自然観察・生き物採集の活動や、自然に関する知識やコラムを紹介しています。 昆虫、爬虫類、両生類、哺乳類、鳥などいろいろな生き物について書いていく予定です。 自然が好きな方や興味がある方、ぜひ一度お越しください!
たくさんの場所でみかけ、人の生活圏にも生息しているハチ。 ハチと言っても全ての種類が刺すわけではありません。 また、ハチの針は産卵管が発達したものなのでオスは刺しません。 それでは今回はハチをご紹介します。 ●ハチの分類 ハチは特徴により大まかにいくつかに分類されます。 一つ目は腰のくびれです。 ・広腰亜目 腰にくびれがなく寸胴型の形態 ・細腰亜目 腰がくびれている形態と腰のくびれから2つに分けられます。 細腰亜目はさらに2つに分けられます。 有錐類 産卵管が錐状 有剣類 産卵管が針になっている とこのように分けられます。それでは順を追ってご説明していきます。 ●広腰亜目 広腰亜目の特徴はくび…
家の壁や公園などでよく見かけるニホンヤモリ。 今回はニホンヤモリについてご紹介していきます。 ニホンヤモリの生態 ニホンヤモリは爬虫類に分類されます。 10-15センチほどの体長で平べったいトカゲです。 この平べったさから様々な隙間に潜り込むことが出来ます。 体色は主に灰色ですが、環境により変化することが出来るので褐色や斑紋が入っている 個体も見つけられます。 これにより周りの環境と同化しているのです。 尻尾は外敵に襲われたときなどに自切することが出来ます。 尻尾は再生しますが元通りにはあまり再生しません。 自切した尻尾は外敵の注意を逸らすためにしばらく動いています。 その間にヤモリは逃げて身…
前回はトンボの生態をご紹介させていただきました。 今回は見かけるトンボたちをいくつかご紹介していきます。 ・オニヤンマ 言わずと知れた代表種です。 日本最大のトンボで、緑色の目と黒の体色に黄色のシマ模様が特徴です。 両眼が中央付近で繋がっていることも判別する時に見るポイントです。 自然豊かな小川周辺で見かけます。 平地から山間部まで生息することができれば見かけることができます。 大きい池や湖ではあまり見かけることはありません。 産卵は水中の泥に行います。 ヤゴは大型です。 ・ウチワヤンマ 大型のトンボで黄緑っぽい目、黒の体色に黄色のシマ模様、おしりにうちわのような突起が特徴です。 オニヤンマと…
小さい頃にトンボを追いかけて網を振った経験がある方も多いと思います。 今回はそんなトンボをご紹介します。 トンボの生態 トンボは細長い体に大きな目、4枚の羽が特徴の昆虫です。 この大きな目は270°の視野があると言われています。 羽も1枚かけてしまって3枚になっても飛べ、飛行能力がとても高いです。 羽の表面にはよく見ると凸凹があるため、これによりよく飛ぶことができます。 また、飛行速度も速く、時にはその場に停滞した飛行ホバリングも行います。 ほとんどの種類のオスが縄張りを持っていて他のオスが入ってくると攻撃をします。 足は獲物を捕らえたり、何かに捕まったりする時に使用します。 止まるときは、羽…
ザリガニ釣りなどで身近な生き物ザリガニ。 今回は別名マッカチンとも呼ばれているアメリカザリガニをご紹介します。 アメリカザリガニの生態 成虫の体長は10-15センチ前後で、赤や褐色の体色をしています。 色素変異で青いものや白い個体が発見されることがあります。 このような色素変異はとても人気があります。 脚は5対あります。 第一脚は大きなハサミになっています。 また第二脚、第三脚にもよく見ると小さなハサミがあります。 平野部で流れの緩やかな川や水路、止水の池などに生息しています。 泥底や隠れる場所の多い場所をよく好み、日中は隠れ家に隠れたり、穴を掘って穴の中にいることが多いです。 夜行性のため夜…
カブトムシやクワガタと一緒に樹液を吸っているカナブン。 今回はカナブンをご紹介します。 ●カナブンの生態 カナブンは甲虫でハナムグリの仲間に分類されます。 ハナムグリの仲間はこちらからどうぞ akatsuka117.hatenablog.com 中型から大型のハナムグリで、四角い頭部に光沢のある五角形のような胴体をしています。 平野部から山間部まで幅広く生息していて、里山や河原、雑木林などで見ることがあります。 飛翔能力が高いため飛んでいくとすぐに見失ってしまいます。 また頻繁に飛ぶため、捕まえたりしてもすぐに飛んで逃げていこうとします。 カナブンは刺激を感じるとおしっこをすることがあります。…
虹色のように輝く羽を持つタマムシ。 今回はそんなヤマトタマムシをご紹介していきます。 ヤマトタマムシの生態 ヤマトタマムシは甲虫に分類されます。 細長く、丸っこい形態をしています。緑を基調とした羽に赤や黒、オレンジっぽい縦じま模様のある綺麗で有名な昆虫です。 雑木林や里山など自然が多い場所に生息しています。 中でもケヤキやエノキなどが生えた場所に生息しています。 時には材木置き場のような場所で産卵に来た個体も見つけることができます。 成虫はケヤキやエノキの葉を食べます。 幼虫は朽木を食します。 昼行性で飛翔活動を頻繁に行うため、捕まえようとしたりするとすぐに飛び立っていってしまったりします。 …
①、②はこちらからどうぞ akatsuka117.hatenablog.com akatsuka117.hatenablog.com 今回はアカガエルの仲間をご紹介します。 ●アカガエルの仲間 ・ニホンアカガエル 小型から中型で、赤褐色をしたカエルです。 鼻先から背中までの筋が真っ直ぐ伸びていることが特徴です。 ここで他の種と判別出来ます。 自然の多い平地に多く、草むらや森林、田んぼなどに生息しています。 1月あたりにも産卵を行う種類です。 産卵は田んぼや山地の水たまりなどで行います。 近年開発や生息地減少により数を減らしているカエルの一種です。 ・ヤマアカガエル 小型から中型で赤っぽいものや…
①はこちらからどうぞ akatsuka117.hatenablog.com 前回に引き続きカエルをご紹介します。 ●アマガエルの仲間たち ・アマガエル よく知られるカエルの一種ではないでしょうか。 小型のカエルで鼻筋から目、鼓膜ににかけて黒っぽい筋と丸い口先が特徴です。 指先には吸盤があるのでガラス面や壁などに張り付くことが出来ます。 体色は保護色をしているので緑やマダラ模様、褐色など温度や環境によりそれぞれです。 稀に色素変異個体がいることでも知られています。 色素変異の個体は青や黒、黄色などがいます。 ポケモンで言う色違いくらいなかなか目にしません。 注意点として体の表面に毒があります。 …
キャラクターになっていたり、マスコットになっていたりとなにかと人気のカエル。 今回はそんなカエルについてと、見かける機会がある種類をご紹介します。 ●カエルの生態 三角の頭、飛び出た目、大きな口、発達した後ろ足が特徴です。 この発達した後ろ足で大きくジャンプを行い敵から逃げたり、餌を捕まえるだけでなく、泳ぐこともできます。 前足はジャンプの衝撃を和らげたり、餌を押さえたり、土を掘るなどと用途は多様です。 アマガエルの仲間などは吸盤もあるので壁などに張り付くことも出来ます。 カエルはカエルの形になる前にオタマジャクシと呼ばれる状態になります。 オタマジャクシは足がありませんが尻尾があります。 オ…
思わず木の枝や葉の茎だと思ってしまうナナフシ。 擬態を行うことで有名です。 今回はナナフシをご紹介します。 ●ナナフシの生態 よくナナフシと呼ばれているのはナナフシモドキとエダナナフシという種類です。 基本的にはナナフシモドキの方をナナフシと呼びます。 漢字で七節と書きます。 細長い体に長い足が特徴です。 木の枝や葉の茎に擬態することでも有名な昆虫なので体色は緑や茶色などといった植物に似たような色をしています。 ナナフシモドキは触覚が短く、エダナナフシは長い触覚を持っていることで判別することができます。 エダナナフシ ナナフシ(ナナフシモドキ) 食性は草食でコナラやクヌギ、サクラなどの葉を食べ…
