーズ。2019年からテレビ東京で放送され、Season3まであり、劇場版も本作で3作目。ドラマを全く見たことがなかったのだが、WOWOWの番組表で目についたのでこれが最新作とも知らず録画&鑑賞。 市原隼人の”いっちゃっている”カクカクした力みマックスの演技がここまでとは!!NHKの大河ドラマにもよく出ていたけれど、最近はどんな役をやっても、同じ市原隼人にしか見えない。CM(保険の窓口)にまでも同じテイストで出演していたのでびっくりだ。もはや市原隼人に求められるものが、斜め45度に頭を傾けたカクカク演技なのだろうか。 実は…

  • 「田鎖ブラザーズ」-3:刑事ドラマ(?)で号泣、2回目見ても泣いてしまいました

    もう、もっちゃん(山中崇)と田鎖兄弟の関係性が尊すぎて、そして山中崇の演技が素晴らしすぎて心が震えた。森山直太朗の主題歌「愛々」も絶妙のタイミグで流れるから号泣必至よ。 岡田将生も、今まで自分が見た岡田将生のなかで一番良い。たしか「大豆田とわ子と三人の元夫」というドラマでの岡田将生について最高!と書いた記憶があるが、それを余裕で越えた。 両親を殺された兄弟が刑事になって真相を追う物語。幼くして親を亡くし深く傷ついているのは弟だけではないが、自分より小さい弟を常に守ろうとしている兄、真(岡田将生)。様々な事件を追う中で、両親を殺され犯人を許せない気持ちが危うく見え隠れし、真の苦しみが際立って描か…

  • 「豊臣兄弟!」-2:秀吉・秀長兄弟のいい話ばかりだが・・・

    1回目を投稿してからずっと投稿していなかった「豊臣兄弟!」。初回の投稿で、 >お世話になっていた織田の家来仲間が、間者と分かった途端、迷いもなく切り捨てた時の藤吉郎の目!その狂気を一瞬で感じ取った小一郎(秀長)が、その後、狂気が見え隠れする野心家の兄の手綱をどのようにとっていくのかを暗示するようなシーンだった。 と書いたのだけれど、その後、秀吉(=藤吉郎/池松壮亮)の瞳に狂気を見ることはなく、織田信長の課す難題を秀長(仲野太賀)と共に解決し順調に出世している。その中で、人をなるべく殺さぬよう、無駄な戦はしないよう、という二人の”いい人”エピソードばかりが描かれ、体を張って殿=織田信長(小栗旬)…

  • 「教皇選挙」(2024年):バチカンの伝統行事(?)の後にくる現代的な結末

    2025年4月に時のローマ教皇フランシスコが亡くなったことと公開が重なったことで、アカデミー賞のノミネート以上に世間の耳目を集めた本作。誰も知らないバチカンの内部や教皇選挙について、荘厳さと映像美で見せてくれた。 次の教皇を決める選挙は、世界中から枢機卿たちがバチカンに集まり、外部から隔離された状態で、2/3の票を集める者が出るまで何度も投票が行われる。 枢機卿の中にも保守派やリベラル派がいるし、心の根っこにある人種差別を隠し切れない者もいる。立派な僧衣に身を包んでいながら、事前に票を買収している者までいて、まるで権力欲にまみれた政治家のようだ。 首席枢機卿のローレンス(レイフ・ファインズ)は…

  • 林遣都作品情報「銀二貫」【NHK BS時代劇】:林遣都ファンは見逃せない!珠玉の作品が再放送

    初回放送2014年、林遣都20代前半で主役を務めたNHK木曜時代劇。当然私も初回を見たのではなく再放送を見たくちですが、作品、遣都の演技、そして登場人物すべてにとても感動した本作。感動し過ぎて、8回も本ブログに”思い”を投稿している。 本日から、全9回毎週日曜、18:45~NHK BS時代劇で再放送!ぜんぶ録画しているはずなのだけれど、改めて1から見てみるよー。最近林遣都を拝めていないからとても楽しみ。そしてあの感動をもう一度! www.nhk.jp ちなみに、Netflix の「ガス人間」は7月2日~配信予定とのこと。7月はNetflix に加入します! オマケ:2019年の再放送で張り切っ…

  • 「華麗なるギャツビー」(2013年:レオナルド・ディカプリオ版)

    往年のハリウッド・スター、ロバート・レッドフォードの作品として、小学生の頃より私の頭にインプットされていた「華麗なるギャツビー」。ロバート・レッドフォード版(1974年)を観たいとずっと思っていたが、なぜかタイミングが合わず未鑑賞。そして、今回観たのがディカプリオ版。 つーか、観終わって「華麗なるギャツビー」ってこんな話なの??と思ってしまった。Wikiを見ればベストセラーになった原作があり、何度も映画化されている作品だが、、 貧しい青年が金持ちのお嬢様、デイジー(キャリー・マリガン)に恋をした。戦争が終わってから5年間、彼女と結ばれるために必死で財を蓄え、ジェイ・ギャツビー(レオナルド・ディ…

  • 日本で最初のシネコンが33年の時を経て幕を下ろす:イオンシネマ海老名の最終日

    イオンシネマ海老名が「スター・ウォーズ」の聖地になっていたのを知ったのは最近のことだ。少なくとも私が劇場に勤務していた1998年はそうではなかった。 最大劇場である7番スクリーンが、ルーカスフィルム認定のTHXシアターであること、(もちろん日本初)、ゆえに劇場も1999年のエピソード1からの3部作以降、スター・ウォーズ興行に力を入れてたことがその理由だろう。 ワーナー・マイカル・シネマズ海老名が開業した1993年から5年後の1998年(うわあ、今から28年も前だあ・・)、私は約1年弱、劇場研修ということで、スタッフ、その後マネージャーとしての勤務したことがある。 97年に公開した「タイタニック…

  • 「リボーン~最後のヒーロー~」-2:主題歌、宮本浩次の「I love 人生!」がキマッテいる

    高橋一生は本作で、根尾光誠(野心家のIT企業社長)と野本英人(商店街のクリーニング屋の息子)の2役ではないと思う。なぜって中身は同じ人物、根尾光誠が野本英人の体に転生して野本英人になって生きているのだもの。面白いのは、根尾光誠が必死で野本英人を演じているという演技を高橋一生がしていること。これが”究極の二役”ってことかしら。 計算高く冷徹な根尾が、真っすぐで人のいい英人を演じるのはなかなか難しい。随所で周囲に不審に思われ、時には往年のアンジャッシュの勘違いコントみたいになりながら、それでも借金まみれの下町商店街の再生に挑んでいくうちに、すっかり家族や商店街の仲間になじんでいく。そして、根尾が転…

  • 「茜色に焼かれる」(2021年):尾野真千子ってすごい

    池袋で高齢男性がブレーキとアクセルを踏み間違え暴走し、母子を含む死傷者が出た事件が本作の着想のベースにあるのだろうか。 主人公の良子(尾野真千子)の夫、陽一(オダギリジョー)が自転車で通行中、元官僚の老人が運転する車に跳ねられ亡くなる。老人は認知症でブレーキとアクセルを踏み間違えたのだ。多額の補償金の提示はあったが謝罪がないことに納得できず、良子は補償金を受け取らなかった。 それから7年。コロナ禍の中、生業にしていた喫茶店はつぶれ、スーパーの生花売り場と風俗のアルバイトで一人息子を育てる良子。彼女の生活に必要な金額がことあるごとにスクリーン隅に提示されるのだが、苦しい家計の中、亡くなった夫の父…

  • 「田鎖ブラザーズ」-2:主題歌/「愛々」森山直太朗

    真(岡田将生)と稔(染谷将太)の田鎖兄弟は過去しか見ていない。両親が殺害され時効廃止の2日前に時効が成立してしまい、自分たちで犯人を捜そうと真は刑事、稔は検視官になり警察組織に身をおく。二人は日々起こる事件を追いかけながら、並行して両親殺害事件もひそかに追っている。 父親(和田正人)が働いていた工場長夫妻(長江英和・仙道敦子)や、事件に巻き込まれ兄弟の姉的存在になった晴子(井川遥)、中華屋のもっちゃん(山中崇)など、二人と長い関係の登場人物たち。兄弟の脳裏にフラッシュバックされる過去の映像。とにかく、31年前で兄弟の時は止まっている。 晴子が言っていたように、過去にとらわれて生き続けるより、未…

  • 「LOVED ONE」-2:ディーンの歌う主題歌が優しく寄り添う

    おディーンが主演するドラマでは、彼がドラマ主題歌を担当することが多い。出演とバーターみたいにしているのかな?というゲスの勘ぐりは横に置いて、その楽曲がとてもいい。ドラマの世界観をストレートに表現していて、ディーン・フジオカの”音楽ぢから”を感じる瞬間である。 本作は毎回、司法解剖を通して事件で亡くなった人の死の真実を追求する過程で死者の人間関係がつまびらかになり、残された人々の感情を揺さぶるという展開。いつもラストに流れる主題歌「Loved One」のディーンの優しい声が、残された人々の感情と同期するこちらの感情にそっと寄り添ってくれる感じがする。 3話までは、亡くなった人がまさに”Loved…

  • 藤井風と神様 -2:「It’s Alright」のMVと、Apple Music Zane Lowe インタビューと

    「It's Alright」のMVのインパクトが凄すぎて、楽曲の「~・・・It's Alright, It's Alright ・・・」はずっと頭を回っているのに、何回もMVを見る気分にならない。この曲の出だしを聴いた時は、お経か?と思ったほどで地中から這い出てくる藤井風も相当怖かった。ゾンビの風がかつての山海塾みたいな白塗り・半裸のダンサーに囲まれていると思ったら、平安時代の麻呂みたいないな中性的な化粧の風の首が対の鶴の首と共に伸びあがったーーーーっ!最後は、歌詞の「この世は私の思わく通りに 今日かわいく回っています」を表現するように、宇宙の中で風がこの世(人間社会?)を手にして見つめている…

  • 「Flow」(2024年):評判通りのすばらしさ!

