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茶の湯徒然日記 https://blog.goo.ne.jp/m-tamago

m-tamagoの茶室でほっと一息していきませんか。 大学時代に裏千家茶道に出会い、様々な刺激を受けました。 茶道のことを中心に、日本文化、日々の生活のことを思うままに書き留めています。

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2020/02/19

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  • 2つの花手水 古と現代の知恵

    また1週間が始まりましたね。先日の『茶遊庵』稽古で出した上生菓子の銘は花手水はなちょうず手水鉢に花が浮かぶ姿の可愛らしいお菓子でした。先日訪れた鎌倉の一条恵観山荘も様々な花手水が見事でした。入口で出迎えてくれたのは・・・同時期に異なる場所で同じ言葉に出会うと縁を感じます。花手水という言葉は普段あまり耳にしませんが、ご存知ですか?神社やお寺で参拝をするとき、柄杓で水をすくって身と心を清める場所を手水舎(ちょうずしゃ)といいます。そして、手水舎の手水鉢に花を浮かべたものが”花手水”と呼ばれています。コロナ禍になってからは感染拡大防止の観点からほとんどの神社仏閣では手水舎使用をやめました。代わりに手水舎や手水鉢に花を飾るようになり、それを花手水と呼ぶようになったようです。インスタ映えすると話題にもなっていました...2つの花手水古と現代の知恵

  • 2025『茶室でお茶を楽しむ会』開催のお知らせ

    11月も中旬。急に寒くなってまいりました。そして、いよいよ2025年も見えてきましたね。いつも『茶遊庵』と『茶の湯徒然日記』を応援下さいまして、ありがとうございます。2025年は、引き続き、生徒たちと着実に茶道を楽しみ精進してまいります。更に、新しい試みとして、兼ねて要望のあった「中級クラス」の開設と「茶室でお茶を楽しむ会」を開催する予定です。開催予定月(2月、4月、6月、9月、11月)「茶室でお茶を楽しむ会」本格的な茶室(広間)で、美味しいお菓子で抹茶を召し上がりながら、季節や茶道の良さを味わってみませんか。和室での基本的な所作をお伝えすると共に、季節ごとの趣向や行事、濃茶、茶花、お香、和菓子など、毎回違ったテーマで茶道の楽しさを味わって頂く体験を考えていきたいと思っております。茶道に興味のある方、茶道...2025『茶室でお茶を楽しむ会』開催のお知らせ

  • 亥の子餅 と 亥子祝

    茶道の炉開きは、現代では基本的に11月の最初の亥の日に行われます。2024年は11月7日でした。今年はもう一回19日が亥の日となっています。『茶遊庵』でも炉開きを致しました。ちょうど7日にお稽古がありました。借り茶室の為、本物の炉ではなく、電熱器での炉開きですが、今年は茶壷のお話もして、亥の子餅を食べながら、新たに迎えた炉の季節を祝いました。炉開きで頂く亥の子餅、最近は、デパートの和菓子屋さんでも見かけるようになりましたね。とはいえ、茶道を習っていない方には馴染みのないお菓子でしょう。先日、樂茶碗の個展を見にでかけた日本橋三越でも、今日から亥の子餅が入りました!とおっしゃる和菓子屋さんが沢山ありました。亥の子餅はその名の通り、いのししの子供(うりぼう)を象った御餅です。お店により異なりますが、私がお世話に...亥の子餅と亥子祝

  • 三浦友理枝 ピアノリサイタル 2024 at 山手ゲーテ座

    デビューの頃から応援しているピアニスト三浦友理枝さんのリサイタルのお知らせです。港の見える丘公園前にある山手ゲーテ座にて2024年12月15日(日)15:00開演昨年12月にすばらしいピアノを楽しませて頂いてから早一年です。三浦友理枝ドビュッシー・ピアノ作品全曲演奏会-茶の湯徒然日記山手ゲーテ座のリサイタルは何度も伺っていますが、こじんまりとした素敵なホールで、ピアノの音がより美しく鮮明に聞こえ、私は大好きです。しかも、友理枝さんが、今回の曲はこういう意味で、とか、どんな思いで弾くかを語って下さるので、難しい曲や聞いたことがない曲も本当に楽しめるのです。12月はみなとみらい地区はクリスマスイベントも開かれていますし、お散歩がてら是非素敵なピアノ演奏を楽しんで下さい。今回、私は『茶遊庵』の年内お稽古最終日で...三浦友理枝ピアノリサイタル2024at山手ゲーテ座

  • 十六代 樂 吉左衛門 展 日本橋三越美術画廊

    日本橋三越の美術画廊で開催されていた「十六代樂吉左衛門展」にいってまいりました。2024年10月30日~11月4日スタイリッシュでモダンな空間。黒楽茶碗、赤楽茶碗、そして初めて目にする「今焼茶碗」が並んでいました。もう、ワクワクし通しでした。一周して、もう一回り、友人と好きなお茶碗について話し合う。赤だったら私はこれが好き、黒はこっち、この口づくり、すぼまった感じがいい、といった感じです。お互い違うお茶碗を選んで、楽しいひとときを過ごしました。お忙しいかなと思いつつ、当代に声をかけさせて頂き、お話を伺うことができました。とても勉強になり、充実した時間を頂きました。作家さんに直接お話を伺えるのが美術画廊での個展の最大のお楽しみです。今回も拝見して感じた疑問を率直に伺ってみました。①黒楽の胴に赤色の景色があり...十六代樂吉左衛門展日本橋三越美術画廊

  • 眼福 大名家旧蔵、静嘉堂茶道具の粋

    東京丸の内の静嘉堂文庫で開催中の眼福大名家旧蔵静嘉堂茶道具の粋に行ってまいりました。有名な曜変天目も飾られておりました。それ以外の茶道具は写真撮影可で、鑑賞後、私は説明含め、図録を作らんばかりに写真も撮ってきました。が、最後には電源が切れて。。。写真ばかり撮ってないで、しっかり拝見しなさいということでしょう(充電の管理がいつもできていない)その中のいくつかをご紹介しておきます。香合、茶入、釜、茶碗、掛軸、花入などなど、本当に素晴らしいものばかり。まさに眼福、心も一服でございました。茶道具そのものも素晴らしいのですが、私が注目したのは、その箱や包む布の豪華さ。代々所持した方が好みの仕覆や箱を作って大事に伝えてきたことがわかります。茶入の牙蓋も何種類もあるものもあったり。。。。。すごいな~と。着物でいくと入館...眼福大名家旧蔵、静嘉堂茶道具の粋

  • 人生の扉と 僕の中の少年と ビー玉と

    10月も下旬になりました。茶道を習っている方は、中置のお稽古を楽しんでいらっしゃるでしょうか。侘び寂びの世界を味わっていらっしゃる頃でしょうか。いよいよあと少しで炉開き、茶人のお正月ですね!さて、今日は久々なのに全然茶道のお話ではなくて、、、、心に残る音楽について。音楽って、自分の経験と繋がっていることが多くて、この曲、あの時の!って思い出がよみがえることって多くありませんか?私の場合、竹内まりやさんの曲がそのひとつです。OLになって、しばらくして落ち着いてから、いっとき繰り返し繰り返し聞いていました。その歌詞に思い当たることが多く、耳にも心にも心地よかったからです。最近はまとめて聞くことはなく、時々ラジオやテレビから流れてくる曲を耳にして懐かしく思っている位でした。ところが昨晩、偶然どんな思いで曲作りを...人生の扉と僕の中の少年とビー玉と

  • 2024 秋はお菓子と共にやってきた

    あっという間に9月が終わらんとす。明後日からは10月、神無月。私が苦手な月に突入です。今年は母の13回忌もあり、私の大事な母が亡くなってもう12年かと12年前の自分を振り返り、様々な物思いを巡らしています。そして、残りの3か月と、来る2025年について考え始めています。9月になると、外の暑さとは裏腹に着せ綿、こぼれ萩、月うさぎといった和菓子が『茶遊庵』に秋を連れてきました。うさぎさんにはかわいい尻尾もありました。このうさぎ薯蕷饅頭の中の餡は、なんと安納芋餡で、見た目のかわいらしさと月を思わせる黄色い美味しい餡に生徒の皆さんから歓声が上がっておりました。そして、9月の終わり。出先のとらやさんで、栗粉餅、おはぎを見かけてお持ち帰り。上品な姿、お味で、私には小さすぎるサイズですが、、、、、美味しく味わい、抹茶で...2024秋はお菓子と共にやってきた

  • お月見 満月も三日月も

    昨晩は、明るい夜でした。今年の仲秋の名月、皆様はお月見を楽しまれたでしょうか。我が家は、昔のようにススキやお供えをすることはせず、窓辺から美しい満月を眺め、ちゃっかりお団子だけは美味しく頂きました。テレビのニュースで、完ぺきな真ん丸になるのは実は昼間の時間で人間の目には見えない、まさに仲秋の名月と完全に満ちた満月の夜が重なるのは少ないなんて報道されていました。次に満月と仲秋の名月の日が重なるのは2030年だとか。あまり考えたこともなかったし、科学的な観点から見ると面白い。でも、完全な丸かそうじゃないかは目視ではわからないし、二日間に渡って月を眺めるのもいいじゃんなんて思いました。いろんな視点があると面白いので調べてみました。以下ご参考まで。今年の名月は満月の一日前https://www.astroarts...お月見満月も三日月も

  • 懐紙 茶の湯とはただ湯を沸かし・・・

    京都に着付けのレッスンに出かけた時、ふと出会った懐紙。利休道歌(百首)が書かれていて、つい購入してしまった。利休道歌とは、利休様の教えをはじめての人にもわかりやすく和歌の形にしたものです。その道に入らんと思ふう心こそ我身ながらの師匠なりけれ利休道歌のはじめに詠まれ、学ぶ者の心構を教えています。何事も学ぼうという気持ちをもつことが大切であり、学ぼうとする心こそが上達への第一歩であると伝えています。茶の湯とはただ湯をわかし茶を点たててのむばかりなることと知るべし茶の湯は決して難しいものではなく、お湯をわかしてお茶を点て、神仏に供え、お客様に差しあげ、そして自分もいただくという、日常生活をもとにしていることを教えています。実は私はこの言葉が書かれた掛軸に初めて出会った時、これはいい!と思ってすぐさま求めてしまい...懐紙茶の湯とはただ湯を沸かし・・・

  • 茶の湯徒然日記 20年目突入、秋、雑感。

    私がこのブログを始めたのは2005年5月29日。一期一会https://blog.goo.ne.jp/m-tamago/e/6355d661573db3ca8985ba76e30e469eはっと気づいたら、今は2024年9月。早いもので丸19年を過ぎ、20年目を迎えておりました。20年って凄いな、いつの間に?というのが率直な想いです。その間に皆様との楽しい交流があり、プライベートでも結婚、出産、親の死など幸せなことも悲しいことも様々なことがあって、ブログ更新が滞ったり、途切れたりもしたけれど、茶道に対する情熱は消えることなく、今、教室を持ち、一緒にお稽古したいという方に恵まれたことは、自分自身も年を重ね、少しは成長をしたんだろうな、と思えます。それでも、ここまで来るには、思いがけないことに出会ったり、結構...茶の湯徒然日記20年目突入、秋、雑感。

  • 研究会の教え 五行棚を中心に

    9月になって、日差しの暑さは相変わらずですが、風や空は確実に秋に移っていると感じる今日この頃です。今年の夏は様々なことがあり、本当に記憶がない位でした。ブログもやっと書こう読もうという気力が出てきて、つらつらと見直したりしています。その中で、昨年のちょうど一年前位に、淡交会の研究会で学んだことを書き留めていたものが見つかりました。備忘録として残します。点前はまず順番を覚えるところから始まりますが、その周辺の細やかな部分が実は大切だと後々気づきます。客も違えば道具も状況も違い、点前の出来栄えというのは一度として同じことはないと思います。業躰先生のお話を伺うと、知らないことがまだまだたくさんあり、また、一度聞いたことはあっても忘れてしまっている内容に改めて出会ったりもしてハッとさせられます。『茶遊庵』生徒がよ...研究会の教え五行棚を中心に

