何かを計画して、それを着々とできればいいですが、 そうはいかないこともあります。 急用ができた、とか、 単にその気が起こらなかった、とか、 いろいろ理由はありますが、 「挫折」した場合。
一年を振り返って、受講生の方のことを 思います。 そして、あぁ、この方は、 *こんな技術の面で上達なさった、とか、 *以前はこんなふうに弾いておられたのに、 今は、こんなふうになった、とか、 *こういう音が出せるようになった、とか、 *フレージングで、私が何も言わなくても、 こんなことを
フランスでは、 今年はノエル(クリスマス)のお休みに入るのが おそいです。 ぎりぎりまでお勉強して、 そして、ノエルの日を迎えます。 そのかわり、お正月は、めずらしくのんびり。 8日まで休みです。 いつもですと、 2日、3日くらいから仕事に入りますので、 ちょっと味気ない感じもするのです。
前回、Sさんの発表会のお話から、 どういう演奏を目指すか、というような話になりました。 考えてみますと、 音楽院でも、試験の時は、 みなさん緊張しますし、 「ちゃんと」弾けたらな、と思うわけです。 では、審査員の人たちは、 何を思っているかと言いますと、 レストランに行ったら美味しいものを食べた
Sさんが、「消化不良」とおっしゃりながら、 発表会本番の動画を送ってくださりました。 それを聴いてみますと。 たしかに、ミスタッチはあるものの、 流れが良いです。 それぞれの場面の表現が、クリアです。 よく歌ってらっしゃいます。 そして、歌い方に心がこもっているのでしょうね、 こちらのハートも
先日Sさんが、発表会で演奏なさいました。 「ふだん塾」受講生のSさんは、 関東でも対面レッスンの先生についておられます。 私も、オンラインや、 東京での対面レッスンで お手伝いしました。 そして、本番のあと、メッセージが来たのですが、 何やら、あまりうまく行かなかったと、 残念がっておられる。
ふだん、あまり気にしませんが、 ピアノ曲で、調の雰囲気をつかむことはできます。 そして、これを表現すると、 演奏がぐっと変わるのではないかと思います。 フランスでは「バイエル教本」をあまり使いませんが、 私は、たまに使います。 その中に、一曲の中で短調から長調に変わる曲があります。 そして、「先
これは、中級以上の話になります。 新しい曲に取りかかるときに、 他の人の演奏を聞くか、聞かないかで、 意見が分かれます。 きのうも、10代の生徒さんが、 「私のように、まだ経験のない者は、 他の人の演奏をきいて、練習するしかない」 と言っていました。 そういえば、 新しい曲の楽譜と一緒に模範の
年末、発表会やクリスマス会などで、 本番を準備なさっている方も多いかと思います。 本番では、ほとんどの方が緊張すると思います。 プロは緊張しないと思っている方もありますが、 実は、「ものすごく」緊張しています。 大きなホールの楽屋では、 前の演奏者が残していった、薬のカプセルの殻が、 散乱してい
曲を通して、何を伝えたいのか、 というようなことをお話ししました。 中には、それがよくわからなくて、 だからレッスンを受けています、という方があります。 そのお気持ちはよくわかります。 小鳥が卵からかえるとき、 ヒナは、中から口ばしで、殻をつつきます。 親鳥も、外側から口ばしで、殻をつつきます
ピアノオンライン講座「ふだん塾」
先日のことです。 友人と話していて、どうしてもわかってもらえないことが ありました。 ピアノを学ぶには、 技術を詳しく学ばなくてはならない、というのです。 だから、先生は、 長い年月をかけて、説明していかないと、と。 うーん。 一方、私は、レッスン中に、 技術の説明をしているのかどうか、といい
よくあることですが、 意外と聞き落とされてしまう音があります。 メロディを弾くときの、 リピート音です。 これは、ピアノの鍵盤上は、 とても易しいことなのです。 ですのであまり気を配らないのです。 ある大先生の、一回のみレッスンを受けた時、 注意されたことがあります。 あら、と思って、 もう一度
きのうは、 オンラインでも、 オンラクイン(音楽院)でも、 ガクンと、大きな上達をとげられた方がありましたので、 うれしかったです。 とてもハッピーな時間となります。 まぁ、これが楽しくて この仕事はやめられない、止まらない、となります。 どちらのケースも、 とたんに変化があったように見えます
ピアニストは、暗譜で弾くことが多いです。 それについては、 いろいろ言われています。 例えば、リストの肖像画を見ますと、 楽譜を見ながら弾いているものがあります。 バロック時代の絵画にも、 楽譜を見ながらチェンバロを弾く姿が あります。 また、 ソロですと、暗譜が必須なのに、 室内楽を演奏す
人前で弾く時のコツ、その2は、 2)場に慣れる、です。 もう曲は、まぁでき上がっているけれども、 当日のことが心配、という時。 本番の日から2〜3週間前から、 慣れる練習をしておくとよいです。 家で弾けたからといって、 本番でうまくいくとは限らないのは、 緊張したから、ということもありますが、
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何かを計画して、それを着々とできればいいですが、 そうはいかないこともあります。 急用ができた、とか、 単にその気が起こらなかった、とか、 いろいろ理由はありますが、 「挫折」した場合。
ふだん塾」オンラインレッスンの受講生の方には、 日本から、フランスからの方が多いですが、 それ以外、イギリス、アメリカからも 受講があります。
エチュードでもなんでも、 難しい曲を速いテンポで弾けるようになるには、 どうすれば良いのでしょう?