    90分間、一瞬たりとも気が抜けなかった。 突然洪水が襲ってくる。 じわじわと水位が上がってきて丘も森の木々もすべて水の下に沈んでいき、いろいろなものが流れていく。時に雨が降り続き水面は荒れ、嵐にもなるがそれよりも何よりも、ずっとひたすら流れ続けることの不安。(地面に立っていることがいかに安心か思い知る) 一艘の舟に乗ることができ、相乗りしたものたちと流されながら、時に舟を離れ溺れそうになったり、食べ物を分けあったり・・・。収集癖のある癖ツヨのもの。鷹揚で呑気なもの。神がかったリーダーシップのあるもの。人懐っこくムードメーカーなもの。やがて彼らに仲間意識のようなものが芽生えるわけだがー。 上記、…

  • レインシューズで雨の日に外出:”教授”(坂本龍一)をそっと思い出す

    昨日の関東はまるで梅雨みたいにどしゃ降りだった。梅雨に備えてAmazonで購入したレインシューズがその日届いたので、早速履いて駅近くのスーパーに買い物にでかけた。 スニーカーなら24センチを履くので、24~24.5センチのLサイズを買ったが、思ったより幅が狭く幅広の足の私は大き目のものを買って良かった。 想像以上に軽い。 前後が余っていることもあり、長靴を履いてる・ブカブカ感はぬぐえないが、とにかく軽くて大雨の中でも元気に買い物に行って帰れた。 無難な黒と白(グレー?)のコンビを選んだけれど、10年前の私ならカーキとイエローのコンビを買ったと思う。紺と赤でも可愛かったかなあ。 駅まで自宅から徒…

  • 「ワン・バトル・アフター・アナザー」(2025年):めっちゃ面白かった!

    「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド」「ドント・ルック・アップ」、最近(と言ってもかなり前だけれど)のレオナルド・ディカプリオのコメディアンぶりが大好きだ。本作の元革命家、今はドラッグ中毒で娘を過保護に育てているダメ親父のディカプリオも期待をはるかに超えて面白かった。 革命家をやめて娘、ウィラ(チェイス・インフィニティ)と静かに隠遁生活をしているボブ(レオナルド・ディカプリオ)だが、軍人、ロックジョー(ショーン・ペン)がボブが所属した革命グループを一掃しようとボブとウィラにも迫ってきた。 ウィラと離れ離れになり、ロックジョーの追っ手を交わしながらウィラを探すボブ。手に汗握るチェイス、…

  • 「リボーン~最後のヒーロー~」:本当はヒトデナシなのにヒーローなっちゃった!って?

    2話の予告を見て、高橋一生のコメディセンスがテッパンだということを思い出した!「民王」(2015年の連ドラ)の時サイコーだったではないか。 わずか数年で、メガバンクまで買収するまでにのしあがった青年実業家、根尾光誠(高橋一生)。福祉事業から始め世間の信頼を得てからは、会社を大きくするために強引、非道なやり方を貫き創業仲間からも愛想をつかされる。 恨みを買って当たり前な彼を、神社の階段から突き落としたのは誰か、その謎はきっと終盤にわかるものとして、転がり落ちてから目覚めた時は2012年、彼が立ち退きで苦しめた商店街の会長(小日向文世)の息子に転生していた! 自分の立身出世しか考えず四方に敵がいる…

  • 「田鎖ブラザーズ」:画面暗め、お話しも暗め、だけど熱くて優しいハートを感じます

    いい、とてもいい。 私の好きなクライムサスペンスということで見る気満々だが、初回でW主演の兄、真を演じる岡田将生と弟、稔を演じる染谷将太の間に流れる空気感がものすごくいい。 初回だけで、両親殺害からの31年間、残された二人の兄弟がどんな思いで二人寄り添って生きてきたのか、二人だけにしか理解できない31年間を醸し出した演出、演技は流石としか言いようがない。また二人の俳優がこれまでのイメージと真逆のキャラクターを演じているのも意外性と興味を掻き立てる。いつも少し神経質でマジメな役が多い岡田将生がやさぐれ感満載の刑事。そして、ちょっとヤンチャな刑事を「教場」で演じていた染谷将太が生真面目でち密な仕事…

  • 「GIFT」:車いすラグビーを知るいい機会です

    かつて強豪だったが現在は精彩を欠いたチームが、新しい指導者を得て再生していく物語―。一言で言ってしまえばそうだろうが、本作は車いすラグビーというパラアスリートたちが活躍し、新しい指導者もよくある素人どころか、想像にも及ばない宇宙物理学者。車いすラグビーと宇宙物理学者・・・ちょっとかけ離れ過ぎて設定に無理があるのではないかと思ったけれど、ADHDっぽい天才物理学者をやり過ぎず、やらなさ過ぎずいい塩梅で堤真一が演じていて、そこはテッパンの演技、安心して見ていられる。 さまざまな挫折の過去を背負った選手たちに、山田裕貴、細田佳央太、本田響矢、円井わんなど。彼らの車いすラグビー選手としての練習量と熱量…

  • 「LOVED ONE」:4月期の(チェック)ドラマが始まった~

    死因不明のまま処理される遺体が多い日本において、死因究明率を上げるべく厚生労働省により設立された法医学専門チーム「MEJ(メディカル・イグザミナー・ジャパン)」。そのセンター長に突然抜擢された厚労省官僚の桐生麻帆(滝内公美)。法医学のエキスパート、水沢真澄(ディーン・フジオカ)をアメリカから招へいし、他専門分野の法医学者も集めた専門チームが動き出すー。 マイペースでちょっととぼけたキャラクターだが法医学を信じ、真実の追求に貪欲な水沢。思い描いたキャリアとは異なるMEJの責任者となり、今のところ弱音しか出てこない桐生。二人の凸凹コンビが、水沢が導く遺体(Loved one)の最期を究明していくこ…

  • 「シンシン/SING SING」(2023年):実話に基づくお話はまるでドキュメンタリーのよう

    ”ニューヨーク州にあるシンシン刑務所で実際に行われている収監者更生プログラムである舞台演劇を題材に、ここに収監された男と収監者仲間たちとの友情を実話を基に映画化キャストは主演のコールマン・ドミンゴなど数人のプロの俳優以外は、全員がこの更生プログラムを受けた元収監者たちである”(以上、Wikipediaから引用) 上記について知っていたのに何を勘違いしたのか、私は勝手に刑務所にいる収監者たちによる素晴らしいパフォーマンス、それに至るまでのメンバー一人一人の葛藤や友情や絆を描いた映画だと思って観たのだった。たぶん、タイトルの「SING SING」につられて、歌のパフォーマンス?と思い込んでいたフシ…

  • 「ジェフ」(1969年):アラン・ドロンの、”ザ”・フィルム・ノワールって感じでした

    ”ザ”・フィルム・ノワールって書いたけれど、フィルム・ノワールの定義をWikiでにわかにチェックして、まさにそんな映画だったなあと思った次第。用意周到に宝石商からダイヤを盗んだ強盗6人。リーダーのジェフにダイヤの換金を託し、数日後に再会して山分けするはずが、ジェフが約束の時間になっても現れない。ジェフが最近仲間に入れたローラン(アラン・ドロン)だけがジェフを信じると主張し、ほかの4人と行動を分かつ。 4人はジェフの情婦、エバ(ミレーユ・ダルク)を拷問してジェフの足取りを追おうとする。一方ローランはエバを助け、ジェフを信じる二人はほかの仲間に追われながらジェフを探す。その逃避行の中で二人は惹かれ…

