最近読んだ本 20240801~0815
最近活字離れ 帰省もあり久々に読んだりする 吾妻鏡 鎌倉幕府「正史」の虚実 著者 薮本勝治 「正しい歴史」の衝突は今も正に起こっている普遍的な課題です。本書では、そもそも歴史とは過去の事実の羅列ではなく、事実同士が虚構すら交えて関係付けられ一定の意味を与えられストーリー性を付加され初めて歴史となる。とされています。 本書がテーマにしている吾妻鏡は、鎌倉時代の始まりから中期までの事績をしるした歴史書で古典でも良くでてきたし、ドラマ(鎌倉殿の13人が記憶に新しいか)ネタにもなる大著ですが、鎌倉幕府さらに北条得宗家の正当性を保証する構想で編纂され、大きな物語になっている。何度もフィクションの題材にな…
2024/08/28 14:34