アトリエとスタジオ

ご無沙汰しておりました。 記録的な暑さの夏を抜けて、気が付けばもう秋の気配。8月中は室内に避難していた多肉植物もベランダに戻り、生き生きぷりぷりしています。 一方私はというと、一年で最も忙しい制作のピークを迎え、アトリエにこもりっきりの毎日。例年、秋から冬にかけては展覧会が集中するのです。 ところで、作業場を「アトリエ（atelier）」と言ったり、「スタジオ（studio）」と言ったりするのはフ

生活を見つめ直すとき

いいお天気が続いていますが、外に出るのはぐっと我慢の日々。 緊急事態宣言が1ヶ月延長されるとの見通しで、ふぅー…と、つい長いため息が出てしまいますね。 もともと自宅で仕事（絵描き）をしているので、仕事自体は自粛生活前とさほど変わっていないのですが、それでも、いつものお店で画材を調達できず割高になってしまったり（通販もお休みしている）、直接額屋さんに行って額を選ぶのを極力避けたり、などの影響はありま

レターケースのラベリング

よく使う画材の収納には、ニトリのレターケースを使っています。 日本画の画材はガラスや陶器などの割れ物が多いので、引き出しがスコンと抜け落ちないようにストッパーがついているところは嬉しいポイントです。 透明な引き出しなので中身が見えるし、中も仕切り板で4つに分けることができるので、様々なサイズの小物、こまごまとした物の収納に向いていると思います。 今までこういったラベリングはしたことがなかったのです

制作スペース〈机と椅子〉

小さな作品は机の上で制作しています。 『日本画を描くために必要なもの』で触れたローテーブルに加え、小作品の制作が増えた現在では、作業用の机と椅子を買い足しています。無印良品のパイン材ユニットシェルフ*を画材棚にしているのですが、その前面にピタッと合わせる形でパイン材テーブルを置いて、制作スペースとしました。 *無印良品 パイン材ユニットシェルフ（幅86×奥行26×高さ120cm） 現在の制作スペー

片付けの参考書

暮らしの目標を「シンプルライフ」に決めてから、何かお手本のような、一冊にまとまっているご本があればいいなと思っていました。 その中でとてもマッチしたのが、整理収納コンサルタント 本多さおりさんの 『片付けたくなる部屋づくり』（2012年）でした。 幅の広い帯も、外してしまうとノートみたいにシンプルになります。 "古い2Kをすっきり心地よく住みこなす" 2012年の本なので、界隈

日本画を描くために必要なもの

床 8畳弱の居住空間の中に、快適な制作環境を整えたい私。 しかし日本画の制作場所、と聞いてもまず日本画がよく分からないわ、という方が大半かなと思います。よく浮世絵と混同されるのですが、あちらは木版画（印刷物）で、こちらは絢爛豪華な金屏風に描かれた風神雷神図や、伊藤若冲の鶏、平山郁夫のシルクロード……このあたりを想像していただけたら、イメージが湧きやすいかもしれません。 かく言う私も「絵描きさん」と

無印良品週間

長く使いたいな、と思うものは無印良品での購入を検討しがちです。 「無印良品週間」は、無印のメンバーだとお買い物が10％OFFになる期間で、高額なものを買うほどお得です。しかし、多くの人がこの期間を心待ちにしているので、欲しいけどちょっと高いな、無印良品週間を待つか＿＿という価格帯の商品や、普段から人気の商品は売り切れになることもしばしば。私も過去に、まな板を買いたかった時に味わいました。（楽天スー

シンプルライフ、はじめの一歩

改めまして、こんにちは。 𫝆岡 一穂（いまおか かずほ）と申します。 ご覧の端末では「今」の異字体の「𫝆」がちゃんと表示されているでしょうか。 昨年の秋、元職場の同期の結婚披露宴にお呼ばれしたのですが、新郎さんの苗字が同じ𫝆の字で、初めて同じ字の人に会った……！と妙に感動しました。 𫝆岡 一穂（もしくは今岡一穂）で日本画家として作家活動をしています。特に展覧会前は忙しくて、私の時間の大部分は、ほぼ

ブログをはじめました

と言っても、初めてのブログではありません。 人前で話すことは苦手なのですが、こうして文字で綴ることはちょっとばかし好きだったりして（思考が整理される感じがします）、何かを書きたいな、と思ったときの場所が欲しかったのです。 ブログのタイトルは「Simple Life - 形態は機能に従う」としました。 Simple Life ……シンプルな暮らしは、最近ようやくたどり着いた、今の生活の目指す形です。