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東洋医学の世界_北海道鍼灸Presents https://hokkaido-shinkyu.hatenablog.com/

こんにちは、北海道鍼灸専門学校です。 このブログには、これから鍼灸を中心に東洋医学の理論や知識をわかりやすく伝える記事を掲載していきます。

北海道鍼灸専門学校
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2019/10/10

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  • 春の準備のツボ

    少しずつ春の足音が聞こえてくる季節になりました。春は環境がガラリと変わりやすい季節です。入学や就職などで新たな一歩を踏み出す方も多いのではないでしょうか。 東洋医学においても春は変化の季節。雪が解けて草木が芽吹き、自由に伸びていく。このような春の特徴を「曲直(きょくちょく)」と表しています。このような季節であるため、思ったように物事が運ばないとストレスを感じやすい季節でもあります。 今回ご紹介するのは合谷(ごうこく)と太衝(たいしょう)という手足のツボです。指で押してみるとズーンと奥に響くような感じのするツボですので、「気持ちが良い程度に」じっくり数回ずつ押してみましょう。 特に春は「春眠暁を…

  • 手足の冷えが気になるときのツボ療法

    いよいよ寒さが厳しくなってまいりました。冷え性の方にはつらい季節ですね。 今回は手足の冷えが気になるときのツボ療法をお教えします。 寒くてなかなか起きられない朝や、夜の眠る前のひとときなど少しの時間を利用して井穴(せいけつ)という、指先や足の裏にあるツボを刺激してみましょう。 井穴には経絡(けいらく)という気の通り道に働きかけ、血液の流れを良くして身体を温める効果があるといわれています。 ほとんどの井穴は指先にありますので、すべての指の爪のあたりを一つの指に対して10秒ほど揉んでみるとよいでしょう。 台座灸をお持ちの方は冷えを強く感じる指の井穴や足裏にある井穴の湧泉(ゆうせん)に温灸を行うとよ…

  • 気持ちが落ち込んだときのツボ

    夏が終わり北海道にも秋がやってきました。この短い秋が終わると長い冬が訪れます。寒さが苦手な方には少し憂鬱な季節かもしれませんね。 実は、東洋医学で秋は「悲しみを感じやすい季節」とされています。今回は気持ちが落ち込んだ時に効果的なツボをご紹介します。 悲しみの感情と肺の健康状態 東洋医学では、肺の健康状態が悲しみの感情に関わっているといわれています。肺の健康状態は中府(ちゅうふ)というツボに現れることが多いので、ぜひ押してみて下さい。 中府:鎖骨の下を外に向かって撫でると当たる骨から指2本分下のところ 硬かったり痛かったりしませんか?該当する方は中府だけでなく孔最(こうさい)と太淵(たいえん)と…

  • 冷えでお腹の調子が悪いときのツボ療法

    暑い日が続くと、ついつい冷たいものを食べすぎたり飲みすぎたりしてしまうという方、意外と多いのではないでしょうか。また、窓を開けたまま寝てしまって朝方の冷えでお腹を冷やしてしまいお腹の調子が悪い、という方もいらっしゃるかもしれません。 今回は冷えでお腹の調子が悪くなったときに使えるツボ療法をお教えします。 ◆お腹が痛くて下してしまう場合 ・天枢(てんすう)おへそから指三本分離れたところにあります。 ・上巨虚(じょうこきょ) 膝の関節から指八本分下に行ったところにあります。 ◆下痢をしてもお腹が痛くならない場合 ・関元(かんげん) おへそから指4本分下にあります。 ・太渓(たいけい) くるぶしの内…

  • 身体が重だるく感じる時のツボ

    6月から7月の北海道には本州のような梅雨はないですが、雨が続く時期がありますよね。蝦夷梅雨(えぞつゆ)とも呼ばれるこの天候不順は、天気で体調が左右される方には辛いもの。今回は身体が重だるく感じる時のツボをご紹介しますね。 東洋医学ではこの重だるさの原因は湿邪(しつじゃ)にあると考えます。湿邪は簡単にいうと「身体に溜まる余計な水分」のこと。むくみの原因ともいわれています。 甘いものを食べすぎたり、脂っこいものを食べすぎたりすると胃腸が弱り、身体に余計な水分が溜まっていきます。身体につく脂肪も湿邪の一種です。 身体に湿邪を貯めないコツは、適度な運動で汗をかき水分の代謝を促すこと。そして、食べすぎた…

  • 春の症状によく効くツボ「三陰交(さんいんこう)」

    春は環境が変わる方も多く、ウキウキと心おどる季節ですね。楽しいことも多いですが、ソワソワと落ち着かない、という方もいるかもしれません。 東洋医学では、春は木々が芽吹いてのびやかに育つ時期とされています。そのため、やりたくないことを続けたり、緊張が続いたりするとストレスを抱えやすい時期なのです。そのストレスが気の流れを悪くすると、頭や肩に気が溜まってしまい、頭痛や肩こりなどを起こすといわれています。 実は、そういう症状が出る方は足が冷えていることが多いのです。気は温かいものですので、それが上がりっぱなしになると下の方を温められずに足が冷えてしまうのです。養生の言葉で、頭寒足熱という言葉があります…

