chevron_left

メインカテゴリーを選択しなおす

cancel
ぽかぽかな日々 http://mainichipokapoka.blog.jp

ネタバレなしの私的感想を書いています。ジャンルを問わず乱読派ですが、ミステリーがお気に入りです。

kokemomo
フォロー
住所
未設定
出身
未設定
ブログ村参加

2018/11/10

arrow_drop_down
  • 陛下 久世光彦

    陸軍中尉である剣持梓は、戦死した兄の正行が密かに慕っていた北一輝との交流を通じて、叛乱へと身を投じていく。兄の死をきっかけに気が狂ってしまった姉の遊子。いつしか梓のことを、死んだ兄と錯覚し誘惑してくるようになる。一体兄と姉はどのような関係だったのか。そし

  • 舟を編む 三浦しをん

    「辞書は、言葉の海を渡る船」新しい辞書「大渡海」を完成させるために奮闘する辞書編集者達の、地道で真摯な仕事ぶりに圧倒された。主人公の馬締は、人とコミュニケーションを取るのがとても苦手で「変わったやつ」と、常に浮いた存在だった。けれど本を沢山読み、言語に対

  • 購入本紹介

    最近購入した本を紹介します。相変わらず明治から昭和初期の作品にはまっています。「恋文物語」は入荷待ちで手に入れました。明治生まれの女性たちの、自分らしく懸命に生きた一生を描いた作品。読むのがとても楽しみです。こちらの作品はコミックエッセイ。三浦しをんさん

  • 人形の家 イプセン

    三幕で描かれた戯曲。戯曲を読むのは初めてだったので読みこなせるか不安だったけれど、サクサクと物語が展開していくのでまるで2時間ドラマを見ているような感覚で、あっという間に読み終えてしまった。この作品が出版されたのは1879年。当時、女性は夫の同意がなくては借

  • おちくぼ姫 田辺聖子

    10世紀末ごろに書かれたと思われる作者不明の作品「落窪物語」を、田辺聖子さんにより読みやすく現代語訳された作品。千年前、平安朝時代に日本でもシンデレラ物語が書かれていたことを、恥ずかしながら初めて知った。「落窪物語」という名に覚えはあるので、すっかり記憶

  • 白光 朝井まかて

    日本初のイコン画家山下りんの生涯を描いた史実に基づくフィクション作品。「絵師になりたい」その思いだけで明治5年、茨城県笠間から徒歩で東京まで家出したりん。一度は連れ戻されるものの、家族の理解を得て正式に東京へ修行に出る。 苦しい暮らしの中から食べ物や着る

  • ここに物語が 梨木香歩

    梨木香歩さんによる読書エッセイ。作中には植物や生き物への愛が溢れている。人間が「人間」として生き、そして死んでいくこと。当たり前のことが叶わなかった、許されなかった時代や環境が数多くあったこと。本書を読み改めて知った。第二次世界大戦中の特攻隊員、和田稔氏

  • 父からの5冊

    先月会ったときには「もう新しく本は買わずに、若い頃に買った全集を読破するよ。」と、宣言していた父でしたが、やっぱり最近の本も気になってしまい購入し読んでいるそうです。先日、また読了本を譲ってくれたので紹介します。「秘密」は積読で持っていました。とても面白

  • 贅沢貧乏のマリア 群ようこ

    森鴎外の長女であり作家の森茉莉について書かれた人物エッセイ。群さん自身のエッセイから自然な流れで、茉莉の話へと移っていく。作中に「贅沢貧乏の茉莉は憧れの人であった。」とあるように、全編を通して森茉莉への愛で溢れている。けれど茉莉の全てを肯定するわけではな

  • 2021年11月に読んだ本

    雪の階 上・下 奥泉光街の灯 北村薫玻璃の天 北村薫鷺と雪 北村薫貴族の階段 武田泰淳三四郎はそれから門を出た 三浦しをん 以上6作品7冊でした。今月はどの本も印象深くとても悩んだのですが、こちらの本を今月のマイベストに決めました。にほんブログ村読書日記

  • 貧しき人びと ドストエフスキー

    世間から侮蔑の目で見られている小心で善良な中年の小役人マカールは、薄幸の少女ワーレンカの生活を自身の乏しい給金の中から支援している。「自分には貯蓄がある」と言いワーレンカに沢山の贈り物をするマカールだが、実際は非常に困窮しており給金は前借りを重ね、穴の空

arrow_drop_down

ブログリーダー」を活用して、kokemomoさんをフォローしませんか?

ハンドル名
kokemomoさん
ブログタイトル
ぽかぽかな日々
フォロー
ぽかぽかな日々

にほんブログ村 カテゴリー一覧

商用