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2018/08/18

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  • 大晦日

    忙しい年末ももうすぐ終わりを告げようとしています。今は珍しくワインを飲みながら書いています。今年は良い年だったでしょうか。酷暑と災害の多い年でもありましたし、我が家的には経済的に厳しい年でもありました。まあこれはいつもですが。でも良いこともあったこの一年でした。皆さまはどうだったでしょうか。来年と言っても明日の事、そうそう急に何かが変わることもないでしょうけど、少しずつでもいいから色々なことが良い方向へ向かってくれますように。面白い映画や本に出会えますように。皆さんもよいお年をお迎えください。大晦日

  • 「ロア~奇妙な伝説~」

    アマゾンプライムにて鑑賞中。カテゴリ・ドラマにするものかどうかだけど。あらすじとして「ウォーキング・デッド」、「X-ファイル」の製作総指揮者らがアーロン・マーンケの語る「伝承」をもとに、実際に起こった恐怖の出来事を実写化したシリーズ。吸血鬼や狼人間、人さらいなどのホラー伝説の裏に隠された真実が、衝撃的なシーンやアニメーション、記録とナレーションによって明らかにされる。と記述されています。アマゾンプライムのオリジナルドラマのようですね。こういった伝承やミステリーが好きでよく読んだり観たりする人であればあまり目新しいことはないシリーズかもしれませんが、映像としてとても秀逸ですしややグロテスクではありますが抑制のとれた語り口は好感が持てます。6話の「封印された箱」が面白かったです。水兵人形を親友にした少年の実話です。...「ロア~奇妙な伝説~」

  • 2018年アニメ総括

    あくまでも私の、という意味です。今年のアニメとしてはかなり昔の製作放送でありながら私としては今年になって初めて観た「少女革命ウテナ」と「輪るピングドラム」これらは映画鑑賞のイマイチ巻と大きく異なって今更ながら大感動でした。遅すぎですが幾原邦彦というアニメ作家を知ることができたのは今年の何よりの収穫でありました。特に「ウテナ」を観ていたときの毎日の幸福感は至高でした。絵柄の美しさと深いテーマと楽しいストーリー、アニメとしてこれ以上ないほどの素晴らしい完成度を感じました。あんな興奮と幸せを再度期待するのは贅沢というより無理筋なことですが、願わくば来年も少しでもなにかしら味わえると嬉しいことです。来年は「ユリ熊嵐」を観たいと思っています。逆に大いなる失望を味わったのはこれも今さら鑑賞したものですが「魔法少女まどか☆マ...2018年アニメ総括

  • 2018年映画鑑賞総括

    2018映画総括などと偉そうなことをタイトルにしましたが、このブログに書いた映画レビューの少ないことといったら。今まででもこんなに映画鑑賞が少なかったことはなかったかもしれません。といっても私の場合、もともと映画館で映画を観ることは気象と言っていいほどなのでTVや配信ものがほとんどでつまり現在公開中というようなのではなくて昔の映画がほとんどですね。そして今回愕然としたことが!なんとその希少価値の映画館で鑑賞した映画「スリービルボード」レビューを書いてなかったことに今気づきました。いやたぶん書いてないと思います。もしどこかに書いていたら教えてください。よろしくお願いいたします。その「スリービルボード」はすごく面白い映画作品でありましたが、今年の一番に選ぶほどの感動というとそうでもなかった気もします。いや面白いんで...2018年映画鑑賞総括

  • 「機動戦士ガンダム 逆襲のシャア」富野由悠季

    それほど見返したわけではないけど何度目かの鑑賞だと思います。というのはこれまでそんなに良い作品だと思っていなかったからでしょうか。これが案外今まで見て来た時より今観た方が凄く面白く思えてきました。ガンダムファースト世代で入れ込んでいた者ほどこの作品には抵抗を感じてしまうものかもしれません。安彦キャラデザインが似てて非なるものになってしまっているし、その後の設定になっている為に、それぞれの性格や行動が変化・劣化しているように感じられ失望してしまったのではないかと思うのです。しかし長い時を経た後で見返してみるとそうしたキャラへの愛着というか執着のようなものが薄れ冷静に見れるためかこんなに面白かったっけ?と逆に思ってしまいました。同じような思いを抱いている方は再鑑賞なされてみてはいかがと存じます。超人的に思えていたシ...「機動戦士ガンダム逆襲のシャア」富野由悠季