言わずと知れた夏の虫セミ。 いろいろな鳴き声や見た目をしています。 今回は身近で見られるセミたちをご紹介します。 ●セミの生態 セミはカメムシの仲間に分類されます。 細長い体に長い口器、短い触覚が特徴です。 体長、体色は種類により様々です。 飛翔能力が高くよく飛び、速度もまぁまぁ早いです。 セミはよく鳴くことで有名です。 鳴き声や鳴き方は種を判別するのに良い手がかりとなります。 自然の多い場所から都心の公園などまで幅広く生息しています。 基本的には昼行性ですが、走光性もあるため夜、街頭に飛んでいる場面もよく見かけます。 セミは卵→幼虫→成虫と変化していきます。 卵は枯れ木や樹皮の裏や隙間に産み…
水生カメムシ1-4はこちらからどうぞ akatsuka117.hatenablog.com akatsuka117.hatenablog.com akatsuka117.hatenablog.com akatsuka117.hatenablog.com カマキリと名前もつくミズカマキリ。 実はカメムシの仲間なのです。 今回はミズカマキリをご紹介します。 ミズカマキリの生態 ミズカマキリはカメムシの仲間に分類されます。 近い仲間というとタイコウチが挙げられます。 体色は褐色で細長い体をしています。 前足は名前の通りカマのようになっていて獲物を捕らえるのに活用します。 ミズカマキリはとても長い呼吸…
今回は前回に引き続き、蝶たちをご紹介します。 続きからとなりますので①はこちらからどうぞ akatsuka117.hatenablog.com 2シジミチョウの仲間 シジミチョウは蝶の仲間でも種類が多い部類に位置します。 小型の蝶の仲間で羽の裏と表で模様が違うこともシジミチョウの特徴です。 とまる時は羽を閉じて止まります。 ・ヤマトシジミ 灰色っぽい色に黒い斑紋がある羽を持ちます。 非常に頻繁に見かけ、都心の路上や公園でもみることができます。 カタバミがある程度あれば見られる種類です。 花の蜜を主に吸います。 幼虫の食草はカタバミです。 ・ベニシジミ 灰色に黒い斑紋の羽とオレンジ色に黒い斑紋の…
公園や街中、山などたくさん見かけることのある蝶。 今回は蝶たちをご紹介します。 ●蝶の生態 蝶は幼虫、蛹、成虫と段階をおって成長していきます。 幼虫は多くは葉を食べます。 成虫は花の蜜や樹液など種類により違ったものを摂取します。 蝶たちの口はストローのようになっていて普段はぐるぐると巻いていますが、使う時になるとそれを伸ばして蜜などを摂取します。 蝶たちの羽には粉のようなものがついていますよね。 これは鱗粉と言います。 この粉は雨などの水分を弾いて、羽を守ってくれる役割をしています。 鱗粉は再生したりしないため、捕まえる時に多くとってしまうと雨などを弾けなくなってしまうので注意が必要ですね。 …
昔から水生昆虫の代表種であったゲンゴロウ。 近年は見られる機会も減ってきてしまっています。 今回はそんなゲンゴロウについてご紹介します。 ●ゲンゴロウの形態 ゲンゴロウは甲虫の仲間に分類されます。 他の水生昆虫代表のタガメなどはカメムシの仲間に分類されるので別の仲間になりますね。 ゲンゴロウは漢字で源五郎と書きます。ナミゲンゴロウとも呼ばれ、知られています。 5センチ前後でつるつるの平べったい楕円形をしています。 緑っぽい体に、黄色い縁が特徴的です。 黄色い縁はお尻の方に向かうにつれ細くなっていき、お腹は黄色くなっています。 他の似ている種類と見分ける時はこの縁とお腹の色を目安にすると見分けや…
マンションの廊下や街頭の下でよく落ちているのを見かけるコガネムシ達。 今回はよく見かけるコガネムシをご紹介します。 ●アオドウガネ 自然が多い場所だけでなく、都心の公園や街中でも見かけることがあります。 わりと大型のコガネムシで鈍くひかる緑の胴体、腹部の細かい毛が特徴です。 夜行性で灯火に飛来する個体をよく見かけます。 昼は葉や枝で見つけることが多いです。 食性は幼虫が植物の根などを食べ、成虫は葉を食べています。 ●マメコガネ 体長1センチ前後の小型のコガネムシです。 緑の頭部に褐色の体でピカピカと光っているのが特徴です。 比較的どこでも生息しているので見かける機会は多いのではないでしょうか。…
公園や街中などどこでも見かけることのできるスズメ。 今回はスズメをご紹介します。 スズメの生態 スズメは手のひらに乗るくらいの小さな鳥で茶色い体色に喉と頬に黒い模様が特徴的なよく知られた鳥です。 その大きさが他の鳥と比較するときの基準となっているものさし鳥としても知られています。 チュンチュンとかわいく鳴き、ポッピングといった飛び跳ねて移動している姿も可愛いですよね。 食性は雑食で種子や木の実、昆虫など幅広く食します。 スズメは全国的に広く見かけます。 都市部から山地まで幅広く生息しています。 春から夏にかけて繁殖を行い、少し高めな藪や木、木のうろに営巣を行います。 都市部では雨樋や屋根付近の…
水生カメムシ1-3はこちらからどうぞ akatsuka117.hatenablog.com akatsuka117.hatenablog.com akatsuka117.hatenablog.com タガメと間違えられることも多いタイコウチ。 今回はタイコウチをご紹介します。 タイコウチの生態 タイコウチはカメムシの仲間に分類されます。 体長は3センチ前後で、茶色や黒っぽい体色をしています。 前足はカマのようになっていて、お尻にはとても長い呼吸官を持っています。 名前もこのカマを広げたり折ったりする仕草が太鼓を叩いているように見えたことからタイコウチと名づけられました。 普段は長い呼吸官の先端…
今回はよく見かけるハナムグリの仲間たちをご紹介していきます。 ちなみにハナムグリはコガネムシの仲間に分類されます。 ●アオハナムグリ まぁまぁ大きいサイズのハナムグリです。 緑色の体に白い斑点があります。 河原や公園、森林などでよく見かけ、花粉を食べています。 ●コアオハナムグリ 小さめのハナムグリです。 濁った緑の体に白い斑点が特徴です。 細かい毛がたくさん生えているのも特徴です。 アオハナムグリと似ているのですが大きさと毛をみると判別しやすいですよ! 公園や河原など比較的どこでもみることができます。 花粉を食べて生きています。 小型版アオハナムグリって感じです。 ●シロテンハナムグリ 暗い…
川や池などよく見かけるカルガモ。 今回はカルガモをご紹介します。 カルガモの生態 カルガモは茶色っぽい体色に白い模様をしています。 クチバシの先が黄色い、足がオレンジ色なのも特徴です。 水辺ではとてもよく見かけ、陸上を歩いて餌を探す姿もよく見かけます。 そのため、川や田んぼ、公園などたくさんの場所で見かけます。 食性は雑食で昆虫や水草、きのみなどを食べています。 基本的に夜に採食活動を行います。 カルガモは親子で歩いている姿も人気の鳥です。 採食活動などを親がヒナを連れて教えています。 あの姿はかわいいですよね。 ひなはぴよぴよと言ったように鳴きますが、成鳥になるとグアっやグエっと鳴きます。 …
テントウムシは比較的みる機会も多く身近な昆虫と言えます。 今回はテントウムシをご紹介します。 テントウムシの生態 テントウムシは昆虫に分類されます。 小型の昆虫で、体色が種類によって赤や黄色などカラフルかつ多様な模様を持っています。 河原や公園など人が活動する場所でもよく見かけます。 幼虫、成長ともに死んだフリを行うので突いたりすると動かなくなったりします。 それに加えて臭く苦味を持った黄色い体液も分泌します。 そのためテントウムシは外敵が比較的少ない昆虫として知られています。 体色も警戒色として食べても美味しくないと伝えていますね。 食性は種類により様々で肉食、草食、菌食と3つに分けられます…
