サザンカ、カンツバキが盛りを過ぎて植込みの下など散り敷いた花びらが一枚ずつ重なり落ちて赤く染めています。これからはツバキの出番。ヤブツバキにはじまって多種多用、色も花弁の形も多彩ですが蕊ごとポトリと落ちてしまうのは変わりません。同類ながら微妙にず...
蓮の台座の様な葉の上に赤紫色の花を立てるホトケノザ。中々強い植物です。この冬は暖かさもあって枯れもせず空き地や畠の斜面に群生しています。春の七草のホトケノザ(コオニタビラコ)とは別物で食べ物にもならないでしょうにもう春だよぅと大声をあげているようです。 広げた葉の上に 並ん...
DHA・EPAが多く栄養価の高い鯖缶、今や家になくてはならない常備食品です。今日も買い足し三缶。鯖といえば浮かんでくる慣用句「サバを読」んで歳を若く見せたいという風潮も歳を経ると心境が変わってくるから不思議です。この頃は同好の友が揃うと若い頃とは違った自慢になってしまいます...
劔のような葉に守られて日本ズイセンが池の端を飾ります。関東では千葉、下田などの群生地が見応えありますが私的にはぽつんぽつんと水辺に項垂れる風情の姿に心惹かれます。 ナルシスト 水辺に映るスイセン 神話とは裏腹に ほのかに香り 周りに幸せを
昔のこと。カナダへ旅行した時にドリームキャッチャーを手作りするというイベント付きのツァーでしたが、ブキッチョで形のいいものが出来ず土産店で買ってしまいました。少数民族に伝わる魔除けで枕元に置くと悪夢を食べて良い夢を見せてくれるというものです。眠れぬ夜はつい過去を遡っていくほ...
枯芝の上に広がる樹木の影。すつかり葉を落とし梢の先々まで影を落として、線描きの抽象画のように地に広がっています。天才よりも天才的な線描画。 枯芝に広がり 伸びる樹の影 抽象画の様で 思わず見とれる わたしの影
人の気配のない静かな寺院の御庭、藁囲いの中から牡丹が覗いています。寒牡丹と冬牡丹の違いを知っていても手入れの行き届いたこの藁囲いのものはなんと呼べばいいのかわかりませんがちょうど見頃、三つの花が密に開いて未だ来ぬ人を待っているよう。 藁囲いから覗く 艶やかな牡丹 今は 人の...
雪国で生まれ育ち今は暖かい地での生活にすつかり馴染んでいる身ですが、豪雪被害のニュースを見るたび子どもの頃の数々が思い出され、切なくなったり懐かしくなったりしてしまいます。寒い朝ぬくぬくとした布団から起き出すのが嫌だったなぁなんて思い出したら、まるでセットのように父の顔が浮...
厚い葉に守られるようにビワの花が咲いています。寒さに負けじと寄り添って。 厚い葉の陰で ビワの花 密に寄り添つても やがての実りを 約束するように
関東地方では新春から晴天続き、ツバキの蕾が綻びアオキの実も赤く色づき始めています。一方日本海側の豪雪、TVで情景を見る度に心が痛みます。生まれは北陸、雪に閉じ込められる冬の辛さは経験済み、そして今は冬でも青空の下で過ごせる快適さに慣れてしまっていますが。早く雪国にも春を届け...
小学校校庭の隅にどっしり構えたコンクリート製の滑り台。国の登録有形文化財に指定され話題になった滑り台です。現在も児童の遊具として使われています。一世紀近くも現役のコンクリート製という稀少価値が評価されたのでしょう。 国重要文化財に指定された 校庭の滑り台 今も児童と直に触れ...
センダンといっても「栴檀は双葉より芳し」のビャクダン科では無くセンダン科の栴檀。寒風の冬いつまでも実が枝に残って揺れています。薄黄色の丸い豆状が空いっぱいに広がる様を見ていると寒さも何のそのと元気をもらえそうです。 センダンの実 青い空をバックに 大きく枝を伸ばし 陽を受け...
父と息子、母と娘、意見や生活感の違いで齟齬を生じる事が世間ではよくある現実です。歳経て丸くなればいいのですが悲劇を生むこともままあります。それほど深刻じゃ無くても無償の愛だけでは解きほぐせない糸の絡まりが人生というものなのでしょうか。 母は娘に伝授したい 娘は母に 無いもの...
鐘楼に上って自由に鐘を撞く事が許される正月三が日、自分の鐘が上手く響くかどうかでその年のツキを判断してみたりして楽しんだものですが、今年は封鎖され鐘楼に上る事も出来ません。残念。観音さまにコロナ禍が早く収まりますようにと祈るばかりです。 神仏は全てお見通し 願いは無にと 手...
いつも長々と続く夢を見ます。思っても見ない場面が出てきたり何十年も前の職場の先輩や後輩が出てきたりそれなりに楽しんだり悲しんだりするのですが、一富士二鷹・・・などと言われる、いわゆるお目出度い夢にあやかった事がありません。一度見て見たいなどと思うのですが〜 縁起のいい初夢 ...
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