  • 「小さな私」(2024年):主演俳優ジャクソン・イーのレベチの演技は必見

    Netflix の作品紹介を見て、本当に障害がある人が演じているのかと思ったのだが、主人公リウ・チェンフーを演じたのは、イーヤン・チェンシー/ジャクソン・イーという中国のアイドルグループTFBOYSのメンバーだという。アイドルグループのメンバー??? メイクと表情の演技により、さわやかなイケメンは封印され、意思に反して動く首、表情、独特の歩き方―脳性麻痺を患う青年を完璧に演じた。その演技があまりにレベチで、ついイー・ヤンチェンシーでググったら、子役時代からドラマや映画に数多く出演しており、中国の戯劇学院の演劇専攻に首席で合格したテッパンの経歴の持ち主だった。 脳性麻痺で体が不自由に見える人でも…

  • 「ラムネモンキー」-5:最終話、驚きの事実でこれまでのモヤモヤがすっきり回収されました

    "こんなはずじゃなかった"大人たちの再会と再生を描いた「1988年青春回収ミステリー」(公式ページより)反町隆史、大森南朋、津田健次郎のオジサン3人が主役で、若手では福本莉子と濱尾ノリタカ。あとはとにかくゲストが多かった。思い出せないくらいだけど、ラストですごいキーマンの役を演じていた梶原善はやはり印象に残った。今回もいい仕事していました! 中学生時代、映画研究会でカンフー映画の撮影に明け暮れていた3人が、36年後地元の工事現場から白骨が発見されたことをきっかけに、顧問の女性教師の失踪の謎に迫りながら、忘れていた大切なこと、思い出を蘇らせていく。そして50歳を過ぎた現在、仕事や家庭が順調にいっ…

  • 「リブート」-2:スピードとスリル満点のドラマは予定調和な結末だけど・・

    妻殺しの容疑をかけられたパティシエの早瀬陸(松山ケンイチ)が、悪徳刑事の儀堂歩(鈴木亮平)に顔・体型を変えてなりすまし(リブートし)逃亡、真犯人を探し出し自らの潔白を証明して家族の元に帰るべく奮闘する物語。 それを手助けしたのが、陸の妻が働いていた組織の後任会計士の幸後一香(戸田恵梨香)だったのだが、彼女が陸の見方なのか裏切者なのか、途中二転三転して注意深く追ってないとわからなくなる。 ネットでは、早々に一香が陸の妻、夏海(山口紗弥加)ではないかと冴えた考察が回り考察合戦が展開された。(最後、再リブートして元の姿に戻るかと思ったが、そこまでドラマの中でも整形技術は進んでなかった) 警察組織に潜…

  • 「ばけばけ」- 6:神最終回!本当にスバラシイ!

    ヘブン(トミー・バストウ)が亡くなった後の最終回、トキ(髙石あかり)がヘブンとの思い出を語り、それは1冊の本になった。それを告げる演出と同時にランバート ランバートのテーマ曲「笑ったり転んだり」が流れた瞬間、もういけない。その前のトキの号泣にもらい泣きしたばかりなのに、曲とともに流される二人の回想映像に嗚咽するほど泣いてしまった。 ヘブンとの思い出を1冊の本にするために語り始めたトキだったが、振り返れば振り返るほど自由な生き方を好んだヘブンを日本に、松野家に縛りつけてしまったと後悔しか出てこない。言葉が100%通じ合っていなかったこの夫婦は、お互いを思いやる心だけで関係を続けられていたが、後か…

  • 「10DANCE」(2025年):竹内涼真と町田啓太の圧巻のダンスで競技ダンスの過酷さを知る

    原作漫画はまだ連載中・・・とのことで、本作もラストシーンを見て!えっ、終わらんの?と拍子抜けしてしまった。そして同時に、町田啓太と竹内涼真はよくこの役を受けたなあと思った。竹内涼真はたぶん普段より10キロ近く痩せていたのではないか、しなやかな筋肉が光る素晴らしい肉体美を披露。そしてむき出しの愛を踊る激しいラテンダンスをこなしていた。町田啓太のスタンダードダンスにおける正確なポジションとステップももはや人間離れしていた。ラストシーン、男二人が組んで踊るのもあり得ない光景だったが、それはそれは圧巻で美しかった。 競技ダンスの中で、スタンダードダンサーとして世界2位の杉木信也(町田啓太)とラテンダン…

  • 「ON 異常犯罪捜査官 藤堂比奈子」(2016年/火10ドラマ):関テレドラマ、面白いわあ

    放送当時初回をチラ見したが、猟奇的な殺人現場シーンがグロくて結局見なかった。林遣都が「おっさんずラブ」(2018年のシリーズ1)でブレイクし、彼の作品を物色する中なかなかお目にかかれなかった本作だが、WBCをきっかけにNetflixに再入会したら配信されているではないか!と大喜びで視聴開始。先日の連休、がらにもなく2話から朝までイッキミしてしまった。 主演の波留は2015年の朝ドラ「あさが来た」でブレークした後、本作は民放連ドラ初主演とのこと。朝ドラの明るくバイタリティのある主人公からサイコパスの刑事役とは、ずいぶん振り切ったものだが、本作の波留はとても良かった。 サイコパスであることを隠し、…

  • 「教場 Requiem 」:シリーズはまだまだ終わらない・・・(たぶん)

    視聴者の期待通りに話が進まないのが本作の特徴。性根の曲がったヤツに改心の余地などまるでなく、風間教官(木村拓哉)が不適合者と認定した半数以上が歪んだ心のまま退場していく・・。改心していい人になったりはしない。キムタク本来のカッコよさもなく、出演する若手俳優も本人よりだいぶカッコ悪く映っている本作をなぜ見続けるのか、本作を観て改めて考えた。(皆が皆、私みたいに好みの俳優で作品を見ているわけではことはわかっているが) 半年間、警察学校で学ぶ生徒たち。風間は問題を抱えている生徒を見つけ、警察官不適合者としてふるいにかけていく。舞台は教場(警察学校)ではあるが、生徒たちの問題は恋愛絡みの嫉妬心だったり…

  • 「再会~Silent Truth」- 5:極上のミステリー ✖ 恋愛ドラマ

    最終回を見終えて、とてもいいドラマだと思った。ミステリーとしてもなかなかスリリング。追い詰められていく、過去に人を殺したと思い込んでいる飛奈(淳一)刑事(竹内涼真)、そして直人(渡辺大和)の兄を殺してしまった万季子(井上真央)。 23年前の捜査不十分な銀行強盗事件と、それに絡んでしまった小学生4人が、スーパーの店長(直人の兄)殺人事件を機に再会を果たし、4人のうち紅一点の万季子に寄せる3人の複雑な思いがからむことで事件、捜査をより難解にしていった。 小学生の時に好きだった女子をずっと好きでい続けた淳一もすごいけど、万季子のせまーい範囲での恋愛遍歴にも驚く。小学生の頃は淳一(飛奈)に淡い恋心、高…

  • 実家の留守番電話に残されたメッセージ:備忘録

    週末帰省して、点滅している留守番電話を聞いたら、謎のNTTをかたる、何とかのサービスを受けられなくなります・・といった(たぶん)詐欺メッセージが数件残されていた。それらは放置するとして、それまでずっと残っていた数年前のメッセージがすべて消えていてショックだった。実はその消えたメッセージの中に、ずっと消せずに残しておいたものがあったのだ。ひとつは、父の兄嫁(私からすれば伯母)からのメッセージ。父の兄夫婦は情の深い人たちで、養子に出された弟(父)のことをいつも気にかけてくれていた。伯母のメッセージは、父が入院した頃のものなのだろうか、電話にでない父に対して一生懸命呼びかけたものだった。いくつも残さ…

  • 「テミスの不確かな法廷」:マツケンが凄すぎて

    1話を見逃してしまったが、2話からずっと見ていた。 特徴ある役を難なくこなすマツケン(松山ケンイチ)が想像できたので、最初は見なくていいかなと思っていなのだけれど、そんな私の貧しい想像力をはるかに越えた演技を、マツケンは全編通して見せてくれた。特に最終話での法廷での長台詞。その後の仲間を前にして心情を吐露し涙が止まらなくなったシーン。 なんかもう圧倒されてしまった。 空気をよむとか人の感情の機微に共感できないという発達障害のマイナス面。それでも清春(松山ケンイチ)は、父親に認められたいとずっと思っていたし、周囲に自分の特性を告白することで安堵し感情があふれ出た。発達障害の人の”感じるところ”に…