色鮮やかな色をしたハンミョウ。 よく追っかけたものです。 今回はハンミョウについてご紹介します。 ハンミョウの生態 ハンミョウはオサムシの仲間に分類されます。 オサムシはこちらから akatsuka117.hatenablog.com 体長はあまり大きくなく、とても綺麗な体色が特徴的です。 体からは少し甘い匂いがします。 感じない時も多々あります。 河原や林道、公園などの地面が開けた場所で見かけることが多い昆虫です。 近年はあまり頻繁に見かけることが減ってしまいましたが、自然が多い場所では見かけます。 比較的水辺の近くや湿った場所で見られることが多いです。 食性は幼虫、成虫共に肉食です。 幼虫…
オオクチバスは別名ブラックバスとも呼ばれて釣り人などからも親しまれています。 今回はオオクチバスについてご紹介します。 オオクチバスの生態 緑っぽいイメージで、下顎がしゃくれてるような顔をしています。 大型にもなる魚の一種です。 池や川、湖など日本では幅広く分布が見られます。 流れの緩やかなところや止水域、隠れる場所が多い場所を好みます。 冬になると物陰で越冬を行います。 食性は肉食で、甲殻類、貝、魚、昆虫、カエルなど幅広く食します。 オスは繁殖の際に営巣をし、メスを呼び込みます。 そのまま卵の世話もオスが行い、外敵から守ります。 オオクチバスの外来種問題 オオクチバスは外来種です。 アメリカ…
背中に卵をのっけてるあの水生昆虫です。 今回はコオイムシについてご紹介していきます。 水生カメムシ1.2はこちらからどうぞ akatsuka117.hatenablog.com akatsuka117.hatenablog.com コオイムシの生態 コオイムシはカメムシの仲間に分類されます。 体長はあまり大きくなく平べったいイメージです。 卵を乗っけてる個体はよく知られていますが乗っけていない個体の方が個人的にはよく見かけます。 お尻には細長い呼吸管があり、それで呼吸を行います。 前脚はカマのようになっていてこれを使って獲物を捕まえることができます。 比較的浅い水域を好み、流れの緩やかな水路や…
オケラとも呼ばれるケラ。 今回はケラをご紹介します。 ケラの生態 ケラはバッタ目に分類されます。 コオロギがその中では近縁となります。 体長はあまり大きくなく、全体的に茶色っぽく細長いイメージがあります。 お尻に触覚のような細い尾毛が2本あります。 食性は雑食で植物の根や小さな昆虫、ミミズなどを食します。 飢餓に弱いため、餌を食べないと1日ほどで死んでしまったりもします。 おもに草原や田んぼ、畑などの土中に巣穴を掘って生活を行います。 そのため、硬い土よりは柔らかい土を好みます。 巣穴の奥で産卵を行い、親が近くで孵化するまで守ります。 近年では農薬の使用や、開発などにより数が減少している昆虫の…
海で人気のカニたち。 実は淡水の川で見ることも出来ます。 今回はそんなカニたちをご紹介します。 1河口や汽水域で見られるカニたち ・アカテガニ 名前の通りハサミが赤いことが特徴です。 また背中に笑っているような赤いラインがあります。 海岸や海が近い川の付近で見ることが出来ます。 時には海付近の森林などの高いところで見られることもあり、比較的乾燥に強い種類です。 水があまりなくてもわずかな水を循環させ生きていけますがこれを繰り返してしまうと 泡をふいてしまいます。 カニではありますが水に長時間浸かっていると溺れ死んでしまうこともあります。 食性は雑食で生き物の死骸や植物、生ゴミ、昆虫や小魚まで食…
①はこちらからどうぞ akatsuka117.hatenablog.com 2 背泳ぎが得意なマツモムシ 池や、水路などで見かけるマツモムシ。この昆虫もカメムシに分類される一種です。 マツモムシの生態 マツモムシは止水や流れの緩やかな場所を好みます。 そのため池や田んぼ脇の水路や沼に生息しています。 楕円形の体に大きな目が特徴です。 長い後ろ足も特徴でこれをオールのように使って泳ぎます。 泳ぐ際は背中を下にして背泳ぎのように泳ぐことがよく知られています。 マツモムシは飛ぶことも出来ます。 飛ぶ際は背中をくるっと上に向けて少し羽を乾かしてから飛び立ちます。 食性は肉食で、水面に落ちてきた昆虫や小…
今回はカメムシの中でも水生のものたちをご紹介します 1 水上スケーター アメンボ みなさんアメンボは水辺のある場所で頻繁に見かけることもあると思います。まずはアメンボをご紹介します。 アメンボの生態 アメンボはもともと飴棒という言葉が由来となっています。 アメンボは他のカメムシたちのように臭腺という匂いを発するものをもっています。 この臭腺からくる匂いが飴のように甘いこと、体が棒のように細長いことからこう呼ばれています。 なので捕まえたりするとほんのりとですが甘い匂いを感じますよ! 湖、池、川などはもちろん水たまりで見かけることもあります。 形態としては細長い胴体に短い前足、長い中脚、後ろ足が…
臭いことで有名なカメムシ。 どんな生活を送っているのでしょうか? カメムシの仲間にはとても多くの種類がいます。 また水生のカメムシと陸生のカメムシが存在します。 今回は陸生のカメムシをご紹介します。 加えてカメムシの仲間のサシガメもご紹介します。 カメムシの生態 別名クサムシとも呼ばれています。 頭が尖っていて角ばったイメージの昆虫です。 種類により形が違い、五角形のようなものや細長いものなど幅広くいます。 食性は基本的に植物性です。 口がストローのようになっていて果実や茎、根っこなどに突き刺して養分を摂取します。中には肉食のものもいます。 基本的に単独で生活して卵を産んでも放置しますが、 中…
①の記事はこちらからどうぞ akatsuka117.hatenablog.com 今回は日本で身近に見られるカメたちについてご紹介していきます。 ●日本で見かけることのある種 生態は似ていたりもする為、簡単に共通した生態を先にご説明します。 川や湖、池など水辺に生息しています。 冬は落ち葉や石の下などで冬眠も行います。個体や気温によっては冬眠を行わないこともあります。 食性は雑食で昆虫や小魚、甲殻類、貝、藻、水草など幅広く食します。 年に1ー3回地面に穴を掘り産卵します。 ・ニホンイシガメ 在来種です。 甲羅に一本のキールという突起があることが特徴です。 生息地の減少や乱獲、外来種との交雑、競…
公園や庭園、図書館の池などわりと普通に見られるカメ。 今回は2部に分けてカメについてご紹介します。 1部はカメの生態についてご紹介します。 カメの生態 カメは爬虫類に分類されます。 甲羅を持つことでもよく知られています。 甲羅の前の穴から顔と前足、後ろの穴から尻尾と後ろ足が出ます。 大きさは種類によって違い、10センチ前後の小さいものから、180センチ前後の大きいものまでいます。 カメは甲羅に頭などをしまう場面がよく見られます。 実はこれもできる種類と出来ない種類が存在しています。 生息域は陸生のものもいれば、水陸両性のもの、海水で暮らすものなどと幅広くいます。 そのため、草原や海、川、池、湖…
道を歩く時や家の付近、誰もがアリを見たことがあるのではないでしょうか? 今回はそんな身近なアリについてご紹介します。 アリの生態 アリはハチの仲間に分類されます。 そのため世界には刺すアリや毒液を飛ばすアリまでいます。 アリは比較的そこら中で見られます。 生垣や花壇、公園から森林まで幅広く生息しています。 食性はほとんどが雑食です。 種類によっては草食や菌を食べる種もいます。 死んだ生き物や生きている昆虫を襲って食べたりもします。 アリは足跡のように機能するフェロモンを持ちます。 そのためそれを辿って巣に戻ったりすることが出来るのです。 アリは社会性昆虫としても知られています。 女王アリを中心…
哺乳類と言えば地上生活のイメージですが地中で暮らすことができる哺乳類がいます。 今回はそんな哺乳類を紹介していきます。 モグラの生態 モグラは有名ではないでしょうか? 森林や草原の地中に生息していて、都市部でなければ公園などにも生息していたりします。 地中にトンネルを掘って生活していて、モグラが地表あたりを掘った時に土が盛り上がったところをモグラ塚と言います。 よくゴルフ場や公園などで所々土が大きく盛り上がってるところを見かけますよね。 あれがモグラ塚です。 個体毎にある程度縄張りも持っています。 食性は主に肉食で昆虫やミミズなどの土壌生物を食べます。 トンネル内に落ちてきたりするものをとらえ…
