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  • 今日は良い天気です

    暖房の室内が暖かい季節に入り、今日は良い天気で暖かい日です。高齢者にもなると、同窓会に出た友人から様々に訃報が入ってきます。送られて来る母校からの会誌にも、知り合いの訃報を目にする事がある様になって久しいです。まぁと、あの人がと、若かりし日のその人の面影が瞼に浮かびます。卒業以来会っていない人は尚更です。制服や、学生時代の凛とした面影が浮かんできます。皆若々しい顔です。そう思うと、歳取ってから余り会う物ではないなぁと思ったりします。どの道遅かれ早かれである。そんな事を思い、何時順が巡って来るのかと、もう自分も順に入ったのを感じます。還暦に入って、寄る年波を感じながらもまだ若いと思っていましたが、年代も半ばになり高齢者の仲間入りと銘打たれて、いやそんな事、まだ早いんじゃないかしらと苦笑いして、それ程高齢を感...今日は良い天気です

  • 毎年の事ですが

    今年も夏バテしました。毎年同じ事を言っています。それが9月、10月、そして11月に入っても言っていたのですから、今年は相当な物でした。そんな中、今年も後50日と聞いて、本当に信じられ無いくらいでした。その後、日本が四季から二季に変わるという話を聞いて、成る程ね、それでは夏の直ぐ後に冬なのだと納得した物です。季節が変化する間に少しの春と秋の様な時期が有るそうですが、正にそんな感じのここ2年と思いました。もう少し前からそうだったのかも知れませんが、私がこの事を感じたのは昨年今年の2年でした。…卯辰巳と、干支を思ったりします。さて、来年は巳年だなと思うと感慨深いです。1年を振り返ると、結構運気の良い年であった様に思います。昨年、卯年に母の不幸が有り、喪に服していた1年。その1年が明けて、今年の春の我が家、私は、...毎年の事ですが

  • うの華 番外編10

    さて、史は礫の探索を思い出した。そうそう、念の為と智ちゃんに聞いていたんだった。史は話を礫に戻した。「それでさ、礫っていうのは、小さな石ころみたいな奴さ。」と、石ころでも通じない智に、史は手の指で丸く小さな形を作ってみせた。このくらいの大きさで、多分丸い…、と言い掛けて、いや、四角かった、事によると三角とか。と、曖昧に言葉を濁して行く史。話の分からない智は、そんな史に段々と焦れてくるのだった。遂に智は何の事を話しているのかと口を挟んだ。すると史はひょっと驚いて考え込んだ。そうしてみて、史は分からない者には説明するだけ無駄だと理解した。「さっきさ、俺の頭に何か当たっただろ。」智はうんと頷いた。見てたかい?、史が尋ねる。うん、と智。その俺に当たった奴、何処に行ったか見てた、智ちゃん。と史が尋ねると、果たして智...うの華番外編10

  • うの華 番外編9

    史の立ち止まった場所、そこは折りしも大きな家の一階の端だった。二階の窓辺には妹娘と彼女の許嫁が外を覗き込んでいた。先程からの外の喧騒に驚き呆れながらも、二人は共に至福の笑みを湛えていた。しかし、妹娘はこの好機を逃さなかったなかった。彼女の視界、見下ろす方向には史の小さな黒い頭が映っていた。『これは、好機到来!。』ニンマリと笑んだ彼女は、二階の窓辺から此処ぞとばかりに狙いを定めた。隣にいた男性は彼女の気配に気付き、一瞬困った素振りをして顔を顰めたが、彼女を制する事無く一旦部屋の中へと身を引いた。「覚悟しろ史!。」そう言って、彼女は二階の窓からヒュンとばかりに礫を投げた。「いってぇ!。」史は頭を抱えながら振り返り、その後状況を見極めて上を見上げた。自分が後退りしたお陰で、妹娘が立つ向かい家の二階窓から、自分迄...うの華番外編9

  • うの華 番外編8

    妹は姉の言葉に弾かれた様に窓辺から姿を消した。その頃には向かい家の二階の窓にも、妹の許嫁がその姿を現していた。部屋に置いてあったのだろう、彼の学生帽など被っていた。部屋に残された姉の目には涙が溢れてきた。希望という物は持ってみる物だと彼女は思う。自分の許嫁も直ぐに戻って来そうな気がしてくる。ジーンと心が熱くなった。暫くして、彼女は窓辺の小箪笥からハンカチを取り出そうと小さな引き出しを開けた。涙で曇った目でハンカチを探してみる。『おやっ?。』、彼女はそこに、自分の物では無い色柄のハンカチを認めた。これは?、確か妹のものじゃ無いかしら。時折、妹が自分の部屋の文箱から取り出しては眺めていた物だ。何故自分の小箪笥に?、『何時の間にこんな物が紛れ込んだだのかしら?。』彼女は不思議に思った。つーと、涙が頬を伝わる感触...うの華番外編8

  • うの華 番外編7

    「もうその辺にしたら如何です。」子供相手に少々大人気ないでしょう。若そうな男の人の声だった。姉妹達は怪訝に思った。声のした家は長く空き家で、誰も住んでいなかったのだ。一瞬通りはシンとした。が、余計な口を挟むなと、姉も参入。更に姉妹は鼻息も荒くなり、向かいの窓の奥にいるらしい人物に代わる代わるに苦言を呈した。引っ越して来たらしい新参者に、あなたにこの近所の子等の事は分からないと突っぱねた。「そうでしょうか、私だからこそ分かります。」彼は姉妹に応じた。この近所の子だけで無く、貴方達姉妹の事も、私はよく存じておりますよと男性はにべも無い。姉妹は妙に感じたが、悪ガキを庇護する態度のこの男性の様子が気に食わない。顔も見せずに何様だと詰ると、彼女等の矛先は、向かいの家の二階の窓の奥、姿を見せない男性に向かった。すると...うの華番外編7

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