福井県もようやく桜が満開になりました。毎年、桜の開花の時期に1回目の稲の種まきが始まり、育苗と田植えを繰り替え
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福井県もようやく桜が満開になりました。毎年、桜の開花の時期に1回目の稲の種まきが始まり、育苗と田植えを繰り替え
田植えまで1ヶ月となりました。そろそろ苗の準備に取り掛かりたいと思います。まずは種の消毒から。 いつもの温湯消
3月に入ってからというもの雨がずっと続いていて、一向に”春らしさ”というのが見えてきません。日本もとうとう雨季
2月後半からかなり暖かくなって、もう外作業をしてもいいかな?と思っていたら今までずっと雨の日。ようやく雨が上が
今年の冬は一段と暖かく、まだ2月の中旬ですが、もう4月の陽気。前回降った雪もあっという間に消えてしまいました。 例年だと3月頃から田んぼの準備を始めるのですが、今年はそろそろ始めてもよさそうな雰囲気。天気だけ見るともう雪は降らなさそうですが、他の農家さんはまだ誰も動いていないので、こっちも少し様子見です。 例年だと、福井県の田植えは4月下旬頃からがメインシーズンになりますが、2月からこれだけ暖かいと田植えの時期も早くする必要があるのかもしれません。栽培時期がずれると収穫期も変わってくるので、自然環境に合わせて行う仕事というのは難しいです。 春というと自然界の生き物は子育てのシーズン。今年のコウノトリはどうでしょうか。今年は雪解けとともにかなり早めにやってきたので期待できそうです。
2024年の冬は今年も暖かくて、雨は降っても雪にはならず、このまま春になるのかな?と思っていたら急な大雪。一晩で結構積もりました。 昨日までは全く雪が降っていなかったのに、朝起きたらこんな風になっていたら驚きます。風景がほぼ白と黒だけになって、色数も減るのか画像のファイルサイズもいつもよりも小さくなるのがちょっと面白いです。 一晩でだいたい40cmぐらいでしょうか。これくらいなら大丈夫ですが、1mを超えると屋根の雪を降ろさないといけないので大変。近年はそこまで積もることもなくなったので、だいぶん楽にはなりました。 道路はこんな感じ。田舎は車が無いと何もできないので道路は本当にライフライン。食糧はもちろんですが、救急車、消防車、電気や水道の問題が発生しても道路が通れないと死活問題なので雪国の冬は生活するのも大変。都市部の生活に慣れてしまうと不便な田舎に帰りたくないというのも理解できます。 雪は降っただけ積もるので、数時間おきに敷地内の雪を除けるもの雪国の日課。いい運動になります。
遅くなりましたが、新年明けましておめでとうございます。 2024年もよろしくお願いいたします。 今年は正月から大変な出来事がありました。 地震の被害についてですが、私どもの地域は建物が大きく揺れたぐらいで特に被害はございませんでした。たくさんの方からお声がけをしていただき、ありがとうございました。震災地に近いためか、毎日何度も頭上をヘリが飛んでいるのが平常ではないというのを実感させられます。被災された全ての皆様に心よりお見舞いを申し上げます。 2024年の正月は年末に続きとっても暖かい。雪が積もるどころか降りもしない。ここ数年の地球温暖化による気候変動も自然災害並に怖さを感じます。理不尽な出来事というのは農業をやっていると多々経験するのですが、そのたびに思うのは、"備え"をしておくこと。何も起こらなかったら無駄な労力では無く「それで良し」。やらなかった後悔よりはよっぽど安心できます。
今年も一年間ありがとうございました。 2023年も残り数日。先週雪が降って30cmほど積もりましたが、この暖かさなのであっという間に雪が消え、もう冬も終わり?というような気候の福井県です。気温が10度前後もあると暖かいですね。2024年の正月は春の陽気で迎えられそうです。 2023年はというと、冬が短くなり、春と秋がほぼ無くなって、夏が半年ぐらいあったような感じで、「今年も暑かった」という一年でした。 2024年の栽培は今年よりもさらに苛酷になりそうです。水不足に猛暑、さらに今年は熊の出没で身の危険を感じながらの農作業と、作物にとっても私たちにとっても栽培環境がだんだんと厳しくなってきており、今のところあまり良い話題も無いので来年も忍耐の一年になりそうです。 今年も一年間ありがとうございました。 2024年も高山農園をよろしくお願いいたします。
稲の害獣というと主にイノシシとシカ。どちらも収穫が出来なくなってしまうほどの被害が出るので、対策をする必要があります。 10年ほど前までは収穫前になるとこのような感じで田んぼの周囲に電気柵や防獣ネットを張って、田んぼにイノシシが入ってくるのを防いでいました。電気柵は動物にとっては非常に有効で、防獣ネットと組み合わせて一気に突破できないようにすれば、ほぼ大丈夫でした。これでイノシシの被害はほとんど止まったのですが、 今度は田植え直後から鹿が出没するようになり、3mほどの支柱を立て、それに紐を張るなど、シカ対策も必要になってきました。シカは厄介で、2mでは簡単に跳び越えるのでどうしても3mの高さは必要。それゆえ作業をするのも大変でした。 害獣対策の柵をした後は草刈りも一苦労。ネットや電気柵を切断しないか、草刈り機が紐に引っかからないかなど危険なこともありました。 しかも町内の道路脇がこんな感じになるので景観も悪くなります。 かと言って、何もしないとイノシシに土手を崩される・・・・。 田んぼ1枚ごとにする必要があるのでそれだけでも大変な労力ですが、作物のことを考えるとどうしても対策をする必要のある作業でした。 しかし2020年から田んぼではなく、動物が出てくる山の麓に獣害フェンスを設置する作業を始め、今年で4年目になります。農家個人で田んぼを囲むのではなく、町民で町内ををぐるっと囲む作業で、毎年1kmづつ延長しています。 山の斜面に高さ2mのワイヤーメッシュの柵。斜面の勾配があるので、2m以上の効果があります。高さがもっと必要な場所はこの上に電気柵。こんな感じで町内をぐるっと4km囲いました。実感としてはイノシシやシカの被害はほぼ無くなり、個々の農家での獣害対策もほぼする必要が無くなりました。 山間の田んぼでも柵をしなくても良くなり、かなりすっきりしました。ただ、これで終わりではなく、定期的な補修をしないといけないということ。また、1つの町で終わるのではなく、地域全体での取組も必要なこと。もう1つ、川からもイノシシやシカは上がってくるのでこれをどうするかということ。 結果としてはかなりの効果を上げているので良かったと思います。あとはこれをどれだけ維持できるかでしょうか。また、この柵、少しでも熊から逃げる時間を作ってくれることも期待できます。  
