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ヒナフキンの縄文ノート https://hinafkin.hatenablog.com/

 スサノオ・大国主建国論から縄文時代に関心を持っており、全国各地のまちづくり計画の仕事をしてきたこともあり、主に宗教論・母系制社会論・産業論・建築論・言語論・航海論・日本民族起源論などから縄文社会を解明したいと考えています。 

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2020/01/06

1件〜100件

  • 「帆人の古代史メモ 『琉球論8 天皇家と沖縄を考える―龍宮=琉球説から』」の紹介

    ライブドアブログ「帆人の古代史メモ」に「琉球論8 天皇家と沖縄を考える―龍宮=琉球説から」をアップしました。http://blog.livedoor.jp/hohito/ 縄文社会・文化・文明論とは直接は繋がりませんが、縄文からスサノオ・大国主建国、邪馬壹国(邪馬台国)、天皇家の権力奪取への歴史的な流れとしてみていただければと思います。 5月15日の「沖縄復帰50周年記念式典」において、徳仁天皇は御所からオンライン出席し、「一方で、沖縄には、今なお様々な課題が残されています。今後、若い世代を含め、広く国民の沖縄に対する理解が更に深まることを希望するとともに、今後とも、これまでの人々の思いと努力…

  • 縄文ノート138 縄文人の霊(ひ)宗教と『旧約聖書』

    楽天ブログ「NOWAR2022」の「26 ロシア兵の残虐性は『旧約聖書』ゆずり?」において、縄文人の女神・霊(ひ)信仰とそれを受け継いだ大国主の全ての死者を神として祀る「八百万神」宗教とはあまりにも異なるユダヤ・キリスト・イスラム教の聖典「旧約聖書」について、ウクライナ戦争でのロシア兵の残虐行為から考えてみました。 以下、参考のために転載しておきたいと思います。 なお、本日アップした「27 ユダヤ教聖典の『旧約聖書』と『タルムード』の残虐性」と合わせてご覧になっていただければ幸いです。―記事一覧 | NoWar 2022 - 楽天ブログ (rakuten.co.jp) 楽天ブログ「NOWAR2…

  • 縄文ノート137 『サピエンス全史』批判その4 嘘話(フェイク)進化説

    私は「『サピエンス全史』批判その1」でユヴァル・ノア・ハラリ氏の『サピエンス全史』について、「伝説やユダヤ教・キリスト教・イスラム教、イデオロギー(社会主義、人間至上主義)、貨幣信用などを『嘘話(虚構)』と批判し、『嘘話』で形成された集団によって人類が進歩したと勇気ある分析を行い、世界に大きな影響を与えた点は高く評価したいと思います」と述べました。 ただ、「世界に大きな影響を与えた」と書いたのは不正確であり、「嘘話を信じる人たちに大きな影響を与えた」に変更したいと思います。ユダヤ教徒約0.14億人(0.2%)、キリスト教徒約20億人(33.0%)、イスラム教徒約11・9億人(19.6%)の、合…

  • 縄文ノート136 「銕」字からみた「夷=倭」の製鉄起源

    最初に漢字を習った頃、「林=木+木」「森=木+木+木」という漢字は面白く、偏と旁で漢字を覚えたものです。近くの埼大の中国人留学生に聞いてみても、やはり必ず漢字を分けて意味を考えると言っていました。 従って、「漢字分解」してその字源を考えるというのは、「倭音倭語・呉音漢語・漢音漢語分析」と沖縄に残る「あいういう5母音分析」と合わせて、私の古代史分析では欠かせません。 「縄文ノート132 ピュー人(ミャンマー)とピー・ヒ信仰」で「イ族(夷族)」の先祖の烏蛮(うばん)族について書き、司馬遼太郎氏が中国の雲南を歩いていたことを思い出して『街道をゆく7』を図書館で借りてパラパラとみていたところ、冒頭に「…

  • 135 則天武后・周王朝にみる母系制

    4月8日に録画していたNHK・BSプレミアムの再放送「中国王朝 英雄たちの伝説『権力者たちの素顔 史上唯一の女帝・則天武后』」(2020年初放送)をやっと見ました。 私はスサノオ・大国主建国論、邪馬台国論から縄文社会研究に進み、わが国は母系制社会であったという結論に達し、さらに女性像・女神像と神話、人類誕生の分析から、世界の全古代文明は母系制社会であったとの論証を行いました。 今回、中国の唐時代の武周王朝が母系制社会の世界の最後の女王国であったことがわかりましたので、ユヴァル・ノア・ハラリ氏の『サピエンス全史』批判4の前に、面白い方を先にまとめておきたいと思います。 1 則天武后とは 番組は佐…

  • 縄文ノート134 『サピエンス全史』批判その3 世界征服史観

    前回、私は人類進化について「タカ派・ハト派」の2説を整理して紹介しました。 その表を再掲しますが、「タカ派人類進化史観」のユヴァル・ノア・ハラリ氏の目的が白人・男性・ユダヤキリスト教徒・国際金融資本中心の新たな「グローバル帝国」を作り上げるための嘘話として人類誕生からの『サピエンス全史』を書きあげたことを明らかにしたいと思います。 1 あっと驚く「世界征服地図」 ハラリ氏の思想がどのようなものかは、最初に彼が掲げた「兄弟たちはどうなったか?」の中の図にはっきりと示されています。そのタイトルはなんと「地図1 ホモ・サピエンスによる世界征服」なのです。 ホモ・サピエンスが新天地に拡散したのは「世界…

  • 縄文ノート133 『サピエンス全史』批判2 狩猟・遊牧民族史観

    『サピエンス全史』と名付けているので、ユヴァル・ノア・ハラリ氏が人類誕生について最新の研究を踏まえた新たな提案をしているものと期待したのですが、古くさい教科書的な要約でした。 それも、羊飼いであったユダヤ人のルーツを隠そうとした、世界史については偏った西欧中心主義の偏った歴史書でした。 それも、羊飼いであったユダヤ人のルーツを隠そうとした、世界史については偏った西欧中心主義の偏った歴史書でした。 数回に分けて批判し、私の「女・子ども主導進化説」「熱帯雨林進化説」「おしゃべり・共同子育て・採集進化説」「糖質・DHA(魚介)食進化説」「水中歩行採集(魚介類・両生類・爬虫類)進化説」「穴掘り棒・銛・…

  • 縄文ノート132 ピュー人(ミャンマー)とピー・ヒ信仰

    江戸中期からの父方の先祖の墓には「日向」、提灯には「日南」と書いて「ひな」と名乗っており、明治になって30戸の本家であったため「ひなもと=日本」の名字を届けたところ役場が「雛元」漢字に変えたため一族は憤慨している、というきわめて珍しく、面白い先祖の歴史があり、さらに仕事先の青森県東北町で平安時代とされる「日本中央」の石碑に出合い(青森の中に東北があり、さらに日本中央があるという逆立ちの面白さ!)、私は「ひな」の全国の地名や記紀の研究に入り、多くの「ひ」は「日」ではなく「霊」ではないか、との結論に達しています。 「縄文ノート128 チベットの『ピャー』信仰」では冒頭で次のように書きました。 神々…

  • 縄文ノート131 「仮説ハンター」からの考古学・歴史学

    『サピエンス全史』批判から、少し、横道に逸れます。学生・高校生「ロボコン」のMCであり、「サイエンスZERO」(NHK・Eテレ)のMCであるタレントの小島瑠璃子さんが降板することになった3月27日の録画を昨夜見ましたので、関連して私の思い出を書いていきたいと思います。 ただ、記憶がとみにが衰えており、ひょっとしたら「ガリレオX」(BSフジ)か「コズミックフロント」(NHK-BS)だったかも知れないのですが、「素粒子物理学では全世界で毎日10~20個の仮説が生まれている」という研究者の発言を「こじるり降板」番組で思い出したので、私の印象に残っていたこの発言を紹介しておきたいと思います。若い研究者…

  • 縄文ノート130 『サピエンス全史』批判その1

    ユヴァル・ノア・ハラリ氏の『サピエンス全史』をざっと読みました。 伝説やユダヤ教・キリスト教・イスラム教、イデオロギー(社会主義、人間至上主義)、貨幣信用などを「嘘話(虚構)」と批判し、「嘘話」で形成された集団によって人類が進歩したと勇気ある分析を行い、世界に大きな影響を与えた点は高く評価したいと思います。 しかし、その「嘘話」論は吉本隆明氏の「共同幻想論」(たんに言葉でしか知りませんが)として1970年頃にはそれなりに知られており、とりわけ目新しいものではありませんでした。本来なら吉本氏の影響を受けた人たちが深め、世界最高水準の縄文社会・文化研究や文化人類学などをもとにハラリ氏に先行して世界…

  • 縄文ノート129 「スサノオ・大国主建国論」目次案の修正

    いきなりで恐縮ですが、昨日の「縄文ノート129 『スサノオ・大国主建国論』目次案」を修正しました。 <主な修正点> 1 18節を5章に区分しました。 2 見出しを1行に収まるように短くしました。 3 「神使(海蛇・蛇、鳥、狼、猿、鹿等)が示す神名火山祭祀」「龍蛇・トカゲ龍・龍神・雷神・水神・風神が示す神名火山祭祀」「スサノオ・大国主の追う墓はどこか?」「卑弥呼(霊御子)は筑紫大国主王朝の11代目(アマテル3)」「薩摩半島笠沙・阿多の山人(やまと)と隼人(はやと)」を新たな節としてとして追加しました。

  • 縄文ノート129 「スサノオ・大国主建国論」目次案

    ユヴァル・ノア・ハラリ氏の『サピエンス全史』をざっと読みましたが、相も変わらずの男性中心史観の人類誕生説、肉食・戦争進歩史観、グローバリズ賛美など古くさく、「嘘話(宗教・主義など)共同体論」をユダヤ人として掲げた勇気は高く評価したいと思いますが、思想的には吉本隆明氏の「共同幻想論」(ちゃんと読んだわけではありませんが)が先行しており「ダブルがっかり」でしたが、次回に論じたいと思います。 今回は、これからまとめに入る「スサノオ・大国主建国論」の目次を紹介したいと思います。 縄文社会からのスサノオ・大国主建国史は、日本文明の独自性として、世界にアピールすべきと考えますが、とりあえずは、分量を気にし…