  • 養生

    近年は病気になる前の予防が重視されています。東洋医学でも、古来より「養生」や「治未病」を大切に考え、その実践法を考案してきました。養生という言葉には、「健康に注意して元気でいられるように努める」という意味があります。東洋医学でいう健康とは「陰陽や気血水、臓腑の調和が取れ、中庸である状態」を指します。これは絶対的な数値で示されるものではなく、主観的な「健康感」による部分が大きいもの。他人と比較して一喜一憂するのではなく、自分なりの基準で心身の安寧を図り、自信や満足感を高めていくことが重要になります。養生法には、食事、運動、呼吸、瞑想など様々なものがありますが、東洋医学のツボ刺激も含まれます。いず…

  • 喉の違和感

    冬は寒さや乾燥の影響で喉の違和感が生じやすくなる季節です。発熱や咳、鼻水、喉の痛みなどを伴うときは何らかの感染症の可能性もあるので注意が必要ですが、何となく喉が乾いてイガイガする、声がかすれるといった軽めの不調であればツボ刺激で改善することがあります。 東洋医学の理論では、呼吸器系に関係が深い臓は肺であり、その異常は手の太陰肺経に現れると考えます。また、臓と表裏関係にある腑にも異常が現れやすいため、呼吸器系の場合は手の陽明大腸経も確認してみると、肺気の乱れによってこれらの経脈上に圧痛や硬結、張りが認められたりします。合谷や尺沢などのツボを刺激した後に胸まわりが軽くなる、呼吸がしやすくなるといっ…

  • 寝違え

    目が覚めたら、首が痛くて動かしづらい……いわゆる“寝違え”と呼ばれる症状ですが、一般的には不自然な姿勢で寝てしまい、首に無理な負担がかかることで生じます。私の場合は、読書中にふと寝落ちしてしまい、うつ伏せ寝をした際に起こりやすいです。首まわりにある筋や腱、靭帯などの急性の炎症が原因と考えられているため、痛みが強く、さらに熱感を伴っている場合には2~3日は首に負担をかけない方がよいでしょう。 痛む部位を無理に伸ばしたり、揉んだりすると悪化する場合があるので要注意です。東洋医学には、経脈の流れを踏まえて手足にある遠隔のツボを利用して症状の緩和を図る方法があります。首まわりを流れる主に少陽経や太陽経…

  • かゆみ

    個人差はありますが、一般に“かゆみ”は不快な感覚であり、酷くなると日常生活に支障をきたすようになります。湿疹や蕁麻疹みたいに皮膚所見がみられる場合は、皮膚疾患や内科疾患が疑われますので、医療機関の受診をお勧めします。しかし、特に皮膚病変を伴わず、かゆみだけを訴える場合には、精神的ストレスや疲労、加齢による皮脂欠乏などといった可能性も考えられます。 東洋医学では、かゆみのことを「風掻痒(ふうそうよう)」、「風痒(ふうよう)」、「身痒(しんよう)」と称することがあり、その原因として風邪や湿邪、血の異常などを取り上げます。また五臓のうち、皮毛をつかさどる肺の働きにも注目します。東洋医学では弁証に基づ…

  • つわり

    つわりは妊娠5週目頃から始まり、約4~6週間のうちに自然に消えていく悪心・嘔吐を指します。朝の起床時や朝食後に起こることが多く、英語でも“morning sickness”と言われます。個人差はあるものの、悪心・嘔吐に伴って食欲不振や嗜好の変化が生じるため、特に初産の妊婦さんにとっては不安でつらい症状に感じられることでしょう。 東洋医学では、つわりは妊娠によって月経が停止すると衝脈の気が高ぶり、胃気の和降作用が失調して胃気が上逆することで生じると考えます。悪心・嘔吐を軽減させる特効穴として有名なのが「内関(ないかん)」です。 このツボには降逆止嘔・開胸理気の効能があり、術後の化学療法や車酔いに…

  • 股関節周囲の痛み

    陽気に誘われ外出する機会が増える時期になってきました。春服に着替えて心身ともに軽やかに歩くためにも、今回は歩行に影響を与える股関節周囲の痛みを取り上げてみます。 中高年者で注意が必要なのが変形性股関節症です。この変形性股関節症ですが、我が国では先天性股関節脱臼や臼蓋形成不全といった基礎疾患に続発するものが多いとされるため、何か違和感を覚える時には既往歴の確認も含め、早めの医療機関での診察が重要になります。 東洋医学では、関節痛を「痺症(ひしょう)」として捉えます。「痺」とは閉塞不通を意味し、主に風・寒・湿・熱の邪が経絡に侵入することで気血の巡りが阻害され、関節痛が起こると考えます。土地柄、北海…

