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2018/11/12

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  • 地元の名士だった実家との縁切り

    先日、兄弟の結婚式に参列してきました。私の実家は超田舎で代々商売をしていて、今度結婚した兄弟はその後継ということで、それはそれは盛大な式でした。久しく会っていなかった、たくさんの親戚の人や商売関係の人たち、近所の人たちと再会しました。それで感じたのは、私が子供の頃に思っていたよりもみんながとてもいい人たちだということでした。このブログでは何度か書きましたが、両親と私たち兄弟はもともと地方都市に住んでいて、私が中学生のころに今の実家のある田舎に引っ越し、父方の祖父母と同居することになりました。東京出身の母は言葉も風習も違う田舎の文化に嫌悪感を抱いたようで、私たちにも「ここの人たちはおかしい。こん…

  • ママチャリがダサくて不便なのも少子化の一因だと思う

    最近電動ママチャリを探している。 子供が保育園に通い出したら通園に必須だからだ。しかし、街で見かける子連れ女性が乗っている自転車ってはっきり言ってダサい。やたら可愛らしい車体にゴテゴテとチャイルドシートやら雨避けカバーやらをつけて、カラフルなヘルメットをかぶった子供達を乗せて、必死に自転車を漕ぐ姿は所帯染みていて、自分はこうはなりたくないな…と思っていた。だから最初は、普通の電動自転車にチャイルドシートだけつけて乗ろうと思っていた。しかし、色々調べるうちにどうやら安全基準の適合車というのがあって、それを満たさないと子供を2人乗せてはいけないらしいということがわかった。最終的に子供が何人になるか…

  • 子供への愛をポエムにしたり空の写真を他人に送りつける人の心情

    SNSだけでうすーく繋がっている、学生時代の友人がいる。彼女は安めぐみのような外見で、話しているとほわーんと癒し系で、学生時代からよくモテた。それでいて勉強はよくできて、東大を卒業した。それでもキャリアを追い求めることなく、あっさり結婚して今は子育て真っ最中みたいだ。そんな羨ましい限りな人生を送ってきた彼女が、最近ちょこちょこポエムを投稿する。 きょうもムスメを叱りすぎた いっぱいいっぱいなママでごめんと ムスメをだきしめて ママはムスメがだーいすきだよ っていうと ムスメもママがだーいすきだよ と小さな手で私をだきしめてくれた しあわせをありがとう だいすきだよみたいな奴だ。子育てでついイラ…

  • ごみみたいな子供服のお古問題

    親戚から、子供服のお古が沢山送られてきました。 とてもありがたいのだけど、実際に着せられそうなものは3分の1くらいしかありませんでした。3分の1は単純に私の好みではないものや、サイズが小さすぎるもの。そして残りの3分の1は傷みが激しいもの。洗濯を繰り返して毛玉だらけになったTシャツやゴワゴワになったフリースは、どうして捨てずに送ってきたのかな?元々高いもので捨てるのがもったいなかった?と思ってタグをみると見事にどれもユニクロでした。わざわざ梱包して、送料を払ってまで、どうして着古した安物を送るのか。膨大な古着の整理をしながら考えてみました。①思い出を捨てられない 子供の成長は本当に早いので、ほ…

  • 忘れる方に悪気はなくても忘れられた方は傷ついている

    育児のやり方について、夫に事細かに教えても、すぐに忘れられてしまう、ということが度々あってイライラしてしまいます。例えば、電子レンジで離乳食用のふかし芋をおいしく作る方法を見つけたとき、私は夫にもできるようになってもらおうと思いました。それで夫の休日に、一緒に電子レンジの前に立ち、芋を濡らしてラップして、ダイアルを9番に合わせて、スタートボタンを押す、と指差し確認をしながら丁寧に説明しました。それから10日ほど経ったある日、夫にお芋ふかして〜とお願いすると、夫はガサゴソと鍋を取り出そうとします。鍋じゃなくてレンジでやって〜とお願いすると、夫は「?」という表情。この間教えたやり方忘れちゃった?と…

  • ママのためのお教室がなんでイマイチなのか考えてみた話

    ママ友に誘われて、産後ママのダンス教室やらベビーマッサージやら何度か「お教室」に参加する機会がありました。どれも子育てを経験した女性が主宰していてるんですが、先生たちは口を揃えて「自分が子育てで苦労した経験から、ママたちが笑顔で子育てできるように応援したい!」と言う感じのことを言っていました。子供を連れて参加できる教室は、気分転換にもなるし、ママ同士の交流のきっかけにもなるのでそれなりに楽しいのですが、どれも体験に行っただけで続けて通おうとまでは思えませんでした。それはなぜなのかと言うと、まず第一に「本当にやる意味あるのかな」と思ってしまう講座がすごく多いでんす。ベビーマッサージも読み聞かせも…

  • 引き出物のパウンドケーキが不味くて本気でブチ切れた話

    先週末、夫が結婚式に招待されたのですが持って帰った引き出物の中に美味しそうなパウンドケーキが入っていました。わくわくしながら切り分けて、食べてみると見た目とは裏腹にくそ不味い。それがとても腹立たしくて本気でブチ切れました。X JAPANのYOSHIKIが若い頃にカレーが辛くてキレて帰ったという逸話は有名ですが、後から考えたらそれと同じくらい意味不明に気持ちが昂ってしまい、自分で自分をヤベー奴だなと思いました。 そこだけ切り取るとグルメを拗らせた美味しんぼの登場人物みたいなのですが、そこに至るまでには積もり積もったものありました。 まず、平日仕事の夫に代わり、子連れで銀行に行って新札を用意するの…

  • 頑張りに気づいてもらえると一気に心開いちゃうよね

    ここのところ私の周りでは風邪が大流行で、「子供が風邪ひいちゃって」とドタキャンされることが3日連続でありました。そしてわが子も鼻水を垂らし始めたので小児科へ。もともと予定していた健診や皮膚科の通院も重なり、毎日黙々と病院通いをする日々が続きました。人と話さない分、気分転換も難しくてストレスも溜まります。 そんな中、子供が秋頃から度々繰り返していた湿疹の経過を診てもらうため皮膚科に行きました。 このところ大分落ち着いてきていたのですが、先生がその状態を診て、「大分良くなってきましたね。お母さんがしっかりお薬塗ってくれていたおかげです。」と言ってくれて、思わず顔が綻びました。「続けてお薬出しますけ…

