呆れたね。こんな大事な話を、あれが嫁であるお前さんに何も話してないとは。「あれがそんな手抜かりをする者だったとはなぁ。」舅はいかにも呆れ果てたと言う様子で、息子の嫁の目の前で嘆息してみせた。嫁はそんな大仰な舅に常とは違う気配を感じた。胸騒ぎを感じて、彼女は改めて舅の顔を見詰め直した。すると彼の目が笑っている。ドキン!とした彼女は、その彼の笑いの理由は何だろうか怪しく思った。そこで今迄の、舅が往来の方の入り口から入って来てから今迄の、彼の言動を思い出してみた。当然、この店の店主の言った言葉も脳裏には浮かんで来る。まさか…。と、彼女は思った。『否、そんな筈は…無いだろう。』彼女は自分の胸に湧いた黒い不安を打ち消した。結婚してからこの十何年か、彼女は舅一家の惣領息子の嫁として落ち度なく勤め上げて来た筈だ。そうだと内心...うの華3164
マルのじれんま36「おかえりなさい。」マルと紫苑さんの2人が寺の門を潜ると、本堂脇に在る庫裡(付属の家屋)の入り口でこう言って若い女性が出迎えてくれました。勿論この女性はシルです。「伯父様、こち......>続きを読む昨日の思い出なのですが、今日アップしました。今日は曇り空です。日曜日ですね。今日の思い出を振り返ってみる
マルのじれんま35ばらばらばら…。大粒の雨粒です。雲行きが怪しいと思ったら、とうとう雨が降り出しました。「生暖かい風が吹くと思った。」やはりねと紫苑さん。雨が降ってきましたな、避難しましょうとお隣......>続きを読む今日はこの後は曇りの予報です。昨年2作品書いたようなので、今週末はこれらをアップして、のんびりします。😊今日の思い出を振り返ってみる
それなぁに?、子供達が不思議そうな顔付きをすると、彼女の手元を見詰めて訊いた。子供等の母で有る彼女は、暫く子供達に答える事なく黙った儘逡巡していた。手切金?、全く思いも掛け無い話だ。店主の勘違いだと思うと、彼女は内心彼の事を侮蔑してしまう。さっき迄は良い腕前だと思い、彼に対して上流階級の雰囲気を感じていたのに、やはりこんな所で食堂を開く様な男では、本当に、こんな場面ではそんな事しか思いつかないのだろうさ。と彼女は思った。彼女は子供達の質問を他所に、今手に持った小切手帳をこのまま受け取って仕舞って良いものかどうかと迷っていた。こんな時夫なら如何するだろうか?、とも彼女は考えてみた。『夫に断り無く自分がこれを受け取って仕舞ってよいのだろうか?。』容易に答えの出せ無い彼女だった。「お義父さん、困ります。」彼女は舅に声...うの華3163
大分よいです!朝は清々しいですね。空気が新鮮な香りです。朝食も美味しくいただきました。もうだいぶ良いのですが、もう1日お休みしようと思います。...>続きを読む昨年も結構お休みしましたね。今年も、もう大分よいです。今日の思い出を振り返ってみる
それなぁに?、子供達が不思議そうな顔付きをすると、彼女の手元を見詰めて訊いた。子供等の母で有る彼女は、暫く子供達に答える事なく黙った儘逡巡していた。彼女は子供達の質問を他所に、今手に持った小切手帳をこのまま受け取って仕舞って良いものかどうかと迷っていた。こんな時夫なら如何するだろうか?、とも彼女は考えてみた。『夫に断り無く自分がこれを受け取って仕舞ってよいのだろうか?。』容易に答えの出せ無い彼女だった。「お義父さん、困ります。」彼女は舅に声を掛けた。「あの人に断り無くこんな大事な物を、」彼女は口から出す言葉に迷っていた。「自分の方で受け取って仕舞って良いのかどうか。」彼女はそう言うと、再び困りますと言って言葉を結んだ。それに対して舅は「いいんだよ。」と答えた。あれもそうしてくれと言っていたんでね。彼は嫁にそう打...うの華3163
しかし敢えて彼女は内心の怒りを言葉に出すと言う事をしなかった。あくまで理性的にと思う彼女は、ひたすら自分の気持ちを沈めに掛かった。彼女は唇をきっと結んだ。そうやって自分の気持ちを引き締めると、彼女は物事に集中する様にキリリとした端正な顔付きになった。自分は分を弁えている、だからこうやって口を閉ざしているのだ。彼女は口を閉ざす事で舅にその事を無言で示していたが、それでもと、自分は起きている事の全てはちゃんと把握しているのだと、その事は周囲に示して置こうと思うのだった。彼女は眉間に皺だけを寄せると、舅と店主、彼等の顔に彼女の不愉快に思う面を確りと合わせて置くのだった。「嫁姑、あんた達は良く似ているなぁ。」そんな彼女の顔を認めた舅が徐に言葉を発した。「事に対してする事が同じだよ、あんた達2人は。」彼はそれから、その表...うの華3162
彼女は実は義弟の事で悩んでいたのだ。先程彼女は夫の実家の裏で義弟の激昂する声を聞いた。その時、彼女はそんな興奮状態の義弟と、自分や自分の子供達が顔を合わせる事を酷く厭ったのだった。世の中に、尋常で無い人に相対するのを憂く思わない人はい無いだろう。ましてやその人物が自分の身内であり、血の繋がる人間であれば尚更にその憂鬱度は増すという物だ。『義理の繋がりの自分より、』と彼女はここで、義弟と血の繋がりのある彼女の娘達の事を考えた。彼女達が興奮状態の叔父と顔を合わせたならば、きっと子等は嫌な思いをする事だろう。それは陰鬱な感情だ。そんな子供達の心中の負担を想像し、彼女達の母で有る彼女は咄嗟に身を翻したのだ。横道に出て、半ばおろおろと茫然自失の体で子等の先を歩く彼女だったが、次に如何と考えると、彼女は自分は子の母親だと思...うの華3161
