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2010/03/02

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  • 「暁星」 湊かなえ

    「ただ、星を守りたかっただけ――」現役の文部科学大臣で文壇の大御所作家でもある清水義之が全国高校生総合文化祭の式典の最中、舞台袖から飛び出してきた男に刺されて死亡する事件がおきた。逮捕された男の名前は永瀬暁、37歳。永瀬は逮捕されたのち、週刊誌に手

  • 「成瀬は信じた道をいく」 宮島 未奈

    成瀬の人生は、今日も誰かと交差する。「ゼゼカラ」ファンの小学生、娘の受験を見守る父、近所のクレーマー主婦、観光大使になるべく育った女子大生……。個性豊かな面々が新たに成瀬あかり史に名を刻む中、幼馴染の島崎が故郷へ帰ると、成瀬が書置きを残して失踪して

  • 「償い 綾瀬女子高校生コンクリート詰め殺人事件 6人の加害少年を追って 」山﨑 裕侍

    史上最悪の少年犯罪と呼ばれる「綾瀬女子高校生コンクリート詰め殺人事件」。たった7日間しかなかった昭和64年(1989年)の1月に被害者のX子さんは息絶えた――。おぞましい犯行に及んだ主犯格A、準主犯格B、自宅が監禁場所だったC、監視役D、暴行に加わったE、F。6人の加

  • 「風待荘へようこそ」 近藤史恵

    京都でわたしは、食べて、暮らして、前を向く。南天の木の植わった坪庭がある、京都の小さなゲストハウス「風待荘」。家族を失い東京からやってきた眞夏は、ここでしばらくオーナーの仕事を手伝うことになった。泣きたい毎日を変えるきっかけをくれたのは、料理。古い

  • 「オーロラが見られなくても」 近藤史恵

    この旅は、わたしたちへのご褒美なのだそれはわたしの人生に、ひさしぶりに点った、遠い目標だった。壁も屋根も、街全体が真っ青でまるで夢の中に迷い込んでしまったような、モロッコのシャフシャウエン。二十七歳の岬はここに「自分を少し捨てに」やってきた。グラス

  • 「法廷占拠 爆弾2」 呉勝浩

    法廷に囚われた100人を、ひとり残らず救い出せ!未曾有の連続爆破事件から一年。スズキタゴサクの裁判の最中、遺族席から拳銃を持った青年が立ち上がり法廷を制圧した。「みなさんには、これからしばらくぼくのゲームに付き合ってもらいます」生配信で全国民が見守る

  • 「おやすみ、東京」 吉田篤弘

    東京、午前一時。この街の人々は、自分たちが思っているよりはるかに、さまざまなところ、さまざまな場面で誰かとすれ違っている――映画会社で〈調達屋〉をしているミツキは、ある深夜、「果物のびわ」を午前九時までに探すよう頼まれた。今回もまた夜のタクシー〈ブラ

  • 「ブーズたち鳥たちわたしたち」 江國香織

    極上のクラムチャウダーを求めてロードアイランドを訪ねた恵理加、初めて両親の元を離れてキャンプに参加した誠也……自由で、幸福で、生命の輝き(エネルギー)に満ちた、著者の新境地 珠玉の連作中篇。角川春樹事務所創立30周年記念作品極上のクラムチャウダーをたべる

  • 「たとえば孤独という名の嘘」 誉田哲也

    警視庁公安部の佐島はある日、被疑者取調べに駆り出された。大学時代の友人・稲澤が、勤務先の女性部下・矢代を殺害した容疑をかけられていたのだ。被害者はなぜか、二人が学生時代に共に恋焦がれた女性・綾と瓜二つだった。容疑を否認しつつ稲澤は言う。「矢代は中国

  • 「普天を我が手に 第三部」 奥田英朗

    司法、実業、報道、娯楽。たった七日間しかなかった昭和元年に生まれた四人の子どもは激動の戦後日本を生き抜き、それぞれの道で時代を創り上げる。昭和という時代そのものを克明に活写した超大作、感動のクライマックス!竹田志郎は、東京大学法学部を卒業後、晴れて検事

  • 「わかりますぅ? 美女入門23」 林真理子

    ------人生なんとかなる。お金だってなんとかなる。欲しいものは、どんなことをしたって手に入れる----“この頃はパックもよく買う。今や私の趣味はパックと言ってもいい。夜はどんなに遅く帰ってきても、必ず顔にシートを貼りつける。毎日しようと決めたものは、ま

  • 「一橋桐子(79)の相談日記」 原田ひ香

    老朽化した猿山団地には、管理人がおらず、誰が住んでいるのか、何人住んでいるのかもわからない始末。そんな団地の管理人として白羽の矢が立ったのが、クドオ・ワークスの清掃部チーフとなった一橋桐子。名簿づくりから始めてみると、次々と“住人の闇”が見えて