  • 究極の仮眠室

    ネットニュースで、「究極の仮眠室」という記事を見つけました。何年か前に格安高速バスが誤って道路から転落して乗客が亡くなった事故がありました。こうした事故をきっかけに、最近はドライバーの睡眠の質が安全向上に不可欠だという機運が高まっているそうです。そんな中、運転士にきちんとした睡眠をとってもらおうと、ハウスメーカーが「究極の仮眠室」を鉄道会社の宿直室に提供した、ということが今回ニュースになっていました。この記事を読みながら、子育て中の親にも「究極の仮眠室」を提供するサービスがあったら面白いんじゃないかと思いつきました。子供の一時預かりをする施設と併設して仮眠室を作り、親は子供のことを気にせずいつ…

  • R-1代を節約

    今週のお題「冬の体調管理」インフルエンザと風邪が大流行中ですね。インフルエンザの予防に効果があると聞き、我が家ではこの冬からR-1を飲み始めました。しかしこのR-1、地味に高い。 定価だと一本126円します。我が家では毎日夫が一本、私と子供で一本飲んでいるので、月のR-1代が126円×2本×30日=7,560円これでは電気代に匹敵する固定費です。少しでも安く買える方法をと調べた結果、ドン・キホーテは税抜き99円で販売していることがわかりました。 これなら、99円×1.08×2本×30日=6,414円結構変わってきます。 しかし、それでもヨーグルトだけのためにこの出費は大きいですし、何よりドン・…

  • 結婚式はチケット制にしてはどうかという話

    今週末は夫が結婚式に招待されているので、1人で子供を見なくてはならず、テンション低く金曜日の夜を過ごしています。せっかくの休日が潰れるのもそうですが、ご祝儀の準備もテンションが下がります。お金が出て行くのはお祝いごとだから我慢するとして。子供連れで銀行に行って新札に両替するのも結構大変だし、ご祝儀袋の用意も面倒だし、PayPayかなんかで会場で払えればいいのに…なんて考えていたら「結婚式改革」の妄想が膨らみ始めました。それで行き着いたのが「結婚式チケット制」の導入です。 予め食事の内容や余興、引き出物をプログラムとして公開して告知。 ご祝儀はなしでチケット代を設定して、チケットぴあで発売。それ…

  • 母と娘の距離感

    色々なママたちと話していると意外と里帰り出産しなかったという人によく会います。私自身、うつの根本原因が母との関係にあるので実家とは少し距離を置いていて、里帰りはしませんでした。付き合いが浅いうちはみんな、お母さんもまだ仕事していて忙しいから〜とかうちは田舎だから〜と当たり障りのない理由を並べますが、関係が深まってくると実は母親との関係があまりよくないことが本当の原因だと打ち明けてくれる人がちらほら出てきます。多いのは自分自身が長女でお母さんの愚痴を聞いて育ったというパターンです。両親が離婚していて働きづめだった母親の愚痴を聞いてあげて育った人、キャリアウーマンだったお母さんが育児のために専業主…

  • やりがいの分散

    私は妊娠と夫の転勤を機に退職をし専業主婦になって2年近く経ちました。もともと私は専業主婦になる気なんてさらさらなく、落ち着いたら再就職しようと思っていたのですが現実は厳しいものがありました。まずは厳しい保育園の入園。そして入園できても、結局送り迎えや家での家事育児は母親がメインになりがちで、その分仕事では時間や体力をセーブしておかなければなりません。 また夫の転勤がいつあるかわからないという点でも正社員での採用はかなり厳しいと思います。そう考えると、私は仕事を選べる立場ではなく、やりがいとかこれまでのキャリアとの連続性なんて求められないだろうと思います。妊娠前までは、総合職として男性と同じよう…

  • 躁状態

    実は、ここ10日くらい躁状態が続いていました。 きっかけは子供がインフルエンザにかかったことで、病院で診断が告げられた瞬間「しっかりしなきゃ!」とスイッチが入った感覚がありました。子供の看病に加え、自分までインフルエンザにかかったら大変だという緊張感、周囲の人への連絡などやらなければやらないこと、が重なって脳が覚醒状態になり、異常に元気な日が続きました。子供の体調が治ってからもなかなか覚醒状態は覚めませんでした。 本屋さんに行けば読みたい本がどんどんみつかります。 家事もテキパキとこなし、料理なんて品数を作りすぎてしまうほどでした。 アイディアもバンバン浮かび、まさに「頭の中が忙しい」状態でし…

  • 怒りのポイントカード

    夫が育児を手伝ってくれると、助かる反面「あーもう」とイライラすることも結構あります。着替えをお願いしたら真冬なのに薄手のパジャマを着せたり、ギャーギャー泣いている横でスマホゲームをしていたり…「そんなことも言わないとわからないのか」とがっかりするのが嫌でついつい自分で先回してやってしまうことも多いです。最近ではママ友たちとも打ち解けてきて、夫の愚痴を言うことも増えました。私の中ではどうしても許せないくらい腹立たしかったことも、ママ友に話して「旦那さん一生懸命なのはわかるけどそれはないよね〜おかし〜」なんて笑ってくれると、なんだか真剣に怒るほどでもなかったかもと思えてきて心が軽くなります。そのう…

  • 希死念慮とわが子の誕生

    小学校低学年の頃から、なんとなく周囲に溶け込めない、人と違っている、と悩み、自分は発達障害なのではないかなと疑ってきました。親に相談しようと思ったことも幾度となくありますが、先回りするかのように「あなたは変わっているけど、人より優れた能力があるから堂々としていなさい」と言われ続け、辛い気持ちには蓋をしてきました。そして学校の成績でトップを維持する、部活の大会で優勝する、ピアノのコンクールで最優秀賞をとる、などと成果を出し続けることでなんとか自分の居場所を確保してきました。そうやって育つうち、人より優位に立つことで自己肯定感を保つのが癖になりました。だから私にとってほんの小さな「失敗」でも自分の…

  • 後追いの終わり

    生後10ヶ月にさしかかり、生後8ヶ月頃から激しくなった後追いがひと段落しました。ひと段落したきっかけはインフルエンザで高熱を出したことだった感じがします。熱があったときは不機嫌で、いつにも増して私にべったりでしたが、熱が引いて落ち着くと少し様子が変わりました。食卓に子供を座らせ、離乳食を自分で食べている間、私がキッチンで洗い物をしていても、ときどきこちらをうかがうだけで泣かずに過ごせるようになりました。(とは言っても5分が限界ですが。) 知恵熱といって一瞬高熱を出して落ち着くと赤ちゃんはできることが増えるんだよ〜なんて聞いたことがあるのですが、あながち間違っていないのかもしれません。 また、イ…

