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独りKULT ースケボーに乗った中年、猫と暮らすー https://hitorrikult.fc2.net/

スケートボード、ハーレムアニメ、楽器を嗜みつつ、ラジオを聴いて、文庫本を読んで、猫二匹と暮らす、鼠紳士の独り言。

平林鼠男
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2020/10/20

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  • 彩が詰まったお道具箱

    「絵をパソコンで描くようになって、色塗りが楽しくなったよ。」自分でも、彼女の求めていた物と全く違う返答をしている、という事はこの時点で気が付いていた。「うちの娘は、絵を描くのは好きなんですけど、色塗りが出来ないんですよね。」隣のデスクの派遣社員の女性が、珍しく家庭の事を話してくれた。子供時代の僕も、絵を描くのは好きだが、色塗りはとても苦手であった。理由はとにかく片付けが面倒だからだ。図画工作や美術...

  • 東京レイヴンズ

    陰陽師を題材にした能力バトル学園アニメ。2クール24話構成なのだが、主人公の能力が覚醒するのは17話目という、かなり引っ張った構造。しかし、取り巻く仲間たちの活躍が爽快で、ストーリー展開が面白く、それまでの時間が苦にならない良作である。2000年以降の作品としては珍しく、学校の先生たち等、大人を格好よくスタイリッシュに描いている点も好感が高い。このアニメの大きなテーマが「嘘」だ。呪術の真髄が何だかご存じだ...

  • ただ目が悪いだけじゃないですか?

    昨日に比べると少し暖かい朝、出勤途中の信号待ちで、停止線から軽自動車二台分ほどの距離をあけて停止した先頭車両があった。以前からこの、停止線から余りにも離れて止まる人々が何故この様な止まり方をするのか気になり、ヤフー知恵袋で調べた時期があったのだが、「隣の車線の運転手と目が合うのが嫌だから」という、自意識過剰系な理由や、「青信号になる直前からスタートしてスピードに乗った状態で交差点を通過できるから」...

  • ノーズなんて飾りです。偉い人にはそれが分らんのです。

    初めて海外オークションにて落札し、手に入れたナタス・カウパスの復刻モデルデッキ。現在組んでいるジェイソン・ジェシーデッキもまだまだ乗れるので、しばらく使うのは我慢しようと思っていたのだが、夜店の綿菓子の様に徐々に萎んでゆく、この柔らかな意志に、自分が一番がっかりしている。部屋で眺めたり、抱きしめたりしているうちに「ちょっとだけ包装解いてみようかな」とか、「ちょっとだけ踏んでみようかな」とか、日に日...

  • 我儘ボディ

    まるで変温動物である蛇のようであり、油の切れたロボットのようでもある。アトピー性皮膚炎という体質で人生の半分ほどの時間を過ごす僕は体温調整がとにかく苦手であった。ついこないだまで「暑い暑い」と口癖のように呟いていたかと思うと、週末を目前に降った冷たい雨を境に、下がった気温に「寒い寒い」と文句が口を突く。発する単語の殆どが不平不満だ。そして暑い日には汗で炎症を起こした身体が硬く強張り、寒いと皮膚の乾...

  • ストロー

    日曜日。昨日の自分に押し付けられた部屋の掃除は全くやる気にならず、明日の自分にそのままこのバトンを渡すことにする。待ち合わせまでまだ時間があるので、何となく手元のリモコンを掴んで、赤いボタンを押す。テレビ画面に朝の情報番組が映し出された。普段はAmazonプライムでアニメを観るためだけに使っているこの画面の中で、実在する人間が動いているのを久しぶりに観た。コメンテーターが、プロ野球のドラフトのニュースに...