  • 「爆弾」 呉勝浩

    些細な傷害事件で、とぼけた見た目の中年男が野方署に連行された。たかが酔っ払いと見くびる警察だが、男は取調べの最中「十時に秋葉原で爆発がある」と予言する。直後、秋葉原の廃ビルが爆発。まさか、この男“本物”か。さらに男はあっけらかんと告げる。「ここから三

  • 「宙色のハレルヤ」 窪美澄

    夫を亡くし、10年間の結婚生活に終止符が打たれた恵美は、夫の残した別荘に暮らしている。心は悲しくもせつなくもないけれど、思い出すと目から自動的に涙が零れる。自分が、女を好きなわけがない。そう納得させたくてした結婚だった。ある日、隣に画家の女性が越してき

  • 「酒亭DARKNESS」 恩田陸

    全国各地の酒場の片隅でふと語られる、ちょっと不思議で不穏な話。酒を片手にした謎解きの果てに見えてくるものとは──・老舗の居酒屋を譲られた三代目が、二代目から提示された奇妙な条件とは?(「跡継ぎの条件」)・オカルト方面の才能がまったくないい男が、ある

  • 「#東京アパート」 吉田篤弘

    隣の天使から届けられる悪魔のケーキ。ベランダに置かれた大きな桃。「巨大アパート」でゴム印をつくりながら物語を紡ぐ青年。世界でいちばん雷の落ちない部屋。夜な夜なカラスと話す電話回収屋――。東京のアパートで暮らすさまざまな人びとの夢やさみしさ、ささやか

  • 「さよならジャバウォック」 伊坂幸太郎

    結婚直後の妊娠と夫の転勤。その頃から夫は別人のように冷たくなった。彼からの暴言にも耐え、息子を育ててきたが、ついに暴力をふるわれた。そして今、自宅マンションの浴室で夫が倒れている。夫は死んだ、死んでいる。私が殺したのだ。もうそろそろ息子の翔が幼稚園

  • 「アミュレット・ワンダーランド」 方丈貴恵

    犯罪者御用達のホテル、それがアミュレット・ホテルだ。「ホテルに損害を与えない」「ホテルの敷地内で傷害・殺人事件を起こさない」という2つのルールさえ守れば、どんな違法なサービスでも受けられるし、警察の介入も一切ないアウトローたちの楽園。しかし、そのル

  • 「池袋NO NAME 池袋ウエストゲートパーク21」 石田衣良

    「おれたちはみんな自分をとことん安く売るようになったよな」池袋で何件も強盗事件を起こしているトクリュウ(匿名・流動的犯罪グループ)の「池袋NO NAME」。Gボーイズのメンバーが闇バイトの罠に嵌り、強盗の実行犯として逮捕された。強盗の罪は重く、長期の懲役刑を

  • 「パズルと天気」 伊坂幸太郎

    伊坂幸太郎デビュー25周年に贈る、「幸せ」な短編集!【パズル】悩みを抱えた「僕」は、マッチングアプリでしか出会えない「名探偵」に依頼する。【竹やぶバーニング】出荷した竹にかぐや姫が混入!? 仙台七夕まつりで大捜索が始まった!【透明ポーラーベア】動物園

  • 「普天を我が手に 第二部」 奥田英朗

    太平洋戦争が勃発した。竹田志郎は、父に伴って渡米したが、そこで自分だけ捕虜となってしまう。ようやく帰国した後は日本の捕虜収容所の通訳となるも、目にしたのは看守の虐待が横行するずさんな実態だった。矢野四郎は、父の死後、親譲りの素行の悪さで少年院に入れら

  • 「乱歩と千畝」 青柳 碧人

    探偵作家と外交官。若き二人が友となり……斬新な発想で描く波瀾万丈の物語。大学の先輩後輩、江戸川乱歩と杉原千畝。まだ何者でもない青年だったが、夢だけはあった。希望と不安を抱え、浅草の猥雑な路地を歩き語り合い、それぞれの道へ別れていく……。若き横溝正

  • 「踊りつかれて」 塩田武士

    首相暗殺テロが相次いだあの頃、インターネット上にもう一つの爆弾が落とされていた。ブログに突如書き込まれた【宣戦布告】。そこでは、SNSで誹謗中傷をくり返す人々の名前や年齢、住所、職場、学校……あらゆる個人情報が晒された。ひっそりと、音を立てずに爆発し

  • 「ダークネス」 桐野夏生

    私の愛した男たちは皆行ってしまった。私の魂を受け止めてくれる相手はもうどこにもいない――衝撃作「ダーク」から20年、村野ミロは生きていた。息子のハルオは「悪」を知る旅に出るが……。息子を守るため、凍る火の玉、ミロの最後の闘いが始まる。圧倒的迫力で

