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2018/06/28

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  • 謔話§一日一句~時は過ぎゆきて~

    季語は・・・文月尽 古稀目前 溜息ひとつ 文月尽 【去年の今日】文話§2023年七月も終わりですか

  • 刻話§記憶力のいいところ、そうでないところ

    定年退職このかた、鋼鉄の記憶力もすっかり赤錆びてしまったようである。 一度衰えてしまった能力を復活させるのは、まずもって不可能であることは間違いない。こうなってしまった以上は、可能な限り食いとめるしかない。 何度か書いていることだが、直近……昨日のこととか、数時間前のこととかの記憶が抜け落ちてしまったりするのに、何十年も前の些末なことを覚えているというのは、いかなる脳内メモリーの為せる技なのか。 もちろんのことながら、忘却の彼方へと消えていってしまった記憶などは、限りなく存在している。覚えているようでいて覚えていないのは、宮仕えの日々のようなもので、37年半というもの、あれだけせっせと通って仕事していたのは間違いないのに、そうした中の細かいあれこれなど覚えていない。 忘れたい物事だけを忘れてくれて、必要なものは留めておく……そんな都合のいい記憶力などあろうはずなどな..

  • 宴話§文月七月終了

    そして暑い夏はまだまだ続く。 ……そう書いて終わりにしたいが、四百字でまとめることを基本としている拙ブログであるがゆえに、もう少し色を付けていかなくてはならない。だが週末に7月終了のエントリーを書いているから、もう少し違った中身でまとめる必要がある。 そういえば、一か月前の6月終わりのことである。我々とはほぼ40歳年下の従甥(じゅうせい=従妹の長男)が結婚するというので、少しばかり気張った祝いの席を設定した。 20歳下くらいだったら、会社の部下とかがそんな年齢だったりするから、何とか会話は成立するが、はてさて40歳下となると、経験などはない。なので例えば“説教めいた話はしない”とか“自慢話らしいことも話さない”とか自戒を込めて臨んだ。 まあまあ、新婚夫婦も気を遣ってくれていたようで、こちらの話に耳を傾けてくれたのだった。それはありがたかったのだが、少しは“自分たちは..

  • 謔話§一日一句~ちょいと糖分補給~

    季語は・・・みつ豆 みつ豆や 和風喫茶は 五人待ち 【去年の今日】週話§日曜枯寂~もっぱら最近は銀行関連~

  • 莢話§枝豆とビール

    揚げ物とビール、餃子とビール……それらはすべて温かい料理だが、冷製で最強といえば、枝豆にとどめを刺すことに異論のある人間はいないだろう。 まさに枝豆こそ、呑み助に遣わされた“天の配剤”ではないか。今年我が家では、6月に入った頃からスーパーに並び始めた各地の枝豆を茹でて楽しんできたが、個人的な本命は群馬の天狗枝豆がイチ推しである。それは、何より実入りがグラマラスで、食感にボリュームがあって、満足感が高いのだ。 それに比べると、味わいはあるのだろうが、だだちゃ豆などは、少しばかり実入りが貧弱と感じられる時があって、やはり天狗に軍配をあげてしまう。何というか、食べ応えあるのは圧倒的に天狗枝豆のほうだと思うのである。 そして、やはり夏らしいビールの肴として揺るぎない地位を占めているということか。 以前は鍋一杯の湯を沸かして茹でていたが、何年か前からは、フライパンに両端を切っ..

  • 華話§藤山直美『はなのお六』七夕喜劇まつり

    東京の最高気温が35度を超えた猛暑の土曜日、朝から新橋演舞場に行ってきた。お目当てはもちろん直美ちゃんである。 それにしても暑かった。地下鉄東銀座の駅から地上に出たら、容赦ない陽射しに、思わず持っていた雨用の折り畳み傘拡げてしまったくらい。そして、七夕喜劇まつりもこの日と翌日の千秋楽を残すばかり。 開演11時の一本目は『唐木の看板』という一時間足らずの舞台。江戸と大坂それぞれに住む許婚が東海道をすったもんだの揚句、めでたしめでたしとなるのだが、直美ちゃんは出ず、歌舞伎から市村萬次郎、中村亀鶴、澤村宗之介といった面々が登場したのだが、どうもこの日の客席は、歌舞伎役者である彼らを知らないような反応で、軽いジャブが飛んできた程度で終わった。 休憩後『はなのお六』で藤山直美をたっぷりと堪能。奈良の吉野から一旗揚げようと江戸にやって来たお六が、類稀な嗅覚を活かして行方知れず..

