住所
-
出身
-
ハンドル名
riinaさん
ブログタイトル
Firestone
ブログURL
http://take4others.blog.fc2.com/
ブログ紹介文
花より男子の二次小説です
自由文
更新頻度(1年)

121回 / 154日(平均5.5回/週)

ブログ村参加:2018/09/20

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riinaさんのブログ記事

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  • Sparkling 17

    蒼の携帯の着信音はすぐに消えた。「電話?」つくしが尋ねる。「ううん、メール。ごめん、音消してなくて」蒼はマナーモードに変えようとスマホを鞄から取り出したあと、画面を見ながらしばし固まる。「ねえ、つくし。これって、、、」そういって差し出したスマホの画面には、ニュースが表示されていた。それはつくしには見慣れないもので、どうやら経済紙のアプリから配信される速報」ニュースの様だった。つくしは睦月からスマホ...

  • Sparkling 16

    連日日勤と夜勤で忙しかったつくしには、その時世の中で何が起きているか知る余裕がなかった。つくしの日々はいつもと同じように過ぎていく、司と再会する前と同じように。遅い時間にランチを取ろうと、職員用のカフェテリアに足を向ける。今日の日替わりはまだ残っているかな、それとも久しぶりに奮発して和牛ハンバーグ(日替わりより300円高い)にしようかな、頭の中が食べ物でいっぱいになったので、見慣れた顔があることに気...

  • Sparkling 15

    「あんな彼女を見るの久しぶりです」睦月はつくしの大きな変化に触れながら、司に向き合う。「つくしは話したがらないと思いますが、道明寺さんには知っていてもらいたいことがあります。」自分以外の男がつくしの名前を呼ぶのが気に食わなかったが、なんとか手が出そうになるのを抑えて、先を促す。「僕たちが結婚したのは6年前です。その時期、道明寺さんは何をされていましたか」その時司はNYにいた。NYの大学を卒業し、そのま...

  • Sparkling 14

    とりあえずみんな落ち着こうということで、応接間に座る。司の座る一人掛けの椅子の前につくしと睦月は並んで座っている。「この距離だと手出しできないわよね」司のリーチを考えたうえでの配置だ。「おい、なんで牧野がそっち座ってんだよ」「だって、書類の上では夫婦だもん。連帯責任だよ」つくしから発せられた「夫婦」の言葉に、偽造とは分かっていても司はダメージを受ける。「で、一体どういうことなんだよ」西田が入れたく...

  • Sparkling 13

    「あんたに殴られることなんて、睦月はしてない」つくしは華奢な体で手を目一杯広げ、睦月を守ろうとする。髪がまだ濡れていることから、睦月が家を出た後すぐに追いかけてきたことが分かる。「お前、、、知ってんのかよ」司は写真に写っていた事実をつくしに伝えるべきかどうか、一瞬思索する。「知ってるよ。睦月に恋人がいることは。それを分かったうえで結婚したの」堂々と宣言するつくしに、耐えられなくなった司は、震える声...

  • Sparkling 12

    司の病室を抜け出した後、朝日が昇る前の暗闇の中つくしは一旦家に帰る。内科医である睦月はドクターコールでいつ呼び出されるかわからない。二人のクラスマンションは病院からほど近い場所にあった。睦月を起こさないよう、そっと玄関のドアを開けリビングに行くとすでに睦月は起きていた「おや、朝帰りかい?」そういう睦月も、昨日と同じ服を着ているところを見ると先ほど帰ってきたようだ。「そっちもでしょ」そういうと、お互...

  • Sparkling 11

    カーテンの隙間から差し込む光で目を覚ます。いつの間に寝てしまったんだろう、体を起こそうとしても動けない。そういえば昨晩は椅子に座っていたはずなのに、いつの間にかベッドに横になっている。動かない体をひねり後ろをみると気持ちよさそうに眠る司がいた。司が後ろからつくしをホールドしているため、身動きが取れなくなっていることに気付く。ちょっと、声を出そうとして止める。熱も下がり気持ちよさそうに寝ている司を見...