  • 「近畿地方のある場所について」 背筋

    情報をお持ちの方はご連絡ください近畿地方のある場所にまつわる怪談を集めるうちに、恐ろしい事実が浮かび上がってきました。映像作品のCMを見て今更だけど読んでみました オカルト雑誌の編集者の資料やネットの書き込みから怪異の繋がりが見えてくる。物語になっ

  • la Galerie du 19M Tokyo

    六本木ヒルズで入場料無料のイベントなのにすごく見応えのある展示でした 本当に細かい繊細な手仕事。普通の道具なのに、感動的な作品ができるのね シャネル風ブレードの畳と引手。木の感じも心地良い空間でした 刺繡の体験ができなかったのが、心残り

  • 「不等辺五角形」 貫井徳郎

    避暑地の別荘で、事件は起こった。三十歳を間近に控え、久しぶりに顔を揃えた五人の男女。インターナショナルスクールで出会って以来二十年以上の付き合いになる重成、聡也、梨愛、夏澄、雛乃は、海外赴任が決まった重成の送別も兼ねて、葉山にある聡也の別荘で旧交を温

  • 「夜明けのはざま」 町田その子

    自分の情けなさに、歯噛みしたことのない人間なんて、いない。地方都市の寂れた町にある、家族葬専門の葬儀社「芥子実庵」。仕事のやりがいと結婚の間で揺れ動く中、親友の自死の知らせを受けた葬祭ディレクター、元夫の恋人の葬儀を手伝うことになった花屋、世界で

  • 「営繕かるかや怪異譚 その肆」 小野不由美

    「家に興味がない、ということは、自分を守ってくれる場所に興味がない、必要ない、ということと同義です」建物にまつわる超自然的な現象を解決するため、営繕屋・尾端は死者に想いを巡らせ、彼らを鎮めるための方法を導き出す。恐怖と郷愁を精緻に描く、建築怪談シリー

  • スナフキンはミィの弟

    トーベとムーミン展に行ってきました <森アーツセンターギャラリー>Aラインの服に編み上げブーツ。普段着にしたい 豆皿ガチャ。1人3回まで。一番欲しいのは出なかったけど、ダブらないでよかった 来年はヘルシンキ空港でトランジットするかもなので、ム

  • 「親の家が空き家になりました」 葉山由季

    50代の主婦・瞳は兵庫県のマンションで夫の一郎と二人で暮らしていたが、母の京子が入院したことをきっかけに、同居を始める。母が急死したことで空き家になった実家、相続などの家族の問題に直面することに。母の遺言状で兄姉との間に亀裂が入る中、瞳は実家の整

  • 「昭和探偵物語 平和村殺人事件」 天童康太

    ビートルズが日本を訪れてコンサートを開いた一九六六年。昭和四一年。日本の片隅で、或るおぞましい事件が起きた。私にとっては、忘れがたい……というより、いまなお当時の光景といい、匂いといい、感触といい、生々しい記憶で胸が焼かれるような想いがする事件である

  • 「交番相談員 百目鬼巴」 長岡弘樹

    交番相談員が見抜く、警察官たちの闇と罪。警察を定年退職し、非常勤の「交番相談員」として働いている百目鬼巴(どうめき・ともえ)。見た目は普通のおばさんで、性格も穏やかだが、彼女には妙な噂があった。「彼女には県警本部の刑事部長でも頭があがらない」「現役

  • 「矢沢あい『NANA』の世界」

    名作『NANA』の世界をファッションや音楽から読み解く大特集。矢沢あいへの110の質問、特別描き下ろしイラスト収録。辻村深月、中田クルミほか豪華寄稿。画業40周年記念出版。まさにNANAの世界が楽しめる1冊。作者の登場人物に対する愛情や意外な評価もおもしろか

  • 1000冊目記念 「海辺のカフカ」 村上春樹

    「君はこれから世界でいちばんタフな15歳の少年になる」――15歳の誕生日がやってきたとき、僕は家を出て遠くの知らない街に行き、小さな図書館の片隅で暮らすようになった。家を出るときに父の書斎から持ちだしたのは、現金だけじゃない。古いライター、折り畳み式の

  • クリムト展

    まさに没入感覚 3回続けて見ちゃいました クリムト・アライブ 東京展 日本橋三井ホール

  • 「中野京子と読み解く クリムトと黄昏のハプスブルグ」

    大王朝が沈みゆく時、人々は美とエロスと死の気配に溺れた――。19世紀末のウィーンは、黄昏時の美しさに輝いていた。勤勉な皇帝フランツ・ヨーゼフと美貌の皇后エリザベートの人気は高く、街は都会的に改造され、カフェが賑わい、文化芸術が開花。しかし数十年後、大王

  • 「普天を我が手に 第一部」 奥田英朗

    大正15年(昭和元年)12月25日未明、東京・麹町の陸軍少佐・竹田耕三の元に、待望の長男が誕生した。〈志郎〉と名付けられた子供は、日本中が大正天皇崩御の悲しみに暮れる中で、一家の新たな希望となる。同日、北陸・金沢では、矢野一家の親分・矢野辰一が、賭場での諍い

