元有機化学理論実験系で人工衛星の設計・開発・管理をしていた人が、人工衛星の機械システムを思い出しながら、横道に反れたりして、それっぽい知識を残していく
地球周回衛星の周回数とは、地球周回衛星は1日に地球を何周も回っており、1日に何周回っているかを示したものです。 地球周回衛星の多くは地球観測衛星であることが多く、日本の組織が保有している衛星では、JAXAのALOS-2、ALOS、アクセルスペースのGRUS、synspectiveのStriX-1、キヤノン電子のCE-SAT、ソニーが打上げ予定のSTAR SPHEREが該当し、いずれも地球観測衛星です。 アメリカのSpaceXの通信衛星であるStarlinkも地球周回衛星になります。 周回数 周回数(N)は、地球の軌道周期24時間(=86400sec)に対し人工衛星が地球を1周するのに要する時間…
月は地球唯一の天然の衛星です。 月は地球と同期して自転しているため、常に同じ面を地球に向けています。 ただし、地球から月を観測すると、見かけ上、秤動(ひょうどう)と呼ばれるゆっくりとした振動運動が見られます。 そのため、月の半分ではなく、約59%程度を観測することができます。 1959年にソビエト連邦の月面着陸計画によって無人のミッションが行われました。 その10年後の1969年にアメリカ合衆国のアポロ11号が最初の有人着陸となります。 最初に月面に踏み入れたのはアメリカ人のニール・アームストロングで、1972年のアポロ17号のジーン・サーナンが最後に歩いています。 その後、月には無人機のみの…
ロケット打上げ環境がある施設での地上支援装置(GSE)の設計に必要な環境要素 Lessons Learned
ジョン・F・ケネディ宇宙センター(John F. Kennedy Space Center, KSC)にはロケット発射場があります。 過去、スペースシャトルと呼ばれる宇宙機が現役であった時にもケネディ宇宙センターで製造され、打ち上げられていました。 今回は、ロケット打上げ環境がある施設での地上支援装置並びに施設内の設備で考慮すべき環境条件をまとめました。 目次 射場設備の条件 設備に対する要求仕様 機能試験 施設設備の試験項目の前提条件 特性試験 記録文書 試験方法 電磁妨害 低温 高温 熱衝撃 音響 振動 衝撃 温度 耐水 着氷及び凍結 光照射/太陽光近似日射 真菌 塩霧 砂とほこり 爆発 …
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