ピアノだけではありませんが、 他の人と比べない、というのは役に立ちます。 私は、上手な人の演奏を聞きますと、 感激するのと同時に、
先日、お話ししましたが、 ストリートピアノを初めて楽しまれた、 という受講生の方がおられます。 きらさん という、大人女性です。 コツコツ目標に向かわれた、そのやり方は、 とてもしんぼう強くて、私にとっても、 励みになります。 一年以上前に、「ふだん塾」にいらっしゃいました。 ...
音楽院では、新学年が始まり、若い初心者も入ってきました。 そこで、まずは、 座り方、 腕や手の使い方などを習います。 世界のどの大陸からやってきたかで、 体のつくりが、かなり違います。 私は、アジアから来ましたので、 アジア独特の手をしています。 インド、 ヨーロッパ、 アフリカ...
「ピアニストです」と言うと、わぁ〜素敵、いいですねぇ と言われることがよくあります。 そういう時は、うれしいですが、 同時に、 何が、そんなにいいのかな、とも思ってしまいます。 実際、 毎日毎日、ハッピー!と言う顔つきで、 ピアノを弾いているわけではありません。 悩みも多いですし...
ピアノを弾いていて、 音楽表現 がむずかしく思える時があります。 タイトルがない曲や、 あっても、なんだかよくわからなかったり。 「ソナタ」って言われても、 何を表現していいのか?と思ってしまいます。 そういう時は、 あまり深く考えずに、 2つのことに注目するといいと思います。 ...
しばらく弾いていなかった曲を出してくると、 あらまぁ、 思うように弾けません。 あれだけ練習して、 ちゃんと、きれいに弾けたのに! がっかりです。 あれだけの努力が、水の泡となって消えたような気がします。 ちゃんとキープするには、 毎日、同じ曲を、弾き続けなければならないのでしょ...
一生懸命、練習する。 テクニックも、練習して、 毎日弾いて、頑張ってるのに、ちっともすすまない、 ということは、あります。 だから、ちっとも楽しくありませんし、 先生も、明るい顔になりませんから、 ますます、くじけます。 それにしても、腹が立つのは、 これだけ「一生懸命」やっ...
ピアノ演奏の本番では、かなり緊張するものです。 プロ演奏家は、慣れているから、ラクラク舞台で弾いていると 思いそうになりますが、 実は、プロでも、緊張はしています。 よほど鈍感でないかぎり、上がります。 その点、趣味ピアノの人は、 気楽でいいなぁなんて、プロの人は考えているかもし...
ミスタッチをなくす、というのは、録音技術でなら、できますが、 ライブ演奏では、100パーセント保証は、できません。 とはいうものの、 ミスタッチを減らすことは、じゅうぶん、できます。 そのために、こんなに練習しているのです! さて、 そのやり方ですが、 ひとつ、勘違されている場合...
ピアノの鍵盤に、どう手を置くか、というのは、 なかなか説明のしにくいことです。 なにしろ、ピアノを弾くときは、たえず動いていますから、 「こうしましょう」と言っても、 次の瞬間には、別な姿勢になってしまいます。 ひとつだけ、 チェックするといいことがあると思いますので、 書い...
ピアノを習ってくときに、 「曲選び」という作業があります。 これは、なかなか奥が深いものだと、感じています。 曲のおかげで、モチベーションがグンと上がる生徒さんがあります。 もちろん、その逆もあります。 大きく分けて、 生徒さんに提案する曲には、 1)その人の才能が生かされて、聞...
「ふだん塾」受講生の方から、うれしい知らせを受けました。 また、あとで、詳しく書きたいと思いますが、 とりあえず、お話ししたいのは、 駅ピアノを初めて体験 なさったという知らせです。 大人の女性の方。 駅ピアノで弾きたい、という夢を持って、 ずいぶん前から、綿密に準備をなさってい...
ショパンがレッスンをしていた時に、よく、 「facile, facile(=イージーに)」という言葉を使っていたそうです。 もし、これが本当ならば、 ヘンテコなアドバイスのようにも聞こえます。 だって、こんなに難しい曲に挑戦しているのに、 「まるで易しいかのように」弾けるわけが...
ストリートピアノというものがあります。 駅、飛行場、ショッピングモールなどに、 アップライトピアノがあって、 だれでも、自由に、弾いていいのです。 あなたは、 どんどん、積極的に、ピアノの前にすわって、 どんどん弾くタイプですか? それとも、 私だって、ピアノは弾けるけれど、...
