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2020/06/26

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  • 岡本綺堂 目黒の寺

    当時作者が住んでいた目黒周辺の寺について記したもの。1938年。5分。どこどこの寺には誰の墓があるか、などが書かれている。人物名もいろいろ出てくるが、知っていたのは青木昆陽ぐらい。...

  • 宮本百合子 百銭

    お金の意味について書かれた文章。1927年。7分。お金はたしかに物を買うときの対価としての意味もあるが、それ以外にもお金の持つ独特な役割?について論じたもの。具体的なエピソードを交えて文章が構成されている。...

  • 三遊亭円朝 西洋の丁稚

    ...

  • 夢野久作 雨ふり坊主

    日照りが続き、太郎の家の田んぼが干上がりそうです。そんな中、太郎は雨ふり坊主を作り・・・。1925年。5分。一種の童話のような趣の作品。結末がなかなかロマンチックである。...

  • 片山広子 たんざくの客

    和歌の短冊を持って家を訪れた二人の客について。1953年。6分。それぞれ訪れた時期も違えば、筆者のとった対応も違う。対応の変化は筆者の気分の変化というよりは、時勢がそうさせたようだ。...

  • 林芙美子 柿の実

    隣家の人々と柿の実に関する短編。1934年。6分。隣家の家族の描写が微笑ましい。その家には柿の木があって、著者を含め実が熟するのを楽しみにしていたのだが・・・。ほのぼのとした作品である。...

  • 土田杏村 私の書斎

    題名通り、自分の書斎、及び書斎内の文献について書かれたもの。7分。どうやら膨大な書籍の収集家であったようである。なるべく本類は捨てる主義の私とは大違いだ。...

  • 宮本百合子 指紋

    福島のある結婚式で、参加者の指紋を採るという記事を目にした作者。1951年。5分。話は「東京都民すべての指紋採取」という政策へと及ぶ。権力の横暴さへの批判が込められた作品である。...

  • 長塚節 栗毛虫

    ある農家の一日の様子を切り取って書いたもの。6分。栗毛虫とは木の葉に巣食っている一種の害虫。これを叩き落とすのだ。本当に平凡な農家の様子である。...

  • 国枝史郎 目撃者

    ある家の2階で、その家の息子が自分の妻を殺した。階下でその物音を聞いていた母親は偽装工作を図るが。1931年。7分。警察がやって検分が行われた。他殺であることはすぐに判明したが、犯人はわからない。と思われたが、ある事によって事件は解決の方向に向かう。母親はどのような手抜かりをしたのだろうか。それは母親自身も気づかなかったことであった。...

  • 佐藤垢石 入社試験

    新聞社の入社試験の様子ととの後の記者生活を簡単に記したもの。6分。今では考えられないほど適当な入社試験(面接)である。私などにはわからない深い意味のある質問だったのかも知れないが。まだ大隈重信の在命中とあるから、かなり昔の話。...

  • 小川未明 竹馬の太郎

    竹馬の得意な少年は、あまりいたずらするので懲らしめのために夜中に家を締め出された。7分。締め出された後にひとつの不可解な出来事が起こるのだが、果たしてその意味するものとは。何とも不思議な雰囲気を醸し出している物語である。...

  • 田中貢太郎 怪人の眼

    猟師が山で遭遇した怪異な現象について書かれている。8分。猿か赤ん坊かわからない奴、いくら撃っても弾が当たらない鶴、ガマのような眼の怪人などが登場する。特にこれといったオチはない。...

  • 土田耕平 さがしもの

    海岸の砂浜にいた少年は、なにか探しものをしている遍路姿の老人に出会う。6分。老人が探しているものは700年も前に親鸞上人が残した石だという。はたしてそんな石があるのか、ないのか。結論は書かれていない。この話は宗教的ななにかの隠喩なのだろうか。...

  • 小川未明 雪だるま

    「小学少年」という雑誌に掲載された作品。1923年。9分。友達と雪だるまを作った夜、誰かが吹くハーモニカの音が聞こえてくる。一体誰が?作品自体はちょっと中途半端な終わり方のような気もするが・・・。...

