ハルキウ方面で新たな動きは観測されていないものの、DEEP STATEとRYBARは「シヴェルシク方面、バフムート方面、アウディーイウカ方面、ドネツク西郊外方面、南ドネツク方面でロシア軍が前進した」と報告しており、後退が続くウクライナ軍の苦しい状況に変わりはない。
キーウが生き残れた理由、ウクライナ軍の工夫とロシア軍の不手際
英国のThe Financial Times(FT)紙は10日、キーウが生き残れたのは「ウクライナ軍の創造的な工夫とロシア軍の不手際が原因だった」と報じて注目を集めている。
フィンランドが6月にNATO加盟申請を提出? スウェーデンもこれに続く?
英Time紙は11日「フィンランドはNATOへの加盟申請を6月に提出する予定でスウェーデンもこれに続くだろう。米国はNATOの加盟国が30から32へ増加することに期待している」と報じている。
スロバキア国防相、ウクライナへの自走砲「ズザナ」売却について協議中
スロバキアのヤロスラフ・ナド国防相は10日、NATO標準規格155mm榴弾砲を搭載した自走砲「Zuzana/ズザナ」の売却についてウクライナと交渉中だと明かした。
独KMW、ウクライナへPzH2000×100輌提供をドイツ政府に提案
独クラウス・マッファイ・ヴェクマンは9日、ドイツ陸軍が保有するPzH2000×100輌をウクライナに提供して新規製造分でギャップを埋めるというアイデアを政府に提出した。
ウクライナ軍、46日間で鹵獲したロシア軍装備の数が1,000を突破
軍事アナリストが運営するサイト「Oryx」は10日、ウクライナ軍が鹵獲したロシア軍の装備が1,008に達したと報告した。
米英の諜報機関、プーチンのウクライナ侵攻計画を昨年夏に察知か
英BBCは9日、米英の諜報機関は2021年夏にプーチン大統領がウクライナ侵攻を企てていることに気づき前例のない措置に踏み切ったと報じている。
西側諸国、旧ソ連製兵器の在庫枯渇に備えNATO規格の兵器供給に動く
米ブルームバーグ紙は9日、ウクライナを支援する国々は旧ソ連製兵器の在庫枯渇を見越し「NATO規格の兵器供給に向けて動き出している」と報じている。
英国のジョンソン首相は9日、事前の予告なしにキーウを訪問してゼレンスキー大統領と会談を行い対艦ミサイルの提供を約束した。
ロシア軍、ウクライナ侵攻に投入したUCAV「オリオン」が撃墜される
ロシア軍がウクライナ侵攻に投入した国産UCAV「オリオン」の残骸がSNS上に登場、ウクライナ軍によって撃墜された可能性が非常に高い。
ドンバスを巡る戦い、ウクライナ軍の増援として第128山岳強襲旅団が到着
ウクライナ北部からのロシア軍撤退が完了、ルハーンシク州のセベロドネツクに増援としてウクライナ軍の第128山岳強襲旅団が到着するなどドンバスを巡る戦いにも動きがある。45日目に戦況の詳細は以下の通りだ。
英国、装甲車輌やマスティフなどの防護装甲車をウクライナに提供
英国のウォレス国防相は8日、ロシアと戦うウクライナを助けるため「装甲車輌やマスティフなどの防護装甲車を提供する」と発表した。
チェコがウクライナに戦車、歩兵戦闘車、榴弾砲、MLRS、対空兵器を供給か
チェコの国防当局者はロイターに対して「数週間前から地上戦闘用の重装備を供給中で戦車、歩兵戦闘車、榴弾砲、多連装ロケットランチャーが含まれる」と明かした。
ショルツ独首相、ウクライナが要請したマルダー歩兵戦闘車の提供に難色
ウクライナ政府はマルダー歩兵戦闘車×100輌を提供して欲しいとドイツに打診したが、緑の党が推進する歩兵戦闘車の供給計画にショルツ首相が難色を示しているらしい。
ロシアのペスコフ大統領報道官、ウクライナで相当な兵力を失ったと認める
ロシアのペスコフ大統領報道官は7日、英メディアの番組に出演して「ウクライナでロシア軍は相当な兵力を失った」と認めたため注目を集めている。
ロシア空挺軍所属の兵士60名、ウクライナでの作戦参加を拒否して解雇?