  • 縄文ノート128 チベットの「ピャー」信仰

    何度か紹介しましたが、私は墓に「日向」と書いて「ひな」と読んでいた先祖から「ひな」の研究に入り、「ひ」が「日」ではなく「霊」であり、「ひな=日向=霊那」であるという思いがけない結論にたどり着き、「霊(ひ)=祖先霊」信仰こそが日本人の根本宗教であるとの結論に達しました。そしてスサノオ・大国主建国論に進み、『スサノオ・大国主の日国(ひなこく)―霊(ひ)の国の古代史―』をまとめました。 さらに「筑紫日向橘小門阿波岐原」にあったと記紀に書かれたアマテル(天照)大御神の「高天原」が旧甘木市の蜷城(ひなしろ=日向城)の背後の高台であり、邪馬壹国の卑弥呼の宮殿があった場所であると結論に達し、『邪馬台国探偵団…

  • 縄文ノート127 蛇行剣と阿曽地名からの鉄の伝播ルート考

    またまた縄文社会研究から外れて、製鉄についての補足的小テーマについて忘備メモを書いておきたいと思います。 ずいぶん前に買っていたユヴァル・ノア・ハラリの『サピエンス全史』上下2冊を読んで書くつもりでしたが、ウクライナ戦争で「世界は新たな帝国主義に入った」と暗い気持ちでFBなどを書いており、一気に2冊を読んで評価・批判を行う余裕がありません。 そこで気になっていた「蛇神→龍蛇神→トカゲ龍神→龍神」信仰と蛇行剣、「阿曽・曽」地名から、曽於・大隅(おおすみ=おおくま)・球磨・阿蘇(熊襲)・播磨・諏訪の関係について「縄文ノート125 播磨・吉備・阿蘇からの製鉄・稲作・古墳の起源論」の補足を行っておきた…

  • 縄文ノート126 「レディ・サピエンス」と「女・子ども進化論」

    2021年11月4日のNHKのBSプレミアム:コズミックフロント「レディサピエンス」を録画していましたが、撮りためている録画はHD2台もあり、やっと見ることができたのは新年に入ってからでした。 すぐに書けばよかったのですが、諏訪への製鉄・水利水田稲作の伝来から吉備・播磨の製鉄についての考察を進めていて、手付かずのままになっていました。さらに、2月24日からのロシア軍のウクライナ全面侵攻に反対して「2・26事件」の2月26日からフェイスブックを書き続けていて、縄文ノートは手が付きませんでした。 録画を見直す時間はなく、簡単なメモから「レディ・サピエンス」を紹介し、その「男性中心進化史観」批判を高…

  • 縄文ノート125 播磨・吉備・阿蘇からの製鉄・稲作・古墳の起源論

    私の母方の故郷、たつの市揖保川町から御津町にかけての丘陵で、小学生高学年の頃、鳩やジュウシマツを飼っていた鳥好きの又従兄弟たちが鳥もちや霞網で野鳥を捕りに行くのに付いて行ったことがありました(当時、霞網は禁止されていましたが知り合いの大人から借りてきており、幸い、未熟で成功しませんでした)。 その時、同学年の武君から「この山の上からは古代人の糞がいっぱいでてくる」と教えられ、私は「こんな山の上で古代人が糞をいっぱいするかなあ。ウンチは雨で溶けてしまって化石になるだろうか」と疑問に思ったものです。 古代史をやるようになって、ようやく武君は金屎(鉄屎:かなくそ)を人間の糞と誤解していたことが判りま…

  • 縄文ノート124 「ヒナフキンの縄文ノート」一覧

    縄文論・日本列島人起源論・古代史論など日本文明論の取り組みの全体構成図とともに、「ヒナフキンの縄文ノート」の拙論一覧(掲載順とテーマ別)を掲載しました。なお、新説に合わせて旧説の修正はできていませんので、食い違いがある場合には新しい方が現在の私の到達点です。 アフリカでサルからヒトになり、日本列島にやってきて建国にいたるまでの日本文明の全体史として、Y染色体DNAや農産物の起源と拡散、宗教や農耕などの倭音倭語の起源、木器・石器・土器・鉄器技術の継承・創造、焼畑農耕・水辺稲作・水利水田稲作文化、霊(ひ)信仰と地神・海神・水神・山神・天神信仰、家族・氏族・部族社会と国家(常備軍+行政組織)形成の総…

  • 縄文ノート123 亀甲紋・龍鱗紋・トカゲ鱗紋とヤマタノオロチ王

    スサノオ・大国主建国論から縄文社会研究に入った私は、出雲大社で神使の海蛇を「龍神様」として祭り、神紋の六角紋(通説では亀甲紋)が海蛇神・龍神信仰の龍鱗紋(りゅうりんもん)であり、その起源が縄文時代に遡るとし、井戸尻考古館の「巳を戴く神子」をその根拠とするとともに、トカゲがジャンプするときに尻尾を上げる形状から縄文土器の縁飾りの「鶏頭」とされてきた突起や諏訪大社の「薙鎌(なぎかま)」はトカゲ龍であるとしました。 そして、八俣遠呂智(ヤマタノオロチ:古事記)を日本書紀が「八岐大蛇」と書き換え、出雲神楽でヤマタノオロチ王を「トカゲ蛇」としていることから、ヤマタノオロチ王もまた東南アジアルーツの「トカ…

  • 縄文ノート122 「製鉄アフリカ起源説」と「海の鉄の道」

    記紀神話などは8世紀の創作、魏書東夷伝倭人条は信用できない、金印は偽造であるなどと考えておられる方は「トンデモ説」と思われるでしょうが、私の「縄文人はドラヴィダ系海人(あま)・山人(やまと)族」「委奴国王はスサノオ=大物主大神」「大国主・大物主連合による百余国の建国」「スサノオ・大国主王朝による鉄器水利水田稲作の豊葦原の水穂国づくり」「大国主の国譲り=筑紫・出雲・越の御子の後継者争い」「倭国大乱は葦原中国からの筑紫大国主家30国の分離・独立」「邪馬壹国(やまのいのくに)は筑紫日向(ちくしのひな:蜷城(ひなしろ))の甘木高台(高天原)」「天皇家のルーツは薩摩半島西南端の笠沙・阿多の山人(やまと=…

  • 縄文ノート121 古代製鉄から「水利水田稲作」の解明へ

    沢口靖子さん主演のテレビ番組「科捜研の女」を昔からよく見ていますが、そこでは希少性のある微量証拠(繊維・植物・土・血痕・毛髪・指紋など)の定性・定量分析で犯行現場や犯人の移動場所、犯人(血液型・DNA・指紋・職業など)などを特定するとともに、打撲痕や刺し傷、絞・扼殺などの再現事件により凶器や犯人(利き手や力、体格など)・犯行の様子(順序・位置関係等)を予測する成傷器鑑定、頭蓋骨に粘土を肉付けして顔を復元する復顔法、写真や防犯映像などの画像や音声分析、死体の解剖などもあります。 これらの手法は全て考古学の遺物や骨の分析とも重なりますが、工学部の私としては「再現実験」に特に関心があります。 工学で…

  • 「縄文ノート120」の追加修正

    昨日の「縄文ノート120 吉備津神社と諏訪大社本宮の『七十五神事』」の最後の内容が尻切れトンボに終わっており、次のような追加修正と少しだけ部分修正を行いました。 もとに戻って見直していただくか、以下、目を通していただければ幸いです。 5.「七十五神事」の起源について 丸谷氏の「ユダヤ人起源説」には私は同意できませんが、「七十五神事」がアフリカあるいはメソポタミアで始まり、それがイスラエルと日本に別々に伝わり、吉備から諏訪に伝わった可能性はある、と私は考えます。 私の縄文研究は次女がアフリカのニジェールに青年海外協力隊員として行き、鳥浜遺跡や三内丸山遺跡の「ヒョウタンのルーツがニジェール川流域」…

  • 縄文ノート120 吉備津神社と諏訪大社本宮の「七十五神事」

    私のフェイスブックを見て、岡山市の古代史研究家の丸谷憲二さんから連絡をいただき、吉備の物部氏と諏訪の守矢氏との宗教上の繋がりを示す資料や、備前赤坂(現赤磐市)の赤土などからの製鉄再現実験の資料を送っていただきました。 今回は、氏のレジュメ「吉備津神社 七十五膳据神事の七十五の起源についての考察」をもとに、縄文ノート119・120で明らかにした、記紀、播磨・伊勢国風土記、神社・民間伝承のからの諏訪と伊勢・大和・播磨・備前のスサノオ・大国主一族の氏族・宗教・製鉄の繋がりについての分析を補強したいと考えます。 縄文論から外れるとのお考えもあるとは思いますが、「スサノオ・大国主建国史から遡って縄文社会…

  • 縄文ノート118 諏訪への鉄の道

    古部族研究会編の『諏訪の祭祀と氏族』に触発され、「縄文118 『白山・白神・天白・おしらさま』信仰考」では伊勢(大国主一族)と諏訪の宗教における繋がりを書きました。 続いて「伊勢から諏訪への鉄の道」について考察を進め、縄文1万数千年の歴史と紀元1~3世紀のスサノオ・大国主建国との繋がりを解明したいと考えたいと思います。 縄文研究・民俗研究が最も進み、大天白神・御左口(みしゃぐち)神・道祖神信仰や御柱祭が今に伝わる諏訪と、記紀・風土記文献と神社伝承が濃く残る播磨・吉備・伊勢を「鉄の道」で結びつけることにより、紀元1~4世紀の歴史は解明できると考えます。 1 伊勢国の麻績(おみ)の御糸村 今井野菊…

  • 縄文ノート118 「白山・白神・天白・おしら様」信仰考

    会社を移転・縮小した時と自宅1階事務所を閉鎖した時の2段階で集めた各分野の本を泣く泣く大幅に処分し、まだレンタル倉庫に段ボールに入ったまま残っている反省から、本の購入は絞り、図書館で借りることができない本だけ買うようにしています。 借りていた古部族研究会(野本三吉・北村皆雄・田中基)編の『諏訪の祭祀と氏族』が返却期限となったので、「白山・白神・天白・おしらさま」信仰について考察しておきたいと考えます。 1 天神信仰論 私のそもそもの関心は、スサノオ・大国主一族の死者の霊(ひ)が「神名火山(神那霊山)」から天に昇り、降りてくるという「八百万神信仰」のルーツが縄文時代に遡るのではないか、という仮説…