  • 「黄色い家」 川上未映子

    十七歳の夏、親もとを出て「黄色い家」に集った少女たちは、生きていくためにカード犯罪の出し子というシノギに手を染める。危ういバランスで成り立っていた共同生活は、ある女性の死をきっかけに瓦解し……。人はなぜ罪を犯すのか。痛々しい大作。真面目な働き者の花。

  • 「婚活マエストロ」 宮島未奈

    40歳の三文ライター・猪名川健人は、婚活事業を営む「ドリーム・ハピネス・プランニング」の紹介記事を書く仕事を引き受ける。安っぽいホームページ、雑居ビルの中の小さな事務所……どう考えても怪しい。手作り感あふれる地味なパーティーに現れたのは、やけに姿勢のい

  • 「珈琲怪談」 恩田陸

    なんか、怖い話ない?異界が覗き、怪異の似合う古い街。男たちが喫茶店に集ってすること、とは――。男子会で、ホラーをダベる。京都、横浜、東京、神戸、大阪、再びの京都――。なぜ多忙な四人の男たち(外科医、検事、作曲家、音楽プロデューサー)は、わざわざ遠

  • 「C線上のアリア」 湊かなえ

    両親を亡くし叔母に引き取られた美佐は、高校時代を山間部の田舎町で過ごす。それから30年、認知症の症状が見られる叔母を訪ねると家はごみ屋敷と化していた。久しぶりに戻った美佐は、家を片づけていく過程で金庫を発見する。そこからひもとかれる、家族にさえ言え

  • 「天使なんかじゃない」 矢沢あい

    ユニクロの矢沢あいのコラボTシャツ見かけてしまったらNANAの続きがすっごく読みたくなった でも、それは叶わないので今までスルーしていた「天ない」を読んでみました 生徒会のお話なんだよね・・・なんて思ってたけど、そこは、やっぱり矢沢ワールド。前向きで明

  • 「定食屋「雑」」 原田ひ香

    真面目でしっかり者の沙也加は、丁寧な暮らしで生活を彩り、健康的な手料理で夫を支えていたある日、突然夫から離婚を切り出される。理由を隠す夫の浮気を疑い、頻繁に夫が立ち寄る定食屋「雑」を偵察することに。大雑把で濃い味付けの料理を出すその店には、愛想のな

  • 「がんばった15人の徳川将軍」 房野史典

    振り回し、振り回されながら懸命に生きた徳川将軍の壮絶で痛快な奮闘記! 初代家康から15代慶喜まで、15人の徳川将軍が生きた時代が楽しく学べて、どんな人でも歴史が大好きになる本です。家康はピンチを家臣団と乗り越えた! 綱吉は”命を大切にする”現代の倫理観を

  • 「首木の民」誉田哲也

    大学の客員教授、久和が窃盗と公務執行妨害の容疑で逮捕された。運転する車の中から、血の付いた他人の財布が発見されたのだ。久和は内閣府が設置する経済財政諮問会議に参加したこともある経済政策通だが、警視庁志村署の佐久間に対し「公務員を信用していない」と言い

  • 「マリコにもほどがある!」 林真理子

    勤め人となり2年半。やっぱりマリコは忙しい。三が日は大手町へゆき、沿道から駅伝の応援だ。4年ぶりの出場となった日大へ向け学生たちと校歌を歌ううち、アンカーが目の前に。声を揃えてその名を叫べば、思わず目頭が熱くなる。ああ、若いというのはこういうことなんだ。

  • 「猫の刻参り 三島屋変調百物語拾之続」 宮部みゆき

    化け猫、河童、そして山姥――狂気に塗れた苦界を生き抜く女と、化生の者どもが織りなす怪奇譚。江戸は神田三島町にある三島屋の次男坊富次郎は、変わり百物語の二代目聞き手。飼い主の恨みを晴らす化け猫、命懸けで悪党壊滅に挑む河童、懺悔を泣き叫ぶ山姥が登場する客

  • 「我らが緑の大地」 荻原浩

    スタートアップ企業・グリーンプラネットに勤める村岡野乃は、植物の「会話(コミュニケーション)」について研究している。コマツナは虫にかじられると毒を合成したり、SOSを出して虫の天敵を呼び寄せたりするなど、植物もほかの生物と同様、驚くべき知性を持っているこ

  • 「記念日」 青山七恵

    「早く年を取りたい」と願う23歳のミナイ。ガタがきはじめた肉体に翻弄される42歳のソメヤ。キャリーを押して歩く76歳の乙部さん。ひょんなことからルームシェアをすることになった、ソメヤとミナイ。噛み合わぬ日々を送る中、突然、ミナイから不思議な提案がなされる