  • 捨てられないもの

    「捨てられないもの」という言葉を聞くと、初恋の男から貰った第二ボタンだったり、別れた妻が残した書き置きだったり、人生で初めて買った安物のギターだったり。それぞれ甘さや苦さやのような

  • 彼女は羨ましいと言った

    外には煙のような霧雨が舞っていた。部屋のソファーでダラダラと過ごしていると、スマートフォンが小さく震える。音楽仲間からのグループLINE通知だった。友人と呼べる人間が極端に少ない僕にとって、人間同士としてのコミュニケーションが取れる貴重な知人達である。指紋認証で開いてみると仲間の一人が会社内の昇進試験に受かったという知らせだった。出会った当時20代だった彼女たちも、僕と同じように歳を重ね、話す内容も単純...

  • 出来ないという事実が人を疲れさせる

    貴重な休日の朝。起きてすぐに確認した天気予報では降水確率40パーセント。裸足のままベランダに出た僕はそこに干しっぱなしのカラカラに乾いた洗濯物をかき分け、5年前に完成した高層マンションによって以前の半分の大きさになった空を見上げてみる。今のところ雨が降る気配は感じないので、スケートボードパークへ行くことにした。パークに到着してからたったの一時間で、僕の足は限界を感じ始めていた。別にいつもより足を駆使...

  • 女達は皆、僕の脳を吸い取る

    ふと、身体の違和感で目を覚ます。窓から覗く空はまだ暗いが、濃い藍色に水滴を垂らしたように所々うっすらと滲む雲が、もうすぐ来るであろう朝の訪れを感じさせる。胸に抱いたスマートフォンを見ると、4:50のデジタル表示。眠りについたのが確か3時過ぎだったので、まだ2時間も経っていない。何かが居る。この部屋の中に僕以外の何かの存在を確かに感じる。生まれてこの方、幽霊や妖怪等の類を目撃したことはないが部屋に漂う雰囲...

  • 諦めのよい大人

    小鹿のように震える膝を押さえながら思い返してみる。平日の夕方のスケートパークへの誘いを頂いたのは此間の日曜日の事だった。僕がパークへ行くのは休日の午前中である。理由は多々あるが、午後に比べて比較的に涼しい事と、午後に比べて利用者が少なく比較的空いて(すいて)いるという事が大きい。「平日の夜とか来ないのですか?自分は最近仕事帰りに来るんですよ。」そう声を掛けてくれたのは僕よりも二つ年上の先輩スケーター...

  • NATAS KITTEN DECK

    10月も半ばに差し掛かり、室内裸族の僕も夜中には少し肌寒さを感じ、足元で眠る猫を無理やり胸に抱きしめて眠る今日この頃。 自分一人で初めて海外オークションにて落札した、ナタス・カウパスの復刻デッキがアメリカはケンタッキー州から約2週間かけてやっと手元に届いた。 「本物のデッキではなく精巧に出来たミニチュアだったらどうしよう」 という心配も、扉をノックする音が異様に大きい佐川急便の配送員さんが、その腕に...

  • 割れたグラスが刺さったのは何処

    物臭な性格が災いしたのであろう。溜め置いていた食器を一気に洗ったときにそれは起こってしまった。昨夜食べたインスタントラーメンの調理器具であり食器でもある片手鍋を掴みそこない、まだグラス達が渋滞の列をなしているシンクの中に落としてしまったのだ。派手な音はしなかったものの、倒れたグラス達を一つ一つ手に取り、ヒビ等が入っていないか、指で弾いて確かめる。問題なければ甲高い音が響くはずなのだが、3つ目に弾い...

  • どうしても手に入らないものは自分で作る主義

    FTCと大友昇平コラボデッキを買い逃したの訳なのだが、後悔してもこの現世では自分の手には入らないことは確実である。それならばいつも通り、どうしても手に入らないデッキは指スケで作って、自分の心を慰める事にする。まずは土台となる指スケだが、海外オークションでナタスデッキを買ってしまった弊害から、高級な木製指スケを買う事が出来ない。そこでキーホルダーとしてぶら下げていた、TECHDECK社のプラスチックボードを使...

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