ネタバレします。 写真25枚目。ジョナサン・ケントとハイスミス。「アラン・ドロン以来私が最も良いと思うリプリー」と語っている。 26枚目。ハイスミスがベルリンで出会った女優。タベア・ブルーメンシャイン。 27枚目。デニス・ホッパー。彼もまたリプリー。 第24章「女嫌い」1969-1970 この章は非常に”気になる”章だ。 ここまであれほど多くの女性に恋い焦がれ崇拝し彼女たちがいなければ仕事もできず生きてもいけなかったパトリシアがその反面過剰なほどの女性嫌悪を持っていた、と説明される。 単純に「男性にもその傾向がある。レズビアンのハイスミスの心はやはり男性だったのでは」と結びつけてしまうのは早計…