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2020/05/14

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  • ギザギザの月。

    なだめすかして覗き込んでちくっと痛みを涙にしまうとどかないのは あなたの意地悪いえいえ手に取れないのは触れないのはまだ準備が整わないから幾たびかの夜の星を...

  • 眠り。

    疲れた花びらは そぉっとお休みくちづけさえも厭い 眠りこける痛みは指から指へと 平穏を妨げる明日はきっと 幸せな日だ祈りは遠く近くへとはしゃぎまわる天使は...

  • 好きな人。

    あちらこちらへとさんざめくひとりよがりのいろあいはかなしいまでのつきぬけかたでおろかもののまねすらうけつけないいきおいあまっていきすぎていすわってそれでも...

  • いちがつ。

    のぼりつめ吐く息は春を恋う繰り返しの波に掻き散らかされてどこの冬に漂っているのだろうか包み隠して重なる花びらは春を待つ見えない余韻の蘂は春をうそぶくそうし...

  • 渇く。

    渇いた心に忍び寄るつまずきあなたと過去をひとくくりにしてどこへ放り投げようか怖いほどの飢えた優しさは止めようもなくあちこちへと駆け出しザラザラと萎びたくち...

  • 雨の日。

    雨降りの日のどんよりした空の下。ガザガザした気持ちはどうにもこうにも落ち着きもなく飛び跳ねている。不敵な一粒のしずくは青空を映し出しはせずに無敵なはずの恋...

  • アイスチューリップ。

    冬に咲くチューリップをアイスチューリップというそうな。促成栽培のために冷蔵庫で球根を冷やすらしい。小さな芽が出た球根が届いてやっとつぼみが大きくなってきた...

  • 冬に。

    あなたのいない道に探し回る滑稽さ加減を追い立て振り返る過去は飛んでいく行く先は誰も彼もがあなたを既知で未来の入る隙はこれっぽちもない寒さに凍えて丸くなりう...

  • 約束。

    霜が降りる前に交わした約束はどうなったのでしょうかあなたの右手から私の肩へと放り投げられた花びら越しの誓いこのままいつまでもという幻想は山を越え川を下り葉...

  • エンプティー。

    空には空の言い分がありあなたにはあなたの口実があるエピソードにエビデンスにエンジェルどれもこれもあなたとのストーリーには終わりがないいくらダメと喚いても証...

  • 止めて。

    空っぽの音の音階をうるさく色があれこれと邪魔をする。やるせないふらつきは細かく振動するさなか。止めてよ。昼ひなたの影法師を追いかけている人に優しく止めてよ...

  • 飛び立つ前に。

    飛び立つ前に 思い出す飛び方を羽ばたくさまを一人の頃から数えている去った人たちへの哀歌を出会わなかった人の手を理解する日が来るだろう手放す時が訪れるだろう...

  • 置いてくる。

    花の流れる音に忘れてあなたを置き去りにする月日の足音は回り回って戻ってくるこうしていましょうねという口裏合わせを埋めて踏みつけて無かったことにしたのは嘘が...

  • 約束。

    かおりにのがれてためいきにうもれてひさしくうなづくはなびらはおいかけはのうらにかくれて約束をたがえないようにとおくにとおくへかねのねをならしてまいるのはあ...

  • さまよう。

    感情を輪切りにしても誰も探そうともしないひとりの漢字を思い出せないのは独りの感じを必死に守りたいからあなたの腕に絡んで噛みついて嘘をつかないようにと唇を塞...

  • 青い空。

    つかまえて。飛び上がって追いかけて。パチンパチンと叩き落として。密やかに隠した想いはひとつ残らず晒してしまおう。爪を立て声を荒げて涙をあふれさせつま先立ち...

  • 思う。

    思い出をありがとう。そうね。あなたと出かけたあの場所へはまだ一人で行くことができないけど。でもね。スマホの中のあなたを撮った写真は眺めている。指でなぞりな...

  • はたち。

    おめでとうの言葉が歩み寄る歩いた道は長くまっすぐこれからの道はまだ見えないどこかで曲がるだろうか手を繋いであちらこちらへと寄り道して微笑んで夜に駆けないあ...

  • 忘れる。

    ひとりふたりと慈しむ今日の憧れを抱きしめる助かることは誰も知らぬ間に着地についている不幸せなことはそれに気がつきたくないだけ。ハローハローと声をかける誰彼...

  • 羽ばたく。

    あなたの声に羽ばたくでもどこへと記憶も無く見るからに広く深く溺れそううつつを抜かして目のやり場に四苦八苦してそれでもすがりつくのは羽ばたきたいから飛んで逃...

  • あがなう。

    道しるべは別れる迷いは深く落ちる祈りは泣き喚く助けるには長く悲しく救うには怒鳴り合うしかなくあがなうには幸せを同時に差し出すしかないのだろうか幸せを背中に...

  • お神籤。

    繰り返しのつながりはいつもの反落へと和解を探す落ちていくのはあなたでもなくわたしでもなく行き場所を見失った日常の足音繰り返しの朝の光は一直線の明るさをひけ...

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