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Pennyと地球あっちこっち 日米カップルの国際転勤生活 https://sumebamiyaco.com/

日米の国際結婚カップルが、ぶさかわ系ペニー(保護犬)といっしょに世界を転勤中。アメリカ人の妻は公務員、オットはフリーランス。ただいまラオスの首都ビエンチャン住み。

オットー
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2020/06/26

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  • 値段交渉はじまる

    なんかね、生きてるぞ~って感じがしてる。金銭面での「締まり屋」さんぶりで知られている地域の方から、3人で5泊もするんだからディスカウントできない?とのお尋ね。 同じようなボリュームの宿泊はほかに何件もあるが、値段交渉をもちかけられたのはこれが初めて。以前に書いたように、このブログの読者さんは大胆なディスカウントでお迎えするつもりでいるが、普段は安売りをしていない。 最初ええ~って思ったんだけど、逆に生き馬の目を抜く世界にちょびっと参加した気もして、面白い。うちは泊数に応じて割引率が上がる「連泊割」をガンバっていて、5泊となればそれなりにお得になるはずだんだが、それじゃあ足りねえってんならしょう…

  • ちょっと心配なペニーさん

    9日ぶりの再会。 ロビーへ出てきたペニーさん、けっこう遠くから匂いでわかったようで、「うわあああぁ!」と大興奮しながら登場。 とりあえず1号の膝に取りついてきて・・・ 歓迎の歯見せ。 写真撮ってばかりでちゃんとかまってくれない1号。 えー、だったらだったら!と振り返ったところに2号がいて・・・ なにげにポップなコンクリートの足跡 めっちゃ甘えさせてくれた。 こんな具合で元気いっぱいで歓迎してくれたペニーさんだが、帰宅後はちょっと調子がよくない。普段よりじっとしている時間が長く、あのムダなほどの元気が影をひそめている。 ちなみにう〇ちはまずまず健康だったので1号2号ほっと胸を撫でおろしているとこ…

  • スーチーさんの悲しみ

    さいきん刑務所から自宅に移されるという報道により久々に脚光を浴びているアウンサン・スーチーさん。彼女は先進国のひとびとの心すら揺さぶる自由と民主主義の闘士であるが、どうしてミャンマーの政権を担当できていないのか。軍部がひたすら悪逆非道だからか。 そのようにして白黒を判じていると、わたしたちの思考はいつも停止したまま。この場合、スーチー陣営の弱味についても想像を広げることでアタマを健全に保てるのではないか。 じっさい、スーチーさんにはリーダーとして重大な欠点を有していたのだろうと個人的には思っている。 彼女が率いる国民民主連盟は2020年の選挙で大勝利し、軍部から政権を奪った。スーチーさんは国家…

  • あの事件で使われたクスリ

    妻はほんと気の毒なヒトで、かれこれ1ヶ月続いた咳が原因と思われる胸痛に苦しんできた。肺への強い圧力が原因の肋間神経痛かと思っていたが、咳がかなり収まってからも痛みが引かず、肋骨折れてるんじゃね?な展開に。 ちょうどタイへ来ているからと、先月人間ドックでお世話になった病院で診てもらうことになった。結論から申し上げますとですね、レントゲン写真には骨折やヒビが映っておらず、痛みは筋肉の緊張によるものとの診断。クスリをもらって終了。 で、この内外のお金持ちが集う病人の楽園で面白かったのは、生バンドが入っていたこと。 ピアノとベースとバイオリンのトリオが、ゆったりと静かにうたっている。 これこそが富裕層…

  • 半額にはワケがあって

    プーケットへ来た。ここへ来て気づいたのだは、日常にストレスを感じていたのは激務が続く妻だけではなく拙者も・・・ってのは大袈裟だけど、まあいろいろありましてね、海の香を胸いっぱい吸い込みながら少しリラックスした。 今回、五つ星(らしき)ホテルを妻が選んだのは、本格オープン前の習熟運転のため本来の半額ほどで売られていたから。それでもかなりの贅沢なんだけど、滅多にないチャンスなのでエイヤッしてみた。 プーケット空港から北へ1時間、カオラックという町にある The Sands Khao Lak by Katathani Resort 。 写真を見ていただければ雰囲気はわかると思う。とてもいいところだ。…

  • ヤクザ式稼業の終わり?

    最近は俳優タレントの皆さんの事務所からの独立が続いている。喜ばしいことだ。この現象は間違いなく長年続いてきたヤクザ的な支配の終わりを意味しているのだろう。 その仕組みのなかでテレビ局は大きな役割を果たしてきた。 現在のように YouTube やインスタなどの個人メディアがなかった時代、芸能人が有名になりたければ、すでに銀幕のスターになっているひとは別として、テレビに出るしか方法がなかった。 テレビに出たい芸能人 ↓ テレビ局とつながりのある芸能事務所に所属 ↓ 事務所が芸能人を奴隷的に支配 この構造のもとで芸能人は、ギャラの額や仕事の選択について不満があっても、我慢するしか方法がなかった。つま…

  • 続・どうしてこんなズルを・・・

    夫婦ふたり分の料金しか払っていないのに、子連れで泊まろうとしたゲストの件。 2歳以下の乳幼児は無料だが、それ以上は子供であっても1名分の料金が発生するのが airbnb の決まり(ホストは料金を変更できるが、世界中だいたいこうなっている)。 だが、うちのような無人チェックインの施設には、人数をごまかして泊まろうとするヤカラが時々現れる。 今回は、事前に布団の数を確認したところ、2名の予約にもかかわらず「3セット」といってきて、いわば3名宿泊であることを白状したかたちなのだから、どこかの時点で予約を修正してくる(airbnb では2クリックで済ませられる)と思っていた。こちらからそれを要求するの…

  • ぎりぎりセーフだったペニーさん

    ワンコホテルに預けたペニー、とても元気にしている様子。 実は現在ラオスはピーマイという旧正月のお祝いでタイヘンなことになっている。街へ出れば盛大な水かけが行われ、2日も3日も飲み続けているヘベレケさんがバイクやクルマをぶっ飛ばす。 そんなとことにいて寿命をすり減らす義理はないと考えるガイジンどもはこぞってラオスから脱出。そのせいでドッグホテルは満杯。うちもずいぶん前から予約を入れてぎりぎりセーフ。前払い金を入れて席を確保してきた。 水と見ればざぶううううん!と飛び込むペニー。首につけたエアタグが死んじゃってるかもしれないが、そんなことはどうでもいいよー! ここに預けるたび思うことは、ワンコ付き…

  • どうしてこんなズルを・・・

    M原容疑者じゃないよ、うちに泊まってくれたインバウンドのお客さんのこと。 「大人2名」の予約。和室での布団の使用をご希望だったので、「お布団は2セットでよろしいですか?」と尋ねたら3セット欲しいという。 布団は4セットあるが、洗濯にはコストがかかるので、人数を超える数の提供はしておらず、そのことは予約成立時にちゃんと説明してある。ただし、身長2メートル超えで手足が布団がからはみ出すといった事例もあり、そういう場合には喜んで余分の布団を提供することにしている。 今回もなにか特別のご事情あってのことかと思い、人数を確認するメッセージを送ったところ、「子供がいるから3セット必要」という答え。 あーそ…

  • 生まれて初めて乗ってみた

    ほんとにごめんねペニーさん、ビエンチャン・ドッグパラダイスへ出発。 そしたらさ、こんな顔するのよ。 じっと見上げたかと思えば突然立ち上がってきゅうきゅう鳴いたり、窓をがりがりこすったり、なかなかの情緒不安定ぶり。1号つらかった。でもバラダイスに着いたら、いつものマネージャーのお姉さんに抱き上げられ、すぐに大人しくなってくれました。 しばらくバイバイね! っとなって2号とともにやってきたのがバンコク。さらに先を目指して飛行機を乗り継いだんだけど、これが拙者生まれて初めての体験となった。 その前にまず搭乗者の列に加わり、ふと目を下に落としたら・・・ 五本指シューズ。なんか気持ちよさそう。だれか使っ…

  • 髪飾り花

    南国の自然もっと単調なものかと思っていたのが、次々に裏切られている。 マンゴーの巨木をしのぐ高さの樹が、近ごろ急に黄色い花をつけだした。どうやら4月の花らしい。鈴なり、という表現でいいのかどうかわからないが、京の舞妓さんがつける髪飾りに似て可憐。 これがハラハラと地面に落ちてきて、薄紫の花と絶妙なハーモニー。 そんな庭にしばしの別れを告げて、とりあえずバンコクに向かおうとしている。 てことは・・・ ペニーさんにはまたお留守番を頼まなくちゃならない。 ほんとにごめんね。 ブログのランキングというのがあって、これをポチしていただくとたいへん励みになります。

  • そりゃもう舞い上がってます

    そこを理解していただけましたかぁああああ(←こだましていく様子)と舞い上がるほどに嬉しかったのは、欧州某国からのゲストが書き残したレビュー。 (原文英語→オンライン翻訳) ◯◯◯◯は、それだけで高山の観光名所です。この家は高山の古い町並みの中心にあり、この素敵な町を散策するのにとても便利。観光客がほとんどいなくなる夜は、この家はとても静かです。 それに加えて、この家は設備が整っており、とても清潔で、思っていたよりも広かった。洋室のベッドルームは快適で居心地がよく、素晴らしい2泊を過ごすことができました。 Kōsaku さんは素晴らしいホストです!町の歴史、ツアー、レストランなど、たくさんの有益…