  • 『茶遊庵』初めての着付け講座

    8月も終わり、いよいよ秋が近づいてまいりますね。夏休みに入りたての7月下旬。茶遊庵で初めての着付け教室を開催しました。春頃、生徒から茶会で着物を着たいが、どんなものを揃えたらよいか、着付けをどうしたらよいかと相談を受けたのがきっかけでした。これまで我流でしてきた着付けをきちんとした形で生徒に伝えたいと、一念発起して1月から先生について半年間、着付けを学んできたこともあり、希望の生徒を募っての開催。事前に準備する小物や着物、基礎知識をレジュメにしてお渡しし、当日を迎えました。8名の生徒、しかも親子さんもいらして、全員が初心者。なんとか全員が着物を着て、最後に写真を撮ることができました。が、自分も着付けをしながら8名を指導する、着付けを手伝うというのは思ったより大変な作業でした。時間も予想よりかかり、反省の多...『茶遊庵』初めての着付け講座

  • 冷用抹茶を楽しむ ”泡楽”

    すっかりご無沙汰してしまいました。皆様いかがお過ごしでしょうか。暑い夏が少しずつ過ぎようとしていますね。まだまだ暑いながら、立秋が過ぎたころから風が変わったように思います。暑い夏の日、水で点てられる冷たい抹茶を楽しみました。小山園さんの”泡楽”。茶銘もなかなか楽しい(^)o(^)京都で見つけて即購入。興味津々で開封。抹茶の粒子が細かいように感じる。混ざりやすいようにということか?水を注ぎ、茶筅をふるってみる。氷も浮かべてさらに爽やかにして一服。泡立ちが水だとやはり物足りないかなとお湯でも点ててみました。やはり泡立ちはお湯の方がよろしいようで。温かい抹茶は春夏秋冬問わず美味しいですが、夏は氷で抹茶も特別感あり、よいものです。冷用抹茶を楽しむ”泡楽”

  • ねりきり作りで一服

    アメリカの大学生さんたちと楽しんだ練切作りの残りの生地があったので、後日、一人で遊びました。ぼかしや包餡も今は楽しめるようになり、盛り付けや写真撮影も楽しんで、最後はパクリ。何の花だか自分でもわからないけれど気持ちの赴くまま、金平糖も華やかに散らしてみたり。美味しい♬お気に入りの赤膚焼尾西楽斎先生のお茶碗で一服。落ち着きますう。茶室での一服も勿論美味しいですが、自宅でチャチャっと点てた抹茶も美味しい。茶筅と抹茶さえあれば誰でも楽しめます。茶碗はカフェボウルやお椀でも代用可。個人的には茶筅は日本製の高山茶筌、抹茶はお茶屋さんで買う抹茶がおススメです。体にもいいし、日常で抹茶を楽しみましょう!時にはミルクを注いで、抹茶ラテもよきよき。ねりきり作りで一服

  • 交流ランチ会 アメリカから学生さんをお迎えして

    5月の週末、南ユタ州の大学生3名をお迎えしてランチをご一緒しました。皆さん、栄養学を学んでいる方たちで、日本訪問初めてがお二人、お一人は小学生の頃以来の訪問。事前にご希望をお聞きして、おにぎり&手巻き寿司ランチ。お一人が来日後に生のお寿司を食べて調子が悪くなったと連絡があり、鶏のくわ焼や豚の生姜焼き、焼たらこなど火の通ったものも準備。それなりに楽しんで頂けたようですが、一番すすんだのはデザートのフルーツやオレンジゼリーでした。我が家の定番の茶碗蒸しも食べやすいかと思って準備しましたが、微妙だった様子。折角なのでザ和食を準備したいとはりきりましたが、より楽しんで頂くためには食べなれたものも準備する(選択肢を増やしておく)というのが大切だと学びました。食後は、上生菓子とお干菓子で一服して頂きました。お一人は大...交流ランチ会アメリカから学生さんをお迎えして

  • 『茶遊庵』 全クラスでグループ稽古開始

    五月も残り少なくなりましたが、五月晴れと五月雨を繰り返して梅雨の季節に向かっているようですね。近所の川ではカルガモが子育てをしていて、見る度に癒されています。皆様、いかがお過ごしでしょうか。私は5月は子どもの学校行事やら、着付け、茶道など慌しく過ぎていきました。『茶遊庵』は六月からは全ての曜日でグループレッスンを開始します。茶道は相手があってこその習い事ですので、薄茶平点前まで出来るようになったら、自分がお点前をするだけでなく、お客様をしたり、他の方のお点前や所作を見ることが勉強になり、結果、点前も精神も深みを増すことに繋がります。木曜日は既に4月からグループになっており、お互いが教え合ったり声をかけあっていい雰囲気で楽しくお稽古しております。これから皆さんが交わってどんな化学反応を起こすのか、私自身も楽...『茶遊庵』全クラスでグループ稽古開始

  • 赤膚焼 尾西楽斎 作陶展

    先日、久しぶりに横浜に行き、高島屋の茶道具売り場に立ち寄った。季節のお道具を楽しんだ後、美術画廊を見れば、「赤膚焼尾西楽斎作陶展」ふらりと拝見しに入る。茶道具、花器、香炉、祭器、食器など様々な焼き物に釘付け。大胆なものも、素朴なものも、繊細なものも。私、どれも好きだなと思いました。作家さんの作品はどれも芸術品だけど、最終的にはやはり自分が好きかどうか、という感覚が大事なのではないか、と年を経てつくづく思うようになった。これはなんだろう?と思うものは美術画廊の方に聞いてみる。本当に勉強になる。会場を一巡りして、作家の尾西先生のプロフィールを見たら、同窓だ!嬉しくなって思わず話しかけて、色々お話を伺ってしまいました。先生も気さくに作品についてご紹介下さり、これまた勉強になりました。一番気になったのが、邪鬼の蓋...赤膚焼尾西楽斎作陶展

  • 『茶遊庵』母娘二組ではじめてのお点前体験

    先日、『茶遊庵』のはじめてのお点前体験に二組の母娘がいらっしゃいました。ちょうど同じ時期にお問い合わせがあり、小学生二年と三年で同じ年頃のお嬢様でしたので、一緒に体験して頂きました。少し緊張気味のお嬢様と、体験への期待感でワクワク感伝わるお嬢様。二人とも上生菓子とお干菓子を見ると目をキラキラさせて、私が「飲めなかったら残してもいいのよ~」と点てた薄茶もちょっと苦そうな顔をしつつ、飲み干してくれました。その後、自分で初めての薄茶を点てて、自服。「粉っぽい、、、先生の方がおいしかった」先生としてはホッとする一瞬です。小学二年生のお嬢様は実は抹茶は初めてと聞いていたので、気になって、翌日の来庵お礼のメールでお伺いしたところ、「とても楽しかったそうです。先生のお茶はふわふわだった〜。と言っておりました。習いたい!...『茶遊庵』母娘二組ではじめてのお点前体験

  • 春の茶会2024 盛況のうちに

    もう1か月も前のことになりましたが、おかげさまで2024年3月に開催した春の茶会も盛況のうちに終了しました。本格的な広間茶室で、親子や初心者の方にも気軽に茶席というものを体験し、楽しんで頂きたいとの思いで開催した茶会。全6席、36名のお客様をお迎えしました。小学生や小さなお子様のいる親子さんが沢山いらして下さいました。また、私の大学の友人や茶道研究会同期も家族でお越し下さり、懐かしいひとときにもなりました。今回のお茶会では初心者の方が多かったので、茶席の見どころや和菓子屋抹茶の頂き方についての座学プリントも準備。席入り、床の間の拝見も体験して頂きました。掛軸は「弄花香満衣」小林太玄老師筆漢詩の一節です。花を弄すれば香り衣に満つ弄花香満衣花は椿と黄房水仙。香合は交趾焼の花喰鳥。通常の大寄せのお茶会では終わっ...春の茶会2024盛況のうちに

  • 『茶遊庵』 グループ稽古始まる

    桜も散り行き、若葉の待たれる頃となりました。一雨ごとに温かさを増していきますね。すっかりご無沙汰してしまいましたが、いかがお過ごしでしょうか。私はなかなかゆっくりパソコンに向かうゆとりがなく、ですが、茶遊庵は順調に(?)お稽古を継続しております。初心者ばかりで始まった茶遊庵でしたが、3年目を迎えて濃茶を始める方もあり、今後は主客のやりとりなども学ぶ必要があり、6月よりグループでのお稽古形態に変更する体制が整いました。3月より木曜日クラスは既にグループレッスンを開始しました。午前中3人、午後3人というゆったりとしたグループですが、お互いのお点前を見たり、お客様に集中することができたり、教え合ったり譲り合ったりとプライベートにはない良さが見られます。新たなステージを迎え、生徒たちがお互いに高め合っていけるよう...『茶遊庵』グループ稽古始まる

  • 春の茶会2024 開催のお知らせ

    いつも親子と大人のための茶道教室『茶遊庵』を応援下さり、ありがとうございます。おかげさまで、現在、伝統クラスは満席、体験と入会はキャンセル待ちとなっております。今後、新規枠の検討中です。カジュアルクラスは、体験会を経て、2月よりいよいよ開講致します。もっと気軽に抹茶を楽しみたいとの声を頂き、春休みにお茶会を企画しました。普段着(ジーンズ、作業着以外)、手ぶらで参加可能。和菓子、抹茶、座学プリント付。和室での所作、お菓子と抹茶の頂き方など丁寧に指導致します。小さなお子様も本格的な和室とお茶を体験できます。親子で、お友達と、お一人で、ゆっくり春のひとときをお楽しみ頂けたら幸いです。日時:2024年3月20日(祝)第一席10:00~各席10名第二席10:50~第三席11:40~第四席12:30~第五席13:20...春の茶会2024開催のお知らせ

  • 『茶遊庵』濃茶のお稽古とこれから

    『茶遊庵』の生徒も濃茶のお稽古に入る方が多くなってきました。薄茶は神社仏閣やイベント、カフェ、自宅でも頂く機会がありますが、基本的に、濃茶は茶道を習わない限り、口にすることはほぼない、一種特別な領域、ワンランク上のレベルに入ることになります。指導するにあたり、まずは濃茶を入れる器、茶入の扱いから入ります。濃茶入は薄茶器と違って、仕覆という着物(洋服?)を着ています。仕覆は、茶入の持ち主が変わるとその方のお好みで新たに作られることもあり、茶入によってはいくつも仕覆が添っているといったものもあります。それだけ大事に扱われて、愛されてきた証拠でもあります。どうする家康大名物「初花肩衝茶入」-茶の湯徒然日記(goo.ne.jp)仕覆には紐がついていて、それを結ぶのですが、中に濃茶が入っているか、空っぽかで、紐の結...『茶遊庵』濃茶のお稽古とこれから

  • 早くも雛祭り

    2月は逃げるといいますが、まさにその通り。早くも3月。明日は雛祭りです。実は2月に入院中の父が亡くなったので、やるべき色々なことがあり、押し寄せる複雑な思いもあり、ブログの更新が滞っておりました。茶道や茶遊庵のお稽古に関しては書きたいことや紹介したいモノはありすぎるほどあるのですが~。インスタには短文で写真と共にちょこちょこと載せておりますので、ご覧頂ければ幸いです。介護や医療のこと、人の死に関しては、もう少し落ち着いたら書き留めておきたいと思っています。本当に色々なことというか、思いがけないこともあって、勉強になりました。春の茶会だけは、亡くなる前に告知したので、準備を進め、あとは、日々の和室とテーブルのお稽古、京都での着付けのレッスン、子どもの発熱など、元々決まっていたスケジュールと予定外のことで目ま...早くも雛祭り