お休みのお知らせ風邪を引いたようです。2、3日お休みします。...>続きを読む今日は黄砂も収まるのでしょうか、先日洗車してきたのに、また洗いに行かないといけないのかなと、一寸うんざりです。洗車したら傷が目立っていたので、傷の理由が分からず、原因不明なのが嫌ですね。ところで、昨年もこの時期風邪だったのかと驚き、体調が悪くなる時期なのだと感じました。(言い訳のよう😅)皆様も気を付けてくださいね。よく聞くように季節の変わり目が堪える歳なんでしょうか、梅雨前です、こちらはね。今日の思い出を振り返ってみる
マルのじれんま34マルはミルから紫苑さんの事を頼まれた時、細君を失くした彼の寂寥感漂わせる悲壮な状態について、何とかならないだろうかと相談されていました。それ以外でも、彼は直接紫苑さんから彼等夫妻......>続きを読む今日のお天気は、ぱっとしませんね。雨も降るのでしょうか。風邪の具合は大部良くなりました。今日は予定が有りましたが、既にキャンセルしました。具合の悪い時は、こちらも出掛けないようにしないと、向こうでも迷惑ですよね。こちらのコロナも拡大傾向ですしね。😌今日の思い出を振り返ってみる
マルのじれんま33「私は僧侶の身ですから…、」マルは内心緊張しながら表面澄まして答えました。「女人の事については私の口からは何とも。」こう言ってから、彼はここで漸く上手く答えられたと、ほっと胸を撫......>続きを読む今日は早起きでした。昨日ゆっくり寝たせいでしょう。体調も少し楽になりました。思い出を振り返ってみる、今日の分が既に来ていたので、今朝早々とアップです。今年の本編、うの華3の続きの方は、やはり今週はこれでお休みの予定でいます。😌今日の思い出を振り返ってみる
マルのじれんま32大体…、紫苑さんは言いました。「あなたと魚との遭遇の件は大体分かりました。」そして彼は、にゃっとマルに悪戯っぽい笑顔を向けると、ところでと続けます。「円萬さん、人間の女生との遭遇......>続きを読む午後から一眠りしていました。体調に余り変化が有りません。やはり今日は外出を控えて良かったです。今週末はゆっくり養生しています。今日の思い出を振り返ってみる2
マルのじれんま31異生物との遭遇か。紫苑さんは心の内で呟きました。紫苑さんの脳裏には異生物の「異生」の漢字が直ぐに「異性」の漢字へとへと変換されました。そして出会った頃の初々しい妻の笑顔が浮かんで......>続きを読む今日は曇り。風邪を引いてしまいました。今年はよく体調が悪くなります。今週はくしゃみ鼻水が続き、体調が整いませんでした。微熱もあるので、多分2、3日お休みします。昨年は2作品書いた日でした。後から32をアップするかもしれません。今日の思い出を振り返ってみる
「若奥さん、大旦那さんがおいでですよ。」大丈夫でさぁ、大旦那さんが何とかなさいますよ。彼女の声に気付いた店主が慰める様に彼女に声を掛けた。そこへ、ジリリリ…と、電話が入った。店主は電話の置かれた通路へと向かうと、呼び出し音の鳴り響いていた電話から受話器を取った。もしもし…、彼は話し出した。彼女は夫の実家に行く頃合いを読む事に迷っていた。惨事があったと聞いていた義弟四郎の子供も元気だと言う事だ、いっそこの儘何事もなかった様に自分達の家に帰ろうかとも思う。だが、あの子に言った手前、やはり夫の実家には顔を出すべきだろう。彼女はそう考えるとあれこれと思い惑っていた。すると、思い余ってふと往来に目を遣った彼女の瞳に、ひょいっと黒っぽい影が映った。影は直ぐに人の形になり、色付いたと彼女が感じる内にも早々に、往来に面した正面...うの華3160
ドン!勢いのままに走って、姉を追い越した彼女は通路を戻ってくる自分の母に打つかった。目の前一杯に母の着物の柄が広がっている。彼女は目をパチクリとした。「何です。」姉妹の母が不機嫌そうに言う声が彼女の頭の上から降りかかって来た。大体、あなたは大雑把な性格で困りものね。と、母は自分の次女を咎める様な口調で窘めた。そうして置いて、さっ、戻りますよ、と、母はこの時迄に皆の後になっていた自分の長女に言った。通路から、それよりは広い横道に母娘は戻って来た。仔細の分から無かった姉妹はここで、母から彼女達の従弟が未だ来ていない様子だったと告げられた。続いて、お前達喉が乾かないかと母からの尋ねられた。怪訝そうな子等の返事を待たずに、母はさっさと元来た道を引き返して行く。歩き出した母は食堂へ戻る気配だと、彼女達の内の姉娘は思った。...うの華3159
マルのじれんま30ざっーと、2人の頭上の木立が騒ぎました。空にも雲が延びて来たので地表に届く日差しは薄日になって来ました。辺りの景色が鮮明さを失い、風も生暖かい空気の流れに変わりました。釣り竿を前......>続きを読む朝夕雨の予報、空模様は暗いです。変化があると、落ち着く迄に時間が掛かるものですが、昨年、今年と、コロナがあったせいでしょうか、依然腑に落ちない出来事が起こって来るものです。昨年に引き続き、屋内の時間が多く取れるので、慣れた今年は昨年以上、より家の整理に勤しみたいです。その為にも、早く「うの華3」を終えたいです。焦ります。今日の思い出を振り返ってみる
