長岡天満宮の藤棚が見事です。(京都府長岡京市)鳥居とキリシマツツジ(キリシマツツジは長岡京市の天然記念物)ランキングに参加中。クリックして応援お願いします!にほんブログ村...
泉の会 11月句会のご案内時:11月23日(木曜日)午後1:00〜5:00所:ウィングス京都 2階 会議室6投句〆切:10月20日投句・句評・感想、歓迎します。句会へのお試し参加・投句は無料、皆様のご応募をお待ちしています。投句は月に五句以内、俳号・ニックネームにて、コメント欄のSECRETにチェックを入れ送付ください。通常のコメントはSECRETにチェックを入れずにお願いします。句会の結果は当ブログの句会レポートにて...
あめゆじゅとてちてけんじゃ でウッと詰まり、おらおらでしとりえぐも で堪えきれず涙が滲んだ。永訣の朝、松の針、無声慟哭は賢治の妹トシ子の最後を看取った日に書かれた(立日十)永訣の朝けふのうちにとほくへいつてしまふわたくしのいもうとよみぞれがふつておもてはへんにあかるいのだ (*あめゆじゆとてちてけんじや)うすあかくいつそう陰惨いんさんな雲からみぞれはびちよびちよふつてくる (あめゆじゆとて...
宮沢賢治全集 中原中也 宮沢賢治全集第一回配本が出た。死んだ宮沢は、自分が死ねば全集が出ると、果して予測してゐたであらうか。 私にはこれら彼の作品が、大正十三年頃、つまり「春と修羅」が出た頃に認められなかつたといふことは、むしろ不思議である。私がこの本を初めて知つたのは大正十四年の暮であつたかその翌年の初めであつたか、とまれ寒い頃であつた。由来この書は私の愛読書となつた。何冊か買つて、友...
中原君の詩はよく讀んだが、個人としては極めて淺い知合だつた。前後を通じて僅か三囘しか逢つて居ない。それも公會の席のことで、打ちとけて話したことはなかつた。ただ最後に「四季」の會で逢つた時だけは、いくらか落付いて話をした。その時中原君は、強度の神經衰弱で弱つてることを告白し、不斷に強迫觀念で苦しんでることを訴へた。話を聞くと僕も同じやうな病症なので、大に同情して慰め合つたが、それが中原君の印象に殘...
ゆあーん ゆよーん ゆやゆよんこの言葉に頭から ?! が飛び出した。仲間たちは詩よりも顔写真が気に入っていたようだった。若い頃に中也の詩集を宮沢賢治と対で読んだ。全く方向性が異なる詩人ではあったが、並行して読めたのでありました。例えば、賢治はまっすぐで緊張実直、中也は立ち止まり弛緩幻想私には欠かせない二人の詩人です(立日十) サーカス 中原中也 幾時代かがありまして 茶...
十月十一日まだ「花オクラ」の花が咲いています。今年は植えていなかったのですが、落花生の畝の中から出てきました。オクラの花より大きく直径19センチほどありました。この黄色や形を見ると、豊かな気持ちになり顔が緩み〜アフリカ北東部の原産地にワープできそうです。茹でた花はほとんど味がしません。塩を振るとヌメヌメシャキシャキの食感で、ビールが欲しくなるのでした。 花オクラ一輪高く冬に入る 藤田悦子花オクラ...
ジョルジュ・ボノーが翻訳した都々逸鳥もはらはら夜もほのぼのと 鐘も鳴ります寺々に東山から舞妓を乗せて おぼろ月夜のもどり籠逢うて夢みて笑ふてさめて あたり見まはし涙ぐむほれた証拠はお前の癖が いつか私のくせになる主と旅すりゃ月日も忘る うぐいすなくそな春じゃそな月夜がらすを夜明けと思ひ 主をかへしてあと悔やむ 出典:「日本の民俗芸能における詩的表現」ジョルジュ・ボノー 著 中道風迅洞 著「ど...
