米陸軍は2026会計年度予算案の中で「全戦闘車輌の上部を保護する追加装甲」を要求、War Zoneも「米陸軍は戦闘車輌をドローン攻撃から保護するためコープケージのような追加装甲を望んでいる」と指摘しており、既存の戦闘車輌にコープケージを追加する動きが加速している。
米国を信頼できるか、米国製兵器が選択肢のデフォルトでなくなる可能性
独首相候補のメルツ氏は「米国からの独立を達成することが優先事項になる」と述べ、Breaking Defenseも27日「ドイツと締結済みの契約は維持されるかもしれないが、米国製システムは選択肢のデフォルトではなくなるだろう」と指摘し、米国は海外市場における特別感を失うかもしれない。
停戦ラインを巡る戦い、ヴェリカノボシルカ方面でロシア軍の前進が顕著
ウクライナ人が運営する情報分析グループ=DEEP STATEは東部戦線について「ロシア軍がヴェリカノボシルカ方面で前進した」と、ロシア人ミルブロガーが運営するRYBARは「ロシア軍がリマン方面とポクロウシク方面で前進した」と報告し、ポクロウシクやチャシブ・ヤールでは新たな動きは観測されていない。
非常に不味い、ロシア軍がクルスク方面の補給線を叩くためスームィ州に侵入
ロシア国防省は27日「クルスク州二コルスキー解放」を発表、RYBARも「ロシア軍がノヴァヤ・ソロチナの掃討を完了しレベデフカも制圧した」と、DEEP STATEも「ロシア軍が国境を越えてスームィ州ノヴェンケ方向に侵入した」と報告し、クルスク方面は非常に不味い状況となっている。
停戦ラインを巡る戦い、ウクライナ軍がポクロウシク方面でコトリーネを奪還
ウクライナ人が運営する情報分析グループ=DEEP STATEは「ウクライナ軍がポクロウシク方面でコトリーネ集落の大部分を奪還した」と、ロシア人ミルブロガーが運営するRYBARは「ロシア軍がクピャンスク方面とリマン方面で支配地域を大きく広げた」と報告した。
交渉材料を巡る戦い、ロシア軍がクルスク奪還のため攻勢を大幅に強化か
ロシア国防省は26日「クルスク州のポグレブキとオルロフカを解放した」と、DEEP STATEも「ウクライナ軍は同拠点に対して支配的でなくなった」と報告したが、RYBARは新たに「ウクライナ軍が全方向で後退している」と報告し、これが事実ならロシア軍の前進範囲は圧巻と言うしかない。
韓国、有人戦闘機とチーミング可能なウイングマンの初号機を公開
韓国の国防科学研究所=ADDは「有人戦闘機とチーミング可能な無人戦闘機を2025年までに初飛行させる」と言及、
トランプのミサイル防衛システム、Iron DomeからGolden Domeに改名
トランプ大統領は全米を保護するミサイル防衛システム=Iron Dome for Americaを推進中で、Rafaelや米防衛産業は「Iron Domeという名称を使うこと自体が混乱を助長する」と不満を述べていたが、国防総省は24日「名称をGolden Dome for Americaに変更した」と発表した。
ウクライナ軍はポクロウシク、ロシア軍はヴェリカノボシルカで主導権を握る
ウクライナ人が運営する情報分析グループ=DEEP STATEは「ポクロウシク方面では敵の攻勢が大幅に低下したためウクライナ軍が戦場の主導権を握っている」「クラホヴェ・ヴェリカノボシルカ方面では状況が悪化している」と報告、オスキル川西岸のトポリにロシア軍が侵入したことも認めた。
苦しいクルスク方面の状況、ロシア軍がポグレブキとオルロフカを奪還か
ロシア人ミルブロガーが運営するRYBARは25日「ロシア軍がクルスク方面でポグレブキとオルロフカを奪還した」と報告、さらに「スームィ州でロシア軍支配地域が徐々に広がっている」という主張も維持し、この作戦目的についても「ユナキフカ~スジャ間の道路遮断だ」と予想した。
フランスが欧州に核抑止を提供、核兵器を搭載した戦闘機の独配備を検討
独首相候補のメルツ氏は「段階的に米国からの真の独立を達成することが優先事項になる」と述べて注目を集めたが、Telegraphは24日「トランプ政権が欧州から米軍を撤退させると脅しているため、仏当局者はドイツに核兵器搭載の戦闘機配備を検討している」と報じた。
ロシア軍がオスキル西岸で4つ目拠点を占領か、複数方向からスームィ州に侵入?
ロシア国防省はクピャンスク方面ドヴォリチナ方向について25日「オスキル川西岸のトポリを解放した」と発表、ロシア人ミルブロガーが運営するRYBARは「ロシア軍がスームィ州ジュラフカ方向だけでなくノヴェンケ方向にも侵入した」「この方向の攻撃はスジャへの移動を遮断することだ」と報告した。
嘘報告が繰り返されたシヴェルシク方面、ロシア軍がビロホリウカをほぼ占領
RYBARは嘘報告が繰り返されるシヴェルシク方面について「嘘とごまかしが支配する呪われた戦場」と命名したが、24日「これまでのビロホリウカ占領は嘘報告だったが朗報が届いた」「ロシア軍が長い間苦しめられたビロホリウカの大部分を解放した」と報告した。
ウクライナ侵攻が4年目に突入、依然としてロシア軍の前進を止められない
ロシア軍の侵攻で始まったウクライナとの全面戦争は4年目に突入し、ウクライナ人が運営するDEEP STATEとロシア人ミルブロガーが運営するRYBARは「ロシア軍はスバトボ方面ゼレベツ川沿い、シヴェルシク方面、クラホヴェ方面、ヴェリカノボシルカ方面で前進した」と報告した。
独首相候補のメルツ氏、安全保障面で米国からの独立を達成すると言及
ウクライナ支援で大きな存在感を発揮してきたドイツの総選挙でキリスト教民主・社会同盟が勝利、首相候補のメルツ氏は「世界は我々の連立交渉を何ヶ月間も待ってくれないだろう」「段階的に米国からの真の独立を達成する」と言及し、これは米国に依存しない自立した安全保障を意味している。
ゼレンスキーが米経済協定を拒否、支援額を大幅に上回る内容に署名しない
トランプ大統領は「ウクライナとの合意に近づいている」と述べたが、ゼレンスキー大統領は23日「トランプ政権が要求する5,000億ドルの支払いは支援額を大幅に上回る」「今後10世代が支払うことになるようなものに署名しない」と述べ、トランプ政権が提案してきた経済協定を拒否した格好だ。
ロシア軍がヴェリカノボシルカ方面で前進、シヴェルシク方面でも動き
DEEP STATEとRYBARは23日「ロシア軍がヴェリカノボシルカ方面で成功を収め続けている」と報告、嘘とごまかしが支配する呪われた戦場=シヴェルシク方面でも「ロシア軍兵士が防衛上の重要拠点でロシア国旗を掲げる様子」が登場し、中々興味深いことになっている。
欧米メディアの疑問、なぜウクライナは支援額の5倍も返済しなければならないのか?