早々と、店内では男性のテーブルを囲んで、彼の嫁と孫はテーブルの上の大皿に盛られたモダンな西洋料理に嬉々とした視線を注いで手を拱いていた。食堂の厨房ではしゅんしゅんと丸薬缶が湯の沸いた音を立てている。長女は小さく紅茶と声に出すと、厨房に期待を込めた視線を遠慮がちにちらりと送ると、はにかんだ様子でその瞳を輝かせていた。唯、この時、店主の用意していたのはコーヒーであったので、彼は子供の客の事を内心気の毒に思うと、黙って臍を噛む表情を浮かべているのみだった。母娘は食堂を出て歩き出した。あんなサンドイッチもあるのね。そんな事を姉妹は話し合っている。パテ等挟んだ如何にも本格的なサンドイッチは、残念な事に子供の口に合わなかったのだ。でもと、ジャムやチョコレート等、甘味な物も有り、そこは子供の事、物珍しく喜んでいた。「ハムサン...うの華3158
マルのじれんま29「遊び?。」「魚釣りは遊びなんですか?、これはまた何とあなたは剛毅な人ですね。」ツンと、一瞬紫苑さんの目の先が尖りました。何しろ彼にとって釣りの目的はほぼ食べる為であり、食料を得......>続きを読む今日は雨。この様子ではこちらも梅雨入りするのでしょうか。高齢者の、ワクチン接種が取り沙汰される候。地方ではそうです。私も母の事が気になります。私自身は未だ未だ先なのでそれでどうという変化も無いのですが、今後の生活の方には、何か変化が出て来るのでしょうか。今日の思い出を振り返ってみる
マルのじれんま28ああ、マルは答えました。いえ、一寸…、風邪気が有るのでしょう。「ここが木陰で涼しいので、急に冷えを感じたようです。」背筋にぞくっと来まして。マルはそんな事を口にして無理に笑いまし......>続きを読む今日は曇り。雨の予報ですが、未だ空は持っています。実はこれは、昨日の思い出になります。今日のが未だ来ないので、載せました。今日の思い出を振り返ってみる
あら、まぁ。嫁が舅の示す料理の意外さに、はっとばかりに驚いた。その顔の下から「あ、お祖父ちゃん、元気?。」等、二言三言言葉を掛けて、彼女の長女も遠慮がちにその顔を見せた。そうしてその2人の顔の隙間を貫く様に、母姉2人からやや離れた後方に立って、次女が小さく顔を見せると、自分の場所から遥か遠くの店内へと目を向けた。好奇心に駆られる様に、次女は食堂内をチロチロと覗き込んでいた。と、彼女の目がはっと見開かれた。彼女は何かに気付いたのだ。そうでしょうと、彼女は自分の母に耳打ちした。そこで母も彼女の方へ顔を向けて何やら話し始めたが、その内、未だそれと気付か無いで祖父の顔付きばかりを窺う姉娘に、その肩を彼女の母が合図する様に軽く小突いた。彼女が母へと振り向くと、それは店内に入ろうという母からの合図なのだと分かった。様子に気...うの華3157
マルのじれんま27魚釣りが殺生?。マルは心の内で呟きました。そしてすぐにぴん!と来るものが有り、笑い顔を自分に向ける紫苑さんに問い掛けました。「釣った魚を殺すんですか?。」この世界の魚釣りはそうな......>続きを読む今日は良いお天気です。窓を開けようと思ったのですが、この時期は毎年近所の何処かしらで、トントンカンカン工事の音がするので、開けた窓を閉めてしまいました。花粉や黄砂も収まって来たと思ったのに。明日からは、もう雨混じりの天気予報です。今年の梅雨入りは早いとか、そんな年は梅雨明けが遅い傾向なのだとか。しっとりと、じわじわした気候が続く今年なんでしょうか。湿気はコロナには如何影響するのかしら、気になります。今日の思い出を振り返ってみる
食堂の店主が電話を掛けようとしている所へ、ばたばたばた…、この店の広い往来に向けた方の入り口、この食堂の正面入口の暖簾を勢いよく分けて、急ぎ店内に駆け込んで来た人間がいる。「どうなさったんで、旦那さん。」入って来た人物の顔を確認して、主はその人にこう声を掛けた。それは、今し方店を出て行ったばかりの初老の紳士だった。「戻って来たんだよ、家の嫁と孫が。」慌てた口調で男性はこの店の店主に言葉を返した。そうして、あたふたと先程迄彼が腰掛けていた椅子の側に走り寄ると、また元の通りにその椅子に座り込んだ。「何でもいいから、ここへ、早く、何か料理を、並べておくれ。」息を弾ませて、喘ぎ喘ぎ、男性はこう店主に依頼した。へいへいと、店主も客に合わせると手早く手拭いで手を拭き、調理台の上に置かれていた皿に手を伸ばした。もう既に、皿に...うの華3156
マルのじれんま26気候は清々しい初夏の気候、既に濃い影を水面に落とし始めたお堀端の緑陰。ほり沿いに続く小道を吹き抜けていく風はあくまで薫風然として心地良い事この上ないのでした。濠端に腰かけ、思い思......>続きを読む今日のお天気は晴れ。よい天気です。昨日は驚き慌てた日でしたが、それも過ぎ去った日になりました。あれこれと考えてみると、以前は熊は勿論、猪の出没情報までスマホに通知されて来ていました。しかも市内でも可なり遠い地域の物まで来ていました。いつの間にか通知が来なくなり、必要になるこんな近くの情報に限って通知され無かったなんて、と、怪しくも思い憤慨していました。「どうしたのかしら?。」と、口では穏やかに子供に話していましたが、内心は地域情報の、スマホ通知の曖昧さに憤慨。特に自分で何かのアプリを停止した覚え...今日の思い出を振り返ってみる
