下記は、「金大中拉致事件の真相」<金大中先生拉致事件の真相糾明を求める市民の会(韓国)>(三一書房)からの抜粋ですが、金大中拉致事件当時のKCIA部長・李厚洛(リフラク)氏の証言には、重大な「嘘」が含まれていると思います。まず、「天に誓って朴大統領の指令はありませんでした」という証言です。でも、当時、最大野党指導者の拉致というような重大な「指令」をしなければならない状況に置かれていた人、また、それができる人は、朴大統領以外には考えられないと思います。だから、李厚洛氏が、誰が指令したのかを明らかにしない限り、当時の状況からして、この証言は「嘘」であると考えざるを得ないと思うのです。金大中氏も、自らにもたらされた情報から、”拉致事件の三、四ヶ月前の73年春、朴大統領が李厚洛氏を呼んで、『金大中を殺せ』と指令し...日韓政治決着で真実を伏せる