小泉八雲が翻訳した都々逸三千世界の鴉を殺し 主と朝寝がしてみたい色は思案のほかとは言へど これも前世の縁であろ袖すり合ふのも他生の縁よ まして二人が深い仲とてもこの世で添はれぬならば 蓮のうてなで新世帯仇な笑顔に迷はぬ者は 木仏金仏石ぼとけ花やよくきけ性あるならば ひとがふさぐになぜ開くいやなお方の親切よりも 好いたお方の無理がよい 出典:「佛の畠の落穂」・「影」小泉八雲 著 中道風迅洞 著...
秋を訪ねて信州を歩いてきました。前日の雨から冷え込んで一気に山は一夜で衣替え。下記にアップしましたのでご覧ください。 http://30d.jp/kusaba/102 ランキングに参加中。クリックして応援お願いします!にほんブログ村...
日々の感動を自由なリズムで詠み投句しよう ご訪問いただきありがとうございます泉の会は俳句を触媒にあらゆることを話題にあげ会話を楽しむ、肩肘張らない愉快な句会です。みなさまの投句を募っています。2023年9月17日 九月句会 全26句手のひらの幼き日より月がのぼる 日和呂 昌平・立日十・貞徳 選・「より」は半世紀以上の時間的経過を表している。年老いた今も手のひらをみる時がちょくちょくある。物...
いつもの散歩道、小さな神社の横にある簾の家。簾の下で猫が寝ています。今年の夏はいつまでも暑くて、エアコンのある家から出て来ませんでした。白黒のこの猫は、ちょくちょく道案内をしてくれます。歩く私にこちらへおいでと振り返りながら顔を見てくる。本当はついてくるなかも。今日は風の通るところで寝ていました。 家と家のすきまの湖うみに猫がのっそり ランキングに参加中。クリックして応援お願いします...
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長岡天満宮の藤棚が見事です。(京都府長岡京市)鳥居とキリシマツツジ(キリシマツツジは長岡京市の天然記念物)ランキングに参加中。クリックして応援お願いします!にほんブログ村...
京都の桜は散り葉桜になりました。ウキウキと散歩しているとハナミズキやフジが満開です。途中でみる足もとの雑草たちも賑やかに花を咲かせています。歌や俳句に詠まれている雑草もあり、野外観察ハンドブックを参考にいくつか調べてみました。ヤエムグラ と ヒメオドリコソウ 八重葎 しげれる宿の さびしさに 人こそ見えね 秋は来にけり 恵慶法師 ヒメオドリコソウホトケノザ 七草や何をちなみに仏の座 路通...
日々の感動を自由なリズムで詠み投句しよう ご訪問いただきありがとうございます泉の会は俳句を触媒にあらゆることを話題にあげ会話を楽しむ、肩肘張らない愉快な句会です。みなさまの投句を募っています。2024年4月14日 4月句会 全26+2句選句と鑑賞は後日掲載いたします。ランキングに参加中。クリックして応援お願いします!にほんブログ村...
野生化した諸葛菜 令和6年4月15日 立日十 撮影泉の会 5月句会のご案内時:5月26日(日曜日)午後1:00〜5:00所:ウィングス京都 地下1階 会議室10投句〆切:5月24日投句・句評・感想、歓迎します。句会へのお試し参加・投句は無料、皆様のご応募をお待ちしています。投句は月に五句以内、俳号・ニックネームにて、コメント欄のSECRETにチェックを入れ送付ください。通常のコメントはSECRETにチェックを...
京都の桜は散り、葉桜になりましたが北関東の桜は今が見頃でしょうか。 撮影:貞徳ランキングに参加中。クリックして応援お願いします!にほんブログ村...
日々の感動を自由なリズムで詠み投句しよう ご訪問いただきありがとうございます泉の会は俳句を触媒にあらゆることを話題にあげ会話を楽しむ、肩肘張らない愉快な句会です。みなさまの投句を募っています。2024年3月31日 3月句会 全30句初音告げ天涯孤独の友おくる 秋海棠 立日十・人美・弥生・貞徳 選・送っているあなたが存在するのだから、その友はひとりではありません(貞徳)・親類や縁者はいないけど...