12月に入っても冬の訪れというのを感じることが出来ず、暖かい日が続いています。夏が異常に暑かったので、今年の冬はその反動でかなり寒くなるかな?と思っていたのですが、そんな様子は全くなさそうな今年の冬です。 北陸地方でこんなにいい天気が続く12月というのは今までなかったと思います。暖かくて過ごしやすいです。 10年前の2013年12月の風景。だいたい毎日こんな感じでどんよりしているのが普段の光景。気候が変わってしまったというのを実感しています。 11月の草刈り。夏の草刈りとは違って涼しいのでかなり快適です。近年は害虫の発生も多くなっており、今年は全国的にカメムシが大発生しました。冬が暖かく短くなったので、餌も多く越冬してしまう虫が多くなったのが理由の1つで、こうやって秋草を刈るのもその対策です。虫のねぐらになる雑草を減らして、少しでも次年度の脅威になる害虫の発生量を減らしたいと思っています。 水路に刈草や泥が詰まっていると田んぼに水が流入するので、水路の清掃なども行います。冬の間の田んぼは乾かすか、水を張るかのどちらか。中途半端に水が入ってくると都合が悪いのでこの辺りもしっかりと。 また、田んぼへの出入り口の補修なども。ガタガタになっているとかなり危険なので地味な作業ですが、こんなこともしています。栽培以外でも農地の管理も大切な作業の1つです。
やっと今年の稲刈りが全部終わりました。 8月後半から始まった稲刈り。今年は夏が長く9月中盤まで暑かったので、稲刈り作業もかなり大変でした。でも不思議と台風が来なかったので、それだけは安心できました。収穫直前に台風が来ると稲が倒れちゃいますからね。 暑さと言えば稲にも当然影響があり、白濁米や着色米が異常に多い今年のお米。あまりにも多すぎて取り切れないので、全体的なお米の品質も例年に比べると良くないです。暑さに強い品種というのも開発されていますが、あんまり効果は出ていないみたいです。 10月中盤にもなると陽が出ていないとかなり寒いです。先月まで以上に暑かったせいか余計に今年の秋は寒く感じます。今年も残り2ヶ月ちょっと。稲を刈った後の田んぼは耕して春までお休みです。
稲刈りが始まると急に忙しくなって全く更新が出来ず、申し訳ございません。作業の方はというと、4月末~5月の連休中に植えた稲は刈取り終了。だいたい全体の5分の2ぐらいは終わったでしょうか。まだまだこれからです。 今年は残暑というか、9月に入ってもずっと終わらない夏がづついている様で昼夜を通して暑かったですが、今回の台風でやっと涼しくなってきました。この暑さ、稲にも影響があります。 8月の高温期に成熟したお米はとにかく白いお米が多いです。いわゆる「乳白米」で、デンプンの代わりに空気が多く入ってしまったお米で、高温障害に遭った代表的なお米です。炊くと崩れやすいです。選別をしても取り切れないくらい混じっているのでどうしようかと思っている次第です。 近年の夏の高温、野菜も被害が多いとよくニュースになっていますが、お米もこの有様です。品質だけでなく実りも悪く、収量も全体的に少なめ。農作物にとっても過酷な酷暑、これからずっとこの調子になってしまうのでしょうか。
今回の台風7号は福井県は当初は直撃コースでしたが、西にそれてくれて心配したほどの影響はありませんでした。そこそこ雨が降ってくれたので作物にとっては恵みの雨になりました。約1か月ぶりの雨です。 . 台風が持ってくるのは雨風だけではなく、"秋"を呼ぶものだと思っています。先週までとは気候も変わって夕立が降るようになり、日中も雲が多くなりました。日差しも少し柔らかくなって、外作業をしていても幾分楽に感じています。少しづつですが秋に近づいています。 そろそろ稲刈り開始です。早い人だとお盆中にコンバイン(稲刈り機)が田んぼで動いていました。うちの田んぼのハナエチゼンもいつ刈っても良いくらいなのですが、雨が・・・。これからは降って欲しくないのですが、なかなか思い通りにはいきません。 稲刈りは8月後半から10月中頃までの予定。稲刈りシーズンは田植えシーズン以上に忙しいので、体調を崩さない程度に頑張っていきたいと思います。
今回の台風6号について。こっちの方までくるかな?と思っていたらかなり西の方で北方へずれてしまったみたいで、期待していた雨は今回も見送りです。 雲はそこそこ流れてくるのですが、降りそうで降らない福井県です。梅雨が明けて20日間まとまった雨が全く降っていないのでそろそろ取水制限がかかりそうです。毎日ダムの貯水率を確認していますが減る一方。でもすこしづつに秋に向かっている様で、天気予報でもやっと雨のマークが出てきました。来週、お盆の頃に期待です。 稲の方はというと、水もあまりもらえず毎日とにかく暑いので急激に色づいてきました。ハナエチゼンは例年よりも早めに稲刈りになりそうです。昼夜の寒暖の差があまり無いというか、昼夜を通して暑いこの時期に成熟するお米は新米とはいってもあまり期待の出来ないお米です。そろそろ涼しくなってきて欲しいのですが、こればっかりは神頼みです。
この時期の作業は追肥と田んぼの周囲の草刈りがメイン。どっちも炎天下での肉体労働なので毎日かなりヘトヘトになります。 5月の上旬に植えた無農薬栽培のミルキークイーンも穂が出てきました。種子を発芽させるところからずっと面倒を見てきたので、次世代のお米が出来るとやっぱり嬉しいですね。このまま順調にいけば9月半ばには稲刈りの予定。 一番最初に植えたハナエチゼンはこんな様子。小さい穂ですが少しづつ傾いてきました。こちらは8月20日過ぎには収穫できるかな、といったところです。 今年も梅雨明けからずっと晴天続きなので水不足が心配になってきました。そしてもう1つの心配事は台風。これだけ高温の状態が続いていると、とんでもない勢力の台風が発生しそうで不安です。無用な心配だと良いのですが・・・。
今年は"梅雨らしい"梅雨で、雨も多くジメジメした日が続いています。こんな天気を喜んでいるのは稲くらいだと思います。 昨年のような全く雨の降らない梅雨とは違って今年はいつもの梅雨空。水稲栽培にとってはこの時期の雨は貴重で、稲刈りまでの貴重な水源になります。今年は取水制限が無いと良いのですが。 そろそろ稲の生長が止まって穂を作る準備を始めるので、追加で肥料を散布します。写真のような機械に肥料を詰め、これを背負って田んぼの周囲を歩きます。風の力で肥料を飛ばす散布機なので結構広範囲にバラまけるのですが、 あんまり大きな田んぼだと田んぼの中に入らないといけないのがかなりの重労働。30kgぐらいの荷物を背負って泥の中を歩くと3歩目ぐらいから汗が吹き出します。でもこの作業をするとしないとでは収穫の成果が全く違ってくるので、田んぼへの最後の仕事だと思って何とか頑張っています。 夕立というか近年はゲリラ豪雨と言った方が聞き馴染みがある激しい雨。この時期はこの雨が非常に多いですが、一息付けるので自分たちにとっても恵みの雨。7月も中盤になってきたのでもうそろそろ梅雨も明けるでしょうか。梅雨が明けると地獄のような暑さになるのでもうちょっと梅雨が続いてほしいです。 野ウサギ。どこから来たのか知りませんがビニールハウス跡の草むらの中に住み着いているようで最近よく見かけます。捕まえたらギャーギャー鳴くので、ウサギはこんな声で鳴くのかとびっくりしました。