  • 「ドヴォルザークに染まるころ」 町田そのこ

    小学生のとき、担任の先生と町の外からやって来た男が駆け落ちしたのを忘れられない主婦。東京でバツイチ子持ちの恋人との関係に寂しさを覚える看護師。認知症の義母に夫とのセックスレスの悩みを打ち明ける管理栄養士。父と離婚した母が迎えに来て、まもなく転校するこ

  • 「BT‘63」 池井戸潤

    その時代には、魔物がいた。その日――。40年前の父とぼくは“同化”した。愛する人のために戦う壮絶な人生の運命は――。昭和の闇を抉ったミステリーが、豪華ハードカバーで復刊!東京オリンピック前夜の1963年。羽田空港近くの運送会社でトラック運転手たちが相次

  • 「六月のぶりぶりぎっちょう」 万城目学

    新直木賞作家、日本史最大のミステリ――「本能寺の変」に挑む奇妙、珍妙、でも感動! マキメ・ワールド最高潮‼その死体は信長――密室殺人事件に巻き込まれた私は、うっかり本能寺の変の謎に挑んでしまう……。洛中女子寮ライフ――14回生以上との噂のある、女子

  • 「HARUKI MURAKAMI 9 STORIES 」

    もともと村上春樹作品の大ファンであった2人の作者の強い思いで実現したこのシリーズ。彼らは原作を深く読み込んだ上で、独自の視点とこだわりを自分たちの作品に織り交ぜていき、まったく新しい村上春樹作品を提示してくれます。原作と読み比べながらその解釈を味わうもよ

  • 「同潤会代官山アパートメント」 三上延

    私たちは、かなしみを乗り越えるために〝家族〞になった――。関東大震災で最愛の妹を喪った八重は、妹の婚約者だった竹井と結婚したが、最新式の住居にも、新しい夫にも、上手く馴染めない――昭和と共に誕生し、その終焉と共に解体された同潤会代官山アパート。そ

  • 「皇后は闘うことにした」 林真理子

    妹の友人に恋焦がれ、ようやく結婚目前まで漕ぎつけた久邇宮朝融王は、彼女にまつわる“ある噂”を耳にし、強引に婚約を破談にした。その後、別の宮家の子女と結婚したものの……(「綸言汗の如し」)徳川家の若き未亡人・実枝子は、喧嘩の絶えなかった夫・慶久が妾との間

  • 「女の国会」 新川帆立

    選挙に弱い政治家は、誰かの言いなりになるしかない。だからーー。強くなりたい。国会のマドンナ“お嬢”が遺書を残し自殺した。敵対する野党第一党の“憤慨おばさん”は死の真相を探りはじめる。議員・秘書・記者の覚悟に心震える、政治 大逆転ミステリ!野党第

  • 「指輪」 森瑤子

    ほんの遊び心から婚約した渉と今日子。二人の指には、お揃いの銀の指輪がはめられている。今日子はいつしか渉との結婚を切望するようになっていった。しかし約束の日、渉からの電話はなかなか鳴らず……(「指輪」)。銀狐のコートに大きなサングラスをかけた女が、ファ

  • 「世界の終わりとハードボイルド・ワンダーランド」 村上春樹 再読

    高い壁に囲まれ、外界との接触がまるでない街で、そこに住む一角獣たちの頭骨から夢を読んで暮らす〈僕〉の物語、〔世界の終り〕。老科学者により意識の核に或る思考回路を組み込まれた〈私〉が、その回路に隠された秘密を巡って活躍する〔ハードボイルド・ワンダーランド

  • 「百鬼園事件帖」 三上延

    舞台は昭和初頭の神楽坂。影の薄さに悩む大学生・甘木は、行きつけのカフェーで偏屈教授の内田榮造先生と親しくなる。何事にも妙なこだわりを持ち、屁理屈と借金の大名人である先生は、内田百間という作家でもあり、夏目漱石や芥川龍之介とも交流があったらしい。先生と

  • 「古本食堂 新装開店」 原田ひ香

    さみしい時もうれしい時も本はいつだって、寄りそってくれる。大ロングセラー『古本食堂』が満を持して、新装開店。美味しいごはんとあなたの物語がここに!珊瑚(70代)は急逝した兄の跡を継いで、神保町で小さな古書店を営んでいる。親戚の美希喜(20代)が右腕だ。作家

  • 「スメラミシング」 小川哲

    「理由がほしい。物語がほしい。正義のヒーローが現れて、黒幕の悪事を暴き、世界を変える、そんなお話であってほしい。自分はその物語の登場人物でありたい」──SNS上のカリスマアカウント〈スメラミシング〉を崇拝する”覚醒者”たちの白昼のオフ会。かれらを観察す