マルのじれんま252人はこの地域に古くからある濠を湛えた城跡の公園へと和やかにやって来ました。「いゃあ、」「ははははは…」と、お互い話も尽きず。彼等は如何にもご満悦な様子で終始笑顔のまま和気藹々......>続きを読む今日は話題が有ったので、本編を休み、昨年の思いで…2を載せました。さて、その話題です。こちらの市の中心部で、朝から熊が出没していたそうです。えー!、でした。熊は家から2キロ程離れた高校敷地内にいたそうです。ビックリでした。しかも、私はその事を午後3時のニュースで知りました。朝、私が玄関先に出ていた時は、どこら辺にいたんでしょうか?山に近いと言えば、家より高校の方が近いかな。それでも、朝から市の中心部で熊の目撃情報が多数寄せられていたそうです。コロナで市中に人が出歩いてい無いからでしょね。この様な話...今日の思い出を振り返ってみる2
マルのじれんま24「変ですかな?。」マルは答えた。船内のコンピューターに用意してもらった衣装だから完璧な筈なのに、何処にミスがあったのだろうかと訝ってしまいます。今身に着けている衣類は資料で見た僧......>続きを読む良いお天気です。半袖でいます。今日のメールにも、作品が2回分有り困りました。迷いましたが、数字の早い回をアップしました。さて、私は朝から鉢植の木の選定をしていました。木は桜です。桜を鉢植にしたのが元々の間違いだったのですが、植える程に家の庭は大きくないし、でも桜を育てたい、花を家でゆっくり見たいという誘惑に勝てず、2年生の苗を買い、つい鉢植にしてしまったんです。最初に剪定した時には恐る恐る、かなりどきどきしたものです。枯れるかと心配でした。結果は、枝が枯れ込みました。確かに。枝が萎縮、老化した感...今日の思い出を振り返ってみる
道を行く母の背を見ながら、歩く娘逹2人は互いに見合った。2人共食堂で元気の無い様子だった祖父の事が気に掛かるのだ。「お祖父ちゃん如何かしたのかしら。」そうねとぽそぽそ小声で話し合っていると、先を歩く彼女達の母が振り返った。「何だか妙ね。」あなた達何か隠している事でもあるのと、母は娘達に問いかけた。そこで2人は口々に食堂で祖父が元気無い様子でいた事を彼女に話した。何だか心配で、お祖父ちゃんの方が先にあの世へ行ってしまいそうだ。「あの子よりね。」と、妹の言葉に姉が付け足した。祖父と同居している幼い子より、祖父の方が今しも他界するのではないか、そんな風に感じられる2人なのだ。病気なのかも知れないと、子等が母に訴えれば、母はまさか、お元気でしたよと彼女達の言葉を否定した。母はその儘、自分の娘達を促して元の様に歩き掛けた...うの華3155
お幾つにお成りです、向こうさんは。店主の問い掛けに、客はにやりと曖昧な笑みを浮かべた。「そうさなぁ、あの子とは4つ違いの筈だから…、9つか10だな。」客はそうと答えた。「しかしそれより」と、客は店主に別の話を持ち掛けた。「ここへ来たのは、本とは食事に来た訳じゃ無いんだよ。」何時もの様に世間話でも無いんだ。そう悠長な事もしていられなくてね。ほれ、と、客の男性は主要な用件を話し出した。以前あんたと戦時中の話をしていただろう。覚えているかい。2月か、もっと前の事だったかも知れない。空襲の後の話だよ。その時、爆撃の後に生き残っていても、翌日か、数日後に具合が悪くなり、結局は亡くなった人もいたという話をしただろう。そこであっちでもこっちでも似た様な事があったと、その時店にいた皆で互いに語り合ったじゃないか。…客の話は続い...うの華3154
マルのじれんま23ドクター・マルは、親しくなった地球人男性と約束した、何時もの落ち合う場所へとやって来ました。既に地球人男性、紫苑さんという苗字を持つ人間ですが、は、来ていました。Tシャツにジーン......>続きを読む今日は夕方から雨の予報通り、空模様が暗くなってきました。午前中買い物に出かけ、午後はそれなりにするこ事が有り、忙しいと言えば忙しい1日です。今日の思い出を振り返ってみる
マルのじれんま22ドクター・マルの話は続きます。シルは落ち着いた眼差しで優しく彼を見詰めていました。彼の心の葛藤を感じつつ、彼の故郷の星での過去の出来事、弟エンやその妻ウーとの関わり合いについて読......>続きを読む今朝は一時風雨が酷かったのですが、現在は晴れています。風は相変わらず、時折強く吹く時があります。母の日の今日、私は毎年、母の日にプレゼントを贈って来ました。カーネーション等の花は勿論、エプロンやブラウス等の衣料品の時もありました。今年は食品を送りました。喜んでいるかしら。今日の思い出を振り返ってみる
マルのじれんま21それでも、マルの家の近隣の地域で育った子供達には、そういう事が全く無かったのです。また、マルが弟の前以ての不安に対して言ったように、反対の立場で彼の傍らには何時も弟のエンがいまし......>続きを読む今日は黄砂が多いそうです。PM.2.5も多そうですね。外出せずに過ごす予定です。連休は昨年ものんびり、ブログは休んでいたようです。今年はポツポツ、今日は書けるでしょうか、自分でも分かりません。😊今日の思い出を振り返ってみる