トランプ大統領は「ウクライナとの経済協定は合意に近づいている」と述べたものの、Bloombergは「将来の支援が何も約束されていない協定にウクライナは反対している」と報じ、欧米メディアは「なぜ支援額の5倍も米国に返済しなければならないのか?」と疑問に思っている。
コカコーラのようにブランド化したIron Dome、能力とイメージの乖離
トランプ大統領は全米を保護するミサイル防衛システム=Iron Dome for Americaを推進中だが、Rafaelや米防衛産業は「Iron Domeという名称を使うこと自体が混乱を助長する」と不満を述べており、General Atomicsも「いっそのことTitanium Domeにしたらどうか?」と述べたらしい。
交渉材料を巡る戦い、ロシア軍が国境を越えてスームィ州に侵攻した可能性
ロシア人ミルブロガーが運営するRYBARは22日「ロシア軍がクルスク方面で大きな成功を収めた」と報告、特に「ロシア軍が国境を越えてスームィ州ジュラフカ方向に前進している」と主張しているが、まだウクライナ側情報源もしくは視覚的証拠によって確認されていない。
ポーランド、我々がウクライナに提供したStarlinkのアクセス遮断はできない
Reutersは21日「経済協定の米交渉担当者はウクライナ側に圧力をかけるためStarlinkのアクセス遮断を持ち出してきた」と報じたが、ウクライナにStarlink端末を最も多く提供しているポーランドは「我々が費用を負担しているStarlink端末のアクセス遮断は不可能だ」と述べた。
トランプ政権、経済協定に署名しないならStarlink遮断をウクライナに通告
Reutersはトランプが署名を迫る経済協定について「経済協定の交渉担当者はウクライナ側に圧力をかけるためStarlinkのアクセス遮断を持ち出してきた」「ゼレンスキー大統領は経済協定に署名しなければ直ちにStarlinkへのアクセスを停止する可能性があると告げられた」と報じた。
勝手に期待して失望するギリシャ、欧州に防衛の連帯は事実上存在しない
ギリシャは自国の優位性を守るため「トルコへのミーティア売却を認めないでほしい」と働きかけたが、これをフランスが拒否した可能性が高く、現地メディアは20日「武器生産国はギリシャの防衛ニーズよりも経済的利益を優先するため欧州に防衛の連帯は事実上存在しない」と嘆いた。
ロシア軍が東部戦線で前進、EUは200億ユーロ相当の軍事支援を準備中
DEEP STATEとRYBARは「ロシア軍はコンスタンチノフカ方面、クラホヴェ方面、ヴェリカノボシルカ方面で前進した」と報告、米国のジョンソン下院議長は「新たなウクライナ支援法案を可決する気はない」と述べたが、EUは200億ユーロ=3.1兆円相当の軍事援助パッケージを準備中だ。
米国務長官、支持率4%が事実かどうかは関係なくトランプを怒らせるな
米国務長官は一連のトランプ発言について「鉱物資源の取引拒否や支援に対する感謝の欠如について大統領は腹を立てている」「支持率4%発言を非難するより感謝を示せ」と述べ、不思議な数字でいっぱいの発言内容が事実かどうかではなく「トランプを怒らせるな」と要求した格好だ。
ロシア軍は戦争での消耗にもかかわらず規模が拡大中で、国際戦略研究所も12日に発表した報告書で「実質的にロシアの国防投資額は欧州全体の合計を上回っている」と指摘し、もはやロシア軍がウクライナとの戦争で大幅に弱体化すると考える当局者は皆無だ。
停戦ラインを巡る戦い、クルスク方面でウクライナ軍の補給が脅かされる状況
ウクライナ人が運営する情報分析グループ=DEEP STATEは「ロシア軍がクルスク、ポクロウシク、クラホヴェ、ヴェリカノボシルカで前進した」と報告、ブラジルのシルバ大統領は「トランプは世界の皇帝になろうとしている」と批判し「他国の主権を尊重しろ」と呼びかけた。
ゼレンスキーを独裁者と呼んだトランプ、自身を王だと自称し始める
New York Timesは19日「トランプの修正主義はウクライナを被害者ではなく悪役に書き換え、ゼレンスキーは自ら戦争を仕掛け、米国を騙して戦争に協力させた『選挙を行わない独裁者』に仕立てられた」「それでも自らのことを王だと自称し始めたトランプより支持率は高い」と報じた。
米空軍機の即応性、主力戦闘機の約半分は実戦投入の準備が整っていない
米空軍は2024年度の即応性=作戦機の稼働率に関する数値を公表、Air&Space Forces Magazineは「空軍全体の即応性は過去10年間で最低レベル」と報じ、即応性の低調さを象徴するF-22Aの準備状態は52%から40%に急落し、主力戦闘機の約半分も実戦投入の準備が整っていない。
将来の停戦ラインを巡る戦い、ロシア軍の前進テンポが東部戦線で加速
ウクライナ人が運営する情報分析グループ=DEEP STATEは「ロシア軍が東部戦線の複数方向で大きく前進した」と報告、米国防長官はNATO加盟国に「国防支出をGDP比5.0%まで増やせ」と要求したが、米国は今後5年間で3,000億ドル規模の国防予算削減を検討しているらしい。
トランプの世界が開幕、各国の指導者は作り笑顔の練習を始めるべき