  • 「ひまわり」 新川帆立

    おしゃべりと食べることが大好きな33歳のひまりはある夏の日、出張帰りに交通事故に遭い、頸髄を損傷してしまう。意識は明瞭。だけど、身体だけが動かない。過酷なリハビリを続けるも突きつけられたのは厳しい現実だった。「復職は約束できない。できればこのまま退職

  • 「うそコンシェルジュ」 津村記久子

    大学のサークルを抜けたい姪のため、うその辞める理由を考えてあげたことをきっかけに、「うそ請負人」として職場の人からも頼みにされるようになったみのり。自転車置き場で、人間関係のストレス発散のために中山さんがとっていた思いがけない行動。部活を辞めた高校

  • 「地図と拳」 小川哲

    「君は満洲という白紙の地図に、夢を書きこむ」日本からの密偵に帯同し、通訳として満洲に渡った細川。ロシアの鉄道網拡大のために派遣された神父クラスニコフ。叔父にだまされ不毛の土地へと移住した孫悟空。地図に描かれた存在しない島を探し、海を渡った須野……。奉天

  • 「中野京子の西洋奇譚」 中野京子

    箒にまたがり飛翔する魔女、笛吹き男に連れられ姿を消したハーメルンの子供たち、暗殺された二人の米大統領の驚愕すべき共通点、悪魔に憑かれたルーダンの修道女、冷戦下のソ連で学生達を襲った凄惨な未解決事件、蛙の雨、ドッペルゲンガー、犬の自殺橋etc.事件や伝承に

  • 「ここはすべての夜明けまえ」 間宮改衣

    いやだったこと、いたかったこと、しあわせだったこと、あいしたこと、一生わすれたくないとねがったこと◇老いない身体を手に入れた彼女の家族史2123年10月1日、九州の山奥の小さな家に1人住む、おしゃべりが大好きな「わたし」は、これまでの人生と家族について振

  • hyde生誕祭の2days

    なんて豪華なお誕生会 ドームの2日間、楽しみにしていたのに土曜日の午前中に職場で腰を痛めてコンディション最悪。。。能のようにゆっくり歩いて後楽園駅に向かいました 今日はどんなに煽られても跳べません でも、開演の頃にはだいぶ痛み止め効いてきた!1曲目

  • 「ウォッチメイカーの罠 」ジェフリー・ディーヴァー

    時計職人のごとく緻密な計画をひっさげ、宿敵が帰ってきた。名探偵ライムを殺すために。ウォッチメイカー最後の事件、開幕。高層ビル建設現場で大型クレーンが倒壊し、作業員が死亡、周囲に多大な損害をもたらした。犯行声明を出したのは富裕層のための都市計画に反対

  • 「八月の御所グラウンド」 万城目学

    死んだはずの名投手とのプレーボール戦争に断ち切られた青春京都が生んだ、やさしい奇跡女子全国高校駅伝――都大路にピンチランナーとして挑む、絶望的に方向音痴な女子高校生。謎の草野球大会――借金のカタに、早朝の御所G(グラウンド)でたまひで杯に参加する羽目

  • 「富士山」 平野啓一郎

    些細なことで、私たちの運命は変わってしまう。あり得たかもしれない幾つもの人生の中で、何故、今のこの人生なのか?その疑問を抱えて生きていく私たちに、微かな光を与える傑作短篇集。収録短篇の内容「富士山」 ――結婚を決めた相手のことを、人はどこまで知って

  • 「明智恭介の奔走」 今村昌弘

    神紅大学ミステリ愛好会会長・明智恭介。小説に登場する探偵に憧れ、事件を求めて名刺を配り歩く彼は、はたしてミステリ小説のような謎に出合えるのか――大学のサークル棟で起きた不可解な盗難騒ぎ、商店街で噂される日常の謎、夏休み直前に起きた試験問題漏洩事件など

  • 「生殖記」 朝井リョウ

    とある家電メーカー総務部勤務の尚成は、同僚と二個体で新宿の量販店に来ています。体組成計を買うため――ではなく、寿命を効率よく消費するために。この本は、そんなヒトのオス個体に宿る◯◯目線の、おそらく誰も読んだことのない文字列の集積です。津田健次郎ナレ

  • 蔦屋書店

    ここ大好き 何時間でもいられる。そして、次に読みたい本がどんどん増えていく

  • 「柚木麻子のドラマななめ読み!」 柚木麻子

    2014年から10年以上にわたって続く『anan』の連載が待望の書籍化! ドラマ好きとして知られる作家・柚木麻子が国内ドラマの軌跡や、女性像の変遷、日本社会の変化(と変わらなさ)を、時に真摯に、時にコミカルに、時に私的に描き出す。主に放送中の国内ドラマについて綴

  • 「正欲」 朝井リョウ

    あってはならない感情なんて、この世にない。それはつまり、いてはいけない人間なんて、この世にいないということだ。息子が不登校になった検事・啓喜。初めての恋に気づいた女子大生・八重子。ひとつの秘密を抱える契約社員・夏月。ある人物の事故死をきっかけに、