ウクライナ侵攻作戦に参加するためベラルーシに移動した空挺部隊の兵士60名が作戦参加を拒否、国内の駐屯地に戻され解雇されたと報じられている。
ロシア正教会、ウクライナ民族を抹殺するのがロシア軍兵士の任務
ロシア正教会は「ウクライナ民族を地球上から抹殺するのが貴方たちの任務である」と書かれた配布物をロシア軍の兵士に配っていると報じられている。
米上院、ウクライナ支援のためレンドリース法の復活を全会一致で可決
ウクライナを支援するため米上院は6日、第二次世界大戦で連合軍の勝利に貢献したレンドリース法(武器貸与法)の復活を全会一致で可決した。
今後3週間の戦いがウクライナの運命を左右、英国が装甲車輌の供給を検討
英国は今後3週間の戦いがウクライナの戦局を左右する「重要な時期」だと考えており、対戦車ミサイルやMANPADSの追加支援に加えて装甲車輌を供給を検討している。
キーウ州ホストーメリ、ロシア軍のスナイパーが民間人を標的にして訓練か
キーウ州ブチャの隣町ホストーメリで民間人11人の遺体が見つかり、地元住民は「ロシア軍のスナイパーが民間人を標的にして訓練を行なった」と証言しているらしい。
ウクライナ軍兵士、ブチャ近郊で捕虜になったロシア軍兵士を殺害か
米国のニューヨーク・タイムズ(NYT)紙は「キーウ州ブチャ近郊で捕虜になったロシア軍兵士をウクライナ軍兵士が殺害している」と発表して波紋が広がっている。
チェコ共和国、ウクライナに提供するT-72とBVP-1の移送を開始
NATOとの合意に基づきチェコ共和国はT-72M1×5輌とBVP-1×5輌をウクライナに提供したと明かしたが、これ以上の情報開示は安全保障上の理由から拒否している。
エジプトとクウェートの防空レーダー需要、日本企業が売り込み中か
MENA地域における防衛市場の分析を行うTactical Reportは「日本がクウェートとエジプトにレーダーを売り込んでいる」と報じている。
今年こそ実現するか? 米海軍が再びF/A-18E/Fの新規調達中止を提案
米海軍は議会に阻止されたF/A-18E/Fの調達中止を今年も提案しており、再びボーイングの利益を代弁する議員との熱い戦いが始まるのだろう。
オーストラリア国防省、MQ-9B SkyGuardian導入計画の中止を発表
オーストラリア国防省は今月1日、MQ-9B SkyGuardian導入計画「Project Air 7003」を中止すると発表して注目を集めている。
台湾、ステルス性能を備えた次世代戦闘機の開発を2023年に開始
台湾の国家中山科学研究院は「次世代戦闘機の開発に取り組んでいる」と昨年4月に明かして注目を集めていたが、ステルス性能を備えた次世代戦闘機の開発を2023年に開始するらしい。
UAV配備を進める米海軍、アーレイ・バーク級にエアロゾンデを展開
米海軍第7艦隊のアーレイ・バーク級駆逐艦に「Aerosonde」が配備されUAVによる空中監視能力が付与されたと報じられている。
中国の軍拡に対抗、極超音速兵器を米英豪のAUKUS体制で共同開発か
米英豪の3ヶ国は新しい安全保障の枠組み「AUKUS」の下で極超音速兵器の共同開発を行うと報じられており、早ければ5日(現地時間)にワシントンで正式発表される可能性があるらしい。
真偽は不明、マリウポリでウクライナ軍の兵士267名がロシア軍に降伏?