  • イソギク

    鎌倉の大巧寺の庭にイソギクを見つけました。茶花としても使われる花です。漢字で書くと「磯菊」。その名のとおり、房総~伊豆の海岸沿いの崖や岩場などに自生している日本固有種の野生菊です。草丈は20cm~40cmほど。写真のように丸い素朴で愛らしい花を密につけます。ふとイソギクの花言葉は何だろうと思い、調べたところ「感謝」「清楚な美しさ」「大切に思う」「静かな喜び」と出てきました。育てるのもそれほど難しくないようです。可愛らしい姿にしばし癒されました。イソギク

  • 着物って楽しい わが変遷

    茶道というと着物を着て、正座して、というイメージがあり、現代では残念ながら、着物と正座が、茶道の敷居を高く感じる一因となっているように思います。正座に関しては、今年になってテーブルでの茶道講座を開催することで茶道に触れて頂ける機会を増やそうと頑張っている最中です。着物に関しては、実は、自分で着付も教えたいので、勉強を始めています。半年で一通りの着付けができるようになるカリキュラムで、最近、習った後は復習もあり、着物を着る頻度は益々上がっております。茶道と着付を一緒に習えたら、着物を着てお茶を飲む経験が出来る人が増えるはず?!まずは、この夏、『茶遊庵』の生徒に浴衣の着付けを教えられることを目標にして頑張ります。今は最低月12回は着物を着るようになった私も、こどもの頃に七五三で、二十歳の時に振袖、大学卒業時に...着物って楽しいわが変遷

  • 「ありがとう」の反対語

    先日、義父の七回忌法要がありました。お坊さんのお話は心に残るものでした。**********************************回忌は何のためにあるのか。それは生きている人のためにあります。3回忌、7回忌、13回忌と、その方が亡くなってからの2年間、6年間、12年間、どんな風に過ごしましたか。これから始まる3年目、7年目、13年目をどのように過ごしますかと考える節目にするのです。亡くなった人は姿としては見えないけれど、生きている皆さんが幸せであるようにいつも見守っている。亡くなった人は、もう美味しいものも食べられないし、お金も意味もない、けれど、それをお供えすることで、生きている人が嬉しい気持ちになる、日々ありがとうという気持ちで過ごせる、それを望んでいる。「「ありがとう」という言葉の反対語を...「ありがとう」の反対語

  • 織部水指の蓋 共蓋と塗蓋

    年末に片づけをしていて、初めて買い求めた茶道具が出てきました。大学で茶道研究会に入り、家でもやりたいと購入した一式。水指、建水、棗、茶碗、蓋置、柄杓、茶杓、茶巾が入っている縦長の箱です。茶巾や茶杓などは既に箱の中にはなくて、残っていたのは、水指と建水のみ。何度か自宅で母にお点前を見せたくてやってみせて、その後はしまいこんであった記憶しかありません。お稽古道具になりそうなので、今後使おうと改めて確認をしました。織部の水指。濃茶をする時に、塗蓋も用意しておいた方がいいかな?まとめて購入していた塗蓋をあわせてみました。よく見ると、塗蓋と一言にいっても、厚みのあるもの、中央がへこんでいるもの、持ち手の造り、裏側の様子など、実は様々。水指に乗せて、姿を確かめますと。。。。。見た目と、蓋との相性を見て、コレと決めまし...織部水指の蓋共蓋と塗蓋

  • 『茶遊庵』カジュアルクラス 追加体験会

    1月も下旬となりました。テーブルでの茶道体験会は、今もお問合せを頂き、追加での開催が決まりました。2月9日(金)10:30~11:30あと2名様まで参加可能ですので、興味のある方はこの機会にどうぞ。開講は基本的に火曜日と金曜日ですが、まだ継続のお稽古日時が確定していないため、このタイミングで始める方は私と相談の上、お稽古日程を決められます。基本は2名以上グループでの開講ですが、プライベートでの受講もご相談に応じます。先日もお仕事の関係で、火曜日と金曜日の都合がつかず、プライベートで月曜日午後で3回コースを設定しました。以前にもありましたが、『茶遊庵』HPの問合せフォームからの連絡で、迷惑メールに振り分けられてしまうことがあるようです。メールは確認して遅くとも一両日中にはお返事しておりますので、2日以上返信...『茶遊庵』カジュアルクラス追加体験会

  • 『茶遊庵』カジュアルクラス 体験会 開始

    年が明けて早くも半月が経とうとしています。『茶遊庵』伝統クラスのお稽古開始、自身の初釜、と続き、先日、昨年の夏からあたためてきた『茶遊庵』のカジュアルクラステーブルで茶道体験会が始まりました。まずは簡単に自己紹介。私の点前で薄茶を召し上がって頂いた後、茶道や季節についての座学。続いて、『茶遊庵』のご案内、質疑応答となりました。おかげさまで初日から、はじめての盆略点前Step.1(3回コース)にお二人お申込み頂き、開講が決定致しました。あとお二人まで参加できますので、興味のある方はご連絡下さい。日程など詳細をお知らせ致します。『茶遊庵』コース案内皆さん、茶箱コースにも興味があるようで、急遽茶箱もお見せしたり。。。。盆略の次は茶箱も、と和やかにお話が弾みました。海外技能実習生にお茶を点ててあげたい、海外のお客...『茶遊庵』カジュアルクラス体験会開始

  • 初釜2024

    今年も初釜が終わり、私の茶道精進の日々が始まりました。コロナも落ち着き、今年は通常通りの初釜でした。待合には、龍。伽羅の香り。柚子のお茶を頂き、整えられた露地を進んで蹲をつかい、席入り。蠟梅も静かに優しく咲いておりました。淡々斎の掛軸。お正月らしいお道具の数々。挨拶をしながら、皆で集える有難さをかみしめました。炭所望で、僭越ながら、私が炭をつがせて頂きました。立派なお炭だったので、懐石の間に、もうもうと湯気が立ち上がり、ほっとしました。(ちょっと燃えすぎか?と心配になるほど)お食事は先生のお心づくし。今年も花びら餅のお椀が最高でした!主菓子を頂いて中立。お菓子は豊島屋製の棹物。鶴と亀!後座では亀甲竹の出舟に可愛らしい有楽椿。こんな花のいれ方もあるのかと勉強になります。濃茶の後は、花月で賑やかに薄茶を楽しみ...初釜2024

  • 根付松と子どもたちへの想い

    お正月明けの『茶の湯徒然日記』の訪問者は900人を超えました。時々、1000人を超える時もあるけれど、毎日更新しないので、大体は600~700位をウロウロしています。それでも、季節にまつわるお話を長年書きためているせいか、季節の言葉やお点前の文言で記事がヒットして、見て下さる方がいるようで有難いことです。茶道の楽しさ、素晴らしさが伝われば嬉しいです。私は、ブログの人気記事の欄と、アクセス解析で、どの記事に沢山アクセスがあるのかを見るのが好きです。実は自身で書いたにもかかわらず、15年も経つと、忘れている記事や内容も多く、皆さんのアクセスによってふと懐かしく思ってクリックし、改めて読み返すと、自分でなるほどな~と思ったり、その頃の自分が何を考えていたのかがわかり、なかなか興味深いのです。基本的な考え方は変わ...根付松と子どもたちへの想い

  • 2024年 あけましておめでとうございます

    2023年12月末は、なんだかんだとバタバタと過ぎ、大晦日にはなんと、風邪気味という状況になり、夜パソコンに向かうことができませんでした。そして、年が明けて三が日が過ぎました。そんなわけで、2023年の振り返りと、新年のご挨拶を一緒にさせて頂きます。2024年あけましておめでとうございます昨年中は『茶の湯徒然日記』と『茶遊庵』を応援頂き、ありがとうございました。本年もどうぞ宜しくお願い致します。今年は元旦から大地震がおき、翌日は航空機の炎上がおき、各地で火災があったりとつらい思いをした方が多く、本当にお見舞い申し上げます。義援金寄付と祈ることしかできませんが、一日も早く平常を取り戻せるようお祈りしております。元旦、我が家は、川崎大師に初詣の後、主人の実家にて皆でお膳を囲み、賑やかに過ごしました。2022年...2024年あけましておめでとうございます

  • 芳名録 (*最新記事はすぐ下)

    友人が足あと帳をブログに設置したのにならって私も設置してみることにした。名称は足あと帳ではなく、”芳名録”としました。m-tamagoの茶室“茶の湯徒然日記”にお越し下さった記念に、芳名録に気軽にお名前(ニックネーム)とコメントを残して頂ければ幸いです。普段記事を読んでいるけれどコメントしずらいという方も、こちらにどうぞ。(注:最新の記事は芳名録の下にございます)芳名録(*最新記事はすぐ下)

  • 『茶遊庵』カジュアルクラス新設のお知らせ

    いつも『茶遊庵』を応援して頂きましてありがとうございます。2022年1月に開庵以来、100名以上の方が茶道体験、25名が短期講座受講、現在、親子クラス・大人クラス総勢20名が楽しく真剣にお稽古を続けております。2024年1月より、更に多くの方に茶道の楽しさを知って頂きたいとの思いから、カジュアルクラス~テーブル茶道講座~を新設致します。正座や和室の雰囲気が苦手な方、まずは茶道の世界を覗いてみたいという方は、一度、洋室テーブルでの茶道体験におでかけ下さい。日常から離れ、心を整えながら、日本の教養を身につけませんか。2024年1月に体験会を開催、2月より講座を開始予定です。お問合せ、お申込みは『茶遊庵』の問合せよりお願いします。より詳細な内容をお知らせし、体験会の予約確定となります。講座開講日時:2024年2...『茶遊庵』カジュアルクラス新設のお知らせ

  • 羽一衣 はねひとえ 栄太郎製

    あっという間に今年も残り少なくなってまいりましたね。掃除やら年賀状やら、やるべきことは山積していますが、遅々として進まず。皆様はいかがお過ごしでしょうか。そんな慌しい気持ちをおさめるべく?!美味しいお話を一つ。秋の話になりますが、友人が楽しい飴ちゃんをくれました。ソーダ、マンゴー&レモン、ブラッドオレンジの板状の飴。栄太郎製の羽一衣という、お菓子でした。お名前通り、サクサクと軽やかな飴。食べやすく、味も色々あり、抹茶の干菓子としても楽しいかも。有平糖の新しい形としてもお出しできる?自宅に持ち帰ると、美味しい!と子供がサクサク食べていましたが、『茶遊庵』の分もなんとか残って、生徒とも楽しみました。生徒たちも、おもしろーい、楽しい~とサクサク。栄太郎さんといえば、その昔、丸い缶に入った、三角の梅ぼ志飴や紅茶飴...羽一衣はねひとえ栄太郎製

  • 『茶遊庵』 朋有り 遠方より来る part.2

    師走、私の原点となった大学茶道研究会の同期と後輩が『茶遊庵』に来庵。我が茶道研究会は現役・卒業生が力を合わせて5年ごとに茶会が催されることもあり、まだ携帯電話がない時代でも、他のサークルより繋がりが持続しやすかったように思います。卒業生のお稽古場も設けられているので、卒業後も継続して通う人はそのままつながっています。私はお稽古場が遠いので通うことができませんでしたが。携帯、SNSの発達で、今や学年ごとのグループラインができたり、今は連絡もとりやすく便利な時代になりました。今回は、2年後輩の女子二人と、同期男子が来てくれました。まずは薄茶を一服、交代して点て合いました。早稲田時計台茶碗も二度目のお目見え。今回も、私以外誰も購入していなくて、改めて見て、「買っておいてもよかったな~」なんて言葉も。後輩女子は卒...『茶遊庵』朋有り遠方より来るpart.2

  • 私が茶道をおススメする理由

    今年もあっという間に師走を迎えました。12月になると、どうしてこう、気ぜわしく感じてしまうのでしょう。急ぐ気持ちになりながら、クリスマスや年末年始の準備、ワクワクする気持ちも生まれます。『茶遊庵』のお道具も秋から冬に入れ替わりました。準備をしながら思うのは、こうして季節を感じられるのは幸せなことだなあと。そもそも日本人は季節を感じながら、豊かな情緒、心を育んできました。ですが、都会では、日常生活の中で季節の移ろいを無意識に感じることは難しくなっている現実があります。勿論、ハロウィンやクリスマスなど行事の飾りつけは季節前倒しで街中で見かけますが、自然の移ろいは、意識して見たり、学んだりしないと、知らないうちにあっという間に過ぎ去っていきます。茶道では季節感を第一に掛軸を選び、花を入れ、お菓子やお道具を選んだ...私が茶道をおススメする理由

  • 夫婦で茶道 着物でお稽古

    ご夫婦で『茶遊庵』のお稽古に通われているお二人。奥様が学生時代に茶道経験があり、改めて二人で学びたいと6月から入会されました。ご主人は必ずお稽古前に着物に着替えます。とても熱心で、ご自宅でもお二人で復習しているそうです。奥様が先輩、お互いの点前を見ながらできるのでいい勉強になるようです。そんなわけで、お稽古の進みも早いし、初心者ならではの疑問に私も新たな気づきを頂いています。男性の生徒は初めてで、私も帛紗の付け方や扱いなど男女で異なる部分を改めて学び直しました。『茶遊庵』もですが、茶道人口は現在女性8割、男性2割、女性が圧倒的に多い。今や女性の習い事のようになっていますが、始まりは男性。茶道は、年齢、性別にかかわらず、是非一度は触れてほしい世界です。ハードな仕事の合間の一服、忙しい家事の合間の一服はきっと...夫婦で茶道着物でお稽古

  • どうする家康 湯を汲む柄杓と母衣(ホロ)ってこれか?