田植えが終わってひと段落。これからは稲の穂が出るまでの田んぼの管理をします。 育苗で使用したビニールハウスは育苗期間以外は使用しないので、シートを外して片付けます。骨組みだけの状態にしてまた来年です。 田植え後から出穂までの期間の主な仕事は田んぼの溝切り、追肥、無農薬栽培圃場の除草作業、そして時間が少しでもあったら田んぼの周囲の草刈り。 新幹線駅前の田んぼは今年はミルキークイーンを作付けしました。おそらく今年でこの田んぼともお別れの予定。この辺り一帯の再開発で自治体買い上げとのこと。道の駅を併設した駅からは賑やかな音楽が聞こえてきますが、こっちはまったく楽しくないあぜ道の草刈り。 この駅はコウノトリをモチーフにデザインしたとのこと。白メインの駅舎に両端が黒色でコウノトリの白いからだと黒い羽根を現しているそうです。コウノトリと言えば、 コウノトリは近くの田んぼにだいたい毎日いるのですが、巣塔はカラスの縄張りの中にあるのでなかなか近づくことが出来ない様子。ですが今年はかなりアグレッシブで、3匹構成で何とか巣塔をカラスから奪い返そうとかなり頑張っています。どこから仲間を呼んできたのかは知りませんが、コウノトリは結構仲間思いみたいです。以前は4匹で鳶に挑んだことがありましたが、その時はコウノトリの負けでした。自然界でも理想の家を手に入れるには戦って勝ち取らないといけず、厳しいみたいです。
やっと田植えが終わりました。今年も長かったです。 毎年少しづつ栽培面積が増えているので仕方がないのですが、だんだんと田植えが終わる時期が7月に近づいてきました。この頃になると、どの農家が最後まで田植えをしているかという話が田舎の世間話の話題の1つなのですが、うちよりもまだ残っている農家さんがいるようで、なんとなくチキンレースをしているような感じになってきます。 田植終盤は梅雨に入ってしまい天候が心配だったのですが、何とか植え終わることが出来ました。田植えと稲刈りという2大イベントのシーズンは梅雨と秋雨の時期とちょうど重なるので、天気予報を一日に何度も見るようになります。何度も見ても天気は期待通りには変わらないんですけどね。 とりあえず田植えが終わったので一段落です。明日からは育苗関連の片付けと田んぼの溝切り、追肥、地獄の畦草刈りの開始です。
田植えシーズン中はとにかくやることが多くて、こちらの更新も全くできない状態でした。楽しみにしていただいている皆様には申し訳なく思っております。田植えの方はようやく終わりが見えてきました。 田植えも苗は残り1棟分。4月末からの田植えもあと3日ほどで終わる予定です。早く終わわりたい、ようやく終われる。この頃になるとだいたいみんなそんな感じになります。 最近異常に蒸し暑いと思っていたら、いつの間にか梅雨に入っていました。あまりの忙しさに日にちも気に留めなくなっているのですが、もうそんな時期なのかと・・・。そういえばもうすぐ夏至ですね。今年も残り半分。 忙しい理由の1つが、無農薬栽培の田んぼが20haを超えたこと。水田内の除草作業という普通の農家さんはやらない余分な仕事があり、この作業にかなりの時間を費やしています。ちなみに当農園でも昨年からこのオーレックの除草機を使っています。無農薬栽培の話はまた別の機会に。
今年のゴールデンウィークも終わり。皆様はどんな休日だったでしょうか。私ども稲作農家はちょうど田植えシーズンの始まりで、連日の田植え週間でした。まずこの時期に休日という日は無いです。 今年から新車です。昨年まで使っていた機械とは違って新品はやはり順調に作業が進みます。昨年まではどこかが調子が悪くなってすぐに修理を呼ぶことが多かったのですが、今年はかなり快適でした。 一番変わったのが自動運転。人間が運転しなくても自動で植えてくれます。ハンドルが勝手に動くのが衝撃的でした。植えながら苗や肥料の補充が出来るのが機械を止めなくても良いので便利です。 ただ、まっすく植えてくれるのかというとそいうことはなく、曲がるときは曲がります。地盤が傾いていたり石を踏んだりして機械が進行ラインからずれると、それを修正しようとしてゆっくり調整しながら元のラインに戻ろうとするので、そこらへんは人間の運転と同じです。 連休中にハナエチゼンと無農薬のコシヒカリ1回目の田植えが終了。今のところ問題はなく順調です。次は無農薬のミルキークイーンと「にこまる」の田植えの予定。今年もたくさんの品種作柄があるので、田植えシーズンはかなり忙しいです。まだ種まきも終わっていないものもあり、6月の中旬までずっと田植えが続きます。
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福井県もようやく桜が満開になりました。毎年、桜の開花の時期に1回目の稲の種まきが始まり、育苗と田植えを繰り替え
田植えまで1ヶ月となりました。そろそろ苗の準備に取り掛かりたいと思います。まずは種の消毒から。 いつもの温湯消
3月に入ってからというもの雨がずっと続いていて、一向に”春らしさ”というのが見えてきません。日本もとうとう雨季
2月後半からかなり暖かくなって、もう外作業をしてもいいかな?と思っていたら今までずっと雨の日。ようやく雨が上が
今年の冬は一段と暖かく、まだ2月の中旬ですが、もう4月の陽気。前回降った雪もあっという間に消えてしまいました。 例年だと3月頃から田んぼの準備を始めるのですが、今年はそろそろ始めてもよさそうな雰囲気。天気だけ見るともう雪は降らなさそうですが、他の農家さんはまだ誰も動いていないので、こっちも少し様子見です。 例年だと、福井県の田植えは4月下旬頃からがメインシーズンになりますが、2月からこれだけ暖かいと田植えの時期も早くする必要があるのかもしれません。栽培時期がずれると収穫期も変わってくるので、自然環境に合わせて行う仕事というのは難しいです。 春というと自然界の生き物は子育てのシーズン。今年のコウノトリはどうでしょうか。今年は雪解けとともにかなり早めにやってきたので期待できそうです。
2024年の冬は今年も暖かくて、雨は降っても雪にはならず、このまま春になるのかな?と思っていたら急な大雪。一晩で結構積もりました。 昨日までは全く雪が降っていなかったのに、朝起きたらこんな風になっていたら驚きます。風景がほぼ白と黒だけになって、色数も減るのか画像のファイルサイズもいつもよりも小さくなるのがちょっと面白いです。 一晩でだいたい40cmぐらいでしょうか。これくらいなら大丈夫ですが、1mを超えると屋根の雪を降ろさないといけないので大変。近年はそこまで積もることもなくなったので、だいぶん楽にはなりました。 道路はこんな感じ。田舎は車が無いと何もできないので道路は本当にライフライン。食糧はもちろんですが、救急車、消防車、電気や水道の問題が発生しても道路が通れないと死活問題なので雪国の冬は生活するのも大変。都市部の生活に慣れてしまうと不便な田舎に帰りたくないというのも理解できます。 雪は降っただけ積もるので、数時間おきに敷地内の雪を除けるもの雪国の日課。いい運動になります。