  • 縄文ノート117 縄文社会論の通説対筆者説

    はてなブログ「ヒナフキンの縄文ノート」は116号を迎え、中間の整理を行いました。 試行錯誤しながら縄文社会についてあらゆる角度から書いてきましたが、さらに各論を書き進める前に、現段階で全体を俯瞰しておきたいと考えます。「最少矛盾仮説」として統合する前の予備作業です。 考えが変わってきている矛盾点が多々あると思いますが、ここでは記憶(老人ボケが混じっている)だけを頼りにしてオリジナルな主張についてざっと整理してみました。 ご参考になれば幸いです。 「縄文論」関係の通説対筆者説 分類 数 通説 筆者説 Ⅰ スサノオ・大国主建国論からの縄文研究 12 ①天皇家建国説 ②「石器―縄文土器―弥生土器―古…

  • 新年のご挨拶

    新年が少しでもよい年になりますよう、願っております。 年末に少し無理をして、正月三日間は不整脈で家族イベントに付き合いながら静養していました。やっと新年の挨拶です。 祖母から繰り返し教えられた「世のため人のため」、父からの陽明学の「知行合一」「山田方谷の特産品開発」と犬養毅の「話せばわかる」の教え、軍人になれとの指示、広島での入市被曝体験、母からの姫路陸軍病院看護婦時代の話など、昔のことを思い出しながら、人生最後に何をなすべきか、何ができるのか、自問し続けています。

  • 「奥の奥読み奥の細道-松尾芭蕉の暗号」の紹介

    この1週間、縄文論を休んで「奥の奥読み奥の細道-松尾芭蕉の暗号」のアマゾン・キンドル電子本の原稿にかかりきりでしたが、やっと終えることができ、友人にこれから掲載作業を頼みます。 本稿は「島根日日新聞」に2016年3月9日から9月21日にかけて29回にわけて連載したものに写真を加え、加筆修正したものです。 和歌の「寄物陳思(きぶつちんし:ものによせておもいをのぶる)」に「寄事陳思」(きじちんし:ことによせておもいをのぶる)」を加え、「正述心緒」(せいじゅつしんしょ:ただにおもいをのぶる)の「物(自然)+事(歴史)+心(心緒)」の三層構造の名句を完成させたオリジナルな芭蕉芸術論です。なお「寄事陳思…

  • 縄文ノート116 独仏語女性語からの母系制社会説

    縄文ノート95~102で「女神」論を書いていて、「女神」を英語でどう表現するか気になって調べると「goddess」で、「女神像」を調べると「goddess statue」でした。ついでに「自由の女神像」を調べると「statue of liberty」(自由の像)で、「女神」にはなっていません。 こういう細部が気になってすぐに横道に逸れてしまうのは幼児の頃からの私のクセで、母からは「昌弘は気が散る」と言われ続け、街に出ると迷子になってよく困らせていましたが、またまた迷子になりそうですが、ちょっと横道に逸れてみたいと思います。 ネットがありがたいのは、同じようなクセの人が必ずいるもので、「アメリカ…

  • 縄文ノート115 鳥語からの倭語論

    私が録画してよく見る番組の1つがNHKの『サイエンスZERO』ですが、2021年12月5日放映の「鳥の言葉を証明せよ!“動物言語学”の幕開け」は人語誕生にもつながる興味深い内容でした。 『サイエンスZERO』2020年10月25日放送の「“羽毛のある類人猿” カラス 驚異の知力に迫る」、『日経サイエンス』2020年8月号の論文「もうトリ頭とは言わせない 解き明かされた鳥の脳の秘密」についても触れ、人語がサバンナの平原ではなく熱帯雨林で生まれたという私の説や、「主語―動詞-目的語」言語構造からの倭語のルーツについて検討しています。 1.鈴木俊貴京大白眉センター特定助教の鳥語の発見 「世界初! 『…

  • 縄文ノート114 縄文アーチストと「障害者アート」

    9日、埼玉県立近代美術館の障害者アート企画展「LOOK ART ME!!」を見てきました。東京新聞でこの企画展があることを妻が見つけたのです。https://www.tokyo-np.co.jp/article/147737 月1回は美術展・博物館・音楽会・映画に行きたいと思っていたのですが、この数年、原稿書きに集中しており、特に車を手放してからは出不精になっていました。今回は、「縄文アーチスト障害者」仮説を確かめる目的もあって、すぐに自転車をこいで出かけました。 この企画展は12回目で、障害者週間(3〜9日)に合わせ、今年は8~12日に開催されています(なんと入場無料)。 1.縄文土器デザイ…

  • 縄文ノート113 道具からの縄文文化・文明論

    これまで私は「石器・土器・土器・古墳」時代区分を批判し、土器鍋文化から「石器・土器・鉄器」時代区分を提起する一方で、別に再生可能な森林焼畑農耕文明論などを提案してきましたが、ここで両者を統合し、「木石器・土器・鉄器」時代区分に変更するとともに、縄文文化・文明をどう英訳するかについても問題提起したいと思います。 私など木の工作が大好きで、『モノ・マガジン』などの愛読者の道具マニアにとっては、木の道具論を大前提としない道具時代区分は考えられません。そして、縄文文化・文明をもとに、ギリシア・ローマ軍事・侵略・奴隷制文明の鉄器武器と城壁都市を基準とした文明規定は見直す必要があると考えます。 1.道具論…

  • 「縄文ノート112」への追加修正

    今回、江戸東京博物館で特別展「縄文2021―東京に生きた縄文人―」と企画展「ひきつがれる都市の記憶―江戸東京3万年史」が同時に行われたことから、私は縄文文化・文明の世界へのアピールが行われるものと期待しましたが、多くの発掘成果がまとまって展示され、「土器に残る圧痕から豆類(ダイズ・アズキ)の栽培も判明した」とはっきりと示していたものの、「縄文農耕と土器鍋糖質食文化」「母系制社会」「広域交流・交易社会」「地域分業と分散居住が進み、大規模共同祭祀が行われた部族社会」「ポンガ(沸騰と吹きこぼれ)を祝う天神信仰」など、「縄文時代」を世界史の中に文明段階として位置付けた総合的な展示などは見られず、「縄文…

  • 縄文ノート112 「縄文2021―東京に生きた縄文人―」から

    12月1日、「奥の奥読み奥の細道」(島根日日新聞連載)のデジタル本出版に向けて、草加・南千住・深川の松尾芭蕉像4体の銅像撮影とともに、江戸東京博物館で「縄文2021―東京に生きた縄文人―」「ひきつがれる都市の記憶―江戸東京3万年史」を見てきました。 この「東京縄文人2021」(私の略称)は平日にも関わらず閲覧者は多く、マニアックな感じの高齢者が中心でしたが若い人も5~10人に1人はいて、縄文ブームを感じさせました。 「基本的に撮影自由」の表示が出ていたので撮影を始めると注意する人(身形からみて元公務員か元教師と推理)が現れたので入口の撮影OKの表示を教えましたが、この国の「お上情報独占意識」が…

  • 縄文ノート111 9万年前の骨製銛からの魚介食文明論

    1 9万年前の骨製の銛 人類進化関係の『別冊日経サイエンス』を図書館でまとめて借りたところ、1998年4月の122号の『DNAから見た生物進化』に、9万年前の骨製の銛がコンゴ民主共和国(ザイールは1971~97年の国名)のセムリキ川(エドワード湖から北に流れアルバート湖に注ぐ)で見つかったという記事がありました。 私はこのエドワード湖とアルバート湖のほとりの高地湖水地方に20000~8000年前頃のイシャンゴ文明があり、穀類を粉にする石臼・粉砕用石器とともに多くの骨製の銛と魚骨を伴い、糖質・魚介食であったということを『古代アフリカ・エジプト史への疑惑』(木村愛二著)から引用しましたが、その骨製…

  • 縄文ノート110 縄文社会研究会・東京の第2回例会

    国際縄文学協会主催の今井一氏の「国民投票」の講演を聞きに行ったのですが、なんと、京大工学部建築学科西山研究室の大先輩の上田篤氏(当時、助教授)の講演が同時に行われたのです。その40年ぶりの偶然の出会いから私が上田さん主宰の縄文社会研究会に参加したのは2013年のことでした。 年4回の例会ではいろんな分野の方を講師に招いており、スサノオ・大国主建国論に取り組んでいた私は「古代国家形成からみた縄文時代―船・武器・稲作・宗教論」「卑弥呼(霊御子)モデルの4人のアマテラス神話」から縄文社会を見るという提案を行いました。 その後、上田さんがご高齢のために京都と東京に分かれて会を持つことになり、東京では2…

  • 縄文ノート109 日本列島そば好きラインー蕎麦と焼畑

    私は小学校までは岡山、中高は姫路で育ちましたが「そば」を食べた記憶がなく、大学の京都、その後の奈良・大阪でもほとんど食べることはなく、埼玉に引っ越してから少しずつソバを食べるようになり、ソバを主に食べるようになったのはかなりたってからです。 ただ基本的にはうどん好きであり、それも昆布の出汁を飲む関西風の出汁が染みやすい、柔らかいうどんが大好きです。コシのある讃岐うどんは仕事で香川県に通うようになって食べ始めて小麦のおいしさを感じるようになったのですが、関東の鰹節ベースの出汁やつけ汁のうどんは今でも好きではありません。 「三つ子の魂」で子どもの頃に覚えた味は忘れられないもので、「そば好き」の食文…

  • 縄文ノート108 吹きこぼれとポンガ食祭からの縄文農耕説

    妻が午後の犬散歩中で近くの小学校の裏手でマテバシイ(ブナ科の常緑高木)の実が大量に落ちているのを見つけたので、翌朝の犬散歩の時に拾いに行き、炒って食べ、冷蔵庫に保管しておきました。 ウィキペディアは、マテバシイについて「炒って食べるとおいしく食べられる。・・粉状に粉砕してクッキーの生地に混ぜて『縄文時代のクッキー』として味わうこともできる」と紹介しています。 縄文論・日本列島人起源論・人類誕生論の探求の大きなヤマを越しましたので、「マテバシイ粉を煮て食べられるか?」「マテバシイ粉を炊くと、吹きこぼれができるか?」の実験を行いました。 というのは、私は縄文土器の縁から盛り上がったデザインの縁飾り…