夕方に飛んでいるコウモリはみたことがあるのではないでしょうか? バッドマンのモチーフでも有名ですよね。今回はコウモリについてご紹介します。 コウモリの生態 コウモリはコウモリ目もしくは翼手目に分類されます。 哺乳類の中でも大きなグループになります。 夜行性で夕方などに飛び回る姿を畑や森林、公園などで見かけることができます。 コウモリは飛行をすることが出来ます。 鳥と違うところは鳥は羽毛が生えた翼で飛びますが、コウモリは飛膜と呼ばれる膜を使い飛ぶことです。 この膜は折りたたむことが可能で洞窟などで止まるときには後ろ足でぶら下がりながら飛膜はたたみます。 また、コウモリは時には這い回ることも出来ま…
光って綺麗で有名なホタル。 今回はそんなホタルを簡単にご紹介します。 ホタルの生態 ホタルは甲虫に分類されます。 わりと小さな昆虫で細長く平たいイメージです。 甲虫にしては柔らかめです。 成虫でいる期間は2週間ほどと短い昆虫です。 幼虫時代は種類により過ごす場所が違い、陸生や水性がいます。 幼虫の食性は肉食で、陸生の幼虫はカタツムリやミミズなどを食べ、水性の幼虫はカワニナやタニシを食べます。 成虫は食事をすることがなく、水分と幼虫時代の栄養で生きています。 ホタルの光 ホタルにはお尻が光る種と光らない種がいます。 光るホタルは大体が夜行性です。 また卵や幼虫が光ることでも知られています。 成虫…
オサムシをご存知でしょうか? 今回はオサムシの生態と代表的な2種をご紹介します。 オサムシの生態 オサムシは甲虫に分類されます。 森林や、草原、都市公園などで地面を徘徊している姿をよく見かけます。 湿った場所で多く見られ落ち葉の下や倒木の下などで見かけます。 基本的に夜行性ですが、昼に見かけることもあります。 食性は肉食でミミズやイモムシなどを好んでよく食べますが死骸や果実などを食べることもあり多々雑食性も見られます。 また多くのオサムシの仲間は飛べません。 皮膚から臭い液をだし、これでかぶれてしまうこともあるので注意が必要です。 天然ゴム背抜き手袋 Mサイズ 10双入り COVERWORK …
日々世界中で絶滅している生き物や、 絶滅しかけてしまっている生き物たちをテレビなどでも見かけます。 今回は絶滅について少し紹介していきます。 ●レッドデータブック レッドデータブックとは絶滅のおそれのある生き物をまとめたものです。 現状を段階ごとにわけられており、 絶滅、野生絶滅、絶滅危惧、準絶滅危惧などそれぞれの絶滅の危険性毎に分けられています。 ●絶滅の原因 かつて恐竜が絶滅したように、生き物の絶滅が起こることは自然現象です。 しかし今絶滅が問題視されています。 理由としてはその絶滅速度が以前よりも急速かつ、大規模に進んでいるからです。 おもな原因は人間活動によるものです。その中でも4つ紹…
周知度も高いコオロギ。 今回はそんなコオロギと仲間たちをご紹介します。 コオロギの生態 コオロギはバッタの仲間のバッタ目に分類されます。 体長は種類によって異なり1センチほどから5センチほどのものまでいます。 田んぼや畑、植え込み、河原と身近にも生息しています。 基本的に夜行性で昼は石の下や草の下に隠れています。 食性はほとんどが雑食で、植物から死骸、小さな昆虫まで食べます。 飼育する時はきゅうりなども食べます。 しかし、植物性のものばかり食べていると共食いをしてしまいます。 そのため飼育下では、煮干しや魚肉ソーセージなどの動物性のものも与えてあげましょう。 コオロギは脱皮を行います。 脱皮後…
どこでもよく見かけるクモ。 実は昆虫ではありません。 今回はクモをご紹介します。 クモの生態 クモは節足動物に分類されます。 クモには鋏角という昆虫でいう大顎のような餌を掴む部分があります。 それに加えて足が4本ずつ計8本あります。 雌雄が模様や大きさで分かりやすい種が多いです。 森林や草原、河原、住宅地など幅広く生息しています。 食性はほとんどが肉食で網を張り獲物を捕らえるものを造網性、徘徊して直接捕らえるものを徘徊性と言います。 例として造網性はジョロウグモ、徘徊性はアシダカグモなどが挙げられます。 食べる時は消化液を注入し、溶かしながら食べていきます。 またクモは大半がジェネラリストです…
自然守る上で大切な生き物たちがいます。 今回は生き物たちをメインにご紹介します。 ●キーストーン種 その生物が絶滅してしまうと生態系のバランスが壊れてしまう種。 日本ではオオカミがそうでした。 オオカミが絶滅したことにより、シカが増えました。 シカが増えたことにより植物がたくさん食べられ生態系のバランスが壊れてしまいました。 ●アンブレラ種 行動圏を広く持つ種。 日本ではオオタカがそうです。 オオタカは行動圏が広いのでオオタカが生活できる環境を守れば結果的にその行動圏の 生き物を守ることができます。 ●シンボル種 その地域の特徴を表す種。 基本的には誰もが興味をもつような、綺麗や人気の種が選ば…
植木鉢の下や庭先などでよく見かけるるワラジムシとダンゴムシ。 どこがどう違うのかご紹介していきます。 ワラジムシの生態 ワラジムシは節足動物に分類されます。 日本でも広く分布していて、昼間は落ち葉の下や倒木の下、石の下などによくいます。 基本的に夜行性で夜になると活発に活動します。 食性は落ち葉などを食べます。 いい土壌を作る役割をしていて、分解者の一種です。 ダンゴムシの生態 ダンゴムシも節足動物に分類されます。身近なところでもワラジムシ同様によく見られ、植木鉢や落ち葉の下、石の下などでよく見られます。 実は身近でよく見られるのはオカダンゴムシという外来種です。 在来種のダンゴムシは山の中や…
でんでんむし、まいまいとも呼ばれているカタツムリ。 今回はカタツムリについてご紹介します。 カタツムリの生態 カタツムリは軟体動物に分類されます。 多くが湿ったところを好みます。 雌雄同体で交尾をせずとも卵は産めますが、交尾をした方が質の良い卵を産めます。 一箇所にまとめて産むことが多いです。 食性は菌類や藻、落ち葉や植物など幅広く食べます。 飼育下では野菜などをあげると食べます。 カタツムリの殻は体の一部で、中に内臓などがあります。 そのため無理やり剥がすと死んでしまいます。 乾燥に弱いため、ぬめりがある液体で体をおおっています。 この粘液で殻に膜もはることができ、それにより乾燥から身も守れ…
今回は生物が生活していく空間において大切な5原則を紹介していきます。 ●生物の生息空間5原則 1.色々な環境がある。 生き物により好む生息環境は様々です。そのためより多くの素材、環境が必要になってきます。具体的には草むら、花、水辺、樹木、落ち葉、石、倒木などが挙げられます。 2.様々な植物が生育している。 多くの植物があることにより、多様な生き物が訪れます。 見栄えとしては同じ種がたくさんある方が綺麗だったりしますが、多様性にとっては多くの植物があることが必要なのです。 3.デコボコである。 デコボコがあることにより多くの生き物が隠れたり、生息できたりします。穴があったり、隙間があることでそこ…
わりとメジャーな虫キリギリス。 アリとキリギリスの物語でも有名ですよね。 今回はキリギリスとその仲間たちをご紹介します。 キリギリスの生態 キリギリスはバッタ目に分類されます。緑や褐色をしていて、前足にトゲがあります。 河原や草原、林縁部などに生息しています。 キリギリスは縄張りを持つため、ある程度密集しないように生息しています。 とても臆病で死んだふりをしたり、すぐに奥まで逃げてしまったりと逃げ足が速いです。また捕まえると噛みつきもします。 食性は雑食です。 小さいころは植物の種や花粉を食べますがだんだんと成長するにつれて、前足のトゲも使い、イモムシや小さい昆虫を捕食したり共食いしたりするよ…