  • 産後シェア

    私は産後3週間くらい経った頃から心身ともに不調を感じ始め、産後2ヶ月くらいで精神科にかかり産後うつの診断を受けました。それは全く想定外の出来事ではありませんでした。 妊娠前に何年もうつに悩まされていたこと、発達障害の影響で急激な環境の変化やホルモンバランスの変化に弱いこと、親のサポートが受けられないことが重なっていたので、自分でも産後うつになるリスクは高いだろうなと思っていたからです。それで妊娠中から市の子育て支援機関に相談をし、市のカウンセラーを紹介してもらってこまめに悩みを聞いてもらっていました。出産直前に夫の転勤で引っ越すことになり、これはますます産後うつの危険が高まったと感じたので、引…

  • 退屈は充電完了の合図なのかもしれないという話

    子供がインフルエンザにかかりました。幸いごくごく初期に受診できたので、本人は至って元気です。しかし感染予防のため、5日間は外に出られません。来る日も来る日も子供と引きこもりでさすがに退屈でたまりませんでした。元気なのに、と思いながら家で長い時間を過ごさざるを得ない経験を、ここ数年私は何度も経験してきました。 とくに数年前にうつになり、症状が悪化していよいよ休職を余儀なくされた時は、とくにそうでした。実際には起き上がることもままならない状態だったのですが、私はそれでも仕事に行きたくてたまりませんでした。家で休んでいろと言われてもどう過ごしていいのかわからなかったのです。だから無理に復職してはすぐ…

  • 疲れがよくわからない発達障害と専業主婦の相性

    私は障害特性上、感覚が極端に敏感な部分と鈍感な部分があります。例えば聴覚はとても敏感で、カフェでお茶をしていても両隣のテーブルの人たちの会話が一斉に聞こえてきて、2組の会話の内容まで全て把握してしまうことがあります。しかし、気温にはとても鈍感で、一人だけ浮いてしまうほど薄着で出かけて人から「寒くないの?」と声をかけられようやく寒さに気づくこともあります。そして、一番厄介なのは疲労に鈍感なことです。自分の調子が良いのか悪いのかを直感的に把握できません。倒れる寸前の状態なのか、疲れてはいるけれどまだ頑張れる範囲なのかを見誤ることが多く、それで新卒で入った会社でも失敗をしてしまいました。うつになって…

  • VERYなんて誰が読むんだろうと思っていた話

    VERYというおしゃれママ雑誌があります。 私がこの雑誌の存在を初めて知ったのは、2chまとめサイトで「VERYのキャッチコピーがまるで大喜利」とネタにされていたのを見たのがきっかけでした。確か「ゆるトラの母がいる」(ゆるいトラッドスタイルの母とウルトラの母をかけているらしい)みたいなキャッチコピーがおしゃれな表紙にデカデカと書かれていて、当時独身だった私は何だこれ、シュールだなと思っただけでした。それからたまに病院の待合室なんかで置かれていると手に取るようになり、読んでいくと内容もなかなかパンチが効いていて、「(子作りの計画で)2歳差兄弟派ママと3歳差兄弟派ママの徹底議論」という特集で、お受…

  • 夫の転勤先で飲みに行けるようになるということ

    今年の目標ラストは、飲みに行くことです。 …目標にすることか?という感じですね。 去年は夫の転勤があり、とにかく知り合いづくりに必死でした。もともと対人関係は苦手ですが、育児関係のイベントに参加したり、月齢の近い子のお母さんに話しかけてみたり、子供を通じて自分なりに知り合い作りをがんばりました。小児科のこと、公園のこと、離乳食のこと…子育て関係の情報はネットが発達した今の時代でも、やっぱり口コミが最強です。それに、地元を離れて育児をしていると夫以外と話さないなんてことはざらになるので、孤独になりがちです。私は障害特性上、こだわりが強く、興味が狭く、完璧主義に陥りやすいです。 だから孤独に子育て…

  • 家電を使いこなす

    今年の目標3つ目は「家電を使いこなす」です。昨年は、出産後両家の母に交代で来てもらい家事をしてもらったり、初めて義実家に泊りがけで滞在をしたりしました。親族といえども、案外家事のやり方やかける手間暇の量、こだわりのポイントは全然違っていてカルチャーショックの連続でした。また、引っ越してきた場所が田舎ということもあり、「古き良き日本のお母さん」とお話しする機会もありました。 こう言った体験を通し、「ありふれた家の普通の暮らし」を維持するためにはどれだけの労力がかかっているかと言うことを痛感しました。「お母さん」たちが家にいて、一日中片付けをしたり、食事のことを考えたり、常に家のことを気にしながら…

  • 抜毛症対策

    先月、母親から嫌な連絡があったことをきっかけに抜毛症が続いていました。今日は精神科の通院日だったので先生に相談したところ、かなり具体的なアドバイスをもらえたので書いておきます。「お風呂の前にタイマーをセットする」 私は、お風呂のあとのドライヤーや歯磨きのときに、鏡に映る自分の髪にくせ毛が混じっているのをみつけると抜きたくなります。一本抜いてしまうとそれがスイッチになり、とめどなくくせ毛を探しては抜いて…を繰り返しやめられなくなるので、洗面所から2〜3時間出てこられなくなることもザラです。それでお風呂に入り始めてからドライヤーと歯磨きを完了して洗面所を出るまでの時間を始めから区切ってしまいましょ…

  • 脱・医療費貧乏

    2019年の目標2つ目は「脱・医療費貧乏」です。私は月23,000円のお小遣いをもらっていています。しかしその使い道の9割が医療費や健康維持費です。精神科通院 1,500円×2回 薬代 1,700円×2回 整体 3,000円 鍼灸院 3,500円×3回 合計 19,900円これにアトピーが悪化したときの皮膚科代が上乗せされるのでほとんどお小遣いが消えてしまいます。専業主婦で時間だけは有り余っている今、「お金をかけずに過ごすこと」を常に考えて過ごす状態です。平日はほとんど毎日、公共の子育て支援センターや図書館に行きます。交通費をかけないように歩きだし、ご飯やおやつも弁当箱に残り物を詰めてです。そ…