  • 重複削除

    重複削除 - ヒナフキンの縄文ノート

  • 縄文ノート107 ドーパミンからの人類進化論―窮乏化進化か快適志向進化か

    ユダヤ教・キリスト教・イスラム教などの「終末論」や仏教の「末法論」、マルクス主義の「窮乏化革命論」などの影響かもしれませんが、サルは地球寒冷化による熱帯雨林の食料危機により、サバンナに出て二足歩行を始め、槍という石器道具を手に入れ、肉食によって脳を発達させて人間になった、という進化説が広く信じられています。 このような「人類滅亡論」からの「危機回避進化史観」「肉食脳発達史観」「闘争・戦争進化史観」「オス主導進化説」の文明発達史観に対して、私は「熱帯雨林人類誕生説」「浸水漁撈二足歩行説」「糖質・魚介食脳発達説」「母子・メス言語コミュニケーション脳発達説」「子育て家族・氏族社会形成説」「共同・和平…

  • 縄文ノート106 阿久尻遺跡の方形柱列建築の復元へ

    私は建築の実施設計はやっていませんが、その前段階の建築基本計画(ニーズ調査・建築基本理念・基本方針・施設構成・規模・施設配置・アプローチ・環境景観・イメージ図など)や地区・地域・再開発計画はかなりやっており、阿久尻遺跡の方形柱列巨木建築の復元には興味があります。 中ツ原遺跡の8本柱や三内丸山遺跡の6本柱の建物の再現が中途半端に終わり、出雲大社の復元模型が誤っている点については、縄文ノート「33 『神籬(ひもろぎ)・神殿・神塔・楼観』」考」「50 縄文6本・8本巨木柱建築から上古出雲大社へ」「78 『大黒柱』は『大国柱』の『神籬(霊洩木)』であった」で指摘してきましたが、阿久尻遺跡方形柱列の建物…

  • 縄文ノート105 世界最古の阿久尻遺跡の方形巨木柱列群

    阿久遺跡は6000~5500年前頃の世界最古の巨大な集合墓地の「環状列石」と神山天神信仰の「立石(金精)から蓼科山へ向かう石列」の祭祀遺跡であり、中ツ原遺跡の「蓼科山信仰の楼観拝殿と仮面の女神像(国宝)」と合わせて縄文ノート104で明らかにしました。 蓼科山(女神山)信仰の「立石石列・楼観拝殿・女神像」の3点セットが同じ遺跡からは見つかっていませんが、HP(ホームページ)で検索していると阿久遺跡のすぐそばに阿久尻遺跡があり、なんと「20の大小の方形柱穴」があることが茅野市ホームページに掲載されていたのです。 縄文人の蓼科山信仰は阿久尻遺跡の「楼観拝殿」により補強され、棚畑遺跡の「縄文のビーナス…

  • 縄文ノート104 日本最古の祭祀施設―阿久立棒・石列と中ツ原楼観拝殿

    私が阿久(あきゅう)遺跡について最初に知ったのは昨年の2020年8月3~5日の縄文社会研究会の八ヶ岳合宿の参加者向けに見学資料を作成した時ですから、縄文研究については駆け出しの素人もいいところです。―「縄文ノート「22 縄文社会研究会八ヶ岳合宿 見学資料」「23 縄文社会研究会 八ヶ岳合宿報告」参照 私は2000年頃から取り組んできた「スサノオ・大国主建国論」の延長で、2012年から京大工学部建築学科の大先輩(当時は助教授)の上田篤さんの主宰する縄文社会研究会に参加し、「古代国家形成からみた縄文社会―船・武器・稲作・宗教論」について講演し、霊(ひ)信仰史観と海洋交易民族史観からの分析をブログな…

  • 縄文ノート93 母系制社会からの人類進化と未来

    人類の誕生から始まる「母系制社会からの人類進化と未来」のまとめに入りましたが、9月10・11日に諏訪・安曇野・佐久で「女神」をテーマに調査を行い、その報告に1カ月もかかってしまいました。 私はこれまで「夜這い・妻問婚の母系制・母父系制社会」「母系制の土着性と父系制の交流性」「家など生活手段母系、船・漁具など生産手段父系」「母子サルの熱帯雨林の沼地での採集・漁撈による糖質・DHA食と二足歩行・ヤス使用による人類誕生」「祖母・姉妹の子育て支援からの母系制」「女性による霊(ひ:祖先霊)祭祀」「女神(山の神)にささげる男根石棒」「父系制後の夜這い・若衆宿など母系制の残存」などを検討してきましたが、ここ…

  • 縄文ノート102 女神調査報告6 北沢川・月夜平大石棒と男根道祖神

    9月11日、安曇野の穂高神社をあとにして、佐久の日本一大きい私の身長を超えた男根型の北沢川大石棒と月夜平大石棒(大宮諏訪神社)、原諏訪神社の男根道祖神を調べました。 遺跡・神社と博物館などをざっとした見学だけでも諏訪で2泊3日、安曇野・佐久で1泊2日はかかり、これに新潟・群馬・山梨を加えた世界遺産登録運動に取り組むとなると、マニア向けの見学会としても5泊6日は必要になりそうかななどと考えながらレンタカーを走らせました。 石棒(男根・金精)というと男社会の祭りとばかり私は思い込んでいましたが、尾瀬湿原のある群馬県片品村の仕事で、女体山(日光白根山)に男が金精を捧げ、山の神「十二様」(女神)に男が…

  • 縄文ノート101 女神調査報告5 穂高神社の神山信仰と神使

    9月11日、諏訪を後にして北上して安曇野の穂高神社を見学し、佐久の北沢川大石棒と大宮諏訪神社の大石棒、原諏訪神社の男根道祖神を調査しました。縄文時代の男根信仰と安曇野に多い道祖神との関係などまとめて報告しょうと書いていましたが、穂高神社と諏訪大社の比較などがあり、今回は穂高神社とその神使と鳥追い行事の関係だけを報告します。 「漢夷奴国王」の金印が発見された博多湾入口の志賀島を本拠地とする海人(あま)族のスサノオの異母弟の綿津見3兄弟の安曇(あずみ)族(海人津見族)の穂高見氏がなぜ海を離れて内陸山岳地帯の信州に住み着き、奥穂高岳を神山としたのか、穂高神社の祭神はスサノオ初代系か大国主(出雲スサノ…

  • 縄文ノート100 女神調査報告4 諏訪大社下社秋宮・性器型道祖神・尾掛松

    9月11日は「守矢・諏訪・安曇一族のルーツと信仰」(縄文とスサノオ・大国主建国の繋がり)と「縄文石棒(墓石→神代(かみしろ))→男根道祖神→男女性器道祖神→夫婦道祖神」の変遷をテーマにして、諏訪湖北岸から安曇野、佐久へと調査しました。 まず諏訪大社下社秋宮の摂社と末社を調べ、その北にある男根型道祖神へ向かいましたが、集中豪雨被害の道路閉鎖があり、かなり大回りして捜したので下社春宮には行く時間がなくなり、建御名方が出雲に出向いた時に尾が残ったという壮大な龍神伝説のある「尾掛松(杉の木神社)」を見て、安曇野の穂高神社へ向かいました。 私はスサノオ・大国主の建国史の解明は、古事記と播磨国風土記の分析…

  • 縄文ノート99 女神調査報告3 女神山(蓼科山)と池ノ平御座岩遺跡

    9月11日は、朝、蓼科山(別名:女神(めのかみ)山)のふもとの池之平ホテルから白樺湖を一周して女神湖までざっと見学。まちづくりプランナー時代のクセが抜けず景観・環境条件などをチェックしてから朝食をとり、縄文時代からの信仰対象であった女神(めのかみ:ヒジン=霊神)の住むとされる蓼科山の写真をとりながら、ビーナスラインを下りました。 女神(地母神・山神:乳房・腹・性器を強調した妊娠像、出産像)と神を祀る巫女(みこ:卑弥呼=霊巫女など)とビーナス(ギリシアの女奴隷の影響)の3者をごっちゃにした「ビーナスライン」や「縄文のビーナス」のネーミングはいただけませんが、その違いについては縄文「75 世界のビ…

  • 縄文ノート98 女神調査報告2 北方御社宮司社・有賀千鹿頭神社・下浜御社宮司神社

    長野県諏訪市を中心に中部・関東に広がる「ミサク神」「ミシャグジ神」の解明に向けて、9月10日には中央構造線の断層に沿って「神長官邸みさく邸」から西に進んで北方御社宮司社を見学し、時間がなくて有賀千鹿頭神社はパスし、11日には諏訪湖北岸の下浜御社宮司神社を見学しました。 私は「ミサク神」「ミシャグジ神」や「鹿頭(かとう)祭祀」は縄文時代の信仰を受け継いだスサノオ一族の物部一族の守矢氏の祭祀と考えており、「守矢氏=縄文人、諏訪氏=弥生人」説ではなく、縄文時代の信仰を受け継いだ「守矢氏=スサノオ一族、諏訪氏=大国主一族」説を神社の立地と環境、祭神から確認したいと考えました。 なお、下浜御社宮司神社で…

  • 縄文ノート97 3母音か5母音か?―縄文語考

    女神調査報告2で「千鹿頭(ちかとう)」や下浜御社宮司(みしゃぐじ)神社の「三狐神(みけつかみ)」の語源を書きましたが、その前提として2018年に書いた「3母音か5母音か?―古日本語考」を修正して先に紹介しておきたいと思います。 『邪馬台国探偵団~卑弥呼の墓を掘ろう~』(アマゾンキンドル本)で書き、前に縄文ノート「93 『カタツムリ名』琉球起源説からの母系制論―柳田國男の『方言周圏論』批判」「94 『全国マン・チン分布考』からの日本文明論」でも少しふれましたが、倭語分析の基本として私は「縄文語からの3母音と5母音の分岐説」を提案します。 これまで「本土の5母音が琉球で3母音方言に変わった」という…

  • 縄文ノート96 女神調査報告1 金生遺跡・阿久遺跡

    茅野市での八ヶ岳研究会に誘われたついでに、9月10・11日、周辺のいくつかの遺跡・神社を調べてきました。博物館・資料館はコロナの緊急事態宣言で見学できず、中途半端な調査になりましたが、報告しておきたいと思います。 「日本中央縄文文明」の世界遺産登録には「⑥ 顕著な普遍的価値を有する行事、生きた伝統、思想、信仰、芸術的・文学的作品」として、縄文時代からの石棒・円形石組と金精信仰、神山信仰(お山信仰、山神信仰、神名火山(神那霊山)信仰、神籬(霊洩木)信仰)を明らかにする必要があると考えており、今回はこのテーマを中心に調査しました。 なお、群馬県片品村の「金精信仰」は「山神(女性神)に金精を捧げる祭…

