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  • 家族旅行には行かない

    今年の年末年始も、家族で出かける予定を立てなかった。費用が高い、混雑している、大掃除で忙しい、等いろいろ理由を並べているが、本当のところは妻と遠出をすることが億劫である、というこの一点に尽きる。妻は絶望的にストレス耐性が低く、非日常の環境に置かれて少しでも自分の思ったとおりにならないことがあるとすぐに機嫌を損ねる。ちょっと高い店に行ったり、高いものを買ったりすると小言を言う。かと言ってどこにでもあるようなチェーン店に入ろうものなら「せっかくの旅行なのに」と言うし、じゃあ自分で決めてよと従属的な態度を取ると「ちゃんとエスコートしてよ、男らしくない」となる。妻が気に入りそうな選択を、あたかも自分が…

  • 狐の化かしあい

    約6年ぶりに転職エージェントへ連絡をしてみた。今の自分のスペックでどんな求人があり、どれくらいの査定でオファーが来るのかを試してみたかったからだ。その結果を受けて、自分がこれからどういう方向性の努力を積んていくかの指針にしようと考えた。6年前は思ったような仕事と待遇を提示されることかなく、結局転職はしなかった。そこからグズグズと新卒で入った会社にとどまっている。ただ、このまま会社の言われた通りのことをやっていてもジリ貧なことは明らかだったので、顧客から声を集め、社内外のリソースをフル活用して新規事業を作った。いちおう、その功績をもって6年前よりは職位も上がった。そのあたりがどのように加点される…

  • 「わたしの宝物」感想

    多分にネタバレを含みます。まぁすでに見た人が読むんだろうけど。 松本若菜見たさで見始めたドラマが昨日、最終回を迎えた。 現実ではなかなかあり得ない設定や展開に対するツッコミの多々ある内容ではあったが、フィクションと割り切ればとても満足の内容だった。 リアリティがそんなに大事なら是枝監督の映画でも見ればいい。とってもリアルな代わりに、夢も希望も救いも教訓もない。ただただ後味が悪い。それが本当の現実なのだ。最終的には、宏樹と美羽は復縁した。宏樹と血のつながりのないことが判明した、栞と三人で暮らすことを選んだ。 紆余曲折合った挙句、お互いへの信頼と愛情が回復したのだ。 私は、この結末を支持する。これ…

  • 生きがいよりも生き様

    仕事で自己実現だとか自己成長だのを謳ってやりがい搾取、みたいなテンプレの言説は昨今減ってきたように思うが、それでもまだまだ働きがい、とか、生きがい、みたいなものを仕事をやる上での動機として据え置く風潮は残っている。なんか胡散臭いなあと思いながら、その理由をうまく言語化できていなかったのだが、ふと、生き様、という単語が頭に浮かんだときに全てが腑に落ちた。生きがいという言葉の隣に、生き様という言葉を並べると、生きがいというのは、何かしらのものを得ることを企図した単語であることがわかる。お金とかじゃないんですーもっと純粋な動機なんですーという触れ込みで頻出する「生きがい」も、何かをやって、その反射で…

  • 七日に一偽善

    先週、近所のスーパーで買い物をしていると、高齢の女性がセルフレジの決済に難儀していて渋滞を発生させていた。 「決済されているはずなのにされていない」「何でここから先に行かないのかしら」と狼狽していた。 レジの店員は混雑解消のために以降のお客さんを捌くことに必死で、リセットして「もう一度やり直してください」の一点張り。「これはもう支払ったんじゃないのかしら」という女性の質問にも、 「まだお金は頂いていません」「もう一度やり直してください」 と返すだけ。夕飯時で私も子どものお迎えが控えていたので、不憫に思う気持ち半分、迷惑だなと思う気持ち半分でやり過ごし、自分の買ったものをエコバックに詰めていた。…