  • 見つからない

    タイヤを1本交換しに行った。うちのクルマはヨコハマタイヤを履いているので、巨大な YOKOHAMA の看板をかかげたショップへ行ってみた。 信頼のあかし、ジャパニーズブランド。だがタイヤは同じメーカーでも「スポーツ系」とか「燃費のよいエコ系」とかいって種類がやたらに多く、3年前にアメリカで販売された(それをドイツまで送ってもらったわけだが)RAV4のタイヤとまったく同じものが見つかるなんて万に一つも期待しなかった。 せめてメーカーは YOKOHAMA で揃えたいと思ってこの店をたずね、店お姉さんとスマホ翻訳でがんばったのはステンレス天板のときと同じだったが、残念ながらサイズが合うタイヤが見つか…

  • ユダヤ人の優雅な休暇

    それで庭のマンゴーは美味しかったんかいそうでもなかったんかいと思っておられるかもしれないので白状すると、普通においしいっす。 買ってきたマンゴーには膝から崩れ落ちるほど甘いやつがたまにあるが、そこまでのことはなく、地味目の味ではあるが、家で採れるマンゴーになんの不足がありますかって感じ。これに加えて無限かってほどの桑の実が食卓に並ぶ極楽です。 マンゴーについてわかったことは、少なくともうちの木になるやつは、熟す前にどんどん落ちてきます。その時点ですでに虫が卵を産みつけているものや、なんだか知らないが悪くなっているものがけっこうあり、どんどんコンポストに放り込んでいる。 落ちても五体満足でいるや…

  • 奇妙な音の正体

    夜、居間でテレビを観ていたら、突然奇妙な音がした。 虫が鳴いているような、赤ん坊が言葉を話し始めたときのような、文字にし難い音。 それが家中に響きわたるほどの音量だったので、かなり驚いたわたしたちは、すぐにテレビを止めて立ち上がり、音のする方に向かってじりじりと進んだ。はっきりとは覚えていないが「おい、誰だ?!」みたいな警告を大声で飛ばしていたのは、悪意のある人間が仕掛けてきたことのようにも思えたから。 といっても武器になるものがそこらにあるわけでもなく、へっぴり腰で進んでいくわたしたち。蜘蛛一匹見ただけで大騒ぎする妻がわたしの横にぴったり寄り添って進んでいくのは、腹が据わればかなり勇敢なキャ…

  • 車椅子のゲスト

    上海からのお客さんをお泊めした。 40代ぐらいの女性が、ご両親や叔父叔母を引き連れての旅行。到着する様子をたまたま記録カメラで見ていたところ、高齢のお父さんは車椅子に乗っておられる(旅行用のコンパクトな車椅子があることに初めて気づいた)。 この家は中に入ればバリアフリーのつくりだが、地面から玄関へは2段上がる必要がある。どうするのかと思って見ていたら、お父さんは車椅子からゆっくりと立ち上がり、杖をつきながらゆっくりと段差をのぼっていかれた。 (よかった・・・) と思ったのは、高齢の母のために建てた家なので、最初から玄関前にステンレス製のしっかりとした手すりが取り付けられており、上海のお父さんの…

  • 電気がこねえ

    FBのビエンチャン住み外国人グループに、こんな投稿があった。英語原文 → オンライン翻訳そのまんまで。 最近、停電がひどいという人はいないだろうか?停電ではないが、一日を通して電力供給が非常に少なく、特に夕方にはエアコンの電源すら入らず、冷蔵庫のコンプレッサーはほとんど毎日オーバーヒートしている。ラオスは他国に電力を輸出しているが、なぜ首都に住む自国民に信頼できる電力を供給できないのだろうか? どうやらこの投稿者の家は、電気は来ているもののパワー不足のせいで家電がちゃんと使えない状態にあるらしい。本来220Vのところ、150Vとかそういう感じなのだろう。 おっしゃるようにラオスは、東南アジアの…

  • 完璧なワンコ

    ペニーを預かってくれた家の坊やが号泣した件の追加情報。 その翌日、彼はこう言った。 「あのねママ、ぼくたちは次の引越し先で絶対ワンコを飼うんだよね?でもそのとき、ペニーみたいな完璧な子が見つかるかなあ?見つかるってママ約束してくれる?」 この坊やたんの純真さに打たれて今度はママが涙ぽろぽろになったという。 完璧な子? なにか芸ができるわけでもない、たいして賢いわけでもないペニーがなぜそれほどカンペキに思えたのか。きっと相性の問題なんでありますな。坊やにこれだけは言っておきたい。 ワンコはね、みーんな可愛いの。君が可愛いと思えばそれがカンペキなワンコなの。 さて、完璧な知事などというものはこの世…

  • 不甲斐ない1号2号

    ペニーの爪について、長さは大丈夫かとお尋ねのコメントをいただいた。「内緒で」とあったのでここに表示しなかったが、ご心配いただいたことに感謝しております。 おそらく多くの方が写真を見ながら気になさっていると思う。もっと短く保つのが飼い主の責任なのだが、この子は爪切り・爪削りを超絶嫌がるため、しっかり処置することが難しい。信頼して任せられるトリマーをビエンチャンで見つけることも容易ではない。 そんなこといつまでも言ってられないので、久しぶりに抱っこ紐(胸にペニーの背中が密着するやつ)を取り出してきて、爪削りに挑戦・・・ と思ったのだが、固定されるだけでも大抵抗を示したペニー、グラインダーの(わりと…

  • 坊やを泣かしちゃったペニー

    きのう、5日ぶりに帰宅したあと、午後遅くにペニーを迎えに行った。前回、大歓迎してくれた一家の奥様はペニーとの別れが残念だったようで、引き取りの時間について相談したら、午後はいつでもいいというメッセージに続き、 「でも明日でもかまわないし、来週でもOKよ」 「それか来月でも構わないわね」 もちろん冗談だがそう引き伸ばしにかかるほどペニーとの別れを惜しんでくれたもよう。 だが、上には上があった。 一夜明けて出勤した妻がお母さんに会ったところ、ペニーが去ったあと坊やがタイヘンなことになったという。 学校から帰宅した彼は、ペニーがいないことを知って大泣き。預けるとき姉弟との会話で「今日(水曜)から5日…

  • 帰りたくないかも

    バンコクの人気スポットにチャトチャック市場というのがあり、インテリアやガーデニングのグッズを探しているわたしたちは、くそ暑いのを押して行ってみた。 野球場がふたつ入るほどの敷地に無数の屋台店が詰まっていて、すごい圧力。 屋根下に入ると直射日光は避けられるものの、風がないぶん暑いのなんのって。 これはもう修行でありますな。妻が楽しみにしていたのはシルクの店が集まっているという一画だったが、ネット情報はそう当てになるものじゃないね、なんというかスカスカしていた。 てなこといってのんびり買い物してる場合じゃなかった・・・というのは、きのうビエンチャンは激しい雷雨と暴風に襲われてメチャメチャになってい…

  • 浮〇の現場

    その瞬間をしっかり捉えた写真がネット流出ぅ! ペニーを知り合いに預けてバンコクへ来た1号2号、よその子と仲良くしてます。 浮気の現場は Dog in Town というワンコカフェ。ちび助から大きなハスキーや秋田犬まで、7~8頭がのんびり過ごすところへお邪魔してみた。 いうまでもなく十分に人馴れした穏やかな子たちだから、普通に振る舞っていれば事故の心配はないと思うが、数人のスタッフがイヌの行動に常に目を光らせているから安心。 この子たちは、おそらくすべて純血だろう。どこから来たのか尋ねてみたかったが、なんとなくやめておいた。突っ込みどころみたいになることを避けたというか。 レスキュー犬のカフェは…

  • やってみましたバンコクで

    バンコクのザ・東南アジアな風景のなかを、タクシーが駆け抜ける。 やがて到着したのは人間ドック会場と書けばどんなとこやい?!と思われるかもしれないが、ぴっかぴかの病院やでー。日本語対応もあるでー。受付には「インターナショナルデスク」のみならず、中国やバングラデシュの富裕層むけの「中国デスク」「バングラデスク」もあり、さながら世界地図。タイの医療ツーリズムはすごいね。 着替え室には満足したね。日本によくあるロッカールームで裸を見せ合うのとは違い、個室が用意されている。 逆に、日本の人間ドックに外国人さんが来たら驚くだろうなあ。刑務所かと。 スタッフは英語のほかいろんな言葉を話すひとがいて、これも日…

  • ほんとにセーフなのか

    ただいま話題独占中の小林製薬、うちにもありまっせー。 中性脂肪にやや問題あるため、ナットウキナーゼ服用してきた。 これってアウト?! そう思った妻が調べたところ、同じ「ナットウキナーゼさらさら粒」でも、問題の紅麹が入っていない製品があり、うちのやつはセーフらしい。そう言われてもどこまで信じていいのかわからず、事案発生いらい飲んでないけどね。 ところで今日からバンコクへ行き、人間ドックみたいなものをやってきます。その理由を以下から選んでください。 1.今よりもっと頭よくなりたゐから 2.不死の肉体が欲しいから 3.ヒマだから はいぶぶーっ全部不正解。今後の暮らしにかかわるジューダイな理由があるん…

  • 毎年違う場所だもんな

    3月26日の日記を書こうとしたら、その下にずらりと並ぶ過去の3月26日の書き込みが目に入り、毎年違う場所にいたことに気づいた。多くはこのブログにも書いてきたことだが、一覧にまとめることで、地球規模のばたばたぶりがよく見えてきて、なかなか面白いと思った。 2018年3月26日 バージニア この日わたしは、妻が職員研修を受けている研修所の図書室にこもって、世界中に散らばる、どこになるともわからない赴任先の生活事情を調べていた。旅行者なら許されることでも、狙われやすい米政府職員には許されないことが多かった。 「(モーリタニアの首都)ヌアクショットは徒歩の外出禁止。街から離れたビーチなどは多少の遠出O…

