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2019/01/15

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  • エッセイ638. JR東日本のデザイン図書

    YouTubeには、鉄ちゃん達の投稿が多い。しかしどこをみてもこの本を紹介した映像が見当たらない。車両のデザインは彼らの関心の外側なのだろう。とはいいつつも、鉄道車両はれっきとしたプロダクトデザインの領域である。鉄道を軸にすると駅舎の建築や商業のマーチャンダイジン、ユニフォームやCIといった広がりに眼を向けると、鉄道会社は総合生活産業の1つだといえる。それも私達の生活に密着した次元での展開である。大学のプロダクトデザイン実習に搬送機器のデザインがある。それはズバリ!、カーデザインの勉強である。そこへゆくと当時鉄道車両のデザインを取り上げた大学は皆無といってよかった。今で言えば隙間産業デザインだったのである。それに鉄道車両はデザイン要素が少なく、どうせエンジニアの領域なのだろとプロダクトデザイナーは見ていた...エッセイ638.JR東日本のデザイン図書

  • エッセイ637. 私の本について

    ここであげてきたいくつかの図書に共通するのは、ヴィジァライゼーションであり、研究者やデザイナの多くはドローイングができる点だ。空間の定義を考えれば、XYZの3軸で定量化された座標軸を持つこと。そんな空間の中で図や概略的なデザインをドローイングで示すことができる。これらの図書が与えてくれた知見が、私のプロジェクト・プロデュースという仕事に活かされてきた。実際のプロジェクトを通じて成立してきた概念や方法論をまとめたのが、私の著書である「環境デザインのプロデュース、コンセプトクリエイション、イマジニアリング」である。ブログトップ画像は、コンセプトチャートを解説したもので本の中から引用した。このコンセプトにしたがって描いたスケッチの一部が2番目の画像である。いずらも中国の都市計画プロジェクトであった。3番目の画像...エッセイ637.私の本について

  • エッセイ636. マクハーグのデザインウィズネイチャー

    1960年代後半、世界的に地球環境に対する認識が立ち上がり始めた。時を同じくして、イアン.L.マクハーグ(1920-2001)は、私達を取り巻く環境を自然と社会の総和として捉え、彼はエコロジカルプランニングの方法論を発表した。それが地域計画のバイブルともいわれるデザイン・ウィズ・ネイチャーである。彼の考え方は、わが国の環境アセスメントにも影響を与え、環境情報を2次元の空間に表示するとともに、こうした空間を情報量に応じて何層(少なくとも25層以上)も重ねたレイヤーという概念をつくり、マトリックス評価を経るなど、地域計画策定の大きな方法となっていった。この本は、私が大学院修士課程の授業テキストであった。だから受講者達と分担しながら原文で読んでいた。これは、もちろん地域計画の大きなツールになっていった。だがわが...エッセイ636.マクハーグのデザインウィズネイチャー

  • エッセイ635. ニューアーバニズムの住まいづくり

    ニューアーバニズムの初期の例:Seaside,Florida.大規模な住宅開発:Kentland,Maryland.1990年代アメリカで台頭してきたのが、持続可能な社会を目指したニューアーバニズムの考えによる住宅開発である。それまでの大きなアメリカンスタイルの住宅を見直し、小さいけれどコミュニティが共同で豊かな環境を形成してゆこうするものである。そのスタートはランドスケープデザインであり、住まいから見える風景をどのようにデザインするかという手書きのスケッチから始まる。そしてスケールダウンされ住宅個々のデザインガイドラインに及び環境と整合した住宅環境開発なされてきた。その底流には、風景をつくるという発想がある。だから巨大スーパーマーケットや、工場や、鉄道操車場の跡地が住まいに変容したりといった具合に環境自...エッセイ635.ニューアーバニズムの住まいづくり