  • Sparkling 10

    つくしが睦月について部屋の外に出ると、ちょっとお茶でも飲みながら話をしようかと誘われる。「診察でなにかありましたか?」仕事モードのつくしは敬語を崩さない。「心ここにあらずって感じだったよ、問診してるとき」さすが長く一緒にいるだけある。「気づいてなかった」そういって自分の顔を触る。「だと思った。ちょっとリフレッシュしよう」そういうと、職員用のカフェテリアに入り、人目に付きにくい奥の席に座る。はい、と...

  • Sparkling 9

    睦月の質問に、司の代わりに西田が答えていく。「アルコールは」「寝る前に毎晩スコッチをロックで飲んでおります」「ロックですか。食事はとられていますか?」「気が向いたらつまむ程度で、碌に食べておられません」「では胃の具合が心配ですね。喫煙は?」「たばこを1日2箱ほど」「最近は吸ってねーよ」たまに司が口を挟む。質問の回答から、つくしの知らない司が見えてきた。もうあの頃とは違う、そう言われているような気がし...

  • Sparkling 8

    翌朝、気まずい思いを抱きながら、仕事だと言い聞かせて司の病室を訪ねる。「検温させてください」そうベッドに横たわる司のもとに歩み寄りながら言うと、非接触式赤外線温度計をもつ手をつかまれる。「なあ、昨日言おうとしたことって」司が言いかけたとき、ドアが2度ノックされる。「どなたでしょう」存在を消して特別室の中にいた西田が応対する。「、、、あかねです」鈴のようなかわいらしい声が聞こえてきた。「あの、、、司...

  • Sparkling 7

    いくら入院中とはいえ、司は骨折だ。四六時中付きっ切りで看護する必要はない。それに側には優秀な秘書もいる。必要な時だけお呼びください、そうお願いしていたはずが、ナースコールがひっきりなしになる。「牧野主任、また特別室の方がナースコールを・・・」明らかにテンションの低いつくしに気を使ってか、若手の看護師が恐る恐る知らせてくれる。「ありがとう。特別室からの連絡は無視していいから」だが相手もこれくらいでや...

  • Sparkling 6

    8Fにある特別室から外来のある1Fまで、つくしはエレベーターを使わず階段を使って降りた。ぐるぐるぐるぐる、まるで今のあたしの頭の中見たい。いったいあいつは何のつもりでこんなことを。10年前に振ったくせに。自分は勝手に結婚したくせに。足元を見ながら階段を下りていたからか、1Fまであと少しの時誰かにぶつかりそうになる。「すみません!」条件反射のように声を出すと、目の前にはよく知った顔があった。「なんだ、石田先...

  • Sparkling 5

    翌日出勤するなり、着替える前に院長室に呼び出される。この先のことは予想できていた。「牧野主任、今日から特別室に入院されている道明寺社長の担当をお願いしたい」「それは、決定事項でしょうか」顔色をかえずにつくしが答えると、後ろめたいことがあるのか、院長は早口で答える。「先方たっての希望だ。なにやら、君は道明寺社長の後輩ってことじゃないか。慣れない入院生活、よく知っている人に担当してほしいということだ」...

  • Sparkling 4

    司はつくしの言葉を訂正する。「俺には妻はいねーよ。ビジネス上の関係が残ってて、まだ公式には発表出来ねーけど、1年以上前に離婚は成立してる。」司の話している言葉を、頭が処理できない。寝不足はやっぱり判断力を失わせるわね、あたしはこの部屋に入るべきじゃなかった、数分前の自分の行動を反省する。「では、お邸からお手伝いできるかたを呼んでください。気に入らないなら、ご自分が運営している病院へと転院してくださ...

  • Sparkling 3

    「牧野主任!!!」夜勤明けだが、昨晩はトラブル続きで管理職業務が滞っていた。来月のシフト決めなきゃ、と眠い頭にブラックコーヒーを入れていると、浮かれた声で話しかけられる。「何?」いつも通り、無表情で答える。「もー聞きましたよ、主任!特別室にイケメンが入院してるんですってね」語尾にハートが付きそうな話し方をする。夜勤スタッフから早番スタッフに引継ぎされて間もない。噂のソースを推察するのは簡単なことだ...

