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2020/06/26

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  • 岡本綺堂 雪の一日

    東京に季節外れの雪が降った日、降る雪を眺めながら信州の友人を思う。1933年。6分。偶然にして当地も今年初めて、そして今年最後の雪である。長かった1年が終わった。...

  • 三遊亭円朝 茗荷

    落語の台本のようなもの。5分。茗荷を食べると忘れっぽくなるというところから派生した笑い話。テレビの「日本昔ばなし」で見たような記憶がある。...

  • 三遊亭金馬 昔の言葉と悪口

    その当時にはもうあまり使われなくなっていた言い回しの解説。8分。洒落っ気のきいた粋な言い回しである。[九州の入り口」が「もじもじしている」とか、「かけた硯」が「することができない」、[春の夕暮れ」が「くれそうでくれない」などなど。一周回って現代でも流行りそうな言葉使いである。...

  • 竹久夢二 たどんの与太さん

    與太郎という名前をつけられた炭団屋のよたさんの悲しみ。6分。誰とでも仲良くなろうといろんな人に話しかけるよたさんであったが・・。最後は自分の世界に閉じこもってしまう。悲しいおはなし。...

  • 中原中也 三等車の中(スケッチ)

    文字通り、東京発夜行列車三等車内の風景を描写したものである。1933年。5分。眠れぬ筆者が周囲の乗客のことを色々と観察している。三等車だけあって、いろいろな人が乗車している。...

  • 長谷川時雨 初かつお

    食文化としてのカツオについての考察。1935年。6分。題名から、美味しいカツオの食べ方でも書かれているのかと思って読んでみたらそうではなかった。どうして江戸の街で初かつおが珍重されたかとか、そういう話。カツオの刺し身は大好き。マグロより美味しいと思う。...

  • 宮沢賢治 秋田街道

    秋田街道を歩いていく作者の視点。5分。しかし、一体何のために歩いているのか、誰と歩いているのか、そんなことはひとつもわからなかった。ちなみに、私は一度も秋田を訪れたことがない。...

  • 山中貞雄 なりひら小僧

    サイレント映画の脚本である。23分。主役のなりひら小僧は嵐寛十郎。正義の味方という役柄。序盤の刀屋の話、同じような筋書きの作品を見たことがある。誰の何という作品だったか思い出せないが。...

  • 北大路魯山人 不老長寿の秘訣

    題名通り不老長寿の秘訣について述べたもの。1954年。4分。内容を要約すれば「多くの人の食物談は多くが出鱈目である」[食物を楽しむすべを知らない」[食物の持つ特質を理解して処理すればうまい食事になる」「それを食べていればっ不老長寿である」といったところか。...

  • 三遊亭円朝 八百屋

    落語の台本である。よって全て話し言葉で書かれている。10分。八百屋の亭主が赤飯をもらったお礼を言いに医師のもとを訪ねるという話。似た言葉の言い間違いを笑いにしている箇所が多い。...

  • グリム ならずもの

    ニワトリ、カモなどを擬人化した童話。7分。雄鶏がならず者なのである。うまく人を利用したり騙したり・・・。こういう非道徳的な話もたまに読むと小気味いい。...

  • 九鬼周造 かれいの贈物

    「かれい」とは魚の鰈のことである。7分。ふとした偶然から鰈の贈答が重なったのだが、そのことについて哲学的な解釈を試みる筆者。正直、後半部分はさっぱりわからなかった。...

  • 牧野信一 やぶ入の前夜

    藪入りとなり、ようやく故郷へ帰ることができる少年の喜び。1919年。7分。交通手段、通信手段の発達した現代では考えもつかないような喜びだったのだろう少年の喜びと期待をうまく表現している。...

  • 佐藤垢石 食べもの

    二次大戦中の、特に農村における食料事情について書かれたもの。29分。配給や農村への買い出しなどについて詳しく記されている。飽食の時代に読むと感慨深い内容である。...

  • 与謝野晶子 何故の出兵か

    シベリア出兵に対して明確に反対の意を唱えた文章。1918年。6分。特に女性に向かって「世界に目を向けよ」と説いている。この時代は、まだこういう文章も検閲の対象にならなかったのだろう。...