  • 脱毛症

    東洋医学では、毛髪のことを血余(けつよ)と呼び、健やかな毛髪には血の状態が大切になると考えます。今回は脱毛症の病因のひとつである「陰血虚損」について説明します。 陰血虚損のタイプは、肝腎陰虚により陰血が不足することで血虚になり、毛髪が十分に栄養されなくなります。男性型脱毛症や脂漏性脱毛症、フケ症が該当することがあり、肝腎の虚から頭のふらつき、耳鳴り、足腰の重だるさなどの症状を伴います。また、陰虚による虚熱のため舌色の赤味が増し、脈もやや速くなりますが、虚証であるため脈の感触は弱めになります。注意点として脱毛が急速に進む、広範囲に渡るといった場合には、何らかの基礎疾患や薬剤の副作用による影響など…

  • 風邪

    寒い時期は、“万病の本”とも呼ばれる「風邪」に注意が必要です。東洋医学の理論では、衛気(えき)という気が皮膚を守り、外邪が体内に侵入することを防ぐと考えます。衛気は腠理(肌のきめ・毛穴)の開閉を調節し、汗の分泌を正常に保つ役割も担います。疲労やストレスなどで気虚の状態になると、衛気の力も弱くなり、外邪の侵入に対する抵抗力が落ちてしまいます。特に、汗をかいたまま風に当たって身体を冷やすと、開いた腠理から風寒の邪が侵入しやすくなります。衛気の力がある程度保たれている場合には、外邪は身体の深部まで達することができず、皮下で衛気と外邪が争う際に悪寒や発熱、頭痛などの症状が現れます。この風邪の引き始めで…

  • 耳鳴り

    耳の不調のなかで多いのが耳鳴り。本人にとってはまさに耳障りな症状で、生活の質に影響を及ぼします。特定の病気による耳鳴りがある一方、原因がはっきり分からないタイプも多いと言われます。東洋医学の理論では、耳は五臓のなかの腎と密接なつながりを持つと考えます。腎は生体エネルギーとも言うべき腎精を宿し、原気(元気)に関係します。加齢や久病(慢性疾患)によって腎虚・腎精不足の状態になると、すぐに疲れる、抜け毛・白髪が増える、歯や骨が弱る、腰や膝がだるいなどの症状を招きます。耳鳴りに加えて、これらの症状が多く当てはまる場合には、腎を補う効能のあるツボ刺激を試してみてください。両親から受継ぐ腎精は「先天の精」…

  • 肥満

    東京オリンピック・パラリンピックの選手の姿を見て、改めて健康の大切さを意識している方は多いのではないでしょうか。近年は過食や運動不足によって肥満になりやすい環境にありますが、健康的な生活を送るためには、やはり適正な体重を保つことが重要になります。 東洋医学の理論では、肥満の原因のひとつとして水分の病理産物である「痰湿」の影響を考えます。過食や美食、甘いものや油っこいものの偏食を続けると、脾の運化機能が失調して痰湿や脂膏が生じ、それが肌肉に停滞することで肥満になります。長期間にわたって痰湿が盛んな状態が続くと脾気虚になり、これがまた痰湿を生じやすくするという悪循環に陥ります。脾気虚になると、食欲…

  • 脚のだるさ

    新型コロナウイルスの変異株への不安から外出を控え、運動不足によって脚の不調を感じやすくなっていませんか。今回は「脚のだるさ」について東洋医学の視点から捉えてみたいと思います。 下腿の前面にある前脛骨筋には、歩行時に踵が接地する際に足首を反らし、つま先を持ち上げる作用があります。歩行量が減るとこの筋肉の筋力が低下し、脚のだるさを感じやすくなります。前脛骨筋が弱くなると、つま先を地面に引っ掛け、転倒につながることがあるため注意が必要です。東洋医学では、脛の前外側を「足の陽明胃経」という経脈が流れると考えます。この経脈は名前の通り、胃との関連が高く、消化器系の不調の際に反応が現れやすくなります。前脛…

  • 不眠

    春は新生活が始まり、期待に胸を躍らせることがある一方、慣れない環境の変化で不安や緊張を感じやすくなり、睡眠の質が悪くなることも多々あります。そこで今回は、「不眠」について東洋医学の視点から捉えてみたいと思います。 東洋医学では、睡眠の質にも陰陽の調和が関係すると考えます。本来、陽の時間である日中は意識が高まり、陰の時間である夜間は意識が安らぐことが大切なのですが、不安や緊張が強まるとこのバランスが乱れてしまいます。東洋医学では、精神活動は脳だけでなく、肝・心・脾・肺・腎といった五臓に宿ると考えます。特に、精神活動の中でも重要となる「神(しん)」は心が司ります。不安や緊張によって心の働きが乱れる…

  • 便秘

    例年この時期は寒さのため運動不足になりがちですが、今年はコロナ禍の影響による外出控えによって更に活動量が減っているかもしれません。活動不足は様々な不調を招きますが、お通じの不調もそのひとつ。そこで今回は、便秘について東洋医学の視点から捉えてみたいと思います。 これまであまり便通の問題がなかった方が最近になって便秘になった場合、これは実証タイプの「肝鬱(かんうつ)」を原因とした便秘である可能性が考えられます。外出控えによる運動不足のほか、なかなか思い通りの生活が送れないことによる精神的ストレスは、五臓の肝の働きを損ない、気のめぐりを滞らせてしまいます。 この肝鬱による気滞は、腸の伝導機能を悪くす…

