「メンクリいってくる」X(旧ツイッター)のタイムラインで見かけた書き込みだったが、よく意味が分からなかった。メンズエステの類か、はたまたメンズのための夜のマッサージ店か。しかしポストしているフォロワーさんは確か女性だったはず。いろいろ思考を巡らせ、メンタルクリニックの略語であることに自らの足でたどりつく。その所謂メンクリの先生が僕に言う。「一日一度必ず外に出てください。午前中に日の光を浴びるための...
スケートボード、ハーレムアニメ、楽器を嗜みつつ、ラジオを聴いて、文庫本を読んで、猫二匹と暮らす、鼠紳士の独り言。
![]() |
https://www.instagram.com/hitorrikult |
---|
「大丈夫?怪我してない?」コンクリートの上で蹲る(うずくまる)僕に、少年は心配そうな表情を浮かべながら声を掛けてきた。僕は片膝を付いて起き上がりながら、その問い掛けに対して「落ち込んでる」と答えた。「そのスケボー乗ってみたい!」キラキラとした眩しい瞳を向けてきたのは初めて見る少年だった。年のころは10歳くらいだろうか。彼はBMXと呼ばれる競技用自転車に跨っていた。スケートボードパークで時々スケボー以外の...
「自分の事なのだから、自分で決めればいいじゃない!?」ハンドルを握る友人は語気を強めてそう言った。確かにその通りである。もう自分の気持ちが自分で分からなくなった。お互いの髪型の話になった。独身の中年男性が二人でする会話ではないと思いつつも、他に提供できる話題もないのでこの会話のキャッチボールを続ける。「その髪切りたいって言ってたでしょ?切らないの?」そう言われ、僕はもうすぐ腰まで届きそうな程伸びた...
出勤時間を知らせるアラームが鳴る。どうやら世間は祝日らしいが、会社は日曜のみ休みなので普段の月曜と同じように、適当な服を見繕い、適当に歯を磨き、適当に顔を洗って家を出る。細かな霧雨が中空を舞っている事に、スクーターに跨ってから気付いた。今更、雨合羽を羽織るのは面倒なのでそのままアクセルを回す。路地から通りへ出る最初の信号機の前で、LEDが青に変わるのを待っている間、落ちてくる雨は強さを増し、適当に選...
「今日、元気無いけど何かあった?」スケートボードパークからの帰路、運転席でハンドルを握る友人に思い切って聞いてみた。ハツカネズミが駆ける回し車のようにカラカラと空回りする僕のやる気とは裏腹に、余りにも元気のない友人が気になったからだ。「うん、息子の事が気になってね、俺だけがスケートボードを楽しんでいい物かと思ってさ。」友人の息子は数日前、スケートボード中に足の骨を骨折したのだ。彼自身も、息子と同じ...
やる気の無さは伝染するが、独りでやる気を出しても空回りする。
ここ数日、夏がUターンして戻ってきたような陽気が続いている。頼んでもいないのにご苦労な事だ。冬特有の天井の高い空から似つかわしくない日差しが降り注ぐ、灼熱のスケートボードパークに到着したのは昼前の10時であった。一緒に行こうと約束していた友人から、「二日酔いなので今日は行けない。」と連絡があった時にはもう家を出た後だ。かれこれもう2時間程、スマートフォンでニュースサイト見たり、SNSをチェックしたりしな...
食事に興味が無い。こう言うと大げさかもしれないが、
それはもう、壊れかけて揺れるつり橋の真ん中で、立ち往生している気分であった。荷揚げの仕事を終えたとある日の夕暮れ、今日は自分にご褒美を進呈しようと、麺や堂幻に立ち寄った。券売機にて、ここ最近のお気に入りである、塩つけ麺のボタンを連打。カウンターについて麺の湯で上がりを待っていると、珍しくスマートフォン着信があった。「実は、先日のイベントでコロナ感染者がでまして、もし体調に異変が出ていたら保健所に連...