トランプ大統領は「戦争を始めたのはゼレンスキー」「彼の支持率は4%」「交渉に参加したいのなら選挙をやれ」「ゼレンスキーは独裁者」「とにかく金を返せ」と発言、さらにヴァンス副大統領も「これは米大統領の政策でロシアの偽情報に基づくものではない」と主張して世界はドン引きだ。
将来の停戦ラインを巡る戦い、ロシア軍は東部戦線で西に前進し続ける
ウクライナとロシアの戦争は戦場以外の話題に注目が集まっているものの、ロシア軍は東部戦線で将来の停戦ラインを西に押し広げ続けており、DEEP STATEとRYBARは「ロシア軍がクピャンスク方面オスキル川沿い、クラホヴェ方面、ヴェリカノボシルカ方面で前進した」と報告した。
動き出した戦争終結へのアプローチ、米露は停戦、選挙、署名の3段階を検討
米国とロシアは戦争終結に向けたウクライナ抜きの交渉を18日に開催、Fox Newsは「両国が3段階(停戦、選挙、最終合意への署名)の戦争終結プロセスを検討している」「両国はゼレンスキー再選の可能性は低いと見ている」と報じ、ウクライナ側の交渉者変更を期待しているのかもしれない。
欧州は平和維持軍の派遣合意に失敗、トランプはウクライナを経済的に侵略
Politicoは17日「ウクライナへの平和維持軍派遣に対する欧州首脳らの反応は期待外れで合意に至らなかった」と、Telegraphは「トランプの要求の新帝国主義国家の鉄拳制裁だ」「ウクライナはプーチンの軍事的侵略か、トランプの経済的侵略かを選ばなければならない」と報じた。
ロシア軍はクルスク方面で補給路遮断に前進、クラホヴェ方面でも大きく前進
ロシア国防省は17日「クルスク州のスヴェルドリコヴォを解放した」と発表、RYBARも「ロシア軍はスジャを守るウクライナ軍の生命線=38K-004まで8km以内だ」「クラホヴェ方面でもロシア軍が大きく前進した」と報告し、前線位置に左右される将来の停戦ラインは刻々と悪化している。
ロシア高官がクレバン解放を発表、RYBARは絶対に不可能で事実はない
ドネツク人民共和国の指導者=デニス・プシリン氏は国営放送の番組で「我々はクレバンを解放した」と発表、これを受けてロシア人ミルブロガーが運営するRYBARは「どうすれば広大な景観公園を短期間で制圧できるのか」「そんなことは到底不可能だ」「クレバン解放は事実ではない」と指摘した。
停戦ラインを巡る戦い、再び動き出したロシア軍が東部戦線で前進
DEEP STATEとRYBARは「再び動き出したロシア軍がウクライナ東部で複数方向に前進した」と報告、特にロシア軍はクラホヴェ方面とヴェリカノボシルカ方面で大きく前進した。一方でウクライナ軍は公式に「ポクロウシク方面のピシュチャネを解放した」と発表した。
ウクライナ軍は武器を戦場に放置、ロシアは英国よりも多くジャベリンを保有
ウクライナ軍とNATOの間では訓練や戦術について互いに批判しあうことが多く、Telegraphも16日「ウクライナ軍は2.5万ドルもするNLAWをRPGにように使用し、戦場に武器・弾薬を残したまま撤退するため、ロシア軍は英国軍よりジャベリンを持っている」と報じた。
ポーランド外相、ゼレンスキーが呼びかけた欧州軍創設は実現しない
米軍のカボリ大将は昨年4月「ロシア軍は弱体化するどころか侵攻前より規模が大きくなっている」と公聴会で証言し、ゼレンスキー大統領もミュンヘン安全保障会議で同様の認識を示して「今こそ欧州軍の創設の時だ」と呼びかけたが、ポーランド外相はゼレンスキー大統領の構想は実現しないと切り捨てた。
エストニアがHIMARS追加導入を破棄する可能性、代替システムは韓国製
エストニアは2020年に発注したHIMARSの追加導入を検討してきたものの、ペフクル国防相はミュンヘン安全保障会議で「納期が非常に長いHIMARSを待てるほど我々に時間はない」「米国の回答次第で調達を他システムに切り替える」と言及し、韓国製のChunmoo導入を強く示唆した。
停戦ラインを巡る戦い、ロシア軍が今年最大の攻勢を東部戦線で開始
ウクライナ軍参謀本部は15日「ロシア軍の攻撃が250回も発生した」と、DEEP STATEも「今日は2025年に入って最も厳しい日だった」「主な攻撃方向はポクロウシク、クラホヴェ、ヴェリカノボシルカ方面だった」と報告し、クラホヴェ方面ダクネ方向でウクライナ軍が包囲されそうになっている。
トランプ政権、ウクライナに提供する安全保障の詳細提出を欧州に要請
米国防長官は「NATO加盟ではなく欧州が独自の安全保障をウクライナに提供すべき」と主張していたが、米国務省は欧州に「ウクライナへ提供できる武器、派遣する平和維持軍の規模、提示する安全保障の詳細を提出してほしい」と要請、トランプ政権主導の戦争終結が本格的に動き出している。
停戦ラインを巡る戦い、ウクライナ軍の兵士不足がクピャンスク方面で露呈
ウクライナ人が運営する情報分析グループ=DEEP STATEは14日夜「クピャンスク方面の状況が悪化し続けている」「この地域のウクライナ軍にはオスキル川西岸に上陸してくる敵に対応するための兵士がいない」と指摘、ロシア人ミルブロガーが運営するRYBARは「ロシア軍がクルスクで前進した」と報告した。
ウクライナメディア、トランプ1人に戦争終結を決めさせていいのか?