  • 縄文ノート95 八ヶ岳周辺・安曇野・佐久の女神信仰調査

    9月10・11日、八ヶ岳周辺の金生(きんせい)遺跡、阿久(あきゅう)遺跡、諏訪湖周辺の北方御社宮司(みしゃぐじ)社、千鹿頭(ちかとう)神社、下浜御社宮司(みしゃぐじ)神社、諏訪大社下社秋宮、下諏訪町の石棒道祖神、杉の木神社(龍神の尾掛松)、安曇野の穂高神社、佐久の北沢大石棒、大宮諏訪神社(大石棒)、原諏訪神社(石棒)をレンタカーでざっと見てきました。 緊急事態宣言で博物館の見学や関係者のヒアリングなどはできないため、野外の遺跡・神社などの調査になりました。 目的は、「日本中央縄文文明」の世界遺産登録には「⑥ 顕著な普遍的価値を有する行事、生きた伝統、思想、信仰、芸術的・文学的作品」として、縄文…

  • 縄文ノート94 『全国マン・チン分布考』からの日本文明

    「縄文ノート93 『カタツムリ名』琉球起源説からの母系制論」につづき、性器名称の方言分析から、倭語が琉球から北上して九州から全国に広がったことを明らかにしました。 2018年12月に縄文社会研究会向けに「『全国マン・チン分布考』の方言周圏論批判」(2020年2月には「帆人の古代史メモ」の「琉球論5」で公開)をまとめましたが、さらに加筆して紹介したいと思います。 日本人は南方系か北方系か、北方系縄文人を弥生人(中国人・朝鮮人)が日本列島中央から沖縄と東北・北海道など周辺に追いやったという日本民族形成の「二重構造説」は成立するかどうかについては、DNA分析・方言分布・地名分布・文献(記紀・風土記)…

  • 縄文ノート93 「かたつむり名」琉球起源説からの母系制論」琉球起源説からの母系制論―柳田國男の「方言周圏論」批判

    「母系社会からの人類進化」のまとめに入りましたが、私のスサノオ・大国主建国からスタートした縄文人論・日本列島人起源論・人類起源論は「海人族」「魚介食族」というところが原点であり「『カタツムリ名』沖縄起源説―柳田國男の『方言周圏論』批判」(180816・21)を加筆して紹介しておきたいと考えます。 この海人族論については、左右の論客が登場した『季刊 日本主義』(終刊)の「ヒョウタンが教える古代アジア”海洋民族像”」(40号:2017冬)、「言語構造から見た日本民族の起源」(42号:2018夏)、「『龍宮』神話が示す大和政権のルーツ:2018秋」(43号)「海洋交易の民として東アジアに向き合う」、…

  • 縄文ノート92 祖母・母・姉妹の母系制

    『日経サイエンス』はいつも図書館で古いナンバーを借りてざっと見ているのですが、人類進化に祖父母が果たした役割について読んだことがあり、その記憶をたよりにして何度か原稿を書いたのですが、ネットで検索したところ2011年12月号のR. カスパーリ(セントラル・ミシガン大学)氏の「祖父母がもたらした社会の進化」であることがわかりました。 今回、再録された別冊日経サイエンス194『化石とゲノムで探る 人類の起源と拡散』を購入して読みました。 その説明文は次のとおりですが、私のうろ覚えの記憶は間違いではありませんでした。 ただ、私は祖父母より、祖母・姉妹・従姉妹が「共同体・家族形成」と「農耕開始」には重…

  • 縄文ノート91 台湾・卑南族と夜這い・妻問夫招婚の「縄文1万年」

    人類の誕生から始まる「母系社会からの人類進化」のまとめに入りましたが、欠かせない未検討の小テーマがいくつかあり、妻問夫招婚や祖先霊祭祀、壻屋制と母系制・父系制との関係について2018年に書いた、「妻問夫招・夜這いの『縄文1万年』」(181201・30→190308、縄文ノート13)を一部加筆して再掲したいと思います。 「多DNA民族でありながら、多部族社会とならずになぜ縄文社会は均一なのか?」「台湾の卑南(ひな)族と縄文の霊(ひ)・霊継(ひつぎ)信仰や東南アジアのピー信仰、日本の女性器ピー・ヒナ信仰の関係は?」「卑南族の婿屋制度と日本の夜這い・妻問夫招婚の関係は?」など、縄文社会の解明にヒント…

  • 縄文ノート90 エジプト・メソポタミア・インダス・中国文明の母系制

    「縄文ノート86 古代オリンピックとギリシア神話が示す地母神信仰」を書いた時、ギリシア文明に先立つエジプト・メソポタミア・インダス・中国文明の母系制についてもメモを作成していたのですが、「縄文ノート90 母系(母権)制社会からの人類進化」を書き始めて、先にまとめて書いておく必要がでてきました。 なお、これまで私は共同体・家族形成の主導や、氏族・部族社会での妻問夫招婚や祖先霊信仰、氏族・部族・民族国家形成などについて、「母系制社会」に「母権制社会」を含めて書いて来ましたが、両者をきちんと整理する必要を感じています。現時点では未検討のまま「母系制社会」と書き、次回に時間をかけて検討したいと考えます…

  • 「縄文ノート88 子ザルからのヒト進化説」の補足修正3 

    次男一家の保育所でコロナ感染者がでて、2週間休園(批判が多かったとみえて1週間に変更)になり、PCR検査で陰性後にリモートワークのある親たちの一家5人がやってきて手をとられ、しばらくまとまった原稿は書けませんでした。 「縄文ノート90 母系(母権)制社会からの人類進化」は途中で中断していますが、気になった2点、サルたちの子育て協力と、エジプト・メソポタミアの母系(母権)制について、先に縄文ノート88と86を補足修正しておきたいと考えます。 ここでは「縄文ノート88 子ザルからのヒト進化説」について、次のような補足修正を行いました。ゴリラ・チンパンジー・ボノボだけでなく、サルから類人猿、ヒトへの…

  • 縄文ノート89 1段階進化説から3段階進化説へ

    人類の進化については、これまで寒冷化により熱帯雨林が減少して果物が乏しくなり、サバンナに降りて肉食(死肉あさりから狩猟へ)に代わり、脳機能が向上するとともに二足歩行と棍棒・槍の使用により手機能が向上し、獲物をメスに運ぶことによりさらに二足歩行と手機能向上が促進され、家族が形成されるとともに、狩りを通してオスの共同性と採集のメスとの分業ができてコミュニケーション・言語能力が高まった、というような「オス主導」の「1段階進化説」「直線進化説」でした。 これに対して、私は妻問夫招婚の霊(ひ)・霊継(ひつぎ)信仰のスサノオ・大国主建国から遡り、旧石器・縄文時代の地母神信仰論、日本列島人起源論や農耕起源論…

  • 「縄文ノート88 子ザルからのヒト進化説」の補足修正2

    今、「縄文ノート89 1段階進化説か3階進化説か」として、乳幼児段階、子ども段階、大人段階のそれぞれの進化について、メスと子ども、オスの役割を考察していますが、「言語能力」の進化についてメスと子ザルの役割について書いていなかったことに気づきました。 「縄文ノート88 子ザルからのヒト進化説」に以下のような補足を行いました。 4 メスと子ザルが発達させた言語能力 「縄文ノート85 『二足歩行』を始めたのはオスかメス・子ザルか」において、私は「ボノボに見られるようなメス同士と子の群れでの採集活動や食物分配、子ども同士遊びなどはコミュニケーションと言語能力を高め、糖質とDHA摂取により急速に頭脳の発…

  • 「縄文ノート88 子ザルからのヒト進化説」の補足修正

    ゴリラ研究の山極寿一氏の本を数冊読みましたが、ゴリラからいきなりヒトの家族(父系制)や暴力・戦争、和平などに結び付けた話に入るのでいささかビックリし、スサノオ・大国主建国論から縄文社会研究、縄文人の起源、人類の誕生へと考察を進めてきた私としては、彼とは逆にヒトから類人猿に考察を進めて見てみようと思い、子どもの頃の記憶や子ども・孫、子どもたち(障がい児をふくむ)の成長をたどって考え「縄文ノート88 子ザルからのヒト進化説」を書きましたが、大事な点を書き落としていました。 チンパンジーの成長について調べてメモを作成し、それを前提にして書いたのですが、「子ザル」(正確には類人猿とすべきですが)のこと…

  • 縄文ノート88 子ザルからのヒト進化説

    妻問夫招婚のスサノオ・大国主建国論から縄文社会論へ進み、さらには人類の起源にまで遡り、「母系制社会の歴史」に迫ることができてきたように思います。 この間、頭を離れないのは「縄文87 人類進化図の5つの間違い」でもふれましたが2004年に書いた「人類進化をたどる子どもの遊び」から発想した、サルの「子供の遊びこそがヒトへの進化を促したのではないか」という仮説です。 脳の重量が0~4歳(特に0~2歳)に急増すること、前頭前野(思考や創造性を担う脳の最高中枢)のシナプスの密度のピークが4歳であること、ヒトのおっぱいの糖質の割合が牛の2倍と多いことなどから考えると、母親と行動していた子ザルこそ人類進化で…

  • 縄文ノート87 人類進化図の5つの間違い

    「縄文ノート84 戦争文明か和平文明か」において、私は人類の「肉食起源説」に対して「糖質魚介食起源説」に達し、さらにイモや魚介食の採取が熱帯雨林でサルのメス・子どもによってもっぱら行われたと考え、「オス主導進化説」から「メス・子ザル主導進化説」へと進みました。 さらに「縄文ノート85 『二足歩行』を始めたのはオスかメス・子ザルか」では、熱帯雨林の小川や沼でのメス・子ザルが雨季になると首だけ水面に出して背伸びして魚介類などを足で採取することにより二足歩行が始まり、棒でのイモ掘りや土中のイモムシの採取が棒の使用と腕の発達を促し、さらに落雷による火事で焦げたイモ・穀類食を覚え、群れを追われたオスがセ…

