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文月えん
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2019/10/24

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  • 朝の路地裏でゴミを漁るカラスのうた

    アイツがロックを吐き散らした後のステージには 極彩色のジェリービーンズ ほらほらおまえたち 早く拾っておいで 名前のない黒いブーツに踏み潰される前に! 昨日の青梅が咲き乱れる前のステージで 単細

  • 朝の路地裏でゴミを漁るカラスのうた

    アイツがロックを吐き散らした後のステージには 極彩色のジェリービーンズ ほらほらおまえたち 早く拾っておいで 名前のない黒いブーツに踏み潰される前に! 昨日の青梅が咲き乱れる前のステージで 単細

  • 棒倒し

    芸術的な嘘を吐いて 男はパスタを食べに行く 文学的な洗濯をして 女は真実を見つけ出す 数学的な痴話喧嘩も 夕方には真ん中で落ち着こう 男だって 女だって 理性的な衝動も 結局 真ん中で落ち着

  • 棒倒し

    芸術的な嘘を吐いて 男はパスタを食べに行く 文学的な洗濯をして 女は真実を見つけ出す 数学的な痴話喧嘩も 夕方には真ん中で落ち着こう 男だって 女だって 理性的な衝動も 結局 真ん中で落ち着

  • 阿呆

    白いスーツが 自慢げにこっちを見た 汚れた靴を履いてるくせに 半径3センチの金色ピアスが 自信ありげにこっちを見た 茶髪は枝毛だらけのくせに Tシャツにジーンズで ピアスも指輪もしてなくて 髪も

  • 阿呆

    白いスーツが 自慢げにこっちを見た 汚れた靴を履いてるくせに 半径3センチの金色ピアスが 自信ありげにこっちを見た 茶髪は枝毛だらけのくせに Tシャツにジーンズで ピアスも指輪もしてなくて 髪も

  • レモン

    ささくれを引っ張って 少しえぐれた薬指の先に レモンがしみたから マニキュアは塗らないことにした 狐の嫁入りがあったから ミュールで出掛けるのはやめにした 肩凝りがひどいから 明日は寝ることにし

  • レモン

    ささくれを引っ張って 少しえぐれた薬指の先に レモンがしみたから マニキュアは塗らないことにした 狐の嫁入りがあったから ミュールで出掛けるのはやめにした 肩凝りがひどいから 明日は寝ることにし

  • 微熱

    グラスから取り出した 今は手のひらに 氷がひとつ 君を見ていたら 溶けてしまった 雫になって ひざっこぞうに落ちた 今日も暑いなぁ 裸足になれたらなぁ ーendー

  • 微熱

    グラスから取り出した 今は手のひらに 氷がひとつ 君を見ていたら 溶けてしまった 雫になって ひざっこぞうに落ちた 今日も暑いなぁ 裸足になれたらなぁ ーendー

  • AOIRO

    《目次》 痴人の愛 夏猫 正しい行い(仮) パスタの行方 ディナーショー ぼくのヒコーキは空を飛ぶ つちふまず 空の死神 通り雨 ハピネス 空の足 サカナ 薬指の契り 波 水嵩の増した夜を泳ぐ 刺繍

  • 御託

    こんな夜は 雨の両手に祈る どうか私に触れないでと 人差し指の先でさえ 月を裂くに足りる 枯れちゃいないわ 萎れてもないわ まだ夜に咲ける 私ならここにいて 親指で御託を並べて フィオナに流され

  • 御託

    こんな夜は 雨の両手に祈る どうか私に触れないでと 人差し指の先でさえ 月を裂くに足りる 枯れちゃいないわ 萎れてもないわ まだ夜に咲ける 私ならここにいて 親指で御託を並べて フィオナに流され

  • To My Dear

    会わなくなったね 電話もしなくなったね その内にきみは お母さんになってた あの頃はいつも一緒にいたね 学校さぼったり 真夜中抜け出したり いつも一緒にいたのにね 会わなくなったけど 電話もしな

  • アンドロギュノスの否定

    どんな女になろうかしら 選択肢は少ないけれど 二者択一ではないのよ なりたい女になれるのよ あんたの望む通りにも どんな女になろうかしら こどもにだってなれるのよ 母親にだって 天使にだって 女神

