梅雨が明けていないにもかかわらず、真夏のような日々が続いています。その上、雨も全く降らないので、そろそろ水不足
6月の後半に梅雨が明けてしまって水不足を心配していましたが、逆に田んぼを乾かす時期になってから雨が続いています。水がもらえるので稲は元気なのですが、田んぼがなかなか乾かなくて困っています。 「梅雨の戻り」なんていう便利な言葉があるようですが、6月の梅雨の間は全く雨が降らなかったので、ようやく梅雨入りしたかな?というような感じがしています。なので、今日は梅雨の中休みみたいな良い天気です。 この時期の田んぼは緑一色ですが、品種ごとにどんどん田んぼの色が黄金色に変わっていきます。 久しぶりの良い天気だったためか、「ハナエチゼン」の穂がきれいに出揃いました。気温が上がると一気に花も咲かせます。 今年はカメムシもやや多めな感じ。田んぼにいるカメムシはほっそりとしたスリムな体形をしています。この虫はお米の汁を吸い、虫害に遭うとお米が黒く変色する、いわゆる黒点米になってしまうのでとても厄介です。カメムシは花粉の匂いにつられてやってくるという話を聞いたことがあるので、出穂期に石灰でもまくと臭い消しになってよいかもしれません。
稲が背丈を伸ばす生長を終え、穂づくりの時期に入ったので、追加の肥料(追肥)を散布してやります。 こんな機械に肥料を入れて、これを背負って田んぼの周囲から風の力で飛ばして散布します。肥料がだいたい20kg、機械が10kgぐらいあるので、暑さと重さでこの時期の作業はつらいです。 これは有機肥料。一言で表すと、生ゴミをバラバラにして固めて乾燥させたものです。肥料効率が悪いので、どうしても栽培の途中で今回のように追加で肥料を散布してあげる必要があります。この暑い時期だと臭いも結構きついです。 こちらは化学肥料。作物に必要な成分を固めたもので、生育ステージに合わせてゆっくりと溶け出すので、田植え時に同時に散布してあげるだけで稲刈りまで追肥なしでも問題ないくらいです。品種に合わせた専用の肥料もあり、肥料効率も良いので有機肥料よりも安定して収量が良いです。ものすごく便利なのですが、現在とんでもなく値上がりしています。燃料代も値上がり、肥料も値上がりで、農産物が値上がり、そしてそれを基にした加工食品が値上げされていくのも納得していただければと思います。 コンクリートの畦(アゼ)の上を歩きながら散布するのは落ちそうで怖いです。草刈りをしなくても良いコンクリートのあぜ道ですが、この作業の時だけは大変です。 また、田んぼが大きすぎると田んぼの周囲からは届かない場所があるので、その場合は田んぼの中を歩いて散布します。これが一番きついです。荷物は重いし、足元はひざ下まで泥、おまけに暑いので、1回田んぼの中で散布しただけで汗びっしょりフラフラになります。早くドローンで散布できるようになってほしいです。
やっと降ってくれました。台風が運んできてくれたまとまった雨です。 7月から農業用の取水制限も始まっていたので、このままずっと雨が降らなかったらどうしようかと考えていたところ、何とか雨が降ってくれました。とりあえずは一安心、ということにはならないみたいで、肝心の(日野川へ流れる)ダムの貯水率が46%ぐらいしかなく、今後も心配は続きます。 雨が降ってくれないと農作物も心配ですが、自分たちも休めないので困ります。
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梅雨が明けていないにもかかわらず、真夏のような日々が続いています。その上、雨も全く降らないので、そろそろ水不足
7月に入って、北陸地方は梅雨がまだ明けていないのに毎日暑いですね。この時期はどうしても雨が降って欲しいのですが
梅雨入りしてから急に蒸し暑くなって、最初の数日の外作業はかなりつらかったです。ですが、人間の体はすごいものでこ
田植えが始まってから全く更新できませんでした。たいへん申し訳ございません。毎年同じことをやっているのに今年は特
今年の春はやっぱり寒いのか、雑草もあまり伸びていなかったので少し楽が出来ていたのですが、そろそろ草刈りのシーズ
ちょっと更新が遅れましたが、今年の稲の育苗が始まりました。 皆様の地域の桜はどのような感じでしょうか。日本は南
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先週は雪が積もってまだまだ冬が続くのかな?と思っていたら今週は初夏の陽気。春はどこに行ってしまったのでしょうか
やっと田んぼの雪が消えたので今年の稲作の準備を始めていきたいと思います。例年に比べると雪解けが遅く開始がかなり
