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ブログタイトル
ヘタレ投資家ヘタレイヤンの読書録
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https://www.hetareyan.com/
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ヘタレ投資家ヘタレイヤンの読書録です。自然と投資家目線の読書録になっています。
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120回 / 365日(平均2.3回/週)

ブログ村参加:2018/11/23

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ヘタレイヤンさんの新着記事

1件〜30件

  • 石光真清の手記

    石光 真清, 石光 真人 中央公論社 1988読書日:2010年01月25日 あるサイトで石光真清のことを知り、図書館で手記を取り寄せたら、その分厚さに卒倒した。何しろ、1200ページぐらいあるのだ。文庫版で4分冊のものもあるので、そちらにすればよかったか。とはいえ、読み出したら面白くて、結局1週間ぐらいで読んでしまった。毎日この分厚い本を持ち歩くのは大変だったが。わしは石光真清の人生にどっぷりつかってしまった。 石光真清は明治元年に熊本で生まれている。熊本は西郷隆盛の西南の役で攻撃され、真清は目の前で戦争を見ている。そして軍人を目指すことにし、軍人の学校に無事に受かって、軍人となり、天皇の近…

  • カラスは飼えるか

    松原始 新潮社 2020.3.20読書日 2020.7.20 カラスを巡るエッセイ。いちおうどの話もカラスを絡めているが、カラス自体の話は半分ぐらいで、学生時代のサルのフィールドワークの話まで入っている。 肝心の「カラスは飼えるか」という題名は、ウェブ連載時に一番反響があったものだそうだ。その答えは、「基本、飼えない、以上」みたいな簡潔なものです(笑)。 一番意外だったのは、カラスは頭がいいということになっているが、実際にはそうではないらしいこと。鏡に映った自分を見ても自分と認識できない。線路の上に置き石をするのは、賢いのではなく、食事を線路わきに隠そうとして、たまたま石が線路の上に乗ったとい…

  • 僕の人生には事件が起きない

    岩井勇気 新潮社 2019.9.25読書日:2020.7.8 (ネタバレあり。注意) 芸人、ハライチのボケ担当の岩井勇気が、なにしろ事件が起きないので、日常に起こる些細なことを針小棒大に語るエッセイ。 事件が起きないというのは、バラエティ番組で、昔の苦労話をせがまれることをいうのだという。普通、芸人はなかなか売れず下積み生活が続いてアルバイトに精を出したとか、女の子に食わせてもらったとか、そういう話があるはずだという思い込みがあり、そういう話を求められるのだそうだ。 ところがハライチの場合は、デビューしたあとすぐにテレビに出るようになり、順調に売れ続け、そういう下積みがないのだという。なので、…

  • 起業には基本形があるらしい

    最近、「しょぼい喫茶店」が閉店したことを知りました。閉店したのは今年の2月のことだけど、昨年の11月末には店を休業して実質的に閉店状態になったそうなので、新型コロナの影響というわけではありません。 しょぼい喫茶店を知ったのは、えらいてんちょうの「しょぼい起業で生きていく」に出ていたからです。 わしはこの本を読んで、えらいてんちょうのやり方は、結局のところSNSを通して、自分を売り込む商売だと判断しています。このやり方は、ちょっとわし好みではありません。 ところで、しょぼい喫茶店の方は、えらいてんちょうは開店のお手伝いをしただけで、実際に経営をしていたのはえもいてんちょうという人です。(名前が紛…

  • カウフマン、生命と宇宙を語る

    スチュアート カウフマン, Stuart A. Kauffman, 河野 至恩 日本経済新聞社 2002年9月読書日:2009年03月18日 非常に興味深いが、ちょっと残念でもある書。残念なのは、私が最も知りたかったことが、カウフマンにも分からなかったこと。せめて取っ掛かりぐらいは知りたかったが、カウフマン自身が分からないと言ってるのだからしょうがない。 この書では主に「一般生物学」の構想のことが語られる。一般生物学とは、生物というものが一般的に(普遍的に)発生するのか、そのときの条件はどのようなものか、その生物には進化して多様性が一般的に生じるのか、といった従来の生物学を越えた、宇宙のどこに…