  • やりたいこととできること

    テレビで「林先生が高学歴ニートと対決」という企画をやっていました。ニートたちが「やりたい仕事ができないなら働きたくない」と主張するのに対し、 林先生は「やりたいこととできること」という話で応戦しました。それが面白かったので書いておこうと思います。「やりたいこと」は自分の内面から湧き上がることで絶対的なもののように思われがちですが、実は環境や情報といった外的要因に強く影響されています。例えば「絶対にゲームを作る仕事がしたい」という欲求も、ゲームが存在しない100年前に生まれていたら持ち得なかったはずです。「やりたいこと」は偶然に思うことにすぎず、絶対的な基準にしなければならないほどのものではない…

  • 休み下手な自分を変えたい

    前回の記事では、2019年の大きな方針として「やりたいことをやる勇気を持つ」ことを掲げました。これに基づいて2019年の目標を具体的にあげていこうと思います。 まず1つ目は「休養を予定に入れて行動すること」です。全速力で駆け抜けて、ある日突然ガス欠になりしばらく動けなくなる、という行動パターンは発達障害あるあるな気がします。 実際私は一度集中し始めるとなかなか自分の疲れに気づけず、やりすぎてしまう、という失敗を繰り返してきました。そのせいで、発病から何年も経つのにうつのトンネルから抜け出し切れていません。それから意図してリフレッシュすることも苦手です。突然「子供を見ててあげるから好きなことして…

  • 「良いお母さん」になればなるほど世界は小さくなる

    あけましておめでとうございます。年が明けてしまいましたが、ここで2018年を振り返って、今思うこと、今年取り組みたいことを整理しておこうと思います。2018年は夫の転勤に伴う引越しと出産があり、人生の大きな転換点となる年になりました。それまでの私の人生を少し振り返ってみようと思います。高校受験、大学受験と自分がギリギリ手の届く偏差値の学校を志望校にし、滑り止めも受けず、自分を追い込んで努力と根性でそれらを突破してきました。 就職活動でも就職したい企業ランキングで上位に来るような企業ばかりを受け続け、ここでも内定を勝ち取りました。 就職した会社は暗黙の了解で、部署ごとに「格付」があって、ここでも…

  • お母さんなんだから、外食は諦める?

    夫が独身時代、お世話になっていた寮の管理人夫婦に会いに行った。 二人は現在は引退されて田舎暮らしを楽しんでいる。 結婚前から私も度々食事に招いてもらったり、二人が引退するときに引越しを手伝ったりと付き合いがあったのだけど、子供が生まれてからはご無沙汰してしまっていたので顔見せに行っておきたかったのだ。飛行機の距離ということで、前泊をした。その夜、久しぶりに外食がしたいという私の要望に応えて夫が美味しいお店を調べてくれていた。そこは屋台風の焼鳥店で、私が大好きだったお店に雰囲気もよく似ていた。料理の味もとても美味しかった。だけど、つかまり立ちをし、目に入るものはなんでも手にしたがる子供を連れての…

  • 医療費貧乏

    我が家の家計は、結婚したときに買った結婚一年生的な本を元に予算配分を決めた。 それで、私のお小遣いは2万3千円に決まった。しかし、私は現在産後うつを患っていて治療にとてもお金がかかる。精神科通院1500円×2回 処方薬2500円×2回 整体3000円 鍼灸院3500円×3回合計18,000円加えてアトピーの治療で月5000円くらい飛んでいく。あとは美容院に2ヶ月に一回いく(一回3000円)。 化粧品に平均月1500円使う。コンタクトレンズに平均月1000円。月にならすと既に予算オーバーである。だから洋服はおろか、日々のおやつを買うのも四苦八苦だ。 参考にした本は、たとえ妻が専業主婦でも夫婦同額…

  • 抜毛症

    母に子供の写真を送った。メリークリスマスのメッセージを添えて、サンタの格好をした子供の写真をLINEで送った。実は母に連絡するのは少し久しぶりだった。前回LINEのやり取りをしたとき、母は私の兄弟の結婚生活がうまくいっていなさそう、とお嫁さんの愚痴を交えて言ってきたのだ。以前なら、空気を読んで母の味方をし、愚痴に便乗し、母以上にお嫁さんをこきおろしていたと思う。私がお嫁さんの悪口をヒートアップさせると、母が「そんな風に言わないで、お嫁さんも本当はいい子なんだから」と、私をなだめる役に回る。そして「不出来な嫁にも寛大な姑」というポジションを得る。母が私に「問題」を持ちかけるときはいつもこのパター…

  • どうでもいいことを覚えている妻となんでも忘れる夫

    夫婦間の記憶力の差がとても激しい。私は誰が何と言ったかとか、どんな服を着ていたとか、遠い親戚の名前の漢字とか、どうでもいいことをよく覚えている。一方夫は何でもすぐ忘れる。おつかいを頼んでも1、2品は買い忘れるのが当たり前だし、思い出もどんどん忘れていく。 「小学校時代の一番の思い出は?」と言う話題になったときなんか「思い出なんかひとつもない」と言っていた。「俺いつ物心ついたんだろう」と思うほど記憶にないらしい。このことを友人に話したら、冗談交じりに夫は悟りの境地にいるのではないかと言われた。友人が言うには、仏教の悟りで目指すのは過去でも未来でもなく「今、ここ」に集中することなのだそうだ。過去に…

  • いじめられはしないけれど親しくもなれない

    昔から人と親しくなるのが苦手だ。 特別いじめの対象になることもなかったし、常にひとりぼっちというわけでもなかった。 だけど油断すると「余りもの」になってしまう。いつも言いようのない寂しさが心にあった。私は引っ込み思案で口下手、という典型的な「コミュ障」とは違って、むしろ饒舌で話が上手いと言われる方だ。だけど本当は雑談のときでさえ、あらかじめ頭の中で話を組み立てて、何度も何度もシミュレーションを重ねて作り上げた「作品」をよどみなく発表していた。その場その場のノリで軽妙にやりとりしているように見えて、実は練りに練った話題を話していたのだ。おそらく、頭の中でストーリーを組み立てて繰り返し続けてしまう…

