玩具、それも高級なおもちゃではなく安価で身近な玩具に対する愛着を綴った文。1919年。6分。童心に帰っておもちゃを愛する作者の気持ちがよく伝わってくる。いつの時代になっても人は子供時代の懐かしい想い出に浸ることができるのだろう。...
念願だったシルクハットを手に入れ、それを被って女を買いに行った男の話。5分。全体的に気だるい雰囲気がする文章。作中に出てくる「かさかき」という言葉は梅毒患者のこと。...
ハーメルンの笛吹き男の邦訳。9分。七五調で書かれた文章のためテンポ良く読める。しかしこの物語、子供の集団失踪という結末だけに、なにかを暗喩しているような気がしてならない。...
題名通り、大雨の前日、恐れや不安などについて書かれたものである。1910年。7分。よほど治水の悪い地域に住んでいたものと思われる。筆者並びに子どもたちも洪水が発生した場合の避難について不安視している。私の家の横にも川が流れているため、少しはその気持もわかる。...
しばらくの間、更新を休止します。...
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熊本の橋の上で、西南戦争時の逸話を車夫から聞く。1901年。8分。かなり血なまぐさい事件だが、車夫はその体験を今まで口外してこなかったと言う。それを筆者は奥ゆかしいと言うが、読み込みが足りず何が奥ゆかしいのかよくわからなかった。...
祭りの日、子どもたちだけの芝居の演目が始まった。1920年。7分。出演予定のなかった幼児が飛び入り参加して・・・。他愛もない話だが、ほのぼのとした感がある。...
村の託児所で自由に遊ぶ子どもたちのところに、都会から教育視察団がやってきた。1951年。11分。使節団の前では萎縮して自由に楽しく遊べない子どもたち。子供には子供だけの世界があるということか。...
隣家に住むという噂の、顔も見たこともない女性について思いを馳せる筆者。1909年。5分。今まで読んできた小川未明とは少し趣の違う作品。抜髪という題名からして少し不気味。...
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