chevron_left

メインカテゴリーを選択しなおす

cancel
arrow_drop_down
  • ぼくはあなたの悲しみを知らない

      絶望に打ちひしがれるあなたを見て ぼくは何もできない ぼくができるただひとつのことは 自らの悲しみを書き綴ることだけ 助けを差し伸べる手を見せつけられても ぼくは救うことができない ぼくがすべきただひとつの...

  • 教育と本能

      ぼくたちは記憶する 数字や 文字や 法則を学び取って 沢山覚えて多くを使いこなせば 優秀だと見なされ大いなる称賛は与えられた ぼくたちは学習する その先にはいい大学といい会社があった やがて安定した生活と富...

  • あなただけがぼくの果実を知っている

        ぼくは自分をおかしいと思っていた だから誰にも果実の話をしなかった 恥ずかしくて おそろしくて ぼくの果実は他の少年のものとは異なることを知っていた あなたはいつも果実の話をしていた それは他...

  • ぼくたちの肉体

        あなたの肉体の熱さを覚えている あなたの果実の脈拍がこの肉体に刻み込まれ ぼくたちは魂を持つ者 それなのに ただ肉体だけに支配されながら青い春に苛まれた 男は肉体を見ることで果実を高ぶらせると...

  • 証明できない愛

        どうせ確かめられないのなら 信じるより他はない 二度と巡り会えないのなら 疑うことに意味はない 証明できないからこそ 生きていける命がある 解き明かせないからこそ 心をなくさずに生きられる 人...

  • 生命の真の輝き

        それは間違いだと他人が言っても ぼくは信じてあなたを待ち続けるだろう 迷うことを教えられなかった炎が 根源に宿ることを感じずにはいられない 根拠もなく理由もないぼくの確信を 理屈に合わないと誰...

  • ギリシャの猫と旅人

      ミコノスで巡り会った猫は ぼくが生まれる前の姿だった ぼくもあの猫のような曇りなき瞳で あの人を永遠に見つめ続けた 裏切られてしまうなんて 本当は露ほども考えていなかった あの人の愛が消え失せるはずはないと...

  • 異国より 〜Greece〜

      あなたに愛されていた時には あなたを失うことが怖かった あなたを疑うことしか知らなかった あなたを信じることができなかった あなたから遥か遠く離れて 異国を彷徨うことになって初めて ぼくは自分自身の正体に気...

  • 魂は疑うことを知らない

        捨てられた犬のように あなたが戻るのをずっと待っている 魂は疑うことを知らない 魂は迷うをこと知らない あらゆる異国を彷徨う時にも ひとつの祖国を深める時にも あなたを忘れたことがない あなた...

arrow_drop_down

ブログリーダー」を活用して、水色さんをフォローしませんか?

ハンドル名
水色さん
ブログタイトル
水色的少年
フォロー
水色的少年

にほんブログ村 カテゴリー一覧

商用