日々の感動を自由なリズムで詠み投句しよう ご訪問いただきありがとうございます泉の会は俳句を触媒にあらゆることを話題にあげ会話を楽しむ、肩肘張らない愉快な句会です。みなさまの投句を募っています。2024年5月26日 5月句会 全24句※5月は各自最高と思う句に丸をつけ二点として数えました。 おやすみこわれてしまったぼくの一日 人美 昌平・弥生・○秋海棠・貞徳 選・嫌な日の記憶はもうなくなりま...
日々の感動を自由なリズムで詠み投句しよう ご訪問いただきありがとうございます泉の会は俳句を触媒にあらゆることを話題にあげ会話を楽しむ、肩肘張らない愉快な句会です。みなさまの投句を募っています。2023年9月17日 九月句会 全26句選句と鑑賞は後日掲載いたします。ランキングに参加中。クリックして応援お願いします!にほんブログ村...
泉の会 10月句会のご案内時:10月27日(金曜日)午後1:00〜5:00所:ウィングス京都 地下1階 会議室10投句〆切:10月24日投句・句評・感想、歓迎します。句会へのお試し参加・投句は無料、皆様のご応募をお待ちしています。投句は月に五句以内、俳号・ニックネームにて、コメント欄のSECRETにチェックを入れ送付ください。通常のコメントはSECRETにチェックを入れずにお願いします。句会の結果は当ブログの句会レポート...
蝉も心も騒ぐ杜のなか 写真は東京・杉並区の井草八幡宮です源頼朝が奥州藤原氏征伐の戦勝祈願したところとのこと。ランキングに参加中。クリックして応援お願いします!にほんブログ村...
死なば秋露の干ぬ間ぞおもしろき床ずれや長夜のうつゝ砥との如し夕雲雀隠れしあとや星の数ぬれて来た文函に添へし杜若腸はらわたの能よくも腐らぬ暑さかな梅雨の窓其子そのこの親も覗きけり行雁の思ひ切たる高さかな南天の実のゆんらりゆらりと鳥の起たつ鯨寄る浜とよ人もたゞならず宵月に船頭泳ぐ揚あげ場ばかな 夕蟬や松も簾もみな赤き天の川地に提灯の一つ行く辻侍の車置いたる雪間かな夏山の雪見る雲の絶間たえまかな涼風...
1933(昭和8)年9月11〜1933(昭和8)年12月27日九月十六日秋空一碧、一片の雲もない明朗さである、午前中はそこらを散歩、そして句稿整理。友の温情が、酒のうまさが全心全身にしみいる。菓子のうまさまで味つた。都会情調、人のゆききが自動車電車のひゞきが今の私にはうるさい。蛙の声があかるい室でしづかに自然人生をおもふ。奥さんが昼食にも一本つけて下さる、主人が昨日二階にあがるより一杯持つてきて下さつた時のやうに...
日々の感動を自由なリズムで詠み投句しよう ご訪問いただきありがとうございます泉の会は俳句を触媒にあらゆることを話題にあげ会話を楽しむ、肩肘張らない愉快な句会です。みなさまの投句を募っています。於:東福寺天得院 得点順 夏がしみついている蝉の抜けがら 吐余史 7点 曇り硝子の向こうに女の年令が凍てつく 日和呂 7点すかせば見える請求書の裏 章 ...
日々の感動を自由なリズムで詠み投句しよう ご訪問いただきありがとうございます泉の会は俳句を触媒にあらゆることを話題にあげ会話を楽しむ、肩肘張らない愉快な句会です。みなさまの投句を募っています。2023年8月20日 八月句会 全26句蝉も心も騒ぐ杜のなか 貞徳 も騒ぎ出す杜、杜は心が騒いだり落ち着いたりする所ですね夏蝉の声で心が動きだす 立日十・弥生・秋海棠・日和呂 選 ・小さな杜だ...
手に取らでやはり野に置け蓮華草さればとて石にふとんも着せられずさてはあの月が鳴いたか時鳥浜までは海女も蓑着る時雨哉けし炭も柚味噌につきて膳のうへ有と見て無は常なり水の月観ずれば花も葉もなし山のいも嘘にしていで逢ふまでの片時雨蔵売って日当たりのよき牡丹哉ひとつ鷹狂ひさめたり雲の朝かっちりと打つ火のほかは去年の物流るるやわが抱籠はあらし山ふみぬいだ足にて音やけさの秋本尊は釈迦か阿弥陀か紅葉かなほろほろ...
