馬に乗る時、必ず使われている「ハミ」。実は必要ないんです。馬に必ずくっつけている「蹄鉄」。別に必要ありません。 無駄を省くことで、馬と人がもっと近づき、楽しい生活を送れるようになります。その情報をお知らせします。
当院で入院やお預かりしている犬を散歩に出した時、外で排便したとすると、するや否や即座にやって来るキンバエには恐れ入ります・・・・・。多分臭いを察知してどこからか飛んでくるんでしょう。ハエ軍団は、臭いにとても敏感なんでしょうね。サシバエも、秋終盤になると、ひっくり返した馬着やゼッケンにたかりまくるようになります。自分の保温もあるし、やっぱりゼッケンや馬着に馬の体臭が付いているから誘われる、という事もあるんでしょう。となると、体臭をどうにかしないと、ということになります。しかし、馬のような草食獣は特段体臭なんかないはず、「体臭」とされているものはなにか、これは馬房の臭気でしょうね。臭気(特にアンモニア臭)が染み付いちゃってるんだ。あーやだなー、動物関連施設ってどうしてこう臭うんだ自分で動物病院をつくらなくちゃならな...餌とハエ
とはいえ、敷料も床構造も、乗馬施設の問題で、施設側が根性出さない事には何も変わりません。個人で何かやると確実に嫌がられるし、、、特にクラブホースの場合は、「施設の持ち物」ですから、深入りしないほうがいいだろうな、と思います。最善は、「サシバエがうじゃうじゃいる季節は馬に乗らない」事。危険なだけですから。お客様が減る原因がそれなら、真剣に考えると思うんですよ。考えないでしょうか?乗馬施設って、なんか厄介なんですよね。お客様をお客様と考えてない場所が多そう・・・・自馬をお持ちの方なら、自分の馬のためにやれることをやった方が気分がいい。その方法について、考えたいと思います。今いるクラブはなぜか、サシバエが毎年比較的少ないんですが、その理由として、以下が考えられます。1)堆肥場がない=毎日どこかの農場(?)に糞便&おが...サシバエと個人の対策1
実は、サシバエじゃないですけど「ハエのウジをどうにかできんか?」という質問がYahoo知恵袋とかに結構出ていたりします。それに対する、殺虫剤以外の対処法が面白い。1)酢水をかける。酢:水を1:1にして、それをかけると死ぬか逃げていく。2)煙草の吸殻を入れる。これは煙草に含まれるニコチンが殺虫しているものと思われます。全然効果なし、という話もありますが。。ちなみに「ネオニチコイド系」の殺虫剤は、動物への毒性をほぼなくしたニコチンの仲間の化合物で、それを殺虫剤にしているのです。3)熱湯をかける。ゆでちゃうということですね。そりゃ効果あるでしょう。4)石灰や珪藻土を撒く。これは、ナメクジに塩をかけて退治するのと同じ方法で、ウジを脱水させて殺すという事。じゃあ、ウジがわかないようにするのは、とにかく清潔にしろ!に尽きる...サシバエ対策はどこからとりかかる?