  • 妻、車椅子に

    昨夜ベッドに入る直前、妻がやらかした。足の親指を家具にぶつけて激痛。朝になっても痛みが引かず、骨折の疑いが強まったため、指をやっちゃったときのあの病院へ。 実はその前に、先週から続いているひどい咳のため内科クリニックへ行き、ウィルス性なので抗生物質は使わないといわれ、咳止め+喉の消炎鎮痛剤をもらうという行事があった。 痛い痛いと足を引きずりながらクルマに乗り降りして、ようやく緊急処置室に到着。ありがたいことにじきに番がまわってきて、「足のケガですが、それならこちらをどーぞ」と言われてこうなった。 こういうの、つい最近見たなあ・・・ そうです、新入幕力士の尊富士(たけるふじ)、14日目の土俵で足…

  • あと何年いけるだろうか

    妻と一緒になって22年が過ぎた。 あのころ生きていたひとの何人もが亡くなり、新しい命が誕生して「メンバー」の入れ替えが進み、白髪が増え、腰が曲がり(これはまだだな)、がんばると後がつらい(これはマジ)年代になってきたが、妻との仲良く楽しい暮らしだけは変わっていない。 あと何年いけるだろうか。 14も年上のわたしは、かなり頑張らないと妻の人生を寂しいものにさせてしまう。どう頑張ればいい?筋力つけて基礎代謝アップ、体温アップして免疫力アップ、アップアップでいきたいところだが、その最初をがんばる気力がねえ~というわけで、課題山積の結婚記念日。 庭に1本の桑の木があり、実をじゃんじゃんつけている。熟し…

  • 階段はワンコまみれ

    エアコン掃除の脇にちらりと写っていた掛け軸ふうのタペストリーに目をとめた方からコメントをいただいた。 ひとつは確かに北斎だが、すでにお気づきのごとく・・・ ワンコを描き込んだおふざけの一品。 故郷の土産物店で買ってきた。妻は四季の絵柄を揃えたがっていたが、そう簡単にはいかず、3~4年がかりでようやくいい感じになってきた。ぜんぶワンコ。これを見た客人は、わたしたちがガチでそっち方面のひとであることを理解するだろう。 千円前後しかしないペラペラの生地で、家に箔がつくようなインテリアではない。だが他人の眼にどう映ろうが知ったことじゃない。海外に暮らしていると、こうした日本の湿気をふくんだ空気感が恋し…

  • 突然聞こえなくなった轟音

    突然連絡が来て、エアコンのメンテナンスをするという。前回のクリーニングは異音が高らかに鳴ったから来てもらったものだが、今回は何も頼んでいない。 クリーニング済み以外の5台は動作がかなり怪しく、温度がふらついたり、いつの間にかOFFになっていたりと問題はあった。だが停止するのはよくある瞬間停電のせいかもしれず、温度のふらつきは修理を要求するレベルでもない気がして放っておいた。 そこへ突然「全部やります」の話が来て、大家さん率いる電気屋さんが乗り込んできた。大歓迎である。 この縦型の業務用エアコンは強力ではあるが、温度のふらつきが大きく、そのうえ轟音すさまじく、リビングルームの工場化に大きく貢献し…

  • それマナーやった?!

    日本人は知能指数が下がっているのかと、真面目に心配している。 まず、以下のような問いを発する人物が存在するらしい。 新幹線で「窓側指定席」を予約したのに、「通路側」の人が「真ん中」の肘掛けを使っていました。この場合、「指定席代」を一部でも請求できるでしょうか…? やたらに「」を使うところからしてナンダカナーって感じなのはまだよしとして、隣席の乗客にひじ掛けを使われたら指定席代を一部でも請求できるかって、こういう発想はいったいどこから出てくるのか。 この質問は、弁護士、公認会計士、税理士、ファイナンシャルプランナーの有資格者、いわゆるお金に関するプロフェッショナルが記事を執筆するという情報サイト…

  • 盛大にヨタつく

    ルアンプラバンへの旅で、絹織物の工房の楽しさとラオス航空のヨタつきぶりが印象に残ったわけだが、妻は今回公用でルアンプラバンへ行った。 きのう入ったレストランは竹づくしの食器が可愛らしくて気に入ったらしい。 とはいえここは外国人向けの高級店ではなく、ザ・ローカルな食堂。メコン川を見下ろす贅沢さは同じだけどね。 地元のひとから聞いたところでは、このところ中国人観光客が激増して、街の雰囲気がずいぶん変わったらしい。やっぱり高速列車の開通はすべてを変えるんやねえ。それでもラオスのこの素朴さはいつまでも変わらないでいてほしい・・・と身勝手な希望。 そしてラオス航空、今回もまた盛大にヨタついている。復路ビ…

  • 1円でも2円でもチャリーン

    ふたたび妻の職場のラオス人スタッフのことなんだけど、最近生まれてはじめての海外旅行を敢行したお兄ちゃんがいる。行先はシンガポール・・・と聞いてピンときた方はするどい。そう、テイラー・スウィフトのコンサート。何万円もしたであろうチケットに航空券ホテル代を足したらどれほどの出費になったことか。ことに通貨の下落が止まらないラオスでは大変だったと思う。 これがバンコクだったら安い列車で行けるし、言葉もだいたい通じて楽なんだが、タイ国政府が公式に不満を表明したとおり、テイラー・スウィフトは東南アジアではシンガポールしか行かなかった。その理由は、シンガポール政府が「他国をやめてウチだけに来てくれたら〇千万…

  • 使いたくないものを渡される

    ビエンチャンにはいろんな日系のレストランがあり、それぞれが個性的でおもしろい。ドレスデンという旧東ドイツの中核都市(第二次大戦中には連合国の爆撃によりズタズタにされた)があり、その名を冠したバーが東京西新宿にあり、なぜか海外の支点がひとつだけあり、それがビエンチャンの ドレスデン。 新宿本店のレベルの高さがそのまま持ち込まれたような店で、食べもの飲みものともに評判がいい。日本大使館・JICA・企業のおじさま方がボトルキープして通ってくる感じ。 ちなみにここのカクテルは日本で普通に出されるそれと比べてアルコール度が高く、飲兵衛は嬉しいだろう。わたしも嬉しい。 ジントニックなんぞ傾けながらいい気分…

  • これは楽しみ

    前回、「ペニーは庭に出るとき、ハーネスを目にするなり興奮し、そのあたりに落ちているオモチャをくわえて出て行こうとする」と書いた件、でっかいボールを持ってこられると往生する。 これではハーネスを通らない。諄々と説得して離していただきます。ボールはビニール製で土がついても平気だから、ご持参いただきます。 好きは好きなんだけど、これを蹴とばしても真っ直ぐにしか転がらず、ペニーの興奮度はいまひとつ。イレギュラーバウンドに燃えて駆けまわるたちなので、ちゃんとそういうのを携行してお楽しみいただきます。 人間のお楽しみがひとつできた。ざっと見て100個はなっているマンゴーが美味しいかどうか知らずにいたんだけ…

  • 愛犬盗難

    ペニーは庭に出るとき、ハーネスを目にするなり興奮し、そのあたりに落ちているオモチャをくわえて出て行こうとする。室内用のオモチャに土をつけたくないので置いていったもらうのだが、うっかりそのまま出てしまうこともある。昨日はジンジャーブレッドだった。ペニーさんのお口から外して植え込みの上に置いたんだが・・・ すごく執着があるようで、ぴょんぴょん跳ねて取ろうとしている。庭用のゴムボールで誘っても知らん顔。ほんと可愛いっす。 妻の職場のラオス人スタッフが、ここ数日浮かない顔をしている。数頭の飼い犬のうち1頭が盗まれたのだという。ラオス式の放し飼いだから、誘拐しようと思えば簡単だろう。加えて彼の住みかはビ…

  • プライバシーなんてとっくに諦めてます

    日本は世界に7周半くらい遅れてセキュリティ・クリアランス制度をつくろうとしている。機密情報に触れる政府関係者のほか、民間人のうち国家安全保障にかかわる情報を扱う者を対象に、外国へ情報を渡してしまう心配がないかどうかをチェックする仕組み。 民間人なのにコッカアンゼンホショーとは物々しいが、ITでも工業製品でも薬品でも海外勢力が喉から手が出るほど欲しがる技術が日本には多く、盗まれれば軍事・経済両面で脅威になり得るからだ。 このことは日本だけではなく、アメリカをはじめとする同盟国にとっても大問題であり続けてきたわけだが、先進国のなかで日本は官民ともにセキュリティ意識が飛びぬけて低く、日本人に情報を渡…

  • 年寄りは退場せよ

    組織などが困難な再出発をめざすとき「解体的出直し」なんていうことがあるけれど、宮城県女川町の場合は街がリアルに解体されてしまってからの再出発だった。 2011年3月11日、女川町は高さ14.8メートルの津波に襲われ、被災地のなかでも最大級の被害を出した。人口1万のうち死者・行方不明者900名以上、町の住宅の約9割が損壊、カキやホタテ貝などの養殖が盛んだった漁業も壊滅的な打撃を受けた。このとき女川町は消滅したといっても過言ではない。 震災から8日後、水も電気も来ていないプレハブ小屋に町の有志が集まり、まちづくりの準備会を開催。1カ月後には商工会・水産業関係者らを中心に、女川町復興連絡協議会を立ち…