  • 謔話§一日一句~手をこまねいて~

    季語は・・・雲の嶺 円安は 底値が見えず 雲の嶺 【去年の今日】週話§土曜枯寂~疲れなかったの~

  • 籤話§運がいいのか悪いのか

    ちょうど一か月前のことである。ショッピングセンターで恒例の福引大会が行われた。お買い上げ3000円で一回ガラポンを回せる。今回は珍しく5回分の抽選券が貯まった。 会期終了近くに抽選会場に行けば、3台並んだガラポンには三々五々お客さんがガラポンを回している。会場に近づいた時、盛大に鐘が鳴らされて、いい賞品が当たったと知る。 というわけで我が順番となり、ガラポンを回す手にも力が入る……ほどのこともなく、最初に出てきたのは、漏れなく当たる参加賞のティッシュ。まあこんなものだと回し続けると、2個目から5個目まで玉の色が違っていた。 と思っていると、耳元で鐘が鳴らされて「おめでとーございますー!」という係員の声。何が当たったのかと思えば、期間中400名に当たる“夏の味わい賞”それに1万人に当たる“ハッピー賞”が3本という、久々に引きの強さを見せつけたのだ。 それぞれ選..

  • 疲話§歳は取りたくない・・・・・・わけでは

    ……2か月後には古稀を迎える。えー!70年も生きてきちゃったわけ?と、 まじで驚いてしまう。 そして思い返す“過去”の何と多いこと。60年前は小学校4年で東京オリンピックのテレビ中継を見ていたわけだし、50年前は大学に入っていたのだ。 そして40年前には会社に入って6年目、結婚もして働かされ盛りだったが、10年後は、仕事がまったくうまくいってくれない、超スランプ期にあった。 などなどと、懐かしいとか感慨に浸ることもなく淡々と来し方を思い返しながら、かつてはそれなりに持ち合わせていた体力について、第一番に懐かしく思い出すのである。 それは、とりわけ海外旅行中の行動に顕著に表れていて、10日足らずのアルプス端っこの滞在中に、低山歩きとか、往復15kmほどのハイキングとか、特に考えることもなく歩き回ったり……それに、10年ほど前の6月は、今ほど猛暑のヨーロッパではなかっ..

  • 謔話§一日一句~暑いばかりの午後~

    季語は・・・陽の盛り 陰翳は 薄墨のごと 陽の盛り 【去年の今日】顧話§今日の歴史~ヨーロッパの極小国~

  • 週話§日曜流転~7月おしまい!~

    今年も残すところ5か月となった。 それにしてもおかしな夏である。6月頃、最高気温30度の真夏日になるというのに、空気はどことなく涼しいと感じて、うっかりするとだまされそうになってしまうが、油断はできない、ただ、何とも不思議な空気と感じさせる夏である。 日本のラグビーはシーズンオフではあるが、ぽつぽつとテストマッチが行われている。先週は北海道でイタリアを相手に一試合。来月は、パシフィックネーションズカップ2024のプール戦があって、息を抜くことはできない。 何とかプロ化をとラグビー協会は鼻息を荒くはするが、この流れがきちんと定着してくれるかどうかは、今だに未知数ではなかろうか。 ……そして夏はまだまだ続く。 《日常のトピックス一覧》

  • 謔話§一日一句~前祭ほどの賑わいは~

    季語は・・・山鉾 山鉾は 進み惜しんで 後祭(あとまつり) 【去年の今日】落話§ブログの読者減

  • 行話§土潤溽暑~七十二候~大暑

    大暑の次候“土潤溽暑(つちうるおうてむしあつし)”である。 7月最終土曜日である。そして本当に蒸し暑い。老人ではあれども、暑いということは暑いと感じるので、そうなったら迷わずエアコンのスイッチを入れて涼んでいるのだ。 老人は暑さを感じない……だから熱中症にかかりやすいというのだが、こと我々に関しては“今のところ”暑いものは暑いと感じてくれるので、ここはきちんとエアコンのお世話になっている。 電気代ははね上がってしまうが、一年12か月で均せばと思うことにしているが、まあよくしたもので、夏の間はガス代が下がって、結局のところ相殺で“行って来い”になってくれる……物事は考えようなのだ。 《七十二候のトピックス一覧》