  • 「湿地」バルタザール・コルマウクル

    アマゾン・プライムにて鑑賞。他レビューを見ると結構評価低いようだけど、私はなかなか面白かったです。とにかく最近は2時間近くかかる映画鑑賞に集中力が続かないのでよほど面白くないと途中でやめてしまうのだけど最後まで観たのだからそれだけでも面白かった証拠であります。重く暗い映画が好きなこともあります。以下ネタバレご注意を。馴染みのないアイスランド映画、ということですが馴染みがないから楽しいことも多々あります。一番の驚きは主人公刑事がドライブスルーで羊の頭を買うところ。どうするんだと思ったら普通に食べていました。リアルな羊の頭で肉の色もどす黒くてかなり衝撃です。それをナイフで切りながらむしゃってます。「いつもの」と言ってましたからいつも羊の頭を食ってるわけですね。日本人も魚の尾頭付きを好むわけですから、頭がついた魚に引...「湿地」バルタザール・コルマウクル

  • 「レベレーション」4 山岸凉子

    1年間待ちました。今では数少ない定期購読本です。以下ネタバレです。ご注意を。非常に困難な一巻でした。超絶な能力を持ったアイドルとして皆に認知され神のお告げを果たしたジャンヌ・ダルクの苦悩を細かく描かれていくのを追うのは難業ですらありましたが、執筆する山岸氏の労苦ははかり知れません。以前はジャンヌ・ダルクという女性に対しあまり興味が持てなかったのです。神の声を聞いた少女が男の世界である戦闘の指揮を執り勝利を収めた後、敵軍に捕らえられ裁判にかけられ魔女とされて火あぶりの刑になる。魔女とされたのは男装をしていたからとか、捕らえられて強姦されたとか、それがまだ子供と言ってもよい10代の少女であることも含めなんとも惨たらしい。男装をしていたから火あぶりになったというのなら、ジャンヌが男性であったら、若き英雄として畏敬の念...「レベレーション」4山岸凉子

  • クリスマス

    クリスマス、というと昭和に思い出を持つものとしてはどうしても「悲しい話」のイメージが先に湧いてきてクリスマス=切ない。という連鎖反応をしてしまう。今でも「クリぼっち」などという悲しみがあるように昭和では裕福もしくは中流家庭がそれぞれの楽しいクリスマスを過ごしていると必ず貧しい子供の映像が流れてきてやるせない気持ちにさせてしまうのである。悲惨な場合もあるし、時には貧しいなりの小さなクリスマスプレゼントがあったりしてほっこりさせるのだけど、どうしてもこのイメージは拭い去ることができない。とはいえ、楽しいはずのクリスマスの夜に貧しいとかひとりぼっちだとかで辛く悲しい思いをしている人々子供たちにこそほんのりと小さな幸せを感じる何かを語ることこそがクリスマスの喜びなのではないかと思うのであります。色とりどりの明るいイルミ...クリスマス

  • 「サウンド・オブ・ミュージック」ロバート・ワイズ

    TV放送していたのでついつい鑑賞。もう何度目かの鑑賞ですが、最初子供の頃見た時は物凄くわざとらしい偽善的映画で主人公は綺麗じゃないし、子供たちは可愛くないしお父さんは嫌な感じで歌もあほらしい、と思っていたのですが、大人になってから再鑑賞したらあまりの素晴らしさに泣いてしまい、以来たびたび見ています。今見ると7人の子供たちが可愛くてしょうがないし、ジュリー・アンドリュースの素晴らしさに見入ってしまいます。歌もさることながら清潔な美しさは比類なきものですね。大佐が笛を吹いて子供たちを整列させるのがおかしいし頑固さもチャーミングです。昔馬鹿々々しい、と思っていた歌もその意味を考えながら見てしまうのでオープニングのマリアの歌からもう涙がこみ上げてくるのはいささか気が早すぎるとは思いますが。子供の時は全く何もわかってなか...「サウンド・オブ・ミュージック」ロバート・ワイズ