露国営メディアのRIAノーボスチは5日、マリウポリでウクライナ軍(第503独立海軍歩兵大隊)の兵士267名が降伏したと報じている。
ウクライナ征服を望んでいたプーチン、現在は殲滅に目的を切り替えた
英国のThe Times紙は4日、プーチンは「ロシアに対する裏切り者」と見なしていたウクライナの征服を望んでいたが「現在は目的を殲滅に切り替えた」と報じている。
衛星画像を検証した米メディア、ブチャの遺体はロシア軍撤退前に出現
米国のニューヨーク・タイムズ(NYT)紙は4日、ブチャ市内に散乱した複数の遺体を衛星画像と突き合わせた結果「ロシア軍の撤退後ではなく占領中に出現した」と結論づけた。
ウクライナ検事総長、ブチャよりボロディアンカの方がもっと酷い
ウクライナのベネディクトワ検事総長は4日、ロシア軍によるジェノサイド(大量虐殺)が発生したブチャよりボロディアンカの方が酷いと明かした。
キーフ周辺は21世紀の地獄、ナチズムにおける最悪の犯罪が欧州に戻って来た
ロシア軍によるジェノサイド(大量虐殺)についてウクライナ大統領府のミハイル・ポドリャク氏は「キーフ周辺の状況は21世紀の地獄だ、ナチズムにおける最悪の犯罪が欧州に戻ってきた」と訴えた。
ロシア軍がチェルニーヒウ州からも撤退、スームィ州でも撤退の動き
ロシア軍はキーウ州に続きチェルニーヒウ州からも撤退を開始、首都周辺のドニエプル川西岸と東岸の敵はほぼいなくなった。因みに40日目の各戦況の詳細は以下の通りだ。
ロシア、大量虐殺を示唆するキーウ州ブチャの映像はフェイクだと主張
ロシアはブチャの大量虐殺について「ウクライナ軍によるフェイクだ」との見方を示しており、ロシア軍による支配中に「ブチャで地元住民が暴力的事件を起こしたことは一度もない」と主張している。
国際的な人権NGO「Human Rights Watch(HRW)」は3日、地元住民の協力を得て「ロシア軍がウクライナ人に対して犯した戦争犯罪を文書化して記録した」と発表した。
ロシア軍元大佐によるウクライナ作戦の展望、西地域はポーランドに譲渡可
露コムソモリスカヤ・プラウダ紙のヴィクトル・バラネッツ(ロシア軍元大佐)氏は1日、第二段階に入ったウクライナ作戦が今後どのように推移していくのかを披露、ロシアの本音が漏れているため非常に興味深い。
キーウ近郊のブチャで大量虐殺が発生、300人が埋葬された集団墓地も発見
ロシア軍に占拠されていたキーウ近郊のブチャで市民の大量虐殺を確認、ウクライナ大統領府のミハイル・ポドリャク氏は「彼らは兵士ではなく武器も持っていない。一体ロシア軍の占領地で何が起こっているんだ」と叫んでいる。
ウクライナ国防省は2日夜「イルピン、ブチャ、ホストーメリを含むキーウ全域がロシア軍から解放された」と発表、これを額面通り受け取れば「キーウ州からロシア軍がいなくなった」という意味だ。
ウクライナ軍がスターストリークを使用してロシア軍のMi-28Nを撃墜か?
英国のThe Times紙は1日「ウクライナ軍がスターストリークを使用してロシア軍のMi-28Nを撃墜した」と報じている。
中国が五輪終了後にウクライナへサイバー攻撃、ロシアの侵攻計画に加担か
英国のThe Times紙は1日、諜報機関からの入手した情報に基づいて「中国はロシアのウクライナ侵攻にサイバー攻撃で加担していた証拠があり、これが事実だと立証されればロシアと同じように制裁の対象になる」と報じて注目を集めている。
ウクライナ軍の反攻、キーウ近郊のロシア軍をほぼ一掃することに成功
ウクライナ軍はキーウ近郊のボロディアンカを奪還したと報じられており、ウクライナ国家警備隊もキエフ周辺のロシア軍を一掃したと発表した。
ウクライナ、ロシア軍の攻撃による爆発かと思ったら未知のガス田だった
31日の夜にウクライナ西部のリヴィウ州で確認された爆発音はロシア軍による攻撃ではなく、、、新たなガス田が見つかったと報じられている。
ドイツ、チェコが要請していた歩兵戦闘車BMP-1のウクライナ移転を許可
ドイツは31日、旧東ドイツが所有していた歩兵戦闘車「BMP-1」をウクライナに移転する許可をチェコ共和国の企業に通知したと発表した。
ウクライナ軍の反攻、撤退するロシア軍を追撃して30拠点の奪還に成功