  • 「気の毒ばたらき きたきた捕物帖(三)」 宮部みゆき

    万作・おたま夫婦が継いだ千吉親分の文庫屋が、放火により火事になった――。下手人は、台所女中のお染だというが、親分の家でお染に世話になった北一は信じられず、その疑いを晴らすべく奔走する。さらに、焼け出された人たちが過ごす仮住まいでも事件が起きていた……

  • 「コールド・リバー」 サラ・パレツキー

    パンデミック下のシカゴ。人々のいらだちや鬱憤は移民へと向けられていた。ある日、シナゴーグの壁が傷つけられる事件が起きて、ヴィクは夜間の見張りを依頼された。その帰り道、ヴィクは瀕死の少女を発見した。「ナギー」とつぶやいて意識を失った少女を病院に搬送する

  • 「喫茶おじさん」 原田ひ香

    人生もコーヒーも、苦いけれどうまい。松尾純一郎、バツイチ、57歳。大手ゼネコンを早期退職し、現在無職。妻子はあるが、大学二年生の娘・亜里砂が暮らすアパートへ妻の亜希子が移り住んで約半年、現在は別居中だ。再就職のあてはないし、これといった趣味もない。ふ

  • 「名画に見る「悪」の系譜」 中野京子

    目をそむけたくなるほどの「悪」。その姿を画家たちはどう描いたのか。裏切り、殺人、悪徳政治、虚栄、動物虐待、盗み、貧困……。あるときは背筋が凍るほど血なまぐさく、あるときは魅惑されるほど美しく、西洋の絵画に描かれた魔的な「悪」の姿。名画に刻印された「悪」

  • 「小山田圭吾炎上の「噓」 東京五輪騒動の知られざる真相」 中原一歩

    2021年の東京五輪。コロナ禍による一年延期をはじめ、様々な問題が発生する。直前に発覚したスキャンダルで、開会式スタッフは辞任。急遽開会式の音楽担当となったのは、ミュージシャン小山田圭吾だった。しかし、小山田もまた、学生時代に障がい者を「いじめ」たことを

  • 「傲慢と善良」 辻村深月

    婚約者・坂庭真実が忽然と姿を消した。その居場所を探すため、西澤架は、彼女の「過去」と向き合うことになる。生きていく痛みと苦しさ。その先にあるはずの幸せ──。いつかは読みたいと思っていながら時間が過ぎて・・・映像化で思い出しました テーマは婚活。な

  • 「男女最終戦争 池袋ウエストゲートパークXX」 石田衣良

    ファイナル・ウォーズ勃発!「敵はすぐ近くにいて、笑顔で仲間を装っているのだ。内心ではおたがいのことを、相手ばかりが制度に守られ、恵まれたポジションで、有利に暮らしていると憎みあっている」ネット上で激化する、男女のいがみあい。女性嫌悪(ミソジニー)の

  • 「岡崎京子戦場のガールズ・ライフ」 岡崎京子

    漫画家・岡崎京子初の大規模展覧会(世田谷文学館)公式図録。原画、単行本未収録作、評論、トリビュート作品など、オカザキを知るための必携本。特別寄稿=小沢健二 デザイン=祖父江慎「小泉今日子と岡崎京子」の流れで読んでみました。ヘルタースケルターやリバー

  • 「東京ハイダウェイ」 古内一絵

    ようこそ、心休まる「隠れ家」へ。東京・虎ノ門の企業に勤める桐人は、念願のマーケティング部に配属されるも、同期の直也と仕事への向き合い方で対立し、息苦しい日々を送っていた。直也に「真面目な働き方」を馬鹿にされた日の昼休み、普段は無口な同僚の璃子が軽快に

  • 「シャーロック・ホームズの凱旋」 森見登美彦

    「天から与えられた才能はどこへ消えた?」舞台はヴィクトリア朝京都。洛中洛外に名を轟かせた名探偵ホームズが……まさかの大スランプ!?ホームズの住まいは寺町通221B。もちろん家主はハドソン夫人。ワトソンの自宅兼診療所は下鴨本通。登場人物がそっくり京

  • 「小泉今日子と岡崎京子」 米澤泉

    ・カリアゲショートで「理想の彼女」としてのアイドル像を拒否した小泉今日子・女の子の夢と憧れでなく、不安と絶望、「女の子のあがき」を描いた岡崎京子・「なんてったってアイドル」とアイドルを演じる「私」を歌い、新しいアイドル像を打ち出した小泉今日子・『東京

  • 「オパールの炎」 桐野夏生

    1999年に日本でピルが承認される約30年前に、ピル解禁と中絶の自由を訴える女がいた。一躍脚光を浴びるも、突然姿を消し…。謎多き女をめぐる証言から、世の理不尽を抉りだす長篇。『婦人公論』連載を単行本化 一時はマスコミを騒がせた女性解放活動家の時代に埋もれ