遅くなりましたが、新年明けましておめでとうございます。 2024年もよろしくお願いいたします。 今年は正月から大変な出来事がありました。 地震の被害についてですが、私どもの地域は建物が大きく揺れたぐらいで特に被害はございませんでした。たくさんの方からお声がけをしていただき、ありがとうございました。震災地に近いためか、毎日何度も頭上をヘリが飛んでいるのが平常ではないというのを実感させられます。被災された全ての皆様に心よりお見舞いを申し上げます。 2024年の正月は年末に続きとっても暖かい。雪が積もるどころか降りもしない。ここ数年の地球温暖化による気候変動も自然災害並に怖さを感じます。理不尽な出来事というのは農業をやっていると多々経験するのですが、そのたびに思うのは、"備え"をしておくこと。何も起こらなかったら無駄な労力では無く「それで良し」。やらなかった後悔よりはよっぽど安心できます。
今年も一年間ありがとうございました。 2023年も残り数日。先週雪が降って30cmほど積もりましたが、この暖かさなのであっという間に雪が消え、もう冬も終わり?というような気候の福井県です。気温が10度前後もあると暖かいですね。2024年の正月は春の陽気で迎えられそうです。 2023年はというと、冬が短くなり、春と秋がほぼ無くなって、夏が半年ぐらいあったような感じで、「今年も暑かった」という一年でした。 2024年の栽培は今年よりもさらに苛酷になりそうです。水不足に猛暑、さらに今年は熊の出没で身の危険を感じながらの農作業と、作物にとっても私たちにとっても栽培環境がだんだんと厳しくなってきており、今のところあまり良い話題も無いので来年も忍耐の一年になりそうです。 今年も一年間ありがとうございました。 2024年も高山農園をよろしくお願いいたします。
稲の害獣というと主にイノシシとシカ。どちらも収穫が出来なくなってしまうほどの被害が出るので、対策をする必要があります。 10年ほど前までは収穫前になるとこのような感じで田んぼの周囲に電気柵や防獣ネットを張って、田んぼにイノシシが入ってくるのを防いでいました。電気柵は動物にとっては非常に有効で、防獣ネットと組み合わせて一気に突破できないようにすれば、ほぼ大丈夫でした。これでイノシシの被害はほとんど止まったのですが、 今度は田植え直後から鹿が出没するようになり、3mほどの支柱を立て、それに紐を張るなど、シカ対策も必要になってきました。シカは厄介で、2mでは簡単に跳び越えるのでどうしても3mの高さは必要。それゆえ作業をするのも大変でした。 害獣対策の柵をした後は草刈りも一苦労。ネットや電気柵を切断しないか、草刈り機が紐に引っかからないかなど危険なこともありました。 しかも町内の道路脇がこんな感じになるので景観も悪くなります。 かと言って、何もしないとイノシシに土手を崩される・・・・。 田んぼ1枚ごとにする必要があるのでそれだけでも大変な労力ですが、作物のことを考えるとどうしても対策をする必要のある作業でした。 しかし2020年から田んぼではなく、動物が出てくる山の麓に獣害フェンスを設置する作業を始め、今年で4年目になります。農家個人で田んぼを囲むのではなく、町民で町内ををぐるっと囲む作業で、毎年1kmづつ延長しています。 山の斜面に高さ2mのワイヤーメッシュの柵。斜面の勾配があるので、2m以上の効果があります。高さがもっと必要な場所はこの上に電気柵。こんな感じで町内をぐるっと4km囲いました。実感としてはイノシシやシカの被害はほぼ無くなり、個々の農家での獣害対策もほぼする必要が無くなりました。 山間の田んぼでも柵をしなくても良くなり、かなりすっきりしました。ただ、これで終わりではなく、定期的な補修をしないといけないということ。また、1つの町で終わるのではなく、地域全体での取組も必要なこと。もう1つ、川からもイノシシやシカは上がってくるのでこれをどうするかということ。 結果としてはかなりの効果を上げているので良かったと思います。あとはこれをどれだけ維持できるかでしょうか。また、この柵、少しでも熊から逃げる時間を作ってくれることも期待できます。  
12月に入っても冬の訪れというのを感じることが出来ず、暖かい日が続いています。夏が異常に暑かったので、今年の冬はその反動でかなり寒くなるかな?と思っていたのですが、そんな様子は全くなさそうな今年の冬です。 北陸地方でこんなにいい天気が続く12月というのは今までなかったと思います。暖かくて過ごしやすいです。 10年前の2013年12月の風景。だいたい毎日こんな感じでどんよりしているのが普段の光景。気候が変わってしまったというのを実感しています。 11月の草刈り。夏の草刈りとは違って涼しいのでかなり快適です。近年は害虫の発生も多くなっており、今年は全国的にカメムシが大発生しました。冬が暖かく短くなったので、餌も多く越冬してしまう虫が多くなったのが理由の1つで、こうやって秋草を刈るのもその対策です。虫のねぐらになる雑草を減らして、少しでも次年度の脅威になる害虫の発生量を減らしたいと思っています。 水路に刈草や泥が詰まっていると田んぼに水が流入するので、水路の清掃なども行います。冬の間の田んぼは乾かすか、水を張るかのどちらか。中途半端に水が入ってくると都合が悪いのでこの辺りもしっかりと。 また、田んぼへの出入り口の補修なども。ガタガタになっているとかなり危険なので地味な作業ですが、こんなこともしています。栽培以外でも農地の管理も大切な作業の1つです。
やっと今年の稲刈りが全部終わりました。 8月後半から始まった稲刈り。今年は夏が長く9月中盤まで暑かったので、稲刈り作業もかなり大変でした。でも不思議と台風が来なかったので、それだけは安心できました。収穫直前に台風が来ると稲が倒れちゃいますからね。 暑さと言えば稲にも当然影響があり、白濁米や着色米が異常に多い今年のお米。あまりにも多すぎて取り切れないので、全体的なお米の品質も例年に比べると良くないです。暑さに強い品種というのも開発されていますが、あんまり効果は出ていないみたいです。 10月中盤にもなると陽が出ていないとかなり寒いです。先月まで以上に暑かったせいか余計に今年の秋は寒く感じます。今年も残り2ヶ月ちょっと。稲を刈った後の田んぼは耕して春までお休みです。
稲刈りが始まると急に忙しくなって全く更新が出来ず、申し訳ございません。作業の方はというと、4月末~5月の連休中に植えた稲は刈取り終了。だいたい全体の5分の2ぐらいは終わったでしょうか。まだまだこれからです。 今年は残暑というか、9月に入ってもずっと終わらない夏がづついている様で昼夜を通して暑かったですが、今回の台風でやっと涼しくなってきました。この暑さ、稲にも影響があります。 8月の高温期に成熟したお米はとにかく白いお米が多いです。いわゆる「乳白米」で、デンプンの代わりに空気が多く入ってしまったお米で、高温障害に遭った代表的なお米です。炊くと崩れやすいです。選別をしても取り切れないくらい混じっているのでどうしようかと思っている次第です。 近年の夏の高温、野菜も被害が多いとよくニュースになっていますが、お米もこの有様です。品質だけでなく実りも悪く、収量も全体的に少なめ。農作物にとっても過酷な酷暑、これからずっとこの調子になってしまうのでしょうか。