  • たまには遊びたいというよりは大変だねと言われたいだけなんだという話

    何年か前にロンドンハーツで、熊田曜子とか千秋とかママタレが出てきて、子持ちの男性芸人のイクメン度を査定するという企画をやっていた。例えば、ある芸人が「1日子供を連れて外出させて妻に休日をあげる」というエピソードを披露し、「具体的な子供との過ごし方」についてママタレたちが質もする。すると、その芸人は子供服のお店に買い物に行って、「たくさん服を買ってあげて帰ってくる」と答えた。すると、「ママたちは公園に行ったり、お金をかけずに過ごしているのに」とか「服をかわいさだけで選んでいたけど、洗濯のしやすさとか着せやすさとか、ママたちは色々考えて買っているのにかえって迷惑だ」とか非難轟々だった。当時子供がい…

  • 子供の食事って聖域化しすぎているよねという話

    気の合うママ友と集まった時に、夫たちが離乳食にどれくらい関わってくれるかという話になった。ご主人の一人は離乳食作りのすべてを担当してくれていて、週末に作り置きして冷凍しておいてくれる。もう一人は、全くノータッチ。他のことは何でも手伝ってくれるし夕飯作りもやってくれるから料理は問題なくできるのに、離乳食だけは絶対関わらない。うちの夫も後者のスタンスに近い。どうしてこんな差がつくのかという話になって、結局は妻が夫を信頼できるかどうかに掛かっているのではないかという結論になった。調理器具をちゃんと綺麗にしてから調理しているか、とか、食材を月齢にあった硬さや大きさにできているか、とか、栄養バランスは取…

  • 一日中夕飯のことを考えているという話

    四六時中夕飯のことを考えている。夫の帰宅時間に合わせて夕飯を用意するためには、午前中に献立を考えて買い物に行き、子供がお昼寝してくれるように外に遊びに連れて行き、夕方なんとか寝かしつけてようやく調理に取り掛かる、そんな段取りを踏まないと間に合わない。本当に1日かけて夕飯を作っている。 そんな1日の集大成のような夕飯を、夫はテレビを観ながら、iPadで漫画を読みながら、特に感想もなく、ものの10分で食べてしまう。朝から晩まで働いて、ようやく帰ってきて、ご飯の間くらいぼーっとしたい気持ちはよくわかる。夕飯が終わればお皿も洗ってくれるし、子供のお風呂も待っている。夫にとって夕飯はつかの間の休息時間だ…

  • 「ていねいな暮らし」はしたい人だけすればいい

    夫の転勤に伴って移り住んだ土地は田舎だ。良くも悪くも昔の風習が色濃く残っている。母親世代の人と話していると、あまりに古風な価値観に衝撃を受ける。以前たまたま病院の待合室で隣になった、60歳くらいの女性の「嫁入り」話も強烈だった。嫁ぎ先の家から「嫁入り道具」として準備するように言われたのは、着物が詰まった花嫁箪笥、鏡台、お客様用の布団を入れた長持、ピアノ、車。これらを全部揃えて婚家には入り、新婚旅行に出かける。するとその間に近所の人たちが勝手に見に来て、箪笥の中まであさり下着まで見られ値踏みされるそうだ。たかだか一世代前ですら、「嫁」の扱いがこんなにも酷いものだったのかと絶句してしまう。もう1つ…

  • 夫が遠くなっていくのはなぜか

    この間、転勤してきて初めて夫の会社の人たちに会った。仲間内で開かれた家族連れOKの食事会に呼んでもらえたのだ。最初は同じくらいの子供がいる「ママ」と固められてその人とだけ話をしていた。 とても感じのいい人で、子供の話題で盛り上がることができた。 しかし先にその家族が帰ることになり、私と子供以外は全員夫の会社の社員だけになった。だから否応がなく社員の人たちと会話をすることになった。 会社での仕事の話や同僚の話に耳を傾けたり、私の前職や出身校を聞かれたり、といった何気ない話がとても新鮮だった。本当に久しぶりに、子供越しではない話題を他人と話した気がする。ちょっとブラックな話題になったり、頭を使う内…

  • トイレに行く暇がないなんて嘘だと思っていた

    汚い話なんだけど、人生最大の便秘をした。 便秘の自覚もなく、普通にトイレに入ったら1時間以上苦しむことになった。私はもともと便秘なんてほとんどしない体質で、今回も体調が悪くてこうなったわけではない。単に子供から離れるタイミングがなかなかなくて、トイレに行くのを忘れていただけだ。このときも、離れると大泣きする子供をトイレの個室まで一緒に来させて遊ばせていたんだけど、あまりにも時間がかかるし私が苦しそうだから途中で泣き出してしまった。たまたま在宅していた夫が何事かと気がついてくれて子供を連れて出て行ってくれた。 やっとの思いで用を足し終え、トイレから出ると恥ずかしくて夫にはおどけて「いやーすごい出…

  • 米がないならパンを食べたらいいじゃない

    うっかりお米を切らしてしまっている。我が家は基本、三食米食だ。 夕飯の時間に合わせて3合炊いて、朝は冷やご飯でお茶漬け、主人はその残りをお弁当箱に詰め、さらにその残りを私の昼ごはんにまたもやお茶漬けで食べている。もともと夫は朝はパン派で、しかも結構パングルメだったのでそれなりにお金がかかった。それにご飯を炊くのにプラスして食パンを切らさないという管理が地味に面倒だった。それでジワジワとご飯の割合いを増やし今では完全にご飯派に変わってくれたので、金銭的にも手間的にも助かっている。ちなみに子供も好きな食べ物ナンバーワンがおかゆだ。そんな我が家で米を切らした。すぐに発注をかけたものの2〜3日は耐えな…

  • コミュ障害なりにママ友作りをした話

    私は人間関係が苦手だ。面倒事は極力避けたいのであんまり人と関わらないできた。小学校のときから、学校の帰りに女子同士で一緒に歩くとおしゃべりばかりしてちんたら歩くのが面倒で、1人でさっさと帰ってきていたくらいだ。だから特別いじめにあったり、喧嘩をしたこともないけれど、なんとなく浮いてしまっていることはままあった。友達も少ない。 そんな私だけど、子供を産んだことをきっかけにママ友作りにはチャレンジしてみようと思った。一番の理由は、夫の転勤が出産時期と重なったからだ。単純に知り合いが1人もいないという状況はさすがにマズイと思った。私は自分がかなりの確率で産後うつになるだろうと予測していたので、完全に…