  • 眉を剃ったライダー

    まだ小さなマンゴーの実が日に5個も6個も落ちてくるので、悲しみの気持ちを込めて墓標を立ててみた。 こんなにロスしたらとご心配いただいているかもしれないが、巨大なマンゴーツリーを見上げれば100個やそこらの実は確認できるので、まあ大丈夫だろう。だが採りごろはいつ来るのだろう。 その時が来たら木登りして採るからと笑ってくれた庭師Tさんのお爺ちゃんが亡くなって2週間がたつ。先週、葬式が終わって出勤してきたTさんの顔を見て「?」となったのは、ちょっと別人のような気がしたからだった。つばの広い作業用の帽子をかぶっていて顔がはっきり見えないのだが、なんか変だった。 しばらくして気づいた。彼は髪を切って坊主…

  • 不思議な質問

    民泊を開業するまでやってきたのは、役所の許可を取り、宿としてのハード・ソフトの整備を進めるという自己完結的な作業だったわけだが、開業後の今はお客さんを相手にする、いわば社会的な作業が中心。これにより世間の広さみたいなものを痛感している。 ある中国の方はこう尋ねてこられた。 ◆宿泊料は一棟まるごとの料金のようだが、予約画面で見ると、6人の料金は2人よりかなり高い。宿泊料は人数と関係があるのか? airbnb を触ったことのあるひとはご存じかと思うが、予約画面では宿泊者数に応じた料金を簡単に確認することができる。 うちの場合、基本料金で2名まで利用でき、3人目からは7000円ずつ追加される標準的な…

  • 寝起きのペニー

    NHKラジオを聴いていたら、「4月に正月を迎える地域」としてメコン川沿いのラオス・タイ・カンボジアの話をしていた。 そうなんすよ、ラオスは4月14~16日、ちょうど我がふるさとの祭と同じタイミングなのでシンパシーが湧くんだけど、こっちのは水かけ祭りとして知られるけっこうワイルドなやつ。 なんで水かける?もちろん宗教的な意味はあるとして、この時期は一年のうちで最も気温が上がり40℃が当たり前という事情があるらしい。 それでは水かけ祭を2ヶ月先にひかえた現在はどうかといえば・・・ ペニーさんの場合、朝の運動は大好きだけど、昼から夕方にかけてはさっさと帰宅希望なさいます。 だけど植物はどんどん元気に…

  • 揚げない唐揚げつくってみた

    日本ではスチームオーブンレンジとしてパナソニックが販売してるのと同類かと思われるオーブンをアメリカから持ってきた。 魚も肉も調理でき、パンやケーキも焼けるというホントカヨな製品、使ってみた。 鶏肉に市販の唐揚げ粉をまぶして放り込む。 マニュアルを読み込む手間を省き、「かんたんスタート」みたいなとこだけ見てGO! 10分を過ぎたあたりで表面がパリっとしてきた。 レンジ背面に出っ張った排気口からは、ゆらゆらと湯気が立ち昇るように。 15分ほど経過。油で揚げたときのようなキツネ色にはなかなかならないが、肉にはよく熱が通っているようなので1個試食。おっ、うんまいじゃん!といってオーブンを止めた。 今回…

  • 帰る場所もなく

    移民が大嫌いなトランプ(自分だって移民の子孫だが、優先権を持つのは白人だけと信じている)が大統領になると、とても困るひとたちがいる。それはアメリカに住むラオス人。主にモン族のひとたちだ。 ベトナム戦争時、ラオスの共産主義勢力(パテトラオ)が北ベトナムを支援したのに対し、ラオスの共産化を嫌うモン族はアメリカ軍に協力したことから、戦後パテトラオが政権を掌握すると、きびしく弾圧された。大くのモン族が強制収容所での重労働を強いられ、村は化学兵器やナパーム弾によって破壊され、モン族は人口を10%減らした。 弾圧を受けたモン族は次々に国外へと脱出し、多くが難民としてアメリカに移住。現在では北部ミネソタ州や…

  • 契約社員とか言いだしやがって

    息を吐くように嘘をつく与太者にして差別主義者・民主主義破壊者・肥大しきった自己愛に花を咲かることだけが目的でアメリカ国民への愛情などかけらもないドナルド・トランプが大統領の座に返り咲く可能性が日に日に高まっている。 4年前バイデンが当選したときわたしが期待したのは、高齢の御大が自己の使命をもっぱらトランプ再選阻止ととらえ、大統領職からは一期で潔くしりぞくこと、同時に有力な後継者(つまり民主党のスター)の育成に尽力することだった。もしかしたらバイデンも最初はそう考えていたのかもしれないが、今では続投の意欲満々、86歳までやるつもりだ。典型的な老害。やっぱり権力はひとを狂わせるんだね。 害悪どうし…

  • 怒涛の問い合わせ

    産声をあげたばかりでよちよち歩きもできていない民泊に、中国系と思われる airbnb 会員から問合せをいただいた。中 → 日 → 中オンライン翻訳を使って回答した。 駅までの所要時間はどのくらいですか?有名な古い街並みまではどれくらいかかりますか? → 駅東口からの距離は950メートル、徒歩11~14分程度です。「古い街並み」は駅から750メートル、この家に向かう途中にあります。 家には十分な暖房はありますか?全室エアコンですよね?リビングにもありますか? → 1階リビングとキッチンは床暖房を備えており、日本のゲストからはもとても暖かいと好評でした。 リビングルームの暖房が不十分な場合は、エア…

  • ペニー緊急事態?!

    騒がしいタイトルをつけたけど、ペニーは元気です。 何がおきたのかというと、ゆうべこの子は梅干しのタネを飲み込んだ。1号が悪かった。ちょっと舐めさせたらどんな反応をするかと思い、ペニーの鼻先にタネをかざした瞬間パクッ。飲み込んでしまった。 タネは成人男性の薬指の先くらいの太さだから大騒ぎするほどのことじゃないんだが、そのときは気が動転して「腸に詰まったら手術もんだ」「その前にタネの中身が出てきたら毒なんじゃないか」「とにかく今すぐに吐かせなきゃ」とパニックになった。 だがこういうとき冷静な妻は、大丈夫このサイズだったら詰まらずに出てくるし、タネの殻が胃で溶かされるようなこともないと獣医張りの知識…

  • 誤爆

    昼食にキャベツ塩ラーメンつくった。 つくったというほどのもんじゃないが、時間がなくて(民泊の設備に故障が発生、急ぎで電気屋さんに入ってもらってた)こうなった(時間があったら料理するというわけではないが)。 これを食べたらぶわっと体温が上がり汗が出始めたので、冷凍首輪装着カッキーン! ダブルリング&布巾で保温かっけーだろ?!とラーメン写真とともに妻の WhatsApp に送った・・・ つもりが・・・ その直前に着信していた職場グループへの返信として送ってしまった。職員と家族のほぼ全員が入っていて影響でかすぎ。すかさず削除はしたものの、見たひとはけっこういたもよう。 たとえばこのとき妻は、出張中の…

  • 結婚指輪を外したわけ

    ペンシルバニアに住むホイットニー・リー・アレンさんは、警察官である夫を失った。蜂に刺されてアナフィラキシー状態におちいり、心停止が20分間続いたせいで脳に深刻なダメージを受けた。ICUに収容されて6カ月、植物人間から復活する可能性なしと医師から伝えられたホイットニーさんは、夫の家族と相談した結果ホスピスに夫を移すという辛い決断をし、最後は静かに見送った。 夫が倒れたときホイットニーさんは二人目の子を身ごもっており、夫の入院中に出産。心身ともに厳しい時期を周囲のひとびとに支えられながら乗り切ったという。 世間がざわついたのは、ホイットニーさんが夫が亡くなった日に結婚指輪を外したと告白したときのこ…

  • 自分たちが帰れなかったら

    なんでかね、そのうち病気で死ぬんじゃないかってほど体が重い。 午前中はがんばってパソコンに張りついてた(民泊を airbnb 以外の旅行サイトに掲載する準備)んだが、昼食後に映画の続きを30分ほど観たあと、ソファから立ち上がれなくなった。 ナチ占領下のベルギーで若い警察官がユダヤ人狩りを手伝わされる暗い話に元気を吸い取られたせいか、今朝がた変な夢ばっかり見て何度も起きてたせいかわからん。だるくてしょうがない。いずれ死ぬ運命にあることは重々承知だが、今はまだ受け入れられない。 死ぬといえば、こないだルアンプラバンに滞在中、妻とわたしはほぼ同時に同じことを考えていた。 (帰りの飛行機が墜ちてふたり…

  • 地獄の黒液

    寝室のエアコンが深夜にガゲゲゲギイイイッと異音を発するようになった。そのたび目が覚めるし、故障が原因で火事にでもなったら洒落にならんので、電気屋さんに来てもらった。 親方が「で、なに?」みたいな感じだったので仕方なく「ガゲゲゲ・・・」と症状を伝えたら、実際にはわかっていた様子で、 「ほならクリーニングしますわ」 すぐに作業が始まった。 うちの安っぽいのと比べたら3倍くらい強そうなクリーナーでじゃあああっと水を吹きかけると、汚れが漏斗状のカバーを通って落ちて行く。えっぐい写真なので小さくしておくが、地獄の黒液がどんどん溜まっていく。 軽く20年くらいは手入れされてなかった?てか設置以来はじめてぶ…

  • 諦めるの早すぎ

    庭師Tさんは元気がなかった。今月のお給料を渡すとき、少しせき込んだ様子で差し出してきたスマホの翻訳画面にはこう書いてあった。 「次の作業日はお休みしてもいいでしょうか。祖父が亡くなりました。葬式があるのです」 I'm so sorry... と返した英語は理解しなかったかもしれないが、胸に手を置く仕草でこちらの気持ちはわかってもらえたと思う。 わたしもスマホを取り出して入力。 「お休みはまったく問題ありません。今日もいろいろあるだろうから、早く帰ってもらっていいんだよ」 コプチャイ(ありがとう)と応えたTさん、そのあと庭を掃く音が聞こえていたが、15分後にはもういなくなっていた。あとには手つか…

  • ペニーに影響されすぎ?

