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書に耽る猿たち https://honzaru.hatenablog.com/

本と猿をこよなく愛する。本を読んでいる時間が一番happy。読んだ本の感想、本の紹介、本にまつわる色々な話をしていきます。世に、書に耽る猿が増えますように。

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2020/02/09

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  • 『結婚の奴』能町みね子|同調できたのは、心の奥底でこんな気持ちを持っているからなのかも

    『結婚の奴』能町みね子 文藝春秋[文春文庫] 2025.06.24読了 結婚の「奴」ってなんだろう?奴とつけるということは、結婚のせいでなんか嫌な目にあったのだろうか。いやいや、そういうわけではなかった。そもそも能町さんは「結婚」という共有され過ぎた言葉を、世間で使われがちな意味合いとは違うやり方で、いってみれば結婚プロジェクトを進めたのだ。 以前交通新聞社が刊行した『鉄道小説』というアンソロジー本の中に能町みね子さんの短編小説があったから、これもてっきり小説かと思っていた。この本は、ほぼ現実にあったことを多少誇張して伝えているエッセイのようなものだ。もはや語りを聴いているように心地良くするす…

  • 『雨雲の集まるとき』ベッシー・ヘッド|太陽は博識であると自負している

    『雨雲の集まるとき』ベッシー・ヘッド 横山仁美/訳 雨雲出版 2025.06.23読了 何気なくX(旧Twitter)を眺めていたら、韓国語翻訳家・斎藤真理子さんがこの本について発信していたのを見つけた。どうやら、横山仁美さんという方はこの本を訳すために出版社を立ち上げたという。横山さんは大学生の時ゼミでこの本に出逢ったそうだが、かれこれ20年来かけてようやく実現した。まさに出版社の名前は「雨雲出版」だ。この本のため、という情熱に心を揺さぶられた。この本はそれなりの書店に行っても置いていなく、大型書店もしくは直接出版社から購入するしかなさそう。 アフリカ大陸のボツワナという国が作品の舞台である…

  • 『金環日蝕』阿部暁子|本のジャケットと中身が合ってない、でもおもろいよ

    『金環日蝕』阿部暁子 東京創元社[創元推理文庫] 2025.06.21読了 パトローネってなんのことか最初わからなかった(クリスマスに食べるパネトーネと勘違い!)けれど、ググってみて納得。見かけたことがあるものだった。昔はカメラを持っていたし、これを持ってカメラ屋さんに現像しにいったりしたっけ。今はカメラを趣味にしている人でない限りほぼスマホ撮影だもんなぁ。 近所に住む老女がひったくりにあうのを偶然目にした大学生の森川春風(はるか)は、犯人を追いかけるも逃げられてしまう。その犯人が落としたのがパトローネのストラップだったのだ。春風はそのストラップに見覚えがあった。その場にいた高校生の北原錬(れ…

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