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2020/05/14

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  • 待っている。

    歩いて行くには遠いからと空を見上げる決して飛べはしないのにでもあなたはふんわりと羽根をどこかに隠し持っているのかもしれない私はどこかに置き忘れてきたサラサ...

  • 暑い夏。

    宝物は胸の中へしまい込みそっと盗み読みするかのように時々は出してひっくり返して虫干しのように晒す。あなたがいないと泣いてみても誰もわかりはしない辛さにおの...

  • これから。

    ゆるやかなあつき熱情はひとり目覚めの時を覚えているいるはずもない影をおいかけて見失ったと錯覚してふらふらと未知な世界へと踏み出す力と知らず知らずの涙は沸き...

  • 欲する。

    その小さき花へと願いを込めて不乱に祈る。場所をたがえたのではなく時を迷ったのでもなくただ忘れてきただけの笑みを欲しているのだと唯一無二のあなたにも独りきり...

  • 言い訳。

    あなたの手のひらに渡す花の香りを閉じ込めて帰る支度のあなたの背中にそっと祈りながらまた月の消える日には会いに来てねと念を押すあなたのまなざしが隠れてどこか...

  • 足りない。

    数えたりないのは諸々の秘め事をおいてきたから。由無し事忘れてきたから。だからといって誰が責めるのでしょう。ひとつひとつをていねいに透かして翳して掘り起こし...

  • 雷のなか。

    東京の端っこの夕方。遠くで雷の音。突然に停電。電気が消える。電気が付く。それを4回~5回も繰り返す。停電になっても電気は自動で付く。インターネットはやり直...

  • 別れ。

    ひとつふたつあなたにくれてやれいらないということばにのみこまれてきえていくかなしいひかりくらやみにひそむあんのんとしたやわらさにめをとぎすましみみをかすか...

  • 暑い夏。

    たすけてということばはあおいそらへと紛れ込む夏枯の葉の向こう側へと電線のはるかかなたへと幾たびかの朝は救うはずもなく幾つもの夜は追い込む繰り返しに疲れたい...

  • 過去。

    するすると登り詰めては振り返るあなたを見つめる。見つめるたびに心が揺れる。揺れるときには思い出す。あの差し出されたやわらかな瞳と手触りを。またこうしていま...

  • 夏の夕方空。

    いつかの約束は空へと飛んでいき姿も形も見えない。夕方の空が赤く青く返信をする。元気だよ。また一緒に遊ぼうね。と。そんな優しい空気に抱かれてにっこりと微笑む...

  • 待つ。

    迎えに来る約束を反故にして朝まで待ったほころびを縫い合わせようと針仕事をしながら朝もやをかすかにして広がりを走る水音を聞き逃すまいとじっとしていた目をこら...

  • お月様。

    破れた恋はどこへとしまいましょうか。逃げ帰るあなたの背中に貼り付けてしまいましょうか。さよならもせずに振り向きもしないでタッタカと走り去るあなたは昔のお月...

  • そんな夜。

    帰る道が閉ざされて果てなく遠い空のジュピターを見上げてここにいると繰り返す。元気はさまざまに形を変えて落ち着く場所へと居座る。不信感のかたまりと拾い上げた...

  • 忘却。

    見え隠れしつつ行きつ戻りつ矯めつ眇めつあなたは私のことなど忘れてしまい帰る道すら迷い乱れて赤い花びらさえも揺らぎぐらつき誰も助けにも来ないさまはきっとぼや...

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