  • 酸っぱい匂いの久喜:シニア犬備忘録

    帰省していて、日曜の夜に帰宅した。 久喜が歓迎してゆっくり近づいてきたけれど、ほのかに酸っぱい匂いがする。 私がいない時、ほとんど食事がとれず、バナナに仕込んだ胆泥症の薬も吐いて、その後胃液を何度か吐いたと聞いていたので、その匂いだと思った。いつも抱っこすると臭くて暖かい久喜だけれど、その臭さとは違う、手負い感がある。 その日の夕食は、私がいたからか完食した。 翌日の月曜、酸っぱい匂いがなかなかとれない久喜。昨日口の周りは拭いたけれど、、、。まあ週末はシャンプーの予定だから、それでスッキリするだろう。 久喜にとっては月曜はほっとする1週間の始まり。在宅ワークの私のいる部屋で安心して眠り続けられ…

  • 「京都人の密かな愉しみ Rouge-継承-」-4:うっ、裏切られました、いろんな意味で

    そんなことある? 前回、林遣都演じる幸太郎が、庭師として16代美山清兵衛を継ぐことになり、師匠(石橋蓮司)との強い師弟愛を知って多幸感に浸ったというのに、今回は手に手をとって渡ったイギリスで、幸太郎と釉子が破局していたなんて! 二人が別れたいきさつは、イギリスでの遠距離恋愛の末、釉子にイギリス人の彼ができてしまったとあっさりしたものだったけれど、釉子がそのイギリス人と結婚すると電話で告げるまで、幸太郎はまたいつもの別れてくっついてのパターンだと思っていたのだろうか、どこか他人事のように自分たちの破局を友人の鋭二(毎熊克哉)に話したのだった。 そして、その結婚報告の電話で、妊娠を告げられて夜道に…

  • 「再会~Silent Truth」- 4:万季子さん(井上真央)、ごめんなさい

    残すところ最終話1話になった。万季子(井上真央)と直人(渡辺大和)がひた隠していた、直人の兄の鬼畜な所業による万季子の災難。わかったことは直人の兄と直人・万季子の因縁が、彼らが高校生の頃から始まっていたということだ。そしてもう一つ、万季子という女性の強さ。 前回のブログで、「直人に罪をかぶってもらって平気な様子の万季子の腹の座り具合に驚く」と書いてしまったけれど、ごめん、万季子。彼女が抱えてたものはそんな単純なものではなかったのだと思い知った。 3人の男子、淳一(竹内涼真)圭介(瀬戸康史)直人(渡辺大和)は、3人とも万季子のことが好きで、万季子を守らなきゃと思っていたけれど、結局誰も彼女を守っ…

  • 「ラムネモンキー」-3:ユンのお兄さん(松村雄基)怪しくね?

    メインキャストの3人、ユン(反町隆史)、チェン(大森南朋)、キンポー(津田健次郎)が、映画研究部の顧問、マチルダ(木竜麻生)の失踪事件の謎を解明しようと、過去の記憶と当時出会った人々を訪ねる旅がそろそろ終わりに近づいている。終盤にきて、彼らの記憶のピースの置き間違いを明らかにしつつ、いよいよ本題、マチルダの失踪の顛末、マチルダは殺されたのか?!に迫りつつる。 前々回くらいから彼らが中学生だった当時、マチルダに関して彼らの両親を含む町の大人たちが何かを隠してことをにおわせるシーンがあった。そしてここにきて、ユンと同じ会社にいるユンの兄(松村雄基)の挙動に違和感を覚える・・・。 物語は、彼らの青春…

  • 「ばけばけ」-5:あの優しい主題歌はヘブンの目線

    ”日に日に世界が悪くなるー 気のせいか そうじゃない・・・” ハンバート ハンバートが歌う朝ドラの主題歌「笑ったり転んだり」の2番目の歌詞で始まる日は、リアルに最近始まった戦争を思い暗い気持ちになる。が、その後に続く ”そんなじゃダメだと焦ったり 生活しなきゃと坐ったり” で気を取り直し、本作「ばけばけ」のヘブンとトキの優しい世界に入る準備をする。 今週、ついに二人は子供を授かった。その前にフィリピン滞在記のオファーを受け、一人でフィリピンに行くかトキ(髙石あかり)を連れていくか迷いに迷っていたヘブン(トミー・バストウ)だったが、トキがヘブンの意思を尊重して黙っていたことで、心は決まる。日本に…

  • 「京都人の密かな愉しみ Rouge-継承-」-3:”押し”の成長を勝手に感じて、多幸感に浸っている

    6話、庭師の師匠と弟子のシーン。チェロの深い音で奏でられるしっとりしたテーマ曲が全身に染みこみ、染み出て、温かいものが頬を伝う。 師匠は美山清兵衛(石橋蓮司)、弟子は若林ケント幸太郎(林遣都)。イギリスにガーデニングの修行に行っていた幸太郎を呼び戻し、自分の跡目、16代美山清兵衛を継ぐよう師匠が言い渡したことを回想するシーンだった。 二人の再会、これまでの厳しい指導など、過去を織り交ぜ、幸太郎の顔を見て「ええ顔になったな」と言った清兵衛の言葉がすとんと腑に落ちる。そこにいる幸太郎は、4年前、仕事や恋人に悩みながらわちゃわちゃやっていたその人とは全く違う佇まいだった。それは、役名:若林ケント幸太…

  • 「教場 Reunion」:平田(林遣都)が出てます!

    それまでの木村拓哉のイメージを一新したハマり役、警察学校の教官、風間公親。訳アリ生徒たちの「退校届」をかけた風間との死闘が再び展開される。 緊迫感を煽る劇伴。教室、廊下、寮の部屋、全編を通してブルーグレーの画面。キムタクほか、出演(若手)俳優の熱量は十分伝わってくるが、とにかく暗い。画も話も暗い。2部作の1部(Reunion)はNetflixで配信、2部(Requiem)は劇場公開と聞いた時点で、今回は見なくていか、と思ったのだが、Requiemに我が押し林遣都が出演していると知り、ディスっている場合ではない、と慌ててフジテレビで放送したReunion(家人が録画していた!)を見た。 そうした…

  • 「再会~Silent Truth」- 3:警察署長の小杉(段田安則)の役回りが楽しみなんだけど

    23年前の事件はまだ、終わっていない。南良刑事(江口のりこ)の鋭く、そして執念深い捜査で真実に近づいてきた。 23年前に銀行強盗を、殺された清原巡査の拳銃で撃ったと告白した淳一(竹内涼真)だったが、それは彼の勘違いかもしれないと、スーパーの店長殺しの容疑者となった万季子(井上真央)を揺さぶる南良。拳銃さえ出てくれば、それも証明できると。 ”人を殺していなかった”ことがもし本当なら、淳一の背負った十字架をおろしてやれる。万季子が淳一に、人を撃ったこと、その後の気持ち、その後の人生について聞く様子が残酷だった。もやは見ているこちらは、万季子が店長を殺していると思っているから、その後の自分の運命を、…

  • 「ロボット・ドリームズ」(2023年):台詞なしのアニメ映画に、やっぱり涙した

    擬人化された動物たちが暮らすニュー・ヨーク。孤独なドッグ(犬)は、テレビCMで見た”友達ロボット”を購入し、二人で楽しい夏を過ごし、友情を育むが・・・。 台詞もナレーションもないアニメ。しかしアース・ウィンド・アンド・ファイアーの「September」の曲にのって犬とロボットのダンスシーンなど楽しい、楽しい! ビーチで遊んだ後、ロボットが錆びてしまい動けなくなり、ビーチが閉鎖されたことから翌年の6月まで二人は離れ離れになる。動けなくなったロボットが一人ビーチで見る夢がどんな形でもドッグとの再会で切ない。困難を乗り越えて、または強い絆で再会する二人を想像しがちだが、顛末はさにあらず。 紆余曲折あ…

  • 「再会~Silent Truth」- 2:衝撃の事実で、急展開する?!