kyivIndependentは「米大統領が勝手に戦争の勝利をロシアに与えようとしている」「ウクライナを和平交渉の対等なパートナーと呼ぶことも拒否した」「戦争勃発の原因もウクライナのせいにした」「本当にこれでいいのか?」と訴え、欧州に「決断するなら今だ」と呼びかけた。
イタリア、GCAP参加に備えてサウジにタイフーンの共同生産を提案
イタリアのメローニ首相は「サウジのGCAP参加に賛成だが直ぐには実現しない」と発言し、Leonardoのロレンツォ・マリアーニ氏はDefenseNewsの取材に「サウジはNH90とタイフーンの組み立てラインを設置することでGCAP参加に必要な産業ノウハウを獲得できる」と述べた。
米副大統領が欧州の民主主義を攻撃、トランプ政権と欧州の対立は決定的
米副大統領は14日に登壇したミュンヘン安全保障会議でウクライナ問題に殆ど触れず「欧州の民主主義」を攻撃、これに欧州関係者が一斉に反発し、特に英国は「米国の民主主義を損なおうとし、プーチン大統領を称賛するトランプ信者から政治的自由の講義を聞く気はない」とやり返した。
将来の停戦ラインを巡る戦い、ウクライナ軍のドローンラインが登場
ウクライナ人が運営する情報分析グループ=DEEP STATEは13日夜「ロシア軍が東部戦線の複数方向で前進した」と、ロシア人ミルブロガーが運営するRYBARは「ウクライナ軍のドローン使用が増加し、影響を及ぼす範囲も最大30kmの深さまで拡張されている」と報告した。
トランプ政権の発表に欧州はパニック、プーチンにとって最良のシナリオが実現
ウクライナと欧州に相談なく発表された「米ロ交渉の開始」はパニックを引き起こし、欧米メディアは「ウクライナの運命は決まった」「トランプは自らの決定をウクライナと欧州に押し付ける気だ」「米国防長官の演説を見る限り戦争の勝者はプーチン」「朝起きると米国が欧州から手を引いていた」と報じている。
将来の停戦ラインを巡る戦い、ロシア軍は東部戦線で前進し続ける
ウクライナ人が運営する情報分析グループ=DEEP STATEは13日「ロシア軍がクピャンスク方面、リマン方面、ポクロウシク方面、クラホヴェ方面、ヴェリカノボシルカ方面で前進した」と報告、両軍の衝突回数は減少しているもののロシア軍の前進は止まっていない。
プーチンにとって大勝利、米国はウクライナや欧州に安全保障を提供しない
米国防長官がウクライナ戦争に対する方針を発表し、これ受けてTelegraphは「これがプーチンとトランプの世界だ」「もはや米国はウクライナや欧州に安全保障を提供することに関心がない」「ウクライナ抜きで交渉が始まるならプーチンにとって大勝利だ」と報じた。
トランプ政権がウクライナ戦争に対する方針を発表、全て欧州が負担すべき
米国のヘグセス国防長官は12日のラムシュタイン会議で「ウクライナが国境を取り戻すのは非現実的」「今後の支援は欧州主体」「NATO加盟は戦争終結に結びつかない」「欧州が安全保障を提供すべき」「米国は平和維持軍に参加しない」「平和維持軍は第5条の適用外」と述べて欧州に激震をもたらした。
米国製多連装ロケットシステムから脱却する動き、米国がドイツの選択を警戒
欧州では米国製多連装ロケットシステムから脱却する動きが顕著で、Defense Newsも「ドイツの選択は米国依存からの脱却、武器供給元の多重化を推し進めたい欧州諸国にとっての試金石になるだろう」と報じており、今後の多連装ロケットシステムは弾薬統合の自由が重要になるだろう。
ウクライナが18歳~24歳向け契約を発表、契約終了後は1年間の動員免除
ウメロフ国防相はゼレンスキー大統領が予告していた18歳~24歳を対象にした契約オプションの詳細を発表、志願兵に提供される契約期間は1年間で、最大12万フリヴニャの月給、計100万フリヴニャの一時金、契約終了後に海外渡航の許可や1年間の動員免除などの特典が与えられる。
ゼレンスキー大統領を批判した将軍に不可解な人事、口を塞ぐため前線送り
ウクライナ侵攻開始時に統合軍司令官を務めていたナエフ中将は「戒厳令導入の遅れが事態を悪化させた」と指摘、これを受けてゼレンスキー大統領はナエフ中将を前線司令官に任命、ウクライナ人ジャーナリストのブトゥソフ氏は今回の人事について「ナエフ中将の口を塞ぐためのものだ」と批判した。
ウクライナ軍はクルスクで後退、ロシア軍はポクロウシクで主要道路の遮断に成功
ウクライナ人が運営する情報分析グループ=DEEP STATEは11日「ウクライナ軍がクルスク方面で占領地域を失った」「ロシア軍が東部戦線で複数方向に前進した」と報告、特筆すべきはロシア軍がポクロウシクとコンスタンチノフカを結ぶT-0504を物理的に遮断したことだ。
ハドソン研究所、国防総省の兵器開発プロセスを焼き尽くして解体しろ
米国の兵器開発は他国に比べて掛かる時間とコストが異常で、国防総省の肥大化し複雑化した検証・認証手続きは「技術発展の泥沼」と表現されることもあり、ハドソン研究所も「国防総省の要求要件プロセスは技術革新を阻害する官僚主義的な泥沼だ」「もう救済不可能なので解体しろ」と訴えた。
使用されないまま失効したウクライナ・レンドリース法、共和党議員が復活法案を提出
ウクライナ民主主義防衛レンドリース法は一度も使用されることなく2023年9月に失効したが、共和党のウィルソン下院議員は10日「新レンドリース法を提出する」「戦争犯罪者プーチンを抑止するためトランプ大統領に武器支援の権限を与えることが目的だ」と発表した。
ウクライナ人志願兵にボーナス、追加手当、学費免除、金利0%のローン
