私は自分の心が満ち足りたような気がした。 その傍には安らかに眠る愛する瑠璃姫がいた。 私にこんな気持ちがあることに驚く。 これが、私にとっての初恋。 そうなのだろう~ 寝顔を見るだけで心が温かく感じる。 瑠璃姫が行動してくれなければ 私は一生この気持ちと出会う事はなかっただろう。 そう感慨深く思っていると 誰かが近づいてくる音に気がつく。 この足音は・・・・・・・・ 「東宮様・・・・・・・・もうそろそろ夜が明けます。 このままでは大変なことになりますがいかが致しますか?」 「小百合か?」 「はい。」 「お前のことだ。もう既に手立てを考えているのだろう~ だったらお前の良いように動くように」 「…
瑠璃さんが行動することは分かっていた。 何としてでも東宮様に真実を聞くため動こうとするのは・・・。 妨害しようと思っていた。 絶対に二人を会わせるものかって・・・・・・ なのにどうして目を瞑ってしまったんだろう~ ずっと恋こがれた瑠璃さんを僕のものにすることは出来たはずなのに それなのに結局僕は瑠璃さんの手助けをしてしまったんだ。 東宮様と瑠璃さんが出会う確率なんて 本当だったら100%ありえないはずだった。 なのに二人は僕が知らないところで出会いそして恋をした。 その時は東宮様から瑠璃さんを手ひどく振ったから 僕は悲しんでいる瑠璃さんを 強引に自分の方にむけてそのまま瑠璃さんと結婚できるはず…
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