    相変わらず、どうする家康の茶道風景を追っております(´∀`)どうする家康ねね様と黄金の茶道具先日も家康に扮する松本潤さんが、柄杓を手にしておりました。松本潤さんの柄杓を扱う手、とてもおきれいです。柄杓って現代の生活の中ではほぼ使わない道具ですね?せいぜい、神社仏閣に行った時に手口を清める時に使う柄杓位でしょうか。コロナで撤去されたところも多いので、これからは益々遠いお道具の一つになるかもしれません。『茶遊庵』では、盆略点前を修了し、柄杓を使った薄茶平点前のお稽古に入る時に、柄杓の種類や扱いについて説明します。何処をどうやって持つとバランスよく持てるか、お湯や水を汲んでみると結構難しいのです。特に、お湯を茶碗に入れる時、こぼさずに入れるというのが難しい。どの位の高さから、どうやって入れるか、試行錯誤です。そ...どうする家康湯を汲む柄杓と母衣(ホロ)ってこれか?

  • 着物を着てお茶を点てよう

    『茶遊庵』や自身の茶道稽古の時は、動きやすく、手入れのしやすい洗える着物を着ますが、久しぶりに訪問着に袖を通しました。実は、子どもの七五三で袖を通して以来のことでした。母が選んでくれた絹の着物は柔らかく、着心地抜群。思い出と共に気持ちまで華やぎます。自撮りです。たまに箪笥に眠っている着物をひらいて着るのは、着物にとっても、自身にとってもいいことかもしれません。『茶遊庵』のお稽古は洋服の方がほとんど、まずは動きなれた洋服で茶道を楽しんでほしいと思っています。ただ、点前は着物での動きをベースにしているので、ある程度できるようになったら、一度着物でお点前してみることをお勧めします。必ず着物でいらっしゃる親子さんがいますが、ジーンズ地の着物だったり、二部式の着物だったり、お子さんにはまきつけてマジックテープでくっ...着物を着てお茶を点てよう

  • 曜変天目 ぬいぐるみになる

    手の中に宇宙。大分前の新聞記事ですが、静嘉堂文庫の国宝曜変天目茶碗のぬいぐるみが販売されていると。売れ行きも良いようでした。本物をガラス越しに初めて見た時は感動しました。静嘉堂文庫美術館茶碗の美ゴマ子さんと一緒に拝見して以来、見ていないなあ。懐かしい。本物は手には取れませんから、手馴染みは違うけれど、このぬいぐるみ、持ってみたい気がしました。本来、吸い込まれるような宇宙広がる美しい器が、手に取ればほっこり温かみを感じる曜変天目に。天目台にのせてみたい。クシュッと手で丸めてみたい。妄想は広がりますが、インスタに投稿したところ、未だに人気でなかなか購入できないとのコメントや実際手にしました、企画発案者はすごいですねとのコメントも。どこかでご縁があれば、手に取ってみたいものです。曜変天目ぬいぐるみになる

  • 上生菓子 栗羊羹、松茸薯蕷饅頭、ハロウィーンと菊の練切

    ブログを読んで下さっている方はご存知の通り、昨年春から、インスタでご縁が繋がり、毎月1回、和菓子レッスンに通っています。先生は自然派で体によい材料で、自宅でも作りやすい和菓子を教えて下さいます。また、私が伺う時は茶道のお稽古で使うとしたら。。。。というお話も加えて下さり、とても勉強になっています。茶道に欠かせない和菓子、食いしん坊の私はこのレッスンが毎月楽しみでなりません。湘南茅ケ崎和菓子教室everydaysweets9月は練切菊尽くしと、大好きな栗羊羹でした。菊も様々な表現があるもので。箱に入れると私のつたない作品もそれなりに見えるのが嬉しい。先生の菊尽くしはとっても素敵!10月は、練切ハロウィーンと松茸薯蕷饅頭。ジャック・オー・ランタン松茸ファミリー薯蕷饅頭というと丸いイメージですが、今回のように形...上生菓子栗羊羹、松茸薯蕷饅頭、ハロウィーンと菊の練切

  • 女子大生と甘納豆屋さんとのコラボ「あまNUTS」

    面白いものを見つけました。"あまNUTS"なる商品。甘納豆といえば、豆を甘く煮たものですが、こちらはナッツを甘く煮た、木の実の甘納豆です。4種類の中(ピスタチオ、ヘーゼルナッツ、カシューナッツ、アーモンド)から、カシューナッツとアーモンドの2種を購入。ナッツなのに、柔らかい。アーモンドは言われなかったら、見た目もそうだし、お豆を煮た味のように感じる。カシューナッツは確かにナッツのお味が。お薄のお茶菓子としてもよいかも、面白いかもと思いました。ナッツは固くて食べられない子供やお年寄りにもよいかもしれません。この商品、鎌倉女子大の女子大生と鎌倉源氏庵さんとのコラボで生まれたものだそう。確かにパッケージもおしゃれでかわいい。楽しいお品です。見かけたら是非お試しくださいませ。鎌倉源氏庵とのコラボレーション商品「あ...女子大生と甘納豆屋さんとのコラボ「あまNUTS」

  • 『茶遊庵』みのり茶会 前礼と後礼

    お茶会の体験が初めてだった『茶遊庵』の生徒たち。具体的に何をするのか、事前に流れを知ってもらいたいと、プリントを作り、お稽古の座学の時間にお話をしました。お茶会にお招きする側、お客様として招かれる側がいて、それぞれが何をすべきか。そして、大切なお茶会の招待状とお礼状の書き方とその例文について。すると、亭主をする小学生が、おばあさま宛てに招待状を書いて、見せてくれました。必要な日時や内容と共に、子どもらしい心温まるご招待の言葉が並んでいました。当日いらしたおばあさまも孫の立派な亭主ぶりに驚き、喜ばれていました。お茶会では、前礼と後礼というものがあります。お茶会開催の前に亭主側はお客様へのご案内、客側はそれに対する出欠のお返事、お茶会の後にお客様から亭主への御礼、亭主からお客様への御礼。昔は手紙ではなく実際に...『茶遊庵』みのり茶会前礼と後礼

  • 三浦友理枝 ドビュッシー・ピアノ作品 全曲演奏会

    デビュー以来、そのリサイタルを楽しみにしているピアニストの三浦友理枝さん。三浦友理枝オフィシャルHPhttps://www.yamaha-mf.or.jp/art/official/yuriemiura/本日、ドビュッシーピアノ作品の全曲演奏会のご案内が届きました!難しい曲だそうで、更に全曲演奏というのは実力もないとできないことだそうです。お父様から本人が全力をあげて取り組んでいる演奏会と聞いています。年末のひととき、美しいピアノの音色と共に過ごしませんか。私もお伺いする予定です。面識のある方は私の方でまとめてチケットを手配できますので、ご連絡下さい。日時:2023年12月16日(土)14:00開演13:30開場(休憩はさみ演奏2時間)場所:フィリアホール横浜市青葉区民文化センター曲目:ドビュッシー前奏曲...三浦友理枝ドビュッシー・ピアノ作品全曲演奏会

  • どうする家康 ねね様と黄金の茶道具

    NHK大河ドラマどうする家康も佳境ですね。再び、茶道風景の続きです。どうする家康大名物「初花肩衝茶入」結局、利休様の登場はありませんでしたが、茶を飲む風景や茶道具はちらちらと画面に現れて、楽しんでいました。秀吉が栄華を極めていた頃の、ねね様の後ろには、黄金の茶道具がきらめいておりました。そして、先日は、伏見から逃れてきた家康の側室阿茶の局に茶を一服点てるねね様。他にもこのお菓子はなんだろう??干し柿かな?人がいるところにお茶あり!ですね。年末に向けて大河ドラマも大詰め。最後まで茶道具の登場を楽しみに拝見します。どうする家康ねね様と黄金の茶道具

  • 利休草

    あっという間に11月を迎えました。皆さん、炉開きを迎えておられる頃でしょうか。「茶遊庵」では昨日、11月最初のお稽古があり、亥の子餅で炉開き。裏千家では善哉を頂くことが多いのですが、外の茶室なので亥の子餅をお出ししています。もうちょっと前の話になりますが、夏の終わりに、花屋の店先で、「利休草」を見つけました。茶道に関する言葉や名称に出会った時、私は喜びと驚きとワクワクに包まれます。この時も、「何?利休草って??利休梅は知ってるけど、草もあるの???」となったわけです。利休梅に出会った時も感動でした。利休梅https://blog.goo.ne.jp/m-tamago/e/8ce64b439007c5f144399964f7a9c330利休と名がつけば、千利休さまと関係があるの?とつい思いがちですが、調べた...利休草

  • 『茶遊庵』みのり茶会 山の錦

    みのり茶会のお菓子は、いつもお世話になっている大船の龍月さんにお願いしました。いつもは既製品ですが、お茶会の趣旨をお話して、職人さんが作って下さいました。お点前披露のお祝い秋の紅葉のように、美しく実りある道が続きますようにとの願いをこめて。中には私の大好きな栗を丸々一個しのばせてもらいました。菓子切を入れたら、みなさん、固くてびっくり。でも、栗だとわかって美味しいと喜んで頂きました。お菓子も本来、席主自ら作るのが最高のおもてなしかもしれませんが、職人さんと相談して、出来た試作を拝見するのも勉強になり、楽しい経験でした。私の想いや言葉を美味しいお菓子の形にしてくださって感謝感謝でした。水屋では、子どもたちがどうやったらきれいに見えるだろうか、取りやすいだろうかと試行錯誤しながら一生懸命、器に盛ってくれました...『茶遊庵』みのり茶会山の錦

  • 『茶遊庵』みのり茶会 主人公

    『茶遊庵』が発足して1年10カ月。最初の生徒がお稽古を始めて、1年8カ月。2023年10月7日に、初のお茶会”みのり茶会”を開きました。和室での所作、盆略点前から始め、風炉の薄茶平点前拝見なし、拝見あり、丸卓、その間に、茶箱などそれぞれのペースでお稽古を頑張ってきました。その姿を見ていて、発表の場、お点前を披露する場を設けたいと思うようになりました。美味しいお茶をお客様に心をこめて点てたり、美味しいと言ってもらったり、そのやりとりや雰囲気を味わってこそ、日頃のお稽古が生かされ、次の成長に繋がると思うからです。私自身も大学茶道で、新入生茶会を開いて頂き、初めてお点前をした時のこと、とても緊張しましたが、晴れやかで嬉しかったことを今も思い出します。親子茶道の生徒がお点前をして、大人茶道の生徒がお客様として入る...『茶遊庵』みのり茶会主人公