句会後に円山公園の夜桜を見に行きました 令和6年3月31日 秋海棠:撮影ランキングに参加中。クリックして応援お願いします!にほんブログ村...
写真:京都円山公園の枝垂れ桜 秋海棠 撮影泉の会 4月句会のご案内時:4月14日(日曜日)午後1:00〜5:00所:ウィングス京都 地下1階 会議室9投句〆切:4月11日投句・句評・感想、歓迎します。句会へのお試し参加・投句は無料、皆様のご応募をお待ちしています。投句は月に五句以内、俳号・ニックネームにて、コメント欄のSECRETにチェックを入れ送付ください。通常のコメントはSECRETにチェックを入れずにお願いしま...
日々の感動を自由なリズムで詠み投句しよう ご訪問いただきありがとうございます泉の会は俳句を触媒にあらゆることを話題にあげ会話を楽しむ、肩肘張らない愉快な句会です。みなさまの投句を募っています。2024年3月31日 3月句会 全30句選句と鑑賞は後日掲載いたします。ランキングに参加中。クリックして応援お願いします!にほんブログ村...
降る雪や明治は遠くなりにけり 中村草田男 獺祭忌明治は遠くなりにけり 先行する作品 草田男の有名な作品に先行する作品があったのは驚きだが、「獺祭忌」の明治は正岡子規の限定されたものであり、「降る雪や」によって喚起される明治は、その対象の範囲がはるかに大きくて時代意識が鮮明に出ており、句柄の大きさが異なっている。 滝の上に水現われて落ちにけり 後藤夜半 昭和四年 滝の上人あらわれて...
チチポポと鼓打たうよ花月夜これよりの百日草の花一つ海中に都ありとぞ鯖火燃ゆ麗や皆働ける池の鴨草堤に坐しくづをれて春惜む騒がしき風吹く春を惜みけり野蒜掘れば強きにほひや暮の春腰かけしまゝ寝ころびぬ縁の春春草や光りふくるゝ鳩の胸すこし待てばこの春雨はあがるべし目つむりて春日に面さらしをり残雪に椿落ちたり谷の坊苗代を見て来し心美しき西行忌我に出家の心なし流れつゝ色を変へけり石鹸玉毎日の朝寝とがむる人もな...
弥生とはいえまだまだ寒い日が続きます車で通った道の脇に氷柱が光っておりました氷柱を見るのは一年振り 先日、京都高島屋で上村松園・松篁・敦之展を見た入場者は女性が九割以上と思われる会場の照明は極力抑えられ薄暗くほのかに浮かぶ舞妓芸妓たちの華やかさは見事でありました松園の絵は、安来市の足立美術館や展示がある度に見ていたが色彩と線の確かさに感動していた今回も改めて娘たちの艶やかさはには見惚れてしまう...
日々の感動を自由なリズムで詠み投句しよう ご訪問いただきありがとうございます泉の会は俳句を触媒にあらゆることを話題にあげ会話を楽しむ、肩肘張らない愉快な句会です。みなさまの投句を募っています。2024年2月24日 2月句会 全24句 パートタイマー純子の見上げる青空 人美 弥生・貞徳・立日十・昌平・秋海棠 選・映画のタイトルのような。そういう純子さんもアラセブ(around seventies)&nbs...
日々の感動を自由なリズムで詠み投句しよう ご訪問いただきありがとうございます泉の会は俳句を触媒にあらゆることを話題にあげ会話を楽しむ、肩肘張らない愉快な句会です。みなさまの投句を募っています。2024年2月24日 2月句会 全24句選句と鑑賞は後日掲載いたします。ランキングに参加中。クリックして応援お願いします!にほんブログ村...