  • 「私」は脳ではない 21世紀のための精神の哲学

    マルクス・ガブリエル 訳・姫田多佳子 講談社 2019.9.10読書日:2020.7.14 「なぜ世界は存在しないのか」のマルクス・ガブリエルが、人間の精神は脳という物質に依存せず、徹底的に自由であると主張する本。 「なぜ世界は存在しないのか」では、世界自体は存在できないが、それ以外は何でも存在でき、形而上的な実体のあるものも存在するし、幻想のような実体のないものも存在する、という主張だった。これは我々の生活感とも一致するものであるから、不自然さがなく非常に好ましものである。 ところで、幻想のような実体のないものは、ようするに人間の精神の産物である。一方、人間の精神活動は脳という物質で営まれて…

  • 大恐慌を駆け抜けた男 高橋是清

    松元 崇 中央公論新社 2009年1月読書日:2009年05月06日 09:29 松元崇氏は現役の財務省系官僚の大物で、内容のほとんどは財務省の発行している雑誌「ファイナンス」で連載した内容。そうすると読者は財務省官僚という事になるから、一般人が読むことを想定していない。内容はかなり硬い。 高橋是清という名前が題名に出てくるものの、内容の実体は、明治から2.26事件までの日本の財政史である。これがなかなか興味深いのだ。これを読んでいると、日本の財政は、よかったというときがほとんどなく、苦難の連続というイメージだ。かつては戦争があることが普通であったから、戦争のお金をどこから持ってくるかとか(た…

  • 有限の中の無限 素数が作る有限体の不思議

    西来路文朗 清水健一 講談社ブルーバックス B-2137 2020.5.20読書日:2020.7.8 0,1,2と進んで、次が0に戻るような数字の体系のことを有限体というらしい。例えばカレンダーの曜日は7日ごとにぐるぐる回るから有限体と関係がある。時計もそうだ。このときの有限体につかう数字の数を「素数」設定すると、とてもきれいな性質が現れて、びっくりする。 また特定の数字で割った余りについて考える合同式とも関係がある。 興奮するのは、ガロアがこの数字を複素数に相当する表現まで広げて、代数学の方程式の解にまで拡張するところだ。この章はあまりにびっくりしたので、読んでいるうちに電車の乗り換え駅をう…

  • ラディカルマーケット 脱・私有財産の世紀

    エリック・A・ポズナー E・グレン・ワイル 安田洋祐(監訳) 遠藤真美(訳)東洋経済新報社 2020.1.2読書日:2020.7.1 富の偏在、民主主義の危機、移民の問題など、今日世界を覆ってる問題は、私有財産、社会の意思決定方法などをもう一度根本から考え直すことにより解決できると主張する本。 ラディカルという言葉には、「急進的な、根本的な」という意味と、数学の「根」という意味もあり、この平方根の考え方はラディカル・デモクラシーで活用される。 この本を読んで困惑したことのひとつは、現代の各種の問題に対して、それぞれ別の解決策を提案していることであり、なにかひとつの根本的アイディアや思想を提示し…

  • フリーダム

    ジョナサン フランゼン, Franzen Jonathan 早川書房 2012年12月19日読書日:2013年07月14日 まあ、一言でいえば、家族の崩壊と再生の物語、ということになるんだろうけど、なんだかそんな一言では終わらせたくないというくらい豊穣な内容。その崩壊の原因とかそういうのも、よくある題材なんだけど、でもこんなにありきたりな題材を使っていてもぜんぜん普通じゃない。 最初は中産階級の家庭の崩壊の物語。バーグランド家はミネソタ州のよくありそうな中産階級の家庭なんだけど、主婦のパティは一生懸命にその中産階級の家庭を守ろうとしているのがありありの感じ。でもその必死さが最初からいかにもむり…

