何かを計画して、それを着々とできればいいですが、 そうはいかないこともあります。 急用ができた、とか、 単にその気が起こらなかった、とか、 いろいろ理由はありますが、 「挫折」した場合。
きのうは、人前で弾くのはそう簡単ではない、 というお話でした。 自分一人で、 自分の家では、こんなに弾けるのに。 という悔しい気持ちは、私も経験がありますので、 よくわかります。 さて、 どうすればいいかというと、 これも、訓練のようなことができます。 大きく分けて 1)準備すること 2)
きのう、音楽院でのことです。 中学生の男の子です。 前回、ちょっとイマイチでしたので、 今週は、ちゃんと弾けるようになるのが課題でした。 弾く前に 「先生、先週は、家に帰ってもう一度弾いたら、 ちゃんとミスなしで弾けたんです」と、言います。 ちょっと、「抗議」の雰囲気のする言い方です。 あらま、
どうやったら「音楽的に」ピアノを弾けるようになるでしょうか。 私は、そのことにずいぶん悩んできました。 いろいろな試行錯誤を重ねてきました。 フレージングが、主な悩みの種となります。 これさえしっかりできていれば、、、と 思ってしまいます。 てっとりばやく、フレージングを成功させるには、 どうす
「音楽的」に弾きましょうと言われても、 なかなかどうして良いかわからない時。 前回はフレージングについて書きました。 きょうは、 強弱について。 とても簡単そうに見えますし、 実際、簡単だと思います。 ひとつ、大切なことは、 「オーバー気味に」強弱をつける、ということです。
きのうは、「音楽的に弾く」ための、第一歩のお話をしました。 メロディと伴奏の、音質と音量のバランスがとれたら、 次は、 メロディを、少し考えてみます。 どのように「歌うか」。 これまた、「歌って、歌って」と 先生に言われた覚えがあります。 といって、ピアノを弾きながら歌うのでは、 うまくいきま
ピアノを弾いていて、 日本でも、フランスでも、よく 「音楽的に」と先生に言われたことがあります。 そうは言われても、 どういうことが音楽的なのか、よくわかりません。 ピアノの楽譜は音楽ではないのでしょうか、と 突っ込みたくなります。 そして、大体、 どのようにすれば音楽的になるのかも 教えてくれ
先日、生徒さんのお母様が心配して、 お話に来られました。 ちょっと、思うように進まないケースです。 とても若いお子さんですので、 私としては、何も、無理して今始めなくとも、 もうしばらくたってから、 あらためて開始してもいいのではないか、と ちょっぴり、 思っていたのです。 でも、 ちっちゃな生
人生を生きていますと、 次から次へと、色々なことが起こったりします。 そんな時には、 あんまりがんばらずに、 マイペースを尊重するのがいいと思います。 ピアノは、長いこと続けていると、 もっともっとおもしろくなります。 ですので、いろいろな出来事や、 モチベーションの上がり下がりがあっても、 まぁ
ピアノのレベルが上がってきますと、 いつの日か、ソフトペダルを使う日がやってきます。 ウナコルダとも呼ばれています。 これはグランドピアノの場合、 ふだんは 一つのハンマーが3本の弦を叩くところが、 1本のみの弦を叩くことから、きています。 (現代のピアノでは、2本の弦) さて、 ソフトペダル
いちがいに、スタッカートと言っても、 いくつか種類があります。 私は、3つくらいあると思います。 1)まず、これは、古典派に多いですが、 まれにですが、 スタッカートが 小さなアクセントのように扱われていることがあります。 もちろん、ノンレガートで弾くのです。 そして、少し強めにはっきりと弾く
このごろでは、オンラインでも、対面でも、 私のところでは、 大人の初心者の方が増えています。 どういう理由だかは、よくわかりませんが、 私としては、とても嬉しい現象です。 なぜ嬉しいのかと言いますと、 大人の方が、 ものすごくモチベーションを持ってらっしゃるからです。 すると、 色々なことが、わ
前回は、「脱力の仕方」についてお話ししました。 さて、 弾きやすい姿勢でいるためには、どう座ったらいいのでしょうか。 1) まず、高さです。 高さは、手を鍵盤に置いたときに、 腕が、だいたい水平になっているのがいいと思います。 これは、肩で調節するのではなく、 椅子の高さで調節します。
よく聞かれますが、ピアノを弾いていて、 どのように脱力するのか、ということがあります。 結論から言いますと、 私の感じでは、「脱力しよう」と思っても、 あまりうまくいかないということです。 まず、感覚として、 「ピアノを弾きながら、脱力している状態」 というのをあまりよくつかめません。 それでも
秋晴れの、気持ちいい日本から戻りますと、 フランスは、いつもどおり湿っぽい秋になっていました。 これからクリスマスに向けて、 ちょっとうす暗い毎日です。 さて、日本で、 受講生の方一人が、お話ししてくださったことがあります。 「ふだん塾」オンラインレッスンの特徴の一つです。 お仕事に忙しく、
しばらくの間、「ふだん塾」はおいとまをいただいていましたが、 本日より、オンライン再開いたします。 この2週間ほどは、一時帰国。 東京で、オンライン受講生の方と、 対面のレッスンを行ないました。 初めてお会いする方もありました。 でも、 いつもオンラインでレッスンをしていますので、 何となく、「
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何かを計画して、それを着々とできればいいですが、 そうはいかないこともあります。 急用ができた、とか、 単にその気が起こらなかった、とか、 いろいろ理由はありますが、 「挫折」した場合。
ふだん塾」オンラインレッスンの受講生の方には、 日本から、フランスからの方が多いですが、 それ以外、イギリス、アメリカからも 受講があります。
エチュードでもなんでも、 難しい曲を速いテンポで弾けるようになるには、 どうすれば良いのでしょう?
