自然観察・生き物採集の活動や、自然に関する知識やコラムを紹介しています。 昆虫、爬虫類、両生類、哺乳類、鳥などいろいろな生き物について書いていく予定です。 自然が好きな方や興味がある方、ぜひ一度お越しください!
思わず木の枝や葉の茎だと思ってしまうナナフシ。 擬態を行うことで有名です。 今回はナナフシをご紹介します。 ●ナナフシの生態 よくナナフシと呼ばれているのはナナフシモドキとエダナナフシという種類です。 基本的にはナナフシモドキの方をナナフシと呼びます。 漢字で七節と書きます。 細長い体に長い足が特徴です。 木の枝や葉の茎に擬態することでも有名な昆虫なので体色は緑や茶色などといった植物に似たような色をしています。 ナナフシモドキは触覚が短く、エダナナフシは長い触覚を持っていることで判別することができます。 エダナナフシ ナナフシ(ナナフシモドキ) 食性は草食でコナラやクヌギ、サクラなどの葉を食べ…
言わずと知れた夏の虫セミ。 いろいろな鳴き声や見た目をしています。 今回は身近で見られるセミたちをご紹介します。 ●セミの生態 セミはカメムシの仲間に分類されます。 細長い体に長い口器、短い触覚が特徴です。 体長、体色は種類により様々です。 飛翔能力が高くよく飛び、速度もまぁまぁ早いです。 セミはよく鳴くことで有名です。 鳴き声や鳴き方は種を判別するのに良い手がかりとなります。 自然の多い場所から都心の公園などまで幅広く生息しています。 基本的には昼行性ですが、走光性もあるため夜、街頭に飛んでいる場面もよく見かけます。 セミは卵→幼虫→成虫と変化していきます。 卵は枯れ木や樹皮の裏や隙間に産み…
水生カメムシ1-4はこちらからどうぞ akatsuka117.hatenablog.com akatsuka117.hatenablog.com akatsuka117.hatenablog.com akatsuka117.hatenablog.com カマキリと名前もつくミズカマキリ。 実はカメムシの仲間なのです。 今回はミズカマキリをご紹介します。 ミズカマキリの生態 ミズカマキリはカメムシの仲間に分類されます。 近い仲間というとタイコウチが挙げられます。 体色は褐色で細長い体をしています。 前足は名前の通りカマのようになっていて獲物を捕らえるのに活用します。 ミズカマキリはとても長い呼吸…
今回は前回に引き続き、蝶たちをご紹介します。 続きからとなりますので①はこちらからどうぞ akatsuka117.hatenablog.com 2シジミチョウの仲間 シジミチョウは蝶の仲間でも種類が多い部類に位置します。 小型の蝶の仲間で羽の裏と表で模様が違うこともシジミチョウの特徴です。 とまる時は羽を閉じて止まります。 ・ヤマトシジミ 灰色っぽい色に黒い斑紋がある羽を持ちます。 非常に頻繁に見かけ、都心の路上や公園でもみることができます。 カタバミがある程度あれば見られる種類です。 花の蜜を主に吸います。 幼虫の食草はカタバミです。 ・ベニシジミ 灰色に黒い斑紋の羽とオレンジ色に黒い斑紋の…
公園や街中、山などたくさん見かけることのある蝶。 今回は蝶たちをご紹介します。 ●蝶の生態 蝶は幼虫、蛹、成虫と段階をおって成長していきます。 幼虫は多くは葉を食べます。 成虫は花の蜜や樹液など種類により違ったものを摂取します。 蝶たちの口はストローのようになっていて普段はぐるぐると巻いていますが、使う時になるとそれを伸ばして蜜などを摂取します。 蝶たちの羽には粉のようなものがついていますよね。 これは鱗粉と言います。 この粉は雨などの水分を弾いて、羽を守ってくれる役割をしています。 鱗粉は再生したりしないため、捕まえる時に多くとってしまうと雨などを弾けなくなってしまうので注意が必要ですね。 …
昔から水生昆虫の代表種であったゲンゴロウ。 近年は見られる機会も減ってきてしまっています。 今回はそんなゲンゴロウについてご紹介します。 ●ゲンゴロウの形態 ゲンゴロウは甲虫の仲間に分類されます。 他の水生昆虫代表のタガメなどはカメムシの仲間に分類されるので別の仲間になりますね。 ゲンゴロウは漢字で源五郎と書きます。ナミゲンゴロウとも呼ばれ、知られています。 5センチ前後でつるつるの平べったい楕円形をしています。 緑っぽい体に、黄色い縁が特徴的です。 黄色い縁はお尻の方に向かうにつれ細くなっていき、お腹は黄色くなっています。 他の似ている種類と見分ける時はこの縁とお腹の色を目安にすると見分けや…