  • アンドロギュノスの否定

    どんな女になろうかしら 選択肢は少ないけれど 二者択一ではないのよ なりたい女になれるのよ あんたの望む通りにも どんな女になろうかしら こどもにだってなれるのよ 母親にだって 天使にだって 女神

  • 夏猫

    ごろごろ ゴロゴロ ひまわりの木陰 ごろごろ ゴロゴロ 見つからないように 抱いたりしないでね 暑苦しいもの ちゃんとわかってるから 愛してくれてること ごろごろ ゴロゴロ 淋しくなんかないわ

  • サラサラ

    カラカラカラ わたしが渇いていく カラカラカラ あなたが冷めていく カランカランカラン ふたりが離れていく サラサラ サラサラ あなたが見えなくなっていく サラサラサラ サヨウナラ ーe

  • 手をつなごう

    ぶつからないように 歩幅をずらして歩く わたしたちは そうやって すこしずつ 離れていく 寄りかからないために 寄り添えなくなる だから 強がるなら 手をつなごう ーendー

  • 風と悪戯

    風と共に去ることは 美しいだろう 皮肉も言えないくらい 惨めだろう 「大丈夫」 きみの前で 顔で笑って心で泣いても 「だいじょうぶ」 背を向けて 心から笑って舌を出すよ 風と共に去るように きみ

  • リセット

    海へ行こう 明日 朝から 今日はもういいから 今日はもう枯れたから 海へ行こう 沈まないために 浮かれないように 海へ行こう 海へ行こう ーendー

  • きみは月より近く明日より遠く

    真夜中の交差点 追いかけてしまいそうな どうしようもないお別れに いつもより強く抱きしめたきみの背中 胸に顔をうずめて 「あたしはちっちゃいな」 爪先立ちで長いキス 「あたしはちっちゃいな」 真夜

  • 吟遊詩人

    真夏を模した熱帯夜 あるのかないのか胸の谷間を 汗が一筋 流れ落ちた また人が死んだ 今度はあいつだった 真昼を模した懐中電灯 つかずはなれず二つの手 汗が一筋 伝い落ちた また命が生まれた 今度

  • 99の素敵な帽子

    きみならどうする? 地上3階のこの部屋には今は何も無いんだけれど ぼくは帽子屋さんをしようとは思わない 99の素敵な帽子 きみならどうする? その世界に何の意味も見つけられなくても ぼくには否定する

  • 告白

    そうだな、結局は、寂しさを紛らわせたいってだけなんだけど きみに会いたいんだ きみに会えないからって 代わりを探そうとは思わない だから、一人きりだってかまわないって口走るけれど そんなのは強が

  • オトナ論

    わたしはもうオトナだった 振り返って傍観 背中にタバコがしみて アイツが泣かない理由を知った 向き直って鑑賞 枯れたしっぽを握ったのは ウソの指輪をした右手だった わたしはもうオトナだった

  • 宵待草

    君はここに居ちゃいけないと あの時きみはうたってた ちゃんと声は届いたよ どんな言葉も聞こえたよ そしてわたしはここに居る 僕はそこへは行かないよと あの時のきみはうたってる 切ない声で届いたよ

  • ジンコーク

    リズミカルより不安定すぎるし メロディアスより奏でられない コミカルでもないから ぼくには食べられない さっきので満腹になったことは もう覚えていないけど 空腹感も気付けないくらいにはハラペコ どこ

  • 網目

    私たちは海と山 悲しみを分け合っては 自分のことに精一杯 私たちは月と太陽 喜びを与え合っては 自分の為に精一杯 詰め込んだ知識と 溢れ出すボキャブラリーは 同じ円を描きながら 別の縁を綴り続け

  • 副作用の効能

    やさしさを得るために 傷つけてみる やすらぎを得るために 犯してみる ぬくもりを得るために 壊してみる あなたを愛したいので 錘に指を刺してみる ーendー

  • ヒトトシテ

    いつからか 「好き」と 言えるようになりました いつかより 自分を好きになったからです いつからか 「嫌い」と 言えなくなりました いつからかより 他人が嫌いになったかです たくさんの弦を並べて

  • Break time

    もしもこのまま今日が終わらなかったら あなたはわたしの隣にいてくれるのかしら もしもじっとしていて時間が止まるのなら わたしはきっとあなたの隣を離れないわ もしも時計を壊して身動きが取れなくなる