    旅行中ペニーを預かってくれた一家には感謝しかない。一方でペニーも、外界との接触がどんどんうまくなっていて、これまた嬉しい。一家とはたちまち仲良くなり、出会ってから間もなく触られたり抱かれたりすることが平気になったもよう。 ただ一回、通いの家政婦さんが来たときは緊張して吠え始めたが、抱き上げて落ち着かせたらすぐに落ち着いたという。 ペニーを引き取りに行ったとき、こんな紙を渡された。「ペニーが好きなもの、嫌いなもの」とある。 セロリ、ニンジン、ブルーベリーが好き。eting は eating のことだろね。幼い息子さんが書いてくれた。 嫌いなのは、ひとりぼっちでいること、大きな騒音、お腹が空くこと…

  • ニワトリコレラ?!

    ペニーを預かってくれたおうちではニワトリを7~8羽飼っていたが、そのうち3羽が、おとといの朝死んでいた。 ヘビ除けのため飼い始めたものだったが、外傷なく暴れたあとも見られないことから、犯人は毒蛇ではなさそう。どうしたのかねえ・・・と首をひねっていたら、家政婦さんがひとこと「ああそれ、ニワトリコレラですね」と。 にわとりこれら?! 一般ピーポーが言ってることだから科学的にどうなのか知らないが、ラオスにはそういうのがあるらしい。人間であれば汚染された水によるコレラ感染が頭に浮かぶが、鳥はどういう仕組みになっているのか。 とにかく「ニワトリコレラ」は鳥インフルのように騒ぐものではないらしく(←あくま…

  • 沈没の予兆

    ラオス航空じぇーったい使うな!と言いたいほどひどい仕事ぶりだった。 ルアンプラバンからビエンチャンへ帰るフライトは遅れに遅れた。チェックインの時点では10分遅れと言われたのが、20分経っても40分経っても搭乗は始まらず、アナウンスは皆無。ゲート付近にラオス航空の職員の姿なし。パスポートコントロールを逆行して脱出しない限り情報は取れないだろう。 なんじゃこの放置プレイ。 国営企業だからやる気がないのかラオス人だから気が利かないのか知らないが、実にひどい客あしらい。ラオス航空ムリ!と思う瞬間だ。 妻が独自の方法で調べ始めた。世界中の航空会社のフライト情報がリアルタイムででわかるサイトに接続したとこ…

  • 青春はイタイね

    ルアンプラバン滞在中、腰にきた。あれだよあれ。 レストランのテラスで深めの腰掛けから立ち上がったとき、少し急いでいたからかな、重心が外にずれてぐぎっ。 タイトルは「青春はイタイね」だが、ここはジジイは痛いね。 幸いにして重症ではなく、一晩寝て起きたらまずまず普通に歩けるようになっていたものの、洞窟ツアーや陶芸体験などの予定をすべてキャンセルし、結果的に3泊4日のすべてをホテルまたはその周辺で過ごすことになった。 さぞかしつまらなかろうと同情してくれてありがとね(笑)でもルアンプラバンは見どころがぎゅっとかたまっているコンパクトな街なので、ぷらぷら歩くだけでけっこう堪能できてしまう。ちなみに地図…

  • 人生初〇〇で向かったのは

    ルアンプラバンは街ごと世界遺産の景勝地だが、食いだおれの街としても知られており、フランス料理をふくむいろんなグルメを楽しむ目的で毎月ビエンチャンから通ってくるひともいるのだそう。 うちはそんな熱心にはなれないが、うまいものが嫌いではない。ホテルのすぐ前にはフードパーク(日本語でいえば屋台村)が開かれており、めちゃくちゃに賑わっている。 手始めにここを試すという案もあったが、空いたテーブルが見つからず、たまにあっても尋常じゃない汚れにまみれていたり椅子がなかったり、そんなサタデーナイトの生存競争を乗り切る元気は出てこなかった。 まずは評判のよいレストランから始めようと、歩き出す。街はラオス風と仏…

  • もっと敬意を払え!

    飼い主がふらふらとルアンプラバンへ旅するあいだ、ペニーはいつものビエンチャン・ドッグパラダイスへ行くことになっていたんだが、直前になって妻の同僚さんから預かりのご提案があり、お願いすることになった。 その家はイヌ好きで、現在は飼っていないが「そろそろまた・・・」と考えており、幼い子供たちにとっての予行演習を兼ねてペニーの預かりは大歓迎だという。 先方の家に着いた瞬間 お言葉に甘えてペニーを連れて行った。初対面の瞬間こそ得意のガウガウが飛び出したが、オヤツで懐柔して落ち着かせると、家中を熱心にくんくんして回り、ソファに飛び乗ってちょこんと座り込むなど、良い子のペニーをやってくれて一安心。 ひ…

  • そこで傘かいっ

    ビエンチャン空港から至高の観光地ルアンプラバンまでは45分のフライト。もちろん国内線だが、なんとビエンチャン空港ではパスポートコントロールを通過させられた。 国民の移動を常に監視してるぞという政府からのシグナルだろうか。共産主義国家、統制国家であることを忘れてはいけない(うわあああスレスレの表現)。 これ、役に立たない豆知識な。 そこそこ役に立つ豆知識は、ルアンプラバンへは飛行機で行った方がよさそうなこと。中国に大借金して建設した高速鉄道は2時間ちょいで着くのだが、チケットの入手がちょっとめんどくさい(国営旅行会社を通さないと買えない+ビエンチャン駅へ行かないと買えない+駅は嘘のように遠い)う…

  • このひとたちは家畜じゃない

    東南アジア某国には中国の出資で通された高速鉄道があり、中国からの観光客が雪崩を打って押し寄せている。 中国人客を当て込んで盛んにホテルを建てているのも中国資本。それらのホテルは客を喜ばせるさまざまな仕掛けを講じている。 そのひとつが輪投げ。ホテルの若い女性従業員(間違いなく地元民だろう)を10人ほどボウリングのピンのように立たせ、客は3メートルほど離れたところから直径80センチほどのプラスチック製と思われる輪を投げこむ。 うまく輪が女性にはまると、彼女が手の内に握っている紙片に書かれている金額を「賞金」としてもらえるお遊びで、わたしが見た動画では、中国語を話す男たちが大喜びで次々と輪を投げてい…

  • 非公開にしました

    民泊をオープンさせたのでここで紹介したんだけど、セキュリティ問題について考慮した結果、残念ながら(←自分だけ)非公開にしました。コメントを下さったみなさん、たいへん申し訳ありません。 場所は岐阜県高山市。春・秋の祭や古い街並みで有名なとこですね。その方面への旅行をお考えで、民泊に興味ある方はコメント欄からメルアドをお知らせください(コメントはわたしが操作しないかぎり公開されることはありません)。 料金の説明をしておきます。 まず、この家は最大7人が宿泊でき、基本料金(1~2名)は3万7000円。 すごく高いんだけど、このサイズの家の清掃・メンテナンスにはけっこうなコストがかかるので、「家のサイ…

  • ようやく開店

    1年がかりでごちゃごちゃやってきた開業準備がようやく終わり、オープンしましたでございます(airbnb アカウントお持ちでない方にどう表示されるか不明)。 このブログとは関連づけたくないので、屋号は書かないプロモーションもしないけど、興味ある方は見にいらっしゃってね。 コロナ以前の年間観光客数が400万人を軽く超えた街なんだけど、そういうところで民泊やるのってズルイ?実家がある場所だからしょうがないんだけどね。 今のところ airbnb にしか出していないし、料金もそうは安くしていない(価格破壊に走ると地域の同業に迷惑をかける)ので、たいしてお客さんはつかないと思う。 あーでも有名な春祭(4月…

  • またトラの悲しさ

    世も末じゃ~と嘆いてみたわけだが、世界情勢という意味では日本の政治がどうなろうと影響は微々たるもの。なんといってもヤバイのはアメリカ。もしトラ(もしもトランプが再選されたら)から始まり、今では「またトラ」が普通に語られている。 そうなったら世界はもっともっと悪い方向へ進むだろう。あのならず者に大統領を一回やらせただけで国際社会はずいぶんすさんだ。アメリカですら独裁志向のリーダーなんだからと自信つけまくりのプーチン・習近平が独裁色を強め、そのぶん高まった国民の不満を抑え込むためいよいよ乱暴な態度をとるようになった。 すさんだ空気はどんどん広がり、ハマスやネタニヤフやイランやヒズボラが勢いづき、ミ…

  • ほんとにこれだけ?マジで?