今年の冬は昨年までと違ってかなり雪が降りました。数年ぶりの大雪だったので生活面での不便さも久々に実感した冬でも
日頃より、大変お世話になっております。 今年もあとわずかとなりました。 来年も、皆様の食卓に笑顔があふれるよう
収穫後のお米の後始末も一通り終わったので乾燥調製用の機械の清掃と施設の清掃を行います。 約2ヶ月間使った乾燥施
2024年の稲刈りもようやく終わりました。 水稲栽培は基本的に昨年の稲刈り後から始まって、今年の稲刈り終了まで
まだ稲刈り終わっていません。やっと残りあと3反で終わりです。 10月になると日差しも柔らかく日中もかなりさわや
今回の台風10号、太平洋側はかなり雨が酷かったみたいですが、日本海側の福井県はそよ風と適度な雨程度でほとんど被
日本は南北で結構な気温差があるので、稲刈りのシーズンというのは地域ごとに異なっています。福井県ではだいたいお盆
稲の穂が出ることを出穂(しゅっすい)と言います。近年は毎年暑いのですが、今年はさらに暑いのか、穂が出る時期が例
ようやく北陸地方も梅雨明けしました。と言っても、福井県は北陸で一番南なので、1週間ほど前からほぼ梅雨明けの状態
今年の梅雨は本当に雨が多いですね。全国各地の大雨被害のニュースが毎日のように報じられているので、稲にとってはあ
田植えから稲刈りまでの期間は、ほぼ毎日田んぼの周囲の草刈り。農家の作業のうち、作業時間の半分以上が草刈り作業の
今年の梅雨は本当に雨が多いですね。全国各地の大雨被害のニュースが毎日のように報じられているので、稲にとってはあ
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いつも皆さんが見慣れている田んぼというのは、たぶん稲だけが水面から出ているだけの状態だと思いますが、これはほと
7月に入って、今年は雨が多い梅雨らしい梅雨を迎えています。昨年はこの時期にほとんど雨が降らなかったので、今年ぐ
ご無沙汰しております。やっと2024年の田植えが終わりました。 ギリギリですが、今年も何とか梅雨入り前までに田
今年のGWはいかがでしたでしょうか。どこかへ遊びに行った人もいれば、お家でゆっくりされた方もいらっしゃると思い
そろそろ5月の大型連休の時期ですが、稲作農家にとっては田植え週間です。専業農家はもちろんですが、農業以外の仕事
福井県もようやく桜が満開になりました。毎年、桜の開花の時期に1回目の稲の種まきが始まり、育苗と田植えを繰り替え
田植えまで1ヶ月となりました。そろそろ苗の準備に取り掛かりたいと思います。まずは種の消毒から。 いつもの温湯消
3月に入ってからというもの雨がずっと続いていて、一向に”春らしさ”というのが見えてきません。日本もとうとう雨季
2月後半からかなり暖かくなって、もう外作業をしてもいいかな?と思っていたら今までずっと雨の日。ようやく雨が上が
今年の冬は一段と暖かく、まだ2月の中旬ですが、もう4月の陽気。前回降った雪もあっという間に消えてしまいました。 例年だと3月頃から田んぼの準備を始めるのですが、今年はそろそろ始めてもよさそうな雰囲気。天気だけ見るともう雪は降らなさそうですが、他の農家さんはまだ誰も動いていないので、こっちも少し様子見です。 例年だと、福井県の田植えは4月下旬頃からがメインシーズンになりますが、2月からこれだけ暖かいと田植えの時期も早くする必要があるのかもしれません。栽培時期がずれると収穫期も変わってくるので、自然環境に合わせて行う仕事というのは難しいです。 春というと自然界の生き物は子育てのシーズン。今年のコウノトリはどうでしょうか。今年は雪解けとともにかなり早めにやってきたので期待できそうです。
2024年の冬は今年も暖かくて、雨は降っても雪にはならず、このまま春になるのかな?と思っていたら急な大雪。一晩で結構積もりました。 昨日までは全く雪が降っていなかったのに、朝起きたらこんな風になっていたら驚きます。風景がほぼ白と黒だけになって、色数も減るのか画像のファイルサイズもいつもよりも小さくなるのがちょっと面白いです。 一晩でだいたい40cmぐらいでしょうか。これくらいなら大丈夫ですが、1mを超えると屋根の雪を降ろさないといけないので大変。近年はそこまで積もることもなくなったので、だいぶん楽にはなりました。 道路はこんな感じ。田舎は車が無いと何もできないので道路は本当にライフライン。食糧はもちろんですが、救急車、消防車、電気や水道の問題が発生しても道路が通れないと死活問題なので雪国の冬は生活するのも大変。都市部の生活に慣れてしまうと不便な田舎に帰りたくないというのも理解できます。 雪は降っただけ積もるので、数時間おきに敷地内の雪を除けるもの雪国の日課。いい運動になります。