先月、大人初心者の方が入ってこられました。 お年は、だいたい70代半ば、 もしかすると、後半かもしれません。 とても順調に行っています。
私が、ピアノをこんなに長く続けていられるのは、 やはりコツみたいなものがあると思います。 以前に、 どこかで読んで、深く納得したことが あります。
先週、たったの5時間で、 3年間の悩みが解決する、という感動的なことが おこりました。 どういうことかと言いますと、 実は、3年前に、私のピアノは ダメージを受けてしまったのです。 これは腕の良くない技術者に任せた私のせい、といえば、 私のせい。
前回は、オンライン受講生の方が「ぐん!」と上達なさった、 という話をしました。 もちろん、これまで(私のところでは3年間)、 コツコツと、深く掘り下げて、 研究、練習なさってきたからなのですが、 ここへきて、 ずいぶんと変化がありました。
もちろん、そのきざしのようなものはあったのですが、 今回、ガクンと上達なさって受講生の方がありましたので、 とても嬉しく、おめでたく(?)思いました。 技術的にも、最近、
最近よく思いますが、 60歳を超えた私は、20歳のときとは違う 練習のしかたをしています。 おおまかにいいますと、 自分の弱点がよくわかっているので
ここロワール地方では、けさは10℃と、 とても涼しいです。 朝の散歩では、手袋をしてくればよかった、と 思うほどでした。
レッスンでも、コンサートでも、 本番が近くなると、緊張します。 上手に弾きたい、という気持ちがあれば、 緊張するのは仕方ありません。
フランスでは、2週間のイースター休みが ありましたので、 私も東京に帰省することができました。 その間、音楽院の生徒さんは、、、。 人それぞれですが、 今回、ものすごく変化した生徒がいます。
(オンラインレッスン、再開しています!) 2週間ほど、東京に行っていました。 お天気もよく、桜や富士山に迎えられて、 日本という国は、 なんて、美しい国だろうとあらためて思いました。
フランスでは、イースターの休みに入っています。 その間、2週間ほど、 「ふだん塾」オンラインレッスンは、お休みにいたします。 そして、東京に出張して、 対面レッスンをいたします。
たまに私がピアノを演奏しているときに どんなことを考えているか、と聞かれます。 自分でも、以前、それを観察してみたこともあります。
日本の生徒さんの中にはみられませんが、 フランスで、よくみられるケースです。 最近のソルフェージュレベルが、 ちょっとアヤシイらしいのです。 そうすると、 ショパンのノクターンでも、メロディがちっとも
今、春のお花の時期だから ことさらそう感じるのかもしれませんが、 今まで、地道にやってきた生徒さんが 突然、すごいことを見せてくれたりして、 うれしく、驚きます。 冬の間も、コツコツと練習してきて、 今、春になって、ポンと花が咲いた、というような 気持ちがします。
音楽院で、 新しい生徒さんが編入学なさいました。 もう、かなりのレベルを持っている男性。 とても音楽がお好き。 したがって、そういう心を持っておられるので、
今日は、 オンラインレッスン「ふだん塾」の受講生、 きらさんのお話をしたいと思います。 4年前から受講しておられます。 以前にも、 ストリートピアノを弾かれた、というお話
「歳のせいか」という枕詞を使うのは、 どうも気に入らないのですが、 それでも、若いころと比べて「むむむむ」と 思ってしまうことは多いです。
けさ、オンラインのレッスンをしていましたところ、 お仕事が忙しくなってきた受講生の方がありました。 北海道にお住まいのMさんです。 その方がおっしゃるには、 仕事は忙しくなってきているけれども、 ピアノを弾くのを楽しみにしながら、 仕事を頑張っています、ということです。
ピアノの先生、と一口に言っても、 いろいろな人がいますので、それぞれだとは思います。 少なくとも私の頭の中では、 レッスンをしている時はもちろん、 そうでない時でも、 気にし続けていることがあります。