  • 「縄文ノート85」の修正 210722

    素人が限られたネットデータをもとに自分の頭で考えて「仮説的」に論を書き、あとで関係する基礎資料を読むにつれていろいろと修正点がでてきています。「縄文ノート85 『二足歩行』を始めたのはオスかメス・子ザルか」(210713)について、いくつか修正を行いました。 特に重要な点は、ボノボ研究者の黒田末寿氏が『人類の進化と起源』において、「採食技術としての道具使用は雌の方が上手でかつ長時間行う。これらは採集滑動に相応し、採集仮説で強調される女による採集活動での道具使用の発達の根拠はここにある」と書いていたことを追加したことです。 道具使用と手の発達がメス主導であったことを黒田氏が明らかにしていたことを…

  • 縄文ノート86 古代オリンピックとギリシア神話が示す地母神信仰

    「縄文ノート76 オリンピックより『命(DNA)の祭典』をアフリカで!」を書いたところ、先日、友人が「1994年の夏 ギリシャ旅行をした時に撮った写真です。ひょっこり出てきました」とオリンピアの写真を送ってくれました。 縄文ノート76では古代ギリシア人は、北方から侵入して支配者となり、各地に植民地をもうけて奴隷制度を確立した侵略民族の「軍国主義国」であり、オリンピックは「軍事教練の延長」の「一時休戦の戦技を競う男の祭典」であり、「ポリス(都市国家)同士の戦争・覇権争い」を止めさせる効果など乏しく、「平和の祭典」などとは言えないことを明らかにしました。そして、平和のためには全人類の故郷のアフリカ…

  • 縄文ノート85の修正

    昨日アップしました「縄文ノート85 『二足歩行』を始めたのはオスかメス・子ザルか」について、いくつか赤字で修正します。 ⑴ 「1 進化論検討の経過」をもうけ、表1を修正するとともに、4枚の図を追加しました。 ⑵ 「3 『進化論』の8つのテーマ」の番号を「4」に変え、本文に次の赤字分を追加するとともに、表2を修正しました。 4 「進化論」の8つのテーマ 「縄文ノート70 縄文人のアフリカの2つのふるさと」において、私は2015年9月18日のナショナルジオグラフィックのニュースの『ヒトはなぜ人間に進化した? 12の仮説とその変遷』の「1.道具を作る」「2.殺し屋(常習的に殺りくをする攻撃性)」「3…

  • 縄文ノート85 「二足歩行」を始めたのはオスかメス・子ザルか

    「縄文ノート81 おっぱいからの森林農耕論」「縄文ノート84 戦争文明か和平文明か」などを通して、私は食の分析を通して、サルがヒトになったのは「メスと子ザル」による可能性が高いことを明らかにしてきました。 今西錦司・河合雅雄氏らのサルの研究から始まり、黒田末寿氏らのチンパンジーやボノボ(ピグミーチンパンジー)、山極寿一氏のゴリラなどの類人猿の研究により、人類誕生のスタート地点はかなり解明されてきましたが、スサノオ・大国主建国から邪馬壹国研究(筑紫日向の大国主の妻の鳥耳=アマテルからの筑紫大国主王朝)に進み、さらに縄文社会研究、日本列島人起源論へと歴史を逆にたどった私としては、1~4世紀の女王国…

  • 縄文ノート84 戦争文明か和平文明か

    サルからヒトへの進化や文明史の検討において、文明の定義には「侵略・戦争・殺害・奴隷化」を基準として追加する必要があると考えるようになりました。 英ユニバーシティー・カレッジ・ロンドン(UCL)の研究チームは、5600万人の南北アメリカの先住民が大量虐殺(疫病死などを含む)されたとしています。アメリカ国務省は先住民を200万~1800万人と推定していますが、現在の先住民の人口が200万人ほどであることからみて1000万人を超える殺害が行われた可能性が高く、インカ帝国では1500万人が殺害されたとされています。そして、原住民は奴隷として鉱山やプランテーションで働かされて殺され、アフリカから1200…

  • 縄文ノート83 縄文研究の7つの壁―外発的発展か内発的発展か

    私は建築学科出身で、建築計画や地域計画、都市計画、まちづくりなどの仕事をしてきた歴史・考古学の門外漢ですが、全国各地の仕事先でスサノオ・大国主伝承に出合い、霊(ひ)信仰からスサノオ・大国主建国論をまとめ、さらに縄文社会研究に進みましたが、私には縄文研究には立ちふさがる大きな壁があることを感じてきました。 これまで、個別に論じてきたことのまとめになりますが、縄文研究を阻む7つの壁として、ここに整理しておきたいと考えます。重複が多くて恐縮ですが、お付き合いください。 私が学んだ建築というのは、デザイン・構造・設備・造園・環境・街なみ景観・住まい方・地域計画・都市計画・住民運動など、利用者(施主や住…

  • 縄文ノート82 縄文文明論の整理から世界遺産登録へ

    世界遺産委員会の諮問機関であるイコモスにより、「北海道・北東北の縄文遺跡群」の世界遺産登録にふさわしいとの勧告がなされたことを喜びたいと思います。4道県など関係者の粘り強い取り組みには支持・敬意を表してきましたが、縄文文化・文明の一部しか申請されていなことから、「日本中央縄文文明(長野・新潟・群馬・山梨)の世界遺産登録」を提案してきました。 ただ、縄文人のアフリカからのルーツをたどり、世界の氏族・部族共同体社会の文明の中での縄文文明の位置づけを検討するうちに、琉球から日本列島全体の及ぶドラヴィダ海人族・山人族の縄文文化・文明の世界遺産登録が必要と考えるようになりました。日本列島人の起源に関わる…

  • 「縄文ノート81 おっぱいからの森林農耕論」の修正

    記憶力がとみに衰え、「縄文ノート24 スサノオ・大国主建国からの縄文研究」において「高天原(甘木高台)からのニニギの『天下り』逃避行ルート」の図を書いていたことをすっかり忘れていましたので、追加しました。 縄文論とは直接には関係しませんが、「縄文時代」→「弥生時代」→「古墳時代(天皇家建国)」という「ドキドキバカ史観」が横行し、記紀や魏書東夷伝倭人条、三国史記新羅本紀などの記載を無視した弥生人(中国人・朝鮮人)天皇家による建国などという空想がまことしやかに信じられ、「縄文時代」を野蛮・未開時代とする「断絶史観」が幅を利かせている状況に対し、縄文時代からスサノオ・大国主の建国へと連続した内発的発…

  • 縄文ノート81 おっぱいからの森林農耕論

    雑誌では『日経サイエンス』『ナショナル ジオグラフィック』、テレビでは『サイエンスZERO』をよく見るのですが、6月13日のNHKの「おっぱいの科学 “神秘の液体”の謎に迫る」は「肉食・戦争進化説」批判の「糖質・平和進化説」にかっこうの材料を与えてくれました。6月26日(土)午前11:00~30に再放送しますから見ていただければと思います。 今、「文明論」についてまとめているのですが、パーツで未整理な部分がいろいろと見えてきました。「神山信仰」や「神籬(霊洩木)信仰」については分析したものの、梅原猛・安田喜憲氏の「森の文明」論や中尾佐助・佐々木高明氏らの「照葉樹林文明論」との関係は未整理のまま…

  • 縄文ノート80 「ワッショイ」と山車と女神信仰と「雨・雨乞いの神」

    アフリカからの神山天神信仰の伝播ルートに関心があり、6月17日NHKのBSプレミアムカフェ再放送の「雨を呼ぶ神 マチェンドラ ~ネパール・30万人の祈り~(2001年)」を見ていましたら、神木信仰の20mを超える山車とともに、なんと「ワッショイ ワッショイ」の掛け声が聞こえてきたのです。 山神が宿る木の山車を組み立てるツルで編んだ綱を引くときや山車を引くときの掛け声です。さらに「マチェンドラ」は観音様(観音菩薩)というのですから、女神になります。仏教と習合する前の原ネパール宗教では女神信仰だったのです。 さらにさらに、マチェンドラは「雨の神」なのですが、「霊=靈(旧字体)=雨+口口口+巫(みこ…

  • 縄文ノート80 「ワッショイ」と山車と女神信仰と「雨・雨乞いの神」

    アフリカからの神山天神信仰の伝播ルートに関心があり、6月17日NHKのBSプレミアムカフェ再放送の「雨を呼ぶ神 マチェンドラ ~ネパール・30万人の祈り~(2001年)」を見ていましたら、神木信仰の20mを超える山車とともに、なんと「ワッショイ ワッショイ」の掛け声が聞こえてきたのです。 木の山車を組み立てるツルで編んだ綱を引くときや山車を引くときの掛け声です。さらに「マチェンドラ」は観音様(観音菩薩)というのですから、女神になります。仏教と習合する前の原ネパール宗教では女神信仰だったのです。 さらにさらに、マチェンドラは「雨の神」なのですが、「霊=靈(旧字体)=雨+口口口+巫(みこ)」(倭音…

  • 縄文ノート79 「縄文論」のテーマ別一覧表

    「縄文文明世界遺産登録」を視野に入れ、これまで書いてきたものを「縄文文明の世界遺産登録へ」として整理を始めましたがいろいろと試行錯誤・紆余曲折をたどってきたこともあり、「縄文ノート48 縄文からの『日本列島文明論』」の修正作業などにとどまっています。「最少矛盾仮説の提案」というレベルとは言え、用語・概念の論理的整合性を図らなければなりません。 そこで、記憶・整理・分析・統合脳力の衰えた頭の中を整理するために、この「縄文ノート」だけでなく雑誌や他のブログで公表してきたものや研究会でのレジュメを含め、主なものを再分類しました。 再整理してみると、「縄文宗教論」と「日本列島人起源論」の分析が多く、「…

  • 「縄文ノート48 縄文からの『日本列島文明論』」の修正

    200729→0826→0909→1112→210615 雛元昌弘 2020年7月29日に縄文社会研究会・東京の八ヶ岳合宿に向けた書いたレジュメを「縄文ノート48 縄文からの『日本列島文明論』」として11月12日にこのブログにアップし、さらに今回、大幅に赤字部分を修正しました。 大きな修正点は、これまで「縄文アート→縄文宗教・文化→縄文社会→縄文文明」と考察を進めてきたのですが、その後の「古代文明」の時代区分の検討をふまえて修正したものです。修正部分は赤字にしています。 はじめに 私の縄文との出会いは1970年の大阪万博の岡本太郎氏の「太陽の塔(原題:生命の樹)」からです。―「縄文ノート31 …