  • 『茶遊庵』練習茶会を終えての・・・近況報告

    すっかりご無沙汰してしまいました。10月も終わろうとしておりますが、皆様いかがお過ごしでしょうか。すっかり涼しくなって、おでかけが楽しい季節になりましたね。私もお稽古時に着物を着るのが楽になり、ほっとしています。そして、私にとって今年最大のイベントであった、『茶遊庵』の親子茶道の発表の場としての練習茶会、みのり茶会が、10月7日に終わりまして、ホッとするやら反省するやら。その後も、続く様々な行事におわれ、自宅にいることが少なく、ブログの更新もできずにおりました。今日もお茶会の様子を書こうと思っておりましたが、やりきれず、現在に至ります。今週中には、みのり茶会の様子を書いておきたいと思っております。(インスタでは少しご紹介しているのですが)『茶遊庵』の2023年内の体験は、おかげさまで、11月18日(土)1...『茶遊庵』練習茶会を終えての・・・近況報告

  • 文化財修理 なぜその原材料

    先日9月13日の朝日新聞文化欄の記事に、文化庁が貴重な文化財修理に欠かせない様々な原材料のリスト化を進めているという記事があった。自然環境の変化や、生産者の後継者不足などで原材料の確保が難しくなりつつあり、これまで口伝などに頼っていた情報をまとめて安定供給につなげようという試みだとか。リスト化を進めるのは、絵画や工芸品などの文化財の修理の現場で、手に入れるのが難しくなった原材料がいくつもあることが背景にあるそうだ。修理には宇陀紙、雁皮紙といった和紙が使われることが多いが、その原料の動物による食害や作業者の高齢化が進んで生産が危ういという。私自身のことで考えても、茶道の中では和紙を使用されることはあるが、日常生活ではほとんどない。一般に使われることが少ないとなれば、生産量も減るし、生産者が減っていくのは当然...文化財修理なぜその原材料

  • 十五夜が続いた『茶遊庵』 五郎丸屋製 月うさぎ

    9月30日は、『茶遊庵』のお稽古日でした。座学の時間には、昨日は仲秋の名月、十五夜でしたね、なんてお話をして、プリントでお月見の由来やお供え物のご紹介をして。なかなか忙しくて、今年は月1回のお稽古が続きそうな生徒、久しぶりのお稽古でした。富山旅行に行ってきたとのことで、五郎丸屋製の銘菓薄氷をお土産に頂きました。薄氷は、雪深い北陸の水田や水溜まりに張る美しい氷を模して作られた、真綿に包まれて運ばれるほどの繊細な銘菓です。この時期は、氷から可愛いうさぎさんの姿に変身しておりました。聞けば、お土産には買ったけれど、本人は食べたことがないとのこと!その場で開けて、薄茶平点前のお稽古を始め、2服点ててもらって、一緒に早速味わいました。程よい和三盆の甘みと味わい。久しぶりに頂き、一緒に楽しめて幸せ~。自宅に帰ってもう...十五夜が続いた『茶遊庵』五郎丸屋製月うさぎ

  • 仲秋の名月 十五夜お月さん 見て跳ねる兎

    今日は十五夜、お月見ですね。今年は、満月と仲秋の名月が重なる珍しいめぐりあわせのようです。仲秋の名月=満月とは限らないわけですね。次は6年後だとか。昨日のお稽古では、お月見の干菓子をお出ししました。本来、菓子器に盛り直しますが、生徒には箱のまま、1日早くお月見を楽しんでもらいました。月と団子数個が最後に残ったので、今晩頂きました。日本の秋には月が美しい夜が3日あると言われます。十五夜じゅうごや十三夜じゅうさんや十日夜とおかんや十三夜は十五夜の次に美しいと言われ、どちらか一方を見ないと、片見月、片月見と言われたりもします。十日夜はあまり馴染みがありませんが、稲刈りを終えた収穫祭、田の神様を見送る行事。今年の十三夜は10月27日、十日夜は11月22日だそう。秋の月を楽しみましょう^_^仲秋の名月十五夜お月さん見て跳ねる兎

  • 函館紀行 函館の和菓子 上生菓子

    駅前で、旅の最後に連れ帰った上生菓子。夕方だったので、上生菓子は残り少なく。でも、夏らしい、素敵な上生菓子に出会えました。西瓜求肥入りかのこ小豆に映えて西瓜が美味しそう。中には求肥が入っていて尚うれしい。昼顔求肥黄身餡夏というと定番は朝顔ですが、そうでないところがちょっといい。優しい色合いとお味でした。持ち帰る途中でちょっと花びらの形が崩れてしまいましたが~旅の思い出を語らいながら、自宅に戻って抹茶と共に頂きました。旅先での美味しいものとの出会いは格別ですね!<ご参考>函館千秋庵総本家http://www.sensyuansohonke.co.jp/函館紀行函館の和菓子上生菓子

  • 函館紀行 函館の和菓子 干菓子編

    最近、旅行に行くと、その先で気になるのは、茶室、茶道具、和菓子。北海道というと、牛乳やバター、チョコレートのイメージが強くて、洋菓子をついついお土産に選んでしまいますが、今回の旅行ではまず和菓子屋さんをチェックしました。考えてみれば、北海道は小豆の産地なわけで、美味しい餡子があるはず!と。結局、和菓子の店舗は駅から少し離れていたりで、直接は訪ねることができず、函館駅の中にあるお土産屋さんで素敵な和菓子をゲットしました。龍栄堂さんの夏の干菓子セット。えぞ菊白寒氷の菊赤とんぼ紅錦玉にとんぼ池の畔青錦玉のハスの葉秋桜薄赤寒氷にコスモス野かんぞう黄寒氷にかんぞうの花朝の露紫錦玉の朝顔夏桔梗水色錦玉の桔梗さなずら紫打ち物の葡萄色合い、形、どれも美しく優しく、春、秋、冬もお取り寄せしたくなりました。さなずらの意味がわ...函館紀行函館の和菓子干菓子編

  • 函館紀行 民芸はこだて 津軽焼を手にして

    夏休み、少し前のお話になりますが、2泊3日で函館旅行に出かけました。北海道は札幌、美瑛、トマム、旭川、小樽には訪ねたことがありますが、函館は初めて。1泊目は函館市内、二泊目は湯の川温泉に宿泊、函館を堪能しました。最終日のお話からになりますが。。。。。旅先での茶道の思い出。インスタで繋がった『民芸はこだて』に立ち寄りました。@mingeihakodate民芸はこだては、喫茶はこだてでもあり、日本各地の焼物を拝見できるだけでなく、その月のテーマに沿ったお茶碗でお抹茶やコーヒーを頂くこともできます。この日は暑い中、市内観光をした後で、入るとすぐ美味しい玄米茶を出して下さいました。そして、好きなお茶碗を選ばせて頂いて、抹茶を一服。それぞれのお茶碗にあった古帛紗が添えられて運ばれてきました。子供はチーズケーキと共に...函館紀行民芸はこだて津軽焼を手にして

  • 『茶遊庵』9月23日 体験のお誘い

    もう明後日のこと、9月23日(土)のお稽古で急なお休みが出まして、2枠空き、以下の時間に体験が可能です。もし宜しければご連絡下さい。ゆっくりと体験して頂けます。美味しい季節の和菓子とお抹茶を楽しみませんか。①12:40~13:20②13:20~14:00③14:00~14:40お問合せフォームhttps://ws.formzu.net/sfgen/S89193350/近所で紅白の彼岸花を見かけました。お彼岸、ですね。暑さ寒さも彼岸までといいますが、、、今年はまだまだ暑い。『茶遊庵』9月23日体験のお誘い

  • 国連でのお茶会 茶碗は地球、その中にある大切な緑

    友人からのラインで、国連での鵬雲斎大宗匠の献茶式のことを知りました。https://media.un.org/en/asset/k1w/k1whsiapbf9月21日の国際平和デーを前に、ニューヨーク国連本部で13日に鵬雲斎大宗匠が平和を祈念して献茶式を開いたというもの。国連でのお茶会の様子、大宗匠のお点前やお道具、振舞われたお菓子など、とても興味深く、じっくりと拝見しました。今年100歳の大宗匠のシャキッとした御姿、手元、本当に素晴らしくて見入りました。そしてスピーチにも聞き入りました。掛軸は、和わ、なごみ、皆が肩を寄せ合って一つの目的に向かって進んでいこうということ。それに祈りを込めて献茶をする。お茶碗は丸い、それは地球、その中には緑がある。地球上で緑は一番大切。皆さん今日は抹茶を楽しみながら、その緑...国連でのお茶会茶碗は地球、その中にある大切な緑

  • 錦秋 秋の気配を感じて

    まだまだ日中は暑いですが、朝夕は秋の雰囲気になってきました。先日、秋を感じさせるお菓子を頂戴しました。夕暮れの空にトンボが飛んでいる?季節を羊羹にとじこめて。錦秋という銘に来る秋をしみじみ感じました。しばし眺めて楽しみ、抹茶を点てて頂きました。栗や芋のお菓子も沢山店先に並ぶようになりましたね。栗が大好きな私にはたまらない季節です。秋は確実に近づいてきているようで、夏の疲れも出やすい頃、皆様もお体お大切にお過ごしください。錦秋秋の気配を感じて

  • 藝大祭 秋季茶会に行く

    東京藝術大学祭の秋季茶会。国際交流館の4階茶室で行われるとパンフレットで知りました。はじめての東京芸術大学祭迫力の神輿まずは受付。既に沢山の方が予約されていたが、無事予約がとれてホッ。受付横には野点傘、足元には栗が飾られておりました。秋だなあ~~。茶室前で暫く待機。今回お邪魔する茶室はできたばかりのようで、隈研吾さんの建築チームによるものだとか。待っている間からワクワク。時間が来て、待合に通される。灯りと欄間が竹工芸?優しい、きれい。17名ほどのお客様。待合で「どなたかご正客をお願いします」シーン・・・・困った学生が、連客の中で一番年上の茶をたしなんでいらっしゃるとおぼしき方に声をかけるも、遠慮されました。大寄せ茶会アルアル。もう一回声をかけたらこの方がして下さるはず、それがいいと内心思っていましたが、「...藝大祭秋季茶会に行く

  • はじめての東京芸術大学祭 迫力の神輿

    9月に入り、まだまだ暑いとはいえ、風や空には秋を感じられるようになりました。そんな中、かねてから行きたいと思っていた東京芸術大学の祭典、芸大祭に行ってきました。一般大学の大学祭も素晴らしいですが、芸術の粋が集まった大学での学園祭はきっと思いがけないものに出会えるはずだ!というような期待とワクワク感がありました。スケジュールが合わず行けないうちにコロナ禍となり、やっと今年、叶いました。実は、上野動物園や美術館、博物館は知っていても、大学の位置は知りませんでした。地図に従って歩いていくと、まずは、芸大生による出店が沢山、出迎えてくれました。陶芸、アクセサリー、標本、プリントTシャツ、シールなどなど手作りの商品が並んで楽しい。なかなか前に進めません。大学近くの公衆トイレもおしゃれで足が止まりました。リアルな絵は...はじめての東京芸術大学祭迫力の神輿

  • どうする家康 大名物「初花肩衝茶入」

    再び、どうする家康茶のある風景。NHK大河ドラマ『どうする家康』の茶道風景に注目どうする家康茶道風景の続き天目茶碗の扱い賤が谷の合戦の祝いに、家康から秀吉に贈られた初花肩衝茶入。いたく感動している秀吉の姿、茶を知らない人はびっくりしたかもしれません。戦国時代、信長は、茶道具の価値を一国分にまで引き上げ、戦利品として領地ではなく、茶道具を与えました。初花肩衝の伝来は鳥居引拙(珠光二男)→大文字屋疋田宗観→織田信長→織田信忠→松平念誓→徳川家康→豊富秀吉→宇喜田秀家→徳川家康→松平忠直→松平備前守→柳営御物信長がかつて所持していた初花を手に入れた秀吉が喜んだわけです。箱から大切に取り出された初花。仕覆にも注目です。初花には3つの仕覆がついているとされますが、ここで写っているのは、丸龍鳥襷かな?珠光緞子白極緞子...どうする家康大名物「初花肩衝茶入」

  • 『茶遊庵』 ヨークカルチャーセンター大船 秋の講座

    相変わらず、毎日暑い日が続いていますね。そして、いよいよ夏休みも残り少なくなりました。もう、学校が始まっている地域もあるようですが。まだ秋のことなど考えられないような暑さですが、ヨークカルチャーセンター大船で10月開催予定の『茶遊庵』小学生茶道、親子茶道、大人茶道3回コースのチラシ原稿が上がってきました。9月には配布される予定です。いずれも木曜日、10月5日、10月19日、11月2日の日程となります。大人茶道は、6月にも開催したテーブルで盆略点前の2回目の開催となります。初めて尽くしテーブルで盆略点前テーブルで盆略点前修了小学生茶道、親子茶道は、絨毯を敷いて、和室での所作(正座・挨拶の仕方)、和菓子や抹茶の頂き方、お茶の作法を楽しみながら学びます。小学生茶道は、抹茶を自分で点てて、自宅でも家族や友達におも...『茶遊庵』ヨークカルチャーセンター大船秋の講座

  • 茶道は三拍子? 日常は四拍子?