今回の台風7号は福井県は当初は直撃コースでしたが、西にそれてくれて心配したほどの影響はありませんでした。そこそこ雨が降ってくれたので作物にとっては恵みの雨になりました。約1か月ぶりの雨です。 . 台風が持ってくるのは雨風だけではなく、"秋"を呼ぶものだと思っています。先週までとは気候も変わって夕立が降るようになり、日中も雲が多くなりました。日差しも少し柔らかくなって、外作業をしていても幾分楽に感じています。少しづつですが秋に近づいています。 そろそろ稲刈り開始です。早い人だとお盆中にコンバイン(稲刈り機)が田んぼで動いていました。うちの田んぼのハナエチゼンもいつ刈っても良いくらいなのですが、雨が・・・。これからは降って欲しくないのですが、なかなか思い通りにはいきません。 稲刈りは8月後半から10月中頃までの予定。稲刈りシーズンは田植えシーズン以上に忙しいので、体調を崩さない程度に頑張っていきたいと思います。
今回の台風6号について。こっちの方までくるかな?と思っていたらかなり西の方で北方へずれてしまったみたいで、期待していた雨は今回も見送りです。 雲はそこそこ流れてくるのですが、降りそうで降らない福井県です。梅雨が明けて20日間まとまった雨が全く降っていないのでそろそろ取水制限がかかりそうです。毎日ダムの貯水率を確認していますが減る一方。でもすこしづつに秋に向かっている様で、天気予報でもやっと雨のマークが出てきました。来週、お盆の頃に期待です。 稲の方はというと、水もあまりもらえず毎日とにかく暑いので急激に色づいてきました。ハナエチゼンは例年よりも早めに稲刈りになりそうです。昼夜の寒暖の差があまり無いというか、昼夜を通して暑いこの時期に成熟するお米は新米とはいってもあまり期待の出来ないお米です。そろそろ涼しくなってきて欲しいのですが、こればっかりは神頼みです。
この時期の作業は追肥と田んぼの周囲の草刈りがメイン。どっちも炎天下での肉体労働なので毎日かなりヘトヘトになります。 5月の上旬に植えた無農薬栽培のミルキークイーンも穂が出てきました。種子を発芽させるところからずっと面倒を見てきたので、次世代のお米が出来るとやっぱり嬉しいですね。このまま順調にいけば9月半ばには稲刈りの予定。 一番最初に植えたハナエチゼンはこんな様子。小さい穂ですが少しづつ傾いてきました。こちらは8月20日過ぎには収穫できるかな、といったところです。 今年も梅雨明けからずっと晴天続きなので水不足が心配になってきました。そしてもう1つの心配事は台風。これだけ高温の状態が続いていると、とんでもない勢力の台風が発生しそうで不安です。無用な心配だと良いのですが・・・。
今年は"梅雨らしい"梅雨で、雨も多くジメジメした日が続いています。こんな天気を喜んでいるのは稲くらいだと思います。 昨年のような全く雨の降らない梅雨とは違って今年はいつもの梅雨空。水稲栽培にとってはこの時期の雨は貴重で、稲刈りまでの貴重な水源になります。今年は取水制限が無いと良いのですが。 そろそろ稲の生長が止まって穂を作る準備を始めるので、追加で肥料を散布します。写真のような機械に肥料を詰め、これを背負って田んぼの周囲を歩きます。風の力で肥料を飛ばす散布機なので結構広範囲にバラまけるのですが、 あんまり大きな田んぼだと田んぼの中に入らないといけないのがかなりの重労働。30kgぐらいの荷物を背負って泥の中を歩くと3歩目ぐらいから汗が吹き出します。でもこの作業をするとしないとでは収穫の成果が全く違ってくるので、田んぼへの最後の仕事だと思って何とか頑張っています。 夕立というか近年はゲリラ豪雨と言った方が聞き馴染みがある激しい雨。この時期はこの雨が非常に多いですが、一息付けるので自分たちにとっても恵みの雨。7月も中盤になってきたのでもうそろそろ梅雨も明けるでしょうか。梅雨が明けると地獄のような暑さになるのでもうちょっと梅雨が続いてほしいです。 野ウサギ。どこから来たのか知りませんがビニールハウス跡の草むらの中に住み着いているようで最近よく見かけます。捕まえたらギャーギャー鳴くので、ウサギはこんな声で鳴くのかとびっくりしました。
田植えが終わってひと段落。これからは稲の穂が出るまでの田んぼの管理をします。 育苗で使用したビニールハウスは育苗期間以外は使用しないので、シートを外して片付けます。骨組みだけの状態にしてまた来年です。 田植え後から出穂までの期間の主な仕事は田んぼの溝切り、追肥、無農薬栽培圃場の除草作業、そして時間が少しでもあったら田んぼの周囲の草刈り。 新幹線駅前の田んぼは今年はミルキークイーンを作付けしました。おそらく今年でこの田んぼともお別れの予定。この辺り一帯の再開発で自治体買い上げとのこと。道の駅を併設した駅からは賑やかな音楽が聞こえてきますが、こっちはまったく楽しくないあぜ道の草刈り。 この駅はコウノトリをモチーフにデザインしたとのこと。白メインの駅舎に両端が黒色でコウノトリの白いからだと黒い羽根を現しているそうです。コウノトリと言えば、 コウノトリは近くの田んぼにだいたい毎日いるのですが、巣塔はカラスの縄張りの中にあるのでなかなか近づくことが出来ない様子。ですが今年はかなりアグレッシブで、3匹構成で何とか巣塔をカラスから奪い返そうとかなり頑張っています。どこから仲間を呼んできたのかは知りませんが、コウノトリは結構仲間思いみたいです。以前は4匹で鳶に挑んだことがありましたが、その時はコウノトリの負けでした。自然界でも理想の家を手に入れるには戦って勝ち取らないといけず、厳しいみたいです。
やっと田植えが終わりました。今年も長かったです。 毎年少しづつ栽培面積が増えているので仕方がないのですが、だんだんと田植えが終わる時期が7月に近づいてきました。この頃になると、どの農家が最後まで田植えをしているかという話が田舎の世間話の話題の1つなのですが、うちよりもまだ残っている農家さんがいるようで、なんとなくチキンレースをしているような感じになってきます。 田植終盤は梅雨に入ってしまい天候が心配だったのですが、何とか植え終わることが出来ました。田植えと稲刈りという2大イベントのシーズンは梅雨と秋雨の時期とちょうど重なるので、天気予報を一日に何度も見るようになります。何度も見ても天気は期待通りには変わらないんですけどね。 とりあえず田植えが終わったので一段落です。明日からは育苗関連の片付けと田んぼの溝切り、追肥、地獄の畦草刈りの開始です。