  • 縄文ノート78 「大黒柱」は「大国柱」の「神籬(霊洩木)」であった

    「縄文ノート69 丸と四角の文明論(竪穴式住居とストーンサークル))において、私は縄文時代の竪穴式住居は四角の柱組からすれば四角の平面形にするのが自然であるにも関わらず、円形平面にするのは不自然であり、そのルーツがアフリカの円形平面住宅にあり、Y染色体Dグループの縄文人の移動とともに日本列島に伝わった可能性が高いことを明らかにしました。 では、大黒柱を中心にした「田の字型」の農家・民家住宅のルーツはどこにあるのでしょうか? アフリカルーツの円形平面の竪穴式住居ではなく、なぜ「田の字型」の農家・民家が標準プランとして登場したのでしょうか? 結論からいうと、死霊・祖先霊を神籬(霊洩木)から天に送り…

  • 「縄文ノート77 「北海道・北東北の縄文遺跡群」世界文化遺産登録の次へ」の修正2

    「縄文ノート77」の「図3 「文明」の基準をどこに置くか?―『産業文明』史観から『多元・多重文明史観』へ」を修正しました。 西欧中心主義者のギリシャ・ローマ・キリスト教文明を基準にした「西欧文明区分」や、中国清朝末期の知識人・梁啓超(ウィキペディア:福澤諭吉・浮田和民・茅原華山ら日本人の文明観の影響を受けていた)の詩『二十世紀太平洋歌』に見られる中国・インド・エジプト・小アジアのアジア・アフリカ中心の「四大文明論」、さらにはマルクス・エンゲルスの父権世襲制・奴隷制を基準とした「古代奴隷制文明区分」に対し、私は下図を掲げて「多元・多重文明史観」を提案しましたが、呼称を「多元・多層文明史観」に変更…

  • 「縄文ノート77 「北海道・北東北の縄文遺跡群」世界文化遺産登録の次へ」の修正

    「縄文ノート77」の「7 全国の『縄文文化・文明』の世界遺産登録へ」を書き終えないままアップしてしまいましたので、「7 『縄文文明』の世界遺産登録へ」として修正します。 また、「図11 森の恵みを活かした縄文人の『循環型食文明』」を変更しました。私は氏族社会から部族社会への転換を「分業」においており、階級社会の発生も「戦士(軍人)」の分業化で考えており、「縄文文明論」を展開するうえで、黒曜石採掘・製塩・交易などを含めて、修正しました。 7 「縄文文明」の世界遺産登録へ 現時点の私の提案は「日本中央縄文文明」の世界遺産登録運動ですが、アフリカからの民族移動を考えると海人族の縄文文化・文明の世界遺…

  • 縄文ノート77 「北海道・北東北の縄文遺跡群」世界文化遺産登録の次へ

    三内丸山遺跡や大湯環状列石など4道県17遺跡で構成される「北海道・北東北の縄文遺跡群」について、ユネスコ(国連教育科学文化機関)の諮問機関のイコモス(国際記念物遺跡会議)が世界文化遺産への登録を勧告したことを、5月26日に文化庁が発表しました。関係者の十数年にわたる先駆的な粘り強い努力が報われたことに対し心から敬意を表し、ともに喜びたいと考えます。 ただ、「農耕・牧畜を基盤とした同時期の世界の文明と異なり、縄文社会が採集・漁労・狩猟社会」とした点については、私は西欧中心主義の文明規定としてこれまで批判してきたところであり同意できず、日本の縄文文化・文明の全体を代表していない点についても課題を残…

  • 縄文ノート76 オリンピックより「命(DNA)の祭典」をアフリカで!

    今、コロナ対策とオリンピックのどちらを優先するか、という議論が各国でなされていますが、そもそもオリンピックが「平和な世界の実現」にどれだけ貢献できるのか、「平和な世界の実現」のために必要な祭典は何なのか、考えてみました。 「西欧中心史観」はわが国でも根強いのですが、軍国主義・奴隷制度のギリシアの歴史を正視し、オリンピック賛美から目を覚ますべき時と思います。 1 「平和の祭典」を考える オリンピックは「古代ギリシアの平和の祭典」を復興したものとされていますが、八百万神の霊(ひ)信仰によるスサノオ・大国主建国論から縄文社会研究、さらに日本列島人起源論へと探究を進めるうちに、人類起源の地であるアフリ…

  • 縄文ノート75 世界のビーナス像と女神像 

    「縄文ノート32(Ⅲ-2) 縄文の『女神信仰』考」(201224)では、長野県茅野市の2つの遺跡の「縄文のビーナス」と「仮面の女神」などから、そのデザインが単なる描写ではなく、大きくお尻を誇張したシンボリックな表現をとった明確な造形意思が見られることから、縄文人の信仰を表わした女神像であるとしました。 そして「女神信仰」は霊(ひ)を産む女性を神とする「霊(ひ)継ぎ信仰」を示し、大地から春になると再び植物が芽生え、海から魚が湧き、森から生物が生まれるように、死者が大地に帰り、黄泉帰ることを願う「地神(地母神)信仰」であったことを明らかにしました。 親から子、孫がよく似ていたり、死者の記憶がいつま…

  • 補足(縄文ノート74 縄文宗教論:自然信仰と霊(ひ)信仰)

    今朝の日経新聞は2面で大きく「拙速な融和演出、危機を招く イスラエルとパレスチナが報復合戦」とトランプ政権の政策を批判した記事を載せ、11面では「聖地での衝突発端に」と解説するとともに、「欧州、パレスチナ支持デモ 独仏など反ユダヤ主義拡大も」と懸念の声を伝えています。 そこで、昨日の「縄文ノート74 縄文宗教論:自然信仰と霊(ひ)信仰」の一部を、歴史の原点に遡り、解決を模索する必要があると考え、次のように書き替えました。 中学生の頃、映画『エクソダス 栄光への脱出』を見て感動し、「This land is mine God gave this land to-me(神がこの土地をくれた)」から…

  • 縄文ノート74 縄文宗教論:自然信仰と霊(ひ)信仰

    縄文文化・文明に関心を持つ方は、近代・現代文明に行き詰まりを感じ、縄文人の自然と調和した「持続可能な」「持続的発展可能な」生き方や社会のあり方、階級・男女・老若の格差がなく互いに助け合う共同体社会、個性的で豊かな力強い芸術、自然・生命を大事にする思想・宗教などにあこがれ、これからの社会モデルとして考える人が多いのではないでしょうか? 私の縄文研究は、スサノオ・大国主建国論から入ったため、スサノオ・大国主一族の氏族社会・部族社会の「霊(ひ:祖先霊)信仰」や「海人族の米鉄交易」「鉄先鋤による水利水田稲作」などから遡って縄文社会を分析し、縄文人の霊(ひ)信仰や海人族の海洋交易や母系制社会の妻問夫招婚…

  • 縄文ノート74 烏帽子(えぼし)と雛尖(ひなさき) 

    「えぼし」というと、『もののけ姫』の製鉄のタタラ場を率いる「エボシ御前」をイメージする若い人も多いと思いますが、とんがった古代の烏帽子(えぼし=えぼうし)のことです。なぜ日本の貴族・高官が「カラス帽子」をかぶるようになったのか、さらに、その前面に「雛尖(ひなさき:クリトリス)」が付いているのか、気になりませんか? 冤罪裁判では「真実は細部に宿る」と言われてきましたが、今回は「烏帽子(えぼし)」と「雛尖(ひなさき)」から、縄文社会からのスサノオ・大国主建国と、さらには日本列島人の起源について考えてみたいと思います。 「縄文ノート71 古代奴隷制社会論」「縄文ノート72 共同体文明論」ではマルクス…

  • 縄文ノート72 共同体文明論

    私は岡山県吉備郡総社町(両親が岡山市空襲で焼けだされて移住)→岡山市(小学生)→姫路市(中学生・高校生)と移住したため地域コミュニティ(地域共同体)とは縁のない異邦人で、夏休みなどに母親の田舎で過ごした時だけ従兄弟たちとの血縁コミュニティの居心地のよさを感じていました。 小学校に入学すると同級生たちのほとんどは同じ幼稚園からきていて仲が良く、私だけがまだ文字を知らず、中学校では当てられるたびに「岡山弁(おきゃ~まべん)」を笑われて疎外感を持ち、読書・映画・軍事おたくになり、もっぱら「外れ者」仲間たちと遊んでいました。 高校ではクラブ活動(ブラスバンド)と山登りでやっと仲間ができ、目的を同じくす…

  • 縄文ノート71 古代奴隷制社会論

    「日本文明論」に取り組んで感じるのは、マルクスを含めた白人至上主義・西洋中心主義の文明論が「ギリシア・ローマ文明→ヨーロッパ文明」の発展として世界史全体をゆがめ、大多数の「アフリカ・アジア・原アメリカ文明」を野蛮・未開とみなしてきた歪曲です。 その一番のインチキは、「ノアの方舟」伝説をメソポタミア中心部に近いチグリス川中流のイランのニシル山から、羊飼いのユダヤ人の祖先の住んでいた辺境のチグリス川源流部のトルコ・アルメニア国境のアララト山に移して旧約聖書に記し、終末・選民思想のユダヤ・キリスト教の聖典としたことを受け継いでいることです。―「縄文ノート66 竹筏舟と『ノアの方舟』」参照 次にマルク…

  • 縄文ノート70 縄文人のアフリカの2つのふるさと

    「縄文ノート62(Ⅴ-6) 日本列島人のルーツは『アフリカ高地湖水地方』」では主に「母なる川・ナイル」源流域のルウェンゾリ山の麓の「アフリカ高地湖水地方」からの人類の拡散を述べましたが、その前のニジェール川流域でのY染色体Dグループの縄文人の誕生とコンゴ川を遡っての「アフリカ高地湖水地方」への移動について補足したいと考えます。 私は人類の起源がアフリカであることを知りながら、ヒョウタンの原産地が西アフリカのニジェール川流域であることを知るまでは、アフリカのどこで日本列島人の祖先が生まれ、どのような経路で日本列島へやって来たのかについては、つい最近まで考えてもいませんでした。アフリカに行ったこと…

  • 縄文ノート69 丸と四角の文明論(竪穴式住居とストーンサークル)

    私の子どもの頃には、日本の縄文時代は竪穴式住居、弥生時代は高床支持住居、前者は円形平面、後者は四角形平面で、前者は防寒・暴風の寒冷地仕様、後者は雨期などに増水する湿気の高い熱帯・亜熱帯仕様と習い、納得していました。 ところが、寒冷地の青森市の5900~4200年前頃の三内丸山遺跡や秋田県鹿角市の4000年前頃の大湯環状列石に四角形の掘立柱建物と円形の竪穴式住居と環状列石があり、大湯には環状列柱(円形建物)もあります。さらに暖かい鹿児島県霧島市の上野原遺跡でも6300年前の喜界カルデラ噴火の降灰の下から9500年前頃の竪穴式住居(注:床を掘り下げていない平地住宅?)が見つかっています。 竪穴式住…

  • 縄文ノート68 旧石器人・中石器人は黒人

    アメリカの「ホワイト・パワー」「ホワイトプライド」を掲げる白人至上主義者たちは、自らを角のついた兜をかぶるバイキングやキルトを履いたスコットランド人とみなしたがるようです。 アメリカが先頭に立って進めたグローバル経済化により不利益を被り、自尊心を損なわれた白人たちが少なくないことは解りますが、白人であるということしか優位性を感じることができない彼らに対してどうすればいいか、考えさせられます。 白人至上主義者たちの錯覚 このようなスタイルを好む白人至上主義者たちの歴史認識には大きな錯覚が見られます。 そもそも雄牛崇拝のルーツはメソポタミア・アラブの至高の神・エルであり、クレタ島のミノタウロス、ヒ…

  • 縄文ノート67 海人(あま)か山人(やまと)か?