ゼレンスキー大統領は若い志願兵に提供する契約オプションについて「年100万フリヴニャ=約360万円の追加手当、大学の学費免除、金利0%の特別住宅ローンを提供する」と明かし、18歳~24歳が受け取れる金銭的恩恵はロシアが契約軍人に提供している額に匹敵するかもしれない。
ウクライナ軍がクルスク方面左翼で反撃、ポクロウシク方面でも領土を奪還
ウクライナ人が運営する情報分析グループ=DEEP STATEは10日「ウクライナ軍がクルスク方面左翼でもロシア軍を押し戻して占領地を回復した」「ポクロウシク方面でも2ヶ所でウクライナ軍が領土を奪還した」と報告、RYBARは「ウクライナ軍がポクロウシク方面で反撃の準備を進めている」と指摘した。
ウクライナが志願兵募集に高額な金銭的手当を導入、対象は18歳~24歳
AP通信は先月「ウクライナは18歳~24歳の自発的入隊者=志願兵に金銭的インセンティブを提示する計画だ」と報じていたが、ゼレンスキー大統領も18歳~24歳の自主的入隊率を引き上げるため金銭的インセンティブの提供を柱にしたアプローチ導入を予告した。
ウクライナ軍はクルスク州で、ロシア軍は東部戦線で支配地域を広げる
DEEP STATEは7日夜「ウクライナ軍がクルスク州スジャ方面で支配地域を拡大させた」「ロシア軍がリマン方面、コンスタンチノフカ方面、トレツク市内で前進した」と、RYBARは「ロシア軍がクピャンスク方面ドヴォリチナ方向で前進した」と報告した。
ロシア国防省がトレツク解放を発表、RYBARは確認も否定も出来ない
ロシア国防省は7日「トレツク解放」を発表したが、RYBARは「解放を確認することも否定することも出来ない」と、DEEP STATEも「トレツクの北郊外、西郊外、ザバルカ地区で戦闘が継続している」と指摘し、タイミング的にはクルスク方面の失態から目を逸らす意図を強く感じてしまう。
ロシア人ミルブロガー、お馴染みの嘘報告がクルスク方面で登場したと批判
ロシア国防省はクルスク州スジャ方面について「ウクライナ軍の攻撃を全て撃退した」という立場を維持しているが、RYBARは7日「前線の状況は何も変わっておらず、ロシア軍司令部とミルブロガーの間で対立が発生している。その原因はいつもように嘘報告のせいだ」と報告した。
ウクライナ軍が東部戦線でも反撃、ロシア軍はポクロウシクとクラホヴェで後退
ロシア人ミルブロガーが運営するRYBARは6日「ウクライナ軍がポクロウシク方面とクラホヴェ方面で反撃を実施した」「ロシア軍はkm単位の後退を余儀なくされた」と報告、この日のロシア軍は「獲得した領土」よりも「失った領土」のほうが大きく、ウクライナ軍にとって久々に良い1日だ。
スジャ方面でウクライナ軍が新たな攻勢、ロシア軍の防衛ラインを突破
ウクライナ軍はクルスク州スジャ方面で新たな攻勢を開始、ロシア国防省は「全ての攻撃を撃退した」と発表したものの、RYBARは「国防省発表と矛盾する情報が登場している」「ウクライナ軍は我々の防衛ラインを突破した」「ロシア軍支配地域がウラノク方向に後退した」と報告した。
世界中の空軍でジェット練習機の必要性が低下、T-7Aの将来生は不確実
ボーイングはT-7Aの輸出機会を最大2,000機と見積もっているが、AviationWeekは「パイロットの育成コストが高騰しているため練習機に対する需要には変化の兆しがある」と指摘し、次世代ターボプロップ機と地上シミュレーターの組み合わせに存在価値が奪われるかもしれない。
フランスの次期海上哨戒機、A321XLRを優先プラットフォームに指定
フランスとドイツは新型海上哨戒機の共同開発を予定していたものの、この取り組みはドイツがP-8Aを調達したため実質的に崩壊しており、フランスは独自に「A321XLRベースのAirbus案」と「Falcon10XベースのDassault案」を検討し、A321XLRを次期海上哨戒機の優先プラットフォームに指定した。
侵攻1078日目、ロシア軍がオスキル川を渡河して新たな橋頭堡を確保
DEEP STATEはRYBARは2月1日~4日の間に「ロシア軍が東部戦線の複数方向で前進した」と報告、特筆すべきはロシア軍がオスキル川を渡河して新たな橋頭堡を確保した点で、DEEP STATEは「ドヴォリチナ方向の二の舞いにならないことを願っている」と言及している。
シヴェルシク方面で自滅するロシア軍、嘘とごまかしが支配する呪われた戦場
ロシア人ミルブロガーが運営するRYBARは3日「シヴェルシク方面では起ってもいない成功が上に報告されている」と指摘し、4日「司令官を交代させても嘘とごまかしに満ちた独特の雰囲気が支配し、自殺行為に等しい方法でヴェルフノカミャンスケを攻撃し続けている」と報告した。
ダイナミックに変化する安全保障環境、ウクライナ侵攻以前の状態には戻れない
ウクライナ侵攻は世界中に安全保障環境の不安定化をもたらし、この戦争が終結しても侵攻以前の状態に戻ることはあり得ない状況で、予測不可能かつ高圧的なトランプ政権の登場も状況を複雑にしており、国家の安全は「軍事力によって担保すべき」という考え方が主流になりつつある。
ロシア軍がクルスクでの攻勢を中断、マフノフカからスジャに迫る試みは失敗
ロシア人ミルブロガーが運営するRYBARはクルスク方面の状況を更新し、ウクライナ軍によるマフノフカ奪還=スジャに南から迫るロシア軍の試みが失敗に終わったという評価でDEEP STATEと一致し、クルスク方面の大部分で攻勢作戦が一時的に中断されたと報告した。