それですよ、それ。お義父さん、この機会にとっちめてやりましょうよ、あの子。嫁は息巻いた。「この儘では下の子が不憫で。」そうね、可哀想に。気の毒だったわ、あの子。嫁と彼女の娘逹は、口々に舅で有り祖父で有る彼に訴えた。「あの子はあの話を未だ聞いていないんでしょう。」嫁が口にすると、舅はそうだと言う様に黙った儘でコクリと頷いた。「何時迄も自分ばかりが男の子、この一家の惣領息子のつもりでいて。そんなあの子の大きな態度も、この辺で大概にしてもらわないと。」よろしいでしょう、お義父さん、もうあの子があの事を知っても。嫁は続けた。世間は勿論、この子達だってもう疾うに知っているという事実ですよ。「よろしいですね。」そう彼女は念を押すように繰り返すと、舅に事の確認をする為に彼の目の奥をじいっと覗き込んだ。舅はやや逡巡した。その気...うの華3153
舅は嫁に勧められるままに椅子に腰かけると、にこにことした笑顔で彼の2人の孫の顔を交互に見比べていた。が、ふっと目前に視線を落とした。そんな彼は寂しそうな表情を浮かべると物思いに沈み、続いて嘆息した。一緒にテーブルにいた姉妹はお互いに見詰め合うと目配せした。2人はそんな祖父を気遣う様にそれと無くちらちらと彼に視線を注いだ。彼はそれと気付くと、自分の孫2人に向けて元気な笑顔を作りニコニコと交互に見返して見せるのだった。孫達の母は、そろそろ時計の時刻が気になりだしていた。彼女の目は店内の柱にある振り子時計に釘付けとなり、これからの段取りを考えるのに余念が無い風情であり、周囲の事は殆ど上の空の体だった。そんな彼女の時計に注ぐ視線に気付いた舅は、何かあるのかいと小声で彼女の姉娘に尋ねた。こくりと頷いた姉娘は深刻そうな瞳で...うの華3152
マルのじれんま20『何故ミルが?。』何故今ドクターの胸の内にミルの顔が浮かんだのかしら?。と、シルは不思議に思いました。それに、彼の心の内にはシルが見た事もない地球人で、年配らしい男性の顔がもう1......>続きを読む今日は雨模様の日でした、私の祖父の命日です。祖父は今から49年前の早朝、布団で亡くなっているのを母に発見され、朝8時頃になるのを待ってから呼んだお医者様に、その臨終を確認されました。老衰ということでした。最後は苦しかった様子です。我家では、数年前の祖母の50回忌に、祖父母共に回忌を済ませたので、今は思い出した時に祖父母の好物を備える程度です。しかし、言う程には私は、祖父母、特に祖父の好物を知りません。昔から有る物や、昔の貴重品である砂糖系の甘い物を買い、祖父に繋がる私や子だからと、自分や子の好物...今日の思い出を振り返ってみる
「ブログリーダー」を活用して、さとさんをフォローしませんか?
指定した記事をブログ村の中で非表示にしたり、削除したりできます。非表示の場合は、再度表示に戻せます。
画像が取得されていないときは、ブログ側にOGP(メタタグ)の設置が必要になる場合があります。
4月、5月と、バーチャル万博へ行っています。現実にも行けると良いのですが、今のところ予定はありません。最初はアバターの有るゲームのようだと思い、背景やアイテムの取得を楽しんでいました。1ヶ月過ぎて、大体慣れたところで落ち着き、細部に気が向くと、各国のパビリオンの写真や動画の鑑賞に行くようになりました。国別で色々ですね、投資の話題、観光の誘致、歴史や世界文明への貢献、環境保全、等々。弾けるように明るく、活気や意気込みを感じさせる国も有れば、真摯で控えめにテーマを追う国や、それとなく啓発に努めた雰囲気が感じられた、そういう物も有りました。実際に2025万博夢洲に行けば、1日2日で回れるパビリオンは限られて仕舞いますが、バーチャル万博のお陰で、多くの国のパビリオンに触れる事が出来ました。楽しく、興味深く、また、...バーチャル万博
良いお天気になりました。道もさほど混んでいませでした。大抵は皆出先にいるのでしょう。県外ナンバーも多く見かけるようです。里帰りなのか、旅行先になるのか、休日を親子連れで楽しむ観光地が、こちらでも多く有るようになって久しいです。私も、かつては両親や子供達と観光に出掛けた物です。山の方では桜が遅く、ゴールデンウィーク初めに花見を楽しむ事が出来ました。ピンクの花を愛でながら、公園の道を歩いた。そんな時期が2年程ありました。3世代で歩くという感慨が、私にも両親にも合ったように思います。初めての孫、私にとっては最初の幼い子供を伴う、桜という花の並木での散策、代が続いたという感無量感が父に有った様子でした。それも遠い思い出となりました。晩年の父が何を思っていたか不明ですが、私にとっての祖父母と、父、母の思いが其々に異...2025こどもの日