  • エッセイ634. 都市デザインの方法論としてのクリストファー・アレギザンダー

    都市開発の仕事をする以上、コンセプトワークが必要になる。それはいつまでに、どんな事業者と、何処の土地に、どんな理由で、どんな機能を導入し、どのように実現するかとするプロポーザルである。そんなプロポーザルは理論ばかり書いても文科系の作文になるので、やはり方法論が必要になる。そして方法論として参照した図書の1つに、クリストファー・アレギザンダーの幾つかの本がある。例えば、彼のANewTheoryofUrbanDesignは、都市の開発が暫時的である事。そのなかで既存建築をリニューアルしながら、都市のディテールをすり込ませてゆくことなどの方法論がモデルデザインで示されている。そうしてデザインの過程で、人々の活動と都市空間との関わり方を示唆的に示した253のケースが、彼のパターンランゲージ(平田翰約,那鹿島出版会...エッセイ634.都市デザインの方法論としてのクリストファー・アレギザンダー

  • エッセイ633. ジョン・ジャーディのスケッチから・・・

    トップの画像は、東京湾臨海部副都心の事業コンペで、アメリカの商業建築家ジョン・ジャーディ(1940年-2015年)が最初に描いたデザインコンセプト・スケッチの部分である。ジャーディは、グレイブスのような写実的なスケッチは描かない。むしろ空間の作り方の概念スケッチといってよく、それは公開されることはない。私はプロデュース企業で、このコンペのためのディレクションを委託者の三菱地所の優れた担当者と一緒に仕事をしていた。そんな建築コンセプトが完成し、かっての丸ビルの三菱地所の大会議室で役員達に対するプレゼンテーションが行われた。もちろんジョン・ジャーディがアメリカから駆けつけた。私は三菱地所の担当者と並んで会場の一番奥隅の目立たない席からプレゼンテーションの成行を見守っていた。地所の担当者と小声で「どうなるんでし...エッセイ633.ジョン・ジャーディのスケッチから・・・

  • エッセイ632. マイケル・グレイブスにまつわる私の記憶

    私が高校生の頃世界の建築家といえば、コンクリート打ち放しをモットーとするモダニズム建築のル・コルビジェだった。そこへ様式建築の美学をひっさげて風穴を開けたのがロバート・ヴェンチェルリ。そうポスト・モダニズムの始まりだった。ボスト・モダニズムを発展させ数多くの建築を実現してきたのがマイケル・グレイブスである。私がプロデュース企業に勤めていた頃、マイケル・グレイブスとは2度一緒に仕事をしたことがある。1つは横浜のアルテ横浜であり、もう一つはNTTデータ通信のインテリアの仕事であった。マイケルグレイブスが現場にやってきて、NTTの担当者が「この椅子は日本人には足が長いよ」といったら、彼は大きなノートを取り出して記録していた。はて修正するのかなと思ったら、そのままであったのには後で笑えた。彼は、現場視察の最後に私...エッセイ632.マイケル・グレイブスにまつわる私の記憶

  • エッセイ631. プロダクトデザイナー、シド・ミードの「センチネル」から

    はい!、はい!、読書の秋でしたね。ならば私の書架からひっぱりだした本でも紹介しましょう。手にしたのは、アメリカのプロダクトデザイナー、シド・ミード(1933-2019)の「センチネル」(1979刊行)から引用しました。プロダクトデザイナーが描いたヴィジュアルであり、もちろんスターウォーズが登場する以前の未来デザインであり、ハリウッドの映画制作者達は、彼のヴィジュアルセンスに注目し、「ブレードランナー」をはじめ、「スタートレック」、「トロン」、「2010年」、「エイリアン2」、「ショートサーキット」などにヴィジュアル・フューチャリストとして参加してきたとWikは解説している。私も学生時代、ほんの少しだけプロダクトデザインを勉強しましたから、彼のイラストは随分とレンダリングの参考にしました。こんな風に建築をデ...エッセイ631.プロダクトデザイナー、シド・ミードの「センチネル」から