  • 海野十三 密林荘事件

    密林荘にて死亡した男性は、はたして自殺か他殺か。1946年。6分。短編ながらひとつの謎解きである。文末にその答えが書かれている。じっくりと読んでいけば「ああ、なるほど」と納得の謎解き。...

  • 宮本百合子 砂糖・健忘症

    1948年に書かれたエッセー。話は政府による砂糖の配給に始まる。戦時中、あれほど砂糖の害悪について語っていた科学機関への批判、また、東京裁判において東條英機の人気が再燃していることに対して怒りを示している。砂糖の害悪について語っていたことを忘れたのか、東條の戦争責任を忘れたのか、という怒りと批判である。...

  • 小川未明 ひとをたのまず

    偶然出会った三人の少年についてのエッセー。1949年。5分。題名の「ひとをたのまず」とは、誰の援助も期待せずに淡々と自分に与えられた役割をこなすことの大切さを表したもの。「少年少女ペン」という雑誌に掲載されたものである。...

  • 小酒井不木 体格検査

    軍人になるために体格検査を受けた友人が2度も不合格になった理由とは。1927年。9分。不合格になった理由は一度目と二度目で違うのだが、特に二度目の不合格の理由にはオチがついている。面白おかしく読める短編。...

  • 新美南吉 登っていった少年

    一人の少年について書かれた短文。登っていったのは火の見櫓。どんどん登っていくその姿は思春期を迎えた少年の心情をうまく描写していると思う。「ごんぎつね」などとはちょっと毛色の違った作品。...

  • 牧野信一 祖母の教訓

    題名通り、祖母に教えられたいくつかの教訓が書かれている。1924年。5分。その教訓の中に「金銭に眼がくらんで分不相応なことをしたり心を売ったりするな」という旨の一文がある。何かと金が中心となりがちなこの世の中、その教訓は筆者だけでなく多くの人が胸に刻むべきなのだろう。...

  • 林芙美子 亀さん

    亀、カエル、ミミズなどが登場する物語。8分。旅する亀さんが主人公だけあってのんびりした物語だが、ハッピーエンドにはならない。亀さんの旅する様子が頭に浮かび微笑ましくはある。...

  • 芥川龍之介 蜜柑

    沈鬱で不愉快な気分で列車に乗った主人公の前に一人の少女が座る。1919年。9分。少女のある行動で主人公の気分が快癒する。なんだか、読んでいる途中で涙が出てきた。...

  • 江戸川乱歩 白日夢

    晩春の埃っぽい街頭で或る男の告白を聞く。殺人の告白を。1925年。10分。不気味な告白には乱歩らしい異様さがある。周囲の風景描写もその異様さを引き立てている。猟奇趣味にある人にはおすすめの一作。...

  • 小川未明 夏とおじいさん

    頑固でワガママなおじいさんが、やがて他人の親切とありがたみを知るといいう短編。1931年。8分。おじいさんは誰も自分の相手をしてくれなくなったことで初めて他人のありがたみを知った。そのような状況になる前に知っておくべきだったと思う。自戒を込めて。...

  • 種田山頭火 三八九雑記

    雑記とあるように、いろいろな思いを書き連ねた短文。中に数句も挟まれている。1933年。5分。一番印象に残ったのが「この頃あまりクヨクヨしないようになった。老のオチツキであろうか」という部分。自分と比べていろいろと思うことがある。そのような心境で眺めた世界はどのように見えたのだろうか。...

  • アンデルセン かけっこ

    誰が一番かけっこが早いか、それぞれの動物が議論を戦わす。10分。何を基準、尺度にするかで物事の優劣は違ってくる、という風刺なのか。ちなみに今回の一等賞はうさぎ。2位はカタツムリ。...

  • 芥川龍之介 売文問答

    「雑誌に原稿を書いてくれ」と頼む編集者と「書きたくない」と断り続ける二人の問答を書いた作品。5分。読み進めていくと、私なら作者の方の肩を持ちたくなってくる。ただしこの原稿は未完なので、この先どういう展開になっていくのかはわからない。...

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