  • 「異教の隣人」釈徹宗

    「異教の隣人」100分で名著でもお馴染みの釈徹宗さん著なので手に取ってみました。図書館で借りました。日本の中にある様々な宗教活動の紹介をした本です。私自身はよくいる日本人的な緩い宗教観で生きています。とりあえず、お葬式系列は仏教であと神道を少々、的な状態ですね。参列するのを拒みはしませんが信仰しているわけじゃないのに教会で結婚式を挙げるのはどうかと思うというよくいるタイプの人間です。クリスマスはできるなら厳かに過ごしたいですね。クリスチャンではないけど。ただし宗教を勉強するのはなかなか興味深いものです。そして深く信仰している人を羨ましくも思えます。この本の中でも「深く信仰するようになって自由になった。死への恐怖や迷いがなくなった」というのを読むとますます羨ましくなります。とはいえ私は今の「緩い信仰状態であること...「異教の隣人」釈徹宗

  • 「王立宇宙軍」

    初鑑賞です。実を言うと本作が名作SFだと言われていたことも知らなかったのですよ私は。TV放送版「エヴァンゲリオン」が嫌いだったこともあって庵野秀明関係作品を見ようという気持ちが湧かなかったのでした。劇場版エヴァンゲリオンは良いと思えたので今は庵野アニメにも興味があります。というか一番見ようと思ったきっかけは岡田斗司夫氏のニコ生を見るようになったからです。岡田氏がガイナックスの社長というのもそれで初めて知ったというテイタラクでした。とにかくそこである日「王立宇宙軍」についての話があったんですね。岡田さんが「王立宇宙軍」の企画に絡んでいるとのことや裏話や内容の説明などを聞いているうちにこれは絶対見なきゃ、と思い初の鑑賞となりました。前置きが長くなりました。では感想を書いていきます。ネタバレを含みますので、ご注意を。...「王立宇宙軍」

  • 「この子の七つのお祝いに」続

    昼間ちょこちょこ考えていました。本作・真弓と麻矢は今だったら人気マスコットになれただろう、と。前回も書いたようにこの映画が公開された当時はそれほどの人気が出た映画でもなかったと思うし、内容も暗く重く岸田今日子=真弓と岩下志麻=麻矢の演技がぶっ飛んでいる感はあってもさすがに悲惨でトラウマだという意見が多かったようです。だがしかし今の風潮としては陰惨なキャラクターであればあるほどアイドルの要素となります。二人の女性の壮絶な人生と振り切れた狂気はかなり強力な魅力を持つマスコットになり得ましょう。母田(おもだ)くんもなかなかのキャラクターといえますね。真弓の武器は針で麻矢の武器はカンナ棒です。こういう本来なら笑えない陰惨な運命を背負ったキャラクターを逆に面白いと感じてマスコットにしてしまうという現在の風潮は良いのか悪い...「この子の七つのお祝いに」続

  • 「この子の七つのお祝いに」増村保造

    久しぶりに映画見ました。この映画は遠い昔に観たきりでした。占いをする映画だった、くらいにしか覚えてなかったのでまるきり理解してなかったのでしょうね。アマゾンプライムにあってので少し見てつまらなかったら止めようと思っていたのについつい引きずり込まれてしまいました。増村保造監督にはかなりはまって観た時期があるのでそんなにつまらないはずはない、とは思っていたのですが。その時期にこの作品はなぜか見返していないのではないかと思います。何もかも不確かですが。この作品、なかなか奇天烈な印象を受けてしまうので他の方の批評などが気になったのですが、どういうわけか批評も奇天烈なものが多いのです。なぜかふざけた感じのレビューばかりであるのがおかしかったですね。そういう気持ちにさせてしまう映画なのかもしれません。確かに推理ドラマもしく...「この子の七つのお祝いに」増村保造