一生懸命弾いているのに、 どうも、成果が出ない、というときはあります。 それは、プロでも、趣味ピアノでも、 大きなモチベーションを持って努力している方に よく起こるようです。 そういうときはどうすればいいかと言い
きのうは、フランスではルマンというところで 24時間自動車レースがありました。 それとは関係ありませんが、 先日、私は12時間ジャッジをするという仕事がありました。 まぁ、休憩はあるのですが。
きょうは、「ふだん塾」海外組のもうひと方、 野ばらさんのお庭を紹介したいと思います。 野ばらさんは、アメリカ、ワシントン州にお住まいです。 「ふだん塾」で数年前からお勉強中の女性。
片手ずつ弾けても、両手で弾くのが、むずかしい。 確かに、そうです! 私も、それでよく苦しみます。 そういう時に、よく観察してみますと、 まず、 片手ずつちゃんと弾けているかというと、
本の読み方に、 熟読、 速読、 斜め読み、など、 いろいろな読み方があるように、 ピアノの練習の仕方も、いろいろあると思います。
先日、同業者の方に(つまり、ピアノ教師の方に) 質問を受けました。 数年前のことですが、 音楽院、教師就職試験の際、 私の生徒さんの一人が、レッスンの試験台となりました。
「ふだん塾」受講生の中には、 海外からの方が、幾人かあります。 オンラインですから、どんなに遠くても、 まるでそばにいるように、レッスンを行います。 さて、 イギリスにお住まいの方から お庭の写真をいただきましたので、紹介します。
ある程度、曲を弾けるようになると、 楽しいですから、 なんども、なんども、繰り返して弾いたりします。 さて、 ここが、肝心なところです。
音楽院では、年末テストも終わりました。 7月になると、学年も終わりです。 でも、この1ヶ月はイベントがいろいろありますし、 レッスンも、続きます。 先日のテストでは、皆さん、 ストレスフルだったようですが、 でも、そのおかげでずいぶん練習したようです。
先日のテストでうれしかったことを書きます。 いくつか、「とてもうれしかった」件があるのですが、 そして、 それは、だいたい、生徒さんが実力を発揮できた時。 それどころか、 いつもよりもっと上手に弾けたりすることもあります。
ある曲を、しばらく弾いていると、 なんだか、ちっとも改善しない、 変化がない、という時が来ることがあります。 それは、 両手で、音楽的に弾き続けている時に、 よく起こるような気がします。
今、フランスの音楽院では、テストの時期です。 テストの時は、外部の先生がジャッジに来ます。 私も、別なところへ行って、ジャッジします。
まったく初心者でなくとも(再開)、 大人になってからピアノを始める方は多いです。 逆に、 そんなことはできないはず、と 決めてかかっている方も多いです。
前回は 「音色」について書きました。 それでは、どのように、「色付け」をしていくかと 言いますと。 まずは、 全体的に、丸くて深みのある音色を 目指します。 これは、まるで、質の良い楽器を選ぶようなものです。
先日、日本のどこかで、マルタ・アルゲリッチが 古いアップライトで、 バラバラっと、 シューマンやらラベルの曲で、試し弾きをしていました。 その音を聞いて、 「あ、アルゲリッチの音」と思いました。 とてもアップライトとは思えない音でした。
ショパンやリストのエチュード(練習曲)は、 とてもむずかしいので有名です。 この練習曲を弾くための練習曲があるくらいです。
初心者の方でも、 プロの人でも、 どんなレベルでも、 効果的な練習のしかたは同じだと思います。
2週間ほど、日本へ行ってきました。 その間、対面レッスンも行いました。 ピアノを再開なされた大人の方がほとんでどです。 みなさん、趣味だからこそ、 やる気満々で、楽しんでいらっしゃいます。