  • Fiekdwork837 熱気冷水の下鴨神社みたらし祭 4K

    ブログのスペースが一日分余っていた。祇園祭の後祭があるから、この映像でも入れようかと予定していた。だが山鉾巡航は二回目だし、花笠巡航で子供達や舞妓さんが都を練り歩く姿は、綺麗だけど私の映像としては面白みがない。そう思っていたら下鴨神社のみたらし祭りが開催されていた。こちらの足付け神事の方が絵としては面白いし、大挙して群衆が集まる祇園祭後祭でコロナ感染するよりは、世界遺産糺すの杜の方が健康的だ。気温34℃の京都で痛くしびれるような水の冷たさが大変心地よい。この時だけ50m下から組み上げた地下水が水路に流される。ここを蝋燭1本もって神殿前の燭台に灯し祖先の霊をなぐさめるという行事だ。このブログでも、過去に取り上げている夏にはゆきたい古都の行事だ。だが、出町ふたばのみたらし団子が境内で販売されているはずだが、早...Fiekdwork837熱気冷水の下鴨神社みたらし祭4K

  • Fieldwork836 祇園祭・山鉾巡航・神幸祭 撮影記

    一ヶ月続く祇園祭の要は、同日におこなわれる山鉾巡航で神幸祭とがセットになっている事。山鉾巡航は庶民の流行病治癒の神への誓願行事であり、それに応えて神が街にやってくるのが神幸祭。気温36℃の太陽の下、コロナ過で中止されていた山鉾巡航前祭が4年ぶりにフル開催。もちろん熱中症で救急搬送があったとメディアは報じていた。イベントの撮影は、不確定要素が多く私には面倒だ。だが夏の暑い空気を撮したい。ならばその方法論が必要になる。山鉾巡航は大挙してビジターがやっくるから尋常では撮影出来ない。そこで先ず長刀鉾の出発のしめ縄切りから撮ろうと考えた。この撮影方法は2通りある。1つは四条麩屋町交差点にしめ縄が貼られるから、マツキヨの近所に脚立持参で店舗の固い壁を背にして撮影する方法がある。間近で撮影できるが1時間以上前に陣取る必...Fieldwork836祇園祭・山鉾巡航・神幸祭撮影記

  • Fieldwork835.京都・祇園祭 まだ梅雨明けぬ宵々山の頃 HD 1080p

    7月15日の京都は、太平洋高気圧に覆われ青空の夏日だった。そして秋田県では線状降水帯が発生し都心部の浸水が報道されていた。一日中Macの前で仕事をしているから、やはり1日2時間の散歩をしよう。それにこの日は4年ぶりにフル開催される祇園祭宵々山だから記録的な人出になりそうだ。このために5,000人の警察官が配置されるとメディアは報じていた。八坂神社までくると3台の大型神輿が舞殿におかれている。これに神様がお乗りになるのが今日の催事である宵宮祭だ。そして山鉾巡航日の夕方、四条通の御旅所にやってくる。YouTubeで宵宮祭の様子をみると催事の大半は室内でおこなわれる。それにしては境内にビジター達が大挙しているではないか。賽銭箱もビジター達の最前列に据え置かれた。はて山鉾巡航日までこのスタイルか?。そうであれば神...Fieldwork835.京都・祇園祭まだ梅雨明けぬ宵々山の頃HD1080p

  • Fieldwork834 京都祇園祭宵山の頃、まだ梅雨はあけない

    京都祇園祭宵山の前日である。宵山の前日なら鉾町も空いているだろうと思ったのは早計だった。宵山同様に人出が多かった。鉾にあがるのも会所にゆくのもすべて予約制になった。過去のように夕方浴衣姿で気ままに鉾に上がったり会所を訪れたりというわけにはゆかない。明日は宵山だから、道は一方通行になり、コロナ過あけで3年ぶりのフル開催だから大変人出が多いのだろう。前日に撮影しておいてよかった。終日アトリエに籠もりマックで仕事をしているから、毎日の2時間の散歩は生活の必需品といってよい。だが時々糖分が下がったり、お腹がすくことがある。途中のマクドナルドで、冷たくて糖分たっぷりのシェイクで回復する。元気をつけて鉾町へ出かけた。祇園祭は2014年頃から前祭と後祭に仕分けられた。昔はそうだったようで、昭和40年代の初め頃に交通渋滞...Fieldwork834京都祇園祭宵山の頃、まだ梅雨はあけない