  • 「魔法少女まどか☆マギカ」少女を犠牲にする者たちよ やめてくれ

    「魔法少女まどか☆マギカ」観終わってwikとか他の方の批評なども見てかなりがっくりしています。この前に見た「少女革命ウテナ」と「輪瑠ピングドラム」にあまりにも感激していたので同じような感動を期待していたせいもあります。「ウテナ」の作り手である幾原邦彦氏は男性でありながら少女の思いを代弁してくれたかのようで、いや男性だからこそ女性が描き得ない部分も描けるのではないかとも思えたのですね。名作として聞いていた「まどマギ」もきっとそれかそれ以上のものだってあるかもしれない、などと期待していたわけです。しかし同じような男性が多々存在するわけもなく流れで期待するのもおかしいことでありました。以下ネタバレありますのでご注意を。「まどマギ」にがっくりしたのは内容のせいだけではなく非常に多くの方の、特に男性の評価や支持を得ている...「魔法少女まどか☆マギカ」少女を犠牲にする者たちよやめてくれ

  • 「魔法少女まどか☆マギカ」女はこき使って捨てればいいという男の声だった

    「魔法少女まどか☆マギカ」観終わりました。アニメ「少女革命ウテナ」「輪るピングドラム」に引き続いての鑑賞で名作との呼び声は聞いていたので更なる期待だったのですが、なんでしょうか、私の女性としての全細胞が「これは嫌だ」と叫ぶのです。今観終わったばかりで詳細に感想・考察には至りませんが、鑑賞中・鑑賞後の脳内としては物凄い拒否反応が起こっています。これはなんでしょう?アニメ作品の技巧としては名作という評判通りの素晴らしい出来栄えであったと思います。日本のアニメ史のエポックメイキング作品だとも思えます。だとしてもこの作品に込められている何かを強烈に拒否したいのです。それは最初に書いた絵柄が云々とはまったく違うものです。無論絵柄に関する拒否感も結局は直感通りだったという確認も感じていますが、あえてここでは絵柄だけの嫌悪と...「魔法少女まどか☆マギカ」女はこき使って捨てればいいという男の声だった

  • 魔法少女まどか☆マギカ 見始めました

    絵柄と主人公のイジイジ感が苦手で一度ならず挫折していましたが、ここのところのアニメ鑑賞の見直しでもう一度挑戦しています。今まで観て感激していた「ウテナ」「ピンドラ」と比較するとどうしても没頭しにくいのですが。それでも「電脳コイル」よりは馴染めるし、「アビス」よりも面白そうには思えますが。とにかく頑張ります!というわけでただ今5話まで進みました。もうこの時点になるとこの作品ただものではないな感が定着して最初のこの絵ダメとかヒロイン気弱で鬱陶しいとかはなくなりました。ストーリー以外の部分で拒否感があると前に進めにくいので安堵しています。わりとぱきぱきしたアニメーションの動きが好きなのでそういうのがないのも影響しているし、少女たちがいかにも萌風の内股立ちなのもうへえなんだけどもう大丈夫です。じっくり観ていきます。魔法少女まどか☆マギカ見始めました

  • 「再出発の町 少年と町の人たちの8か月」「輪るピングドラム」のあとで

    BS1スペシャル「再出発の町少年と町の人たちの8か月」ほぼ想像通りの内容でした。と言うと申し訳ないですが、親からの虐待を受けていた子供が非行し少年院に入った後、更生しようと頑張るドキュメンタリーはどうしてもこういう形になってしまうんですよね。人々の愛情に触れたらたちまち良い子になってしまいました、というのでは嘘になってしまうし、少しも愛情に感謝しない、という形では空しいので少し可能性がある子供に焦点をあてて優しいご婦人との触れ合いで更生しようと誓うけど再犯してしまい更に再び更生を誓う、という脚本になってしまうのだと思うのです。それが制作者の願いでもあるわけで。後半「輪るピングドラム」のネタバレもあります。ご注意を。気になるのは主人公の子にピアスを勧めていただけでなく態度が悪いことで少年院に送り返された少年です。...「再出発の町少年と町の人たちの8か月」「輪るピングドラム」のあとで