ウクライナ軍参謀本部は1日、キーウ方面やチェルニーヒウ方面でロシア軍に占拠されていた30の拠点を奪回した発表、撤退するロシア軍部隊も各地でウクライナ軍の待ち伏せ攻撃を受けている。
祈りと武器を捧げるオーストラリア、ウクライナにブッシュマスターを提供
オーストラリアのモリスン首相は1日、ウクライナの要請に応えて装輪装甲車「ブッシュマスター」を提供すると発表した。
集めても逃げていくロシア軍兵士、南オセチアの兵士300人が帰国した理由
ウクライナ国防省は「ロシア軍が南オセチアから動員した兵士は戦闘任務を拒否して帰国した」と指摘、露独立系メディアのMediazona紙も「この動員は当初から問題だらけだった」と報じている。
英国防相、ロシア軍を追い出すためウクライナ軍に長距離砲供給を決定
ウォレス国防相は31日、戦いが進軍阻止から奪われた領土の奪還に変化したウクライナ軍を支援するため「長距離砲と弾薬を供給する」と発表した。
これで4ヶ国目、トルコもウクライナの安全保障の保証国になると発表
トルコのエルドアン大統領は31日、ウクライナが要求している「中立を宣言するための安全保障の保証国」になる準備が出来ていると発表した。
プーチンは自身の権威が傷つかないよう戦争を止める方法が見つからない
ロシアの独立系メディアのМедуза(メドゥーサ)は31日、ウクライナ侵攻が失敗したことを認識したプーチンは「自身の権威が傷つかないよう戦争を止める方法が見つからず困っている」と報じている。
ウクライナ、首都周辺のロシア軍戦術大隊4個相当が撤退したと発表
ウクライナ軍は「キーウ周辺のロシア軍が700以上の装備(戦術大隊3個~4個相当)をベラルーシ国境に向けて撤退させた」と発表、近い将来サプライズがあるかもしれないと明かした。
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ハルキウ方面で新たな動きは観測されていないものの、DEEP STATEとRYBARは「シヴェルシク方面、バフムート方面、アウディーイウカ方面、ドネツク西郊外方面、南ドネツク方面でロシア軍が前進した」と報告しており、後退が続くウクライナ軍の苦しい状況に変わりはない。
ゼレンスキー大統領は2023年11月末に要塞建設を急ぐよう指示し、ハルキウ方面の要塞建設は「最も進んでいる」と称賛していたが、ロシア軍の新たな攻勢で要塞建設の不備が次々と報告され、最高議会は要塞建設に関する臨時調査委員会の設置を可決した。
ウクライナの戦争報道について現地ジャーナリストは「事実上の検閲状態で批判的な意見が抑圧されている」と、New York Timesも「ウクライナ人はうんざりしている」と指摘していたが、Kyiv Independentは「テレソンに参加する公共メディアが独自のニュース番組を流し始めた」と報じた。
ロシア人ミルブロガーが運営するRYBARは20日「ロシア軍がチャシブ・ヤール東地区に取り付いた」と、ウクライナ人が運営するDEEP STATEも「ロシア軍がチャシブ・ヤール東地区に侵入して足場を築いた」と報告、さらにロシア軍がクレシチェエフカの中心部で国旗を掲げた。
Economistは20日「ハルキウ方面で前進スピードは鈍化したもののスームィに近いスジャ周辺でロシア軍部隊が集結しつつある」と報じ、ウクライナ国境局の報道官も21日「絶対にスームィ攻撃の可能性を排除することは出来ない」と述べた。
ウクライナ政府は20日「一般消費者と産業界の両方に大規模な計画停電を導入する」と発表、New York Timesは「電力消費の制限は確実に武器の生産スピードと価格に影響を及ぼす」と報じ、ウクライナは武器不足、兵士不足、電気不足の3重苦に陥っている。
Economistは20日「ハルキウで戦う多くの兵士らは短時間でロシア軍が前進したことに怒っている」「少なくともウクライナの美しい公式見解は人々を落ち着かせるのに役立っていない」と指摘し、指揮官や政府関係者は「ゼレンスキーは前線の状況を把握していない」と述べた。
ロシア人ミルブロガーが運営するRYBARは「1ヶ月半に及ぶ砲撃後、ロシア軍はチャシブ・ヤール東地区の高層建築物や家屋に取り付いた」「チャシブ・ヤール南側の森林地帯も制圧した」と報告、さらにクリシェイフカ集落内でウクライナ軍陣地を掃討する様子も登場した。