サシバエの生活環を別の図で。サシバエの成虫は「4㎞は飛べる」とされていますが、動物というのは原則めんどくさがりなもの、余程でないと(吸血する動物が全くいないとか)そこまで飛び回ることはない。大体、その畜舎内で生活が循環しているはずです。サシバエの生態に関する資料としては1)サシバエその生態とリスク(臨床獣医2011)2)牛舎のサシバエ対策(兵庫「TheFlyProject」チーム)が、かなり信頼度が高いです。ただ、対策はちょっと疑問がありますが。こういう資料を読むと、根本対策がないとまずいんじゃないのか、と思ってしまいます。現在、こうした害虫を根絶する方法に、「不妊虫」を使うものがあります。ただ、サシバエのような、雌雄共吸血するような場合は、難しいかな・・・。で、殺虫剤。分かりやすい資料はこちら。牛舎等でのサシ...サシバエと殺虫剤
害虫といえば、ゴキブリ!!これが飲食店に出たのを見つけたら、もうダメだ~~。以前、かなり高級な(というか、高い値段なの)寿司店で食事中に、隅っこにチビゴキを見つけちゃってさ!!見つけたのを後悔したのは、そのせいで寿司がいきなり超まずく思えてしまった(味を覚えていない)のと、この店の衛生管理をとことん疑ってしまった(生ものを食べさせる店ですからねえ)、更に言うと「もう絶対来ないだろう」と思いつつ、会計の時に「お宅、ゴキブリがいましたよ」と言えなかったことさそう、普通の客はそういう事を店に直接言うことはしません。それっきり来なくなる、だけ。従って、店側は「なぜ、リピートがないのか?」について、考えない。こういうのもチャンスロスの一つだと思います。ハエアブだらけの乗馬クラブに呆れ果てて、二度と来んわ、となってる人、相...サシバエを知る
殺虫剤について言及すると「それっっ、農薬は害だ、殺虫剤なんぞ使うな」ってなりがちなんですけど(一方、ホムセではやたら殺虫剤だの除草剤だの売られてて、しかも、その対象は「不快害虫」だったりする。不快だからいなくなってくれってひどくないですか?)むしろ、見ていると、殺虫剤の使い方、その時期等々、そこら辺に問題がありそうなんです。あと、殺虫剤や農薬に対する理解がほぼない状態で撒き散らしている、んじゃなかろうか?という疑念。ということで、農薬について。農業をある程度「事業」として行うとなれば、農薬ってやっぱりどうしても必要なんじゃないかと思うのは、一種類の植物を同じ地域に大量に植える手法を取れば、そりゃその種の保育園みたいなもの、どんどこ病気だの虫だのがたかるに決まっているから。「無農薬」って聞こえはいいですけど、家庭...殺虫剤というか、農薬について
乗馬は、近くにあった最大手の乗馬クラブ(ほぼ特定できちゃいますね)で始めたのだけど(大学の馬術部は、ここに入ったらまともな大学生活、どころか勉強自体が不可能だと思ったのと、今は知らないが、当時はOB連中がやたら幅をきかせていて、飲み会というと現役部員がOBに酌をして回るという、なんじゃそりゃという慣習を聞いて、ぞおっとしたので入らず。それでよかった。「馬ってこういうもんだ」という変な思い込みをつくらずに済んだから)、入ってすぐ、このハエの多さは何なんだ、と呆れましてね。夏ともなると、サシバエが馬の腹にわんさかたかって、そのせいで馬がイラついて人を振り落とす事故が多発する。こっちまで刺されそうになる。で、それに対してはっきり言って「無策」としか見えなかったから。じゃあ他のクラブはどうかというと、おそらく日本・いや...敷料と床とハエ
堆肥について、基本的な情報はこちらなんですが、今はYOUTUBE先生が大勢いらっしゃいますので、その方の講義の方がなんぼも分かりやすいですね。後半には馬糞堆肥の話もちょっと出てきます。で、酪農の場合、堆肥化施設は下手をすると畜舎よりずっと規模が大きかったりする。作業規模も大きい。凄いです。ローダーが運転できないと、牛舎管理はできない感じね。最大手の乗馬クラブでもせいぜい飼ってる馬の数は1カ所につき100頭前後ですけど、牛の場合は1000頭とか、当たり前だものね。堆肥化について真剣に考えてしまうのは、どこの乗馬施設でも、馬糞や敷料の行き先は名ばかりの「堆肥舎」らしき所にどさっと積み上げて終了、になってしまっているから。家畜排せつ物法は、その辺に馬糞をぶん投げる「野積み」を禁止している。ので、屋根と床と壁が付いてり...堆肥化というけれど