  • 「輪るピングドラム」無知と貧困が破滅に導く

    このアニメ作品の登場人物は子供たちがほとんどだけど、大人が見るととても胸が苦しくなるし、ならなければいけないと思う。いつの時代も子供たちは世界の希望でエネルギーであるのだけど、あらゆる可能性を奪われてしまう子供たちがいる。文化は成長し科学も進化し続けているけどすべての子供を守り導くということはなかなかうまくできないのだ。飢えないようにご飯を食べさせ住む場所があり最低限の生活と教育が与えられるということだけでも難しい。子供はそれがないとすぐに弱ってしまうのは判っているはずなのに大人たちはそれができないでいる。自分の子供だけを大事にするのが本能だから、というのならもう人間ではないのだね。以下、ネタバレです。前回観た「少女革命ウテナ」と本作は同じように「内容が難しい」と言われているみたいだけど、年を取っている女である...「輪るピングドラム」無知と貧困が破滅に導く

  • 「輪るピングドラム」観ました。

    「輪るピングドラム」今観終わりました。すばらしいアニメでした。ずっと探していたものを見つけられたような。ずっと問いかけていたものを答えてくれたアニメでした。以下ネタバレになります。大好きだったチュンセ童子とポウセ童子に会えるとは思ってもいませんでした。ふたりの物語は宮沢賢治のお話の中でも特に心に残るものです。小さな二人の童子は重い重い蠍をおぶって懸命に助けようとするのです。世の中はあまりにも辛く苦しいことで成り立っています。それに立ち向かうには一人一人はなんと力なく弱い存在なのか、思い知らされます。世の中をあっという間に美しい世界に変えてしまうことはできません。できるのはひとりひとりが小さな幸せと喜びを作り出し大事に守りそれを感じ与え受け取ることだけなのでしょう。宮沢賢治という作家はかつてひっそりと存在してあま...「輪るピングドラム」観ました。

  • シナリオ、というもの2

    ちょっと言い足りなかったので書き足します。とはいえ、あくまで何も知らない素人ですが、その素人でも思う範囲内のことですよ。「シナリオの書き方」という授業番組内のことでした。プロの脚本家が自分の書いたシナリオの男女の会話のうち女性のセリフを消しアシスタント男女に自分で考えてみてください、という宿題を出したという授業でした。ふたりがそれぞれ書いたセリフはあまり変わらず、プロの脚本家のものともそう変わりませんでした。なにしろト書きと男性のセリフは同じなのですから掛け合いの女性のセリフがとんでもないものになることは(日本人的性格からして)そんなにないでしょう。脚本家は「二人とも上手ですね~」という評価で終わりという内容でした。これはいったいシナリオの書き方の勉強になるのでしょうか?そのプロの脚本家さんはどのようにして脚本...シナリオ、というもの2

  • シナリオ、というもの

    単なる愚痴のようなものを書きます。先日放送大学での授業でシナリオの書き方、というのをやっていました。私はむろんシナリオを書いたことなどはないですが映画が好きなので俄然興味を持って観たのです。授業にはいつもの教師の男性とアシスタントの女性・男性の他に実際の脚本家の女性が登場してシナリオの書き方について説明する、というスタイルでした。かなり本格的だぞと期待したのですが、内容は脚本家女性が自分の書いたシナリオの男女のセリフの女性の部分を消して、アシスタント男女それぞれがその女性のセリフを考えて書いてきた、というものでした。???最初はこれがすごく面白くなるのか、と思っていたのですが男性のセリフやト書きは決まっていますから女性のセリフはかなり限定されてきます。しかも放送される授業でもあるしミョウチキリンなセリフは書いて...シナリオ、というもの

  • 放送大学「西洋芸術の歴史と理論('16)」青山昌文

    青山昌文教授の放送大学の授業「西洋芸術の歴史と理論('16)」がとても面白いです。前に放送大学の授業は(普通の大学授業もそうなのかもしれないけど)無表情で抑揚が見てるのが辛い、というようなことを書いたのだけど、事実そういうのが多いのですが、青山昌文教授は逆にすごく訴えてくる授業をされていて面白いです。白熱教室と言って良いですね。惜しむらくは今まで見逃してしまったことですねー。北方ルネサンス美術とバロック美術を見ることができました。また放送されることがあるといいのですが。他の放送大学と違って現場の撮影が多いのも楽しいですし、実感できます。彫刻の様々な角度からの鑑賞の説明など面白かったです。「舞台芸術への招待」も白熱の授業でした。オルセー美術館にあるオペラ座の模型、凄いですね。こちらはオペラ座の屋上からの撮影。ほん...放送大学「西洋芸術の歴史と理論('16)」青山昌文