引っ越し準備はのんびりとの予定です。何しろパソコンがない現在、移動はスマホになりますから、そのスマホが買い替え時を迎えています。新スマホになり落ち着いてからの引越しですね、その方が良いと思います。なので暫く日常のエッセイです。書けたら書こうかと思いますが。気候の良いこの時期、青葉若葉の候、書きたい事が多く出てきそうな季節です。時は2025年万博の時期、私も毎日のように夢洲に出掛けています。これは現実の事ではなくて仮想空間の万博会場へ、様々な国、人種、性別、年代の区別無く集う楽しい催しの場、そんな空間に憧れて日々時間を過ごして来ています。何しろスマホでのアクセス、上手く操作出来ない場所も有るのですが、このバーチャル空間で、ゲームのようにあちらこちらと飛び回って余暇を過ごす、その為だけに新パソコンを買おうと言...のんびりと
前回の続きですが、その引越しの時に驚いた事が有りました。荷解きの時に気づいたのですが、大事に仕舞ってあった靴が、箱を開けると数足硬く硬化していました。中敷きも反り返って硬くなり、驚きの様相になっていました。箱にすれば2、3箱ですが、こんな物にお金を払って運んで貰ったのか、とガッカリ。勿体無い気分でした。こんな状態なら置いてきて向こうで処分して貰ったのにと、母に電話していました。「靴も長く放置すると酷い状態になるのね、勿体無いからと思い、少ししか履かなかったのに、返って使わ無いで無駄にしてしまった。」と、苦情混じり、後悔の溜息でした。母は、家を出た時には靴は何ともなかった、と言っていましたが、箱入りの靴が数足、バカバカに老化していました。きっと本革の靴だったのでしょう。昔ベルト等でも、本革の物はバラバラに皮...引越しで驚いた事
何だか大変そうですね。現実でも引っ越しは大変です。ブログは2度目、現実には5回の引越し経験があります。もう一つ、一畳の荷物引越しも有り、6回かも。その都度大変だった引越しです。若くてバイタリティの有る時でないと出来ません。荷物を纏めて荷造り、トラックで運んで貰って、こちらは方向が同じだと、相乗りで運賃お安くと見積もってもらいました。IPだとそうは行か無いのかもしれませんね。データーの相乗りなんて、出来るのかしら?。現実にも、植物運んで貰ったところ、衣装ケースに虫が乗っていたり、引っ越し先で、今まで居なかったゴキさんが出るようになったと苦情を受けたり、色んな経験があります。中には、引っ越し業者に混じって、知ら無い人が紛れ込んでいた事があります。業者の人は、こっちの親戚だと思い、引っ越し先まで先導して、荷物の...引越し作業をしたいのは山々ですが
早速引越し準備をしてみましたが、私の携帯には認証番号が届かず、海外の番号からの許可が必要なようです。なので暫く時間が掛かりそうです。海外電話に不安の多い時期、引っ越しは大変そうです。ところで、今春は私もする事が多く、その上に日々の雑用が増えてくるので、参ってしまいます。急ぎの物から手早く片付けると良いのですが、それさえ遅々として進ま無い気配。インターネットの生活も、慣れてい無いと便利とは言え無い物ですね。昨日も一騒動して、今日又やり直ししなければ行け無いので、他の事もしたいのに、と溜息です。この年齢になると、忙しないのは嫌ですよね、皆さん。昨日の事、急ぎの用で帰宅する途中、消防車を見掛けて、近所で火事かと気になりましたが、こちらも急ぎの用を抱えていたので、見に行く暇無く家の中へ。その用事もすんなりと片付か...引っ越し準備
ブログのお引越しの話です。容量の大きい方が良いように思います。早速ID登録だけしてみました。営利目的では無い事等、る程度の制限はこちらと同じようです。今迄読んでいましたが、段々と物憂くなって、又別日にしました。する事があるし、急ぎませんものね。先ずIDに困りました。こちらと同じにしようかと思いましたが、心機一転してnewnameと洒落てみようか、如何しようかと、暫く思案していました。改めて考えると名付けって難しいですね。好みの物の名前にしようか、とか、暦から取ろうか、とか、全く別の意味の無い文字の羅列にしようか、とか、数字を使おうとか。考え出すとキリがないので、或る時など、そのページで目にした文字をちゃっかり其の儘使った事があります(笑)。これは案外行けていました。普通に気に入っています。迷いますね
うーんと思うこの言葉です。このブログも段々と寂しくなって行くんだろうなと考えていて、この言葉が浮かびましたが、実はこの言葉、母の里のお悔やみ言葉です。そう思うと縁起でも無いですが、ブログ閉鎖、無くなって仕舞う、引っ越しが相次ぐ、周囲が段々と寂しくなって行く、そんな事を思うと、現実社会とこのIP上の社会も同じように思えます。袖振り合うも多生の縁、そんな言葉を思い浮かべて、不思議なご縁の皆様とも、もう少しのご縁かもしれません。皆様引越し先が同じであれば良いですね。今頃妙な事に思う様、私も又本にしてもよいのですが、自分で編集したく無いので、あなた任せにしてもらえ無いでしょうか。ブログの記事は、打ち出して活字にすると結構荒が目立ちます。前後の続きが上手く行ってい無いとか、言葉がこの場面では不釣り合いとか、全体の流...段々と寂しく
