ウクライナは、内乱の延長としてのロシアのウクライナ侵攻があることは確かである。事実、クーデターにより成立した現政権の流れは、国民の多数の支持を得ているが、全体ではない。また、クリミアも含めるとますますそうではない。この事実を西側は否定して、報道も、独立国家ウクライナに対する、ロシアの力の行使という見方が圧倒的である。しかし、2014年の時期と今(2022年)では、基本的に異なる点がある。それは、西側の支援により政権の中枢近くに存在感を示すようになったアゾフ連隊の勢力拡大である。それが、どのように。2014年時点の対立構造を変化させたのかを考えることの重要性を感じて、Twitterでも論じてきたことをまとめることとしました。最近、ウクライナの攻防は、マウリポリ、ハリコフに顕著に、残酷に表れています。驚くことに、こ...ウクライナ侵攻をどう見るか。都市と農村の対立
ロシア経済制裁をめぐる世界経済の見通しについて、Twitterで論じてきたことをまとめることとします。ドルの地位脅かすロシア制裁、準備資産として信頼失う-ポジャール氏というbloombergの記事がある。この指摘に対して、アメリカ財務長官のイエレン氏が反撥している。それは、ドルは他のどの通貨よりも流動性が高いから、基軸通貨としての地位を失わないということだ。しかし、使われているということと、流通性は異なる。流動性と流通性。超過剰マネーの時代において、流動性が高いことはその通貨の信頼性と比例するものではない。※流動性というのは、貨幣の流れに注目したものであり、流通性というのは、貨幣の強制流通力に注目したものである。兌換紙幣であっても、中央銀行が準備する金は、ごくわずかである。見せ金なのである。国が保証するというこ...ロシア経済排除と恐慌、流動性と流通性
ロシアのウクライナ侵攻により、西側諸国は、国際金融決済からのルーブルの締め出しを決定した。そこで、ロシアで仮想通貨が注目されているという。当然の流れだろう。ただ、投機マネーとしての性格を脱しない限り、不安定、不完全通貨として、本来の機能を充実できない。それは、急落急騰を繰り返す段階。言わば、恐慌が当たり前の時代の市場の化身であるからである。この西側の政策は、ロシアを屈服させるのではなく、閉鎖経済へもっていくという指摘がある。ロソアは社会主義経済の行き詰まりから、極端な、粗野な資本主義移行を経験し、その過程で起きた凄惨な経験は、西欧型の資本主義が必ずしも自分たちの経済生活を向上させないということを認識させたと考えられる。しかし、社会主義経済への逆戻りは、さらに想定されにくい。ロシアは何か違う方向性を探し出すと考え...スイフト排除が切り開く貨幣の歴史的改革
「ブログリーダー」を活用して、fukuganjiroさんをフォローしませんか?
指定した記事をブログ村の中で非表示にしたり、削除したりできます。非表示の場合は、再度表示に戻せます。
画像が取得されていないときは、ブログ側にOGP(メタタグ)の設置が必要になる場合があります。