スマートフォンが発したLINEの通知音で目が覚める。首の痛みで外を見ずとも今の天気が分かる。きっと雨だ。重い頭蓋骨を片手で支えながら起き上がり、ベッドから転がり落ちていたスマートフォンを拾い上げた。LINEのメッセージは知人からであったが、瞳のピントが全く合わないため内容が全く分からない。諦めて顔を洗いに立ち上がる。窓から覗く景色は予想通り雨に煙っていた。雨の日は、体中のあらゆる古傷が痛む。高校生の頃に断...
年末調整の時期である。毎年この時期に僕を慌てさせるのは、自分のマイナンバーが分からない事である。例年は提出期限のギリギリになって、妻に通知カードの番号を確認してもらい、それをLINE等で貰って提出しているのだが、今年は勝手が違う。部屋の番をしている猫に頼むわけにもいかない。もう頼れる人は居ないのだ。配偶者の有無の
猫が家出をした。過去のガールフレンド達のヒステリーと同じく、定期的に起きる事件である。その原因の殆どが僕にあるという事も同じだ。駐車場にバイクを止めて帰宅。玄関を開けるといつもは玄関口で僕の脛(スネ)に頭を擦り付けてくる猫が、時々扉を開けると同時に廊下へ飛び出し、そのまま外階段を駆け下りて閑静な住宅街の中に消えていく。大体は翌日の夜に名前を呼びながら近所を歩くと、その声に答えるように鳴き声を上げなが...
僕は生まれつき水が苦手である。その原因を探ろうと、一度
珍しく朝早く目覚めたのは、昨夜9時過ぎに床に就いた所為だろう。友人との約束の時間は10時だ。スマートフォンに表示された時刻をみるとまだ4時間以上も時間がある。毎週日曜には猫のトイレシートを交換すると決めている。そのあと掃除機を掛けて、シンクに溜まった皿とグラスを洗って、顔と歯を適当に洗い流せば丁度良い時間だなと思ったのだが、ぼんやりとTVでバイデンとトランプの大統領選の泥仕合を眺めていたら、何一つ出来な...
俳優の轢逃げ事件に続いて、今度は女子サッカー選手の事件についての記事がネットニュースに上がっていた。今回は怪我を負わせて逃げただけでなく、免許証の未更新による、無免許運転の疑いがあるとの事で、また違った目線からの批判が集まっているようだ。当然僕には彼女を非難する権利はない。何故なら僕の未更新の免許証で暫く運転をしていた経験があるからだ。あれは僕が普通自動車の運転免許を取る前、原付免許しか持っていな...
保管スペースや持ち運びの利便さの為に、小説は基本的に文庫本しか買わないのだが、AMAZONのオススメに表示されたのでついつい購入してしまった、村上春樹の新作短編集「一人称単数」幸か不幸か、僕の周りに村上春樹ファンは居ない。そもそも小説を読む知人は一人も居ない。ノーベル賞発表時期にいつも取り沙汰されている、通称「ハルキスト」と呼ばれるファンの方を見ていると、本当に僕と同じ小説を読んだ上での感想なのかわから...
全身が悲鳴を上げている。昨日の荷揚げの仕事による筋肉痛で、脳は目覚めているのにベッドから体を起こすことが出来ない。暫く手元のスマートフォンでニュースサイトを流し読みしていると、とある動画が話題になっているという記事が目に留まった。小さな子供でも動画を見るだけで
僕がスケートボードパークに行くと、よく子供たちに絡まれる。比較的子供の多い野外の音楽イベントに行った時もそうだし、重い腰を上げて知人のビーチパーティーやBBQに足を運ぶ時もそうだ。身長が小さい為に目線が近くて怖くないからなのか、いい歳をしても短パンを履いているからなのか、はたまた精神年齢が恐ろしく低いことを見抜かれているのか、何処に行ってもそこに居る子供たちは僕を取り囲んでちょっかいを掛けてくる。僕...
人気俳優が轢逃げをしたというニュースが連日報道されていた。ニュースサイトによると、その俳優が運転する車をUターンさせたところ、直進してきた二人乗りの二輪車と接触したにも関わらずそのまま走り去ったという。朝の情報番組でも取り上げられており、その俳優が出演する映画が公開直前であった事も重なり、大きな話題になっていた。怪我人を救護することなくその場から離れた俳優を非難するコメントが、夕方の赤とんぼのよう...