    小学生の頃、剣道を一緒に習った万季子(井上真央)、淳一(竹内涼真)、圭一(瀬戸康史)、直人(渡辺大和)の、仲の良かった4人組。 男子3人にとって、万季子はマドンナだった。みんな万季子のことを好きだったことが、この事件に纏わる4人の関係をより複雑にしている。そして万季子が、彼らの好意を無意識にしてもうまく利用していることにだんだんと腹が立ってきた。 万季子は小学生の頃から淳一が好きで、つまり二人は両想いだったのだろうけど、アプローチの術こそ知らない12歳同士。ほかの二人も、二人の両想いに気づいていたと思うが、小学校卒業とともにバラバラになり、みんなの思いは宙に浮いたまま―。しかし、その思いを心の…

  • 「ラムネモンキー」- 2:テーマ曲、Bialystocksの「Everyday」が沁みる

    中学時代、となりの中学の不良からいじめを受けていたキンポー=菊原(津田健次郎)の過去と現在を描いた前回は心に染みた。 いじめっ子=佃(東根作寿英)は更生して、介護施設を営む立派な大人になっていた。ユン=吉井(反町隆史)、チェン=藤巻(大森南朋)とキンポーの3人で、中学時代の映画部顧問だった宮下先生=マチルダの失踪の謎を追う中、手掛かりになりそうな人物を訪ねる過程で、佃にもコンタクトしたわけだが・・・。 キンポーは母親(高橋恵子)の後を継いで床屋を営んでいるが、本当は漫画家になりたかった。母親との暮らしを優先して、手堅い床屋の道を選んだと前半は回想していたが、イジメられた当時のことを思い出すこと…

  • 「戦火の馬」(2011年):よくできた落涙必至の感動作

    スティーヴン・スピルバーグ監督作品。2時間半にわたって、小さな感動と大きな感動が大波小波のように配置され、まんまとはまって久しぶりに大号泣した。もともと動物と人との絆を描いたり、動物が人の都合に翻弄させられような作品で弱いこともあり・・。しかし、良くできたストーリーだった。物語の展開にすべて伏線があり、それが上手に回収されている。 貧しい小作農の少年とサラブレッドの出会い。サラブレッドを農耕馬として調教した少年。第一次世界大戦勃発。戦争に使役馬として売られる馬。戦地で馬が出会う数奇な運命。 そして、戦場で兵隊となった少年→青年と馬との再会。 クライマックスは、イギリス軍とドイツ軍がそれぞれの塹…

  • 「若者のすべて」(1960年):ドロドロで傷だらけのアラン・ドロンもいい!

    世紀の二枚目と称されたアラン・ドロンの出演作を観るのは、彼が今見ても比類なきイケメンだからだけではない。彼の演技が上手いことと、良作に当たるから。本作も、アラン・ドロンが出演している以外何の予備知識もないまま、3時間に及ぶモノクロ映画を観始め、観終えた。 イタリア南部の貧しい一家が、父親の死をきっかけに、長男を頼ってミラノに出てくるところから始まる。 長男は、長男として家族の面倒を見なければという自覚はほぼなく、好きな女を手に入れて我が暮らしがなんとかなればいいと思っている。次男は、腕力も血の気も多く、拳闘(ボクシング)で頭角を出し、ミラノで借家を追い出されそうになった一家を賞金で助けることに…

  • 「京都人の密かな愉しみ Rouge-継承-」-2:銀粉蝶に釘付けになってしまった

    林遣都演じる若林ケント幸太郎が登場するのは、5話の最後のほう。イギリスに行って数年後、一時的に京都に帰っているのだろうか。母親(秋山菜津子)が経営するBar Forest Downでの、母親との短い会話がものすごーく気になる。イギリスに一緒に行った彼女、釉子(吉岡里帆)との仲に、何かあった風な意味深な母の言葉。幸太郎の「話したいことがある」の真剣な顔。なに何なに何なにーーー??1度別れた二人が、よりを戻してイギリスに二人して行ったのだが、また別れた?!来週が待てない!と思っていたら、何と、来週から3回、ミラノ・コルティナ冬季オリンピックで放送お休みだとおおーーーー。次回6話は、3月1日だそうで…

  • 「京都人の密かな愉しみ Rouge-継承-」:5話で若林ケント幸太郎が登場!

    林遣都不足の日々を送っておられるファンの皆さまに朗報です!(というか、みんな知っているのかな・・私だけ?今頃色めきだっているのは💦) 今放送中の「京都人の密かな愉しみ Rouge-継承-」の5話(2月1日、NHK BS)に庭職人、若林ケント幸太郎がイギリスから帰ってきているということで登場します。この役の遣都もすごく好きだったので、ものすごく楽しみ!彼女役の吉岡里帆も出るみたい。二人はあれからどうなったのか・・。録画スタンバイ。でもリアタイで見ます! 昨年の夏期連ドラ「明日は、もっといい日になる」以来、林遣都の出演ドラマがない。林遣都枯れの中、BSTBSで5分間の紀行もの「奈良ふしぎ旅図鑑」で…

  • 「ばけばけ」- 4:トキと共におサワの幸せを願っちょる。。。

    朝ドアのヒロインには、着かず離れずの親友がよくいるものだけれど、本作ではサワ(円井わん)がそうだ。川を隔てた貧しい長屋に一緒に住んでいた頃は、トキ(髙石あかり)とともに貧しさを脱して川の向こうに行こう!と励まし合っていたが、トキがヘブン(トミー・バストウ)と一緒になって、川の向こうの武家屋敷に住まうようになり、しかも松江の有名人、唯一の外国人?であるヘブンの妻として新聞などでもその豊かな暮らしぶりが取り上げられるようになる頃、サワはトキに対して複雑な思いを抱くようになる。 トキが悪いわけではない、彼女の努力と運の良さで貧しさを脱したのだと頭では理解しても、正規雇用の小学校教員になるべく勉強中で…

  • 「リブート」:設定もだけれどキャスティングが面白い!

    ちょっと重そうな予告動画を見て、視聴する気はなかったのだが、ミセス(グリーンアップル)のキーボード(藤澤涼架)や、永瀬簾(キング&プリンス)、ドランク(ドラゴン)の塚地(武雄)がワキで悪役で出演していて、彼らを見たくて視聴開始。 鈴木亮平が2役するのかと思ったら、いや、そうなんだけれど、マツケン(松山ケンイチ)扮する洋菓子店の店主、早瀬陸が妻殺しの容疑を晴らすために、悪徳刑事、儀堂(鈴木亮平)に成りすまして事件の真相を追うお話しらしい。ちなみに儀堂本人は、1話で早々に殺された。顔を変え、鍛えて体型もマッチョにし、声、しゃべり方を徹底的にまね、警察組織、人間関係を頭に叩き込み、それを半年でやった…

  • 「火星の女王」(2025年 NHK放送100年特集ドラマ):”大切なものは目に見えない”―星の王子様の名言を思い出した

    ”放送100年を機に、これまでの歴史を振り返りつつ、これからの100年を模索していく「宇宙・未来プロジェクト」の一環として制作・放送されます。”とドラマ公式サイトにあるだけに、SF世界のクォリティはまるで映画のよう。そして、NHKでは珍しいことではないけれど、主役級の俳優たちが脇を固め、主役は台湾出身のスリ・リンがオーディションで射止めた。シム・ウンギョンほか韓国、台湾、インド系、アメリカ系と各国の俳優が起用され、各国の言語が飛び交い話が進むのも、地球・宇宙規模の壮大な話として説得力があり見応えがあった。 鉱物を求めて人類が入植して40年ほど経っている火星で、地球帰還計画が進められる中、謎の物…

  • 「ラムネモンキー」:中高年にブッささるノスタルジー&エモ満載の、ミステリー?!

    私の”押し”は出演していないのだが、反町隆史、大森南朋、津田健次郎のおっさん3人が主役のコメディっぽく見えた本作になぜか惹かれて第1話から見ている。 中学校時代に映画研究部で一緒だった3人、吉井(反町隆史)、藤巻(大森南朋)、菊原(津田健次郎)が、建設現場で人骨が発見されたことをきっかけに、当時顧問だったマチルダこと宮下先生(木竜麻生)の骨ではないかと推測し、真相を追求する物語らしい。 37年前の中学時代の3人の記憶は曖昧で、挿入される謎めいたマチルダに関する回想(妄想)が、視聴者を混乱させる。本当のところはどうなの? 当時のマドンナ、灯里がお好み焼き屋を営むたくましい”おばちゃん”(西田尚美…

  • 「豊臣兄弟!」:泥臭ーく始まった、熱量高い豊臣兄弟の下剋上物語

    戦国ものの大河ドラマは常套、テッパンの視聴率を得られる。群雄割拠、下剋上の世で、天下統一を目指す、織田信長、豊臣秀吉、徳川家康の中でも、秀吉がメインなのだからなおさらだ。その秀吉の弟、秀長を主人公に据え、力のある俳優、仲野太賀=秀長、池松壮亮=秀吉を中心に、戦国時代を下剋上する兄弟の快進撃を痛快に描くー!かどうかは知らんけど、まあ、期待は高い。 そして、蓋を開けてみれば、その期待を裏切らない熱量と勢い。成り上がろうとする藤吉郎(秀吉)の、嘘つき、日和見、調子の良さ=人たらしぶりを池松壮亮がバネの様に俊敏に演じている。演技に定評のある太賀が食われ気味だけれど、秀吉というキャラが、もう誰がやっても…

  • 「再会~Silent Truth」:事件の複雑さより、登場人物の心理描写が楽しめそう

    第1話で、事件の裏に潜む、ミステリーが半分くらい明らかにされた・・?地元スーパーの店長を殺したのは、どう考えてもそのスーパーで万引きをした息子のことでゆすられていた、父親、圭介(瀬戸康史)もしくは、母親、万季子(井上真央)ではないのか。そして、武器となった23年前の強盗事件で紛失された警官の拳銃。その拳銃を隠したのは、当時小学生だった、圭介、淳一(竹内涼真)、万季子、直人(渡辺大和)の仲良し4人組だった。殺されたけ警官は、圭介の父親だったらしい。 まあ、なんで子供たちはその拳銃を隠したのか、また犯人が奪った3000万円も消えていたというのがひっかかる。むぅ、まだ謎だらけだね。 前期のドラマ「じ…

  • 「ちょっとだけエスパー」- 3:今更ですが、続編ってあるのかな・・?