    マンゴーの実がついたといって騒いだのは、この樹のこと。 でかいよね。塀の高さが3.5メートル。その数倍あるから、高いところの実はどうするんだと心配してたわけだが、今朝庭師Tさんに相談したところ、ボクが登って採ってきますとひとこと。おそらくラオスに限らず東南アジアの男子は、マンゴーの木登りぐらい日常動作のひとつとして身に着けるにちがいない。ずいぶん心強い話だが、事故なく登ってほしいものだ。 配達の事故はあった。ベトナム系の店にサンドイッチ、生春巻き、炒飯、炒麺、サラダを注文したらこうなった。 うちはこんなに頼んでない。明らかに倍量ある。 配達員さんが持って来た巨大な袋を見て妻は「ほんとにこれだけ…

  • 参ったか、これがラオスだ

    でっかい音が出るのでご注意ね。ビエンチャン在住の外国人のためのFBグループにこんな動画が投稿されたんだけど、これ普通の住宅街。 深夜1時だろうが明け方だろうか鳴らすときゃ思い切ってフルボリュームがこの国の流儀。 飲み会だけじゃなく、葬式のトラック(派手なお飾りつきのお棺と遺族と僧侶を載せた)も爆音ふりまきながら走ってます。 敬虔な仏教徒のせいか、他人との揉めごとを好まず大人しい感じのするラオス人だが、そのぶん内側に溜めこむものがあるのか、お酒と騒音への身のまかせ方がけっこう思いきってる。 我が家もいろんな騒音の洗礼を受けながら暮らすうち、なまなかなことでは驚かなくなってきた。参ったか、これがラ…

  • 変なコマーシャル

    サッポロビールのCM、ちょっと変じゃない? 「おとなは何してもいい」という奥田民生さんは重度のアル中ってのが定説で、おととしは「泥酔ステージ事件」が話題になるなど、むかしから酒の問題がつきまとってきた人物。泥酔だろうがなんだろが彼のライブが好きなひとはお金を払って聴きにいけばよい。だがビールのCMというのはどうか。 アル中という医学的社会的な問題を「わが社はぜんぜん気にしてませーん」といっているようなもんだが、サッポロビールはそれでいいのか。 それとも奥田民生さんのアル中を知らなかったとか?だったらCMを世に出す資格がこの会社にあるのかどうか、大きな疑問が芽生えてしまう。電通に騙されたとかの言…

  • あのひとを首相に

    安倍派を中心としてカネにまみれ腐れ果てた自民党。 安倍首相のことは(以下、暗殺事件とはまったく無関係に述べる)最初から評価していなかった。まず政治理念といえるほどのものを持っておらず、最重点事項だった「デフレ退治」は空回り、ことあるごとに女性の活躍といいながら実際にその気のないことが見え見えの口だけ宰相だった。 そのような政治家がなぜ首相になれたのかというと、安倍晋三さんは党内調整の名人だった。党内のみんながシアワセになれるような大小の取り引き(政策の妥協やポストの投げ与え)に熱心に取り組むことで権力基盤を強化した。 党内みんなシアワセになれる政権を「ぶっこわせ」と考える議員はおらず、安倍一強…

  • ペニーの体調

    内心すこしすこしドキドキしながら預けたペニーさん。 1号2号はタイで買ってきた野菜に自家製有機栽培(えっへん)のチンゲン菜を加えてお鍋。ペニーにはチキンをけっこうあげたけど、ヤングコーンはダメだよー。君はトウモロコシのアレルギーあるから。 ペニーの体調がどうだったかというと、これといった異常はみられなかった。 翌朝の生産物こそ少し柔らかかったものの、その次からは普段どおり。2泊3日だからリスクもたいしたことなかったとはいえる。 そうだよねペニーさん? 「べー」ってなんやねん。 1号は民泊開業の最後の追い込みで、「観光案内に載ってないグルメ」などという地元情報をまとめようとしているんだが、ほんと…

  • 変な写真 in Thailand

    ラオス人も在ラオス外国人もこぞって買い物に出かけるタイ北部ウドンターニ―へ来た。今回は、アイランドキッチンに続くDIYプロジェクトを立ち上げるうえで、タイで入手可能な材料について調べることが重要な任務。ってんで何軒かのホムセンをまわったんだけどさ、駐車場ですごく可愛らしいトラックに出会った。 タイの実用車はほとんど日本車といっていい。これはあのダイハツ製で、よく手入れされた美車ではあるが、けっこう古い。ダイハツの軽トラックといえばハイゼットだが、わたしの知るかぎりハイゼットは昔からエンジンが座席の下にある「鼻なし」デザイン。こういうふうに鼻が突き出たのは見たことがない。 うわあああ可愛いいい!…

  • ペニーの呪い

    ドッグパラダイスに到着する直前、遠くからワンコたちの元気な声が聞こえてくるなりペニーは「きゅきゅううううひひーん」と叫びながら妻の膝の上から飛び降りたり上ってきたりの大興奮。その勢いで施設に突入していった。 ビエンチャン・ドッグパラダイスといえばそうです前回ペニーは盛大におなかをこわしました。あれからいろいろ調べたり考えたりしてきたんだけど、やっぱりあのときは運が悪かったと考えるのが合理的との判断により、もう一回預けることにした。 ひとつ確実に言えることは、ペニーにとってこの場所はたくさんのお友達とくたくたになるまで遊び、社会性をみがく成長の場だということ。ポジティブな体験をいっぱいしてね! …

  • アメリカを高く売る

    山P似のイケメンがたいへん流暢な英語を話していた件、選考委員が知る限り彼には留学経験はなく、両親もごく一般的なラオス人。山Pの英語力は、アメリカンセンターの英語教室でつちかわれたものだった。センスがよかったせいもあるだろうが、おそらく熱心に学んだ成果と思われ。 彼が応募したプログラムは、アメリカの大学で自分の希望する分野を6か月間学ぶもの。渡航費・学費・生活費すべて米政府もちで、自己負担は基本的にゼロ。 6か月の短期留学で学べることには限りがあるが、それよりもアメリカでの生活や各国の学生との交流がどれほど大きな刺激になるか、過去にラオスから派遣された学生が、よい意味でひとが変わって帰ってきた例…

  • でけたどー

    アイランドキッチン、2週間にわたったプロジェクトもついに終了。 DIY臭全開放の出来だが、材料にいろいろ問題あったなかではうまくまとめられたと思う。天板のステンレスは今んとこ完璧なつるぴかで美しく、その清潔感も含めて妻が喜んでくれたのですごく嬉しかった。ステンレスはだんだんと小傷がついていき、やがて我が家の家具として一人前の顔をすることになるだろう。 ちなみに、迷える子羊を優しくリードしてくれた姉さん方はこちら。 出来上がっていたステンレスに天板をはめこもうとしたら2ミリくらいの誤差があって収まらない事件もあったが、職人さんが出てきて引っ張ったり叩いたりしているうちにうまいこと嵌まりこんでくれ…

  • 優しかった女性たち

    オトコどもはほんまにアカン。 家具づくりが大詰めに来て、天板をどう作るかって話になったのよ。最初はワックス仕上げなどを考えていたんだけど、有害物質ゼロの塗料が手に入らない。存在はするけれどラオスでは見つからんのだ。 我々が出したファイナルアンサーは、ステンレス張りだった。だが、オーダーメードに対応してくれる業者がどこにいるのかさっぱりわからない。そこで思い出したのが、ホームセンターのことだった。たしか作業台のひとつがステンレス張りじゃなかったっけ。 と思って行ってみたら正解だった。重量物をばんばん乗っけているから傷みが激しいが、アイランドキッチンだったらこんなふうにはならんじゃろ。あとはこれを…

  • 低気圧?病気?

    16時過ぎまでいろいろ頑張ってたんだけど体がダルビッシュ、最後はただ椅子に座ってる野茂耐え難くなり、ソファにひっくり返った。 低気圧のせい? それにしちゃ重症なので病気を疑っちゃったよ。 病気の心配する前に重症の駄洒落なんとかしろって? あっしょう、へぇ〜(と強行突破したつもり)。 ペニーは元気。でも最近だんだん言うことを聞かなくなって、1号2号を困らせている。 ぴょんと立った左耳がとても可愛いので許すけど。 そういうわけでおやすみなさい。 ブログのランキングというのがあって、これをポチしていただくとたいへん励みになります。

  • ある日突然

    黒ヤギさんは荷台の上で不安なのか、腰を落とし身を縮めている。 家畜と三輪貨物車。この素朴さが大半のラオス人の暮らしの風景だとすれば、ちょっとちがうひとたちもいる。 たとえば世界の四大会計事務所のひとつKPMGのラオス法人に勤務するハイパーエリートサラリーマン。ラオスの一般的な給料取りと比べれば数倍(もっと?)の所得があるだろう。 さらなる彼らの強みは給与を米ドルで受け取っていること。ラオスの通貨キープがとめどなく下落していくなか、KPMG社員の生活感覚としては昇給をはるかに上回るスピードで所得が増えているはずだ。 ところが最近、とんでもないことが起きた。給与のドル払いが突然終わり、キープ払いに…

  • 8倍の値段

    ホームセンターで妻が目ざとく見つけたのは・・・ 左端にあるパナソニック製の電源タップ(42ドル)。右側のタイ製の同様品(8ドル)とくらべて5倍の値段がついている。日本製品はなんでも評判がよくて高く売られていることは確かだが、電源タップのこの価格差はちょっとした衝撃。 理由はおそらく安全性。このように単純な製品であっても、発展途上国製は欠陥・手抜き・ゴマカシのリスクがそれなりにあり、最悪の場合は火災を引き起こす。一方でパナソニックは命を守るブランドとして厚く信頼されているわけだ。 パナソニックって家電ばっかり作ってる会社と思われがちだが、創業者の松下幸之助が発明した二股ソケットのを大ヒットで飛躍…

  • は、入らねえ!