  • Sparkling 2

    目の前にいたのは、10年ぶりに会う元恋人だった。「お前、牧野か・・・」すこしかすれた声で、目の前の男、道明寺司が言葉をかける。先ほどまで彼に手を焼いていた研修医が、まるで救世主が現れたかのような縋る顔をしてつくしのほうを見ている。つくしとさほど年齢の変わらない研修医だが、病院においても、人生においても経験値が高いつくしに頼り切っている。特に問題のある患者の場合、つくしが対応するのが院内の暗黙のルール...

  • Sparkling 1

    いつも通りの夜勤、入院患者のカルテを確認していると廊下から騒がしい足音が聞こえる。「牧野主任!!!」慌ただしくナースステーションに走って入ってきたスタッフのほうを振り向く。「病院内では走らない、何度言えばわかるの小柳さん」「でも、本当に急ぎなんです!」「何があったの?」病院で急ぎではない要件のほうが少ない。しかも今は夜11時。入院患者は消灯している時間だ。「先ほど交通事故で運ばれた患者さんがいるんで...

  • Sparkling プロローグ

    あたしは、もうとっくに振られていた。でも、あの瞬間に分かった。あたしは本当に失恋したんだって。心のどこかに、0.01%くらい残っていた、いつかあいつがあたしのもとに帰ってきてくれるかもしれない、その僅かな可能性が粉々に砕け散った。道明寺の結婚式の日画面には、おとぎ話のプリンセスのように美しい花嫁と、凛々しくタキシードを着た道明寺が一緒に、バージンロードを歩いている姿が映されていた。ああ、だからか。今日...

  • 秘書のお仕事 滋編

    世間的に、あたしは結婚適齢期らしい。大学を出て親の会社に入って5年。経理、財務、人事、総務、いろんな部署を回ったけどどれも中途半端。大きな組織の中で自分が力不足でまだ何の役にも立っていないということが嫌でもわかった。自分の未熟さをしるには十分だけど、結果を残すには短すぎる5年。きっと大学を出て5年経つのに結婚していないのは異常だと主張する人たちは、あたしは次期後継者と結婚し、大河原の子供を産むための...

  • 秘書のお仕事 キューピット編 後編

    「、、のさん、牧野さん、、、」話しかけられ、意識がその場へと戻る。「あ、ごめん。なんだっけ?」「就職活動もうしてるの?」「えっと、そろそろしなきゃなって思ってるところ」きゃー!つくしの言葉は、反対側に座っている女性陣の嬌声によって掻き消される。「そんなおっきな声だしてどうしたんだよ」先ほどまでつくしに話しかけていた男子が質問する。「進路として、企業内弁護士もいいよねって話してて、」一人の女子が答え...

  • 秘書のお仕事 キューピット編 前編

    牧野つくしには謎が多い。まず卒業大学が英徳だということ。高校からの持ち上がりらしいが、英徳から法科大学院に進学した学生は、法科大学院制度が始まって以来つくしが初めてではないだろうか。英徳と言えば、生徒の多くが超富裕層の家庭出身だ。外部生が増える大学からではなく、高校から英徳ということで、つくしもそう言った家庭出身なのではないかと考えるのが自然だ。たしかにバッグや靴、そしてポーチやお財布、時計といっ...

  • 独り言

    いつもご訪問いただきありがとうございます!そして拍手、コメントありがとうございます。中編と言いつつ、22話までかかってしまったMemories、本日最終話となりました。とはいいつつ、ここしばらくブログを確認していなかったため、先ほど久しぶりに自分のサイトを見てMemoriesの最終話が公開されたことに気が付きました。実はここ10年弱とある持病と付き合っているのですが、ここ数週間症状があまり思わしくなく、しばらくブログ...

  • Memories 22 (完)

    「おせーよ」「あんたはちょっとは待つって言葉をならったほうがいいわよ」約束の時間5分前につくと、すでに待っていた司が文句を言う。こういうところは高校時代から変わっていない。「あんたがこんなとこに突っ立ってると、人目を集めて仕方がないでしょ。ほら、早くいこ」つくしが司の手を取ると、司は嬉しそうに微笑む。「結局1か月もかかってんじゃねーかよ」「あんたも就任準備で忙しかったからちょうどよかったでしょ」「ふ...