  • Fieldwork833. 京都・祇園祭のクライマックスが近づいてきた

    この日、7月12日も小雨が断続的に降りつつ突然青空がのぞく梅雨の天気だった。だから雨さえ良ければ、空気は澄んでいて撮影するのには好都合であった。だからいつもの外国人ばかりの散歩コースへでかけた。この日は、祇園祭の山鉾曳き初めがあるはずだ。帰りに寄ってゆこう。何時も立ち寄るマクドナルドを素通りし、四条通りを西に進むと長刀鉾がある。なんだ提灯もついてないしお囃子もいないではないか。メディアの報道用に曳き初め儀式をして、この日はお終いか。それが私には、一番鉾の地位に甘んじているように見えた。そんなに無精なら来年からどん尻鉾でもいいじゃん。ならば烏丸通を超して函谷鉾がお囃子をしている。ここは緞子も綺麗だし、一番祇園祭に意欲的だ。通り対岸のバス停から撮影する。こういうときにデジタルズームと鋭指向性マイクが役立つ。実...Fieldwork833.京都・祇園祭のクライマックスが近づいてきた

  • Fieldwork832. 限りなく夏に近い梅雨 4K

    7月11日の京都市内は、気温34℃。昨日の雨も上がり朝から爽快な夏空が広がる。しかしまだ梅雨前線が日本海に停滞しており、限りなく夏の気候だけど梅雨は明けていない。京都市内では祇園祭の鉾立が始まった。実は、梅雨の合間の晴れの天気が個人的に好きである。前日の雨で塵が吹き払われて朝から爽快な青空が広がる。そんな晴天と豪雨とが交互にやってくる梅雨だった。それは変化があって面白い。幸いに京都市内は、一時的な豪雨もあったが、概して毎年の梅雨であったのは幸いだった。市内を流れる鴨川だって、上流部で避難指示が出された年もあったぐらいだから、いつ災害に襲われるかは自然相手の話だからわからない。市内は高台がないから家の二階か元小学校の屋上にでも逃げるのだろう。意外に避難方法が少ない。そんな季節も一週間ほどで終わる。例年祇園祭...Fieldwork832.限りなく夏に近い梅雨4K

  • Fieldwork831.京都・梅雨晴れ 4K

    映像撮影と編集の勉強も、既に242本をYouTubeにアップさせている。勉強方法は、沢山撮影編集をすることにつきそうだ。さしあたり500本アップを目指して・・・。編集する以上なんらかのテーマ性がありそうだ。といっても、この日は感性が刺激される被写体がない毎日の散歩コース。映像を編集しながらテーマとなりそうなのは光か・・・?。つまり女の子の髪の毛を透き通る太陽光と人工照明かなぁ・・・?。一応音楽に合わせ少しだけテーマ性をちりばめているけど・・・。清水の参道を歩くと外国人観光客が多いのは当然だが、母国の生活習慣を感じさせてくれるところが面白い。欧米人は、自分達の周囲への目配りや配慮が大変敏感である。それも私の行動を予想しつつ賢い動きをする。そうした生活環境なのだろう。そして少し私に触れたらソーリーと言葉が自然...Fieldwork831.京都・梅雨晴れ4K