新興俳句運動の旗手であった富澤赤黄男の作品は、詩から発想され、その凝縮・結晶化という手法で作品化されていったと考えられる。赤黄男自身も俳誌「旗艦」(昭和十年十月号)で次のように述べている。 〈俳句は詩である。といふことは、その本質が詩的であることを意味する。(中略)俳句は「詩(ポエジー)」の基立に於いて、五七五調の範疇に於いて、詩を発見し、一般詩(ポエム)を超過する詩だと言い得るであろう。〉 俳...
いや、もうわたしわからへんわ。先日医院の待合室に高齢の女性が入ってきて、受付の所にある小さな機械に何度も手をかざし不思議そうに指を見てます。「これは水は吹き付けないの」と担当者に聞いてます。「これはマイナンバーカードの健康保険証受付機です。これからは保険証でなくマイナンバーカードでもよろしいよ」老女はコロナの手指消毒器と勘違いしたのです。先月まではコロナ対策でマスク着用、手指の消毒と言われてパネル...
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日々の感動を自由なリズムで詠み投句しよう ご訪問いただきありがとうございます泉の会は俳句を触媒にあらゆることを話題にあげ会話を楽しむ、肩肘張らない愉快な句会です。みなさまの投句を募っています。2024年5月26日 5月句会 全24句※5月は各自最高と思う句に丸をつけ二点として数えました。 おやすみこわれてしまったぼくの一日 人美 昌平・弥生・○秋海棠・貞徳 選・嫌な日の記憶はもうなくなりま...
我が家からはあの日本史に出てくる、標高300mの天王山が見えます。その頂上から淀川に落ちるなだらかなスロープが古戦場で、最近の私の楽しみはこの山の頂上まで歩いて、最も見晴らしの良い場所に腰掛け、天下分け目の大決戦を、当時全国から集結した武将の陣取り合戦、兵士の動きなどを描写したさまざまな小説、講談から検証するのです。小川、立木、大岩、小径などもからみ、作者により描写が違いそれはゲームのようにいろいろ...
二十代前半から句を詠んでいる。これと言う方向性があったわけでもなく、句会があるので作るという安易な気持ちであった。 今も締め切り前に慌ててまとめに入る。最近は誰も踏み込んだことがない句を詠みたいこと、また現世と異世界が混在するような空間を詠みたいとも思う。一方、朝起きると目の前に広がる湖や水は普通に詠む。齢と共に緊張収縮系の句はしんどくなり、ふうーと息を吐いた解放脱力系を楽しみながら詠みたくなっ...
猫のあくび うちの猫は雌猫で名前はライラという。このハイカラな名は妻が名付けた。 今年のくそ暑い夏を、猫も私もなんとかやり過ごせそうだ。猫はきっちりと涼しい所で寝転がっている。 水やミルクを飲み放題、エサ食べ放題で働くこともないにも関わらず、あたいの事はほっといて、という態度だ。 それは仕方のない事なのか、猫だから。(自由律俳句誌 青穂第二句集より) 伊藤人美の20句 髪切ったんか三人...
泉の会 6月句会のご案内時:6月24日(月曜日)午後1:00〜5:00所:ウィングス京都 4階 会議室7投句〆切:6月21日投句・句評・感想、歓迎します。句会へのお試し参加・投句は無料、皆様のご応募をお待ちしています。投句は月に五句以内、俳号・ニックネームにて、コメント欄のSECRETにチェックを入れ送付ください。通常のコメントはSECRETにチェックを入れずにお願いします。句会の結果は当ブログの句会レポートにて発表します...
日々の感動を自由なリズムで詠み投句しよう ご訪問いただきありがとうございます泉の会は俳句を触媒にあらゆることを話題にあげ会話を楽しむ、肩肘張らない愉快な句会です。みなさまの投句を募っています。2024年5月26日 5月句会 全24句選句と鑑賞は後日掲載いたします。ランキングに参加中。クリックして応援お願いします!にほんブログ村...
新撰組の土方歳三が、故郷の多摩石田村を離れ京都に行く際に残した句集がある。「豊玉発句集」の豊玉は歳三の俳号。司馬遼太郎の「燃えよ剣」に二、三の句が紹介されていて気になっていた。最近、岡田准一主演の映画「燃えよ剣」を見た機にまとめてみました。近藤勇が鈴木亮平、お雪が柴咲コウ、沖田は山田涼介で良い映画でした。(立日十) 豊玉発句集 全四十一句 差し向かう心は清き水鏡 露のふる先にのほるや稲...
