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  • 美人であることの損

    今週は仕事が忙しくてブログを書く気力が残らず、しばらく放置していた。わざわざブログを介さなくてもアウトプットの機会がわんさかあり、吐き出したいものが枯れていたからかもしれない。東京に出張へ行って新規顧客獲得の営業を重ね、本社の人間と交流を図り、来期の上司と喧嘩をし、後輩に飯を奢って話を聞き、提案書を書き、サービス拡張の企画を進め、部署のメンバー間の口論を仲裁した。頭も使ったし心も砕いた。興奮と緊張と怒りと憤りで眠りの浅い週だった。断片的な記憶の中で最も印象に残っていることだけ、以下に記す。東京出張の際にある後輩女性の営業に同行した。年齢は7つほど下だが、業界の知識に精通し、頭脳明晰、細部によく…

  • 目論見通りの解任

    勤め先で来期の体制が発表されて、私は顧客向け会報の編集長の座から退くことになった。後任は社長らしい。平社員の後任が社長ってどんな会社やねんとは思うが、そもそも、自分たちが携わる業界に対して「社の代表として発するメッセージが平社員によって紡がれていた」事自体が歪であったので、ようやくあるべき姿に戻ったというところか。降板の表向きの理由は、私が本業で手がけている新規事業の運営に専念してほしい、ということだったが、本当のところは記事の中身が気に食わなかっただけだ。業界の問題に深く切り込み、批判的な問題提起を多分に含んでいた。顧客にお追従するしか能のない経営陣からはすこぶる不評だった。私の主張する内容…

  • 才能無いなりに頑張る

    今月は出張月間。自分が開発した新しい商材を自分で売りさばくために営業のアポに同行させてもらっている。かつてはエリアを持って、そのお客さんのニーズに合ったものならなんでも売りさばいていたが、今では自分が売りたいものを求めるお客さんを探して、エリアを持たずに売りさばいている。顧客固定の商材無限から商材固定の顧客無限へ。自分は自分の気に入ったものしか売れない。それが三流の営業マンだということは重々承知している。しかし、そんなバカ正直者の私にとって、自分のお気に入りの極致ともいえる「自分が作った商材」だけを営業する、というのはとても幸せな仕事だ。自分もまさかここまで、情熱を迸らせて営業トークを繰り広げ…

  • 会社が私のことを嫌いだから私も嫌い

    先日、仕事は楽しいと書いたが、会社がどうにも好きになれない。十年以上勤めていて今さら好きも嫌いもないだろうという感じだが、とにかく経営陣やその取り巻きの幹部が嫌いだ。特に実力があるわけでもないのに入社したタイミングが早かったというだけでのさばる寄生虫たち。寄生しているだけならいいのだが、従業員を支配、統治、監視することに嗜癖していて、幾多の精神的肉体的拘束に従順な人間が重用され、反発するものが冷遇される。そしてその重用された解放奴隷が、経営陣の好む締め付け行為を代行して嫌われ役を買ってでて、閉塞感を拡大再生産させている。業績向上に資するから統制を図っていたはずなのに、いつしか統制そのものが目的…

  • 真面目と不真面目の行ったり来たり

    今日は大学の研究室に提出する共同研究の企画書作成と、自分が手がけておる事業の提案書バージョンアップ作業を行った。どうやったら他人の関心を引けるか、どの部分で理解につまずき、どんな情報を欲するか、頭から煙を出しながら綿密に作り込んだ。資料作成をする際は、それだけをウンウン唸りながら作り込むことが私はできない。頻繁に脱線してスマホゲームに手を出したりする。知的作業と非知的作業をちゃんぽんしながら、なんとかのらりくらり生産する。本来は就業時間中にゲームなどご法度なのだが、そうやって真正面からサボる時間を頻繁に設けないと、納得のいく仕上がりの成果物を生成できない。サボりながらやったほうがいいものができ…

  • 「作業者」という逃れられない宿命

    私は作業者の立場から解き放たれたかった。ついこの前までは、誰かが作ったサービスや商品を提案し契約し納品するという流通作業をひたすらやっていた。サービスや商品を紹介する資料を作り、問い合わせの電話を取り、テンプレの営業トークを再生し、見積書類を作り、金額や仕様の交渉をし、発注書、納品書、請求書の作成と続いていく。紙を生成して会話して紙を生成するの繰り返し。それをいかに効率良く捌くかのゲームになっていって私は急に虚しくなった。それか嫌で、自分で事業を立案し、それを世に放つという企画の仕事に手を出したのだった。自分なりには上流工程をやってるぜといい気になっていた。しかし、上流工程を気取っていられたの…