    毎日暑い日が続いていますね。『茶遊庵』のお稽古も8月は月初と月末によせているので、中旬は長いお休みが入ります。この期間に秋の親子さんお点前デビュー茶会や来年から開始するお稽古のことをつめていきたいなあと思っています。6月からご入会されたご夫婦がいらっしゃいます。奥様がまた茶道を習いたいと『茶遊庵』を探しあてて下さり、日本文化がお好きなご主人様も一緒にやってみようと入会して下さった素敵なご夫婦です。男性の入会は初めてなので、帛紗の付け方や扱いなど、少し男女で異なる部分を私も勉強しなおしました。奥様は茶道経験者でいらっしゃるので、忘れてしまったとおっしゃいながらも、手を動かし始めるとすいすいとお点前が進みます。長い間休んだとしても、一定期間習ったことのある方は動き始めればあっという間にブランクを取り戻していき...茶道は三拍子?日常は四拍子?

  • 2023夏休みスペシャル 練切作り&抹茶 ヨークカルチャーセンター大船

    ヨークカルチャーセンター大船での練切作り&抹茶体験。親子で、小学生だけで、様々な方がご参加下さいました。まずは、練切作り。私の方で、練切とは何か、プリントを使って座学でお話。実際に餡を練り、餡を包み、形を作っていく様子を一通り見て頂いてから、好きなように作って頂きました。真剣です。今回は皆さん思い切りがよく、あっという間に作り上げていました。とても可愛らしい♪いつもは餡のセットを一組に3つずつ準備するのですが、今回は一人に一つずつだったので、お子様からは「もっと作りたい~」との声が聞かれました。練切を作った後は、抹茶体験。畳はありませんが、絨毯を敷いて、その上で正座の仕方をお話した後、私の盆略点前を見て頂きました。そして、茶筅を実際に振ってお茶を点てる体験を。一生懸命、泡立てようと頑張って、それぞれ上手に...2023夏休みスペシャル練切作り&抹茶ヨークカルチャーセンター大船

  • 2023夏休みスペシャル はじめての抹茶体験 ヨークカルチャーセンター大船

    暑い日が続いております。ご無沙汰しておりますが、皆様いかがお過ごしでしょうか。ヨークカルチャーセンター大船にて夏休みスペシャル茶道講座が終了しました。はじめての抹茶体験には、3歳のお嬢様がご両親と一緒にいらっしゃいました。お申込み前に、「幼稚園生だと抹茶体験できる場もあるけれど、未就園児も可能というところはなく、今回参加できるでしょうか?」とのお問合せを頂き、「お湯と陶器のお茶碗を使うので、それだけ気を付けて頂ければ」とお伝えしての参加となりました。樹木希林さん主演の「日日是好日」を見て、茶道に興味を持ち、何度も集中してみるのだとか。自宅で茶筅も振るっているそうで。まずは、私の一服をご家族で召し上がった後、自分で茶筅をふるい、嬉しそうに飲みました。とにかく、自分でやりたい!との意思で溢れていて、帛紗もつけ...2023夏休みスペシャルはじめての抹茶体験ヨークカルチャーセンター大船

  • どうする家康 茶道風景の続き 天目茶碗の扱い

    先日書いたNHK大河ドラマ『どうする家康』の茶道風景に注目織田信長の天目茶碗の扱い裏千家で学ぶ貴人点てでは、天目台から茶碗だけを手に取って抹茶を頂きます。信長は天目台ごと持ち上げて飲んでいたので、インスタやブログで書いたり、友達と話したりしていたら、八つ頭茶会では、天目台ごと持ち上げて飲んでいましたよ。表千家では、確か天目台ごと持ち上げたような?表千家では、一口だけ、岡田君のようにいたします♪その後、台ごと一旦おろして、両手で茶碗だけ常のとおりにもっていただきます♪など貴重なご意見を頂きました。考えてみれば、私が学んでいる作法は利休様以降に徐々に作られていったもので、最初の点前がどうであったか、他の流派がどうであるのかはある意味未知の世界でした。今回、テレビで思いがけず信長のお茶の飲み姿を目にすることで、...どうする家康茶道風景の続き天目茶碗の扱い

  • テーブルで盆略点前 修了

    少し前のお話になりますが、ヨークカルチャーセンター大船で開催されたテーブルで盆略点前3回コースが無事、修了しました。最後はお互いに主客に分かれ、お茶を点て合い、味わいました。皆様熱心で、帛紗さばきや所作といった動きは勿論のこと、茶道具や季節のことなども質問が出て、茶道が点前だけではない、実は色々な世界が広がっていて味わい深いものであると感じて頂けたようです。最後の座学では、自宅での盆略点前の楽しみ方について具体的にお話しました。受講者の皆様の感想は「お点前の動きには意味があると知った。」「座学やプリントで点前や季節について自分にはない視点から見ることができ、楽しかった」「お抹茶もお菓子も美味であると感じました」「今まで敬遠していたお茶が自分でたてられ嬉しかったし、茶道の奥深さを感じました。」どれも嬉しい感...テーブルで盆略点前修了

  • NHK大河ドラマ『どうする家康』の茶道風景に注目

    昔は欠かさず見ていたNHK大河ドラマ。最近は、見る時と見ない時とある。今回の『どうする家康』は松本潤さんが家康、岡田准一さんが信長とあって、ちょっと楽しみに見ている。秀吉役のムロツヨシさんも、実は子供の幼稚園友達のパパさんにそっくりで、昔から注目。あ、○○ちゃんのパパ、また出てるね!と我が家ではムロさんが出る度に親近感を感じて応援しているのだ。ドラマの中で、家康の妻、瀬名が、抹茶を点てる場面が何度か出てくる。ビデオを止めて凝視するのは言うまでもない。2週間前の放送でも、敵方の忍びに抹茶を点てていた。手元、とてもおきれいでした。そして、使っているお道具にもつい目がいきます。この時代は当然表も裏もなくて、でも武家の家では茶を喫する習慣がふつうにあったということですね。そして、昨日の放映では、家康が信長にお茶を...NHK大河ドラマ『どうする家康』の茶道風景に注目

  • トマトの練切? マンゴーも??

    月1回の和菓子レッスン。6月は、外郎生地で包餡した青梅、枇杷。落とし文、よひら(アナベル)の練切。青梅と落とし文は昨年に続き2回目。少しは上達したでしょうか?紫陽花、アナベルの練切。枇杷の外郎は赤と黄色の天然色素で着色しましたが、赤が強すぎたようで、随分熟れた枇杷に。。。。マンゴーじゃない?との言葉も頂きました。確かに熟れたマンゴーに見えなくもない。外郎生地の赤さに、ふと、トマトみたいじゃない?と思い、緑色の練切生地を蔕にして、完熟トマトを作ってみました。中の餡はレモンピール入りの白餡でさっぱりとした味わい。先生の作った美しいお菓子と共に一服。そして、最後は全て箱に入れてお持ち帰り。箱におさまるとそれなりの出来栄えに見えるから不思議(´∀`)。和菓子作りは作りながらも、色々に広がって楽しい♪そして、何より...トマトの練切?マンゴーも??

  • 『茶遊庵』での子供達(小学生)の成長

    大宗匠のお言葉を借りて”茶の湯は人が歩むべき道のりを示す灯火”とご紹介しました。日本人の心、伝えます茶の湯は人が歩むべき道のりを示す灯火このことを感じる顕著な例は、この一年で大きく成長した『茶遊庵』の小学生の成長ぶりです。2022年2月、初めて体験に来た時には小学1年生、4年生だった子供達。今年の4月には小学3年生、6年生となりました。私は特に次世代に茶道を伝えたいという思いがあるので、小学生が体験にきてすぐそのまま入会してくれて(親御さんが習わせて下さって)本当に嬉しい限りでした。これは、楽しみながらもしっかりと教えたいと思いました。それでも、慣れない和室での正座、長い時間話を聞いたり、初めての沢山のことを一度に教えられたり、日本のしきたりや作法もお話されたり、大丈夫かしら?行きたくないとなってしまわな...『茶遊庵』での子供達(小学生)の成長

  • 紫陽花 様々な種類にワクワク

    この時期、紫陽花を象ったお菓子をよく見かけます。紫陽花の上生菓子といえば、私は大学時代に必ず茶会で使った神田駿河台下のささまさんの紫陽花。http://www.sasama.co.jp/wanamagasi06/ajisai.htmlこうして写真で見ると懐かしくて、味が蘇ってくるほどです。練切の紫陽花はそれこそ沢山見るのですが、先日『茶遊庵』で使った紫陽花は、薯蕷饅頭でした。いつも使わせて頂いている龍月製。銘は”手毬花薯蕷饅頭”薯蕷饅頭というと丸くて、焼き鏝で季節を表わしたものが多いのですが、紫陽花の形をしたお饅頭は初めて見ました。よくできていると思いませんか?お味も勿論goodですよ。同じタイミングで、”薄暑の光”という練切がありました。こちらも紫陽花を象ったものです。まだ夏までいかないこの時期、薄暑の...紫陽花様々な種類にワクワク

  • 日本人の心、伝えます 茶の湯は人が歩むべき道のりを示す灯火

    今年100歳を迎えた裏千家大宗匠の本。偶然、図書館で見つけ、拝読しました。具体的な例を挙げて書かれたエッセイのようなお話の数々。とてもわかりやすく、しかも、本当にそうだ!と思うことばかりでした。茶道とは?奥深くためになる茶の湯の名言日本人の生き方なぜ点前、作法を学ぶのか。私はこれまで、難しいと思いながらも点前を学び、茶道を続けているとある時、視界が開ける時がくるとブログでお伝えしてきました。でも、習ったことのない方には、視界が開けるって何?一体いつなの?と思われたのではないでしょうか。何故、点前、作法を学ぶのか。大宗匠の答えは、「点前という型を繰り返し行ううちに、亭主や相客、道具の作り手、農家さんへの感謝が身に染みてわかってくる。つまり、心が生まれ、育っていく。」これを読んで、視界が開けるというのはこれだ...日本人の心、伝えます茶の湯は人が歩むべき道のりを示す灯火

  • 始めて尽くし テーブルで盆略点前

    無事、カルチャーセンターでのテーブルで盆略点前の第一回目が終わりました。イメージはしていきましたが、初めての教室での設えで、準備は時間との闘いでした。大体のところで写真に残したら、銀瓶の向きが違っていたり、お菓子を準備し忘れていたりでした(´∀`)ご参加下さった3名様は、茶道にはずっと興味があったものの、なかなか機会もなく、忙しくてそのままになっていたのが、丁度仕事もご家庭も落ち着いたところにこの講座を見つけて下さったとのことでした。嬉しいこと。出会いに感謝です。これまで『茶遊庵』に体験にきてくださった方もそうですが、お話してみると、茶道というのは、生活のどこかで皆さん出会っていて、例えば、祖父母が茶道をされていたり、実家に茶道具らしきものがあったり、美味しい抹茶を振舞ってもらった経験があったり、学生の時...始めて尽くしテーブルで盆略点前