マンションの廊下や街頭の下でよく落ちているのを見かけるコガネムシ達。 今回はよく見かけるコガネムシをご紹介します。 ●アオドウガネ 自然が多い場所だけでなく、都心の公園や街中でも見かけることがあります。 わりと大型のコガネムシで鈍くひかる緑の胴体、腹部の細かい毛が特徴です。 夜行性で灯火に飛来する個体をよく見かけます。 昼は葉や枝で見つけることが多いです。 食性は幼虫が植物の根などを食べ、成虫は葉を食べています。 ●マメコガネ 体長1センチ前後の小型のコガネムシです。 緑の頭部に褐色の体でピカピカと光っているのが特徴です。 比較的どこでも生息しているので見かける機会は多いのではないでしょうか。…
公園や街中などどこでも見かけることのできるスズメ。 今回はスズメをご紹介します。 スズメの生態 スズメは手のひらに乗るくらいの小さな鳥で茶色い体色に喉と頬に黒い模様が特徴的なよく知られた鳥です。 その大きさが他の鳥と比較するときの基準となっているものさし鳥としても知られています。 チュンチュンとかわいく鳴き、ポッピングといった飛び跳ねて移動している姿も可愛いですよね。 食性は雑食で種子や木の実、昆虫など幅広く食します。 スズメは全国的に広く見かけます。 都市部から山地まで幅広く生息しています。 春から夏にかけて繁殖を行い、少し高めな藪や木、木のうろに営巣を行います。 都市部では雨樋や屋根付近の…
水生カメムシ1-3はこちらからどうぞ akatsuka117.hatenablog.com akatsuka117.hatenablog.com akatsuka117.hatenablog.com タガメと間違えられることも多いタイコウチ。 今回はタイコウチをご紹介します。 タイコウチの生態 タイコウチはカメムシの仲間に分類されます。 体長は3センチ前後で、茶色や黒っぽい体色をしています。 前足はカマのようになっていて、お尻にはとても長い呼吸官を持っています。 名前もこのカマを広げたり折ったりする仕草が太鼓を叩いているように見えたことからタイコウチと名づけられました。 普段は長い呼吸官の先端…
今回はよく見かけるハナムグリの仲間たちをご紹介していきます。 ちなみにハナムグリはコガネムシの仲間に分類されます。 ●アオハナムグリ まぁまぁ大きいサイズのハナムグリです。 緑色の体に白い斑点があります。 河原や公園、森林などでよく見かけ、花粉を食べています。 ●コアオハナムグリ 小さめのハナムグリです。 濁った緑の体に白い斑点が特徴です。 細かい毛がたくさん生えているのも特徴です。 アオハナムグリと似ているのですが大きさと毛をみると判別しやすいですよ! 公園や河原など比較的どこでもみることができます。 花粉を食べて生きています。 小型版アオハナムグリって感じです。 ●シロテンハナムグリ 暗い…
川や池などよく見かけるカルガモ。 今回はカルガモをご紹介します。 カルガモの生態 カルガモは茶色っぽい体色に白い模様をしています。 クチバシの先が黄色い、足がオレンジ色なのも特徴です。 水辺ではとてもよく見かけ、陸上を歩いて餌を探す姿もよく見かけます。 そのため、川や田んぼ、公園などたくさんの場所で見かけます。 食性は雑食で昆虫や水草、きのみなどを食べています。 基本的に夜に採食活動を行います。 カルガモは親子で歩いている姿も人気の鳥です。 採食活動などを親がヒナを連れて教えています。 あの姿はかわいいですよね。 ひなはぴよぴよと言ったように鳴きますが、成鳥になるとグアっやグエっと鳴きます。 …
テントウムシは比較的みる機会も多く身近な昆虫と言えます。 今回はテントウムシをご紹介します。 テントウムシの生態 テントウムシは昆虫に分類されます。 小型の昆虫で、体色が種類によって赤や黄色などカラフルかつ多様な模様を持っています。 河原や公園など人が活動する場所でもよく見かけます。 幼虫、成長ともに死んだフリを行うので突いたりすると動かなくなったりします。 それに加えて臭く苦味を持った黄色い体液も分泌します。 そのためテントウムシは外敵が比較的少ない昆虫として知られています。 体色も警戒色として食べても美味しくないと伝えていますね。 食性は種類により様々で肉食、草食、菌食と3つに分けられます…
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