ワタクシ、農学部獣医学科卒なんですよ。なのになのに、堆肥と肥料の違いを今日まで知らんかった~~~~アホか~~~~でもねえ、農学部といっても、獣医学科ってなんか離れ小島風でしてね。これ、問題です。小動物ならともかく、大動物や公衆衛生方面に行くなら、農業部門に対する理解がないと、務まらないでしょう。こんな事、学生の頃は全然考えなかったんですけど、もったいなかったな。。。。家畜の糞尿については、今やちょっとでも臭うと近隣住民とやらの逆鱗を食らうということで、どう処理するか、は大問題になっている。昨年行った「畜産エキスポ」でも、「悪臭対策」についての講演会があったし。講師の先生がおっしゃるには、臭い&騒音は、あくまで「主観」に基づいた判断になりやすい、臭いについては、かなり頑張って1/10にしました、で、やっと「少し臭...堆肥と肥料
床は多分防水より透水の方がいいのではと思うのは、防水だと敷料がどんどん湿ってしまうから。そうなると、敷料をしょっちゅう交換したり継ぎ足したりしなければならなくなる。これがかなり重労働で。おが粉を使っている施設が多いと思うのだが、木粉が舞い上がっているのを見ると、これを毎回吸い込むのは人馬共にどうなのか、という疑問もある。一方藁だと臭ってしょうがない。大学の馬術部の臭いも、大概敷料の藁を一々乾かして再利用するせいだったんじゃないか。藁が臭くて。一方、おが粉をしょっちゅう交換して清潔にしています、を売りにしている乗馬施設も多いけど、そんな重労働をしなくても衛生的に管理できればいいわけで。乗馬施設=3Kじゃ、しょうがないですもん。敷料については、対象は主に牛ではあるが、色々研究されている。というのも、敷料はそのまま大...敷料問題
現在は、でも、ただのコンクリを打っているのが、圧倒的多数というか、厩舎全てじゃないかとは思います。ヒマとお金があれば、その上から透水性コンクリを打つのもいいかと思うんですが、むしろそれならいっそ防水塗料を塗っちゃった方がすっきりしそうですよね。NTCはそっちを採用してます。ついでに防滑もやってほしかったんですが・・・・。防滑の方法は、最初から防滑塗料を塗る方法と、防水塗料に防滑剤を混ぜ込む方法があるようです。防滑塗料で強度がかなりありそうなのはこちら。こういうの、馬運車の床面にも塗っていただきたい・・・・・。ゴムなんかより、はるかに安全になるはずなんだけどなあ。そうじゃなければ、防水塗料にこういうの特殊軽量骨材G(16kg用)0.8kg防水用塗料に混ぜて防滑仕上げ楽天で購入を混ぜて施工するとか。防滑については、...床の塗料とか
については、かなり動きが出てきてます。まず、カインズホームで販売開始するらしいとの事。つまり、施工の楽さからして、ホムセで売っても大丈夫そう、という判断になっているのではないでしょうか。あと、生コンポータルというサイトで、DIY法や、施工業者さんについての情報が詳しく出ています。修繕用の資材もあるようで、今後の床打ちコンクリはこれが主流になりそうな気配・・・・。透水性コンクリートを床に打ったって、臭いが減るわけじゃないでしょ、むしろコンクリ内に尿が残ったら更に臭くなるのでは、という疑問もあると思います。それに対する対処を考えてなければ、オススメはしません。動物でも人間でも、床は「滑らない」ことが一番肝心です。犬の骨折原因のNo1は、交通事故じゃなくて、自宅で飛び上がって滑ってこけて、だから。人間でも、大腿骨骨折...透水性コンクリート
また、厩舎火事が起きたみたいで。割と近い場所なんですが・・・・・。原因等々も含め、よく分かっていないことが多そうなので、それ自体についてはなにも言及できませんが。乗馬施設って段々物が増えてごちゃついてしまう、整理整頓ができなくなっちゃう、場所が多い気がする。職場の「5S]というのが全く順守されていないというか。っていますか、5Sって分かります?製造業の方ならKYTと同様分かってるはずだと思うんだけど。今回は、とりあえず、事故や火事のようなトラブルが起きにくい施設というのを、管理しやすい部材で考えてみようかと思います。まず、コンクリね。特に洗い場なんだけど、コンクリって馬が前搔きなんかするもんで、摩滅しやすい。すぐ窪んじゃって、そこに水が溜まって水捌けが悪くなる。更に、そこに苔が生えたりすると始末が超悪い。馬も人...厩舎につかう材料とか
「ブログリーダー」を活用して、日本ビットレスブライドル協会さんをフォローしませんか?
指定した記事をブログ村の中で非表示にしたり、削除したりできます。非表示の場合は、再度表示に戻せます。
画像が取得されていないときは、ブログ側にOGP(メタタグ)の設置が必要になる場合があります。