  • 思春期が終わらない

    東京出張done.仕事にかこつけて、忘年会やらランチやら、お気に入りの同僚と団らんしてきた。中年になっても綺麗な女性、可愛い女性と時間を共にするのは楽しい。これは抗えない。もうこれが生きがいの全てだってことは素直に認めよう。でも風俗やパパ活なんかには絶対手を出したくない。それは自分のプライドが許さない。日常で自然発生的に出会う素敵な女性と仲良くなるために仕事を頑張り、金を稼ぎ、魅力に感じてもらえるような振る舞いや言動を心がけている。普段すましている人が弾ける笑顔を見せたり、普段寡黙な人がおしゃべりになったりと、日常で見せない一面を見せてくれるのが幸せ。そもそもそういう場に誘っても嫌がられず、一…

  • 偽善だっていい

    気持ちが塞いでいて、急ぎの仕事もないので朝からカラオケに。680円でできる息抜き。歌うのが好きな自分にとってはコスパがとても良い。腹から声を出したり、脳に酸素回したりと、きっと健康にも良いはず。知らんけど。昔は全然好きじゃなかった曲が好きになったり、昔よく歌った歌が意外とつまらなく感じたりもする。最初に聴いたときから20年も30年も経ってりゃ全く別の歌に聞こえるわな。youtu.be 例えば彩りなんかは偽善くせぇ歌だなと思ってたけど、一周回って素直に受け止めたらほんとそうだよなって思えてくる。これは砂を噛むような労働を日々続けていると本当に沁みてくる。PVも涙腺を刺激してきて声が震える。中年殺…

  • 贔屓の引き倒し

    寒くなってくると、思考が後ろ向きになってしまっていけない。ふと魔が差すと、順調に進んでいるように見えるプロジェクトも、周囲からの評価や称賛も、気のせいのように感じてしまう。当事者は眼前の現実を100%客観視することはできない。そこにはどうしても願望や思い込みが混在してしまう。特に人間関係は100%の真実なんてないので、どうしても疑心暗鬼になってしまう。他人が自分のことをどう捉えているのかなんて日によって変わるし、言うことも変わる。そうやって調子よくコロコロ変わるものをそもそも当てになんかしてはいけない。人間全員が、風見鶏なのだ。どうせ不確実なら、全員が自分の味方だという前提でフレンドリーに振る…

  • 12月のプール

    12月は毎日ブログを更新しようと思ったが、土日に入って全く時間が取れず、あっさりと挫折。子どもがいるとまともに自分の時間が取れない。子どもが起きたら終わりで、そこから寝るまで自分の時間は皆無と言える。朝ご飯、掃除機がけ、トイレ掃除、昼食、子どもの遊び相手、お出かけ、夕食、風呂掃除、子どもの遊び相手、寝かしつけ。妻はどこにいるのかって?洗濯でもしてるんじゃないか?今日は次女がプールに行きたいというので、午後にプールに行ってきた。北国生まれの私からすれば考えられない選択だ。地元はwinter,again状態だってのに、娘は水着に薄手の上着だけ羽織って車に乗り込んだ。地元の女子高生も生足で気合入れて…

  • じぶんだいじに

    PCにコーヒーをこぼした。人生で初めての経験だ。 取り急ぎバッテリーを外し、土日放置するけれど、月曜にちゃんと使えるかどうかは未知数。うんざりする。もともと気の進まないWeb会議だった。 相手方からせがまれて、付き合いで応諾した。 そんでもって、あまり時間ないからナルハヤでと言われた。 そうやってバタバタと接続準備をしている最中で、指先の操作が狂った。身体操作のクオリティは精神が支配しているのだなということを痛感する出来事だった。 気に進まないことは人生いくらでもある。 そういうことに臨むときはいつもより慎重に、たっぷりと時間をとって、心に余裕を持ち、他人に支配されず、自分を大切にすることを怠…