先月、大人初心者の方が入ってこられました。 お年は、だいたい70代半ば、 もしかすると、後半かもしれません。 とても順調に行っています。
私が、ピアノをこんなに長く続けていられるのは、 やはりコツみたいなものがあると思います。 以前に、 どこかで読んで、深く納得したことが あります。
先週、たったの5時間で、 3年間の悩みが解決する、という感動的なことが おこりました。 どういうことかと言いますと、 実は、3年前に、私のピアノは ダメージを受けてしまったのです。 これは腕の良くない技術者に任せた私のせい、といえば、 私のせい。
前回は、オンライン受講生の方が「ぐん!」と上達なさった、 という話をしました。 もちろん、これまで(私のところでは3年間)、 コツコツと、深く掘り下げて、 研究、練習なさってきたからなのですが、 ここへきて、 ずいぶんと変化がありました。
もちろん、そのきざしのようなものはあったのですが、 今回、ガクンと上達なさって受講生の方がありましたので、 とても嬉しく、おめでたく(?)思いました。 技術的にも、最近、
最近よく思いますが、 60歳を超えた私は、20歳のときとは違う 練習のしかたをしています。 おおまかにいいますと、 自分の弱点がよくわかっているので
ここロワール地方では、けさは10℃と、 とても涼しいです。 朝の散歩では、手袋をしてくればよかった、と 思うほどでした。
レッスンでも、コンサートでも、 本番が近くなると、緊張します。 上手に弾きたい、という気持ちがあれば、 緊張するのは仕方ありません。
フランスでは、2週間のイースター休みが ありましたので、 私も東京に帰省することができました。 その間、音楽院の生徒さんは、、、。 人それぞれですが、 今回、ものすごく変化した生徒がいます。
(オンラインレッスン、再開しています!) 2週間ほど、東京に行っていました。 お天気もよく、桜や富士山に迎えられて、 日本という国は、 なんて、美しい国だろうとあらためて思いました。
フランスでは、イースターの休みに入っています。 その間、2週間ほど、 「ふだん塾」オンラインレッスンは、お休みにいたします。 そして、東京に出張して、 対面レッスンをいたします。
たまに私がピアノを演奏しているときに どんなことを考えているか、と聞かれます。 自分でも、以前、それを観察してみたこともあります。
日本の生徒さんの中にはみられませんが、 フランスで、よくみられるケースです。 最近のソルフェージュレベルが、 ちょっとアヤシイらしいのです。 そうすると、 ショパンのノクターンでも、メロディがちっとも
今、春のお花の時期だから ことさらそう感じるのかもしれませんが、 今まで、地道にやってきた生徒さんが 突然、すごいことを見せてくれたりして、 うれしく、驚きます。 冬の間も、コツコツと練習してきて、 今、春になって、ポンと花が咲いた、というような 気持ちがします。
音楽院で、 新しい生徒さんが編入学なさいました。 もう、かなりのレベルを持っている男性。 とても音楽がお好き。 したがって、そういう心を持っておられるので、
今日は、 オンラインレッスン「ふだん塾」の受講生、 きらさんのお話をしたいと思います。 4年前から受講しておられます。 以前にも、 ストリートピアノを弾かれた、というお話
「歳のせいか」という枕詞を使うのは、 どうも気に入らないのですが、 それでも、若いころと比べて「むむむむ」と 思ってしまうことは多いです。
けさ、オンラインのレッスンをしていましたところ、 お仕事が忙しくなってきた受講生の方がありました。 北海道にお住まいのMさんです。 その方がおっしゃるには、 仕事は忙しくなってきているけれども、 ピアノを弾くのを楽しみにしながら、 仕事を頑張っています、ということです。
ピアノの先生、と一口に言っても、 いろいろな人がいますので、それぞれだとは思います。 少なくとも私の頭の中では、 レッスンをしている時はもちろん、 そうでない時でも、 気にし続けていることがあります。