泉の会 3月句会のご案内時:3月31日(日曜日)午後1:00〜5:00所:ウィングス京都 4階 会議室7投句〆切:3月28日投句・句評・感想、歓迎します。句会へのお試し参加・投句は無料、皆様のご応募をお待ちしています。投句は月に五句以内、俳号・ニックネームにて、コメント欄のSECRETにチェックを入れ送付ください。通常のコメントはSECRETにチェックを入れずにお願いします。句会の結果は当ブログの句会レポートにて発表...
鬼・妖怪変化の世界とは別に「異世界」の自由律俳句を調べてみた。(自由律俳句誌 青穂創刊号〜50号より抜粋)現実とは違う世界観を創作し詠んでいる不思議な句があり、各々作者独自のイメージを展開している。あくまでも個人の思いで選んでいることをご容赦願います。 突っ張った青い空へ時空の門 ゆきいちごすだれ越しに戦争が正座している 平岡久美子月影一斉に翻り庭いっぱいの雑魚がく...
第七回 尾崎放哉賞 入賞作品第7回 尾崎放哉賞の入賞作品が発表されました。詳しくは下の色文字をクリック。http://housai-shou.com/ランキングに参加中。クリックして応援お願いします!にほんブログ村...
鬼・妖怪変化の世界とは別に「異世界」の自由律俳句を調べてみた。(自由律俳句誌 青穂創刊号〜50号より抜粋)現実とは違う世界観を創作し詠んでいる不思議な句があり、各々作者独自のイメージを展開している。あくまでも私の思いで選んでいることをご容赦願います。 この分野で注目した作家は「久坂夕爾」氏、独自の世界観を構築されている。 ガガガ空に棲む空を遊ぶ空で交わる 久坂夕爾 「ガガガ」とは如何な...
日々の感動を自由なリズムで詠み投句しよう ご訪問いただきありがとうございます泉の会は俳句を触媒にあらゆることを話題にあげ会話を楽しむ、肩肘張らない愉快な句会です。みなさまの投句を募っています。2024年1月21日 1月句会 全29句森を行く風の音に睦言まじり 秋海棠 弥生・貞徳・立日十・人美 選・艶めかしい風。冬ではなく夏?冬なら怪談(貞徳)・姿は見えぬが途切れ途切れに睦言が風上から聞こえて...
泉の会 2月句会のご案内時:2月24日(土曜日)午後1:00〜5:00所:ウィングス京都 2階 会議室5投句〆切:2月21日投句・句評・感想、歓迎します。句会へのお試し参加・投句は無料、皆様のご応募をお待ちしています。投句は月に五句以内、俳号・ニックネームにて、コメント欄のSECRETにチェックを入れ送付ください。通常のコメントはSECRETにチェックを入れずにお願いします。句会の結果は当ブログの句会レポートにて発表...
さがえ・あきら氏が短歌界の〈七つの不思議〉(注)を提示していた。この短歌界を俳句界に置き換えれば、良き反省材料となろう。 ○新奇さが流行となる不思議(単なるスタイルの新しさ) 俵万智の『サラダ記念日』に代表されるライトヴァース的傾向を示しているのであろう。俳句にもこのような傾向があるが、独自というスタイルというものも変遷してゆくべきか。 ○結社に所属する意味が本来のものでなくなっている。 ...
日々の感動を自由なリズムで詠み投句しよう ご訪問いただきありがとうございます泉の会は俳句を触媒にあらゆることを話題にあげ会話を楽しむ、肩肘張らない愉快な句会です。みなさまの投句を募っています。ぜひ句会にご参加ください。2023年4月16日 四月句会 全30句 春の月いつまでなのか人見知り 昌平 人美・弥生・立日十・貞徳 選・春の月を見ている作者、心に引っかかっていることがふと浮か...
夕べひょいと出た一本足の雀よ 尾崎放哉烏がだまってとんで行った 尾崎放哉雀のあたたかさを握るはなしてやる 尾崎放哉小鳥がふみ落とす葉を池に浮かべて秋も深い 尾崎放哉鶴鳴く霜夜の障子ま白くて寝る 尾崎放哉畳を歩く雀の足音を知って居る 尾崎放哉ねそべって書いている手紙を鶏に覗かれる 尾崎放哉くろい鳩がとまっている...
