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  • 少年の果実の輪廻転生

        あらゆる少年のエナジーは すべてこの果実から生まれ出る ぼくらを突き動かす衝動の根源にはいつも 得体の知れない液体が眠っている 眠れないほどに野性が荒ぶる夜には ぼくの体なのにぼくのものではな...

  • 〜天上火〜

      燃え盛るぼくの魂を誰も止められない 自分自身でも抑え切れぬほどの勢いで 炎は天を貫きあらゆる運命を突き動かした ぼくはぼくの炎に燃やされて死ぬだろう 永遠に続くと思っていた悲しみも孤独も ぼくの炎に焼かれて...

  • 水色的少年

        絶望することなしに旅立つことはできない あなたが怯えて動き出せずにいるのは 何もかもを失ったことがないから 守りたいと庇うものに価値がないことも知らずに 魂を滅ぼされることなしに飛翔することは...

  • 渾沌、沸き立つ興奮に充ちた釜

        エスの声をいつだって聞いている 少年の歌は永久に響きわたる 誰もが見失い魂が道を失くしても ぼくだけは直感の導に突き動かされた 美しい怒りの炎が虚空に燃え盛り 清らかな本能が渦を巻いて流れ込む...

  • ぼくが旅に出る本当の理由は誰にも言えない

        どんなに言葉を並べてみても 本当の理由には辿り着かない 誰も知らない終わりなき悲しみが 今でもなお降り注ぐ音が聞こえる もっともらしいことを言おうとして 燃え盛る核心の化身となる 筋を合わせよ...

  • 久不相見、長毋相忘

      「長い間会えなくなるけれど どうかいつまでも忘れないで」 本当は言いたかったけれど 言えなかった言葉が古代から吹き付ける 「長い間会えなくなるけれど どうかいつまでも忘れないで」 あなたもそう思ってくれてい...

  • 異国の香り

      赦されることを待っているだけじゃ もう二度と立ち上がれない 誰かから赦されるのを待つ前に ぼくはぼくを赦していくんだ あなたから愛されることを願ってしまった だからぼくは罰を受け続けた 愛することを願う前か...

  • 十分辛くて人は幸せに!中島みゆきANN最終回を徹底分析すればするほど彼女の音楽を信頼せずにはいられない

      十分辛くて人は幸せに!中島みゆきANN最終回を徹底分析すればするほど彼女の音楽を信頼せずにはいられない 目次・1987年3月30日「中島みゆきのオールナイトニッポン」は最終回を迎えた・中島みゆき「私要領良く...

  • お金や損得勘定は、愛からはるか遠い存在だと教えてくれる中島みゆきの歌4選

      お金や損得勘定は、愛からはるか遠い存在だと教えてくれる中島みゆきの歌4選 目次・人間はお金を支配するのではなくお金に支配されている・トルストイと中島みゆきの作品に共通する”無償の愛”の重要性・中島みゆき「I...

  • Call my real name

        ぼくが自分の名を知っているのは かつて幾度となくその名を呼ばれたから 紛れもない愛を込めて 疑いなく慈しむように ぼくはその名を何度も聞かされた 犬でも自分の名を知るのだろう 猫でも自分の名を...

  • ぼくはあなたの悲しみを知らない

      絶望に打ちひしがれるあなたを見て ぼくは何もできない ぼくができるただひとつのことは 自らの悲しみを書き綴ることだけ 助けを差し伸べる手を見せつけられても ぼくは救うことができない ぼくがすべきただひとつの...

  • 教育と本能

      ぼくたちは記憶する 数字や 文字や 法則を学び取って 沢山覚えて多くを使いこなせば 優秀だと見なされ大いなる称賛は与えられた ぼくたちは学習する その先にはいい大学といい会社があった やがて安定した生活と富...

  • あなただけがぼくの果実を知っている

        ぼくは自分をおかしいと思っていた だから誰にも果実の話をしなかった 恥ずかしくて おそろしくて ぼくの果実は他の少年のものとは異なることを知っていた あなたはいつも果実の話をしていた それは他...

  • ぼくたちの肉体

        あなたの肉体の熱さを覚えている あなたの果実の脈拍がこの肉体に刻み込まれ ぼくたちは魂を持つ者 それなのに ただ肉体だけに支配されながら青い春に苛まれた 男は肉体を見ることで果実を高ぶらせると...

  • 証明できない愛

        どうせ確かめられないのなら 信じるより他はない 二度と巡り会えないのなら 疑うことに意味はない 証明できないからこそ 生きていける命がある 解き明かせないからこそ 心をなくさずに生きられる 人...

  • 生命の真の輝き

        それは間違いだと他人が言っても ぼくは信じてあなたを待ち続けるだろう 迷うことを教えられなかった炎が 根源に宿ることを感じずにはいられない 根拠もなく理由もないぼくの確信を 理屈に合わないと誰...

  • ギリシャの猫と旅人

      ミコノスで巡り会った猫は ぼくが生まれる前の姿だった ぼくもあの猫のような曇りなき瞳で あの人を永遠に見つめ続けた 裏切られてしまうなんて 本当は露ほども考えていなかった あの人の愛が消え失せるはずはないと...