  • 働くのが楽しい

    待ちに待った仕事始め。やらなきゃならないこと、やりたいことが山積で、どれから手を付けようか目移りしてしまうくらい。経営陣の年初挨拶はどれも総じてくだらなかったけれど、自分がやっていて張り合いのある仕事に没頭できる地位を得ているので特に文句はない。仕事自体が好きなのか、単に家庭から離れることができるからなのかは、考えないようにしている。これが正しいエンゲージメントなのか、それともワーカホリックや現実逃避に過ぎないことなのかは死ぬときにわかる。少なくとも、日本中で「仕事いきたくねー」という怨嗟の声が連鎖しているなかで、仕事がやりたくて仕方ないと思えていることは幸せなんだと思う。

  • 今日は妻との口論で5時間を費やしたので、特に書くことがない。子どもとの冬休みの最終日が何もしてあげられなかったのが少し寂しい。

  • 人生初のアイススケート

    妻がどうしても行きたいというので家族連れで博多区千代のアイススケート場に行ってきた。正月も休まず営業しているのが不思議だなと思ったが、どうせ凍らせたままにしておくのに維持費がかかるのだから、年中無休で営業していたほうが商売としては理に適っているのだろう。 私は北海道出身とはいえスケートの経験はない。雑に言って北海道を縦に半分に割ったら、スケートをやるのは東側の地域だけだ。西側はスキー。西側が山が多く、東は平野だとか、雪雲が大雪山脈と日高山脈を超えられないせいで東側は雪があまり降らずスケートリンクの除雪が楽なのだとか、いろんな理由を聞いてきたが本当のところはよくわからない。西側も平野は普通にある…

  • 駆け引き上手

    三が日が何をするでもなく終わってしまった。初売りに行くでもなく、初詣に行くでもなく、ひたすら家の中でカードゲームをするかディズニーの映画を見返していた。箱根駅伝を1秒も見ずに終えた正月というのはいつぶりだろうか。子どもを中心とした生活を続けていくうちに、かつて関心を寄せていたものがどんどんと零れ落ちてゆく。この調子だと来年は高校野球を見ずに終わり、お笑い番組も観なくなるかもしれない。そうなったらただの抜け殻だ。てか、後自分に残ってる自我がその2つくらいしか無いのがもうかなり詰んでる気がする。今年の正月から新しく長女とプレイし始めたのは「あやつり人形」。コインを集めて建物を建てて行き、建築コスト…

  • 推し活と思えば妥当か

    スマホゲームの課金額が20万を超えた。そんなくだらないことにお金をつぎ込める程度、懐に余裕があることへのありがたみと、自分がそれくらいにしか消費したいと思えるものがないことへの虚しさを一緒くたに味わっている。服や所持品はすべて妻の検閲をクリアしたものしか購入できない。支出を管理したいということではなく、妻のセンスを満たしたものでないと許されない。そういう介入が続くようになって物欲は一気に失せた。自分が買いたい物を買えないならもはやなんだっていい。そんなわけで私のクローゼットはユニクロの白Tシャツが永久にローテされている。本や漫画は場所を取るので処分されたし、据え置き機のゲームは教育上良い顔をさ…

  • 人生をこれ以下にしないために生きてゆく

    B'zのultra soulに熱狂した大晦日。いまこの曲が2001年リリースであることを確認して、自分が高校生の時に親がチェッカーズにキャーキャーしてるようなものかと冷静に捉えて隔世の感を味わっている。自分が高校生の時に、2025年のことなんて想像もしていなかった。ろくに計算もせず、もうその頃には自分は5,60代になってるんじゃないか、ぐらいには思っていたが、意外とすぐにやってきた。思ったよりも社会も自分も大して変わっていない。B'zがまだ歌っている2025年を2001年の時点で想像することは難しい。それでも2050年になっても紅白はあるし、NHKもなんだかんだ存続してるんだろうとは思った。ま…

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