  • 「六人の嘘つきな大学生」 浅倉秋成

    成長著しいIT企業「スピラリンクス」が初めて行う新卒採用。最終選考に残った六人の就活生に与えられた課題は、一カ月後までにチームを作り上げ、ディスカッションをするというものだった。全員で内定を得るため、波多野祥吾は五人の学生と交流を深めていくが、本番直前

  • 「笑う森」 荻原浩

    神森で5歳のASD児・真人が行方不明になった。無事に保護されるが「クマさんが助けてくれた」と語るのみ。真人の叔父・冬也の懸命な調査で、4人の男女と一緒にいたことは判明するが…。真人くんが迷子になってしまったのは、小樹海とも呼ばれる森の中。1週間後、大き

  • 「あなたを待ついくつもの部屋」 角田光代

    母に教わった「バーの味」、夫婦で訪れた憧れの上高地……。全国3か所の帝国ホテルを舞台に織りなす、めくるめく部屋の物語。幻想的な夢の世界を描くものもあれば、現実の夫婦を描いたものもあり、また過去と現在を行き来して語るものも。帝国ホテル発行の会報誌「IMPE

  • ハヤブサ消防団 ドラマ再見

    原作を読んだら、ドラマをもう一度見たくなってしまいました。もう1年前なのね。見返すと新鮮 原作より登場人物がしぼられているけど、印象的な台詞は人物が変わってもそのままだったり。町長の人生は省略されてるし、郵便局長の件も変更されてた。その分、原作を先に

  • 「ハヤブサ消防団」 池井戸潤

    東京での暮らしに見切りをつけ、亡き父の故郷であるハヤブサ地区に移り住んだミステリ作家の三馬太郎。地元の人の誘いで居酒屋を訪れた太郎は、消防団に勧誘される。迷った末に入団を決意した太郎だったが、やがてのどかな集落でひそかに進行していた事件の存在を知る─

  • 「一心同体だった」 山内マリコ

    10歳~40歳の女同士の友情の濃密さ、繊細さ、そして女子の生き様を描き出した8編の連作短編集。自分の代で、なにかをちょっとずつ良くして、変えて、次の代につなぐ女性たちのバトンリレー。それぞれの年代の女子の友情がロンド形式でつながっていく、“わたしたちの平

  • 「リカバリー・カバヒコ」 青山美智子

    5階建ての新築分譲マンション、アドヴァンス・ヒル。近くの日の出公園には古くから設置されているカバのアニマルライドがあり、自分の治したい部分と同じ部分を触ると回復するという都市伝説がある。人呼んで”リカバリー・カバヒコ”。アドヴァンス・ヒルに住まう人々

  • 「ぎんなみ商店街の事件簿 Sister編」 井上真偽

    ぎんなみ商店街に店を構える焼き鳥店「串真佐」の三姉妹、佐々美、都久音、桃。ある日、近所の商店に車が突っ込む事故が発生した。運転手は衝撃で焼き鳥の串が喉に刺さり即死。詮索好きの友人を止めるため、都久音は捜査に乗り出す。まずは事故現場で目撃された謎の人物

  • 「ぎんなみ商店街の事件簿 Brother編」 井上真偽

    ぎんなみ商店街近くに住む元太・福太・学太・良太の兄弟。母は早くに亡くなり父は海外赴任中だ。ある日、馴染みの商店に車が突っ込む事故が起きる。運転手は衝撃で焼き鳥の串が喉に刺さり即死した。事故の目撃者は末っ子で小学生の良太。だが福太と学太は良太の証言に違和

  • 「君が手にするはずだった黄金について」 小川哲

    才能に焦がれる作家が、自身を主人公に描くのは「承認欲求のなれの果て」。認められたくて、必死だったあいつを、お前は笑えるの? 青山の占い師、80億円を動かすトレーダー、ロレックス・デイトナを巻く漫画家……。著者自身を彷彿とさせる「僕」が、怪しげな人物

  • 「マリコ、アニバーサリー」 林真理子

    去年から勤め人となったマリコは年始から大忙し。元気を出すためしっかりお餅を食べて、朝ドラの「舞い上がれ!」はかかさない。理事長になって初めての卒業式。エッセイよりだいぶ早い「挨拶文の締切」に面喰いつつも、しっかり書き上げるマリコであった。夏になるころ

  • 「二十三区女」 長江俊和

    フリーライターの原田璃々子は、民俗学の講師だった先輩・島野仁と東京二十三区を巡り取材をしている。板橋区を訪れた二人は、自殺の名所、高島平団地に向かった。だがーー「私が探している場所は、ここではありません」。彼女は“何を"探しているのか。板橋の縁切神社

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