ゲジゲジの名前でも有名なゲジ。 害虫のイメージがとても強いですが実際どうなのでしょうか。 今回はゲジについて紹介します。 ゲジの生態 ゲジゲジではなくゲジが正式名称となります。 ゲジはムカデなどの仲間に分類されます。 日本にはゲジとオオゲジの2種が生息しています。 基本的に夜行性で、夜になると木や道端などでよく見かけることがあります。 昼間は石の下や倒木の下、落ち葉の下など虫が多いところに身を潜めます。 ジメジメしたところをよく好みます。 食性としては肉食で、ハエやダンゴムシやコオロギ、ゴキブリまでもを食べます。 ゲジは足がとても多い生き物です。 そしてこの足を投げ縄のように使い獲物を捕らえま…
今回は誰もが一度は見ているであろう有名な鳥、ハトをご紹介します。 身近で見られるハトはカラス同様2種類いるので見分け方のポイントもご説明します! カラスについてはこちらからどうぞ akatsuka117.hatenablog.com カワラバトの生態 いわゆる「ドバト」と呼ばれています。 日本で広く分布していて、公園や道端などどこでもよく生息しています。 特に都心部でよく見かけます。 クックーやククッと短く鳴きます。 首に緑や紫に見える模様があるのも特徴です。 食性は草食が主な食事で、種子や穀物、果実などを食べます。 雑食な部分も持ち合わせているので小さな昆虫や人間が与えた餌も食べます。 よく…
コロギスという生き物をご存知でしょうか? キリギリスと似てるイメージがある人も多いかと思います。 今回はコロギスを紹介します。 コロギスの生態 コロギスはバッタ目に分類されます。 名前の通りコオロギとキリギリスの間のような見た目をしています。 引用:https://commons.wikimedia.org/w/index.php?curid=83910354 足にはトゲがはえていて捕食や滑り止めとして役割を果たしています。 跳躍力はあまり高くなく、その代わりに走るのが速いです。 わりと頻繁に威嚇をすることがあり、羽を開いて顔を上げて威嚇してきます。 逃げることが多いですが噛むこともあります。…
割とどこでも見かけることのできるナメクジ。今回はナメクジをご紹介します。 ナメクジの生態 ナメクジがカタツムリと似ているなと思ったことがあるかもしれません。 大体の種はカタツムリと同じ仲間に分類されています。 ナメクジは湿ったところを好みます。 落ち葉の下やぬかるみ付近、石や植木の下などです。 食性としては葉や落ち葉、腐った死骸などを食べています。 ナメクジは雌雄同体の為、交尾で精子交換を行います。 卵は石の下などに産みます。 体のほとんどが水分でできている為乾燥にはとても弱いです。 そのため塩にも弱いのです。 湿ったところは大好きなのですが肺呼吸をおこなうため水の中にいると窒息死してしまいま…
昔はよくみられたメダカ。 しかしながら最近はカダヤシの方がよく見かけます。 今回はそれぞれについてご紹介します。 ●メダカの生態 メダカは小型の淡水魚です。 田んぼや水路、流れの緩やかな小川などでよく見られます。 水中のプランクトンやボウフラなどを食べます。 引用:https://ja.m.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%82%A1%E3%82%A4%E3%83%AB:Oryzias_latipes%28Hamamatsu,Shizuoka,Japan,2007%29-1.jpg 卵を水草などに産みます。 目が大きく頭部の上の方から飛び出していることからメダカと…
ダンゴムシなどと同様見かける場面が多い昆虫だと思います。 今回はこのハサミムシをご紹介します。 ハサミムシの生態 体が細長く、名前の通りお尻にハサミのようなものがあります。 これは外敵から身を守るだけでなく、オス同士の抗争でも使用しています。 また、威嚇の際はハサミを上にあげてきます。 そんなに痛くありませんが挟まれることもあるので捕まえるときなどは注意が必要です。 毒はありません。 湿った場所を好み、花壇や庭、公園などの石や倒木などをひっくり返すとよく見かけます。 食性は肉食が強く、ダンゴムシやイモムシなどを捕食しています。 種類によっては草食の傾向も見られます。 観察をする時には手袋をして…
ザトウムシはあまり知られていないかもしれません。 千と千尋の神隠しのかまじぃのモデルになった虫です。 今回はザトウムシをご紹介します。 ザトウムシの生態 昆虫ではなく節足動物に分類されています。 足を前に伸ばし歩く様子が杖で歩くようなイメージから座頭をとってザトウムシと名づけられました。 メクラグモとも呼ばれていました。 形としては小さな胴体から直接糸のように細い脚が生えてきます。 森林でよく姿を見られ木にくっついていたり、地面を歩いています。 食性は雑食で小さな昆虫からミミズ、死骸、木の実などを食べます。 飼育下ではビスケットなども食べますよ。 見た目からクモと似ていますが、 ザトウムシは体…
騒ぐと地震が起きるとも言われるナマズ。 今回は淡水魚で私が1番好きなナマズについてご紹介します。 ●ナマズの生態 ナマズは日本に広く分布する大型の淡水魚です。 基本的に夜行性で、夜に活発に餌を探し回ったりします。 食性としては肉食でドジョウなどの小魚、カニなどの甲殻類、昆虫、カエルなど幅広く食します。 形としては全体的に平べったく、口が大きいです。 そしてなんといっても長い口ヒゲが特徴です。 これはとても感覚が鋭く、餌を探すのにとても役立っています。 また鱗がないため、表面はヌルヌルとしています。 繁殖期になると田んぼや水路といった浅い水域に集まり、オスがメスに巻きついて交尾を行います。 夜の…
誰もが知っているようなミミズ。 一旦どんな生き物で、どんな役割をしているのでしょうか。 今回はミミズをご紹介します。 ミミズの生態 ミミズは環形動物に属す生き物です。 土中や水中、海にまで幅広く生息する種類がいます。 良く公園などで小さく土が盛り上がっているのはミミズの痕跡です。 目がなく、手足もありません。 目が見えないことからミミズと名がついたとも言われています。 ミミズには骨格がありません。 体には小さい視細胞があり、光の方向がわかります。 またよく見ると小さい毛が生えていてこれが移動を手助けしています。 呼吸は皮膚呼吸で行います。 大きさはミリ単位の小さいものから数十センチほどのものま…
俗に便所コオロギと呼ばれる虫がいます。今回はその正体と生態についてご紹介します。 カマドウマの生態 便所コオロギとはカマドウマと言う昆虫のことを言います。 はねはなく飛べません。 その代わりに跳躍力がとてもたかく跳ぶことは出来ます。 時にはケースなどに激突して死んでしまうこともあるほどです。 色や、跳躍力、かまどの付近で見られたことからこの名がつきました。 身体に比べ長い触覚をもち、後ろ足が長く跳ぶのに発達してます。 暗く、狭いところや湿った場所を好んで生息します。 木の穴や、石や倒木の下、時には人家にも入ります。 引用:http://photozou.jp/photo/photo_only/…
今回は田んぼや水辺でよく見かけるタニシとカワニナについてご紹介します。 まずはそれぞれを簡単に取り上げていきます。 ●タニシの生態 タニシとは世界的に広く分布する淡水性の巻貝です。 右巻きの貝殻を持ち、流れの緩やかな水域や止水域で多く見られます。 石などに付着した藻、水底の沈殿物、水中のプランクトンなどを食べます。 わりと幅広い水域で生息することができます。 ●カワニナの生態 カワニナもタニシ同様淡水性の巻貝です。タニシは丸っこいのに比べカワニナはわりとシュッとした貝殻を持っています。 ホタルの幼虫の餌としても有名ですね。 カワニナは比較的綺麗な水域に生息しています。 少し流れの早い川の上流な…