  • 顔のこり

    新型コロナウイルス感染予防のため、長期間にわたりマスク着用の生活が続いています。大声での会話や人前での笑顔が少なくなった影響なのか、表情が硬くなり、顔のしわやたるみを気にする人が増えているという話を耳にします。そこで今回は、顔のこりについて東洋医学の視点から考えてみます。 寒い冬でも顔だけは衣服で覆わなくても大丈夫ですよね。それは、顔は陽気が特に盛んな部位であるため。東洋医学では、身体を陰と陽の経脈が流れると考えますが、顔を流れるのは陽の経脈。陽は陰に対し、温かい、明るい、動きやすいといった性質を持ちます。それで、顔は身体の中でも温かく、血色や表情に富んだ部位となるわけです。本来、陽気が盛んな…

  • 咳(せき)

    夏の暑さも一服し、秋の訪れを感じやすくなりました。急に肌寒くなることで体調を崩しやすいこの時期は、喉の不調も多くなりがち。そこで今回は、咳について東洋医学の視点から捉えてみます。 東洋医学では、秋は五行の金に属し、同じ金に属する臓である肺に影響を及ぼします。肺の病症である咳には急性と慢性があります。急性の咳は実証のものが多く、時期的に風寒の外邪が肺を犯し、肺気が上逆することで起こります。慢性の咳は虚証のものが多く、肺陰が不足して津液が損傷すると燥が生じ、肺が潤いを失うと乾いた咳を引き起こしたりします。秋は乾燥する時期ですので、体内に生じる燥の影響が大きくなります。肺がつかさどる鼻や皮膚も燥に注…

  • 8月30日(日)「美容と鍼灸」のご報告

    8月30日(日)のオープンキャンパスは、本校夜間部21期卒業生であり、スキルアップゼミ「女性鍼灸」担当の菅原万貴先生による特別授業を開催しました。 女性鍼灸ゼミ・菅原先生についてはこちら www.shinkyu.ac.jp 女性鍼灸ゼミ 菅原先生が院長を務める寿あき屋(じゅあきや)は札幌初の上田式美容鍼®の認定治療院で、先生はハリウッドスタイル上田式鍼灸®認定講師としても活躍しています。 今回の体験授業では本校学生をモデルに、菅原先生が説明をしながら実際に美容鍼を施術する様子を見学していただきました。 【授業で行われた美容鍼のながれ】---------- まずはモデルさんのお顔に関する悩みを確…

  • 腕の疲れ

    新型コロナウイルス感染の影響もあり、今年は自宅でインターネットを利用する時間が増えていると思います。パソコンのキーボードやスマートフォンの画面を操作する際、私たちの腕には無意識に大きな負担がかかっています。 指先を細やかに操作するためには、手の筋だけでなく、前腕の筋も数多く使われます。手指や手首を曲げる筋のいくつかは上腕骨の内側上顆、伸ばす筋のいくつかは上腕骨の外側上顆という部位から始まります。 肘を曲げるとできる横しわの内端・外端の皮下に骨の出っ張りが触れられます。この部分を押して痛む場合、内側上顆なら手掌側にある曲げるための筋、外側上顆なら手背側にある伸ばすための筋に疲れが溜まっているサイ…

  • スポーツ障害に対する鍼灸治療

    今回のブログ授業は、7月19日に行われた「スポーツ障害に対する鍼灸治療」です。 講師は、臨床医学各論などの授業を担当している塩崎 郁哉先生です。 ************** みなさんはスポーツ障害とスポーツ外傷の違いをご存じですか? スポーツ障害とはスポーツによって長期間に運動負荷が繰り返し生じ、それにより筋肉、腱、骨、骨膜などに慢性的な炎症をきたすものです。野球肩、野球肘、テニス肘、ゴルフ肘、筋筋膜性腰痛、腰椎分離症、鵞足炎(がそくえん)、腸脛靭帯炎(ちょうけいじんたいえん)、シンスプリント、足底筋膜炎、疲労骨折などがあります。 スポーツ障害の種類 スポーツ外傷とはスポーツによる転倒、他の…

  • twitter始めました

    ご報告が遅くなりましたが、本校でもtwitterを始めてみました。 こちらのブログは東洋医学のお話が中心ですが、twitterでは本校の日常についてつぶやいています。本校への入学をご検討中の方はぜひ、のぞいてみてください。 https://twitter.com/hokkaidoshinkyu フォローお待ちしております。