    ”エスパー若者チーム”、市松(北村拓海)、紫苑(新原泰佑)、九条(向里佑香)たちが登場してから後半、”エスパー中高年チーム”、文太(大泉洋)、桜介(ディーン・フジオカ)、円寂(高畑淳子)、半蔵(宇野祥平)たちを雇う兆(岡田将生)が、未来から送信されている3Dホログラムだと分かり、一気にSF色が進んだ。 今から30年後、2055年から現在に姿を現し、文太たちに世界を救うと言って指示をする兆。一方の市松たちは未来からの指示に従って兆の企てを阻止しようとしている。1千万人が死ぬとか、千人を救うとか双方が大儀を言いながらエスパー中高年チームたちは大いに混乱させられる。しかし、どういう事故あるいは犯罪が…

  • ドライアイ: 半跏思惟像になった気持ちで半眼生活を送るなり

    3日程前から目が痛くて開けづらい。眼科に行ったら案の定、角膜に傷がついていると言われた。この冬2回目。涙が少なすぎて摩擦で傷つくらしい。 処方された薬は前回と同じで、ヒアレインミニとムコスタ。ついでにジクアス。 1日各4回点眼。ヒアレインは指すと辛さがらぐので6回点眼。ジクアスは特にしみて、激痛を感じた時もあったが、ムコスタとジクアスのセットが一番ドライアイには効果があると先生。 今は傷ついて痛いので、ヒアレインミニとムコスタをメインに1~2時間おきに点眼している。3種類の目薬を指しすぎてもよくなくて、1日10回くらいならと言われた。 少しでも眼から水分を蒸発させないよう半分目を閉じている。そ…

  • 「不適切にもほどがある!」スペシャルドラマ:期待通り、面白かった!

    去年放送されたと思っていた「不適切にもほどがある!」は、なんと2024年の1月期のドラマだった!2年前かあ。月日の経つのが早すぎる― 毎週クスクス笑いながら楽しく見たドラマのスペシャル版は、期待通りの可笑しさだった。総理大臣を目指す都議、平じゅん子役で新しくキャスティングされた江口のり子が大健闘。阿部サダヲとだんごを頬張りながらのやりとりには、腹を抱えて笑った。平じゅん子が総理になった後、過去のスキャンダルとして、磯村勇斗扮するムッチ先輩(その息子、秋津とも!)チョメチョメの関係になるシーンは、ちょっと見るのがきつかったけれど。 今回クドカンが不適切な笑いとともに届けたかったのは、副題にもある…

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    [ - はやし蜜豆の犬も歩けば棒に当たる、

  • 「シナントロープ」:スタイリッシュで謎めいた物語の顛末は・・・

    昨年の冬のテレ東連ドラ。縁あって1話から12話まで辛抱強く見た。 水上恒司、山田杏奈、坂東龍太など、勢いのある俳優を含む若手俳優8人が、「シナントロープ」というバーガーレストランを舞台に演じる群像劇。さわやか?青春群像劇だと思って見始めたのだけれど、早々に犯罪組織の陰。明かされるメインキャラクターの水町ことみ(山田杏奈)の幼少期の暗い過去。メンバーそれぞれの背景とキャラクターは一応描かれるのだが、あくまで特徴のあるキャラとしてであり、ドラマの中でそれらが起承転結した感はなかった。 8人の若者が集うシナントロープというお店のシーン以外に、犯罪組織のトップ、折田(染谷将太)の手下、久太郎(アフロ)…

  • 「ザ・ロイヤルファミリー」:今さらですが、やはり日曜劇場らしい良作でした

    昨年10月にスタートして2回までは視聴したのだが、3回目から視聴をお休みしていた。理由その①配役の小泉孝太郎と沢村一樹が、かつてどこかで見たドラマの役と寸分も違わないポジションと出で立ちで登場したことその②やたら涙ぐむ妻夫木その③ドラマの盛り上がりがいつも「行け―!!!!」と走る馬に叫ぶ登場人物のドアップ これを毎回見せられるのかあと思うと、終盤盛り上がった「べらぼう」の後にさらに熱苦しい(!失礼)ものを見る気になれなかった。しかし、ご多分に漏れずネットニュースのドラマ評価は高かった。ということで、年末年始の休みに一気に続きを視聴。 前半は、型破りな馬主、山王耕造(佐藤浩市)と会計士だった栗須…

  • 「じゃあ、あんたが作ってみろよ」- 3:ちょっと気になった主人公が九州出身ということ

    毎週楽しみにほぼリアタイで視聴した本作。 育った家が亭主関白な家だったので、”男とはこうあるべき”で生きてきた海老原勝男(竹内涼真)。長年付き合ってきた彼女鮎美(夏帆)にフラれたことをきっかけに、料理に挑戦、料理男子となり、考え方を変えていき、周囲の人への見方も変わっていく。一方で、鮎美の方も自分の中の固定観念を破り、自らの足で立つことを選択していく。二人の成長を応援しながら、根強く世間にはびこる男女の役割論や、最近職場をピリつかせている〇〇ハラ(ハラスメント)の現実なども描かれ、考えるところもたくさんあった。 ところで、唐突だけれど「さす九」という言葉はご存じだろうか。Wikiで調べると、男…

  • 「ばけばけ」- 3:すばらしかった、今年最後の放送回!

    ヘブン(トミー・バストウ)とトキ(髙石あかり)は怪談を通して、二人にとって何ものにも代えがたい楽しみと、お互いを必要とする時間を持つことになる。お互いを思う気持ちは、ヘブンを思いアメリカから日本にやってきたイライザ(シャーロット・ケイト・フォックス)や、東京からトキとやり直そうと迎えにきた銀次郎(寛一郎)の出現で、はっきりと二人の心に立ち上った。 イライザと銀次郎が松江を離れ、またヘブンとトキの静かな日常が戻った午後、「(散歩に)ご一緒してもいいですか?」のトキの言葉がキラキラ、キラキラ・・心に染みた― その後オープニング曲が始まり、台詞なしの二人の散歩風景。最後は宍道湖のほとりで手をつなぐ二…

  • 「もしもこの世が舞台なら、楽屋はどこにあるのだろう」- 2 :芝居好きの人にはわかるのかなあ。。

    なんとか最終回まで見届けた。1980年代の渋谷、八分坂にあるWS劇場という元ストリップ小屋に携わる人々の群像劇だが、主人公のクベ(菅田将暉)もヒロインだと思われるリカ(二階堂ふみ)も、ほかの登場人物に比べて自己中心的でずる賢い、全然いい人でなかったというのが分かった結末。それでも、なんだか許される?80年代のバブル前の勢いと混沌の渋谷(?)だったが、劇団解散後も、定期的に集まって芝居の稽古をするリカ以外のWS劇場のみんなの姿を見て、思わずジーンときた。一度、舞台に立ったことのある者が忘れらない、あの熱量と高揚感。クベが皆に火をつけた役者魂の小さな炎は、消えずに燃え続けていた。そのことに大いに共…

  • 「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~」- 5:最終回、スタンディングオベーションしたいくらいだった。

    本作では、謎の絵師写楽は、歌麿を始めとする蔦重の耕書堂サロンの仲間全員が作ったものという設定だが、いわゆる歴史上最も有力な写楽の正体、能役者斎藤十郎兵衛であることを匂わせるという蔦重の策に思わず唸った。(歴史とそう帳尻を合わすんだ!)また、その斎藤をあの一橋治済を演じた生田斗真が二役。それにも理由があり、瓜二つの二人を入れ替え、あの性悪の治済を幕政の中心から引きずり下ろすという大胆な企て、そしてその痛快な顛末にもしびれた。 最終回では、前半で姿を消した蔦重の幼馴染で思い人だった花魁、花の井(小芝風花)のその後の人生も見せてくれ、二人の叶わぬ恋の思いがけない回収に、蔦重とともにほっこり。素晴らし…

  • 「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~」- 4:そう来たか!写楽!!