ゾウムシは知っている人も多いのではないでしょうか? 今回はゾウムシについてご紹介していきます。 ゾウムシの生態 ゾウムシは世界的にも種類が多い甲虫のグループになります。 日本だけでも千種近く確認されています。 ほとんどが小型の甲虫で、とても硬い外骨格で覆われています。 頭部から口先までが長い種が多く、ここからゾウムシと呼ばれたようです。 植物中に穴をあけてそこに産卵するためこの長い口は産卵する際にも使えます。 幼虫、成虫ともに植物食で、種によって葉や果実、樹液など様々です。 動きは遅いですが、死んだフリや、落ちたりして身を守っています。 走光性もあり光に集まることもあります。 その中のオオゾウ…
ハイキングや森林浴でヒルに吸血されるといった話はよく聞きます。 ではヒルとはなんなのでしょうか? 今回はヒルについてご紹介します。 ヤマビルって? ヤマビルは吸血を行う陸生のヒルです。 基本はシカやイノシシなどの血を吸血していますが人間の血も吸血します。 乾燥に弱く湿った場所に多くいます。 ぬかるみや雨上がりなどはより一層注意が必要です。 吸血する前は比較的小さいのですが吸血後はもともとの何倍もの大きさに肥大します。 ヤマビルは雌雄同体ですが交尾もします。 ヤマビルは困る生態とは裏腹に卵がとても綺麗と評判ですよ! ヤマビルは晴れてる時は落ち葉の下や、葉の裏などで人や動物が来るのを待っています。…
海辺や海岸でよく見かけるフナムシ。 虫ではありませんが簡単に紹介していきます。 フナムシの生態 冒頭でも述べたようにフナムシは虫ではなく、生息場所は全く違いますがワラジムシなどの仲間です。 触覚が長く、体長は5センチほどで平べったいイメージです。尾が2つに分かれています。 海岸のテトラポッドや岩礁に群れをなして生息していて雑食性です。 死肉や果実なども与えると食べます。 とても動きが早く、気配を察知するとすぐに逃げてしまいます。 また泳ぎはあまり得意ではなく長時間水中にいると溺れてしまいます。 素手で捕まえると噛まれます。 しかし痛くもなく毒もないことから危険性も低い生き物です。 磯などの探索…
ゴミムシって聞いたことあるけどどんな虫かはあまり有名ではありません。 今回はゴミムシについてご紹介していきます。 ゴミムシの生態 ゴミムシの名前の由来は、小さい昆虫を食べるためによくゴミ溜めで見られたことから来ていると言われています。 甲虫の一種です。 基本的に肉食で、死んで間もない新鮮な肉も食します。種類によっては植物の種や、なんとも偏食な決まった獲物しか食べないものもいます。 幼虫も肉食です。 土に卵を産み、幼虫はおもに土の中で生活をしています。 成虫は枯れ葉や石の下や倒木の下でよく発見でき、動きが早いのが特徴です。 また走光性もあるため、街灯下などでも見られます。 それではゴミムシの仲間…
バナナ虫と呼ばれる虫がいるのをご存知でしょうか? 今回はそのバナナ虫を紹介します。 バナナ虫はツマグロオオヨコバイ 俗にバナナ虫と言われているのはツマグロオオヨコバイという昆虫です。 見た目や色が似ていることからバナナ虫と呼ばれるようになったようです。 身近な公園や団地、森林や花壇と多くの場所に生息しています。 植物の葉や茎、時には果実などの液を吸って生きています。 葉の裏などに卵を産み、幼虫は半透明でとてもかわいらしいです。 成虫越冬をします。 飛ぶこともできますが基本的に動きはあまり早くなく、夜行性です。 走光性もあるため光によってきたりもします。 ツマグロオオヨコバイって刺すの? ツマグ…
今回は身近なカラスを紹介します。 身近には2種類見られるのでそこの見分け方もお伝えします! ●カラスの生態 カラスは割とどこでも見かけることの出来る鳥です。 公園や森林、河原、住宅地などに生息しています。 食性は雑食性です。 昆虫から、爬虫類、他の鳥の雛や木のみなどなんでも食べます。 生ゴミを漁る姿や農作物を食べる姿は有名ですね。 巣は木の上に主に作ります。 都心では電柱に作ることもあります。 木の枝などの自然のもので作ることが多いですがハリガネやハンガーなども巣の材料にすることも。 よくベランダでハンガーを持ってかれたりしますよね。 縄張り意識がとても高く、巣に近寄ると威嚇をされます。 頭上…
オオヒラタシデムシはよく公園や道端、庭などでよく見かけることのある虫です。 臭いと評判ですが今回はオオヒラタシデムシについて紹介していきます。 シデムシって? まずはオオヒラタシデムシが属するシデムシの仲間の生態を紹介します。 シデムシとは死骸があると出てくるというところから死出虫、シデムシと名付けられています。 名前の通り雑食性で、虫や動物の死骸に集まっている姿をよく見かけます。 他にもウジやミミズもたべ、自然界の掃除屋という位置づけになります。 しっかりと重要な役目を担っているのです。 ただ幼虫、成虫共に臭いので素手などで掴む時は注意してください。 また種類によっては死肉を地中に埋めたりす…
よく木にいることを見かけるキマワリ。遠目でゴキブリと勘違いする人もいるのではないでしょうか? 今回はキマワリと仲間のゴミムシダマシについて紹介していきます。 ゴミムシダマシとは? キマワリは甲虫なのですがゴミムシダマシという仲間に属しています。 ゴミムシダマシの仲間の幼虫は俗にミルワームと呼ばれています。 ミルワームは聞いたことある人も多いのではないでしょうか? この仲間の昆虫たちは、〜ダマシ、〜モドキと言った名前がついた昆虫が多いです。 湿ったところを好みます。 ゴミムシとはなにが違うの?と思うかもしれません。 ゴミムシダマシの仲間は基本的には菌や葉、朽木などを食べ物としています。 またゴミ…
オトシブミという変わったゆりかごを作る昆虫をご存知でしょうか? 今回はオトシブミを紹介していきます。 オトシブミの生態 オトシブミは甲虫の一種です。 小さめの昆虫で体は硬く、見た目はゾウムシのような形をしています。首が長いイメージを持ちます。 引用:https://ja.m.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%82%A1%E3%82%A4%E3%83%AB:P7205398%E3%83%92%E3%82%B2%E3%83%8A%E3%82%AC%E3%82%AA%E3%83%88%E3%82%B7%E3%83%96%E3%83%9F.jpg 幼虫、成虫ともに葉を食べ…
一度はコメツキムシという名前を聞いたことがあるのではないでしょうか? 今回はコメツキムシを紹介します。 コメツキムシの生態 コメツキムシは甲虫目に分類します。 幼虫は土の中や朽木の中で過ごし、成虫は葉や木の上でよく見かけます。 食性は幼虫、成虫ともに種によりバラバラで、肉食もの、樹液や蜜をすうもの、葉を食べるものなどそれぞれです。 外見はタマムシによく似ていて、全体的に平べったいイメージです。 引用:https://www.flickr.com/photos/tanaka_juuyoh/9208753846 またコメツキムシは外敵に見つかると死んだふりも行います。 コメツキムシの名前の由来 コ…
今回は生態系の中で起こることについてご説明します。 ●食物連鎖 カマキリがバッタを食べるように生き物同士の食う、食われるの関係。 これは有名ですよね。 引用:https://pixabay.com/ja/photos/%E3%83%88%E3%83%B3%E3%83%9C-%E6%B0%97%E9%9B%A3%E3%81%97%E3%81%84%E4%BA%BA-%E8%87%AA%E7%84%B6-798359/ ●生物濃縮 食物連鎖を通して体内に蓄積された毒素濃度が高くなること。 特に上位の捕食者に影響が高いです。 農薬で汚染された植物をバッタが10本食べる ↓ そのバッタをカマキリが10…
水中でよく捕まえるガムシ。 今回はガムシをご紹介します。 ガムシの生態 ガムシはおもに水域で生活する甲虫です。 基本的には池や、流れのあまりない水路など止水系を好みます。 泳ぎはあまり得意でなくジタバタしているように泳いでいます。 定期的に頭を水面に出して呼吸します。 引用:https://kotobank.jp/word/%E7%89%99%E8%99%AB-466709 見た目としては黒く大きく、つるつるしたコガネムシってイメージです。 おもに水草や藻などを食べていますが、死骸なども食べる雑食性です。 走行性もあり、夜に街灯に飛んでくることもあります。 引用:https://ja.m.wi…