また遅延とコスト上昇、B-52Hのアップグレードコストが35億ドルも増加
米空軍は将来の爆撃機戦力を構成するB-52Hのアップグレードを進めているが、エンジンとレーダーの換装は両方ともスケジュールの遅延とコスト増を招いており、現時点で計画は3年遅れ、プログラムコストは35億ドル=約5,400億円も増加している。
米海兵隊がF-35Bの調達数を73機削減、代わりにF-35Cの調達数を増やす
米海兵隊は3日に発表した2025年海兵隊航空計画の中で「F-35Bの調達数を353機から280機、F-35Cの調達数を67機から140機に変更する」と明かし、今回の変更は分散型航空作戦における「滑走路に依存しないウイングマンの活用」が視野に入っているのかもしれない。
地上戦を一変させたドローンの脅威、米陸軍も徘徊型弾薬を本格導入
米陸軍は歩兵旅団戦闘団の対戦車攻撃能力を機甲旅団戦闘団並に強化するため徘徊型弾薬の本格調達を2025年に開始する予定で、Switchblade600を製造するAerovironmentだけでなくCummings AerospaceやAndurilといった新顔も契約獲得を狙っている。
またシヴェルシク方面で偽報告、ロシア軍の前進や成功は事実ではない
シヴェルシク方面では「幻の攻勢」を報告するロシア軍司令官が解任され、登場する視覚的証拠も「ウクライナ軍の後退」「ロシア軍の前進」に最も結びつかない曰く付きの戦場だが、RYBARは3日「実際に起きてもいない成功の報告が上に送られている」と指摘した。
フランス、予定されていたLeclerc XLRへのアップグレードを全て発注
ドイツとフランスが開発する次期主力戦車は2040年代に登場するため、両国は独自に現行システムのアップグレードを進めており、フランス装備総局は28日「新たにLeclercのアップグレードを100輌分発注した」と発表し、2035年末までに計200輌分のアップグレードが完了する予定だ。
地上戦を一変させたドローンの脅威、フランスが低空域保護に6億ユーロを投資
フランス装備総局は「防空能力と対ドローン能力を強化するためVL MICA、SERVAL-DSA/LAD、SIMBAD-RCの取得と新型40mm弾薬の開発に約6億ユーロを投資する」と発表、この全ての取り組みは低空域を主戦場にする小型無人機やドローンに対応したものだ。
地上戦を一変させたドローンの脅威、フランスが低空域保護に6億ユーロを投資
フランス装備総局は「防空能力と対ドローン能力を強化するためVL MICA、SERVAL-DSA/LAD、SIMBAD-RCの取得と新型40mm弾薬の開発に約6億ユーロを投資する」と発表、この全ての取り組みは低空域を主戦場にする小型無人機やドローンに対応したものだ。
ドイツ、Patria6×6とNEMOを組み合わせた火力支援車両開発で合意
Patria6×6の採用国にドイツが加わったため総受注数は1,000輌超えがほぼ確定、さらにPatriaとドイツはPatria6×6とNEMOを組み合わせた火力支援車両の開発でも合意し、チェコやスペインも自動装填もしくは半自動装填に対応した120mm迫撃砲の砲塔システム採用を検討している。
米陸軍は次期自走砲の独自開発を断念、既存のシステムから調達機種を選定
米陸軍は次期自走砲の独自開発を断念、既存システムから調達機種を選定するための競争を2025年に開始する予定で、デモンストレーションにはRheinmetall、BAE Systems、Hanwha、General Dynamics、Elbit Systemsが参加する見込みだ。
ロシア軍が東部戦線で前進、ウクライナは国産武器の供給停止リスクに直面
DEEP STATEとRYBARは31日までに「ロシア軍の大幅な前進」を報告、さらに国内では国防省と国防調達庁の対立が大問題に発展し、ウクライナ産業界は「予算執行がストップしているため武器供給が最低でも2ヶ月間止まるかもしれない」と訴えた。
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米陸軍は2026会計年度予算案の中で「全戦闘車輌の上部を保護する追加装甲」を要求、War Zoneも「米陸軍は戦闘車輌をドローン攻撃から保護するためコープケージのような追加装甲を望んでいる」と指摘しており、既存の戦闘車輌にコープケージを追加する動きが加速している。
米空軍は予算要求の中で「KC-46Aを最も経済的な要件基準としてKC-135後継機調達に用いる」と言及、Aviation WeekやBreaking Defenseは「この変更によってKC-46A追加調達の可能性が高まった」と報じ、BoeingはF-47と空軍の手厚い配慮で大復活を遂げつつある。
Baykarは30日「Piaggio Aerospaceの買収手続きが完了した」「世界的な需要に応えるためPiaggioの生産拠点でAkinciとTB2を生産する」と発表、Defense Newsも「Baykarはイタリアに生産拠点を構えることで欧州域内に足場を築いた」と指摘し、この取引はイタリアとトルコにとってメリットしかない。
ウクライナ人が運営する情報分析グループ=DEEP STATEは2日「残念ながらロシア軍の勢いは6月も維持され、我々は1ヶ月間に556平方キロメートルの土地を失った」「この数値は2025年において最悪の指標だ」と報告、最大の領土損失はドネツク方面で方面で発生した。