  • 本校では、6月21日開催分より、3密を避けながらオープンキャンパスの体験授業をスタートさせています。今回のブログ授業は、6月21日に実施した「身近な症状とツボのお話」です。講師は前回と同じ、「経絡経穴概論(けいらくけいけつがいろん)」「臨床実習」などの授業を担当している志田貴広先生です。 ************** 当初はテーマに沿う形で「身近な症状をいくつか挙げてその代表的なツボをご紹介する」という構成を考えていたのですが、今回はちょっと趣向を変えて「東洋医学に基づいたツボの選び方」の入門編から授業をさせて頂きました。 1.ツボについて一般的に「ツボ」と呼ばれているものを私たち鍼灸師は経穴…

  • ストレス緩和

    長引く外出自粛の影響により、心身ともにかなりストレスが溜まっている頃だと思います。そこで今回は、東洋医学の知恵を活かしたストレス緩和法についてご紹介いたします。東洋医学には「不通即痛」(気や血がうまく通じないところは痛くなる)という理論があり、自然界と同様、人間も“流れ”の状態が重要になると考えます。頭痛や首肩こり、イライラ感といったストレス関連症状は、東洋医学的には気滞や血瘀が原因になっていることが多いため、まずは気や血のめぐりを改善させることが大切になります。気と血は相互に関連が深く、片方の状態が良くなると、もう片方の状態も良くなりやすい特徴があります。鍼灸に代わって自宅で手軽に出来ること…

  • 東洋医学とツボのお話

    ブログ授業の1回目は、5月17日の体験授業で予定していた「東洋医学とツボのお話」です。 講師は「経絡経穴概論(けいらくけいけつがいろん)」「臨床実習」などの授業をいる志田先生です。 ********************************************************* ツボはなぜ必要? 私は1年生と2年生で学ぶ「経絡経穴概論(けいらくけいけつがいろん)」という科目を担当しているのですが、この科目では400近い数の「ツボ」を勉強します。 こういう話を授業の最初にすると皆さん驚いてしまうのですが、一体こんなにたくさんのツボはなぜ必要なのでしょうか。 「東洋医学」という紀…

  • 本校への入学を検討されているみなさんへ

    新型コロナウイルス感染症拡大防止の観点から、今年度の本校のオープンキャンパスは【少人数制】【時間短縮の内容】に変更して開催することになりました。(体験授業や職業体験などを楽しみにしていただいていたみなさん、申し訳ありません…!)できるだけみなさんの疑問を解消し、本校の特色をお伝えできるよう、今後はこのブログでも学校に関する情報を発信していく予定です。これまでよりもこまめに更新していく予定(?)ですので、チェックしてくださいね。 ********** 毎日新型コロナウイルス関連のニュースが目に耳に入り、今後の経済や生活に対する不安は考えれば切りがありませんね。 また、こうした不安を抱えているとき…

  • 倦怠感

    春は環境の変化や精神的ストレスによって倦怠感を覚えることがあります。身近な症状であるこの倦怠感ですが、原因は実に様々。いくら休養しても回復しない場合、感染症や内臓疾患、うつ病などが隠れている可能性もあるため、きちんと医療機関で診察してもらうことが大切です。これらの疾患が除外されるようなら、東洋医学の視点からご自身の状態を捉えてみてください。 東洋医学では、気が不足する気虚の状態になると倦怠感が現れやすくなります。気虚にもいくつかの分類がありますが、代表的なものが脾気虚。食欲がわかない、食後のだるさや強い眠気に襲われやすい、下痢しやすいなどの症状が続くようなら、脾の働きが弱くなっている可能性があ…

  • 陰陽のバランス整え新年度

    春へと季節が移り変わるこの時期は、日によって寒暖の差が大きくなることもあり、体調を崩しやすくなります。東洋医学の面からも説明を加えると、季節の変わり目は「気」の変わり目でもあるため、陰陽のバランスが不安定になりがちで、これが体調不良につながるのです。 このブログで何度も触れてきたように、東洋医学の基本的な考えは陰陽二元論です。自然界には「陰の気」と「陽の気」が存在し、人間の身体はこれら「陰陽の気」の調和がとれていれば健康である、と東洋医学では考えます。そこで養生のポイントは、陰陽のバランスの維持・回復となるわけです。 暦の上では立春を過ぎたころから、外界の気の変化に合わせて身体においても陰陽の…

  • 自分の「臓」タイプを知ろう

    「この人はなんだか陰気だ」とか「あの人は、いつも陽気だ」という表現はよく耳にしますよね。この「陰気」と「陽気」、元をたどれば古代中国の自然哲学である易学にさかのぼります。易学の根本にあるのが「陰陽」思想です。天地の間の万物は、太陽と月、昼と夜、暖と寒、夏と冬など相反する性質を持った2つの気、陽気と陰気によって成り立つとする考え方です。 東洋医学の根底にあるのも陰陽の原理です。病気や異常があれば、それは身体の中で働く陰気と陽気のバランスがくずれた状態――そう見るのが東洋医学です。陰と陽は常に拮抗しているのが望ましく、陰が優勢でもダメだし、陽に傾きすぎてもいけないのです。 ところが、とくに現代人は…