ツチハンミョウを聞いたことあるでしょうか?ハンミョウと名前がついていますがハンミョウには全然似ていません。 今回はツチハンミョウについてご説明していきます。 ツチハンミョウって? ツチハンミョウは甲虫に属する昆虫です。黒や紺っぽい色をしていてお腹がとても大きいのが特徴です。 引用:https://ja.m.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%82%A1%E3%82%A4%E3%83%AB:%E3%82%AA%E3%82%AA%E3%83%84%E3%83%81%E3%83%8F%E3%83%B3%E3%83%9F%E3%83%A7%E3%82%A6.jpg 卵は土中…
ハネカクシという生き物を聞いたことがあるでしょうか? 今回はハネカクシという虫を紹介していきます。 ハネカクシとは? ハネカクシは甲虫に属する昆虫です。 わりとどこにでも生息していて、森林や草原、公園や水辺、海岸と幅広く見かけることが出来ます。 ただ小さい昆虫のためあまり見かけたことはないかもしれません。 食性も種により様々で肉食の種もいれば、藻や菌を食べる種類もいます。 引用:flickr.com/photos/harumkoh/18784706102/ 多くの種が名前のように羽がないように見えますが実は飛べて、飛び終えた後また羽を隠すように元の姿に戻ります。 ハネカクシの毒 ではハネカクシ…
●生態系とは? 最初に生態系を簡単に説明します。 ハチを具体的に挙げてみましょう。 ハチ1匹は個体 ハチが集まると個体群 ハチやカブトムシなどたくさんの個体群が集まったものが群集 ※植物の場合は群落という この群集に鳥や植物、気温なども全て含めたものを生態系と言います。 ●生態系の多様性 生態系の多様性は 1.種数の多さ 2.各種の個体数の均等性 の2つが大きく関係しています。 種数が多く、かつバランスよく生息、生育していると多様性が高いということですね。 ●生態系の要素 生態系とは空気や土、水、太陽と生き物が作り出すものなのです。 具体的な要素としては、 ・分解者 枯れ葉や死骸などを分解する…
ヤスデって生き物がいるのはご存知でしょうか? ムカデと勘違いされやすいヤスデを今回は紹介していきます。 ヤスデとは? ヤスデは昆虫ではなく節足動物に分類されてます。 細長い形をしており、脚がたくさん生えています。 落ち葉や土壌の有機物、菌類を主な餌として食します。 意外にも飼育下では肉も食べたりしますよ。 落ち葉の下や石の下、倒木の下などに生息しています。 また、同じ場所に何匹もいる様子をよく見かけるます。 自然界では分解者として活躍を果たす生き物です。 毒はあるの? ムカデと違い毒を持った顎は無いため噛んだりはしません。 しかし刺激を受けると臭い液を分泌するので注意が必要です。 人によっては…
甲虫の一種のハムシ。 公園や花壇などわりと様々な場所で見かける昆虫です。 今回はハムシについてご紹介します。 ハムシの生態 見出し ハムシとは甲虫目に属する昆虫です。 とても種類が多く日本だけでも何百種か確認されています。 形としては小さいコガネムシといった感じで表現されることが多いです。 てんとう虫に擬態するヘリグロテントウノミハムシという種類や、 とてもキラキラしたルリハムシという種類などいろんな種類がいて図鑑などを見ていると面白い種類です。 幼虫、成虫ともに植物の葉や根を食べて生きています。 特定の種類につくことが多い生き物で、例えばイタドリハムシというハムシはイタドリに主にいることが多…
カミキリモドキという虫がいるのはご存知でしょうか? いったいなにが「モドキ」なのがご紹介します。 カミキリモドキとは? 見た目がカミキリムシに似ていることからこの名がついたようです。 ぱっと見は確かにカミキリムシです。 引用:https://www.flickr.com/photos/97284868@N07/9740809300/in/photolist-fNgF7v-fQLceW-fQyLVP-eMT1xX-irspD9-HMkPfC-GYGMJT-HW5s3B-GYGN76 ではどこが違うのでしょうか? カミキリモドキはカミキリムシのように強い顎を持ちません。 また体もカミキリ虫ほど硬く…
野外で草や木の枝に泡の塊があるのを見かけたことはないでしょうか? 今回はアワフキムシについて紹介します。 アワフキムシとは? アワフキムシとは木の枝や植物に泡のような巣を作ることで有名な虫です。 幼虫はその泡の中で過ごします。 小さい甲虫のような見た目です。 成虫は羽が生え飛べるようになるので巣から出てきて生活します。 成虫はセミに似たような見た目をしてますよ。 幼虫、成虫共に植物の汁を吸って生きています。 あの泡はどうやって作っているのか? 植物の汁を吸った際に栄養分だけ摂取して残りの水分と自ら出す分泌液を混ぜてお尻からあの泡を作り出しています。 なかなか頑丈で安定した隠れ家になっています。…
ムカデに毒があることはご存知だと思います。 今回はそんな少し危険なムカデをとりあげていきます。 ムカデの生態 ムカデは多足類に位置する生き物です。昆虫ではありません。 百足と表せる通り足が多い生き物です。 食性は肉食でゴキブリや小さい虫、大型の個体になるとトカゲなども食すハンターです。 動きも早く、毒を使い相手を麻痺させることができます。 湿った場所が大好きで、落ち葉の下や倒木の下、石の下、植木鉢の下などに生息しています。 基本的には夜行性の生き物です。 またムカデは子育てを行います。 卵をカビが生えないよう丁寧に管理し、卵が孵ってからも雌は絶食しながら子供を保護しています。 引用:https…
たまにテレビでも特集されるマダニ。 危険性はどのくらいなのでしょうか? 今回はマダニを紹介します。 マダニとは? マダニとは名前の通りダニの一種です。血液を餌としており、動物から吸血を行います。 1年くらいならなにも食べずにも生きていけます。 吸血前はとても小さく見つけるのも難しいですが吸血後はすぐに見つけられるほど大きくなります。 マダニは山だけでなく身近な場所にも生息しています。 公園や畑、家の庭にいることもあります。 植物などの上や枝で待ち伏せて、 動物が近くを通ると取り付くというスタイルをもっています。 なんとも対策しづらいです。 刺されたら? マダニは様々な感染症を媒介します。 もし…
みなさん一度は聞いたことあるのではないでしょうかアブラムシ。 今回はアブラムシがどんな虫なのか簡単に掘り下げていきます。 アブラムシって? アブラムシは植物上からほとんど移動せず植物の汁を吸っている虫です。 大きさは小さく、集団で生活しています。 引用:https://www.earth.jp/earthgarden/zukan/gaichu/aburamushi.html 繁殖力が高く場合によってはメスのみで繁殖を行えます。 子供も妊娠した状態で生まれてくるため爆発的な増殖が短期間で行えるのです。 なんとも神秘的です。 アブラムシとは他の昆虫の関わり アブラムシはとても天敵が多く食べられやす…
そこら中で見かける蝶の仲間の蛾。 蝶のように華々しいイメージはありません。 今回はそんなガを紹介していきたいと思います。 ガってなに? ガはチョウの仲間です。 チョウに比べると地味で夜に活動しているイメージが強いかもしれません。 しかし実際はそんなこともなく昼に活動するものや華やかしい模様を持つもの、 チョウのような見た目をしているものなど様々です。 ガはとても種数が多い昆虫です。 食性は主に植物ですが、種類によっては寄生、捕食を行う種類も中には存在します。 成虫の口はストロー状の口吻を持っていて蜜や果汁、水分などを摂取しています。 例外もいてカイコの仲間には口が退化していて幼虫の頃の栄養分で…