ロシア軍は6月に自爆型無人機のGeran2とGarpiya-A1、弾頭を搭載していない囮のGerberaを計5,337機も発射し、Kyiv Independentも「ロシア軍のディープストライクは5月と6月に劇的に激化し、大規模な攻撃はより頻度が高くなり、より致命的になった」と報じた。
ウクライナはスームィ方面について「前線の安定」や「ロシア軍による大きな突破の阻止」を発表、DEEP STATEも「アンドリイフカを奪還して左側面の安定化に成功した」と報告し、RYBARは20日以降、DEEP STATEは22日以降「スームィ方面の変化」を報告しなくなった。
ウクライナ軍は「無人機でロシアのマリノフカ空軍基地を攻撃して2機のSu-34を破壊した」と報告、ロシア人コミュニティからも損失報告が登場し、ロシア人ミルブロガーは「クソ野郎がマリノフカでの損失を証拠つきで確認した」「なぜ余計なことするのか」と批判している。
欧州では安全保障のリスクが高まっているため準軍事組織の活用に注目が集まり、ドイツの国民保護災害支援庁も有事を想定した準備や訓練を開始、ドブリント内務相も「イスラエルの経験から民間防衛の在り方、弾道ミサイルやドローンがもたらす脅威への対処方法を学びたい」と表明した。
カナダのToronto Starは29日「我々は2035年までに5%の約束を果たせるが、新たな問題やコストを生み出すことなく5%問題を完璧に解決する方法はない」と述べ、トーマス・ソウェル氏の言葉を引用して「解決策はない」「ただトレードオフがあるだけだ」と指摘した。
西側諸国が取り組んでいる産業基盤への投資は「長期に渡る強度の高い戦争は常に生産能力が高い国が勝利する」という通説に従ったものなのだが、Economistは26日「戦略的産業を平時から維持して育成するという考え方が間違っている」「平時の工業力は戦時の勝利に結びつかない」と指摘した。
NATO首脳会談で32ヶ国の首脳は「2035年までに毎年GDPの5%を防衛分野(3.5%)と防衛・安全保障関連(1.5%)に投資する」と約束、ギリシャメディアも「2035年までに3.5%へ引き上げるには0.4%分の増額で十分だ」「この増額が債務に及ぼす影響も軽微だ」と報じた。
スペインのロブレス国防相は27日「F-5BMの後継機はトルコとHürjetベースで共同開発する」「このプログラムに13.7億ユーロ=約2,320億円を投資して2028年までに最初の6機を受け取る」「共同開発を通じて設計権限を取得する」と発表、さらにスペインでは通常型空母構想も浮上している。
ポーランドの新型潜水艦入札は最終局面に差し掛かっており「ドイツ、スウェーデン、イタリアの提案が最も高い評価を獲得した」と報じられている中、韓国の現代重工とHanwha Oceanは手を組んで「新たな提案」を発表し、競争力のある資金調達モデルを提供することで巻き返しを狙っている。
韓国航空宇宙産業は27日「ポーランド空軍の司令官がKF-21に試乗した」「ポーランドに対してKF-21の輸出を推進している」と発表、ポーランドのディフェンスメディアも「KF-21もF-35A、F-15EX、タイフーンと共に追加調達に提案されている戦闘機の1つだ」と報じた。
海上自衛隊が導入中の海上哨戒機=P-1について「想定よりも稼働率が低い」という指摘が存在し、会計検査院も27日に発表した報告書の中で「任務可動機の数は限られておりP-1の可動状況は低調だった」と報告し、特に「エンジン素材の腐食による性能低下」が低調の要因だと指摘した。
米国はインド太平洋地域の同盟国にも国防費の増額を要求中で、リービット大統領補佐官は「欧州の同盟国やNATOの同盟国にそれができるのなら、アジアの同盟国やパートナーも同じことができると思う」と発言し、韓国も「NATO首脳会談で国防支出を5%に増やすよう要求された」と明かした。
国防総省が26日に発表した予算要求の中でE-7の調達中止、段階的に退役させてきたA-10の全機=162機、F-16C/Dの62機、F-15Eの21機退役、F-35Aの大幅な調達削減が確認され、国防総省高官はE-7の代わりに「宇宙ベースのAMTI能力やE-2Dの追加調達に投資する」と発表した。
トランプ大統領は「イランの主要な核濃縮施設が完全に破壊された」と宣言したが、この主張と矛盾する初期評価や発言が相次ぎ、ヘグセス国防長官は怒りの会見を行って攻撃作戦の追加情報を公開したが、最終的に「バンカーバスターの攻撃結果を知っている者は誰もいない」とぶっちゃけてしまった。
Defence Blogは26日「世界の安全保障環境が活発な紛争、兵器開発、国防費の増加を通じて変化を遂げる中、軍事ニュースメディアのネットワークが政府、防衛産業、そして公な議論における情報の流れを形作っている」と述べ、最も影響力があるディフェンスメディアTop10を発表した。
トランプ大統領は「イランの主要な核濃縮施設が完全に破壊された」と宣言したが、リークされた国防総省作成の初期評価は「濃縮ウランも遠心分離機もほぼ無傷」と指摘し、欧州各国に提供された予備的評価も「核施設に対する構造的な破壊は不十分」「濃縮ウランもほぼ無傷だ」と指摘した。
ロシア国防省は2日「Iskander-Mを使用してミルゴロド空軍基地に駐機していたSu-27を攻撃した」「5機が破壊され2機が損傷した」と、ウクライナ空軍のイグナト報道官も「攻撃と損失は事実」「敵が主張するほどの損失はない」と発表した。あとF-15E関連のデータがロシアに流出した可能性がある。