  • 腰痛

    今シーズンは全国的に雪の少ない日が続きどうなるかと思いましたが、2月に入り急激に降雪量は増え、気温も低い日が多くなりました。まだまだ身体はこわばりやすく、不調も多くなりがちです。今回は、身近な「腰痛」について東洋医学の視点から考えてみたいと思います。 東洋医学的には、慢性タイプの腰痛の原因のひとつとして「寒湿(かんしつ)」が挙げられます。寒湿とは、寒邪と湿邪が結びついた病態で、陽気や血の流れを滞らせ、筋や関節のこわばりや痛みを引き起こします。寒湿による腰痛では、寒冷刺激で増悪するが逆に少し動くと軽減する、じっとしている時間が長いとこわばる、腰下肢が冷えて痛むなどの特徴があります。 また、身体に…

  • この冬も膝が痛いとお嘆きのあなたに

    寒さが厳しくなると膝が痛む、あるいは痛みがふだんより強くなる――中高年の方や、膝を痛めたことのある方からそんな声を聞いたことがありませんか。 今回は、膝の不調を軽くするツボを紹介しますが、その前に、寒い季節に膝の痛みや曲げにくさが生じやすい理由から。 たとえば、凍結して滑りやすい路面では、転倒しないように歩幅を狭くして、猫背気味に膝を曲げて歩いてしまいがちです。加えて厚手の衣類やブーツなどの着用で、足首や膝の曲げ伸ばしも小さくなります。本来であれば大きく身体を動かして緊張した筋肉をリセットしたいところですが、他の季節にくらべて屋内で過ごす時間が増え、運動量は低下。こうした条件が重なり、足の筋肉…

  • 胃腸のもたれ

    今シーズンの札幌は記録的な暖冬で、雪の少ないお正月となりましたが、みなさんのお住まいの地域はいかがでしたか。 年末年始はクリスマスや忘新年会などのイベントで食生活に乱れが生じやすく、胃腸の不調を感じることも多くなると思います。 東洋医学では、消化器の中心的な役割を担う臓腑として「脾」や「胃」があげられます。食事の不摂生である「飲食不節(いんしょくふせつ)」の結果、脾胃に負担がかかると気の滞りが起こり、消化不良の原因となります。また、脾胃の不調によって気の逆上が起こると、げっぷや吐き気といった症状をきたすこともあります。 舌が浮腫んで大きくなる、舌の苔が厚くなるといった所見は、脾胃が弱っているサ…

  • 寒い季節こそ、陽気に過ごしましょう

    今年は、寒さが本格化する前に「暖房器具の温度設定をいつもの冬より低めにしよう」と心に決めていました。 部屋にあるFF式ストーブは、設定した室温に達すると暖房が切れ、室温が低くなると暖房が入るという、お馴染みの自動運転のしくみ。便利ではありますが、いったん高めの室温に慣れると、その後なかなか設定を下げられなくなります。 私の部屋の場合、例年は24~25度に設定していましたが、これを20度にすると、部屋の寒暖計の針が21度に保たれました。まずは、この程度の室温に慣れてみましょうか。消費税率もアップしたので、光熱費も節約もしたいし。 実はこれ、東洋医学的にも正解なんです。冬を健康的に過ごすには「陽」…

  • めぐりめぐって、冷え知らず

    日ごとに寒さが増し、本格的な冬の訪れが近いことを感じます。家の中は暖かいはずなのに、どうも身体が温まらない―そんな身体の冷えが気になる時季でもあります。 冷えの症状は、「気」の働きが弱まった状態(=気虚 ききょ)から生じます。気の働きには様々なものがありますが、冷えとの関連が深いのは“推動(すいどう)作用”と“温煦(おんく)作用”です。“推動作用”は、身体を活動や成長へと推し進める働きで、血液循環もそのひとつ。一方“温煦作用”は、体温を維持調節する働きです。 この2つが正しく働いていれば、冷えは感じにくいはずですが、ここで「気」のほかにもう一つ、重要なキーワードが出てきます。それが「血(けつ)…

  • ツボも効くけれど、目いっぱい休養を

    秋の夜長を読書やDVD鑑賞で過ごしている人も多いことでしょう。楽しさのあまり、ついつい毎日のように長時間にわたって目を使い、眼精疲労になっていませんか。疲れ目を引きずっていては、仕事や勉強、遊びでフル回転できませんよね。うっかりミスも起きやすくなりそうです。 目の疲れが続くときは十分な睡眠を取って休養することが大切なのは、東洋医学も説くところです。ただし、その理由は東洋医学ならでは。目の疲れには「肝」が関係しているというのですから。 東洋医学では眼精疲労を「肝労」と呼び、五臓のひとつである肝の虚(一種の機能不全)で起こると考えます。肝は血との関係が深く、目はこの肝血によって栄養補給されるため、…

  • 冬の健康、決まるのは秋

    冬が大の苦手、という人ほど、秋の健康管理が大切です。東洋医学の考え方では、一つ前の季節での養生が体調を左右すると考えているからです。寒い冬に備えて、秋のうちに身体をしっかりと整えておきましょう。 秋に入って起こりがちな身体の不調のなかでも多いのが、肌のカサカサ、のどのイガイガですね。先日、ある音楽会に出かけたら、咳をする聴衆がずいぶん多かったのも季節のせいでしょうか。咳やくしゃみが出るのは仕方がないにしても、遠慮がないのはいけません。ハンカチで抑えるくらいはするのがマナーですよね。ちょっと脱線。 のどと肌、どちらの不調も乾燥が大きな要因になります。東洋医学でも秋は「燥」の季節にあたり、「燥邪(…

  • アキが来た?「気」が変わった?