自然が多いところや公園にいくと周りをブンブン飛んでくるアブ。 今回はアブについて紹介していこうと思います。 生態 日本には100種類近くのアブの仲間がいると言われています。 なんとも多いですよね。 食性としては成虫、幼虫共に幅広いです。 幼虫は小さな昆虫を食べる肉食性や植物の根を食べる植物性と多様です。 水辺に卵を産む種が多く、幼虫時代は水中で過ごし土中で蛹になります。 その為アブは水辺にも多く生息しています。 川遊びは注意が必要ですね。 成虫はというと花の蜜を吸うものや昆虫を捉えて食べるものがほとんどです。 中でもシオヤアブという大型の種はスズメバチを捉えることもあるので圧巻ですよ。 刺され…
家の害虫として有名なシロアリ。 今回はそのシロアリについて簡単にご紹介します。 シロアリって? 名前ではアリと名のつくシロアリですが実はゴキブリの仲間です。 主食は朽木や木材などになります。 自然界ではゴキブリ同様大切な分解者の役割を担っています。 また乾燥や太陽光を苦手とします。 そのため太陽の当たる場所を移動する際は土などでトンネルを作り移動を行います。 シロアリの階級制度 シロアリは社会性昆虫として有名です。 ではシロアリの階級制度を紹介します。 1 女王と王 キングとクイーンは繁殖活動、生殖活動が主な仕事です。 2 副女王と副王 女王、王に何かあった際に女王、王になる役割です。 3 ニ…
ゴキブリって聞くと、害虫、生命力が強いイメージがありますよね。 害虫面以外で簡単にゴキブリを紹介していきますね。 ゴキブリの生態 ゴキブリは夜行性で明るいところが嫌いです。 夜道で見かける事も多いですよね。 食性は雑食で基本的になんでも食べる事ができます。 時には人間の髪の毛やプラスチックまで食します。 自然界ではこの雑食性が分解者として重要な役割を担っています。 ゴキブリは触覚を頼りに動いてます。 なので触覚を切ると動きが鈍くなったり、食べ物を探しづらくなってしまいます。 たまに見る触覚をなめる仕草は、触覚を鈍らせない為に行っているのです。 ゴキブリは集団生活をしています。 糞の中に集合フェ…
外や家でもよく見かけるハエですが、ハエにも様々な生き方をする種類がいます。 とその前にハエの生態などを簡単に説明していきましょう! ハエの生態や特徴 ハエの特徴といえば、菌を撒き散らす・羽音がうるさいですよね。 成虫は生物の糞や死骸、ゴミなどを液体にする唾液をかけて、出来た液体を吸っています。(想像するとだいぶおぞましいですね) ちなみに、幼虫もゴミや死骸・糞など食べています。 また、ウジムシという名前を聞いた事があると思いますが、ハエの幼虫の事をいいます。 生き物がいるところにはハエがいるわけです。 ハエがよく手をすりすりとこすっている動作がありますよね。 実は足に秘密があるんです。 ハエは…
みなさんご存知、痒みをもたらす蚊。 しかし、蚊もいろんな生き方をしています。 そんな蚊について紹介しますね! カの生態 カは基本的に花の蜜とか草の汁を吸って生きています。 幼虫は俗に言うボウフラの事です また、カは飛んでいる時間より、どこかにとまっている時間の方が長いんです! (意外ですよね) 実は蚊は血を食物としていないのです。 ちなみに自分の体重分くらいは吸う事ができます。(人で考えたら凄いですよね。) ではなぜ血を吸うのかというと、産卵をするために必要だからです! なので血を吸うのは、メスだけです。 メスは血を吸うときに唾液を流し込みます。これは血が固まらないようにする・痛みが感じないよ…
蚊のようだけど大きすぎる? 今回はよく街中でも見かけるガガンボを紹介します! ガガンボって? ガガンボは見た目としては蚊を大きくしたような虫です。 光に集まる習性があるため、街灯やコンビニ、家の網戸などにくっついていることもしばしば。 別名でカトンボとも呼ばれています。(蚊に似てますもんね) 幼虫は陸生や水生で植物の根を食べている種類がほとんどです。 いもむしのような幼虫です。 成虫は花の蜜などを食べています。寿命も十日前後と短いです。 ガガンボは害があるのか 蚊とは違い刺したり吸血しないため、基本的に無害です。 ただ、蚊に似ており大きいため、不快害虫として扱われています。 オススメの本 身近…
ヘビトンボってどんな生き物でどこにいるの?噛むの? そんな方もいると思いますので、今回はヘビトンボについて紹介していきます! ヘビトンボとは 比較的大きな昆虫です。幼虫時代は水中で生活し、成虫になると陸に上がってきます。 その為、ヘビトンボは自然の多い水辺に生息しています。 幼虫の食性は肉食で、体も大きい為何と魚を捕食することもあります! 幼虫はほとんど敵無しですね。 逆に成虫になると主に樹液などを食べるようになります。 成虫は夜行性で、光に集まる習性を持っていますので、外灯やサービスエリアなどで見かけることもありますよ。 ヘビトンボって噛んでくるの? はい、ちゃんと噛み付いてきます笑 しかも…
いかにも刺してきそうな見た目のこの昆虫。 見つけてびっくりした事がある人もいると思います。 そんなシリアゲムシを今回は紹介します! シリアゲムシについて 大きい目に尖った口、何と言ってもサソリのような尻尾が特徴的です。 その尻尾からスコーピオンフライとも呼ばれています。 なんともかっこいい名前です。 肉食で、熟した果実なども食べる為木の実にもいたりします。 体長はあまり大きくありません。 このシリアゲムシですが、交尾の時少し変わった行動をします。 何とオスがメスに餌を渡すのです! この行動を婚姻贈呈といいます。 なんとも紳士的な昆虫です。 ではでは本当に刺さないのか? 尻尾が長く一見刺してきそ…
トビケラとカワゲラ、名前が似ていてどんな生き物なのか区別がつきづらいですよね。 それぞれの特徴と生態を紹介していきます。 トビケラ 幼虫時代は水生昆虫で、成虫になると陸に出てきます。 幼虫は魚の死骸や落ち葉などを、成虫は花の蜜などを食べています。 成虫は夜行性で、外灯などに集まる習性があります。 いもむしっぽいですね 毒はなく刺してくることもないです。噛んだりもしないので基本的に人には無害です。 そこそこ自然のある川などで見かけるので、山中の川遊びなどで割と幼虫を見かける事も多いですよ。 カワゲラ 幼虫は水生昆虫で、成虫になると陸に出てきます。 基本的に自然の多い綺麗な川にいる為、綺麗な川であ…
アリジゴクってよく聞くけど、どんな生き物なの? 意外と知らない人も多いと思います。 アリジゴクとはウスバカゲロウという昆虫の幼虫なのです。 今回はそのカゲロウについても紹介していきます。 まずカゲロウとは? カゲロウは、分類としてはカゲロウとアミメカゲロウの二つに分けられます。 それぞれの違いについてご説明します。 カゲロウ 幼虫 ほとんどが水生 多くは尻から触覚のようなものがはえている 全体的に平べったいイメージ、ガニ股 成虫 食事をしない 寿命は数日程度 成虫になっても尻尾のようなものが残ります。 アミメカゲロウ 幼虫 多くは陸生 アリジゴクや一見ごみのように見えるものなど種により幼虫の形…
植木鉢や花壇で見かけるピョンピョンと跳ねる虫… 何の虫だろう?と思う人は少なくないと思います。 この虫はトビムシと呼ばれる虫です。 ではこのトビムシはどんな生き物なのか?簡単に説明していきましょう。 そもそもトビムシって何? トビムシは花壇や観葉植物の植木鉢、落ち葉の下などの湿った場所にいます。 つまり、ジメジメした場所が好きな生き物なのです。 大きさは小さく、米粒程のものがほとんどで、食性は菌類が中心のいきものです。 トビムシって害虫なの? ではでは本題。 トビムシって害はないのでしょうか。 実はトビムシは人に無害です。 しかし、見た目の悪さや家に発生することから不快害虫のようなイメージがつ…
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