水琴窟の窓辺で空とまぐわう 滝沢ゆき子もみじの手から未来 前畠 一博藺草に爪立て 少年の記の匂い 城 山自由な旅にいくつもの定刻 石井 一草シャワーを止めて屋根ごと雨に包まれる 小笠原玉虫むかえびはさけとさしみときゅうりもみ 飯島よしのぶ面接の日の眉を丁寧に描く 砂 狐砂時計少し遅らせ一日を引き伸ばす 黒瀬 文子裸...
支えあって生きる右手左手 井上 知子長男に生まれ死ぬまで草を刈る 河村 正浩帰って来る帰って行くそれだけの八月 島田 茶々さらさらと砂の熱さ 昆布並べ干す 渡辺 敏正ほんとうの事知りたくて穴を掘っている 小林万年青うちわの風で母が思い出している 小林万年青それぞれに過去があって打ち上がる花火 遠藤 雪兎付箋紙の青は海でもなく空でもなく 江口 啓...
マスク越しでも君を看る日日 浦城 亮祐やっと道ゆく形代が踊ってる 東乃政之助許すとは歩幅ゆっくり合わせゆくこと 山田 立美こんなにも鯉昇り群れてる子だくさん 遠藤 和暢鰯の群れ誰も手を挙げない 楽 遊 原墓にまっすぐ見られながら立ち去る 楽 遊 原沈んだ月が心の裏側を照らしている 楽 遊 原「シャツ裏ですよ」もう少し夫婦でいたい 鈴木 和枝...
日々の感動を自由なリズムで詠み投句しよう ご訪問いただきありがとうございます泉の会は俳句を触媒にあらゆることを話題にあげ会話を楽しむ、肩肘張らない愉快な句会です。みなさまの投句を募っています。2024年4月14日 4月句会 全26+2句 いつもの角を曲がると 夜桜が立ちはだかる 貞徳 弥生・昌平・日和呂・立日十 選・いつもの角を曲がるとの表現が軽くてウンウンと頷いてしまいます、その後に思...
長岡天満宮の藤棚が見事です。(京都府長岡京市)鳥居とキリシマツツジ(キリシマツツジは長岡京市の天然記念物)ランキングに参加中。クリックして応援お願いします!にほんブログ村...
京都の桜は散り葉桜になりました。ウキウキと散歩しているとハナミズキやフジが満開です。途中でみる足もとの雑草たちも賑やかに花を咲かせています。歌や俳句に詠まれている雑草もあり、野外観察ハンドブックを参考にいくつか調べてみました。ヤエムグラ と ヒメオドリコソウ 八重葎 しげれる宿の さびしさに 人こそ見えね 秋は来にけり 恵慶法師 ヒメオドリコソウホトケノザ 七草や何をちなみに仏の座 路通...
日々の感動を自由なリズムで詠み投句しよう ご訪問いただきありがとうございます泉の会は俳句を触媒にあらゆることを話題にあげ会話を楽しむ、肩肘張らない愉快な句会です。みなさまの投句を募っています。2024年4月14日 4月句会 全26+2句選句と鑑賞は後日掲載いたします。ランキングに参加中。クリックして応援お願いします!にほんブログ村...
野生化した諸葛菜 令和6年4月15日 立日十 撮影泉の会 5月句会のご案内時:5月26日(日曜日)午後1:00〜5:00所:ウィングス京都 地下1階 会議室10投句〆切:5月24日投句・句評・感想、歓迎します。句会へのお試し参加・投句は無料、皆様のご応募をお待ちしています。投句は月に五句以内、俳号・ニックネームにて、コメント欄のSECRETにチェックを入れ送付ください。通常のコメントはSECRETにチェックを...
京都の桜は散り、葉桜になりましたが北関東の桜は今が見頃でしょうか。 撮影:貞徳ランキングに参加中。クリックして応援お願いします!にほんブログ村...
日々の感動を自由なリズムで詠み投句しよう ご訪問いただきありがとうございます泉の会は俳句を触媒にあらゆることを話題にあげ会話を楽しむ、肩肘張らない愉快な句会です。みなさまの投句を募っています。2024年3月31日 3月句会 全30句初音告げ天涯孤独の友おくる 秋海棠 立日十・人美・弥生・貞徳 選・送っているあなたが存在するのだから、その友はひとりではありません(貞徳)・親類や縁者はいないけど...
句会後に円山公園の夜桜を見に行きました 令和6年3月31日 秋海棠:撮影ランキングに参加中。クリックして応援お願いします!にほんブログ村...