    琉球を起点として対馬・壱岐に本拠地を移し、出雲を拠点として百余国の「委奴(いな)国」を建国した海人(あま)族のスサノオ・大国主建国論から私は縄文社会論に入り、「縄文人=海人族説」で縄文人の起源や文化・文明を追究してきました。―「『古事記』が指し示すスサノオ・大国主建国王朝(2012夏)」参照 ところが、インド東部・東南アジア・雲南山岳地帯のピー(ひ=霊)信仰、神山天神信仰、赤米・赤飯・サトイモ神事、寒さに強い温帯ジャポニオカの起源、日本人固有のY染色体D型の分布、照葉樹林文化(根栽類の水さらし利用、絹、焼畑農業、陸稲の栽培、モチ食、麹酒、納豆など発酵食品、鵜飼い、漆器製作、歌垣、お歯黒、入れ墨…

  • 縄文ノート66 竹筏と「ノアの方舟」

    昔、ある冤罪事件の再現実験で人間の視覚・聴覚の不思議さにびっくりしたことがあります。人の視覚は瞬時に望遠レンズ、広角レンズに切り替えて情報を絞り、広げて対象を見ることができ、聴覚も同じなのです。 これまでイネ科の「米」などの起源を書き、同じくイネ科の竹の「筏{竹+伐(人+戈)}」について書きながら、両者の起源を結び付け、「引き撮影」(ズームアウト)していなかったことに気づき、さらに「ノアの方舟」は「ノアの箱筏」とすべきと思い至り、この原稿を書き始めました。夜の3時半ころ、夢か現(うつつ)かの時に思い付きました。 1 イネ科について 「縄文ノート25(Ⅱ-1) 『人類の旅』と『縄文農耕』と『三大…

  • 縄文ノート65 旧石器人のルーツ

    「スサノオ・大国主建国論」から縄文社会研究会に参加し、さらに日本列島人起源論にまで遡ってきました。 その方法論は、①縄文遺跡で発見されるヒョウタンやウリ、イネなどの起源、②魚介イモ雑穀食や粘々(ねばねば)食の起源、②「主語-目的語-動詞」言語族の起源、③呉音漢語・漢音漢語より前の倭音倭語の起源、④霊(ひ)信仰の神山天神(神名火山)信仰の起源、⑤黒曜石利用の起源、⑥DNAの起源、という6つの起源を段階的・総合的に追究する作業でした。 1946年生まれの私は、北京原人(シナントロプス・ペキネンシス)とジャワ原人(ピテカントロプス・エレクトス)を習い、日本の明石原人など旧石器人のルーツは中国大陸か東…

  • 縄文ノート64 人類拡散図の検討

    ネットで検索すると人類の拡散について、様々な説の多くの図がみられ、どれを信用していいのか迷いましたが、同じような方は多いと思います。相互に矛盾する図が多いということは、誤った図も多いということになりますが、下に人類拡散図の12例(順不動)を示します。 アフリカのどこでホモサピエンスは誕生したのか、どこから出アフリカを果たしたのか、どのようなルートで世界に拡散したのか、途中に大きな分岐点があったのかアフリカですでに分岐していたのかなど、整理しないわけにはいきません。 アフリカ・アジア各国に行ったこともなく、専門分野でも専門書を読んでもいない私がこのような作業を行うのはおこがましいのですが、ネット…

  • 縄文ノート63 3万年前の航海実験からグレートジャーニー航海実験へ

    2021年3月21日のBSフジのガリレオX第238回「自然物を手掛かりとするナビゲーション技術の科学」では、2019年7月24日にNHKクローズアップ現代の「独占密着!3万年前の大航海 日本人のルーツに迫る」などで紹介された台湾~沖縄の渡海実験が再び紹介されていました。 この国立科学博物館主催の海部陽介氏が中心となった2013~2019年の「3万年前の航海 徹底再現プロジェクト」について、私は2019年12月5日のレジュメ「『无間勝間(まなしかつま:丸木舟準構造)船』『打羽(うちわ)帆船』『魏使船』考」などで草船による航海実験(2016年)を批判しましたが、その後、竹舟や丸木舟による渡海実験が…

  • 縄文ノート62 日本人のルーツは「アフリカ高地湖水地方」

    縄文ヒョウタンの原産地が西アフリカのニジェール川流域であることから始まり、「主語-目的語-動詞」言語族のルーツがエチオピア・ケニアあたりと考え、「縄文ノート25(Ⅱ-1) 『人類の旅』と『縄文農耕』と『三大穀物単一起源説』」「縄文ノート41(Ⅳ-1) 日本語起源論と日本列島人起源」などをまとめました。 そこでエチオピアが気になり、世界ふしぎ発見」など、ナイル源流、岩塩、大地溝帯、高原・平原の2種類の猿などをテーマにしたエチオピア関係のテレビ番組をよく見ましたが、肌の色は違っても中には日本人にそっくりな顔つきの人たちがいてびっくりしたものです。またエチオピアには日本と同じおじぎ習慣があることも知…

  • 縄文ノート61 世界の神山信仰

    私は人類の「多地域進化説」から日本人のルーツは北京原人やジャワ原人と思い込んでおり、天皇建国史観に対して邪馬台国論争の古田武彦氏の「多元的国家論」などにもはまっていました。 ところがDNA分析により、人類の「多地域進化説」から「アフリカ単一起源説」が証明されるようになり、今度は系統論にはまって2004年には「動物進化を追体験する子どもの遊び」論を提案し、古代史では「天皇家建国論」に対し「スサノオ・大国主建国論」に進み、さらに「イネ科植物西アフリカ起源説」やアフリカからのヒョウタンや穀類を持った「主語-目的語-動詞」言語族の「海の道移動説」に進み、「縄文・弥生断絶史観」(弥生人の縄文人征服説など…

  • 縄文ノート60 2020八ヶ岳合宿関係資料・目次 

    「縄文ノート20 Ⅰ-1 2020八ヶ岳合宿関係資料リスト」201204(修正)の再掲になりますが、ここで一区切りとし、縄文ノート20~59の目次構成を示します。 縄文農耕・縄文食論、縄文宗教論、日本語起源論、日本列島人起源論、縄文文化・文明論について書き続けてきましたが、現在、「最少矛盾仮説」の縄文論となるよう内容と用語の統一に向けて最終調整を行っています。あと2日で作業を終え、次の段階に進みたいと考えています。 210301 雛元昌弘 <()内はブログ「ヒナフキンの縄文ノート」番号> Ⅰ 合宿概要 Ⅰ-1(20) 2020八ヶ岳合宿関係資料リスト 201203→210213 Ⅰ-2(21)…

  • 縄文ノート59(Ⅵ-9) 日本中央縄文文明の世界遺産登録への条件づくり

    私は小学校までは岡山市、中高時代を姫路市で過ごしましたが、実家に帰るたびに新幹線も駅も外国人が増えていくのにびっくりしたものです。1993年の姫路城の世界遺産登録で観光客は80万人台から2015年度には286万人に達し、うち外国人は年間4~5万人から30万人を超えています。 さらに仕事先の平泉町では「平泉‐仏国土(浄土)を表す建築・庭園及び考古学的遺跡群」の世界遺産登録運動を行っており、自然保護で焦点となっていた白神山地や知床、屋久島などにも関心があり、「出雲を中心とした霊(ひ)信仰(八百万神の神名火山信仰)」や「金精信仰と神使(しんし)文化」などの世界遺産登録の提案を行ってきました。 現在、…

  • 縄文ノート58(Ⅵ-8) 多重構造の日本文化・文明論

    日本の「未開・古代」の歴史区分は「石器→縄文→弥生→古墳」時代の4段階説、民族論は「縄文人(北方説・南方説)→弥生人(長江流域江南人説・朝鮮人説)」の二重構造説(征服説を含む)、宗教論は「自然崇拝→アマテラス太陽神」崇拝説、農耕論は「狩猟漁撈採取→水田稲作」説、建国は「天皇家の大和朝廷」説が定説でした。 これに対して、私は時代区分は「石器―土器―鉄器」時代説、民族論は「ドラヴィダ海人・山人族を中心とした多DNA民族」説、宗教論は「海神・地神・天神の霊(ひ)・霊継(ひつぎ)宗教」説、農耕論は「焼畑→水辺水田→水利水田」農耕説、建国は「スサノオ・大国主一族による葦原中国」建国説を提案してきました。…

  • 縄文ノート57(Ⅵ-7) 4大文明と神山信仰

    「縄文ノート56(Ⅲ-11) ピラミッドと神名火山(神那霊山)信仰のルーツ」において、私は上が白く下が赤色のエジプトのピラミッドが雪山を模したものであり、「母なるナイル」源流域の三角形の峰々の活火山で、「月の山」とよばれたルウェンゾリ山信仰がルーツであることを明らかにし、その神山・聖山信仰が日本列島の縄文人の神名火山(神那霊山)信仰に繋がることを明らかにしました。 この気づきにより、エジプト文明だけでなくメソポタミア・インダス文明にも神山信仰があり、そのルーツがヌビア(スーダン)ではないかという仮説にたどり着き、中国文明にもその可能性があるという結論に達しました。 人類の起源について、私が小学…

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