  • 困った時のアクアパッツァ

    最近子供の体力がめきめきついてきて、お昼寝をなかなかしてくれない。今までは外に遊びに連れて行き、帰宅後即寝かしつけて家事をやったりブログを書いたりできていたのにだんだん難しくなってきた。一番困るのは夕飯の支度だ。気づけばいつも夕飯の献立や段取りばかり考えてしまっている。今日はスーパーに行ったら小さな鯛が二匹で298円と激安だったのでアクアパッツァを作ることにした。アクアパッツァと言うと、凝った料理に聞こえるが実はとても簡単だ。 白身魚をニンニクとオリーブオイルを熱した鍋で表面だけサッと焼き、野菜と貝を入れて白ワインで蒸す。火が通ったら塩胡椒して終わり!15分くらいでできてしまう。しかも今日は貝…

  • ポイズンドーター・ホーリーマザー

    少し前に湊かなえさんの『ポイズンドーター・ホーリーマザー』を読んだ。 この本は短編集になっており、最後の2話が「ポイズンドーター」「ホーリーマザー」と言う対の話になっている。 この本をとおして「毒親育ちってなんだろう」と考えたので、あらすじを紹介しつつ私なりの考えを書いてみたい。 ポイズンドーター・ホーリーマザー (光文社文庫) [ 湊かなえ ]ジャンル: 本・雑誌・コミック > 文庫・新書 > 文庫 > その他ショップ: 楽天ブックス価格: 648円※ネタバレ注意「ポイズンドーター」では、弓香という女性が主人公だ。彼女は母子家庭で母親から強い抑圧を感じて育ったが、スカウトされたことをきっかけ…

  • 汚屋敷育ち、義実家で衝撃を受ける

    私の実家は「汚屋敷」だ。 家が商売をやっていて、お客さんがしょっちゅう出入りするから中々落ち着いて家事ができない。 さらに祖母は典型的な「捨てられない女」で、割れたお皿や腐った食べ物を処分しようとすると泣いたり怒ったりするし、頻繁にものを大量に買ってくる。 加えて男たちは、「家事は女の仕事」と思い込んでいて服は脱ぎっぱなしだし食器をさげることも絶対にしない。そんな状況で母もいつしか諦めモードになったらしく、今は片付けを放棄しつつある。そんな家庭環境で育った私は「普通の家」の家事が身についていなかった。 最初に一人暮らしをしたアパートでは、ユニットバスの排水溝を詰まらせてえらい目にあったし、ごみ…

  • ふてくされるというリフレッシュ

    うつになって、リフレッシュ方法をずっと模索してきた。ヨガ、瞑想、散歩、写経、大人の塗り絵、刺繍、羊毛フェルト、ケーキ作り、プール…どれもそれなりに夢中になってやった。 良くも悪くも、私の発達障害の特性上やるとなったらとことんやる。アプリを使って運動の記録をつけたり、手芸関係は教室に行って作品が作れるまでになりフリマに出店までした。夢中になってやれたことは楽しかったし世界は広がった。だけどいつしかノルマになり自分を追い込む方向に変わってしまう。こりではだめだと、ほどほどを心がけるけれどなんか物足りなくなってしまう。そして何より、本当にうつの波がひどい時はどれもしんどくて手につかなかったからどん底…

  • 私が「変わり者」でなければ浮かばれなかった母のこと

    「普通の子とは一味ちがった子でいてほしい」 両親からそんな期待を感じて育ったという話を書いた。busyrain.hatenablog.com この記事をアップロードした後、どうして親はそんな風に期待したのかをもんもんと考えていて、母が子育てしていた環境について思いをめぐらせてみることにした。私の母は東京生まれ東京育ち、結婚して初めて実家を離れることになった。 両親が新婚生活を始めたのは、父の地元で東京から遠く離れた田舎町だった。田舎といえどかつては城下町として栄えた土地で、地元の人たちは自分たちの住む町に誇りを持っていてよそ者に厳しいところだった。 だからたぶん、東京から嫁に来た母に対しても近…

  • 「変わり者」であってほしいという期待

    発達障害者の中には、「天才型」と呼ばれるタイプの人たちがいる。 日常の「当たり前」のことができないのに音楽に突出した才能があったり、数学が抜群にできたり。 人とのコミュニケーションが下手な「変わり者」だけど、人と違った発想ができたりすることで一目置かれている…そんなキャラクターとして物語で描かれたりもする。おそらく私は、この「天才型」の発達障害であることを親に期待されて育ったのではないかと思っている。例えば、幼稚園のころにいとこや兄弟たちと一緒に遊園地に連れて行ってもらったとき、親たちが子供たちみんなにキャラクターのお面を買ってくれた。 女の子がみんなキティちゃんを選ぶ中、私だけがばつ丸という…

  • 転勤妻のキャリアと孤独

    少し前に、子供の学資保険をどうするか考えた際に保険会社のFPに来てもらった。そのことがきっかけで夫とお金について話し合うようになり、「結局どう生きたいかライフプランのすり合わせをしないことにはお金のことも決められないよね」という話になった。それで、この週末はエクセルに収入と支出の予定を書き出しながら将来設計について話し合った。そこで私の仕事の話になった。 私は今専業主婦だけど働きたいと思っている。仮に希望が全て叶うとすれば、今度の春に子供の保育園が決まって正社員で再就職する。2年くらい働いて、育休を取れる状況になったら2人目を作る。そして、2人目が1歳の春からまた復帰する。これが理想だと夫に伝…

  • 鏡を見るのが恥ずかしい

    鏡に写る自分にびっくりするときがある。 たまたま通りがかったお店のガラスに反射した姿とか、洗面所の鏡が無意識に視界に入ったときとか。先日も、公園でピクニックをしたあとデパートで買い物をするというフルコースのお出かけを楽しんで家に帰ってきて、玄関の姿見をぱっとみたときに、あまりにも全身まっ茶色の服を着ていた自分に始めて気がつきぎょっとした。まさか自分がこんな格好で出歩いていたことに落ち込んだ。私は決してファッションに疎いわけではない。 ちゃんと意識しておしゃれして出かけたときは、周りの人に溶け込めるくらい普通の格好ができている。だけど、とんでもない格好をしているときがある。実際、「今日どうしたの…

  • 後追いと毒親と

    子供の後追いが今とっても激しくて、昨日は病んでいた。「トイレでもなんでもついてくるよ」という話は聞いていたので覚悟はしていたけれど、離れるときいちいち号泣されるとは思わなかった。それどころか、寝そべった体勢から起き上がっただけでも、顔が遠くなったといって泣く。 ちょっと身体を動かすたび泣かれると、だんだんすべての動作がとがめられているような感覚に陥り、無気力になってしまう。 やることなすこと見られて、口出しされるような感覚に、ものすごく苦しくなった。もうパンク寸前で、昨日は夜中にふらふらと散歩に出かけて少し泣いた。泣きながら、実家にいるときも同じような感覚だったことを思い出した。私の父は、人の…