写真:京都円山公園の枝垂れ桜 秋海棠 撮影泉の会 4月句会のご案内時:4月14日(日曜日)午後1:00〜5:00所:ウィングス京都 地下1階 会議室9投句〆切:4月11日投句・句評・感想、歓迎します。句会へのお試し参加・投句は無料、皆様のご応募をお待ちしています。投句は月に五句以内、俳号・ニックネームにて、コメント欄のSECRETにチェックを入れ送付ください。通常のコメントはSECRETにチェックを入れずにお願いしま...
日々の感動を自由なリズムで詠み投句しよう ご訪問いただきありがとうございます泉の会は俳句を触媒にあらゆることを話題にあげ会話を楽しむ、肩肘張らない愉快な句会です。みなさまの投句を募っています。2024年3月31日 3月句会 全30句選句と鑑賞は後日掲載いたします。ランキングに参加中。クリックして応援お願いします!にほんブログ村...
2023年6月12日 撮影ランキングに参加中。クリックして応援お願いします!にほんブログ村...
こんなに雀がゐる家で貧乏してゐる 木村緑平雀には巣を作らせておいて一日ものかく 木村緑平雀が巣に入ったみんなだまってゐろよ 木村緑平スゞメの春はひろい空が咲いている 木村緑平小鳥をつれて太陽の近くに移る 木村緑平烏なく世間から忘れられてをる 木村緑平学びに行く子に鳥の声ふりかかる 河村花不言雀争へばあまたの雀来...
1932(昭和7)年6月7日〜1932(昭和7)6月9日 六月七日 木下旅館(三〇・上)転宿、チヨンビリ帰家穏座のこゝち。壺を貸して下さつたので、すい葉とみつ草とを摘んで来て活ける、ほんによいよい。午前はマ午マ後は晴。小串へ行つて、買物をする、財布を調べて、考へ考へ、あれこれと買つた、茶碗、大根おろし、急須、そして大根三本、茶一袋、――合計金四十三銭也、帰途、お腹が空いたので、三ツ角の茶店で柏餅を食べる、五つで五...
お墓参りの帰り、下鴨神社糺(ただす)の森まで行った。 前回、この欄で作家の高城さんも書いておられたが、「納涼古本まつり」をやっていたのだ。僕は、下駄を掃いて、下鴨神社の砂利道を歩いていった。 古本屋さんが好きで古本屋にはよく行く。新本でもいいのだが、最近は本が出て少し日がたつと、本屋の店頭から欲しい本が姿を消してしまう。 出版物の数が多すぎて、いつまでも店に置いて置けないらしい。 したがって、...
日々の感動を自由なリズムで詠み投句しよう ご訪問いただきありがとうございます泉の会は俳句を触媒にあらゆることを話題にあげ会話を楽しむ、肩肘張らない愉快な句会です。みなさまの投句を募っています。 於:東福寺天得院 得点順 風が追い抜いていくちぎれ雲と歩いていこう 勇雄 8点 週休二日晝寝している足の裏 恵湖 7点走る窓故郷の似て一人言 ...
出世と歎異は中島敦の、出立は万城目学の小説。 中島敦の「山月記」は高校の教科書に掲載されていて誰もが習ったと思う。初めて教科書に掲載されたのは、私が生まれる前の1951年の事。1942年に持病の喘息のため三十三歳で亡くなっている。 万城目学は大阪生まれで現在47歳。 「鴨川ホルモー」が騒がれていた頃、タイトルを見てなぜか読む気が起こらなかった。次々と話題作が発表されるので、どんなもんかいなあと「鹿男あをに...
日々の感動を自由なリズムで詠み投句しよう ご訪問いただきありがとうございます泉の会は俳句を触媒にあらゆることを話題にあげ会話を楽しむ、肩肘張らない愉快な句会です。みなさまの投句を募っています。2023年5月14日 五月句会 全21句 街は居留守を使って無音 人美 日和呂・弥生・秋海棠・貞徳 選・最近は外を歩いてもろくなことがない、かと言って家にいれば招かれざる訪問者。(秋海棠)・寂しい...
日々の感動を自由なリズムで詠み投句しよう ご訪問いただきありがとうございます泉の会は俳句を触媒にあらゆることを話題にあげ会話を楽しむ、肩肘張らない愉快な句会です。みなさまの投句を募っています。2023年5月14日 五月句会 全21句選句と鑑賞は後日掲載いたします。ランキングに参加中。クリックして応援お願いします!にほんブログ村...
本日我が家の近くでキヌガサダケを見つけました。例年より1か月早いかな。(上は午前10時、中は午前8時)ランキングに参加中。クリックして応援お願いします!にほんブログ村 ...