  • 異国より 〜Greece〜

      あなたに愛されていた時には あなたを失うことが怖かった あなたを疑うことしか知らなかった あなたを信じることができなかった あなたから遥か遠く離れて 異国を彷徨うことになって初めて ぼくは自分自身の正体に気...

  • 魂は疑うことを知らない

        捨てられた犬のように あなたが戻るのをずっと待っている 魂は疑うことを知らない 魂は迷うをこと知らない あらゆる異国を彷徨う時にも ひとつの祖国を深める時にも あなたを忘れたことがない あなた...

  • 世界の巡礼

      私は異国を旅していると思っていた けれど真実、私は巡礼をしていた 世界中の神々に出会うために 私はこの肉体を祖国から断ち切った もはや私が大人ではなくなり もはや私が人間ではなくなる時 神々は私の前に立ち現...

  • 運命の大河

      もしもこの一生の中でもう あなたに巡り会うことがなければ あなたは運命の人ではないのだろうか ただの通りすがりの人だったのだろうか たかが人間の一生なんてはるか短い 深海がひとつ呼吸をするだけで 銀河がひと...

  • 〜天命〜

        なぜ人間の言うことに 従ってきたのだろう 親の命令を聞き 目上の命令を聞き 浮世の命令を聞き 従わなければ生きられないと脅され続けた 抑圧された時代は遠ざかり 支配された心は解き放たれ やがて...

  • 男子中高生の性欲の強さとは?合宿で女湯を覗く同級生から男性の発情の本質を悟った

      男子中高生の性欲の強さとは?合宿で女湯を覗く同級生から男性の発情の本質を悟った ・年齢による男性の性欲の推移とは? ・勉強合宿で思春期男子が女湯を覗き見していた思い出 ・思春期男子が命をかけてでも見たいのは...

  • 魂の遡上

        大海原の旅路から帰った鮭たちが 生まれ故郷の川を探し当てるように まさにそのようにして人間も 行くべき世界を知らずにいられるだろうか 解き放たれた精子たちが 迷いなく卵へと突き進むように まさ...

  • 新宿の夢

        会いに来てくれてありがとう 久々にあなたの笑顔を見て ぼくは今日一日中幸せな気持ちでいられた もう二度と会えないと思っていたのに 不意に巡り会ったのは中国の秘境だった 次に訪れたのはオーストラ...

  • 燃え盛る恋の直感に従え!どうせ叶わなくてもゲイ男子がノンケ男子への片思いを諦めるべきではない理由

      燃え盛る恋の直感に従え!どうせ叶わなくてもゲイ男子がノンケ男子への片思いを諦めるべきではない理由 ・ゲイ男子がノンケ男子に恋をすることは無謀だ ・ゲイ男子のぼくが大学時代、ノンケ男子に恋をした時の経験談 ・...

  • 時を超える愛

        10年経っても忘れられない愛は ぼくに本当のことを教えてくれる 時の流れなんてこの世にありはしない ぼくの最も美しい宝石に時は流れない あらゆるものが移り変わる様子を見て ぼくたちは時が流れた...

  • あなたへの直感

      あなたへと注がれる直感は ぼくの根源から訪れる真理 おそれも憂いも常識さえ焼きはらい ぼくはあなたへとたどり着いた ぼくがあなたを好きになることは この世では間違った思いだった ぼくとあなたが結ばれることは...

  • 破られた約束

      守られなかった約束を 今でもまだ覚えている ぼくの中ではとても大切な約束も あなたにとっては忘れてしまうほどだった ぼくが何をすれば嬉しいのかを あなたは全て知っている ぼくに何と言えば悲しむのかを あなた...

  • 少年はやりたくてやりたくて仕方がない

      どんなに解き放っても飽きることはない 少年は青い液体の快楽を永遠に求め続ける 時が経ち他の何もかもに興味を失っても 少年は美しい果実を潤すことをやめないだろう 楽しくて楽しくて仕方のないことを 少年は青い液...

  • 愛の転生

        ぼくを愛してくれる人を探す旅はもう終わった ぼく以上にぼくを愛することができる人はいないことを知ったから 本当に大切なのはぼくを愛してくれる人ではなく ぼくが愛したことそのものだと気がついた ...

  • 怒りの遺伝子

        高野山のさらに奥深く 奈良の秘境で生まれ出た荒魂(あらたま)が 時を超えて 生死を超えて ぼくの魂へと乗り移る 貴女の怒りは美しい 偽物の思いやりも野暮な協調性も脱ぎ捨てた 純粋な根源の怒りが...

  • たとえばあなたが魂だけになっても

      たとえばあなたの肉体が終わって たとえばあなたが魂だけになっても ぼくはあなたを求めるだろう 永遠にあなたをさがす旅に出るだろう ぼくが触れていたのはあなたの果実じゃない ぼくが触れていたのは快楽に揺らぐあ...