  • 僕らはそれに抵抗できない 「依存症ビジネス」のつくられかた

    アダム・オルター 訳・上原裕美子 ダイヤモンド社 2019.7.10読書日:2020.6.28 テクノロジーが発達した結果、依存症は薬物だけでなく、行動に起因した「行動嗜壁(こうどうしへき)」による依存症が主流になった。スマホ依存症とかゲーム依存症とかのたぐいである。なぜやめたいのにやめられないのか、やめるにはどうすればいいのか、について心理学者が書いた本。 これまでも何度も言ってることだが、わしは間違いなく依存症である。株投資依存症だ。投機ではなく投資だと自分で思っているが、はたから見ていると区別がつかないだろう。 なので、この本の行動嗜癖による依存症が起こる原理を読んでいて、愕然とした。本…

  • マーダーボット・ダイアリー

    マーサ・ウェルズ 訳・中原尚哉 東京創元社 2019.12.13 読書日:2020.6.26 (ネタばれあり。注意) 過去に殺人事件を起こした警備ユニット(=マーダーボット)が、連続ドラマに耽溺しながら、自分の生き方を探して放浪する話を一人称の「弊機」で語るSF。 最近、SFを読むことが多くなりました。この本を読もうと思ったのは、このマーダーボットが、暇な時間をほとんど連続ドラマを見て過ごしている、という部分。いったいどういうこと? この世界は人類がワームホールを通じて宇宙に広がっている世界です。企業が国家の役割に近いことも行っているような世界で、もしかしたら東インド会社が植民地ではまるで国家…

  • 自由の命運 日本はどうなのか?

    自由の命運で、著者たちは日本についてどのような評価を下しているのか、気になるところです。ですが、日本についてはほんの少ししか述べておらず、こんなようなことが書かれてあるだけです。 ーー日本は第2次世界大戦の敗戦までは典型的な専横型の国家だった。アメリカは戦争により完膚なきまでに日本を叩き、軍事的な妄想を一掃した。そして岸信介のようなエリート官僚を抱きこんで強力な国家を作った。自由民主党は一般民衆に政治参加を促し、日本は回廊へ入ることに成功した。 とまあ、非常に簡単な内容にまとめられて、ちょっと拍子抜けの感じすらします。外から見るとそのように見えるのかもしれません。しかし、日本人の我々から見ると…

  • 自由の命運 国家、社会、そして狭い回廊

    ダロン・アセモグル、ジェイムズ・A・ロビンソン 訳・櫻井祐子 早川書房 2020.1.25読書日:2020.6.20 人が自由であるためには、国家と社会がお互いに牽制し合ってバランスを取った状態でなければならず、そのバランスを取った状態に入ることも、持続させることも難しい、ということ主張している本。 抑圧された人間が自由になるってどういうことだろう。普通イメージするのは、専制的な権力があり、それに耐えられなくなった人々が立ち上がって革命を起こす、というようなイメージではないだろうか。たとえばフランス革命のように。 しかし、いっぽうでは、我々は社会の中にいても、自分は自由ではないと感じる。 例え…

  • 読書という荒野

    見城 徹 幻冬舎 2018年6月6日読書日:2018年09月09日 戦争体験を別にすれば、読書体験こそがもっとも人間の幅を広げるのに有効と主張する本。自分に影響を与えた読書を振り返りつつ、熱く語る。 少年青年時代に読んでいた本を聞くと、わしと重なるところが結構あって、びっくりした。だが、同じ本を読んでいても、著者と真逆といっていいほどの逆の影響を受けている。例えば、著者は真の読書人は左翼に傾倒するという。だが、わしは逆に左翼を嫌悪する方向に行ったので、まったく逆である。わしは左翼の理想主義に眉唾を感じたのだから。 逆に、リバタリアン系の本を全く紹介していないのはどうしてなのだろう。例えばアイン…