  • 大人茶道 テーブルで盆略点前 in ヨークカルチャー大船

    静岡紀行の途中ではありますが。。。。。明日からいよいよ、ヨークカルチャーセンター大船で全3回のテーブルで盆略点前講座が始まります。4名定員のところ、3名のお申込みがあったそうです。お道具は全部持ち込みの為、今日はせっせと準備をしておりました。3名分+私の分の盆略点前のお道具ともなると結構な量で。畳ではなくテーブルなのでテーブルクロスなども新たに準備したりして。。。。『茶遊庵』発足当初のように準備を整えてきました。レジュメもテーブルでの盆略点前用に作り変えました。といっても、最近流行りのテーブル茶道とは違って、お道具は見立てではなく、全部茶道具を使いますし、やっぱり畳で習いたいわとなれば和室での所作や足捌きを追加して指導すれば通常の盆略点前ができるようにカリキュラムを考えました。3回で盆略点前を家で楽しめる...大人茶道テーブルで盆略点前inヨークカルチャー大船

  • 静岡紀行 日本平と東照宮

    三保の松原を後にして、清水漁港でランチ。まぐろの好きなだけ丼は、ストップというまで漬けまぐろをご飯の上にのせてくれます。腹ごしらえが済んだら、日本平へ。隈研吾さんが設計したという法隆寺八角堂を思わせる建物から富士山を望む。NHK大河ドラマで、松本潤さんが身につけている具足も飾ってありました!派手~。戦場ではさぞかし目立ったことでしょう。この日は天気は良かったけれど、風が強くて強くて。ここから日本平ロープウェイに乗って、久能山東照宮へ。境内は桜も美しく、権現造りの建物も見事でした。そして、様々な学びに満ちていました。徳川家康ってやっぱり凄いな。。。。静岡紀行日本平と東照宮

  • 静岡紀行 三保の松原と富士山

    春休み、静岡に出かけました。伊豆辺りには出かけますが、なかなかその先まで行くことがなかったので、今回は2泊でのんびりと静岡散策。今年は大河ドラマが徳川家康を取り上げているので、見どころ満載でした。一つ一つの場所は遠くて車でないと廻りにくいと思いますが、いい神社仏閣があり、食べ物もおいしくて満喫しました。初日は、羽衣伝説で有名な三保の松原へ。大学時代に一度訪ねたことはありましたが、それ以来。変わらぬ風景が広がっておりました。羽衣の松かけられた羽衣と天女を想像します。少し歩けば、もう海。松原の歴史を展示している「みほしるべ」も見どころあり。松の根っこは本当に立派。羽衣の松に舞い降りたご祭神は、神の道(参道)を進んで、御穂神社に向かわれるそうで。ご神道は遊歩道となっていて、両脇には樹齢数百年ともいわれる立派な松...静岡紀行三保の松原と富士山

  • 茶室で聞く鳥のさえずり 何て話してる?

    先日のお稽古は花月でした。集中していたところに、突然、鳥のさえずり。先生のお宅の庭は様々な花が咲き誇り、手入れが行き届いていて、鳥のさえずりも珍しいことではないのだけれど、この日のさえずりは少し違った。はっきりとした甲高い声で、抑揚のある話し声のような、掛け合いのさえずりが数分にわたって続いたのだ。花月の札を取りながら、小さな声で「何か話し合っているみたいね?」「恋人同士かしらね?」どんな鳥なのか想像を巡らしながら、とっても気になりながら、花月の席を立つわけにもいかず、そのうち鳥たちはどこかに飛んで行ってしまったようだ。ちょっと見たかったなあ、残念と思いながら札をとる私。それでもしばらく、遠くでも同じような掛け合いのさえずりが聞こえていた。何を話しているんだろうなあ。花月が終わって、「さっきの鳥たちは本当...茶室で聞く鳥のさえずり何て話してる?

  • 錫の棗 ずっしりと涼やか

    横浜高島屋の茶道具売り場は、買い物ついでの散歩コースである。ここのところすっかり遠のいていたのだが、久しぶりに所用が合って、その帰り道に立ち寄った。写真を撮れなくなってしまったので、どんなお道具があったか、言葉でお伝えします。つゆくさてっせんふじひょうたんとんぼあさがおなでしこふうせんかずらはなび早くも梅雨時、夏を思わせるモチーフのお道具ばかり。平水指や平茶碗、夏にお稽古する茶箱も。茶道具の世界は少しだけ早く季節が移り替わっていきます。いつも立ち寄る高級食器、伝統工芸売り場の催しは、鹿児島の錫工芸品。その昔、薩摩では錫がよくとれて、その加工技術も発達。職人さんも多くいたのだとか。密閉力が強いので、茶筒がメインだったのが、近年は、マグやコップ、酒器も。色々な利点があるらしい。ビールの泡が細かく保たれたり、冷...錫の棗ずっしりと涼やか

  • 三浦友理枝 ピアノリサイタル 2023 at 山手ゲーテ座

    何度もご案内しているので長くブログを読んで下さっている方はご存知の、応援しているピアニスト三浦友理枝さん。三浦友理枝オフィシャルHPhttps://www.yamaha-mf.or.jp/art/official/yuriemiura/コロナ前はリサイタルに伺っていましたが、この3年すっかり遠ざかっていました。が、この度、山手ゲーテ座でリサイタルがあるとご案内を頂き、伺うことにしました。このゲーテ座、本当に味わいのあるホールで、一度はお出かけ頂きたい。演奏者との距離も近く、友理枝さんは、その日ひく曲についての説明もして下さるので初めての曲もなるほどなあと味わうことができます。お勧めです。みなとみらいや山下公園、元町中華街など散策された後、素敵なピアノの演奏をいかがでしょう?なんだか、大人のデートコースにぴ...三浦友理枝ピアノリサイタル2023at山手ゲーテ座

  • ムクロジの木に出会った!

    もう1か月も前のお話になってしまいますが。。。。ムクロジという木をご存知ですか?4月にお招き頂いた桜茶会で見つけたお庭に落ちていた沢山の実。取り上げて振ってみるとカラカラと乾いた音がして、中に黒っぽいものが入っているのが見えました。近くにいたご主人様に「何の実ですか?」とお伺いすると、「沢山実が落ちて片付けが大変なんだよ。なんだっけな?ホラ、羽子板の羽根についている固い、、、」「あ、もしかして、ムクロジ?」「そうそう!!それだよ」「えー、本物、初めて見た。感動です!」と私。ムクロジのことは、羽子板の由来についてブログに書いた時に知りました。羽根についている黒いものが自然の実だったことに驚きつつ、実際にその植物は見たことがなかったのです。破魔矢と羽子板の由来何年も経って、知識が実物と繋がった時の喜び!楽しさ...ムクロジの木に出会った!

  • 茶道の楽しさに目覚める時 『茶遊庵』の2つのコースの理由

    先日、『茶遊庵』に四名の方が体験にいらっしゃり、一服を楽しまれました。その後、有り難いことに全員の方からお稽古を始めたいとのお申し出があり、週末の枠が足りなくなって、時間調整をしております。体験の方の枠が本当にとれなくなりつつあり、こちらも少し考えなければなりません。有難いことです。秋からは少し日程が増えるかもしれません。体験の方からお稽古を始めるにあたり、『茶遊庵』の大人茶道には、継続して月2回通うコースと、3回で盆略点前完結型のコースとありますが、どう違うのですか?どちらを選ぶとよいのですか?という質問がありました。茶遊庵のコースについてまず、継続して月2回のコースは、それぞれの方のペースにあわせてお稽古を進めるというのが最大の特徴です。ゆっくり覚えたい、丁寧にという方や、お茶の雰囲気や季節も含めて楽...茶道の楽しさに目覚める時『茶遊庵』の2つのコースの理由

  • 母の日の和菓子 贈る花

    街では母の日向けのお菓子やお花が沢山。そぞろ歩きしながら楽しみました。その中で食べてみたいなあと思って自分で買ってしまった和菓子。開けますとグリーンの羊羹の上に、赤やピンクのカーネーションが閉じ込められた錦玉羹。銘が贈る花というのもいいなあと。カットして、家族で頂きました。子供からも思いがけず美味しいお菓子をプレゼントされました。美味しそうな袋が三つ。そのうち、一番気になる「まころん和三盆」を開封。カシューナッツに和三盆がまぶされた甘さのちょうどよい上品なお菓子で、あっという間になくなりました。「茶遊庵」のお稽古でも使ったら喜ばれるな~。これまでは主人と相談して準備してくれていたのが、今回は自分で選んで購入してくれたようで、それがまた嬉しい母なのでありました。母の日ということでしたが、私は家族に助けてもら...母の日の和菓子贈る花

  • お点前が上手になるにはどうしたらよい?

    茶道のお稽古場というと、先生のご自宅で、一度入ったらよほどでないと辞められない、敷居が高いイメージがあるようです。実際、私も大学卒業と同時にこれまでの先生にご指導頂くのは距離的に難しくなり、ご近所でいい先生はいらっしゃらないかしら?という状態になりました。やはり知らない先生に突然伺うのは不安で、たまたま母の知り合いがご紹介下さった、すばらしい先生に師事することができ、そのおかげで茶道は私の人生の軸にまでなりました。茶道に興味がありつつ、適切なお稽古場に出会えない、師事していた先生がご病気などでお稽古場を閉めてそのまま辞めてしまったけれどまた始めたい、『茶遊庵』には色々な方からお問い合わせがあります。どんな習い事も、通いやすい場所にあり、自身が通いたいと思えて、先生との相性がよいのが一番です。だから、『茶遊...お点前が上手になるにはどうしたらよい?

  • 茶花 クマガイソウ

    写真では拝見したことがあったクマガイソウ。桜茶会で実物を拝見することができました。どうしたらこんな形になるのでしょう?なんとも面白い。調べてみたところ、絶滅危惧種だそうです。貴重な花だったんですね。クマガイソウの謂れは一の谷の合戦で敗れた平家を追って敦盛の首を打ち取った熊谷直実にちなんでのことだそう。熊谷直実の名前はなんとなく日本史の授業で耳にしたような記憶が言われてみれば位。よく覚えていないので、検索をかけ、ウェキペディア他読みました。熊谷直実についてhttps://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%86%8A%E8%B0%B7%E7%9B%B4%E5%AE%9Fご参考までに。敦盛を討ち取った後、出家した直実。戦いと生死が日常であった戦国の世では色々な想いがあったことだろうと推察しまし...茶花クマガイソウ

  • 桜茶会 桜蕊降る中の一服

    3月中旬頃、社中の方からご自宅でのお茶会のお誘いがありました。実は3年前、先生の白寿のお祝いの際にお目にかかり、お誘い頂いていたのがコロナで中止となり、3年ぶりに改めてお声がけ下さったのでした。今年は桜の開花が早く、既に桜蕊が降る桜の木の下でのお茶会となりましたが、青空の元、気持ちの良い一服を頂戴しました。社中で一番年下だった私は、母のような皆様にかわいがって頂き、育てて頂きました。一服頂いた後は、水屋でお手伝いに入らせて頂き、点てだしのお茶を点てたり、干菓子の準備をしたり、お運びをしたり。お茶会自体がなかったこの3年を思うと、嬉しくて楽しくて動き回っていました。最後には御園棚でお点前までさせて頂き、いい勉強となりました。御園棚に並んだ棗や茶杓は、映る桜に益々輝くようでした。紅い棗は華やかに。六節ある茶杓...桜茶会桜蕊降る中の一服