  • 「輪るピングドラム」9話

    うわあああ!昨日言った図書館アニメだったとはー!!!次の感想は二分の一か三分の二辺りになったら書こうかと思っていたのですが、ちょっと我慢できず書いてます。先ほどの記事で主人公がリンゴになってしまったかのよう、というのを払拭してしまう9話でした。この回だけで小さな映画分あると思います。病弱な妹、というイメージだけだった陽毬がこんな過去を背負っていたとは。その記憶は夢の図書館に収められていてそこにいる司書はピンク色の髪の美青年。んんん。素晴らしい陽毬の夢の図書館であります。青年司書さんがピンクの髪のせいもあってウテナっぽい感じに見えるのも意味ありげ。陽毬が単なるかわいそうな女の子でなくなり、個性を持ったひとりの少女であることを描いたこの回は重要ですね。「輪るピングドラム」9話

  • 「輪るピングドラム」8話まで

    「輪るピングドラム」8話まできました。全体の3分の一経過なのでここで少し書きます。がなので少しネタバレですのでご注意を。といっても特に今のところ言うこともなくただただ面白いです。キャラは可愛いし、動きは切れてて楽しいし、「ウテナ」に続きここでも登場する変身シーンと決め台詞がとてもかっこよくて楽しいです。設定はとても深刻で、例えば妹がいつも死と背中合わせだとか、家族の崩壊だとか、ストーカー、狂気じみた少女とかそういった重く苦しいものを明るく楽しく描けてしまうのはイクニ氏(すでに気安い呼び方)の物凄い才能でありますね。アニメというのは音楽と共にある、と常に思うのですが本作はまさしくその良例であると言えましょう。「ウテナ」でいうと枝織の存在が強烈であったと思うのですが、「ピング」ではリンゴがそういった歪んだ性癖であり...「輪るピングドラム」8話まで

  • 「書物のある風景」ディヴィッド・トリッグ

    xc「書物」が描かれている画集であります。多くは本を読む肖像画ですが、居眠りしているのも多々あります。人間がいなくて本だけの絵画、少しですが彫刻もあります。書物をオブジェとした作品もかなりあります。図書館で借りた本です。なにしろ4200円プラス税という値段なのでなかなか買うことは難しいですね。私としてはその値段をしても買いたいというほどの作品はなかった気もします。表表紙と裏表紙の作品が当たり前に良かったようにも思えます。でもそれ以上に「書物のある風景」というテーマに惹かれました。とりあえず私は本好きです。昔は活字中毒、と自称していました。今はそれほどでもなくなってしまいましたが、本、というと舌なめずりをするイメージが湧いてきますね。地震が起きたら図書館に避難することができたら、という妄想を何度となくしてしまいま...「書物のある風景」ディヴィッド・トリッグ

  • 「とらわれの日々からの脱出」現在日本の奴隷制度を思う

    「とらわれの日々からの脱出」怖ろしいドキュメンタリーだった。現在の世界でこのようなことがあちこちで起こっている。信じられない事実。自分の身に或いは周囲でこのようなことが起きたら、考えずにはいられないはずです。番組内容に世界の奴隷労働や人身売買の問題に迫る大型プロジェクトの6本目。とある東欧の国で暮らすマリッシュは、ある家庭で“囚われの家政婦”となり、外出が許されるのは近隣の工場での清掃業務のみ。携帯電話も許されず、わずかな食事で日々をしのいできた。ある日、彼女の心に変化が…「もう我慢できない」と、電車で逃亡を図る。極私的な世界を印象的なカメラワークで表現し、欧州で権威ある映画祭にノミネートされた作品。とあります。とはいえ、外国の事、とまたもや思ってしまうかもしれません。でも、現在日本奴隷と検索すれば色々な記事が...「とらわれの日々からの脱出」現在日本の奴隷制度を思う