  • 管理職は何を管理するのか

    名ばかりマネージャーになって9ヶ月目に突入した。目標達成のために強権発動して人の意に沿わぬことをやらせるようなマネジメントはしたくないと思っているので基本的に放置している。しかしらそれでもここは介入しなければならないな、という場面が幾たびかあり、不本意ながら強権発動するというあまり穏やかでない日々を過ごしている。管理職をやる前は、自分の担当する業務の進捗を管理したり、部下の仕事の能率を管理するのが仕事なのかなと思っていたが、実際は少々異なった。最も大切で頻出する役割は、方向性を指し示すことだった。期の初めに決めた方針というのは驚くほど早く人々の記憶から失われる。何なら言った当人である私の脳内か…

  • 最高の準備

    「努力は報われる」という言葉が嫌いだ。というより、それを方々に吹聴して回る努力教の人間が嫌いだ。そういうやつは、周囲の人間からどれだけ労力を自分のために搾取できるかしか考えていない。そうやって努力を他人にけしかけて、その他人の努力の成果をすべて自分の懐にせしめてやろうという魂胆なのだ。 だから軽々に「努力は必ず報われる」とかいうやつが本当に日々どれだけ努力を積み重ねているかは注視する必要がある。 きっと「努力は必ず報われる」と言い続ける努力しかしていないはずだから。「努力は報われる」の正しい使い方をしている人に、昔、出会ったことがある。 大学の体育会テニス部で副キャプテンをしていた先輩だ。 そ…

  • 誕生の意味を問う

    自分の誕生日を忘れていた。月は月、日は日で見ているので、組み合わせて認識することができないでいた。こうやって自分自身に関心がなくなって行くのだなと恐ろしさを覚える。誕生日は歳を重ねるごとに、自分のためのものではなく、周囲のためのものになっていく。自分にとってはその他の364日と、そう大差のないものとなる。だから周囲から誕生日を祝われると、反応に若干のタイムラグを要して、ぎこちない愛想笑いを返す羽目になる。「誕生日はどう過ごすんですか」「自分へのプレゼントは」といった質問をされると、あぁ、この人にとってはまだ誕生日は特別な存在であるのだなと微笑ましく思う。気をつけないと、自分の年齢ですら少し考え…

  • 保育の終わり

    「私、実はもう一人で寝れるんだ」昨日、6歳になる次女がこんなことを言い始めた。今日も、私がトイレに行っている間に、勝手に風呂に入り始めていた。「保育園」とはよく言ったもので、3月に保育園を卒園する次女は、徐々に「保育」の必要性がなくなりつつある。うんちを拭くのも髪を洗うのも、ほんの1年ちょっと前には一人でできなかった。どうやって自分でさせるようにしたかはよく思い出せないのだが、どうにかこうにか自力でやらせて、やっと安定したクオリティで身の回りのことを自分でこなせるようになった。そうしたらあっさりと、親はお役御免となったわけだ。特に感傷は無い。長女から数えてまるまる10年、子ども中心の生活を続け…

  • FIREなんて嘘

    12月はあっという間に過ぎると言うが、中年になってからは、11月から2ヶ月連続で師走なんじゃないかってくらい、時の過ぎるのが早い。おそらく、やることがいっぱいで慌ただしいのではなく、日々を漫然と過ごしていて印象の薄い時間経過を辿っているからだと思う。11月は業務時間のほとんどをスマホゲームに当てていた。プレイヤーの上位0.5%しか持っていないような難易度の実績解除に成功した。「一度もダメージを喰らわないでステージをクリアする」というミッションを140面分クリアした。高い操作技術と、それを安定して繰り出せるための持続的な感情コントロールが求められるため、重課金勢でも容易に手を出さない称号だ。札束…

  • 室内でキャンプ気分

    下記キャンペーンでカタログギフトをもらったので、早速交換してきた。blog.hatenablog.com選んだのはキャプテンスタッグのチェア。 (function(b,c,f,g,a,d,e){b.MoshimoAffiliateObject=a;b[a]=b[a] function(){arguments.currentScript=c.currentScript c.scripts[c.scripts.length-2];(b[a].q=b[a].q []).push(arguments)};c.getElementById(a) (d=c.createElement(f),d.s…

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