田植えシーズン中はとにかくやることが多くて、こちらの更新も全くできない状態でした。楽しみにしていただいている皆様には申し訳なく思っております。田植えの方はようやく終わりが見えてきました。 田植えも苗は残り1棟分。4月末からの田植えもあと3日ほどで終わる予定です。早く終わわりたい、ようやく終われる。この頃になるとだいたいみんなそんな感じになります。 最近異常に蒸し暑いと思っていたら、いつの間にか梅雨に入っていました。あまりの忙しさに日にちも気に留めなくなっているのですが、もうそんな時期なのかと・・・。そういえばもうすぐ夏至ですね。今年も残り半分。 忙しい理由の1つが、無農薬栽培の田んぼが20haを超えたこと。水田内の除草作業という普通の農家さんはやらない余分な仕事があり、この作業にかなりの時間を費やしています。ちなみに当農園でも昨年からこのオーレックの除草機を使っています。無農薬栽培の話はまた別の機会に。
今年のゴールデンウィークも終わり。皆様はどんな休日だったでしょうか。私ども稲作農家はちょうど田植えシーズンの始まりで、連日の田植え週間でした。まずこの時期に休日という日は無いです。 今年から新車です。昨年まで使っていた機械とは違って新品はやはり順調に作業が進みます。昨年まではどこかが調子が悪くなってすぐに修理を呼ぶことが多かったのですが、今年はかなり快適でした。 一番変わったのが自動運転。人間が運転しなくても自動で植えてくれます。ハンドルが勝手に動くのが衝撃的でした。植えながら苗や肥料の補充が出来るのが機械を止めなくても良いので便利です。 ただ、まっすく植えてくれるのかというとそいうことはなく、曲がるときは曲がります。地盤が傾いていたり石を踏んだりして機械が進行ラインからずれると、それを修正しようとしてゆっくり調整しながら元のラインに戻ろうとするので、そこらへんは人間の運転と同じです。 連休中にハナエチゼンと無農薬のコシヒカリ1回目の田植えが終了。今のところ問題はなく順調です。次は無農薬のミルキークイーンと「にこまる」の田植えの予定。今年もたくさんの品種作柄があるので、田植えシーズンはかなり忙しいです。まだ種まきも終わっていないものもあり、6月の中旬までずっと田植えが続きます。
昨晩からの強風。皆様の地域はいかがだったでしょうか。毎年必ず一度はとんでもなく強い風が吹く日があるのですが、それが本日でした。当農園の育苗ハウスは今年は大丈夫でした。 朝5時。事前に準備しておいた防風ネットの有難みを感じた朝でした。数年前に一度ビニールが飛ばされたことがあり、それ以後は対策として防風ネットを張るようにしています。毎年のことなので、準備しておくと気分的にも安心できます。 それでも留め具が外れてバタバタしているところもあるので早朝から修復。育苗ハウスに出したばかりの苗も入っているので、何ともなくてよかったです。 続いて田植えの準備。ハナエチゼンの苗も大きくなりました。3葉で15cm以上あり、ちょっと大きくなりすぎました。今年のこの暑さなら仕方がないのかもしれません。 根の張りも十分。育苗箱に種をまとめて蒔いて育てる苗を「マット苗」というのですが、その名のとおり敷物のように苗の根どうしが絡まって織物みたいになります。そのため、苗をつかんで持ってもちぎれたりせず、この形のまま田植え機にセットして植えることが出来ます。根の張りが悪いとボロボロに崩れてしまうので、苗の長さよりも根張りの方がとっても大切です。 育苗ハウス内にローラーを設置して苗を出す準備も完了。軽トラックが入れるような大型のハウスでは無いので、外まで一度出さないとトラックに積めないのが手間です。
毎日天気が良い日がつづいて外作業をしていると暑いくらいですが、皆様の地域はいかがでしょうか。田んぼのカエルの声も日に日に大きくなってきています。 4月の最初に種をまいたハナエチゼンの苗ですが、現在のところ2葉12cm前後でしょうか。毎日これだけ暑いと生長も早いです。あと10日ほど育苗を続けて4月末に田植えの予定です。今のところ順調です。 こちらは先日ビニールハウスに出したばかりのコシヒカリの苗。この苗はここまで全く農薬を使っていないので、プールに水を張るまでは温度管理にかなり気を使っています。 人間も季節の変わり目は体調を崩しやすくなりますが、植物も同じで、寒暖差があまりにも大きいと弱ってしまいます。苗が小さいうちは抵抗力も弱く病気にも感染しやすいです。 毎年よく発生するのがムレ苗や立枯れ。苗の一部が円状に枯れてしまう病気で、4月末~5月中旬の育苗期に特に多く発生しています。ちょうど季節が春から夏へ変わる時期で、天気や気温が安定しないのが原因かな?と思っています。プールに水を張ってしまえば水温の変化もゆっくりになるので以後は安心です。 苗の生長も良いですが、田んぼの畦道の雑草の伸びも今年は良すぎです。そろそろ田植え前の1回目の草刈り開始。雑草にもさまざまなタイプがありますが、この時期はシロツメクサやカラスノエンドウなどの豆科の雑草が旺盛で意外とてこずります。
ハナエチゼンの種まき後の続きです。 芽出しのために保温をしてからだいたい3日ぐらいで土から芽が伸びてきます。芽出しの機械の中は真っ暗なので、出たばかりの芽も真っ白。これが日光に当たると緑色に変化していきます。「もやし」が真っ白なのと一緒です。 ビニールハウスの床に育苗箱を手作業で並べていきます。これがかなりの重労働で、土って意外と重たいです。土に触れる機会なんて農業をやっている人以外ではあるのでしょうか? 気温チェック。晴天だと朝9時で育苗ハウス内は40度。気温と地温は少し違いますが、暑いことには変わりないので、育苗中は25度前後に保てるように管理します。と言っても5月になれば外気も30度近くになってしまうので理想通りにはいきませんが・・・。 苗出し後、さらに3日ほどで1葉目が出てきます。今度は最初から日光に当たっているので葉っぱも緑色。 1枚目の葉っぱが開いてきたら、育苗箱の側面に木枠を当ててビニールシートでプールを作り、 水を張ります。これでハナエチゼンの育苗でやることはほぼ完了。後は田植えまでまでプールの水が無くならないようにするだけ。この段階で苗に問題がなければ田植えまでに失敗するということはまず無いので、とりあえず一安心です。次は早植えのコシヒカリの準備に入ります。
毎年一番最初の種まきは「ハナエチゼン」という品種から。この品種は栽培が楽でしかも早生栽培が可能なので、福井県ではだいたいどの農家さんもコシヒカリの前の品種として植え付けをしています。 種を水に1週間ほど浸けておくと、お米が芽を出す準備が整います。そうしたら、少し加温して一気に発芽させます。 一晩でだいたい出揃います。種からほんのちょっとだけ出すのが良いのですが、ずっと監視しているわけにもいかないのでなかなか難しいです。品種によっても、産地によっても発芽勢が違うので経験が頼りです。 種の準備が出来たら播種(はしゅ)機という機械で育苗箱に種をまいていきます。ベルトコンベア上を流れ作業で、下土、水、種、上土という具合で1時間で350枚ぐらい出来ます。床土の水分が多すぎると種が窒息してしまうことがあるので、ポイントは水は気持ち少なめにすることでしょうか。昔はよくこれで苗をダメにしました。 最後に土から芽が出るまで数日加温します。種から芽は出ているので加温せずに外へ持っていってもそのうち土から芽は出てくるのですが、出芽を揃えるためにあえて加温をします。失敗の出来ない育苗。何事も最初が肝心なので、出来るだけ安定した均一な状態の苗作りを目指します。