  • ダルタニャンの生涯 −史実の『三銃士』−

    佐藤賢一 岩波新書 2002.2.20読書日:2020.6.6 フランスの歴史小説を得意とする佐藤賢一が、ダルタニャンのモデルとなった本物のダルタニャンの生涯を語るというノンフィクション。 三銃士は読んだこともあるし、映画も観たことあるが、まさかモデルがいるとは知らなかった。しかもダルタニャンだけでなく、アトス、ポルトス、アラミスの三銃士にもモデルがいるのだ。実に不思議で意外な事実である。 で、この4人に共通するのが、フランスとスペインの国境地帯にあるガスコーニュ地方の出身者、ガスコンであるということなんだそうだ。ガスコンはフランス軍の軍人を輩出した地方で、田舎貴族で次男、三男で家督を継げなか…

  • 新型コロナウイルスの影響をどう見るか(5)

    新型コロナウイルスの影響が市場にどんなふうに出るか考察するシリーズですが、いまのところ、よくわからないというのが正直なところです。 新型コロナウイルスの影響をどう見るか(3) - ヘタレ投資家ヘタレイヤンの読書録 上の投稿で、株価が少し戻っただけでわしの金融資産は元に戻ったといいましたが、その後も株価の上昇が続き、ついには過去最高の水準で推移しているのです。不況の中の異常な、ある意味、不思議な株高といっていいでしょう。 これをどうとらえればいいのでしょうか。 普通に考えれば、日銀が買いまくってるから、ということになるのでしょう。世界各国も大幅な金融緩和をしていることも確かです。でも、それだけで…

  • 数学の大統一に挑む

    エドワード・フレンケル 文藝春秋 2015年7月13日読書日:2016年04月25日 23:25 旧ソ連でユダヤ人であるがゆえに大学に進めず、それでもあきらめずに数学を続け、やがてあらゆる形式の数学がどれも同一のものを表しているという数学の大統一論に挑み、ソ連を脱出してアメリカで研究を続けるという、数学の最先端と自伝が一体になった本。 数学の本で久々に面白かったです。ユダヤ人差別の旧ソ連で、諦めずに数学の道をまい進した著者も偉いが、何百年にわたって数学を発展させてきた数学者の皆さんも偉いと思いました。 しかしそれにしても数学というのは不思議です。なぜこんなに物理と親和性のある構造になっているん…

  • 理性の限界――不可能性・不確定性・不完全性 (講談社現代新書)

    高橋 昌一郎 講談社 2008年6月17日読書日:2010年07月27日 これを読んでいると、20世紀はいろんな限界が明らかになったんだなあということがよく分かる。しかも、それが理論的に導き出される、というのが興味深い。つまり理性が自分の限界を理性的に導き出しているわけだ。そのせいか、どの限界もどことなく構造が似ている。具体的にはパラドックスやシステムの自己言及性といったことに関係している。 そのなかにあって科学の限界である量子力学の話は異質なような気もするし、他の限界と似ているような気もするし、ちょっと判断が迷う。その理由は、他の限界が実体がないか頭の体操的な感じがするのに、量子力学だけは実…

  • 21世紀の啓蒙 理性、科学、ヒューマニズム、進歩

    スティーブン・ピンカー 訳・橘明美+坂田雪子 草思社 2019.12.20読書日:2020.6.6 17世紀に始まった啓蒙主義はこれまでも大きな成功を収めたが、21世紀も啓蒙主義を引き継いでいかなければいけないと主張する本。 ピンカーがこの本を書いたのは、啓蒙主義が21世紀に入って軽視されていると思っているからだ。アメリカでトランプ大統領が誕生していることもあるが、それ以前からインターネットなどでは主張が2極化して、相手の意見に耳を貸さないという状態が起きている。理性的な議論ができなければ、それは人類の発展に寄与しない。 ここで啓蒙主義と言っているものはなにかを振り返ってみよう。 17世紀にな…