gooブログが終了すると言う事で、私も引っ越ししなければなりません。ブログの引っ越しは2回目です。前回はブログ人かしら?、からこちらに引っ越して来ました。その時には引越し先の推奨だったかしら、で、こちらのブログには比較的容易に移れたのですが、今回はどうなるかと不安です。私のブログは長期に書き込んでいるので、移った先で容量が大きかったら如何しましょう。記事データのコピーをした事ありますが、忘れましたね。何に付けても不安です。9月末といえば、後5ヶ月程。新しい作品を手掛けていれば、それまでに終わっていそうな気もしますが、長引いていたかもしれません。気分で書いている人ですから、気分で延ばしたり打ち切ったりです。私のように、エッセイや作品を載せるブログ先があれば、作品の継続しながら引っ越したいですね。有料の方は本...ブログ終了ですね
開会式の様子を少し観ていました。それ以前のテレビ放送から、海の側、丸い外周の塀のような作り等、視聴して少々予備知識は有りました。その後の万博に因だテレビ番組に、メタバースの大阪万博会場がある事を知り、仮想万博会場へ行ってみようかなと考えたり、実際の万博の様子をテレビで追加視聴したり、私の日常生活にも2025万博の影が色濃くなって来ました、家のパソコンは壊れた儘、新しく購入してい無いので、インターネット接続はスマホ程度、タブレットで仮想空間に行けるかしら?。その方が画面は大きいので、見易く操作も安心出来る気がします。さて、メタバース会場へ行きたいからと、家族にパソコン購入の相談をする好機到来です。万博様様ですね。また、万博では予想未来社会の展示も多いそうですね。空飛ぶ自動車や、医療技術の進歩、未来生活等、幾...大阪万博のテレビを観ながら
もう雨が降り、折角の日曜日、万博開幕の日の会場も雨かしら?、と思ったりしています。肌寒い日になりそうです。さて、私のオルガンですが、壊れてしまうまで長く家にありました。レバーを引くと音量を大きくする事が出来る物で、音楽教室を止めてからも、父に所望され無い場合でも、私は時折このレバーを引くと大音量で演奏していました。何故なら私のオルガンは、私の怒りの吐口、憂さ晴らしの相手と化していたからでした。何かでカッカと来た時にはオルガンの前に座り、ガンガンキーを打って和音の連打を始め、時にはその延長上で曲を弾いたかもしれません、が、高ぶる気持ちが収まると、慣れた曲をその日の気分に任せて弾いたり、ぷいと途中で止めたり、時にはオルガンの蓋をバーンと閉めてその場からサッサと離れたり、と、我が家のオルガンは危難続きでした。到...雨の日曜日
柿に赤い花咲く…♪、と、これが昔私が習った、と或るオルガンの曲の歌詞です。当時は何かしら、思い出というような曲名でした。今日も引き続き私の手習いの話です。思い出しついでですね。後にこの曲はアレグラという曲である事を知りました。さて、本人は嫌気が差して不承不承で続けていたオルガンでしたが、中には易しく弾きやすい曲も有り、何となく続いて行った私でしたが、或る日到頭止めると言い出しました。面白く無いから止めるという、子供によく有るパターンです。すると、今迄あれこれと私を言いくるめて来た母にも、到頭限界が来たようでした。母は私とオルガンの側から去って行きました。何時もの微笑みはもう無く、言葉も無くといった感じでした。その時の私は、何時ものように自分の希望は通らないと思い、母の時間稼ぎに手持ち無沙汰、指で鍵盤を撫で...アレグラ
昨日の題を反対に読んでわおん。漢字で連想したのが和音でした。私はあまり音楽的な素養が無いのですが、幼少の砌(難しい漢字ですね)、オルガンを習わせられていました。今思うと、ピアノで無くて何故オルガン?、と思ってしまいます。親が習わせるので、私にすると何時の間にか訳も分からず、母に連れられで通っていたという感じでした。なので親の意図は全く分かりません。当時の流行りだったのかもしれませんね。近所の親しい子は皆同じ音楽教室に母子連れで行っていました。発表日には他所行きの晴れ着を着せられ、これは嬉しかった覚えがあります。女の子はワンピース、男の子は半ズボンのスーツに蝶ネクタイ等していて、如何にもお坊ちゃんという出立ちでした。しかし演奏練習となると、結構子供の私には厄介な習い事でした。まず、通う内に段々と習う曲が長く...和音
日が翳ると、まだまだ肌寒く感じます。地域の入学式が済んだようで、真新しい制服姿が増えたようです。新しいランドセルには注意ですね。交通事故が多いのもこの年代だそうで、視野が狭くて横から来る車を認知していないそう、危ないですね。私の新入生の時期も、右見て左見てと、顔を左右に向けて安全確認するよう言われましたが、そんな遠い時期から子供の視野の狭さは察しられていた様子です。さて、私も車を運転するので、安全運転を心掛けていますが、流石にぶつかって来られる車は避けようが有りません。昔は人もぶつかってくる事件が有りました。最近も同じような事を聞きました。昔は当たり屋等言いましたが、今はどう言うのか、そういう事件に巻き込まれると困りますね。真似する人がい無いように、あまり表立って大々的には言わないのかもしれません。当たっ...温和