一生懸命弾いているのに、 どうも、成果が出ない、というときはあります。 それは、プロでも、趣味ピアノでも、 大きなモチベーションを持って努力している方に よく起こるようです。 そういうときはどうすればいいかと言い
きのうは、フランスではルマンというところで 24時間自動車レースがありました。 それとは関係ありませんが、 先日、私は12時間ジャッジをするという仕事がありました。 まぁ、休憩はあるのですが。
きょうは、「ふだん塾」海外組のもうひと方、 野ばらさんのお庭を紹介したいと思います。 野ばらさんは、アメリカ、ワシントン州にお住まいです。 「ふだん塾」で数年前からお勉強中の女性。
片手ずつ弾けても、両手で弾くのが、むずかしい。 確かに、そうです! 私も、それでよく苦しみます。 そういう時に、よく観察してみますと、 まず、 片手ずつちゃんと弾けているかというと、
本の読み方に、 熟読、 速読、 斜め読み、など、 いろいろな読み方があるように、 ピアノの練習の仕方も、いろいろあると思います。
先日、同業者の方に(つまり、ピアノ教師の方に) 質問を受けました。 数年前のことですが、 音楽院、教師就職試験の際、 私の生徒さんの一人が、レッスンの試験台となりました。
「ふだん塾」受講生の中には、 海外からの方が、幾人かあります。 オンラインですから、どんなに遠くても、 まるでそばにいるように、レッスンを行います。 さて、 イギリスにお住まいの方から お庭の写真をいただきましたので、紹介します。
ある程度、曲を弾けるようになると、 楽しいですから、 なんども、なんども、繰り返して弾いたりします。 さて、 ここが、肝心なところです。
音楽院では、年末テストも終わりました。 7月になると、学年も終わりです。 でも、この1ヶ月はイベントがいろいろありますし、 レッスンも、続きます。 先日のテストでは、皆さん、 ストレスフルだったようですが、 でも、そのおかげでずいぶん練習したようです。
先日のテストでうれしかったことを書きます。 いくつか、「とてもうれしかった」件があるのですが、 そして、 それは、だいたい、生徒さんが実力を発揮できた時。 それどころか、 いつもよりもっと上手に弾けたりすることもあります。
ある曲を、しばらく弾いていると、 なんだか、ちっとも改善しない、 変化がない、という時が来ることがあります。 それは、 両手で、音楽的に弾き続けている時に、 よく起こるような気がします。
今、フランスの音楽院では、テストの時期です。 テストの時は、外部の先生がジャッジに来ます。 私も、別なところへ行って、ジャッジします。
まったく初心者でなくとも(再開)、 大人になってからピアノを始める方は多いです。 逆に、 そんなことはできないはず、と 決めてかかっている方も多いです。
前回は 「音色」について書きました。 それでは、どのように、「色付け」をしていくかと 言いますと。 まずは、 全体的に、丸くて深みのある音色を 目指します。 これは、まるで、質の良い楽器を選ぶようなものです。
先日、日本のどこかで、マルタ・アルゲリッチが 古いアップライトで、 バラバラっと、 シューマンやらラベルの曲で、試し弾きをしていました。 その音を聞いて、 「あ、アルゲリッチの音」と思いました。 とてもアップライトとは思えない音でした。
ショパンやリストのエチュード(練習曲)は、 とてもむずかしいので有名です。 この練習曲を弾くための練習曲があるくらいです。
初心者の方でも、 プロの人でも、 どんなレベルでも、 効果的な練習のしかたは同じだと思います。
2週間ほど、日本へ行ってきました。 その間、対面レッスンも行いました。 ピアノを再開なされた大人の方がほとんでどです。 みなさん、趣味だからこそ、 やる気満々で、楽しんでいらっしゃいます。