  • Fieoldwork830. 祇園祭初日の梅雨

    2023年7月1日は、一ヶ月続く祇園祭の初日である。この日吉符入と呼ばれ、各町内で祭礼奉仕の決定や神事の打ち合わせがおこなわれる。そして長刀鉾町御千度(なぎなたほこちょうおせんど)と呼ばれる稚児が神事の無事を祈り八坂神社に参拝に訪れた。季節は、雨が降り続く梅雨の最中である。京都は、6月下旬から本格的な梅雨に入ったようだ。例年ならば、祇園祭の山鉾巡航の前日頃まで梅雨は続くはずである。そして宵山で激しい落雷に降られ、翌日の巡航日には、スカッとした夏空が広がり梅雨明けとなり、暑い京都の夏が始まる。そんな祇園祭の初日にいつもの散歩コースを歩いた。高台寺まで来ると七夕の飾りがあった。七夕は祇園祭で影がうすくなった感じもするが、れっきとした季節の行事である。雨にぬれて短冊も、落ちたり文字がかすれかけている。そんな光景...Fieoldwork830.祇園祭初日の梅雨

  • Fieldwork829. 京都・梅雨入り 4K

    5月の末頃、京都は梅雨入りした。例年より2週間以上早い。たしかに湿度の高さを感じるし、少し暑さを予感させるのに十分な気温だ。外を歩けるのも今のうち。というのも真夏40℃ぐらいの時は、映像撮影の練習はしたくない。精々被写体が少ない夜かなあ。ようやくジンバル操作も慣れてきた。3軸のバランスを取ることは予め知ってたが実際に使ってみると、液晶画面設定が変わっていたり、突然スリーブモードになって解除できなかったり、バランスが崩れて元に戻らなかったりと、被写体に遭遇し慌てふためく事が多かった。それにやってはいけない事も多々していた。なにしろ今時のマニュアルは簡単にしか書いていないのだ。大原則はスイッチONにしたら常に両手で持ち続ける事。映像をパンさせるときは持った両手をゆっくりと回すこと。こう書けば簡単なことだが、両...Fieldwork829.京都・梅雨入り4K

  • Fieldwork828。夏が始まった頃 4K

    映像は初夏5月に撮影した。この頃は湿度が少なく風景が明瞭に見えるときであった。これが夏になると気温と湿度が高く揺らめくような風景となり、つまり冴えない。それに炎天下、外へ撮影に出ようという気分になるかどうかは自信がない。だから季候の良いときに撮りだめ!。もちろんジンバルの練習で撮影に出かけた。これは理屈ではなく体で覚えるほかない。今の時代に体で覚えること自体が少ないこともあって、それだけ新鮮な操作感覚である。以前の動画と比較すればブレは随分と少なくなっているとは思われるが・・・。それでもX、Y、Zの3軸バランスをとりながら動画撮影するわけだから、結構難儀な場面も多い。歩きながら撮影をする場合は実は足下をみていてモニターは見ていない場合、あるいはその逆もある。それだけ機材を1つの方向に向けたまま固定させつつ...Fieldwork828。夏が始まった頃4K

  • ドローイング791. 小説:小樽の翠699.幕間 ラタイではなく人体

    私の著書「環境デザインの世界:プロデュース・コンセプトワーク・スケマティックデザイン,井上書院,2017.」では分野外の専門家から、よく分からない!、というご指摘をいただく難解書物だったようだ。そもそも都市開発のコンセプトワークといったって、何それ!、オオッ、すごい!!、全然解らない!!!、と社会の共通性を欠いている超専門知識。それでも金山駅前北口には名古屋市の役人と共謀し「明日なる金山」という商業施設ができ、このエリア全体が私達の目論見通り、賑わい性があるスポットに浮上してきたですが・・・。それじゃあ難しいことをやる人間なんだろう。そんな人間が官能小説を書いている。ますます解らない人種だとなりそうだ。私には、クリエイションの基本は広がりある感性の落差なりパースペクティブだと思うけど・・・。私にとってどち...ドローイング791.小説:小樽の翠699.幕間ラタイではなく人体