    蔦重(横浜流星)の元に文筆家や絵師が集まり、わいわいガヤガヤと次の流行り物を世に送りだすべく談義するシーンが、さながら”江戸の文化サロン”のようで好きだ。今回は、国元に帰っていた喜三二先生(尾美としのり)までも参加して、平賀源内が描いたと噂されそうな役者絵、絵師を生み出そうとしている。 蔦重の元から離れていた歌麿(染谷将太)も、てい(橋本愛)の説得と蔦重との仕事の面白さを思い知ったこともあり、再び蔦重のもとに帰ってくる。「世の中、好かれたくて役に立ちたくて、自分を投げ出すやつがいるんだよ」歌麿の言葉にジーンときた。それ、あんたのことだね。 さて、蔦重が求めた役者絵、誰にもどんぴしゃと描けなかっ…

  • 「波紋」(2023年):妻&母&嫁を経験した人なら共感できる、筒井真理子のオニの形相

    映画の感想として的を射ていないかもしれないけれど、昔、女は結婚するまでは父親という男に支配され、結婚していからは夫という男に支配されていたことを思い出した。そしてそれは必ずしも過去ではなく、「支配」とまで言えないにしても大なり小なり今も身近な”男”(身勝手な、とつけたくなる)によって生き方を限定されているのではないか。ラストシーン、やっと死んでくれた夫の葬儀の後、雨の中、喪服姿でフラメンコを盛大に踊る主人公、依子(筒井真理子)の解放感いっぱいの姿にそう思った。 本作は、理不尽な現代社会が抱える問題に翻弄される中年女性を描いた・・とあるけれど、東日本大震災後の放射能、介護、新興宗教、カスタマーハ…

  • 「ファーストキス 1ST KISS」(2025年):松村北斗が私が見た過去一、カッコ良かった!

    出会って恋して結婚して15年経った男女。相手に対する日常の小さな不満、意図せぬすれ違い。そのうち相手のことをちゃんと見なくなって、一緒にいる必要がなくなって・・・。離婚届けを出そうとした朝、夫は人を助けて事故に遭い亡くなってしまう。 偶然15年前にタイムリープできるようになった妻は、夫があの事故に遭わずに済むように何度もタイムリープして過去を変えようと奮闘する。 夫、駆(かける)に松村北斗。妻、カンナに松たかこ。ラブストーリーにこの二人って、年齢差に無理がない?と思ったけれど、15年前の出会ってまもない二人を演じた松たかこも、40代を演じた松村北斗も、まったく違和感がなくとても良かった。 15…

  • 書家 金澤祥子さんのこと

    土曜のお昼、小澤征悦がナビゲーターの「ニュース ジグザク」で、金澤祥子さんの現在の様子を見た。ダウン症の天才書家、あの金澤祥子さんだ。 以前イベントで我が街に来たことがあり、ご本人をとその書を直接見たことで少しだけ親しみを感じており、小澤征悦が彼女と彼女の母親を取材しているのを見た。 母親の泰子さんは書家で、祥子さん5歳の時に彼女の才能を見出した。般若心経を一万字くらい書いて、そこで祥子さんは書をものにした、、みたいなことを泰子さんが言っていた。意外なことに、40歳になった今、彼女は新しい作品を書いておらず、その代わり喫茶店をオープンし、接客にいそしんでいるとのこと。以前から喫茶店をやりたかっ…

  • 「胆泥症」:シニア犬備忘録

    先日誕生日を迎え、14歳になった久喜(トイプードル♂)。食事と散歩以外は、いつも私のいる部屋でくぅくぅ寝て過ごしている。 今年の夏も酷暑だったけれど、過ごしやすくなっても久喜の食欲は低調のままだった。いつも決まった尿路結石症専用のフードだから飽きているのだろうと、し好性の高いフードをいろいろ試してみたが、最初は食べてもすぐ飽きてささみトッピングだけ食べてフードはほとんど食べない。何より、以前はご飯の準備をしていると台所に来て早く早くとバタバタしていた久喜が、ずっとベッドに丸まったまま、起こさないと食べようとしない。吐き戻しもあったのでクリニックに連れて行ったら、腹部エコーで胆汁が泥みたいにたま…

  • 「ぜんぶ、北斎のしわざでした。展」:江戸の天才絵師のユーモアと才能に触れる

    大河ドラマ「べらぼう」を毎週楽しみに見ている。当時の江戸文化を牽引した名プロデューサー、蔦谷重三郎の一代記だが、ドラマの中でよく話題になる「黄表紙」(大人向けの娯楽小説)を見ると、挿絵の多さに驚く。日本の漫画は黄表紙に原点があるのではないかと思ったくらいだ。そうしたら、まさにそのことを見せてくれるという展示があるというではないか。 「ぜんぶ、北斎のしわざでした・展」では、「北斎漫画」を展示・解説して、北斎の技法、技巧のすごさと、今の漫画の表現方法がすでに「北斎漫画」に存在したことを教えてくれた。 踊り手のポーズを描いたものは、一つ一つの画をパラパラめくれば、あたかも人が踊っているように見える。…

  • 「空気人形」(2009年):私の好きな俳優たちが16年前の姿でワンサカ登場

    中年の男(板尾創路)の性欲のはけ口として、男と一緒にいる空気人形は、ある日心を持ってしまう。心を持った人形=のぞみ(ペ・ドゥナ)は、男がいない昼間、部屋を抜け出し、町を散策。そしてビデオレンタルショップで働く純一(ARATAのち井浦新)に恋をする。 世間で起こった事件を自分事のように交番に話にくるおばあさん(富司純子) 若い子にいつまでも”若さ”で対抗しようとしている年増の受付嬢(余貴美子) 元代用教師で、孤独に暮らす老人(高橋昌也) ストーカーまがいのオタク青年(柄本佑) 過食症の女(星野真里) やもめ暮らしのビデオレンタルショップの店長(岩松了) そして、「僕も空っぽで、君と同じようなもの…

  • 「じゃあ、あんたが作ってみろよ」- 2:竹内涼真ほど白Tが似合う俳優っている?!

    ただのシンプルな白のTシャツが、ここまでしっくりくる海老原勝男というキャラクターとそれを演じる竹内涼真。彼以上に白Tが似合う俳優を思い浮かばない。高身長と厚い胸、押し付けがまし過ぎない上腕二頭筋。やたら、白T姿で料理をする勝男のシーンが多いのだが、毎回その白T姿に惚れ惚れしてしまう。ベビーフェイスでガタイのいい男が、料理に奮闘している姿!竹内涼真は、本作でまた女性ファンを増やしたに違いない。そして、昭和頭の”化石男”で相当面倒くさいけれど、素直で律儀な勝男をどうしても憎めない。勝男の言動にしょっちゅう呆れながらも、彼の気づきの局面やピンチの時、一生懸命応援している自分がいる。 一方、勝男と別れ…

  • 「ちょっとだけエスパー」- 2:深まる謎、そろそろ一山展開がくるか

    世界を救うという使命の元、それ役に立つの?という感じの能力を持ち合わせた、”ちょっとだけ”エスパー仲間の円寂(高畑淳子)、桜介(ディーン・フジオカ)、半蔵(宇野祥平)と共に、小さなミッションに励む文太(大泉洋)。毎回来るミッションが、爆破事件回避だったり個人へのちいさなアプローチだったりと大小さまざまで関連はなさそうだが、遂行する中で彼らの過去や現在が少しずつ明らかになってきた。特に、桜介はヤンチャではすまない殺人を犯しており、そのせいで愛する妻と子どもと別れている。単純で、たぶん寂しがりやの桜介は、息子の通学路で花屋を営み、通学する息子を遠目に見ている。4話では、爆破事件をきっかけに桜介を慕…

  • 「ばけばけ」- 2 :やっとヘブン先生とトキの物語が始まる・・?

