西川悟平 朝日新聞出版社 2015.4.30読書日:2025.5.23 15歳になってピアニストを目指した著者は、3年後、猛練習の末に無理と言われていた音楽大学に合格。和菓子屋で働きながら25歳のときに故デイヴィッド・ブラッドショーとコズモ・ブオーノのコンサートの前座を務めることになり意気投合、両氏に認められ、ニューヨークに招待され、リンカーンセンターでリサイタルを行う。その後、ジストニアにかかり演奏ができなくなるが、必死のリハビリにより、右手5本と左手2本の機能が回復してピアニストとして復活するまでの話を書いた本。 なんというか、久々に感動したな。この人の人生に向き合う姿勢の素直さに。 育っ…