  • 「輪るピングドラム」開始

    「少女革命ウテナ」に引き続き同監督・幾原邦彦「輪るピングドラム」を見始めました。不治の病の妹の死、たいした取り柄のない二人の兄弟、という設定は通常ならば最初で進める気持ちを削いでしまうものですが、生原作品ならナニかが起こりそうだという気もちになります。きわめて乙女チックな部屋が実は実に庶民的な家を装飾しただけであるとか小汚い風の台所で(いや普通のというべきかもだけど)3人兄弟が幸せそうに朝食を食べている光景などにただものではない感が充満しております。ウテナで「雑貨店で買ってきたマグカップがリアルすぎなんですがなぜ」という疑問がここで解ける。ここでも昔よくあった感の鍋が超リアルに描かれていました。ポットも力入れすぎなプリティさで。登場人物があくまでもキュートなのも特徴ですね。特に妹陽毬は絶対的なキュートさです。1...「輪るピングドラム」開始

  • 「少女革命ウテナ」リアルな少女の革命の物語でありました

    最近こんなにワクワクしながら見たアニメはありませんでした。一人一人のキャラクター、ひとつひとつのエピソードに意味があり世界を物語っている。そんな作品でした。ちょうどこのアニメを見る前に考えていたことがありました。それはキャラクターとはなにか、主人公特にヒロインとはなにか、ということです。そしてキャラクターと物語の関連性はどのように関連していくか。そんなことを考えていた時に偶然見たのはどういう巡り合わせだったのでしょうか。この作品は私が問いかけた疑問の答えそのものだったのです。ウテナとアンシー、そして登場するキャラクターたちの一人一人が私が考えていた物語とキャラクターの関連性についてはっきりと答えてくれました。すべてのキャラクターと彼らが表現するエピソードがつながることでタイトルが示す「少女革命」になる。しかもそ...「少女革命ウテナ」リアルな少女の革命の物語でありました

  • 「少女革命ウテナ」いつか一緒に

    「少女革命ウテナ」見終わりましたあああ!ちょっと感激でどうしようもないです。詳しく書く時間がないのですが、昂る気持ちを記したくて少しだけ書きます。わかりみすぎる、という物語でありました。少女期に見るよりも大人になればなるほど、このアニメ作品の意味が解るのではないのでしょうか。それでもこの作品を少女期に見ることができた人は本当に幸福ですよ。そして折々に見直すことでウテナの戦いの意味がアンシーの意味が深く判っていくのだと思います。こんな難しい物語のラストをどう決着つけるのか、ほんとうに訝しく思ってました。今までだったら、といういつものフレーズがどうしてもつきます。安易に描けるラストではないのです。現実の事件に目を向けるととまさにウテナとアンシーの涙と戦いをまざまざと見せつけられます。革命はいつまでも終わりなく続けら...「少女革命ウテナ」いつか一緒に

  • 「少女革命ウテナ」30・31・32・33

    なんか一気に見てしまった上にそのまま続けてしまいそうになっていたのでいったんここで休止して書くことにしました。元々なにかを暗示する描写・隠された謎・意味ありげなチラ見せ・前ぶれを思わせる不思議な符号が頻繁に出てくる作品ではありますが、この4話はそういった演出で綴れ織られているが如くです。これをTV放送で生に見ていた少女たちはクエスチョンマークだらけの部屋に座って観ていたのではないかと思われます。「暗示」という言葉の類語を辞書引きしたら「黙示録」という言葉が出てきました。そういうことですか。30話「裸足の少女」遠い思い出の王子様からのキスを「夢見る」少女だったウテナが暁生という存在する男に恋をしていく「現実」自分の知らない大人の世界へと誘う魅力的な年上の男性に少女は心惹かれていく。王子様に憧れるあまり王子様になろ...「少女革命ウテナ」30・31・32・33

  • 「少女革命ウテナ」28・29

    さらに細かくなってきました。というか見る時間が少なかっただけですが。この2話は樹璃・枝織・瑠果という3人の物語、前編後編となっております。以前にも樹璃の枝織への秘めた想いというテーマは語られてきたのですが、この2編で更に深まります。以下、ネタバレしますので、ご注意を。28話「闇に囁く」29話「空より淡き瑠璃色の」「ウテナ」の話の中でも特別な重みのあるエピソードでした。樹璃・枝織・瑠果の心理は複雑に絡み合っていてそう簡単に解きほぐすことはできないものでしたね。見るものとしてレギュラーとして登場してくる樹璃にどうしても視点を落として見てしまいます。樹璃が気高くて美しいからということもあるのですが。「ウテナ」というアニメシリーズは今までのアニメの常識を打ち破ろうとしているものだと感じます。なにしろタイトルが「少女革命...「少女革命ウテナ」28・29