日々の感動を自由なリズムで詠み投句しよう ご訪問いただきありがとうございます泉の会は俳句を触媒にあらゆることを話題にあげ会話を楽しむ、肩肘張らない愉快な句会です。みなさまの投句を募っています。ぜひ句会にご参加ください。2023年4月16日 四月句会 全30句選句と鑑賞は後日掲載いたします。ランキングに参加中。クリックして応援お願いします!にほんブログ村...
泉の会 5月句会のご案内時:5月14日(日曜日)午後1:00〜5:00所:ウィングス京都 2階 会議室5投句〆切:5月11日投句・句評・感想、歓迎します。句会へのお試し参加・投句は無料、皆様のご応募をお待ちしています。投句は月に五句以内、俳号・ニックネームにて、コメント欄のSECRETにチェックを入れ送付ください。通常のコメントはSECRETにチェックを入れずにお願いします。句会の結果は当ブログの句会レポートにて発表...
山裂けて成しける池や水すまし穂芒や地震ないに裂けたる山の腹亡き魂も出迎へよ門の冬の月看護婦や夏痩せたるが美しき何年の恋や果して畑打つ淡雪や通い路細き猫の恋稲妻や湯船に人は玉の如蝶よ昔荘周と云ふうつけあり老子虚無を海鼠と語る魚の棚人間の海鼠となりて冬籠る 造物者の話をするや栗の花仙人の鬚洗ひ居る清水哉蝸牛の角がなければ長閑哉蝸牛は角があつても長閑哉竜神を祭る岩頭の霰哉神さびし宮の木立や鴨の...
サチエはくじ運が良かった。幼稚園の時に、町内の福引で温泉旅行を引き当ててから、家ではサチエがくじ引き担当だった。お年玉つき年賀はがきでも、何度二等を当てたかわからない。ある時期、あまりに当たるのが怖くてくじ引きをやめていたこともある。くじ運がいいのは才能だ。最近は福引もしていないし、小さなくじ運がたまって、大きなくじ運になっているかもしれない。「やってみるか」 狙いはそれまで買ったことがなかった...
金子みすず 積もった雪 上の雪さむかろな。つめたい月がさしていて。 下の雪重かろな。何百人ものせていて。 中の雪さみしかろな。空も地面じべたもみえないで。 三好達治 雪 太郎を眠らせ、太郎の屋根に雪ふりつむ。次郎を眠らせ、次郎の屋根に雪ふりつむ。 室生犀星 三月 うすければ青くぎんいろにさくらも紅く咲くなみに三月こな雪ふりしきる ...
桜おほらかにゆれいでて風となる夕べ 秋山秋紅蓼がんこな咳のあいま 白梅の瓶の位置をなおす 吉岡禅寺洞土むずがゆく芽を出し芽を出し 小澤武二野はすでに春ととのうていた 中原紫童春風のどこでも死ねるからだであるく 種田山頭火 春の山のうしろから煙が出だした 尾崎放哉牛がなんで鳴くのか鳴いていて春が一ぱい 山本木天蓼春雨たま...
四月 桜 新宿駅東口の駅前広場をふらふらと歩いてくる若者がいる。ふらふらしているのは体調が悪いわけではなく、肩にかけた鞄が重いかららしい。十歩ほど進むと、荷物を右から左の肩へ。そしてまた十歩で、左から右。 鞄の中には高校の卒業アルバムがある。着古した学校ジャージがあり、いつも使っていた置き時計がある。ちなみにこの置き時計、土台が大理石ですこぶる重い。当初これらの品々は九州の実家に置いてくる予定だっ...
高橋幸宏氏 一月に、坂本龍一氏もお亡くなりになりました。ご冥福をお祈りいたします。東風 作曲:坂本龍一 / 雷電 作曲:高橋幸宏ランキングに参加中。クリックして応援お願いします!にほんブログ村...