ハルキウ州のセメヌハ軍事行政副長官は20日「我が軍が支配しているボルチャンスク市内の割合は約60%だ」と明かし、視覚的にも「ロシア軍がヴォブチャ川を渡ってボルチャンスク市内の南に入った」と確認され、消防署付近の住宅地で歩兵同士の戦闘が発生している。
DEEP STATEは20日「ハルキウ州のリプシ方向、ボルチャンスク方向、ベレストベ方向、ドネツク州のノボカリノベ方向、ノヴォポクロフケ方向、ヤスノブロディフカ方向、ネタラブ方向、バラスコヴィウカ方向、ザポリージャ方面のロボーティネ方向でロシア軍が前進した」と報告した。
DEEP STATEは18日「ロシア軍がブフルヴァトカを占領し、ベレストベに取り付き、ネタラブがグレーゾーンに収まり、ノヴォミハイリフカの南で前進した」と、RYBARは「ロシア軍がスタリツァを占領し、ヘオリフカ集落の南部分を制圧し、ボルチャンスク市内で前進した」と報告した。
ゼレンスキー大統領は17日の会見の中「この数年の戦争で初めて全旅団から『砲弾がない』と不満を言われなくなった」と述べて砲弾不足の解消を示唆したが、ウクライナ人ジャーナリストのブトゥソフ氏は「この発言は前線にいた軍人のほぼ全員を唖然とさせた」と述べている。
ロシア国防省は15日「ロボーティネを完全に解放した」と発表したが、ウクライナ軍やロシア人ミルブロガーは占領を否定している。但し、視覚的証拠に基づくロシア軍の支配範囲は集落の大半に及んでいるためロボーティネの状況は非常に厳しい。
ウクライナを訪問したブリンケン国務長官は「ロシア連邦領内への攻撃に反対しない」と述べたが、これは「米国製兵器を国外攻撃に使用しても良い」という意味ではなく、国防総省のシン報道官も「我々の立場は変わっていない」と発言した。
ロシア人ミルブロガーが運営するRYBARは17日、ハルキウ方面について「ロシア軍がライボケからリプシ方向に支配地域を拡大させた」「ロシア軍がルクヤンツィからリプシ方向に支配地域を拡大させた」と報告し、これが事実ならリプシ方向の状況は悪化する一方だ。
Washington Postは17日「ロシア軍のハルキウ突破はウクライナ軍の兵士不足だけが原因ではない」と報じており、ロシア軍は5月10日に電子妨害でStarlinkの通信を遮断、第125旅団の指揮官は「敵の動きが完全に見えなくなった」と証言している。
ウクライナのマリウスカ司法相は3月「囚人や受刑者を動員する法案を提出する」と言及、最高議会は有罪判決者の自発的な動員に関する法案を8日に可決、ゼレンスキー大統領も17日に署名したため、ロシアと同じように刑務所からの動員が開始される。
ゼレンスキー大統領は17日「我が軍がハルキウ方面の状況を安定させた。ロシア軍の突破は最大10kmで準備された第1防衛ラインに到達しただけ」「この突破を許したのは適切な西側製防空システムの欠如にある」と述べた。
ウクライナ人ジャーナリストのブトゥソフ氏は「リプシから2kmの地点に敵が迫っている」「大量の敵無人機が戦場上空を飛んでいる」「敵は直ぐに学習し、直ぐに結論を導き出し、直ぐに改善してくるためリプシ方向の戦いは決して容易なものではない」と報告した。
ロシア人ミルブロガーが運営するRYBARはハルキウ方面ボルチャンスク方向について「ロシア軍がヴォブチャ川沿いにある工場を攻撃中」と、リプシ方向についても「ロシア軍がダーチャ付近で前進してリプシ郊外に到達した」と報告した。
ロシア領ベルゴロド州に侵入した「ロシア義勇軍」や「自由ロシア軍」との交戦が続く中、露メディアは「ベルゴロドにあるロシア連邦保安庁と内務省の建物が攻撃を受けた。この攻撃はドローンによるものだ」と報じている。
反プーチンを掲げウクライナ側として参戦しているロシア義勇軍がベルゴロド州に侵入、これを受けてロシアは同地域の住民と保管庫から核兵器を避難させており、モスクワ中心部の上空には自由ロシア軍の旗が飛んでいる。
反プーチンを掲げウクライナ側として参戦している「ロシア義勇軍」と「自由ロシア軍」は22日、ロシア領ベルゴロド州、ブリャンスク州、クルスク州に侵入、特にベルゴロド州では複数の拠点を解放して前進を試みているらしい。