珍しく友人と休みが重なった日曜日、待ち合わせをしてスケートボードパークへ行ったのだが、1回目のライディングで僕が足を負傷した。スパインでバランスを崩し、コーピングの上に残った右足と、スケートデッキと共に前方のボトムへと落ちてゆく左足とが、股裂きのような体勢で離れてゆく。其々の足首にロープを結び、二頭の馬が引き合うという処刑法が昔あったと云う。内転筋の痛みにのたうち回りなが、ら見た事のないその光景を...
ビルの谷間から差し込む月光を浴びながら、久々の繁華街を歩く。小さなミュージックバーで開催される音楽ライブを観に行く為だ。スマートフォンの地図アプリを見ながら目的の雑居ビルに入り、エレベーターで3階に上り、受付でドリンクチケットを受け取って会場に入った。久しぶりに聞く、大きなボリュームの生演奏は素晴らしい。25人限定のイベントだったのだが会場のミュージックバーがそもそもキャパ30人位の規模なので、隣の客...
「ブログリーダー」を活用して、平林鼠男さんをフォローしませんか?
指定した記事をブログ村の中で非表示にしたり、削除したりできます。非表示の場合は、再度表示に戻せます。
画像が取得されていないときは、ブログ側にOGP(メタタグ)の設置が必要になる場合があります。
「メンクリいってくる」X(旧ツイッター)のタイムラインで見かけた書き込みだったが、よく意味が分からなかった。メンズエステの類か、はたまたメンズのための夜のマッサージ店か。しかしポストしているフォロワーさんは確か女性だったはず。いろいろ思考を巡らせ、メンタルクリニックの略語であることに自らの足でたどりつく。その所謂メンクリの先生が僕に言う。「一日一度必ず外に出てください。午前中に日の光を浴びるための...
仕事から帰ると、猫が死んでいた。15歳、もう少し一緒にいてほしかったが、それは僕のわがままというものだ。遺体はすでに死後硬直で固まっていた。何時ごろに息を引き取ったのだろう。せめて膝の上でなでながら見送らせて欲しかった。...
先週末、久しぶりに足を運んだライブハウスで、久々に会う友人と演奏についてあれこれと話した。「本物とイミテーションの違いっすね」彼の口から出た言葉が、数日経った今も喉に閊えたサンマの骨のように引っかかっている。いや、薔薇のタトゥーが腕に入った彼の言葉なので、”棘(いばら)のように”の方がしっくりくるか。他人、というか世間に対して投げかけた言葉だったのだが、まるで今の僕の体たらくを見て言ってくれたのかと感...
僕のやる気スイッチは一体どこにあるのだろう?そう思って体中を隈なく探していた時期は夏の訪れとともに過ぎ去り、朝起きてから夜眠る迄一秒たりとも何もやる気がしないまま時だけが流れる生活が続く。「それって夏バテじゃない?」あまりにもやる気の出ない生活に段々と不安になり、知人に相談したところ、凄く良い言い訳を得る事が出来た。そう、僕は今夏バテなのだ。沖縄の夏は長い。もう9月も終わるというのに連日30度を超え...
「自分の感想」が「世間一般の感想」と思い込んでいる人が結構いる。誰か個人を祭り上げたいわけではないが、結構コンビニで店員に「常識」を説きながら怒鳴っている人達の傾向から、60~70代のお兄さんお姉さんに多い気がする。それを見るたびに、自分の考えと世間の考えが同じな訳ないのだから、こんな押しつけがましい大人にだけは成らないように気を付けようと、強く思うのであった。オリンピック スケートボード競技にて日本...