  • ドローイング790. 小説:小樽の翠698. 幕間 人体の表現

    ドローイングシリーズも風景だとアクセス数が落ちるから・・、というわけでもないが、今月は、全て人体としイラストレータの線書きにした。コンピュータの冷たい感じがする線で、どこまで人体や濡れ場が表現出来るかというのは一寸興味があった。映画や映像ならまだしもドローイングでそんな難題が表現できるだろうか?。だからといって写実的に描けば公序良俗に反すると社会はうるさいから概念的に描かざるをえないという制約があるけど・・・。絵画史を振り返ると濡れ場の空気をよく表現した作家では、ムンクやクリムト、あるいはエゴン・シーレがそうだし、さらに大いに抽象化してしまい世界から認められているのがパブロ・ピカソだ。抽象化すると濡れ場も世界的傑作になるのかと私は冷たい目線で眺めている。ピカソの絵には、濡れ場の甘い空気を通り越して陰部のグ...ドローイング790.小説:小樽の翠698.幕間人体の表現

  • ドローイング789. 小説:小樽の翠697. 後付け初物国家?

    毎週クロッキー教室があるのでマサヒロ君の実家のアトリエに出かける。今日もモデルさんはジェシーだった。アチキは帰りにジェシーを駅まで送る。・・・ジェシー「初物好きの日本人が、上さんは処女でなくて良いというのはよくわからない」「ああつ、先週の話の続きね・・・」ジェシー「日本人は初鰹だ、新米だ、新茶だ、新玉葱だと、初物好きじゃないか・・、それがどうして女だけはセックスの経験済みの中古なんだ?。日本の男はそんな女を許せるのかよ!?」「神道は初物好きだから、確かに新米や新しいお米を供える。それは1年ごとに更新される。しかし人間は1年ごとに更新するわけではない。だから処女なんか期待するのは無理よ。10代から30代までの日本女性の男性経験数は、二極化していて、20代前半までは1〜3人、30代に近づくと15人とかだよ。だ...ドローイング789.小説:小樽の翠697.後付け初物国家?

  • ドローイング788. 小説:小樽の翠696.秋の夜長

    今日は翠も日勤だったから、帰るなり下で夕飯の支度をしている。「ご飯出来たよ!」の声がして階下に降りてゆくと、しゃぶしゃぶじゃないか。まあ簡単に調理は出来るけど。そんなことをしているとあたりは既に暗くなってきた。陽が短くなった。・・・夕飯を食べ終えると時計は7時をすぎたところ。寝るまでに何をすればいいんだいと思えるほど時間は余り、辺りは暗くなってきた。同じ事は翠もそうだった。アチキの足をつついてきた。翠「アチキー・・・暇だよーーー」「ならば秋の夜長を楽しもうか・・・」そういって寝室へ翠を抱えていった。翠とキスをしながら、スウットを剥いでゆくと、翠の閉まった体と小ぶりな乳房が出てくるあたりが色っぽいのだろう。それで次第にチャージしてきるんだろうか。翠の大腿四頭筋を肩で抱え頭を翠の胯間に沈めて舌を這わせてゆくと...ドローイング788.小説:小樽の翠696.秋の夜長

  • ドローイング787. 小説:小樽の翠695.家にいるのはオオカミ

    夕方日勤の看護師が更衣室で帰り支度をしている。内科の圭子さんが念入りに化粧している。翠「あらー、今日はデートなんだ。ねっ!、どこへゆくの?」圭子「おうち・・・ですぅー」翠「あらお外でデートじゃないの?」圭子「今日は彼がリモートで家で仕事をしているんです。だから1日中家にいるんですよ・・・。でっ、私が帰るじゃないですか。すると彼がうしろからススッとよってきて私をむくんですよ。それで裸にされて・・・。でっ『待ち遠しかったぜ』といって私を四つん這いにさせて、うしろからグイグイといれこむんですよ。それで膣が壊れそうになるぐらい激しいピストン運動を繰り返して・・・。それで射精してオオーっ!、と吠えるんですよ!!。私馬鹿みたいだと思うんですが、それでいつもいかされるんです。なんか私は彼のガシェットです。だから家に帰る...ドローイング787.小説:小樽の翠695.家にいるのはオオカミ