ピアノタッチについて質問がありました。 ピアノを弾く時の原則は、 1)まず、指をキーにおいてから、押す 2)そのあとに、指を上げる です。 1)について、 強く弾きたい時など、 キーを、上の方から、たたきたくなりますが、 それは、おすすめはできません。 指先が痛くなるだけで、 音...
どうやって、ハノンを練習するか、その一例です。 ところで、 フランスでも、このごろでは夏が長くなりました。 9月になった今でも、袖なしの服を着ています。 袖無しで、ピアノを弾いていますと、 腕がぷりぷりと動いているのが見えます。 ピアノは、手で弾くものですが、 手の中には、あ...
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ピアノだけではありませんが、 他の人と比べない、というのは役に立ちます。 私は、上手な人の演奏を聞きますと、 感激するのと同時に、
何かを計画して、それを着々とできればいいですが、 そうはいかないこともあります。 急用ができた、とか、 単にその気が起こらなかった、とか、 いろいろ理由はありますが、 「挫折」した場合。
ふだん塾」オンラインレッスンの受講生の方には、 日本から、フランスからの方が多いですが、 それ以外、イギリス、アメリカからも 受講があります。
エチュードでもなんでも、 難しい曲を速いテンポで弾けるようになるには、 どうすれば良いのでしょう?
先月、大人初心者の方が入ってこられました。 お年は、だいたい70代半ば、 もしかすると、後半かもしれません。 とても順調に行っています。
私が、ピアノをこんなに長く続けていられるのは、 やはりコツみたいなものがあると思います。 以前に、 どこかで読んで、深く納得したことが あります。
先週、たったの5時間で、 3年間の悩みが解決する、という感動的なことが おこりました。 どういうことかと言いますと、 実は、3年前に、私のピアノは ダメージを受けてしまったのです。 これは腕の良くない技術者に任せた私のせい、といえば、 私のせい。
前回は、オンライン受講生の方が「ぐん!」と上達なさった、 という話をしました。 もちろん、これまで(私のところでは3年間)、 コツコツと、深く掘り下げて、 研究、練習なさってきたからなのですが、 ここへきて、 ずいぶんと変化がありました。
もちろん、そのきざしのようなものはあったのですが、 今回、ガクンと上達なさって受講生の方がありましたので、 とても嬉しく、おめでたく(?)思いました。 技術的にも、最近、
最近よく思いますが、 60歳を超えた私は、20歳のときとは違う 練習のしかたをしています。 おおまかにいいますと、 自分の弱点がよくわかっているので
ここロワール地方では、けさは10℃と、 とても涼しいです。 朝の散歩では、手袋をしてくればよかった、と 思うほどでした。
レッスンでも、コンサートでも、 本番が近くなると、緊張します。 上手に弾きたい、という気持ちがあれば、 緊張するのは仕方ありません。
フランスでは、2週間のイースター休みが ありましたので、 私も東京に帰省することができました。 その間、音楽院の生徒さんは、、、。 人それぞれですが、 今回、ものすごく変化した生徒がいます。
(オンラインレッスン、再開しています!) 2週間ほど、東京に行っていました。 お天気もよく、桜や富士山に迎えられて、 日本という国は、 なんて、美しい国だろうとあらためて思いました。
フランスでは、イースターの休みに入っています。 その間、2週間ほど、 「ふだん塾」オンラインレッスンは、お休みにいたします。 そして、東京に出張して、 対面レッスンをいたします。
たまに私がピアノを演奏しているときに どんなことを考えているか、と聞かれます。 自分でも、以前、それを観察してみたこともあります。
日本の生徒さんの中にはみられませんが、 フランスで、よくみられるケースです。 最近のソルフェージュレベルが、 ちょっとアヤシイらしいのです。 そうすると、 ショパンのノクターンでも、メロディがちっとも
今、春のお花の時期だから ことさらそう感じるのかもしれませんが、 今まで、地道にやってきた生徒さんが 突然、すごいことを見せてくれたりして、 うれしく、驚きます。 冬の間も、コツコツと練習してきて、 今、春になって、ポンと花が咲いた、というような 気持ちがします。
音楽院で、 新しい生徒さんが編入学なさいました。 もう、かなりのレベルを持っている男性。 とても音楽がお好き。 したがって、そういう心を持っておられるので、