深夜1時半を回った頃、玄関のドアにコツンと何かがぶつかった音がした。ビー玉程度の土団子をふわりと投げてぶつかった様な、そんな軽くて微かな音だ。そんな微かな音に気付けたのは、今まさに眠ろうと、ソファへ横になった瞬間だったからであった。一体何の音なのか、ほんの少し気にはなったが睡魔には勝てない。そのまま瞳を瞑った瞬間に「ジィーーーーーーッ!ジィッ!ジィッ!ジィッ!ジィッ! ッジィーーーーーー」けたたま...
キャットタワーを購入したのは二度目である。初代タワーは私も猫達も1度も昇る事が無いまま粗大ごみとして処分された。再度キャットタワーにチャレンジしたのには理由がある。猫達が日向ぼっこをする出窓を、洗濯物の室内干しエリアとして使う事になり、居場所を失う猫達の為に、少しは憩いの場を提供しようと、前回の反省も兼ねて低めのキャットタワーの購入に踏み切った。しかし、まぁ、こちらの思い通りにならないというのが猫...
僕は男性としてこの世に生まれ、自分の事を男性と思いながら育ち、そして老いてきた。昨今強く叫ばれる、男女平等や、LGBTQについて、反発的な感情は自分の中には無く、頭の固い方々に比べれば自分自身は理解のある方だと思って居た。しかし、結局は自分は「男性」側の視点からしかこの問題を見る事が出来ず、外側からの視点は想像や学習で知ったつもり、分かったつもりになっているだけなのだ。そう気付かされたのは、白眼を剥い...
取りようによっては色っぽいタイトルかもしれないが、色素は全くない話である。近所のローソンにて、ペットボトルのブラックコーヒーを2本手にしてレジへ向かう。いつものバングラデシュ出身の男性店員が無言でカウンターに立ち、商品のバーコードを読み取る。僕が500円玉をトレイに乗せると、男性店員は表情のない声でお決まりの台詞を口にする。「袋は?」僕は間髪入れず「いや、大丈夫」と返す。「ポイントカードは?」僕は少し...
小学生の頃だっただろうか。居間のテレビを見ていた時、父の座る席から、妙に長く鈍い放屁の音がした。「儂が子供の頃、おやじはずっと屁をこいていた。よくもまあこんな頻繁に屁が出来るものだと、当時は不思議でならなかったよ」放屁の音に驚いて振り向いた僕と目が合った瞬間、黙ってビールを飲んでいた父が急に話し始めた。「子供の頃は分からなかったが、この歳になるとよく分かる。歳を取ったら、幾らでも腹に屁が溜まるし、...
自分を客観視出来ない、というのは身をもって理解しているつもりだ。自分と自分の視点を分離することは出来ないので、傍からはどう見えているのを知ることは難しい。しかし、自分の気持ちや感情に対しては、自分自身の視点が一番近いはずなので、一番の理解者のはずである。にもかかわらず、自分では全く気が付かず、他者の方が先に気付いたり、寄り添ってくれたりするのは何故なのか。とても不思議な話である。自分自身の視点とい...
子供の頃、宇宙人が本当に怖かった。幽霊やお化けも怖いのだが、宇宙人はその恐怖の質が違う。もし宇宙人に拿捕されてしまったとして、未知のテクノロジーによってその記憶を消されてしまったら、その事実自体なかったことになってしまう。僕も覚えていないだけで、UFOに一度や二度くらい攫われているのではないだろうか。眠りにつく時、押し入れの襖がちょっと開いていたり、カーテンがほんの少し捲れたりしていると、宇宙人にそ...
最近、YOUTUBEで猫動画をよく見る。よくもまぁあんな可愛い瞬間、偶然にもカメラを回していたものだと毎回感心する。我が家の猫も毎日いくつもの癒しの瞬間を見せてくれるが、そこを偶然にも動画で切り取る事が出来るなんて神業に等しい。IPHONEを片手に、猫と戯れてみるが、なかなか良い瞬間を撮影できないものだ。毛づくろいする猫の舌をキャッチしてみたり寝てる猫をつついてブルブル伸びをさせてみたり完全にヤラセである。自...