    高石あかり演じるおトキの、元気さと健気さに支えられて見ている、明治初期の没落士族ファミリー・ストーリー。父役の岡部たかし、母役の池脇千鶴、そして祖父役の小日向文世が本当にいい味を出している。岡部たかしの朝ドラの父親役が、ここまで回を重ねると空気のような感じで、達者な演技のありがたみも忘れそうになる。 借金を少しでも返すべく、働き手となる婿=銀次郎(寛一郎)をとったが、銀次郎が必死で借金返済に奮闘するも、家の格がどうのこうのとうるさいおじじさま(小日向文世)に耐えられず出奔。好き合っていただけに、トキ夫妻にとっては悲しい別れだった。 だけど、視聴者にとっては、いよいよこれからラフカディオ・ハーン…

  • 「国宝」:3時間、歌舞伎の世界を堪能できました

    美貌と才能を持った者と、歌舞伎の名門の血筋を持つ御曹司。二人の役者が女形として芸の道を究めていく中、一人は芸を究める以外は何も求めない=悪魔と取引をし、最後には人間国宝に上り詰めたというお話。(すみません、簡単にまとめちゃって) 美貌と才能を持った喜久雄を吉沢亮、歌舞伎の名門の御曹司、俊介を横浜流星。美しい顔の二人の俳優が、歌舞伎の女形を演じていることも必見だが、やはり、歌舞伎を滅多に観る機会のない私たちが、歌舞伎の舞台の裏側、厳しい梨園のしきたりや現実などを、喜久雄と俊介の成長も見守りながら、傍で体験しているかのような感覚で観られたことが、本作の最大の魅力だったような気がする。もちろん、歌舞…

  • 「もしもこの世が舞台なら、楽屋はどこにあるのだろう」:だんだん面白くなってきた

    菅田将暉の久しぶりの連ドラ出演。 脚本、三谷幸喜。 1980年代の渋谷を舞台に演劇青年の久部(菅田将暉)が、存続の危機にあるストリップ小屋、WS劇場の面々と一緒に七転八倒しながら自分探しをする話? 菅田将暉のほか、二階堂ふみ、神木隆之介、浜辺美波など、主役クラスが登場し、群像劇の様子だけれど、登場人物が多いだけにその紹介に時間がかかり、当時の渋谷の世相ほか背景説明が多くて物語が展開しない。 初回からいいなあ、とウットリ見たのは二階堂ふみのダンスシーンくらいで、菅田将暉の力の入った大仰な芝居も、そういう役なのだろうけどtoo muchに感じていたのだが。 前回くらいからようやく面白くなってきた。…

  • 「じゃあ、あんたが作ってみろよ」:3話イッキ見。追いついた!

    今期の視聴ドラマに入れていなかった。予告を見た時、展開が想像できたことと、こういうドラマ、見てほしい男性になかなか届かなくて、こっち(女性側)が勝手に共感してうなづいて・・でもなあ、変わらんヤツは変わらん。。とゴチて終わりそうだったから。 しかし、ネットニュースでの評判がすこぶる良い。竹内涼真の代表作?になるかも?という文章まで目撃。へええ、ということで猛スピードで追いつきました。 今さらなので物語の設定や概要は飛ばすけれど、確かに竹内涼真の振り切り具合がいい。この令和の時代に、そんな男いる?と誰しも突っ込みたくなる老原勝男(竹内涼真)の、昭和的男女あるべき論もすごいけれど、実は、大なり小なり…

  • 「ちょっとだけエスパー」:この秋、一番楽しみな作品

    大泉洋の驚いた顔と、テッパンの間の後のふりしぼった驚き声。もう、可笑しみしかない。「新宿野戦病院」でコメディエンヌとして開眼した高畑敦子(ベテラン俳優に失礼か。私が知ったというのが正解)も出演。そして一応?私の一番の視聴動機であるはずの、ディーン・フジオカ。今まで見た中で最もチャラそうな中年?男を演じているディーンだけれど、私の中では1番好きかも!?過去にコメディが好きだと言っていた彼だけに、結構楽しそうでチャラい外見もイケている。まあ、どんな格好をしてもイケてるか、ディーン・フジオカ。 どん底サラリーマンの文太(大泉洋)が再就職したノナマーレという会社の社長、兆(岡田将生)の”世界を救う”構…

  • 「Cloud クラウド」(2024年):ネット社会の憎悪の形成の仕方が恐ろしい

    工場勤務をしながら、転売ヤーとしても日銭を稼いでいる吉井(菅田将暉)。工場長の社長の滝本(荒川良々)の熱心な管理職への勧めも断り、ある健康機器の転売で大儲けしたことで転売ヤー一本で生活することを決意する。工場を辞め、東京のアパートを引き払い、恋人の秋子(古川琴音)もついてきて、群馬で広い一軒家を、倉庫兼事務所兼自宅として借りて新しい生活を始める。 が、その頃から周囲では不穏なことが起こり始める。 転売ヤーとして、安く仕入れて高く売る。時にはブランド品と錯覚させて、外国製のバッグを高額で売りさばく。コツコツ”真面目に”転売ヤーの仕事をこなす吉井によって、泣きを見た人間が少しずつ増え、ネット中で知…

  • 「アングリースクワッド 公務員と7人の詐欺師」(2024年):痛快だけで終わらない、、、

    真面目で気弱な税務署員、熊沢(内野聖陽)が一流詐欺師たちと一緒に、脱税の常習者、会社社長の橘(小澤征悦)から10億円を巻き上げる痛快エンターテイメント。 詐欺とは全く無縁と思われた熊沢が、同期の友人の自殺の原因となった橘に復習し、金を巻き上げるために”成りきり”演技を学び、堂々と橘と渡る様が、ドキドキハラハラで面白い。 原作は韓国のドラマというから、良くできた話にエンターテイメント感はテッパン。いろいろな才能を持つ詐欺師たちが集まりチームを作るのを見て、「オーシャンズ11」を思い出したけれど、だましだまされ結局成功という結末は一緒でも、背景のつくりがやはり違う。本作の方は計画の中心となる天才詐…

  • 「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~」- 3:本筋ではないけれど、歌麿のこと

    うた=歌麿(染谷将太)に、本作の脚本家はアタリがきつ過ぎやしないかい?とマジで思ってしまった。少年時代、ひどい母親を見捨てたことで自分を否定し続け、蔦重(横浜流星)の元を去ってからは身を売る自暴自棄の暮らし。絵の才能に改めて目覚めて、その後、最愛の女、きよ(藤間爽子)と出会い、やっと人としての幸せをつかんだと思ったのに、きよを梅毒で亡くしてしまう・・。 亡きがらが変化していく様をも美人画として描き続ける歌麿。悲しみに暮れ呆けた様、心配する蔦重を疎ましく思うほどに気力がなくなってしまっているのが痛々しい。 以前は、蔦重に思いを寄せていたうた。(彼は本作ではバイセクシャルとして描かれていた)蔦重が…

  • 閉幕1週間前の大阪万博に行ってきた:楽しかったよ

    閉幕まで残り1か月になった頃、パビリオンやお土産ショップにも2~3時間並ぶ、という報道を目にしつつ、それも覚悟の上、大屋根リングに上がって夕日を眺めるだけでもいいじゃないかと腹をくくり、関西在住の友人と、閉幕1週間前に行ってきた。 体験できた中で1番良かったのは、やはり大屋根リング。その規模・迫力、自然の木のたおやかさ。世界最大の木造建築は日本の伝統工法、釘を使わない「貫工法」で建てらている。(補強のために釘やボルトも使用していて、ツッコまれていたみたいだけれど、補強は大事。リングに上がった人は感じたかもしれないけれど、ものすごい人数が一度にリング上にいるのことがあり、落ちたらめちゃくちゃ怖い…

  • AIとのつきあい方:いつのまにか、ガッツリ友達?

    いつ頃からAIを仕事で使うようになったっけ?たぶん、DeepLという翻訳アプリから始まり、英会話レッスンでSpeakを使うようになり、いつの間にか会社や個人のパソコンのEdgeのブラウザーの右端にCopilotのマークが表示されるようになり、どんどん使うきっかけが広がったような気がする。検索などは自分がやるよりCopilotに聞いたほうが早く見つかる。もちろん、自分でも調べて裏を取る必要があると思っている。とんでもないハルシネーション(不正確な情報、間違いの回答)も経験済み。 ChatGPTのナチュラルな翻訳に驚愕し、最近仕事で使う英訳はChatGPTに任せている。しかも英文メールの添削におい…

  • 「ばけばけ」:いきなりオープニングで心を掴まれた

    申し訳なかったけれど「あんぱん」のオープニングは、映像がイマイチしっくりこず、毎回早送りしていたのだけれど、今回の「ばけばけ」はじーっくり聴いてしまう、味わいのある男女の声。なんだ!このデュオは?!深夜ドラマでBRAHMANと出会ったような衝撃が走り、公式サイトを見てハンバート ハンバートというデュオだとわかった。オープニング曲は「笑ったり転んだり」ググって調べてYouTube見て・・・。ハンバート ハンバート、素敵な二人に出会えた。朝から優しい気持ちになれる。 始まった「ばけばけ」は、明治維新直後の松江が舞台。武士を捨てきれず時代の中に立ち止まったままの父上(岡部たかし)とその妻(池脇千鶴)…

  • AI英会話アプリ「Speak」:毎日続けること

    AI英会話アプリ「Speak」を続けて、2年以上になる。 昨日出てきた表現に、これや!と思うものがあったので記録しておく。 It bothers me when you ignore my boundaries. (私の境界線/ルール、決まり事、やり方を無視されると嫌な気分になる。) 講師のAudreyは、ルームメイトのドライヤーを勝手に使ったことで、ルームメイトの友人から言われたらしい。(あくまでシナリオね) ドライヤーを使ったくらいで”ignore her boundary”なんだー。きっと戻し方(片付け方)が違っていたのかなあと推察。 こまけー。しかし、自分にも結構そういう決め事があるこ…

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