植物も動物と同様に様々な病気があります。特に、発芽したての一番抵抗力の弱い時期に感染しやすく、育苗の段階では様々な病気が多く発生します。そのリスクを軽減するために種子消毒を行います。 まずは例年通りハナエチゼンという品種の消毒から。稲には様々な品種がありますが、その品種を決定する1つの要素に栽培適期というのがあります。全てのお米の栽培時期が同一時期だと、田植えや稲刈りが間に合わなくなるので、時期をずらして作業がしやすいように調整されています。福井県だとハナエチゼンは早生品種で4月後半からの田植え、コシヒカリだと5月中旬以降の田植えが適期みたいです。ですが近年は高温化の影響でゴールデンウィークの頃からコシヒカリを植える人もいれば、当農園みたいに6月中旬にコシヒカリを植える農家もあり、それぞれの事情でバラバラです。 ほとんどの品種はお湯で消毒しますが、このハナエチゼンという品種はなぜか温湯消毒では失敗続きなので、昔ながらの薬剤での消毒をしています。自分のやり方が悪いのか未だによくわかりません。高山農園では使わなくても良い農薬は使いませんが、このように使わないと失敗のリスクが非常に強いものには薬剤を使用しています。育苗での失敗はやり直しが非常に大変というか失敗が出来ないので、とにかく安定して作業が出来るよう取り組んでいます。 消毒後は、1週間ほど水に浸けて芽が出やすいようにお米に吸水させます。種籾用のお米と食用のお米は基本的に同じですが、1つ異なるのは種籾用は低温で乾燥させていることです。高温乾燥だと中の玄米が死んでしまうので水に浸けても発芽しません。発芽玄米を作ろうと思って玄米を水に浸けても発芽しない場合があるというのはこれが理由の1つです。
今日の作業はビニールハウスのシート張り。ビニールシートは紫外線や雪で痛むので、育苗をする期間だけ張っておき、使わない時期は外しておきます。 ハウスの側面を張って、天面を掛けて、ビニール紐で全体を固定して完了。だいたい1棟あたり1時間~1時間半ぐらいの作業です。風が強いと作業が出来ないので、早めの午前中がねらい目。 0.15mmのシートですが、たったこれだけのシートを張るだけで内部はかなり暖かくというか暑くなります。 外が10度前後でも内部は35度。保温用のビニールハウスですが、天候によっては温度調節をこまめにしないと苗が死んでしまいます。ベテランの農家さんでも苗を焼いてしまったという話を毎年のように聞くので、子育てと同じで育苗も目が離せず手がかかります。次はようやく種の準備です。
春になって暖かくなったかと思うと、雨や北風が吹いて寒さがぶり返してくるような今日この頃です。農業は体が資本なので、暖かい日は外作業、寒い日は屋内整備と体調を崩さないように作業を行っています。皆さんも体調管理には気を付けて下さい。 資材の搬入も始まりました。栽培で使用する肥料です。農作物の栽培とは、この肥料を食べることが出来るように太陽エネルギーを使って植物に変換する作業です。近年はこの肥料が世界的に高騰しているので、肉、野菜全て値上がりしてしまうのも仕方がないことかもしれません。 今年の栽培で使用する種もみ。生産元の品種保証付きなくらいで、普段食べているお米と中身は同じです。お米は品種信仰がとても強いので、この品種の保証が稲作ではとっても大切。未消毒なので、モミすりや精米すれば食べることが出来ます。 育苗で使用する機械の準備。倉庫から引っ張り出してきてまず清掃と動作確認です。一年ぶりに使用する機械は動くかどうかが毎年心配になります。 播種機(稲の種をまく機械)も定位置にセット。10年以上使っていますが、まだまだ動いてくれそうです。今年も4000枚以上苗を作る予定です。 育苗施設はというとまだこんな骨組みだけの状態。4月の1週目にはここに苗が並ぶ予定なので、そろそろシートを張ろうかな?といったところです。育苗が始まると急にやることが多くなってくるので、頑張っていきたいと思います。
3月になると日に日に暖かく過ごしやすくなってました。外作業をしていると暖かいというよりは暑いです。育苗開始まではまだ少し時間があるので、余裕のあるうちに雑務をしておきます。 水栓の修理。各田んぼにはこのような水栓が付いていて、この蛇口をひねれば水が出てきます。昔と比べるととっても便利になりました。が、結構部品が劣化して水漏れもよくするので、全部の田んぼを回って修理です。 続いて、水路の掃除。枯草や泥が溜まっているので、 小型のスコップで泥上げです。これがかなりきつい作業で、冬の間になまった体にはつらいです。力任せに持ち上げると腰を痛めるので、膝を使ってちょっと工夫して作業をしています。 山裾の常に水が流れてくるような水路も泥上げをしておきます。こういう場所は自然のビオトープみたいになっていて、 カニや、 特大のドジョウ、 白いザリガニ?など、様々な生き物が住んでいます。自分が子供の頃はこういった場所でザリガニやカエルを捕まえて遊んでいたことを思い出しました。最近だと田舎でもまずこんな遊びをしている子はいないので、少し残念に思います。自然の土や水、生き物に触れる機会というのもこれから益々減っていくのでしょうか。
2月も後半になると急に暖かくなってきて、残雪もほとんど消えてしまいました。そろそろ今年の稲作の準備に入ります。 まずは施設内の片付けから。これから育苗で施設を使用するので、邪魔になる機械と備品の移動。稲作はトラクターや田植え機など移動可能な機械から、乾燥機などの施設固定の機械まで本当にたくさんの機械を使用します。また、シーズンごとでも使用する機械が異なるので、その都度、準備と片付けを繰り返しています。毎年作付面積を拡大している農家だと、当初の施設では場所が足らなくなってどんどん施設を増築していくので、結構変な形の施設や倉庫になっていきます。将来を見越して大きな施設を最初に建てるのが良いのですが、なかなか難しいと思います。 今まで使ってきた田植え機。毎年30ha分をこの一台で植えてきましたが、一昨年ぐらいから急に修理頻度が増えてきました。昨年はかなり致命的な故障もあり、もう買い替えた方がいいんじゃない?ということで、 今年から新車です。農業機械にも自動運転の流れが来ていて、この田植え機だと田んぼ内を自動で植えることが出来るみたいです。ただ、他の農家さんがこの機械を使っているのを見ていると、なかなかまっすぐには植えてくれないようです。また、GPSを使っているので曇っていると精度が悪くなるとのこと。でも、田植えに関わる作業人数は減らせそうなので、それには期待です。 今年の気候予想は一年を通してかなり高温気味とのこと。冬の間もあまり雪が降らなかったので、害虫も多く発生しそうです。今年も稲作にとっては厳しい年になりそうですが、頑張っていきたいと思います。