  • 宮沢賢治 祭の晩

    祭の晩に少年が出会った男とは?10分。山男と少年の心温まるのどかな作品である。ゆっくりと時間が流れている。...

  • 佐左木俊郎 芋

    蛇嫌いの山芋掘りが病気になったが医者が来てくれない・・・。のんびりとした山村の話である。特に主義主張のないこういう他愛もない話は好き。...

  • 古川m緑波 食べたり君よ

    3人の文豪との、それぞれの会食の思い出。5分。3人の文豪とは菊池寛、久保田万太郎、谷崎潤一郎である。ビフテキやらカツレツやら、ごちそうの名前がいっぱい出てくる。...

  • アンデルセン ひこうかばん

    空飛ぶかばんを手に入れた青年の話。19分。こういう話にはたいていお城のお姫様が登場してくるが、本作もしかり。そして二人が結ばれるか否かは読んでのお楽しみ。...

  • 薄田泣菫 山雀

    山雀(やまがら)に関する話が2篇。5分。ともに山で山雀を捕まえる話だが、現在は捕獲禁止の鳥になっているらしい。山雀は人に懐こく芸も覚える鳥らしいので人気があったのであろう。...

  • 寺田寅彦 重兵衛さんの一家

    幼少の頃、近所に住んでいた重兵衛さん一家についての思い出。1933年。19分。子供の頃の、ほんの一瞬、とるにたらない些細な出来事を今でも思い出すことがある。作者も、そんな気持ちでこの作品を書いたのだろうか。...

  • 岡本かの子 汗

    お金が汗をかいたわ、と言う白痴の娘の話。5分。この娘に魅せられた青年が登場する。たった5分の短編だが、いろいろな意味で余韻が残る作品である。...

  • 小川未明 ものぐさじじいの来世

    何をするにもめんどくさがりの爺さんが死んだ。果たしてその来世はどうなったのか。6分。えてしてこういうタイトル、内容だとあまり良い結果にならないのだが、この作品は違う。ゆったりとした時間が流れている。...

  • 田中貢太郎 長者

    托鉢僧に逆らった長者に天罰が下るのだが。7分。後に托鉢僧が弘法大師だったと判明するが、その天罰というのが我が子が次々に死んでいく、というもの。なにも子供を殺さなくてもいいのに。...

  • 正岡子規 飯待つ間

    昼ごはんができるのを待つ間、庭の風景や聞こえてくる物音などについて記したもの。1899年。5分。2篇からなり、その間に猫の写生画が2点挟まっている。素人目ながらなかなかの筆使いである。...

  • 小川未明 一本の銀の針

    「海の王さま」と呼ばれた男の孫は、不思議な島をめがけて初航海に出るが・・・。1927年。11分。「少年倶楽部」掲載とあるとおり、少年少女向けの童話である。「金の卵」「夜中に歌う貝」など、童話向けの要素満載の作品。...

  • 黒島伝治 短命長命

    詩人生田春月の詩碑を訪ねた筆者の思い。5分。作者の年齢と作品の完成度・関連性などについて考察している。舞台は筆者の郷里である香川県の小豆島である。...

  • 永井荷風 砂糖

    医者より「甘きもの」を止められた作者の思い。1921年。6分。角砂糖入りコーヒーとショコラ(ここではココアのことであろう)を飲めなくなった無念さを綴っている。砂糖を止められたということは糖尿病の傾向にあったのかな。...

  • 宮沢賢治 山男の四月(ネタバレあり)

    野原に寝っ転がった山男が流れていく雲を眺めていると・・・。1924年。15分。いろいろな体験をするのだが、結局は夢であったのである。うまい題名の付け方だと思う。...

  • 中原中也 夏(私が貧乏で)

    夏の旅への思いを書いた短文。1935年。5分。校庭、埃道、井戸水、柳の木など、夏の情景をうまく描いている。しかし、なぜ貧乏だと夏にしか旅行しないのだろうか。疑問。...

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