    うちでもカフェでも、アイスよりホット、温かい飲み物の方を飲みたくなってきたら、それは秋の到来のサインと言えそうです。知らず知らずのうちに身体は準備を始めているのかもしれませんね。 何の準備か? 寒さをしのぐエネルギーをしっかり身体の内側に貯めておく準備です。 夏から秋そして冬へと季節が移るにつれて、「陽気」から「陰気」へと自然界の気の作用も変わります。そんな移行期である秋には、身体に気を巡らせる五臓六腑の働きを順調に保っておきたいものです。 なかでも大事なのが「肺」です。東洋医学では、秋という季節と「肺」との関連を重視します。「肺」が順調であれば、気が全身を巡って身体を温めてくれるため、寒さに…

  • 初秋の候ですが、残暑お見舞い申し上げます

    北海道ではお盆過ぎから暑さもやわらぎ、夏の終わりを感じさせる天候へと移り変わっていますが、日本列島の広い範囲では厳しい残暑が続いています。熱中症対策や夏バテ予防は、まだまだ油断できませんね。 身近にお年寄りがいる方は、とりわけ気をつけてあげてください。一般にお年寄りは体温調節機能が低下しているので、熱中症になりやすいのです。新聞によると、救急車で搬送される熱中症患者の大半は高齢者だそうです。 それにしても暑さに負けず葉を繁らせている庭木や街路樹を見ると、東洋医学で夏を“生長(せいちょう)”の時期と呼ぶ理由がよくわかります。もちろん、盛んに生長するのは植物に限りません。「陽気」が盛んになって人の…

  • しょっぱいのに甘く見ていました(汗)

    暑いのは日本だけではありませんでした。 アメリカ海洋大気局によると、今年7月の世界の平均気温は16・7度で、観測史上最も暑い月だったそうです。なんだか8月も観測記録を更新して、史上最も暑い夏になるのでは。ということは、世界の皆様が史上最も汗をかいた夏、になるのではないでしょうか。 成人では体重の約60~65%が水分。かなりたっぷりあるような気がするので、汗をかいて10%くらい減ってもだいじょうぶかと思ったらとんでもない。甘く見てはいけません、命が危うくなるのですね。たった2%が失われても、のどの渇きを感じ、運動能力が低下しはじめ、3%だと、さらに強くのどが渇いて、頭がぼんやりし、4~5%になる…

  • 「あきゅぱんフェス」のご報告

    こんにちは。「あきゅぱんフェス」実行委員会 担当教員の塩崎です。 8月4日に行われた、年に一度の本校の大イベント「あきゅぱんフェス」。昨年同様、たくさんの方たちにご来場いただき、大盛況でした。 鍼灸治療体験、美鍼・吸玉、お灸教室など無料体験コーナーは今年も大人気! 美鍼 鍼灸治療体験は早い時間のうちに予約がいっぱいになってしまいました。施術を受けられなかったみなさん、申し訳ございませんでした! 親子スキンタッチには、たくさんの親子連れの方々が訪れてくださいました。 あきゅ2019スキンタッチ1 あきゅ2019スキンタッチ2 暑い中、屋台も頑張りました。 あきゅ2019屋台 ご近所の人気店「駄菓…

  • 8/4(日)「あきゅぱんフェス」開催!

    みなさん、こんにちは。「あきゅぱんフェス」実行委員会 担当教員の塩崎です。昨年たくさんの方にご来場いただき大好評だった「あきゅぱんフェス」を、今年も開催します!! 日時:8月4日(日) 10:00~16:00 ・鍼灸治療体験 ・お灸教室 ・美容鍼・吸い玉 ・ヨガ・太極拳 などなど、東洋医学を体験していただけるメニューが盛りだくさん! そのほか、ぐるぐるウィンナーなどの屋台や、よもぎカフェなどの美味しいお店や、マジックショーもあります。 2019あきゅぱんフェスおもて 2019あきゅぱんフェスうら pdf版はコチラ2019あきゅぱんフェスおもて2019あきゅぱんフェスうら みなさんのお越しをお待…

  • 夏の体調不良、いやな漢字

    この記事で話題にする東洋医学の知識は「淫」です。 字だけ見ると、なんだかエッチな感じがしますが、この漢字の意味は「過剰」「過多」や「度外れ」です。正常な範囲を超えて身体にとって害となる、というのが東洋医学でいう「淫」の状態なのです。 したがって、体調が悪い時は身体の中で何かが「淫」になっていると考え、ツボへの刺激などでそれを正常範囲に戻すのが、鍼灸治療のひとつの方法です。 さて、気候の変化が体調に影響することは言うまでもありません。東洋医学では「風・寒・暑・湿・燥・火」の6つの気候変化を挙げ、身体に悪影響を及ぼす際には、それらを「六淫」と呼んでいます。 梅雨や長雨で湿度が上がり、夏本番に向かう…