DEEP STATEとRYBARはクピャンスク方面、シヴェルシク方面、アウディーイウカ方面の複数方向でロシア軍が前進したと報告し、ウクライナ軍参謀本部が連日「最も戦闘が激しい」と発表するオチェレティネ付近(アウディーイウカ方面からポクロウシク方向)でもロシア軍が前進している。
ロシア人ミルブロガーのRYBARは1日夜「ロシア軍がIskanderでウクライナ軍のミルゴロド空軍基地を攻撃し、少なくと2機のSu-27が破壊され、4機のSu-27がクラスター爆弾の影響を受けた」「一撃で6機の戦闘機を無力化した」「北部軍管区が発足して以来最高の戦果だ」と報告した。
米空軍のアルヴィン参謀総長は予算不足のため「効果的な空軍戦力とは何なのか問い直さなければならない」と言及、ケンドール空軍長官も「NGADの設計コンセプトが正しいかどうかを検討中だ」と明かし、コスト削減のため次世代戦闘機は再設計される可能性が出てきた。
露独立系メディアのASTRAは先月13日「ロシア空軍は過去4ヶ月間で滑空爆弾をベルゴロド州と占領地に93回も誤って投下した」と報告していたが、Washington Postも1日「ロシアの内部文書によって滑空爆弾が自国領内にも落下していることが明らかになった」と報じた。
New York Timesは29日「荒野を移動する最中に少しでも攻撃を受けにくくするためロシア軍は様々な方法を試している」「その最新アプローチがオートバイによる攻撃だ」「この新しい戦術は無人機と地雷に埋め尽くされた戦場に対する適応だ」と報じている。
ロシアでは松葉杖をついた負傷兵などが集団で「司令部が我々を病院から連れ出して戦闘任務に向かわせている」と訴え注目を集めていたが、今度はボルチャンスクで戦う第1009自動車化狙撃連隊の兵士が「全員負傷しているのに司令官が前進しろという」と訴えた。
ウクライナ軍参謀本部は「最も戦闘が激しいのはオチェレティネ付近(アウディーイウカ方面からポクロウシク方向への前進)だ」と報告していたが、DEEP STATEも30日に更新した戦況マップの中で「ロシア軍がポクロウシクに向けて複数方向で前進した」と報告した。
RYBARは「ウクライナ軍がテルニー方向で反撃を試みている」「ロシア軍はチャシブ・ヤールのカナル地区で前進した」「ロシア軍がトレツク方向に前進して墓場と要塞化されたテリコンを巡って両軍が交戦している」と報告しているが、最も激しい戦闘が発生しているのはアウディーイウカ方面だ。
DEEP STATEはホルリウカ方面とアウディーイウカ方面について29日「ロシア軍がアルテーモヴェ市内に侵入した」「ロシア軍がソキル方向に前進した」「ロシア軍がノヴォポクロフケの南で支配範囲を広げた」と報告、ウクライナ軍はソキルを失った可能性が高い。
プーチン大統領は「中距離核戦力全廃条約の失効によって米国の地上配備型攻撃能力が現実のものになった」と判断し「地上配備型の短距離及び中距離ミサイルの生産」を指示、中国を追いかける形で米露も地上配備型ミサイルの拡張に本腰を入れる格好だ。
ロシアはウクライナとの戦争に必要な人的資源を「不人気な予備役の強制動員」ではなく「契約軍人の募集」を通じて供給しているものの、当初のボーナス額で契約に応じるロシア人が居なくなり、契約軍人の募集にかかるコストは大幅に上昇している。
New York Timesは27日「今後の焦点は人的優位を活かしたロシアの戦術が防御を固めたウクライナに通用するかどうかだ」「効果的だと証明されていたロシア軍の戦術はハルキウで上手く行かなかった」「既にロシア軍の攻勢は鈍化している」と報じた。
Politicoは27日「米諜報機関はイスラエルとハマスの停戦が成立しない場合、今後数週間以内にイスラエルとヒズボラの間で大規模な軍事衝突が発生する可能性が高いと予想している」「欧州の中には次の戦争が数日以内に起こると予想している国もある」と報じた。
ウクライナ向け砲弾の域外調達を主導しているチェコのフィアラ首相は25日「既に約束した砲弾がウクライナに到着している」と言及していたが、チェコ国営通信は27日「第一弾として5万発の砲弾が届けられた」「年末までに最大50万発の砲弾を引き渡す」と報じた。
Financial Timesは27日「米国、イスラエル、ウクライナはイスラエルが保有するパトリオットシステム(8セット)のウクライナ移転を協議中だ」と報じており、これが実現するとウクライナの防空能力が劇的に向上し、久々に戦場の様子が大きく変わるだろう。
RIA Novosti、RBC、Interfax、Meduzaなどは27日「ロシア当局が国籍を取得した移民3万人を拘束し、内1万人をウクライナでの特別軍事作戦に送り込んだ」と報じており、ウクライナ占領地域で要塞を建設している後方部隊に加わっているらしい。
Defense Newsは27日「米陸軍がER-GMLRSの量産を承認した」「アーカンソー州カムデンの生産ラインにER-GMLRSが組み込まれる」と報じており、MLRSやHIMARSで使用されるロケット弾の射程は70km→150km以上に拡張される。
RYBARはクピャンスク方面について26日夜「ロシア軍がペトロパブリフカ方向、ステルマキフカ方向、ミャソジャリフカ方向に前進した」と、DEEP STATEはリマン方面について「ウクライナ軍がテルニー方向でロシア軍を押し戻した」と報告した。
ウクライナのシンクタンク=Razumkov Centreは社会調査の結果を25日に発表、ウクライナは戦場や国内で様々な問題を抱えているものの、大多数のウクライナ人はゼレンスキー大統領、ウクライナ軍、戦争継続を支持し「ロシアに勝利できる」と信じている。