泉の会 6月句会のご案内時:6月25日(日曜日)午後1:00〜5:00所:ウィングス京都 2階 会議室4投句〆切:6月23日投句・句評・感想、歓迎します。句会へのお試し参加・投句は無料、皆様のご応募をお待ちしています。投句は月に五句以内、俳号・ニックネームにて、コメント欄のSECRETにチェックを入れ送付ください。通常のコメントはSECRETにチェックを入れずにお願いします。句会の結果は当ブログの句会レポートにて発表...
泉の会 6月句会のご案内時:6月25日(日曜日)午後1:00〜5:00所:ウィングス京都 2階 会議室4投句〆切:6月23日投句・句評・感想、歓迎します。句会へのお試し参加・投句は無料、皆様のご応募をお待ちしています。投句は月に五句以内、俳号・ニックネームにて、コメント欄のSECRETにチェックを入れ送付ください。通常のコメントはSECRETにチェックを入れずにお願いします。句会の結果は当ブログの句会レポートにて発表...
第一次選 通過作品【一般の部】(3/3) きみはいつも鎖骨のくぼみに潜んでいる 志 穂病名と余命と萌やし二つ買ふ 立石 神流死者の番号となる戦地 雪 立石 神流あっしにはかかわりのない氷柱 川崎 果連あしたの希望は朝顔のつぼみ 琉 星路地裏の猫 二度振り返り うたたね凛母の内にあるダムの静けさ 田中 佳雨凌ぐ蝶...
第一次選 通過作品【一般の部】(2/3) 和音のように揺れあって光は春になる 久我 恒子蜜柑三つ掴んでテーブルに よし 潮 音もう一枚のおしゃれ着は春の風 内橋 多真切り株のいのちの残りふつふつ新芽 内橋 多真どっちかと言えば幸せだったね鰯雲 徳永 純二地球の子でよかったのか星月夜 徳永 純二錨を上げる錆びついた漁師 伊藤 風々補聴器を...
第一次選 通過作品【一般の部】(1/3) 子の声の明るいクレヨン 竹澤 聡星の仲間になり薄原 一本槍満慈また耳がやせたねと妻がつまむ僕の衰弱 童家まさゆき年老いた細胞たちがいとおしい 童家まさゆき万華鏡を覗く手をとめる 械冬 弱虫筆の先で少し滲んだ戦争 一本槍満慈原罪を問うてくるたんぽぽ 野田智寿子コン...
第六回 尾崎放哉賞 入賞作品第6回 尾崎放哉賞の入賞作品が発表されました。詳しくは下の色文字をクリック。第六回尾崎放哉賞ランキングに参加中。クリックして応援お願いします!にほんブログ村...
今日本には天才ボクサーがいる。24戦24勝21KOの戦績、3階級での世界王者、バンタム級での主要世界4団体を統一した。そのベルトを返上し、7月25日にWBC・WBO世界スーパーバンタム級のベルトを持つスティーブン・フルトンに挑戦する。井上尚弥とフルトン両者無敗で、勝敗の予測は割れている。ボクサーにはニックネームがあって井上には「モンスター」が付く。 寺山修司はボクシングジムに通っていたが、あまりの厳しさに耐えら...
さがえ・あきら氏が短歌界の〈七つの不思議〉(注)を提示していた。この短歌界を俳句界に置き換えれば、良き反省材料となろう。 ○新奇さが流行となる不思議(単なるスタイルの新しさ) 俵万智の『サラダ記念日』に代表されるライトヴァース的傾向を示しているのであろう。俳句にもこのような傾向があるが、独自というスタイルというものも変遷してゆくべきか。 ○結社に所属する意味が本来のものでなくなっている。 ...
日々の感動を自由なリズムで詠み投句しよう ご訪問いただきありがとうございます泉の会は俳句を触媒にあらゆることを話題にあげ会話を楽しむ、肩肘張らない愉快な句会です。みなさまの投句を募っています。ぜひ句会にご参加ください。2023年4月16日 四月句会 全30句 春の月いつまでなのか人見知り 昌平 人美・弥生・立日十・貞徳 選・春の月を見ている作者、心に引っかかっていることがふと浮か...
夕べひょいと出た一本足の雀よ 尾崎放哉烏がだまってとんで行った 尾崎放哉雀のあたたかさを握るはなしてやる 尾崎放哉小鳥がふみ落とす葉を池に浮かべて秋も深い 尾崎放哉鶴鳴く霜夜の障子ま白くて寝る 尾崎放哉畳を歩く雀の足音を知って居る 尾崎放哉ねそべって書いている手紙を鶏に覗かれる 尾崎放哉くろい鳩がとまっている...