  • 運命の魂

        会いたくて会いたくて仕方がない それなのに誰に会いたいのか思い出せない あの人に会えないと泣いているのは 思い出せないための代わりかもしれない 青い液体だけがぼくたちの縁だろうか 濡れた果実だ...

  • あなたの性欲

        あなたの燃え盛る性欲が ぼくにはとても眩しかった 女の肉体へと真っ直ぐに疑うことなく あなたは突き進みぼくの前から姿を消した あなたの発情はすべての男の性欲の象徴 あらゆる男の生命はそのために...

  • 引き離すための愛

        ぼくがあなたの夢を見ている時 あなたもぼくの夢を見るだろうか ぼくがあなたを運命の人だと信じていれば ぼくもあなたの運命の人になれるだろうか 深すぎる縁がふたりを近づけた 少年と少年がこれ以上...

  • 少年の置換

        わたしが静かに瞑想してわたしを深める時 辿り着くのはわたし自身ではなくあなただった わたしの根源にあるものを疑いもなく求めれば 立ち現れるのは鏡ではなくあなたという光だった ゆるされないことに...

  • ぼくは愛よりも

        どうでもいい人になりたかった 好きだなんて言わなければよかった キスして抱きしめることなんてなかった ずっとあなたの隣にいることを考えるなら 間違って凍り付くぼくの青い液体と 正常に燃え盛るあ...

  • 無色の少年

        ぼくには与えられるものが何もなかった それなのにあなたはぼくを抱きしめてくれた 見返りを求めない好きという言葉に ぼくの胸は本当の愛の意味で満たされていった ぼくには奪い取るものが何もなかった...

  • 運命の人

        生きているのだからあなたに会いたい いつかぼくたちのどちらかが先に死んで どんなに切実に願っても会えなくなる日が 絶対に訪れてしまうというのなら ふたりが生きているうちにぼくはあなたに会いたい...

  • ゲイのぼくは深い喪失感と無力感を抱きながら、次第に世界一周の旅へと導かれていった

      日本人にとって旅とは、孤独で悲しい魂の巡礼ではないだろうか。 ゲイのぼくは深い喪失感と無力感を抱きながら、次第に世界一周の旅へと導かれていった ・旅とは楽しく明るく朗らかなものであるというのは本当か? ・日...

  • 中島みゆき自身が語った!ラスト・ツアー「結果オーライ」でデビュー曲「アザミ嬢のララバイ」を披露した理由とは?

      中島みゆき自身が語った!ラスト・ツアー「結果オーライ」でデビュー曲「アザミ嬢のララバイ」を披露した理由とは? ・中島みゆきのデビュー曲は1975年発売の「アザミ嬢のララバイ」 ・2007年コンサート「歌旅」...

  • ロールモデル不在のゲイの人生は、何があるかわからない見知らぬ異国を旅するような魅力に満ちている

      ぼくたちの人生にはお手本もなければ雛形もない。 ロールモデル不在のゲイの人生は、何があるかわからない見知らぬ異国を旅するような魅力に満ちている ・ぼくがゲイだと気づいたのは、高校2年生の初恋がきっかけだった...

  • 思春期のゲイが抱える孤独と絶望とは?成績学年1位で優等生のぼくが不登校になったのは同性愛が原因だった

      思春期のゲイが抱える孤独と絶望とは?成績学年1位で優等生のぼくが不登校になったのは同性愛が原因だった ・成績学年1位で優等生のぼくは、高校時代に不登校を経験した ・ぼくは高校時代に同じクラスの同級生の男の子...

  • ゲイ男子がノンケ男子とイチャイチャするための具体的な方法を経験から徹底考察

      ゲイ男子がノンケ男子とイチャイチャするための具体的な方法を経験から考察する ・ゲイ男子とノンケ男子がイチャイチャすることは果たして可能なのか? ・まずは軽いスキンシップで様子を見る ・2人きりの時に膝枕や髪...

  • シベリア鉄道の旅でぼくを寒さから守ってくれたのは、大好きなノンケの親友がくれた手袋だった

      シベリア鉄道の旅でぼくを寒さから守ってくれたのは、大好きなノンケの親友がくれた手袋だった ・大学時代、ぼくは片思いしているノンケに膝枕されるのが好きだった ・大好きなノンケの親友に告白したら毎日「好きだよ」...

  • 叶わずに終わった恋は美しい

        叶わずに終わった恋は美しい 最後まで辿り着いた恋だったなら 生々しい肉体の味だけが残っただろう 避けられない争いに命を支配されただろう あなたはさほど素晴らしい人ではなかった けれどあなたへの...

  • 雨崩の再会

        今日はあなたに夢の中で会えた あなたは変わらない笑顔をぼくに与えた 夢の中でゆるし合えたふたりだから もう肉体は会う必要がないのかもしれないね あなたと巡り会ったのは神聖な鳥居の前だった 背後...

  • 根源の少年と根源の悲しみ

      ぼくたちは自らの悲しみの色を知らない ぼくたちは自らの悲しみの音を聞かない ぼくたちは自らの悲しみの正体に気づかない なぜぼくはこんなにも泣いているのだろう 遠い昔に傷ついた少年を置き去りにして 時の流れは...

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