    家具作りにこれほど手こずったことはない。木材があまりにも低品質だといったが、たとえばこんな感じ。 まっすぐじゃない板が全体の3分の1ほどあり、そのままでは使えない。曲がってない部分を切り取って短い部材にしたり、両脇を切り落として真っ直ぐで細い部材にしたり。いつまでたってもスタート地点に立てていない感じがして、ストレスMAXだぜい。 それでもまあなんとか本体が組み上がってきて、そろそろ天板を乗せるべえというタイミングで、拙者スゴイことに気づいてしまった。 「あれ、台所に入るかなこれ・・・」 すぐに巻き尺持って測りに行きましたよ。そしたらサイズが12センチもオーバーしていて、横にしても縦にしても台…

  • 日本のイケメン

    あるプログラムへの参加を希望するラオスの若者たちの面接が行われた。選ばれれば長期間アメリカへ行くことになるので、それなりの英語力が必要とされるが、ラオスは英語が通じにくい国として知られており、けっこう勉強している大学生でも何を言っているのかさっぱりわからないことが少なくない。 そのなかで妻を驚かせたのが、ほとんどなまりのない美しい英語を話すひとりの青年だった。どうやって英語を習得したのかは別の機会に紹介するとして、青年のもうひとつの特徴はそのイケメンぶりだった。 面接の終了後、選考委員のあいだでそのことが話題になった。委員のひとり、30代のラオス人女性が何気なく言った。 「ハンサムよね。山Pみ…

  • 低品質との格闘

    台所を使いやすくするプロジェクト、まだ諦めてない。てか作業中。 べニア板よりはましな材料を見つけてはきたが、低品質だから割れやすく、反ったり捻じれたりも多い。これらを貼り合わせることで真っ直ぐな部材をつくり、粗(あら)が目立たない配置を工夫してるんだけどさ、時間かかるわ。 この作業は基本立ちっぱなしになるので、ふだん怠けてる筋肉が悲鳴あげてるし。 それでもまあ好き勝手なデザインで我が家専用につくるのは楽しい。 今日はこれだけ書くのが精一杯(笑) ブログのランキングというのがあって、これをポチしていただくとたいへん励みになります。

  • コワイ話

    ラオスのお寺で、見てはイケンもんを見てしもーた。 日本人がクルマを買ったとき、神社でお祓いしてもらうことがあるけど、この時代そういうひとは激しく少数派だろう。でも信心深いラオス人は21世紀の交通安全を仏様に託している。 新しいクルマと、家族と、お坊さんを白糸で結び、無事故を祈る儀式をやっていた。祈りの雰囲気はガチでしたよ。 ここでガイドさんから衝撃の言葉が。この祈りの効果を心の底から信じているひとは「これで絶対だいじょーぶ!」と考えてクルマの保険に入らないのだと。この発言、そういうひともいるよというレベルなのか、ラオスは無保険車の楽園なのか、おっかなくて尋ねる勇気が出なかった。コワイ話だった。…

  • ワニに飲み込まれたドラゴン

    仏教寺院ツアーに参加してけっこう驚いたことがある。 王国時代のラオスは、王様が立派な寺院の建設に熱心で、歴代すごいのを作ってきた。なかには大小数千もの仏像を収めた寺もあり、信仰心の篤さをものがたっている。 美しい仏像に混ざって、激しく損壊した仏像も多く展示されていた。叩き壊されたもの、火をかけられて焼けただれたもの。いったい誰がこんなことをしたのか。 多くは侵略者によるものだったらしい。ラオスは西隣のミャンマーや南隣のタイから攻め込まれ、占領されることが幾度となくあった。都に乗り込んできた軍隊は、そのたび都であるビエンチャン(古くはルアンパバーン)を破壊しつくした。 ラオスを占領して支配下に置…

  • 命の軽さ

    寝室ドアの付け替え工事が行われた。アメリカ政府の方針で、主寝室のドアは特別に頑丈にしておくことになっている。賊が宿舎に押し込んだ際には主寝室に立てこもり、警備員なり警察官なりが駆けつけるまで破られない強さが求められている。 すっごく重たそうなドアを二階まで運び上げた作業員さんたち。おい裸足かよダイジョブかよと目を剥いたが、ここは無事を祈るしかない。安全基準なんてものはまだ存在しないのだろう。 従来のドア(右側)はガタが来ていた。よく見ると経年劣化によるひび割れがあり、ここからバールなどを差し込んでエイッとやられたら簡単に破られるだろう。いくら立派な錠前をつけても意味がない。 新しいドアは従来の…

  • ほんまや!獲れとる!

    感染症の卸問屋、蚊のシーズンがもどってきた。乾季に入った11月ころから急に姿を見なくなり、やれやれと思ってたんだけどね、いつまでもってわけにはいかんね。 寝室には蚊帳が取り付けてあるが、取り付け位置が悪いためネットが体のあちこちに密着してきて、外側からどんどん刺されてしまう。 蚊の活動を抑えるためエアコンかけまくって室温を下げる手もあるが、体への負担が大きくて体調を崩しそう。 「どうせ怪しい中華もんやろ」などと言いつつ、妻が藁にもすがる思いで買った装置を試してみた。虫をキャッチするから KATCHY ってか? (蚊はボカしてあるけど、こういうのがダメなひとはクリックしないでね) 光で虫を吸い寄…

  • 遅すぎるってば

    キョサントーやシャカイトーが華やかなりしころ、こんな写真が新聞に載ったとしたら 「兵器などという汚らわしいものが海岸から這いのぼってくるとは言語道断!」 「軍国主義の足音が聞こえるぅ!」と大騒ぎになっただろう。 当時でも災害時には自衛隊が出動していたが、スコップかついだ隊員がトラックに乗ってやってくるだけみたいな感じで、その姿は目立たずひっそり日陰者のようだった。 時は移り、災害に有用とあらば兵器ぽさ全開の上陸用舟艇を被災地直近の砂浜から突っ込ませ、ブルドーザーやパワーショベルなど大型重機を素早く搬入するなど、自衛隊の運用は実に合理的になってきた。 一方で合理的じゃないというかなんというか、う…

  • ベニヤ板でどーすっかね?

    台所がだだっ広い割には作業スペースが不足しているので、アイランドキッチンを自作することになった。こういうシンプルなやつにしようと思っている。 しかも引き出しは省略 のだが、実際にはなかなか難しい。日本だったらホームセンターにひととおりの木材がそろっているが、ラオスではそうはいかないからだ。 さんざん探し回ってようやく見つけたのは、ベニヤ板だけを売る店。長さ2メートルを超える板はうちのクルマには積めないが、カットをしてくれないので、自前の工具で切るしかない。 たまたま買いに来てた外国人 工具はちゃんとしたのを持ってるので切るのは問題ないとしても、ベニア板だけで家具を作る話は聞いたことがない。角材…

  • わたしはタコ

    少々縁のあったネコが交通事故で死んだ。 隣家でエサをもらいながら自由に暮らしていた「半のら」チョコちゃん。隣家が留守にするときは、わたしたちが敷地に入ってエサと水をチェックしていた。ネコは身軽だから塀をよじ登って我が家の側にも来ていたらしく、芝生にちっちゃなうんちが転がっているのが可愛らしかった。 ところが最近、クルマに轢かれて命を落としてしまった。隣家の娘さんたちがチョコちゃんのなきがらを庭の隅に埋めるときの写真で送られてきた。あっけない別れ。娘さんたちも辛かっただろう。 別の家の娘さん(小学生)が、タコにわたしの名前をつけた。学校の授業か課外活動かの工作でタコをつくり、先生に名前をつけるよ…

  • 近ごろ気に入ってるこれ

    ショッピングモールにある高級家具屋へ行ったら、こうなってた。 ラオス家具業界が切り開いた新たな地平か年齢によるかすみ目かと思って周囲を見回すと、ソファにも同じサインが。 やっぱり新たな地平らしい。座り心地を確かめずに財布を開く度胸を試されているのだ。ラオスの富裕層はほんなこて肝が太か・・・とはならないわな。こうでもしておかないと、通りがかりのひとに長時間休憩されちゃったり昼寝されちゃったりされるのだろう。タイヘンなんだろうけど面白い! それ以上に気に入っているのは、妻が見つけたこれ。 ホームセンターの屋外トイレ。おもろいやないかいと思った方は、下のボタンをぽちっ(笑) ブログのランキングという…

  • あるフィリピン人の一発逆転

    あるフィリピン人が、マニラにあるEU加盟国の大使館に入国ビザの申請をした。移民とかのめんどくさいやつではなく、単なる観光ビザだったが、申請はあえなく却下された。 じっさいフィリピンのような発展途上国から先進国への入国は難しく、わたしたちが以前に暮らしたバングラデシュもそうだったが、観光ビザを申請しても通る可能性はかなり低い。観光ビザで入国したひとが予定どおりに帰国することなく、不法滞在するケースがすごく多いからだ。 こんな話を耳にすると、日本に生まれてよかったとつくづく思う。現状、 世界227か国・地域のうち194か国・地域にビザなしで入国できる「最強パスポート」なのだそうで、チケットを買うお…

  • 頭痛が・・・

    妻は仕事のちょっとした山場を無事に切り抜け、週末に突入。月曜までの3連休なので遠出する計画もあったが、もしかしたら感染症?な兆候がふたりにあったこともあり、自宅でゆっくり休養することに。 ただし妻は昨夜から頭痛がひどくなり、朝食もそこそこに頭痛用アイスキャップを装着して横になったところ、ほんとは1号と遊びに行きたそうだったペニーがちょこんと乗っかってきた。 やっぱり人間の苦痛がわかるのかねえ。ほんとにいい子。1号もうれしいよ。 昼食は、ちょっとうめえものが食いてえという2号のリクエストで、ちょっとしたレストランへ行く?それとも出前?な方向性。 遠出するとしたらペット不可の宿しかない地域だったの…

  • バナナ哀れ

    朝一番、ペニーと庭に出たらぶしゅうううう。事件は、よく茂ったバナナの根元で起きていた。 塀の下の方にある白いパイプは水道管。これが割れて水が噴き出していた。 パイプと塀の隙間に生えてきたバナナが育ちすぎてパイプをぐいぐい押し出し、ついには折ってしまったらしい。 なんで庭に水が引いてある?いい質問だ。芝生などの散水のためのものだ。 だがここに、とんでもない問題のタネがあった。この水は水道に直接つながっているのではなく、住宅用の貯水タンクから引っ張ってきたものだった。ちょっと意味がわからないんだが、とにかくそういう仕組みになっていた。 おそらく夜中のうちに始まったと思われる漏水は、タンクの貯水能力…