  • なぜビジネス書は間違うのか ハロー効果という妄想

    フィル・ローゼンツワイグ 日経BP社 2008年5月15日読書日:2018年09月05日 有名なビジネス書はまったく科学的ではなく、よくできた読み物に過ぎないと、身も蓋もないことを主張する本。 それが証拠に、挙げられたエクセレントな会社は数年後にエクセレントではなくなってしまう。業績のいい会社を選ぶと、戦略も従業員満足度も自動的に高いということが問題(ハロー効果)とか。 まあ、それはそうですけど、それを言っちゃおしめーよ(^^;。 やり玉に挙げられている本は、エクセレントカンパニービジョナリーカンパニービジョナリーカンパニー2ビジネスを成功に導く4+2の法則 ほとんど読んでます(^^;。しかも…

  • 中村元選集〈第3巻〉/東洋人の思惟方法〈3〉日本人の思惟方法

    中村 元 春秋社 1989年1月読書日:2018年09月18日 中村元が有名な学者であることは知っていたけど、やっぱりすごい。 日本のみならず、インド、中国、欧米の文化に習熟している中村は、具体的な文献をいちいち挙げながら、日本人の考え方のパターンを他国(とくにインドと中国)と比較検証してくれる。ほとんどこれ一冊で、完璧なんじゃないかと思えるほどの出来だ。 ちょっと変だなと思ったのは、日本のいじめのところで、中村の言い分では、戦前はいじめなんてなく、現代でも(この本の出版は1989年)公立の学校だけで、私立では起きていないと明言していること。それを日本人の宗教観と重ねて論じているのだが、いや、…

  • マネーの進化史

    ニーアル・ファーガソン 訳・仙名紀 早川書房 2015.10.25読書日:2020.5.24 歴史家のニーアル・ファーガソンが、マネーがどのように進化してきたのかを人類の大きなスパンで振り返るという本。 最近、歴史家が重要になってきたようだ。例えば、サピエンス全史のハラリなどが世界に衝撃を与えたことが思い浮かぶ。ニーアル・ファーガソンが重要なのは、この本にある通り、金融史に詳しく、資本主義を論じるという立場にあるからだ。本書ももともとは2009年の出版なのに、6年たってようやく翻訳されているのは、やはりファーガソンの存在を無視できなくなったからだろう。 というわけで、ファーガソンはマネーに重要…

  • なんでお店が儲からないかを僕が解決する

    堀江貴文 ぴあ株式会社 2016.10.5読書日:2020.5.16 1年365日外食するというホリエモンが、儲からないレストランの問題をズバリ解決するという本。 お金持ちのホリエモンがレストランに期待するのは値段ではなく、驚きなんだそうだ。いい店は何度行っても驚きがあるという。つまりはアイディアである。なので、独立するまで何年もかかるという職人の常識は何の価値もないと切り捨てている。学びはそれこそユーチューブで十分で、アイディアもユーチューブからパクればいいという。 ホリエモンの新しい経験に対する貪欲さがうかがわれる。なにしろひとつひとつの食事にこれだけ熱心に取り組んでるんだから、軽い驚きを…

  • イスラームから見た「世界史」

    タミム・アンサーリー 訳・小沢千重子 紀伊國屋書店 2011年8月29日 読書日:2012年03月14日 いや、まじでイスラム教、ヤバイと思った。 1400年前に誕生した当時のイスラム教は、完全に平等、公平な共同体を目指した。だいたい狩猟採集時代の昔から平等、公平は人間の魂に刻み込まれていた精神だ。だからこそ19世紀のエリートが共産主義に共鳴したようにイスラム教も多くの人間の魂に訴えるものをもっていたわけだ。イスラムがたった100年足らずの間にミドルワールドを制覇してしまった破壊力にはすさまじいものがある。 本書の中でもいっていることだがイスラム教は宗教ではあるが、どちらかというと社会運動であ…