アルメニアのパシニャン首相は22日「ナゴルノ・カラバフを含む86,600km²をアゼルバイジャンの領土として認める用意がある」と発表、国内の反対意見を押し切ってでもアゼルバイジャンとの和平協定締結を目指す意向だ。
ロシア軍元大佐のイゴール・ガーキン氏は「クレムリンの老人達が頭に思い描いた政治的課題を解決するのに『バフムートの勝利』は本質的に不要」と指摘し、消耗戦を仕掛けた戦略の馬鹿さ加減と発生した戦死者数は別格だと批判した。
ロシアのヴャチェスラフ・ヴォロージン下院議長は「ポーランドは第二次大戦の結果で手に入れた領土と、ソ連国民が復興と発展のために費やした7,500億ドル以上の資金を我々に返還すべきだ」と主張、この提案を22日の議会で「審議する」と明かした。
ウクライナのマリャル国防次官は21日「我々は側面攻撃で前進を続けており、敵はバフムートに留まるのが難しくなっている。我々はバフムートを半包囲して敵を殲滅する機会を得ている」と主張して注目を集めている。
主要な海外メディアは「ゼレンスキー大統領がバイデン大統領との会談前にバフムート喪失を認めた」と報じたが、ウクライナの大統領報道官は「ゼレンスキー大統領はバフムート喪失を認めたのではなく否定した」と主張した。
ワグナーは制圧したバフムート市内の複数地点でロシア国旗とワグナー旗を掲げる動画を公開、プーチン大統領も「解放作戦の完了を祝福する」と声明を発表したが、MiG-17モニュメント付近の状況はよく分かっていない。
露ワグナーのプリゴジン氏は20日「今日の午後、バフムートの支配を完全に確立した」と発表、露国営メディアも「ロシア軍がバフムートを完全に解放した」と報じており、バフムートを巡る戦いに決着がついた格好だ。
ロシア軍はバフムート市内で前進を続けており、ウクライナ軍が支配する範囲はMiG-17モニュメント付近の一画のみで「数日以内」に市内から押し出される可能性が高いが、クピャンスク方面のロシア軍も再びオスキル川沿いを南下し始めた。
ウクライナ人パイロットは約2週間のシミュレーターテストで技量の高さ示し「米空軍は4ヶ月の訓練でF-16を操縦できようになると結論づけた」と報じられているが、この4ヶ月間で習得できる戦闘スキルは初歩的な空対空戦闘のみだ。
ウクライナのイエルマク大統領府長官は19日「ゼレンスキー大統領が日本で開催中のG7に出席してバイデン大統領と会談する予定だ」と言及、話が二転三転したもののアラブ連盟首脳会議に出席したゼレンスキー大統領は日本に向かっている。
CNNは政府高官の話を引用して「バイデン大統領が『F-16を含む第4世代戦闘機でウクライナ人パイロットを訓練する同盟国の取り組みを米国が支援する』とG7の首脳に伝えた」と報じており、欧州で行われる訓練に人員を派遣するらしい。
ボンバルディアはカナダ空軍の次期哨戒機(CMMAプログラム)に向けに「Global 6500ベースの海上哨戒機」を発表、この機体はジェネラル・ダイナミクスと共同で開発する予定で、ボーイングが提案中のP-8Aと競合することになる。
ウクライナ国防省の情報総局は19日「ロシアはKh-101を月35発、Kalibrを月25発、キンジャールを月2発、イスカンデルを月5発ほど生産しており、国際的な制裁にも関わらず必要なコンポーネントを入手して生産量を増やしている」と指摘した。
Bloombergは「日本に向かい広島で開催されるG7に直接参加する予定だ」と報じていたが、ウクライナ政府は19日「ゼレンスキー大統領はG7にオンラインで出席する予定だ」と発表した。
CNNは「バイデン政権はNATO加盟国に対してウクライナへのF-16移転を許可する意向を伝えた」と報じているが、欧州諸国の本音は「戦闘機提供を支援する立場に収まりたい」なので、ウクライナへの戦闘機提供が実現するかは未知数だ。
ゼレンスキー大統領はG7サミットに「オンラインで参加する」と表明していたが、Bloombergは19日「日本に向かい広島で開催されるG7に直接参加する予定だ」と報じており、ゼレンスキー大統領が日本にやって来るかもしれない。
露ワグナーは18日「バフムート市内のユビレイナ通り下区画を制圧した」と発表、もうウクライナ軍が保持するのはMiG-17モニュメント付近のみだけで「バフムートの完全占領」は時間の問題だ。