もしパートナーに浮気をされたとしたら、それは浮気をしたパートナーではなく”僕自身”が悪いのだ。予てより僕はそのような持論を持っていた。自分に魅力が無いから、浮気をされるのだ。パートナーを繋ぎ止めておきたいのなら、常に側にいて貰える努力が必要なのだと。隣の席で足を組んでデスクに向かう、派遣社員の主婦に日常の雑談の一つとして、この話をしたところ、なんだか様子がおかしい。じっと一点を見つめる視線の先は、PC...
「ちょっと着替えに家に帰ってもいいですか?」知人女性に車を出してもらい、少し大きな買い物をした帰りの事だった。これから他の友人と合流して、久々に居酒屋で杯を傾ける予定だったのだが、予想を超える豪雨で彼女のズボンの裾に雨粒が染みていた。「勿論構わないよ」そう答え、一緒に彼女の自宅へ行った。リビングの適当な場所へ腰を下ろしたが落ち着かない。そういえば先ほど実家から着信が入っていた事を思い出し、手持無沙...
目覚めた瞬間に、自分が寝坊している事を自覚した朝。昨夜の豪雨によって、湖のように空の色を反射するアスファルトを原付で滑走する。さながらジェットスキーのように水しぶきを上げながら緑に輝く信号機だけを狙って迂回し、終業時間1分前に会社に到着した。タイムカードさえ時間内押すことが出来ればこっちの物だ。喫煙所でゆっくり煙を燻らせる。ふーっと大きく息を吐くと朝日に輝いていた紫煙が海風と共に散っていった。ふと...
嫌煙文化か深く根付いた昨今に、煙草の話である。「これ、最近コンビニで新しく出てたの。400円だよ!」知人同士の会話に聞き耳を立てる。どうやら、KOOLの葉巻煙草に、従来の細巻に加えキングサイズが出たらしい。KOOLの名前の由来は”KISS ONLY ONE LADY”(キスは一人の女とだけ)という小話を聞いたのは、まだ学生時代の頃だった。当時はメンソール フレーバーの煙草を吸う習慣が無かったのだが、KOOLを吸っていた当時の友人が、こ...
シャワー文化の沖縄には、シャワールームしか設置していない家も多い。そんな中、我が家には運良く湯船がある。この事に関しては、根気強く部屋探しをしてくれた当時の妻に深く感謝している。ペット可、加えて湯船のある部屋を探すのは相当苦労した事だろう。そんな中で我関せずと、毎日仕事だけをしていた自分が、妻と別れてからもこの恩恵を受け続けているのは皮肉な事だ。疲れるほど働いたわけでは無いが、湯船に身体を沈めると...
会社の備品を買いにコジマ電気へと向かった。慰霊の日は過ぎたというのに、沖縄の梅雨はまだ明ける気配すらなく、しとしとと雨が降りしきる中、原付のアクセルを回す。目的のWEBカメラはあっさりと見つかったが、雨を言い訳にして暫くコジマ電気の中を散策。ミニ四駆コーナーやプラモデルを巡回し、家電コーナーに佇むとある物の前で足が止まった。「だって、もう21世紀だよ?僕たちは子供の頃に憧れた未来を生きてるんだから」ま...
普段よりほんの少し早起きした朝。折角なので、洗濯機を回して掃除機でもかけて気分よく出社しようかなぁ、なんて妄想をしながらぼんやりと眺めていたTVから、歌手のビリー・アイリッシュが、TIKTOKに匿名でUPされた自身の過去動画で炎上したというニュースが流れていた。正直ビリー・アイリッシュの事を僕は殆ど知らない。なので彼女がアジア人を侮蔑しようが特になんとも思わないのだが、彼女がSNSに投稿した尾の件の釈明文に、...
「メンクリいってくる」X(旧ツイッター)のタイムラインで見かけた書き込みだったが、よく意味が分からなかった。メンズエステの類か、はたまたメンズのための夜のマッサージ店か。しかしポストしているフォロワーさんは確か女性だったはず。いろいろ思考を巡らせ、メンタルクリニックの略語であることに自らの足でたどりつく。その所謂メンクリの先生が僕に言う。「一日一度必ず外に出てください。午前中に日の光を浴びるための...