  • ドローイング786. 小説:小樽の翠694.キナクリドンパープルな話・・・そして追記

    学校が休みのときは明菜姉ちゃんが画材屋で留守番をしている。アチキも絵具が切れるから買いにゆくわけだが・・・。「キナクリドンパーブルが欲しいな」明菜「それ一個だけ?」「はい、1個だけ。沢山買うと『山田さんに橋をかけてもらったけど川がなくなった』になるから・・・・」明菜「そんなことわざは聞いたことがないなぁー」「じゃあ、『食うに困るほど食わせてみろ』かなぁー」明菜「なにそれ?」「無理に料理をつくってもらったけど、味が美味しくなかったために、結果的には料理が不要になったとか・・・。」明菜「あっ、それならわかる・・・。いたんだよ友達に!」「おっ、どんなん?」明菜「愛瑠(めるる)という下級生の話。可愛い子なんだ。もちろん経験はないよね。でっ、親しい彼氏が熱烈にアタックしてきたの。もうあの手この手で美辞麗句を並べて、...ドローイング786.小説:小樽の翠694.キナクリドンパープルな話・・・そして追記

  • ドローイング785. 小説:小樽の翠693. はち切れそう!

    美希姉ちゃんと直人君の札幌のアパートの日曜日だ。美希姉ちゃんは、昨夜居酒屋でバイトをしていたから、帰ってきてからそのまま寝てしまった。今朝は美希姉ちゃんが朝飯をつくっている。美希姉ちゃん「直人!、お腹空いている?」直人「一ぱいですうー。」美希「あら夕べそんなに食べたの?」直人「だから精子で一杯ですぅー・・・、夕べ美希が遅かったから・・・」美希「ハハハ!、そうだったね!!。帰ったら直人は寝ていたもんね。」直人「はち切れそうですぅー・・・」美希「じゃあ、すっかー!!!・・・」そういって美希姉ちゃんは、風呂にはいるようにインナーを脱ぎ浴室ではなくベッドにやってきた。直人君は、そんな仕草をみていると落語の前座のように期待感が高まってくる。美希「あら、タオルケットがテントをはっているよん(*^▽^*)。我慢してたん...ドローイング785.小説:小樽の翠693.はち切れそう!

  • ドローイング784. 小説:小樽の翠692. 金のワラジをはいてでも探せ

    夜勤のお茶タイムは盛り上がっている。翠「コウさんが30歳でしょう、服部君が24歳で駆け出しの医者でしょう。よく彼が納得したね。」コウさん「彼は童貞だったから、そんなことよくわからないのよ。」晃子「あら年上の女房は金のワラジを履いてでも探せ!、っていう言葉があるぐらいだもん。男の人をコントロールしやすいじゃん。」コウさん「医者だから知識はあったけど、知識止まりよね。あとは実践で快感を与えれば、もう餌付けされた猫と一緒で意のままに動くのよ。でもそのほうが男の人にとってはラクチンだし、仕事に専念出来るらしいよ。」晃子「若いお姉ちゃんの頭じゃ耳学問の範囲だもん。自分が綺麗になるのが必死で、男の人をコントロールするなんて発想や経験はないよねぇー。」コウさん「そうよ、だって服部君は医者の世界が面白いと思い始めたところ...ドローイング784.小説:小樽の翠692.金のワラジをはいてでも探せ