  • 被災者だったとき辛いのは「暇」だった

    午前中、またうつの波に襲われた。家にこもりきりになると暗くなるので、ベビーカーを押して散歩に出かけた。 どんどん歩いていると思考が回りだし、「もしかしてうつの波は月曜日に来ているのかも」と気がついた。どうやら、土日夫が家にいて家事育児を手伝ってくれ、リフレッシュさせようとしてくれているのに、上手くリフレッシュできない焦りで疲れてしまうらしい。われながら面倒くさい性格で困ってしまうけれど、とりあえず自分のサイクルがわかったからよしとしよう。月曜日は、落ちる前提で準備しておく。うつが来ても夕方には治る。 前回の記事で、「弱者でも役割がほしい」という内容を書いたのだけど、うつになる以前にも一度同じこ…

  • 休んでな、無理するな、も意外と辛い

    母親になって、優しい言葉をかけていただくことが増えた。子育て講座なんかでは 「家事は手抜きしていいんだよ」 「赤ちゃんと一緒にお昼寝したり、ママも休んでください」 とアドバイスされることが多い。 夫にも「休日お出かけしたいところある?」と聞いてもらえる。ワンオペ育児だったり、姑と同居だったり、大変な状況で育児をしている人も多い中、私はとても恵まれている。だけど、休日ほど休まらない気持ちになっていることに気づいてしまった。 「休まなきゃ」「リフレッシュしなきゃ」と変にプレッシャーを感じてしまい、心の底から楽しんだり休んだりできなくなっているのだ。 先週末、そんな気持ちが爆発してうつの大波がやって…

  • 育児日記をマニュアル化してみた話

    子供が生まれ育児日記をつけるようになった。 無印良品のウィークリー手帳に一日数行ずつ書いている。 はじめは、「今日はどこにでかけた」とか「誰に会った」という内容が中心で本当に「日記」のつもりで書いていた。 後で見返したら、いろいろ思い出すかなという程度のつもりだった。しかし最近は、あえて「困ったこと」を書くように心がけている。出産を終えた日から急に始まる「母親業」は手探りの連続だ。 産院に入院しているときは、オムツの替え方とかおっぱいの与え方なんかは助産師さんたちに聞けるけれど、退院してしまうと自分でなんとかしなければならない。母たちに聞いても「そんな昔のこと忘れちゃったよ」と言われることもあ…

  • メンタルリープ

    今日は子供の機嫌がすこぶる悪い。 朝、ベビーカーに乗せてお散歩に出かけたらぐずぐず言い始めた。 普段なら少し歩いているうちに寝るか、遊び始めるので、あまり気にせずスーパーを回り買い物を続けていたら、どんどん泣き方が激しくなり困ってしまった。ぎゃーぎゃー言う子供を急いで家に連れて帰り、ミルクを飲ませて落ち着いたところで、もうお昼。 あわてて離乳食の準備をして与えた。スプーンを口に持っていくとのけぞって暴れるので膝に乗せたら更に大泣き。 今日は食べたくないのかと半ば諦めつつ、泣いて大きく開けた口にスプーンを入れると一瞬だけ泣き止んで「あむっ」とおかゆを流し込みまた大泣き。結局、全力で泣きながら大人…

  • 毒にも薬にもならないものはおまじない

    子育てをしていると自然派の人に出会う。 というか、今までそんなこだわり持ってたの?!とびっくりするような人まで添加物やら手作りやら言い始める。 別に自分の子供のためを思ってやるぶんには自由だと思うけど、こちらにまで「そんなんで大丈夫なの?」と牙をむくことがあるから厄介だ。 なぜ母になった途端自然派に傾倒し始める人が出てくるのか。 私は子供の頃、アトピーやアレルギーがひどくて入院もした。うちの母は私を連れていった病院で、「お母さんが添加物まみれのものを食べてきたせいだ」とか「化繊の入った服なんて着せるからだ」と散々責められたらしい。それから母は神経質になって、食べ物にこだわったり高額な漢方を煎じ…

  • 絶好調が本当の自分じゃない

    うつの波、無事に越えた!朝起きた時の感覚が久々に軽くて「あ、越えた」とはっきりわかった。それと同時にこの感覚が久々すぎて、実は1週間とか結構長いことうつの渦中にいたんだと気付いた。長くうつの中にいると、もとの元気だった感覚がわからなくなって、自分は怠けているんじゃないかとか、そんな性格だったんじゃないかとか自罰的になる。 よかった時、悪かった時の感覚を覚えておくのは難しいな。 先日のロシア大会で羽生結弦選手が練習中に負傷した。ショートプログラムが完璧で、これはフリーもすごい演技になりそうだと期待がかかった試合だった。結果としては優勝したけれど、転倒もあって怪我さえなければ…という感じだった。試…

  • 溺死しない程度にうつの波をやり過ごす

    おとといの夜からうつの波に襲われている。 何をするのも億劫だし、ちょっとしたきっかけで、孤独感や絶望感に襲われる。 私は就職して間もなくうつ病になった。元々規則に細かく古い体質の会社でうつになる人も多い職場だった。それに加え、もともと自閉症スペクトラムの気質のせいで単純なミスを繰り返し、徐々に人間関係も悪化してうつ病を発症。 休職を繰り返した。 数年かけて寛解したが、数ヶ月前に産後うつになってしまった。 一番ひどいときに比べたら大分ましだけど、今でも通院と服薬は続けていて、ときどきガーっと気分が落ち込むことがある。 以前は気分が落ちるほど、原因を考えたり頭を酷使して悩みを深めていく、負のスパイ…

  • 休日だからっていちいち何かしたくない

    夫が有給をとったので我が家は3連休。正直へとへとだ。一応言っておくけど夫はよくやってくれている。ご飯を作ってくれたり、お風呂掃除したり、子供の相手したり。不満があるわけじゃない。ただ、「休日だから何する?」というのがプレッシャーなのだ。初日は車で大きめな公園に行った。張り切ってパンを焼いて子供も一緒に食べた。それなりに楽しかったけど、夕方帰ってきて急いで夕飯作って洗濯物取り込んで、子供をお風呂にいれて(夫が入れてくれて、私は服着せたり歯磨いたりの担当)…疲れて自分のお風呂省略したくなった。次の日もいいお天気。そして最終日も。家にいるのがなんとなくもったいない気がしたし、家にいると次々と発生する…