  • Memories 21

    「滋さん、突然ごめんね」中東に出張に行っていた滋が日本に戻ってくるのは今日だと聞いていた。帰国後すぐに申し訳ないと思いながら、でも滋にはすぐに報告したかった。「ううん、つくしからの連絡だったらいつでも大歓迎!」つくしは滋に会いたいと連絡すると、二つ返事で快諾してくれ、自宅へと招いてくれた。「機内で寝だめしたから全然ねむくないんだよねー」そう言いながらストレッチをしているが、滋がお飾りで働いているわ...

  • Memories 20

    「で、なんで俺が最後なんだ?」「いや、特に意味はないから。単に予定が合わなかっただけだから」会社が同じ類、お茶の稽古であう総二郎と違って、あきらとは予定を合わせないと会えない。お互いに空いている日の最短が今日だっただけだ。「あのさ、、、」つくしが切り出そうとすると、あきらは口元に人差し指を当て、「シー」っとポーズをとる。「大丈夫だ、お前の言いたいことは分かってる。でもせっかくこれからうまいもの食う...

  • Memories 19

    翌日出社すると、朝一で類に話しかける。「専務、少しお時間頂いていいですか?」「えー、嫌だ。どうせいい話じゃないんでしょ」「嫌って。って言うか類、あたしの記憶がないのをいいことに好き勝手しないでよ。何が出向よ。あたしはあくまで外部弁護士だったはずでしょ。案件の時にだけ花沢に顔出してたのに、いつの間に同じ部屋に机並べて仕事するようになったのよ!」「だって、記憶がないまま弁護士事務所で働くのって大変でし...

  • Memories 18

    気が付けば、二人でつくしのベッドに横になっていた。ああ、あたしたち、、、ベッドの周りに散乱すうる服を見て、つくしは顔を赤らめる。後ろからつくしが動かないように、司の腕がしっかりとつくしに体に巻き付いている。くるくるの髪、きれいな鼻筋、形のいい唇、そして閉じられた瞼の下にある鋭い目最後に会った時のような、憔悴しきった司の姿はそこにはない。堂々とした王者の風格を漂わせている。きっと道明寺もすごく頑張っ...

  • Memories 17

    「なあ、お前付き合ってるやつはいねーよな」司はベッドに横になるつくしの髪の毛を優しく触りながら質問する。「いたらどうするの?」「そいつのことぶっ殺すにきまってんだろ」「そんなことやめてよ」「いったろ、俺以外の奴と付き合ったらそいつ殺すって」「もー物騒なこと言わないでよ。せっかく会えたのに、あんたが捕まったんじゃ意味ないでしょ」「じゃあばれないように殺ればいいんだろ?」「そういう問題じゃないって」言...

  • Memories 16

    「どう、、、みょう、、、じ、、、」ゆっくりと目を開けると、つくしを見つめる4つの目がある。「牧野、牧野大丈夫か?」ぼんやりとした視界がはっきりとしてくる。「類、、、それに道明寺?」大丈夫か、問いかける声を遮り、類のきれいな顔が目の前に近づく。「ねえ、牧野。今何歳?」つくしはしばし考える。ああ、そっか、私、、、「25歳だよ。25歳に戻ったよ、類」「お帰り、牧野」つくしの答えを聞いて、類がにっこりと微笑む...

  • Memories 15

    ぷぷぷっ、、、何度目かの発信音の後、相手は通話ボタンを押したようだ。「ねえ、司。なんでつくしのこと探してないの」滋はなるべく感情を出さないように司に訊ねる。かつてだったら、つくしが司の前から姿を消したら、司は何としてでもつくしを探そうとした。今NYでつくしが頼れるのは滋しかいない。それにもかかわらず、滋の電話には司からの着信が残っていなかった。「あいつは今どうしてる?」「つくしのこと探さないような奴...