  • きったない塀

    入居したときから気になってたんだけど、塀の汚れがキモチワルイ。 汚れの原因は、白壁の上に堆積した枯葉。白いパイプにせき止められて溜まった葉っぱが雨水で腐り、きったない汁がだらだら垂れてくる。緑色のはコケだろう。壁の右半分は汚れを高圧水クリーナーで落としてみたんだけど、別の家みたい。 この洗浄作業は乾期に入った11月か12月に始めておくべきだったところ、いろいろ忙しくて手がつかずに来てしまった。庭師Tさんに要領を説明し、作業を進めてもらうことに。 まずは枯葉の除去。今後おそらく年に2~3回はやらないと汚れが繰り返されるだろう。壁面の汚れはクリーナーでよく落ちるが、劣化した白ペンキがぱらぱらと剥が…

  • イヌ食うひとびと

    ラオスでは、バイクに日用品をくくりつけたベトナム人がやってきて、イヌと交換して去っていくという。ベトナムでは今もイヌ肉食が盛んで、無数のイヌ肉業者が存在し、そこへイヌを売りに来る市民も多いという。そんなイヌたちを救おうと街を駆けまわるひとたちもベトナムにはいる。 このおじさんは商売の邪魔をするなといってご機嫌斜めだったが、5匹で90ドルという「商談」が成立するとお金を受け取っていた(3分35秒)。だがそのあと何か気に食わないことでも言われたのか、レスキューのひとに手を出したりして怒りまくっている。 つくづく文化の違いというのは大きいと思う。子供のころからイヌを食い物だと思ってきたひとたちを相手…

  • 英軍、米加連合軍を撃破?

    アメリカ政府期間から以下のようなメールが来た。 2024年1月5日午前0時30分、メコン川近くの Ohlala バーで、アメリカ市民とカナダ市民が2人のイギリス市民からいわれのない暴行を受けた。この事件にはアルコールが関与しており、ラオス人が喧嘩を目撃していた。アメリカ市民とカナダ市民は軽傷で病院に行き、退院した。ラオス警察が捜査中。 事件の舞台となった酒場はビエンチャン中心部、外国人向けの安いホテルも多く、むさ苦しい服装の白人がぞろぞろ歩きまわり、いかにもこの手の事件が起きそうな地域にある。ちなみに Ohlala は仏語の「ウーララー」だと思われ。仏領インドシナだったからね。 それにしてもわ…

  • 落差ありすぎ

    今週のビエンチャンは、最低18℃、最高31℃ぐらいの日が続き、どうやら冬は終わりかけているらしい。 こんなぽよよ~んとした空気のなか、レストランに咲くプルメリアが「うちのと色がぜんぜんちゃうやん?!」などと言っている拙者は、故郷の寒さをすっかり忘れている。 北陸地方のような積雪はないが、30~40分圏内にスキー場があるぐらいには雪国。きょうは民泊の玄関にとりつけた防犯カメラがこうなってた。落差がありすぎて、ちょっと笑ってしまった。 雪かきしているのはうちの駐車場のユーザーさん。地主不在の駐車場なもので、雪の始末は自前でやっていただいてる。そのぶん料金を割安にしているとはいえ、有難いことです。あ…

  • 一緒に旅したいのは山々だが

    衝突した日航機の貨物室に預けられていたペット2匹が犠牲になった件が報じられ、キャビンへのペットの同伴について検討すべきではとの声が報じられると、賛否両論がネット上に展開した。 とはいえペット同伴を求める声はごく一部にすぎず、圧倒的大多数がこれを否定しているだけでなく、同伴派を激しく攻撃する書き込みがけっこうある。どうしてそんなに感情的になるのかわたしにはよくわからないが、それはさておき、両派の主張の例をここに転載する。(太字 オットー) サニーカミヤ(元レスキュー隊員/日本防災教育訓練センター 代表理事) ペット同伴搭乗も検討すべき。 動物には命があり、感情、痛み、苦しみも感じる。火炎と黒煙が…

  • 新参者を歓迎してみた

    きょうビエンチャンに着いたカップルがいる。妻とは別の部署の職員とそのダンナさん。 職場の慣習として、転勤者の生活スタートを手助けする"スポンサー"の役割を同僚が果たすことになっており、今回はわたしたちが引き受けた。着任4か月でスポンサーというのは荷が重いところがあるが、まあいろいろあってそうなった。 ペーパータオル、水、最低限の朝食、コーヒーとお茶などを買いそろえて新居に配置。 これらは転入者の希望に沿って立替払いで購入するものだが、それだけでは味気ないので、ダンナさんが好きだというビールを大袈裟にならない範囲でプレゼント。 それと、東南アジアらしくココナッツジュースもしっかりと冷やしておいた…

  • ちょい見せします

    民泊ミンパクいってたけど開業してねえじゃねえかほんとにやるのかよと思い始めてるみなさん、準備ならちゃんとやってます。終わるかどうかわからないけど。ってのは半分ぐらい冗談だとしてマイペースで進めてますよー。 今日は airbnb(エアビーアンドビー)のオーナーが作業するページをちょい見せ。施設の紹介写真をどどっとアップロードしたとこ。 キャプションを入力ってのは説明文のことで、「モミジ色づくセクシーなお庭」とか「朝寝坊が楽しくなるステキな寝室」とか書き込んでいくわけさ。 お客さん受けするかともかく、個人的にはテラスに直結した仕事部屋 Office & Bed がおすすめ空間。気持ちよく仕事に打ち…

  • あれ無料じゃなかったの?!

    これからはAIだぁ! という時代の奔流が加速するなか、ちょっと待ったぁと声をあげた会社がある。あのニューヨークタイムズ紙(NTY)だ。 NYT は、人口知能 ChatGPT を運営する企業(オープンAI)が、ChatGPT の学習過程で NYT の記事や写真を無断使用したことにより著作権が侵害され、数千億円の損害が出たとして同社を提訴した。 NYT が何をどう報じているのかを知りたければ、NYT を購読しなくても ChatGPT に尋ねれば事足りるという状態が作りだされてしまうと、NYT は商売にならないというわけだ。 ネットの時代に何いうとるんや、記事はタダで読めるもんやでと Yahoo!ニ…

  • ペニーさんの初体験

    紅白歌合戦、鈴木雅之の「め組のひと」ステージに合わせて妻が踊り出すなりペニーが参戦。よろこんだ妻に高い声で囃し立てられ、ぴょんぴょん飛び跳ねるペニーちゃん。 ひっでえ写真だけど(笑) この子はこんなことするんだぁ。新しい側面を目にしてよろこぶ1号2号。上機嫌で年越しの瞬間を迎えようとしていたんだが、8時をすぎたころから打ち上げ花火の音が聞こえ始めた。新年を破裂音で祝う習慣。バングラデシュもそうだったけど、住宅街とかお構いなしにぶち上げるからうるさいのよ(ラオスの伝統的な正月は4月だが、1月1日もそれなりに祝うらしい)。 「ゆく年くる年」に続いて「今夜も生でさだまさし」をしばらく見たところで時計…

  • よくやったね

    災害は時を選ばずにやってくるものだが、それにしても元日の大地震とは。 津波警報が次々に発表され、地震警報のアラーム音が鳴り響くなか、NHKのアナウンサーが叫ぶようにして避難を呼びかけていた。 なんだこいつ大騒ぎしやがってと思った視聴者もいるだろうが、危険な地域にいるすべてのひとたちに避難を決意させるには、最低でもこれくらいやる必要があると思う。 東日本大震災の反省から、テレビ局では様々な準備がなされてきた。素早く的確な情勢伝達だけでなく、一刻も早い避難を実現するため、テレビは何をすればいいのか。その工夫が今回の画面にもよく表れていた。外国人にもすぐわかるような平仮名や英語の字幕。「今すぐ高い場…

  • そこで軍艦マーチですか(年の瀬に思うこと)

    2023年になって12ヶ月、ビエンチャンへ来て4か月でもう紅白歌合戦。ジャニ色がほとんどない紅白がどんなものか、それを感じようと思ったら全編を観る必要があり、そんな根気はわたしにはない。今年も年越しそばをすすり、日本から買ってきた極上日本酒(一番ちっせえボトル)をちびちびやりながら、たまにテレビに目をやることにしよう。 ちびちびといえば小津安二郎の名作「秋刀魚の味」を観たら、登場するおやじどもがいっつも酒を飲んでいて笑えた。仲の良い同級生(そのうちふたりは会社の同僚)が何かと言えば料亭・小料理屋に上がり込み、旨いものをつつきながら高級洋酒を飲んでいる。 この映画は1962年(昭和37年)制作で…

  • 謎Tシャツを着た侵入者

    ビエンチャン市内のあちこちに住んでいる妻の同僚たちの家で、いろんなドラマが起きている。 Aさんは、夜中になると家の周囲でワンワンとイヌが鳴き騒ぐのを耳にして、いったいどうしたことかと思っていた。 ある早朝、またしても野犬の吠え声に目を覚まして窓を開けてみたところ、なんと住居の敷地内に数頭のイヌが入りこんで走り回っているではないか。どこから入りこんできたのかは一目瞭然で、鉄製のゲートが数十センチにわたって開いていた。 Aさんは表で24時間警備をしているガードマンのところへ飛んで行いき、いったい何が起きたのかと尋ねた。この時点でAさんは、数時間おきに敷地内に入ってきて異状がないかチェックしているガ…

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