  • 「少女革命ウテナ」25・26・27

    だんだん細かくなってきましたw何度も同じこと言いますが、絵の美しさとか奇想天外な演出とかなにもかもがぶっ飛んでいてすばらしいです。アンシーのお兄さんが正体現してきましたね。ではむろんネタバレありなのでご注意を!25話「ふたりの永遠黙示録」今回からかなり色々なものが新しくなります。ウテナとアンシーが寮を出てアンシーのお兄様である鳳暁生と同じ屋敷に住むことになり二人の相部屋が超豪華に。決闘場へ行く過程が階段からゴンドラに代わりアンシーが制服を脱いでドレスに代わる場面があり、ウテナの変身シーンも新しいバージョンにと目まぐるしいですが、なんといっても一番の変化はディオスの剣が途中で消えた(暁生と冬芽のセリフによると出現しなかった)ことですね。その代わり(この言葉が多い)アンシーはウテナの体から剣を取り出します。この行動...「少女革命ウテナ」25・26・27

  • 少女革命ウテナ」22話まできましたよ。

    「少女革命ウテナ」ほんとにもう食い入るように見ています。最近は何も見てもすぐ気が散って声だけ聴いてツイッター見たりしてしまうのが通常になっていたのですが、まじで場面場面見逃せないでいます。毎回お決まりの変身シーン(?)も何度見ても飽きないというかここ見たくて見てしまうし、久しぶりに絵の魅力ってスゲエと思いながら見てます。「ウテナ」アニメって最近の作品と比較したら簡略化された背景で成り立ってるのですが、私としてはこういうデザイン的な背景のほうがむしろ好きで写真を合成したものより絶対に印象深く美しいと思うのですよね。人物のプロポーションも極端にデザインされたものですが、絶対的なデッサン力の上でデフォルメされてるので見ていてとても気持ちがいいのです。やはりウテナはその中でも特別に美しく描かれているのが解りますが。アン...少女革命ウテナ」22話まできましたよ。

  • とはいえ、好きなキャラってなに?

    2018年書籍ベストセラーランキングベスト10に小説が1冊も入っていませんでしたね。私自身が小説をまったく読んでいないので何も言えません。キャラクターの造形、という点で言えば1位2位のマンガ作品もいわゆる創作マンガ、ではないので創作されたキャラクターは今年の書籍ベストセラーには皆無だったということですね。若い頃は何よりも小説が好きでした。フィクションの登場人物に憧れていました。今読むのは歴史文献だとか科学ものとか評論だとかノンフィクションばかりです。キャラクターといえるのは歴史ものの実在していた人物に代わってしまったということですね。キャラクターがうんぬん、とかいう文章をここのところ書き続けていたのに現実ではあまり好きになっていないということです。だからこそ書きたくなったのもありますが。ちょっと前にNHK「チコ...とはいえ、好きなキャラってなに?

  • 「少女革命ウテナ」3分の一時点での考察

    キャラクターについて、と考えていた時に「少女革命ウテナ」を偶然見始めたのは天啓というべきでしょうか。まったくこのアニメの内容を知らなかったのですが、これはまさしく物語に必然なキャラ設定の見本のような作品ですね(まだ見終わっていないですが)アマゾンプライムで鑑賞中です。作品には見る人に訴えたいテーマがあります。それを表現するための物語があり、物語という織物を巧みに織り上げるためにキャラクターが存在する。キャラクターは物語を紡ぐ糸でそれは多すぎても少なすぎても美しく織り上げられないし見る人を感動させるためにはその色合い、配置が適切であるほど素晴らしい出来栄えとなるのですね。ただしあまりにもその考えが生で出てしまうと見るものをしらけさせることになるのも難しいところです。「少女革命ウテナ」というアニメはそういった必要不...「少女革命ウテナ」3分の一時点での考察

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