  • 夜スマホをやめられるか問題

    発達系の人って依存になりやすい気がする。以前書いた過集中の話と似ていて、どっぷり没頭してしまうからだ。それと、対人関係が苦手だったり、人より刺激に敏感だったりでストレスを溜めやすいことも原因だと思う。最近困っているのはスマホ依存だ。私は朝がとても弱い。先に子供が起きだすから無理やり起きている。夜は22時台には布団に入っているから寝不足というわけではないけど、いかんせん眠りの質が悪い。歯がボロボロ抜ける夢とか、子どもから目を離して怪我をさせる夢とか、しょっちゅう悪夢を見るし、月に何度か金縛りにもあう。起きる時には疲れてしょうがなくて、首肩がガチガチだ。夜布団の中でスマホをいじり続けてしまうせいも…

  • 人の区別がつかないからbotに徹する

    発達障害の人は感覚が過敏すぎたり、鈍感すぎたりして「ズレてる人」になりがちだと思う。私の場合、人の細かい区別があまりつかない。アラサー世代が高校生くらいのときに人気だった女優さんは、がっきーとか、沢尻エリカとか、堀北真希とか、戸田恵梨香とか、結構個性があったはずけどそれすらよくわからなかった。だから、女子高生にありがちな「テニス部の山田先輩かっこいいよねー」的な会話なんて全然ついていけない。同じ制服着てて、シュッとしてるグループにいたらみんな同じだ。さらにそこからAKBブームなんか起こったもんだから、見分けのハードルもより一層上がってもうお手上げだった。でも世間のブームに関心がない子なんて一定…

  • 大変なのはこれからよハラスメント

    私はつわりがとてもきつかった。2ヶ月くらいほとんど起き上がれず、体重も5.6キロ減った。テレビをつける気力すらなく、寝たきりでスマホ片手に「つわり いつ 終わる」「つわり 週数 いつまで」とか検索していた。役に立つ体験談もあるにはあったけど、結構目に付いたのは「本当に大変なのは妊娠後期ですよ!がんばって!」とか「産まれてからの大変さに比べたらつわりなんてかわいいもんです笑」みたいな意見だ。私はこういうことを言うのを勝手に「大変なのはこれからよハラスメント」と呼んでいる。このハラスメントは出産が終わるとますます多くなる。新生児〜2ヶ月くらいまでうちの子はずーっと抱っこしていないと泣いていたので手…

  • 母親になるとセーブデータが飛ぶ問題

    夫、子ども、数人のママ友、精神科の先生、整体の先生私の今の世界のすべて。私たち家族は、子どもが生まれる直前に縁もゆかりもない土地に転勤になった。当然私は仕事も辞めた。旦那はとてもよく子育てを手伝ってくれる方だと思う。産後落ち着いてきた頃「俺が子ども見ててあげるからおでかけしてきたら?」と言ってくれた。その言葉は素直に嬉しかったが.「どうやってリフレッシュすればいいんだろう?」と戸惑った。子ども抜きで遊べる友達なんていない。出かけようにも、土地勘もなければ田舎で買い物する場所なんてイオンくらいしかない。そもそも無職だからお金もほとんど使えない。「あー、私ひとりぼっちだ」それから必死に行政の子育て…

  • あえて究めないと決めた話

    大阪出身のママ友がいる。彼女は典型的な関西人!で本当にお得をみつけるのが上手だ。この間は近所の寂れた百貨店で掘り出し物の北欧ブランド食器を見つけ、思わず買ってしまったそうだ。さらに、「コレ、ヤフオクいけるんちゃう?」と思い立ち出品。なんと倍の値段で売れたんだって。「余計な買い物しないように百貨店に近寄らない」なんて消極的な戦法を取っている私には到底及ばない。そんな彼女と学資保険どーする?なんて話をしていると、出るわ出るわお得技。外資の保険会社が返戻率高いとか、外貨預金しとくといいけど今は相場の関係上待ったほうがいいとか。大変勉強になる。こうなると、私の頭の中は大忙し。家に帰ってからも学資保険は…

  • 息もできない

    自閉症スペクトラムの特性は人それぞれだけど、私の場合「過集中」がある。勉強とか、手芸とか、熱中し始めると止められなくなり、疲れを忘れて何時間でも続けてしまう。それこそ、息をするのも忘れるくらい。おかげで受験とかピアノのコンクールとかマラソン大会とか、学生時代は結果が出た。凡人でも人の何倍も集中して何倍も練習すればそりゃあ結果は出る。だから親や先生には褒められた。でも、「それくらいで一回休憩しよう」と促されることはなかった。疲れを感じにくくなっているので、後になって過食に走ったり、蕁麻疹がばーっと出たり喘息になったりしていたけれど、集中しすぎることとの因果関係に気がついたのはほんの数年前だ。ただ…

  • 学資保険に入るかどうか

    子供が産まれて約半年。そろそろ学資保険やら口座作るやら子供のお金にまつわる話題で周りも騒がしくなってきた…。とはいえ、家計のことって考えるだけでもとても憂鬱。家計簿なんてつけてもつけてもレシートは発生するし、夫とお金の話をしてもいつもピリッとした空気になる。逃げ出したくなる話題だ。そうは言っても逃げられるものでもないので、ここはプロの力を借りようとソニー生命のファイナンシャルプランナーさんに来てもらうことにした。(ソニー生命は比較的学資保険の返戻率が高いので入るならここかなと思って。)結論から言うと来てもらってよかった!①夫婦だけだと気まずい話題が第三者が入るとスムーズに進む例えば収入について…

  • 脳内インタビュー

    はじめまして。普段は0歳の子供を見ながら、家でぐーたら平凡な主婦をやっています。はたから見たらきっと真面目そうな普通の主婦の私ですが、自閉症スペクトラムという特性を持っています。最近ネットなどで見かけるようになった"アスペ"と言われる人に近いんじゃないかと思います。とはいえ、そこまで重度ではなく表面上当たり障りなく生活できているのですが、1つ困ったことがあります。それは、日常生活が暇であればあるほど"頭の中が忙しい"ということです。例えば、その日スーパーで知り合いにばったり会った時、人と接するモードじゃなくてついきょどってしまい後になって「あぁ。あの時こんな風に話せばよかった…」と脳内反省会を…

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