2023年も始まったと思ったらあっという間に1月が終わり。先週からの寒波の影響で福井県もかなり雪が積もりました。 道路もグチャグチャ。除雪で道路わきに1mの壁が出来ていますが、最後はこれを人の手で片付けます。そうしないと自分の家への出入りが出来ないので、除雪車が通るたびに雪除け作業です。 水が張ってある田んぼも真っ白。50cm以上は積もっているので、雪が無くなるまでは外作業はお休み。これが雪国のつらいところです。今回は10年に1度ぶりの寒波なんて言われていたのでかなり心配していましたが、思ったよりも深刻な状況にならなくてよかったです。10年前なんて1m以上も積もって自分たちの生活にも支障が出るレベルだったのでほっとしました。 だいたい毎年3月には雪が消えるので、そうしたら急いで育苗の準備です。今年の作付け予定もある程度は決まったので、3月からはそれに沿って10月の稲刈りまでの作業をします。雪解けが待ち遠しいです。
明けましておめでとうございます。 今年も皆様に喜んでいただけるようなお米作りに取り組んで参りますので、今後とも高山農園のお米をよろしくお願いいたします。 今年も正月から食品値上げのニュースが多く報道されていますが、その原材料を作っている農家からすると、"仕方がないかな"といった感想です。農産物の生産コストがとんでもなく上がっているというか現在も上がり続けているので、食べ物の価格は今後も再値上げが続くと思います。 今までは農業と言うと、自然環境だけが敵のような感じでしたが、これからは生産環境も厳しくなり、ますます農業が困難な時代になりそうです。それでもしっかりと前を向いて頑張っていきたいと思います。
ご連絡が遅くなりましたが、新年1月4日まではお休みをいただきます。今年も一年間ありがとうございました。 先週の大雪は大変でした。今年の冬の特徴はとにかく雨量が多いような感じです。気温はまだそれ程低くはないので雨混じりの雪といった感じですが、寒気が来ると一気に積もってしまいます。今年の冬は積もりそうです。 ニュースなどで関東や関西地域の様子を見るといつも晴れているので、同じ日本でもこれだけ天気が違うのかといつも不思議に思います。福井県は毎日雨か雪が降っていて、毎年恒例の陰鬱な冬の天気です。 今年の稲作で苦労が増えたのは生産コストの上昇。燃料代、電気代、肥料代と農作物の生産に関わる全てが上がり、さらに今後も上昇傾向との事なので、来年も農畜産物だけでなくその加工食品の値上げも予想されます。高山農園のお米をご購入いただいている皆様にはできるだけ負担にならないようにと考えております。 来年も皆様に喜んでいただけるようなお米作りを頑張っていきますので、またどうぞよろしくお願いいたします。良いお年をお迎えください。
25年ぐらいぶりに自動車教習所へ行ってきました。今回取得した免許は大型特殊免許。なぜかというと、近年農作業で使用する機械が大型化していて、公道を走る場合はこの免許が必要だからです。特にトラクターは農地間の移動で頻繁に道路を走るので、これをもっていないと無免許運転になってしまいます。 普通免許は別の教習所で取ったので、この地元の教習所へ来たのは初めて。実技講習を6時間受けて、そのあと検定で合格すれば免許取得とのことですが、・・・ 講習ので乗るのはホイールローダー。運転席が車体の中央で、前輪と後輪が同じ軌道を通る内輪差の無いタイプの機械です。もちろん初めて乗るのと、機械自体も大きいので最初はかなり怖かったです。ただ、このタイプの機械は田んぼで使用する乗用管理機と同じなので、運転自体はすぐに慣れました。 一番大変だったのがやっぱりコースを覚えること。たった6時間で検定で走る可能性のある2コースを覚えないといけなかったので、頭の中がごちゃごちゃになりながら走っていました。また、進路変更や巻き込みの呼称確認もほとんど忘れていたので、思い出しながら走るのも一苦労。普通免許を持っている人でほとんど落ちる人はいないと聞いてはいたのですが、検定はかなり緊張しました。それでも一応合格。 この免許、持っていてもあまり役に立ちそうにないのですが、雪国だと冬季期間は除雪の仕事があります。正にこの機械で除雪をするわけで、冬前は大型特殊免許を取得しに来る人が増えるとのことです。天気予報では来週から降雪の予報が出てきました。今年は大雪の予想なのですがどうなるでしょうか。
ここ最近の世界情勢により肥料が高騰しており、化学合成肥料などは今までよりも2倍近い値段になるとのことです。有機質の肥料もそれにつられて値上がりしています。栽培で使用する肥料を自分たちで作ることも今後は考えていく必要があるのではと、最近考えています。 ということで、毎年この時期に作っている「米ぬかともみ殻の堆肥」。田んぼで使用するのではなく、畑用です。理由はあまりたくさん作れないのと、散布する方法がないこと。たくさんの量を作ろうと思うと作成用の重機、散布用の機械がいるので、そこまで大々的には現状できないです。 自分で乾燥調製をやっている農家さんならわかると思いますが、後始末に困る大量の「もみ殻」。これを堆肥にして少しでも減らせればと思います。捨てたり燃やしたりするとゴミですが、田んぼに返せばこれも肥料になるので、出来るだけ自然循環に貢献できるような栽培が出来ればと思います。と言っても、モミ殻はそのままだとなかなか土に還らないので、ちょっと工夫してあげる必要があります。 もみ殻と米ぬか、水を混ぜて山にしておくと勝手に発酵が始まります。稲ワラやもみ殻には納豆菌のような枯草菌がたくさん付着しているので、それらの栄養になる米ぬかを混ぜてあげると一気に活動を始めます。 数日で60度近い発酵温度になり、手を突っ込むと火傷するくらいの熱さです。これが菌の力なので、自然の力というのはすごいと思います。微生物の発酵熱を利用した冬場の栽培などもあるみたいなので、なかなか奥が深いです。 ただ、これだけの温度だとすぐに乾燥してしまうので、定期的に水を補給してあげる必要があるのですが、今回は豆腐屋さんで新鮮な「おから」が手に入ったのでこれを混ぜてあげます。おからには水の他に、タンパク質(窒素成分)もたっぷり入っているので、堆肥の栄養価もより高めることが出来るのではないか?と思います。これも、「捨てればゴミ、生かせば資源」です。
11月も後半、今年も残り1ヵ月となってきました。歳をとるごとに一年一年が早く過ぎるような感じがしています。あともう少しすると雪が降ってくると思うので、天気が良いうちに外仕事で出来ることは全部やっておきます。 米を販売している農家さんはわかると思うですが、精米時に出る米ぬかが一年分となるとすごい量になるので、これを田んぼに戻してあげます。米ぬかは分解するとかなり優秀な有機質の肥料になるので、捨てるのはもったいないです。後は、田んぼを耕して春まで待ちます。 機械も水で洗えるものはきれいに洗って片づけをします。ほとんどの機械は次に使うのは半年後ぐらいになるので、洗浄後はグリス塗布やオイル交換など、またしっかり働ていくれるよう整備をしておきます。 北陸地方の秋は例年だともっとグズグズした感じの天気が多いのですが、今年は良く晴れて気温も高いです。冬はこの反動で厳冬になる可能性もあるので、冬支度だけはしっかりしておきたいと思います。