次の作品を書こうとして、トラブルで気乗りしなくなって数日。未だに気持ちが向かずにその儘です。昨日は暖かく、気が向いて花見に行って来ました。何時もは近くの公園まで行き、城跡なので太鼓橋や本丸広場、お堀に映る桜等、様々に歩き、花も人も鑑賞場所も多いのですが、今回はちょっと趣向を変えて、より季節の風物詩としての桜並木を感じられる場所へ行って来ました。行き交う人も途切れる事なく、それなりの交流で済ませられる感じでした。田園地帯に近く、絵になる場所に感じられ、思いっきり春の香を満喫して来ました。マスクに傷テープの薬の香、こういう私はその場に不向きなので浮いた感じでした。お散歩途中の犬にも嫌われた感じ、珍しく吠えられ、嫌がられていました。薬の香にお医者様や看護婦さんを連想したのでしょう。よく可も無く不可も無くと言いま...春描
気が付くと、何時の間にか指に怪我が、血の滲んだ後が有り、元を辿ると指に擦り傷が出来ていました。早速手当てです。一寸した傷でも、日常生活、家事をするには不便です。特に水仕事は、後でテープの張り替えが必要になり、手間なので手袋が便利です。料理も手袋をしたまま、こちらはそのままだと少々不便なので、手袋は外します。はめたり外したり、これも手間だなと感じます。何につけても、何かしら自身に怪我や不調が有ると、日常生活に支障が出て来る歳、今まで以上に体調や身の回りの安全を測って過ごしたいです。今日は花祭りの日、何処かのお寺でお釈迦さま像が出して有り、側に甘茶に柄杓が添えてあれば、像に甘茶を掛けて来たいです。いそいそと甘茶を掛けると、何となくほんわかと嬉しい気分になります。昔からの私の癖ですね。何時の間にか
地域の桜が満開というニュースに、ついつい誘われて花見に行きたくなります。昨日は時折雨も混じり、良い天気とは言えませんでしたが、日曜なので、家族で見に行かれた方も多かった事でしょう。私は昨日、休日なので、誕生日を前倒しでささっと済ませてしまいました。平日に誕生日をすると、仕事のある家族には忙しないかなと、もうよい歳なので当日に限定しなくてもよいわと、アバウトに済ませました。自分にとっても既に誕生日を済ませたというハッピーな気分になり、精神面でも良好な状態です。なので春爛漫という気分です。昨日はたっぷりケーキを食べました、料理というよりもケーキメインのお食事でした。そうでなくても、春というと気分がウキウキ、身も軽くなる気候の良さに、咲き出す色取り取りの花の色や香りと、目に優しい萌黄色、濃さを増すロゼットの重な...桜満開!
新しい作品を書き始めましたが、操作ミスかあっという間に記事が消えてしまいました。戻る操作をしても復元して来ませんでした。全て書き直しですね。明日以降です。こんな風に突然画面が変わり、今までの記事が全て消えてしまい、気落ちする事は過去にも何度か有りました。原因不明なので、どのボタンの操作ミスか未だに不明です。という事で、気持ちが乗るまで作品書き込みはお預けです。昨日は季節の変わり目、新学期、等々、結構動き回りました。疲れた1日でした。よく眠れた方です。季節は清々しい候に変化して来ているので、今日は落ち着いて読書したいですね。片付けもしたいです。不首尾
図書館に行って来ました。やはり完読出来無い本が一冊出て、貸出延長してもらいました。これからは読み終えたら借りる事にしました。図書館へは車で通っています。健康の為に歩くべきですね、以前は徒歩で通っていました。すべき事が多いのと、買い物に回れるので便利だと、ついつい車に乗ってしまいます。さて、昨日、駐車場に着いて、私は車から降りようとドアノブに手を掛けました。ガチャ、という何時もの手応えと音がありません。無音の儘、身動きしないノブに悪戦苦闘しました。変ねえ、と、メーター部分に見入ると表示なし。アクセサリーモードという物があるので、またそれかなと、つまりきちんとエンジンが切れなかった状態なのかと、確認の為にスイッチボタンをプン!。押してみました。アクセサリーモードですの声、スイッチを押して、再度切る、これでよし...閉じ込められてビックリ!
久しぶりなので、あまり筆が乗りません。暫くはエッセイを続け、腕鳴らししたいと思います。昨日、近くのスーパーの物産展で竹輪を購入。厚揚げや大根と共にそれを煮込んで、昨日の夕飯にしました。今朝もそれを温め直して、美味しく頂きました。大量生産の安価な品物とは違い、確りとした食感の練物でした。噛み締めるその味に、昔ながらのお店の品質を感じていました。その後、2階で用事を済ませ、階下に降りて来た時の事です。私は廊下に漂う煮物の残り香に出逢いました。ほんわりとして温もりのある香気です。『懐かしい…、』、これは何処かで嗅いだ事がある匂いだと、私は直ぐに気付きました。私の臭覚の記憶にある香り。そうして直ぐに合点しました。『これは母の里の台所の香りだ。』。私はよくこの香りに出逢いました。母の実家にいて、台所に足を踏み入れた...煮物の香り
昨夏からの久々の投稿です。今年もよろしくお願い致します。さて、長く続いたコロナ禍が漸く過ぎたようだ、と思っていたところ、今年は新年から能登地震があり、過去数年同様に、今年も今迄のところ忙しなく過ぎて参りました。特にこの1年は個人的な家庭の事情もあり、尚更に世話しなく落ち着かない日々でしたが、皆様には如何お過ごしでしたでしょうか。本当に、3月になってホッと一息ついた私です。私ももう高齢です。知人の訃報を目にすることが多くなりました。厄災や災害ばかりでなく、明るいニュースも聞きたいところです。身近なニュースなら尚更です。辰年に期待したいですね。2024年3月ですね