今日は、 オンラインレッスン「ふだん塾」の受講生、 きらさんのお話をしたいと思います。 4年前から受講しておられます。 以前にも、 ストリートピアノを弾かれた、というお話
私のピアノは、23歳ですが、 去年の春に、「ハンマー全とりかえ」を行いました。 ハンマーが変わると、これほど音が変わるのか!というのは、 本当に、びっくりものです。 とりかえる前に、テクニシャンに、 「音が変わりますよ。 まるで、夫をかえるようなものですよ」と さんざん言われていましたので、覚悟
けさ、オンラインのレッスンをしていましたところ、 お仕事が忙しくなってきた受講生の方がありました。 北海道にお住まいのMさんです。 その方がおっしゃるには、 仕事は忙しくなってきているけれども、 ピアノを弾くのを楽しみにしながら、 仕事を頑張っています、ということです。
ピアノの先生、と一口に言っても、 いろいろな人がいますので、それぞれだとは思います。 少なくとも私の頭の中では、 レッスンをしている時はもちろん、 そうでない時でも、 気にし続けていることがあります。
一生懸命弾いているのに、 どうも、成果が出ない、というときはあります。 それは、プロでも、趣味ピアノでも、 大きなモチベーションを持って努力している方に よく起こるようです。 そういうときはどうすればいいかと言い
きのうは、フランスではルマンというところで 24時間自動車レースがありました。 それとは関係ありませんが、 先日、私は12時間ジャッジをするという仕事がありました。 まぁ、休憩はあるのですが。
きょうは、「ふだん塾」海外組のもうひと方、 野ばらさんのお庭を紹介したいと思います。 野ばらさんは、アメリカ、ワシントン州にお住まいです。 「ふだん塾」で数年前からお勉強中の女性。
片手ずつ弾けても、両手で弾くのが、むずかしい。 確かに、そうです! 私も、それでよく苦しみます。 そういう時に、よく観察してみますと、 まず、 片手ずつちゃんと弾けているかというと、
本の読み方に、 熟読、 速読、 斜め読み、など、 いろいろな読み方があるように、 ピアノの練習の仕方も、いろいろあると思います。
先日、同業者の方に(つまり、ピアノ教師の方に) 質問を受けました。 数年前のことですが、 音楽院、教師就職試験の際、 私の生徒さんの一人が、レッスンの試験台となりました。
「ふだん塾」受講生の中には、 海外からの方が、幾人かあります。 オンラインですから、どんなに遠くても、 まるでそばにいるように、レッスンを行います。 さて、 イギリスにお住まいの方から お庭の写真をいただきましたので、紹介します。
ある程度、曲を弾けるようになると、 楽しいですから、 なんども、なんども、繰り返して弾いたりします。 さて、 ここが、肝心なところです。
音楽院では、年末テストも終わりました。 7月になると、学年も終わりです。 でも、この1ヶ月はイベントがいろいろありますし、 レッスンも、続きます。 先日のテストでは、皆さん、 ストレスフルだったようですが、 でも、そのおかげでずいぶん練習したようです。
先日のテストでうれしかったことを書きます。 いくつか、「とてもうれしかった」件があるのですが、 そして、 それは、だいたい、生徒さんが実力を発揮できた時。 それどころか、 いつもよりもっと上手に弾けたりすることもあります。
ある曲を、しばらく弾いていると、 なんだか、ちっとも改善しない、 変化がない、という時が来ることがあります。 それは、 両手で、音楽的に弾き続けている時に、 よく起こるような気がします。
今、フランスの音楽院では、テストの時期です。 テストの時は、外部の先生がジャッジに来ます。 私も、別なところへ行って、ジャッジします。
まったく初心者でなくとも(再開)、 大人になってからピアノを始める方は多いです。 逆に、 そんなことはできないはず、と 決めてかかっている方も多いです。
前回は 「音色」について書きました。 それでは、どのように、「色付け」をしていくかと 言いますと。 まずは、 全体的に、丸くて深みのある音色を 目指します。 これは、まるで、質の良い楽器を選ぶようなものです。
先日、日本のどこかで、マルタ・アルゲリッチが 古いアップライトで、 バラバラっと、 シューマンやらラベルの曲で、試し弾きをしていました。 その音を聞いて、 「あ、アルゲリッチの音」と思いました。 とてもアップライトとは思えない音でした。
ショパンやリストのエチュード(練習曲)は、 とてもむずかしいので有名です。 この練習曲を弾くための練習曲があるくらいです。
初心者の方でも、 プロの人でも、 どんなレベルでも、 効果的な練習のしかたは同じだと思います。