日々の感動を自由なリズムで詠み投句しよう ご訪問いただきありがとうございます泉の会は俳句を触媒にあらゆることを話題にあげ会話を楽しむ、肩肘張らない愉快な句会です。みなさまの投句を募っています。於:東福寺天得院 得点順 ぼくをはげます影の変な癖 余死行 7点 冬の碧空人生帳尻合せてあるかしら 徳子 5点旧い書物を紐解くような私達の出会いである 貴子 ...
山王鳥居 日吉大社は比叡山東側山麓の大津市坂本にあります。西本宮、東本宮のほか約40の社があり、全ての神様を総称して「日吉大神」と呼びます。 詳しくは下記ホームページへ。 http://hiyoshitaisha.jp/about/2100年前、崇神天皇の時代に創祀され、全国38000余の日吉・日枝・山王神社の総本宮。都の魔除・災難除を祈る社で、最澄さんが延暦寺を開かれてより、天台宗の守り神として崇啓を受け今日に至る。巻頭の写真は昨年12...
日々の感動を自由なリズムで詠み投句しよう ご訪問いただきありがとうございます泉の会は俳句を触媒にあらゆることを話題にあげ会話を楽しむ、肩肘張らない愉快な句会です。みなさまの投句を募っています。透き通った空が泣いている春 貞徳 秋海棠・人美・日和呂 選・春霞たなびいてこそ(秋海棠)・若い時と違って、歳を重ねると花の見え方もだんだん変わっていく。春には春の、秋には秋の花がさく。あと、どれくら...
曼珠沙華どれも腹出し秩父の子水脈の果炎天の墓碑を置きて去る朝日煙る手中の蚕妻に示す銀行員ら朝より蛍光す烏賊のごとく湾曲し火傷し爆心地のマラソン朝はじまる海へ突込む鷗の死霧の村石を投げらば父母散らん二十のテレビにスタートダッシュの黒人ばかり暗黒や関東平野に火事一つ霧に白鳥白鳥に霧というべきか 梅咲いて庭中に青鮫が来ている猪が来て空気を食べる春の峠牛蛙ぐわぐわ鳴くよぐわぐわ夏の山国母いてわれ...
今年の2月8日 朝8時すぎ 日陰で何かがきらりと光った近づいてみると三十センチほどの水溜まりに小さな氷の橋あまりにきれいなので写真を撮った大きな池でも幾何学的紋様が走っていることがあるこの氷で句を作り二月句会に出句しました ランキングに参加中。クリックして応援お願いします!にほんブログ村...
日々の感動を自由なリズムで詠み投句しよう ご訪問いただきありがとうございます泉の会は俳句を触媒にあらゆることを話題にあげ会話を楽しむ、肩肘張らない愉快な句会です。みなさまの投句を募っています。ぜひ句会にご参加ください。2023年3月12日 三月句会 全26句選句と鑑賞は後日掲載いたします。 ランキングに参加中。クリックして応援お願いします!にほんブログ村...
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なみだふきながららくがきしているれつれつとふるゆきのあはあはとふるゆきとなって、つもるゆふやけがあをざめてゆくランプのほやの金色の夢雪の夜のよびりんおしてからのわたしの空間にゆきふつているひかりにつかれたやうなこどもをつれてみづうみのほとり父も母も星になつたこどもふたありだきあふてねるアルコールランプあをくポカポカつきよでござる月光ペン先ぬらしてかいてゆく帽子をぬぐと日がもう夏である顔になるりすの...
三月六日、大阪の高等裁判所に傍聴に行ってきた。今まで裁判には無縁な私だったが。この裁判は、国が生きていく権利を蹂躙したものを回復、拡充を訴えて起こされた裁判だ。今も全国各地で行われている。私は原告ではないが、支援者としてこの裁判を傍聴した。裁判所の立地は、市役所の近所にあり閑静な官庁街といったところか。大袈裟な手荷物検査を経て、入廷し裁判官の入廷を待った。まちに待った裁判官だったが、あっさりしたも...