  • 歯の痛み

    健康の要の一つとして“食”が挙げられますが、その食の入口である口腔は、私達の全身状態に大きな影響を及ぼすとして注目されています。 そこで今回は、「歯の痛み」について東洋医学の視点から考えてみたいと思います。 歯の痛みの原因には虫歯や歯周病が関係することが多く、この場合には当然ながら適切な歯科治療が必要になります。 しかし、虫歯や歯周病が認められないにもかかわらず、歯や歯茎の調子が優れないと感じることがあります。 東洋医学では、辛いもの・甘いもの・油っこいものを偏食し続けると胃や大腸に熱が生じやすくなり、この熱が手足の陽明経と呼ばれる経脈に沿って顔面に伝わり、歯や歯茎を傷つけると考えます。 老化…

  • ひねもすのたりのちびっ子かな

    半袖で歩く人もいたほど暖かい日が続いたある春の週末、街中でふと気づいたことがありました。 ショッピングモールにも駅のコンコースにも親に抱かれた乳児や手をひかれた幼児がたくさんいたのですが、意外に静かなのです。泣く、わめく、だだをこねる――ちびっ子の騒がしさ3点セットが方々で聞かれても当然なのに、その週末は不思議なくらいに穏やかな感じでした。これ、本当。 春の陽気のせいに違いない。そう思いました。こんな日は子どもの気分がいいから、いつもより素直になるでしょうし、大人だって気持ちがのんびりとして、些細なことで子どもを叱ったりもしなくなりそうです。どちらも機嫌よく過ごせるので、あの穏やかな雰囲気にな…

  • 雨の日と月曜日は

    カーペンターズの代表曲のひとつ『雨の日と月曜日は』では、サビの箇所で「雨の日と月曜日は、いつも気分が落ち込む」と歌われます(これ、名曲。知らない人は、ぜひネットで検索してみてくださいね)。 雨の日と月曜日は、いつも気分が落ち込む――その理由を考えてみたことがありますか。 雨の日は陽も射さないから、どんよりとした感じだし、土曜日曜と、どこかに出かけて楽しく過ごした後だから、月曜日は身体も疲れて仕事に気乗りがしないからでは――たいていの人は、そんなふうに考えると思います。 東洋医学が出す答えは、「湿(しつ)」のせい、です。身体のなかに停滞している余分な水分が不調の理由だと考えます。 「湿」には2つ…

  • 水のトラブル、身体の場合は、脚のむくみ

    人間の体は、ほとんどが水からできています。成人では体重の約60~65%が水分。したがって体重50kgの人では、うち30~32kg程度が水です。2リットルのペットボトル15~16本分になります。置き場所が悪いと邪魔でしょうがないくらいの量ですね。 ちなみに胎児の水分割合は90%、新生児は75%、子どもは70%です。やはり子どもは、みずみずしい。 一方、老人に至ると水分割合は50~55%にまで下がります。生きるとは少しずつ水分を失っていくことなのかもしれません。しんみり。 さて、身体の水分のうち3分の2は細胞の内に含まれ、残り3分の1が血液やリンパ液などとして体内を循環します。こうして身体を浸し、…

  • 春の頭痛、それは「気のせい」です。

    春の訪れはうれしいけれど、この季節、なぜだかきまって頭痛がしやすくて――そんな人は少なくないようです。春と頭痛の関係は、東洋医学の「五行論」(「陰陽五行説」とも言います)で説明がつきます。 日に日に陽気がよくなり、あちこちで草木が芽吹き始めるのを目にすると、自然界のエネルギーがぐんぐん高まっているのを実感できますよね。でも、エネルギーが高まっているは外の世界だけではないのです。 自然界の一部である私たちの身体の内でもやはり、エネルギーが高まっています。東洋医学的に言えば、気が上がりやすくなっているわけです。人によってはアゲアゲ状態かもしれません。 では、なぜそれが頭痛に関係するのでしょうか。 …

  • ブログをはじめました。

    こんにちは、北海道鍼灸専門学校です。 このブログには、 これから鍼灸を中心に東洋医学の理論や知識を わかりやすく伝える記事を掲載していきます。 知ってもらいたいこと、覚えておいてほしいことを できるだけ読みやすく書いていきたいと思います。 実際に、はり治療、きゅう治療を受けたことがあるか、 受けたことがある人が身近にいないと、 なかなか鍼灸に関心を向けることはないかもしれません。 でも、多くの人(もしかして、あなたも)が経験する 「なんだか身体がだるい、すっきりしない」 「いつもこの時季になると調子が悪い」 といった、なんとも言えない不調やモヤモヤに とりわけ対処しやすいのが、鍼灸の強みなので…

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