  • ドローイング783. 小説:小樽の翠691. 深夜のお茶タイム

    翠は夜勤。そして夜勤の楽しみの深夜のお茶タイム。晃子さんと新婚そして妊娠3か月のコウさんがやってきた。晃子「妊娠三ヶ月じゃ、まだお腹も目立たないねぇー」コウさん「ですよね。だからまだ新婚気分よ」晃子「ちゅうことは、毎晩しているわけだ」翠「じゃ、今日は服部君は寂しいじゃん・・・」コウさん「そうよ、私が帰る頃には彼は出かけているから、夜はとんで帰ってくるよ」晃子「帰ってくるとどんなん?」コウさん「私が夕飯をつくっているじゃん。帰って来るなり抱きしめられて、ベッドに抱えられて、全部脱がされて、いきなり胯間に彼が頭をつっこんできて、私の胯間の臭いを嗅いで、なめ回すのよ。最初のお帰りの挨拶がそれだもん。だから彼が帰ってくる前にお風呂に入ってあそこにコロンをふっておくの・・・」翠「超ラブラブじゃん。」晃子「だって童貞...ドローイング783.小説:小樽の翠691.深夜のお茶タイム

  • ドローイング782. 小説:小樽の翠690. 異文化のライフスタイル

    宴の続き。酒宴が進んだ頃、榊原さんの奥さんのジーナがやってきた。ジーナ「はーーい、みなさん、ご・き・げ・ん・よ・う!」怪しい日本語を交えて宴会は盛り上がる。・・・ふと・・・ペーヤン「俺は広告屋だから、今の日本で満足とは何だろうと考えていた。」榊原「今の日本なら大概の満足は得られるのではないですか?」ペーヤン「そう、大概の物質的・精神的満足は得られる。だがそれでも得られないものがある。それが異文化コミュニティだよ。つまり榊原みたいな異文化のなかで形成されるライフスタイルかなぁー」榊原「えっ、私!、ですかぁーー!!」ペーヤン「それは海外に行くだけではだめで、現地の親族達とコミュニケーションがあって一緒に暮らせる生活があるということよ。現地妻なんて最高のライフスタイルだよ。」榊原「うーーん、なりゆきで、夫婦にな...ドローイング782.小説:小樽の翠690.異文化のライフスタイル

  • ドローイング781. 小説:小樽の翠689. 暑気払い

    夏の盛りが一段落すると、ペーヤんからメールが入ってきた。榊原さんが帰国しているから暑気払いしようというわけだ。夕方オーセントホテルのラウンジにでかけた。既に彼らは酒宴をはっていた。・・・べーヤン「いま榊原から、フィリピン女性の恋愛意識について講釈してもらったところよ・・・」「ああっ、カソリックの国だから性はタブー視される話かなぁー」榊原「そうですよ。最近は若者達の間で性に対する開放的な考え方もありますが、本来カソリックの国だから、セックスは結婚生活においてのみ許されるという認識が一般的かなぁー。保守的なんですよ。」ベーヤン「だってさあ、日本の二十代女性の男性経験数は平均7人だよ。それを思えば、フィリピンは敬けんな国だよなぁー」榊原「結婚を前提にしないで7人!!!、それは女が男に飽きて7人なのか、それとも男...ドローイング781.小説:小樽の翠689.暑気払い

  • ドローイング780. 小説:小樽の翠688. 中古と嘘の新婚さん

    今日はマサヒロ君の家のアトリエでクロッキー教室があった。モデルはジェシーだ。だから芸術の秋にかこつけて教室は盛況だ。・・・帰りにジェシーを駅まで送るのが最近の日課だ。駅前のスーパーで格安のステーキをゲットするのが目的なんだけど・・・。ジェシー「アチキー・・・、俺はびっくりこいたぜ!」いろんな日本語を覚えでいるので言葉はバラバラだ。「この平和な街にびっくりこくようなことがあるんかい?」ジェシー「大学の同級生の女達の会話だよ。あのなぁー・・『ジェシーは何人体験があるの?』と聞かれたわけよ。だから今の旦那が初めての男だよんって答えたら『えーーーっ、嘘ーー』だって。あれわかんねえなあー。」「日本って初体験の年齢が早いんだろう。平均18歳ぐらいかなぁー」ジェシー「アチキー・・、そうじゃないんだよ。結婚の約束しないで...ドローイング780.小説:小樽の翠688.中古と嘘の新婚さん

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