  • 100歳迎え恒例の献茶 鵬雲斎大宗匠

    先日、大宗匠が総理大臣顕彰を授賞するとの話を書きましたが、裏千家大宗匠一盌からピースフルネスhttps://blog.goo.ne.jp/m-tamago/e/ca86382eb8b93b92b595d9306e90d00c友人がそのニュースをラインで送ってくれました。今年で100歳となられたそうだけど、矍鑠としていらして、すばらしいなあ、と感じ入ったことでした、との感想と共に。嬉しいことでした。茶道・裏千家前家元の千玄室さん100歳迎え恒例の献茶https://www3.nhk.or.jp/lnews/kyoto/20230419/2010017135.html100歳とは思えない背筋の伸びた御姿。ご自身でお茶を運ばれ、供えられて。私自身も頑張らねばと思います。100歳迎え恒例の献茶鵬雲斎大宗匠

  • ヨークカルチャー大船 夏の新講座

    年明けにヨークカルチャーセンター大船よりお声がけ頂きまして、講座をもつことになりました。まずは単発の講座で、6月に大人茶道を、7月に親子・子供茶道を企画しました。畳のお部屋がないこともあり、大人向けにはテーブルでの盆略点前を。親子・子供向けには絨毯を敷いての抹茶体験となっております。和室ではありませんが、点前や作法はきちんと裏千家流でお伝えします。美味しいお菓子と抹茶を準備しています。座学プリントでのお話も、『茶遊庵』と同じです。もしお近くで茶道に興味のある方がいらっしゃいましたら、ヨークカルチャーセンター大船までお問合せ下さい。大人茶道は4名までの少人数制となっており、既にお申込み頂いている方がいらっしゃるようです。お抹茶のある暮らし大人茶道テーブルで盆略点前(全3回)https://www.cultu...ヨークカルチャー大船夏の新講座

  • 大谷翔平くんの目標達成表 & 私の目標

    WBCで大いに盛り上がった3月でした。本当に素晴らしい試合ばかりで、野球を通しで見ることなどない私も決勝戦はテレビにかじりついておりました。やはり注目は大谷翔平選手で、プレイは勿論のこと、発する言葉といい、何気ない仕草といい、真剣な眼差しといい、すばらしい!!何より、野球が大好きで打ち込みつつ楽しんでいる姿は最高です。思わず好きになってしまう魅力的な選手、若者ですね。応援しています。その大谷翔平くんが高校一年の時に作った目標達成表をご存知ですか?有名なのでもうご存知の方は多いと思いますが、私は昨年主人に教えてもらい、見た時に思わず唸りました。目標を達成するために必要なことを具体的にし、彼は粛々と実行していったのでしょう。大谷翔平も実践した「マンダラチャート」の使い方・書き方3ステップhttps://u-n...大谷翔平くんの目標達成表&私の目標

  • 裏千家大宗匠 一盌からピースフルネス

    4月19日に100歳を迎えられる裏千家の大宗匠。今なお精力的に活動しておられる姿、一盌に込める想いにいつも尊敬を抱いております。淡交タイムス4月号の「道具とは」というお話はとてもためになり、縁あって私のところにきた道具の数々を改めて大切にしようと思ったところでした。今日、テレビをつけながらブログを書いていたら(大谷翔平君の話を書いていた・・・)、大宗匠が内閣総理大臣顕彰を受けるとのニュースが飛び込んできました。多くの人に思いやりの気持ちが伝わるように、お互いを大切に思う気持ちが生まれるように、私も一盌を点てていこうと改めて思ったので、ここに書き留めておきます。私自身もですが、国民の代表である内閣総理大臣はじめ政治家の皆様が平和について、日本の伝統文化について大宗匠に学び、深く考え、これからの日本を正しい道...裏千家大宗匠一盌からピースフルネス

  • 鎌倉紀行 鶴岡八幡宮 段葛の桜と濃茶アイス

    円覚寺の国宝の鐘を見に長い階段を上る。これまでも階段の上に立派な鐘があることは知っていたのだけれど、着物だったり、疲れていたり、なんだかんだと理由をつけて上っていなかった。。。。。頑張って上った先は、素晴らしい風景が広がっておりました。円覚寺をあとにして、建長寺に向かい、そのまま鶴岡八幡宮へ。歩きなれた道ですが、円覚寺内を相当歩き回ったせいか、遠く感じる。。。。。ここまでくると人、人、ひと。八幡宮本殿から海を臨むと、段葛の桜が雲のよう。段葛の桜は数年前に植え替えられ、以前より桜並木も小さくなったなと思っていましたが、桜の成長も早いのか、なかなか美しく、桜を満喫できました。段葛の途中から小町通りに入ると、スイーツなど食べ物やさんに並ぶ人たちで賑わっていました。小町通りも以前とは大分雰囲気が変わりました。人疲...鎌倉紀行鶴岡八幡宮段葛の桜と濃茶アイス

  • 鎌倉紀行 円覚寺 静かな茶室「烟足軒」

    円覚寺の塔頭の一つである佛日庵の中には茶室がありました。茶室烟足軒(えんそくけん)http://www.butsunichian.com/annnai/23/烟足軒、今は使われていないそうですが、中は拝見できるように開け放たれていました。円窓が味わいあり。躙り口から。外待合は広々として。帰りに振り返り全体を改めて眺めて帰路につきました。枝垂れ桜が満開だったらまた違う風景になるだろうと想像しながら。こんなに歴史のある茶室が近くにあったとは全く知りませんでした。実は意識してみると、お寺や城、様々な施設に茶室があります。使われているところもあれば、ひっそりと保存だけされているところも。茶道を習っていても私自身茶室にまで意識が向くようになったのはここ数年のことです。今は、炉はどこに切られている?床の間は?窓は?躙...鎌倉紀行円覚寺静かな茶室「烟足軒」

  • 鎌倉紀行 円覚寺 花々と假屋崎省吾さん

    鎌倉に出かけました。まずは久しぶりの円覚寺。昨年、さおりさんと訪ねて以来のこと。伝統工芸の魅力を発信さおりさんの魅力https://blog.goo.ne.jp/m-tamago/e/bc5c224e5074fe682d4d5bc5ea44ee3d広い境内で、見ごたえ、歩きごたえたっぷりです。北鎌倉の駅前にある美味しいおそばやさんでお昼を頂き、いざ円覚寺!境内は花盛りでした。桜は勿論のこと、しゃくなげやシャガなど美しく咲き誇っていました。今回は、佛日庵にて開催の4月2日から假屋崎省吾さんの花展があり、それも楽しみました。入り口には中に入るとご本人が座っている。「ご本人ですか?」と聞くと、「そうかもしれませんねえ、いや、そっくりさんかも?」というお答え。仏像の目の前に大きな花のオブジェ。各部屋に花が飾られて...鎌倉紀行円覚寺花々と假屋崎省吾さん

  • 『茶遊庵』今後の予定と4-5月の体験可能日

    桜もそろそろ終わりに近づいていますね。ハラハラと舞い散る姿も美しく、思わず空を見上げてしまいます。私は桜が咲くと毎年必ずすることがあります。四弁桜さがしです。十四年目の四弁桜https://blog.goo.ne.jp/m-tamago/e/3d8dec9edb145f85dbbb9de47a3f120f桜はふつう五弁ですが、四弁桜と呼ばれる桜があります。四葉のクローバーと同様、見つけると幸せになるとの謂れが。今年も無事見つけることができました。ここ数年同じ桜から見つけています。やはり四弁になりやすい樹というのがあるようです。皆さん、見つけられますか?見つけた人にはきっと幸運が!今年は、ガクが四つなのに、花びらは5つついているという変わり者の四弁桜も見つけました。さて6月に大船イトーヨーカドー内のヨークカ...『茶遊庵』今後の予定と4-5月の体験可能日

  • 花便り茶会 『茶遊庵』席主として

    先日ご報告しましたように、2023年3月26日(日)に無事「花便り茶会」を執り行いました。当日は雨模様でしたが、事前にお申込み頂いた26名様がお越し下さいました。花便り茶会at松籟庵感謝をこめて師匠のお手伝いとして茶会に入る経験はあったものの、席主としての茶会は初めて。お道具の準備、炭の手配、水屋の使い方、茶席の流れの検討などなどやるべきことは色々あったものの、のんきに構えていた(今思うと)私、当日は松籟庵の責任者の方のお知恵も拝借しながらなんとか第一席を迎えたのでした。ここに記録と反省を残しておきたいと思います。今回は、書院にて春の和菓子作りを楽しんで頂いた後、茶室に移動して薄茶を一服して頂く趣向で、1時間半のコース。それを四席。有田京子先生による和菓子作り。私は最後の席だけ様子を拝見しました。出来上が...花便り茶会『茶遊庵』席主として

  • 花便り茶会 at 松籟庵 感謝をこめて

    朝から雨模様。雨音に包まれた松籟庵に26名のお客様をお迎えし、3月26日(日)、花便り茶会が催されました。お足元の悪い中、本当によくお越し下さいました。ありがとうございました。最初に書院(広間)の方で、有田京子先生による和菓子作りを楽しんで頂いた後、裏千家又隠を模した四畳半茶室に移動して頂き、薄茶を一服楽しんで頂きました。まずは無事終わった感謝とご報告まで。花便り茶会at松籟庵感謝をこめて

  • 喫茶去 まあお茶をおあがりなさい

    「喫茶去」きっさこ茶会や茶室で見かけたり、耳にしたことがある言葉ではないでしょうか。「喫茶去」をそのまま読むと「茶を喫して去れ」となり、「お茶を飲んで去りなさい」ということになります。「去」を去るととらえると、相手を叱咤するような言葉となります。ですが、「去」を「去る」の意味ではなく、強調の助詞として解釈して「どうぞお茶を飲んでください」という意味で使われることが多いようです。「喫茶去」の言葉の元は、公案『趙州喫茶去(じょうしゅうきっさこ)』にあります。公案とは、禅宗で雲水(修行僧)が修行するために師匠から与えられるお題。修行をする中で、何度も師匠に呼び出され、回答を求められては追い返され、また回答の提出を求められ、と答えを求めて繰り返します。*******************************...喫茶去まあお茶をおあがりなさい

  • 『茶遊庵』 朋有り 遠方より来る また楽しからずや

    昨年の10月のこと。『茶遊庵』に大学茶道研究会の同期がやってきた。インスタにはすぐにアップした。ブログにも書いたつもりが、全く書いていないことに半年近く過ぎて気づく。先日、私の初めての抹茶体験の主、幼馴染のおばさまがいらして、ふと思い出したのだ。それぞれ仕事や家庭があり忙しい同期だが、スケジュールを調整してくれた。久しぶりの再会に時間を忘れて茶と思い出話を大いに楽しんだ。旧姓で呼び合い、厚かましくも女子大生の気分に戻る。1人が茶会で必ず使われた先輩の和菓子屋さんである東宮の上生菓子をお土産に。30年?!ぶりに味わう懐かしい変わらない味。卒業時に購入した時計台茶碗を初使い。大学茶道部で数茶碗として作られた時計台茶碗は、卒業生が記念に持って帰り、いつしか残り1個になってしまったという。それをちょうど卒業時に復...『茶遊庵』朋有り遠方より来るまた楽しからずや

  • 『茶遊庵』 表千家の来客

    先週のお稽古の後、『茶遊庵』に嬉しい来客がありました。私に初めての抹茶体験をさせて下さった幼馴染のお母様(ご主人&幼馴染)です。年賀状で『茶遊庵』のことを知り、今回、来庵下さいました。このおばさまの話は、何度か書いているので、ご存知の方も多いかもしれません。大人&子どもの習い事に”茶道”をおすすめしたい理由https://blog.goo.ne.jp/m-tamago/e/479c9b814df82cc43cb41024231572a7oおばさまは足を悪くされ、おじさまも90歳なので(そうは見えないケド)、初めて『茶遊庵』に養生を敷いて椅子を準備しました。まずは、私の家族も合流して、皆で一服、いえ、二服ずつ。三脚がないからぶれるかもといいながら点前をしている私の姿をおじさまが激写!なかなか点前中の写真とい...『茶遊庵』表千家の来客

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