  • エラ呼吸

    わたしの恋人ったら お部屋の隅の水槽で じっとしてるのが好きみたい わたしが眠ると 自転車に乗ったり 小石をかき集めたり ひとりあそびが好きみたい わたしが呼んだって ちっとも応えないけれど ひとり

  • 処女

    私は常から思うのです。 母であろうと。 あなたに笑いかけ あなたに毒を盛り あなたを愛し続ける 母であろうと。 私はだから思うのです。 母でありたいと。 あなたを包み込み あなたを突き放し あなた

  • 逃亡

    わたしはわたしで きみがきみじゃないなら 明日は昨日より鮮やか あのこが駆けていくよ 時計仕掛けのウサギを チョッキ引っ掛けたウサギを あのこが追いかけていったよ 昨日みたいな 明後日に向かって

  • 呼吸の無い会話

    同じものを見てると思った 小枝に光る雫の一粒や 空に沈む星の爆発や 机の下に隠した写真 わたしが見てるものを知ってる? 遠く離れたともだちの嘘や 代わり映えのない部屋の鍵や さっき交わした約束の意

  • 雨が降るから

    月がきれいな夜に 愛を告げてくれてありがとう 次の日は切なさと嬉しさで熱が出ました それから少しだけ 泣きました そのあとココロが動かなくなる夢を見たので 金曜は切手を買いに行きました 土曜の夜に手

  • 胸元のボタン

    目を閉じると音が見える やっときみの音が見える きみを感じたくなったら 心を閉じる ほら こんなにもきみでっぱい 近頃 思うのさ 絵を描くように歌っておくれ あったかいとかつめたいとか 目を開け

  • 結び目

    鳴りきれなかった弦が ロックンロールだと言うなら きみはきみであるべきだ わたしはわたしでいるべきだ 少しだけ きみのユウウツを借りるけど 返す時には 物足りない音色みたいな わたしの憂鬱を 混ぜ

  • 泣いたのさ

    終わりが淋しかったんじゃない 悲しかったんじゃない 始まりが嬉しかったのとも違う とにかくきみが素敵だった ただきみがかっこよかった 終わりは気持ちいいわけじゃない 始まりは辛いわけじゃない その一

  • アナクロニズム

    ほんの少しうたた寝ただけ なんだけど 慌てて飛び起きた時計の針は 行き過ぎたと勘違いして 寝呆けたままで 後戻り 進んでいいのよ と 呼びかける太陽は無い 繰り返すメトロノームが エイトビートで笑

  • 愛のうた

    きみが ”愛のうた” を歌えるワケが 今頃になってわかってきた 愛してるんだ 愛されてるんだ でも、ぼくばかりじゃない だまら いつだって きみは ”愛のうた” を歌えるんだ きみが ”愛の

  • 杏露酒にて

    ひとりでお酒を飲んでいたら ひとりでお酒なんか飲んでいたあの頃を 思い出した 知ってる人や知らない君が 隣のイスに座っていたっけ 懐かしいというよりは なぜかしらんという気持ち 杏露酒なんて甘いのは

  • ケーキ

    夢と現実を混ぜ込んだケーキを焼く 偽りの生クリームで覆い尽くして 真実のイチゴを飾り付ける 甘くないチョコレートのプレートには きみの名前がちょうどいい グラスにはビール テーブルにはバラ 真夜中を

  • 悩める罪人

    こんにちわ、悩める罪人 ようこそいらっしゃい 迷子なの? ここでは甘えていいのよ 何でも聞くわ 相槌はオードブル いつだって微笑むわ さようなら 悩める罪人 もうお帰りなさい 送れないけれど

  • 日没の人

    日が暮れて 出会って さて そして ふたり また日が暮れて 繰り出して 夜の中で出会って 日付が変わって 一日は終わらず 夜の中で出会って 気が付けば 陽が灯って ビル群に別れて さて そして

  • あおいろあげは

    愛されたいと 思い続けた あおいろあげはが一匹 愛される場所を見つけた 愛される舞い方を知った 愛される色を纏った 葉の裏 枝の間 紫色 愛された たくさんの者たちに クモ アリ カマキリ コオロ

  • 排泄

    サワー 黄緑色がとても鮮やか 冷えたグラスに映った いつかのキミが羨ましくて 今日もひとりの喫茶店 少しストローを嚙む あの日のキミみたいな 夏を彩るサワー 冷たすぎる 帰り道で涙するくらい 「

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