  • 文系でもよくわかる 世界の仕組みを物理学で知る

    松原隆彦 山と渓谷社 2019.3.1読書日:2020.5.10 宇宙物理学者の松原隆彦が物理学の世界を分かりやすく説明する本。だから世界の仕組みと言っても、当然ながら社会や経済ののことではありません。哲学や倫理学とは多少かかわってくるかもしれない。なぜなら、量子力学やAIを通して、人間の意識が絡んでくるからだ。 文系を対象にしているのであるから、もともと物理学についてそれなりに知っている人にとっては、目新しいことは少ない。とはいえ、松原氏の視野は広いから、そうだったっけ?ということもあった。 例えば、地球の自転が安定しているのは、大きな月があるからだと言われている。そういわれているのは知って…

  • 上を向いてアルコール 「元アル中」コラムニストの告白

    小田嶋隆 ミシマ社 2018年2月26日読書日:2018年07月02日 依存症全般に興味がある。アルコール依存症は肉体的な面も含めて依存症になるが、ギャンブル系なんかは完全に脳内構造だけで完結していて、そっちの方が興味深い。と思っていたが、オダジマによると、アルコール依存症も進んでからはともかく、最初のうちは肉体的なものではなく精神的なものだという。特になにか劇的なことがあって飲み始めるわけではなく、なんとなく飲んでいるうちに習慣化してしまい、脳内に回路ができると抜け出せなくなるらしい。小説などに描かれるような、芸術的な側面は何もなしである。 ギャンブル依存症についても、かかった人の本を読むと…

  • 韓国、ウソの代償 沈みゆく隣人と日本の選択

    高橋洋一 芙蓉社新書 2019.9.1読書日:2020.5.6 日韓関係を扱ったものだが、何しろ8か月前の出版なので、少し国際情勢が古くなっている。いまではコロナ前の話を聞くと、遠い昔の話のように聞こえる。 しかし、高橋洋一は単なる嫌韓のおじさんではないので、最近の国際情勢の部分をのぞけば、それなりに学べるところがある。 例えば、韓国に対する誤った見解、俗論を一掃する章がある。韓国経済崩壊論を単純に唱える人たちがいるが、大部分の主張は間違っており、そんなに簡単に崩壊しないことは明らかなのだ。韓国経済が厳しい立場に立たされる局面はあるだろうが、ここまで豊かになった国はなかなか崩壊とはいかない。 …

  • LIFE3.0 人工知能時代に人間であるということ

    マックス・テグマーク 訳・谷口淳 紀伊国屋書店 2020.1.6読書日:2020.5.3 宇宙物理学者のマックス・テグマークが、AIの発達がどの方向に進むかについて、人類が今のうちに考察を行って干渉すべきだと警鐘する本。 人間の意識に興味があることは前作「数学的な宇宙」に書いてあったので知っていた。その後、テグマークはAIの分野に進出し、あっという間に中心人物のひとりになってしまった。テグマークの行動力には感心するばかりである。 とはいっても、テグマークはAI研究の専門家ではない。では彼は何をしているのかというと、AI研究者を集めて、AIの今後の開発の道筋をつけようとしているのだ。核開発や生物…

  • 新型コロナウイルスの影響をどう見るか(4)

    新型コロナウイルスは日本ではまだ蔓延中であるが、世界的には収束の方向が見えてきて、経済活動の再開を模索する動きである。 そういうわけで、AC(アフターコロナ)の世界がどうなるかということが議論されるようになってきた。ACの世界はBC(ビフォアーコロナ)と何か変わるんだろうか? もちろん変わる。まだ漠然としている部分もあるが、次の部分だけははっきりしてきた。それは 世界的に反グローバリズム(=保護主義)が進む ということである。 グローバリズムというのは、世界全体で経済を最適化するということである。したがってこれまであらゆる商品の製造は最も安いところ、便利なところに集中した。具体的には中国である…

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