  • 週話§土曜流転~対応に困る~

    もう半世紀以上一度も顔を合わせたことのない、保育園から中学校までの同級生から突然電話がかかってきたのは15年ほども前のことだっただろうか。 おや、珍しい&懐かしいと思いながら会話を始めたのだが、しばらく話していたら、どうも様子がおかしい。 何を言うかと思っていたら「幹事をやっているから、次の同窓会に出て」と言う。それ以前に2回同窓会に出たが、その時も幹事はおろか出席すらしていないのだ。 それから先は、おざなりな対応に終始して電話を切ったのだった。その次に電話がかかってきたのは3年前。話す内容も以前と似たようなもので、これはやっぱりおかしいと、LINEで繋がっている地元の同級生に確かめると……案の定というか、同窓会名簿を見ては同級生に電話をかけまくっていたというのである。 あまり頻繁にかかってくるものだから、電話に出なくなったり着信拒否までする同級生も少なくないとか。..

  • 謔話§一日一句~乳の出をよくするために~

    季語は・・・炎暑 塩舐める牛 アルプスの炎暑かな 【去年の今日】喰話§食欲のおはなし

  • 廻話§緑の海の街の今

    開発が始まって半世紀になろうとする我がエリアである。元々は田畑と林のエリアだったが、開発によって大規模団地が建ち、地域ごとに学校や商店街が設備された。 そうして、その当時の写真を見ると、団地や小学校などの周囲にはようやく植栽が施されたばかりで、あたかも禿山の如く、直射日光に当たりっぱなしだし、寒い北風は吹き放題の荒涼とした世界だったことに驚かされたのだ。 そんな地域も40年経てば、木々は成長して鬱蒼とした緑の海が出現し、まさに緑蔭都市の名にふさわしいと言えるまでになったのである。 確かに、地域が誕生して以来住み続けてきた人たちには高齢化が進み、死を迎える人も増えてきた。そうして町もまた相応に老いていっているのだが、何よりかけがえがないのが、そうして淡々と成長を続けてきた緑の木々たちなのだ。 もちろん、半世紀も経てば元気だと思われていた木々も老木となり、中には病気にな..

  • 自話§オートマチック車

    運転免許を取得した当時はマニュアル車教習しかなかったので、マニュアル免許を持っている。だが、教習していた時からオートマ車に乗ろうと決めていたのだ。 免許を取って車を購入しようと考えカタログを眺めたら、まずマニュアル車が出てきて、次にオートマ車が、そして価格もオートマのほうが高かった。 だが、オートマ車に乗ると決めたのは、日本の道路を運転するには明らかにオートマ車のほうが適していると考えたからだ。特に都市部に関して、道は狭いし、信号の数が半端なく多く、停まったり走ったりを頻繁に繰り返さなくてはならず、いちいちクラッチワークをしてギアチェンジをするのが煩わしいと考えたからだ。 1980年代前半でオートマ車の普及率は40%ほどだったようだが、これが80年代後半から爆発的な普及率となり、あれこれ調べてみたところ、10年前にはオートマ車の普及率が98%と、これはもう“特別な”車を除..

  • 謔話§一日一句~手っ取り早く~

    季語は・・・冷奴 駅近の 安居酒屋や 冷奴 【去年の今日】老話§優先席・・・・・・

  • 顧話§今日の歴史~個人的にはありがたく~

    1955年7月25日、日本住宅公団が発足。 我が老朽マンションは住宅公団から、1981年に組織変更で住宅・都市整備公団へと移行した直後から建設、分譲されたものである。 分譲マンションを購入しようと決めた時、限られた予算で自分に相応の物件をと、丁寧に探したのだった。経験者のアドバイスもおおいに参考にしていくつかの物件にあたり、これと思ったマンションの分譲抽選に応募もしたのだが、どれも倍率が高くて当選することはなかった。 経験者のアドバイスの中に「LとHとTの物件はやめておけ」というのがあり、これも忠実に守って、最終的に行き着いたのが、ニュータウンの公団や東京都の住宅供給公社がデベロッパーとなって建てたマンションである。 いわば“公的機関”の手になるものだから間違いはなかろうと、ダメもとで応募したら、供給公社の物件が補欠の繰り上がりで当選したのだ。 そして今住んで..

  • 丼話§どんぶり飯

    老いて、すっかり少食――食欲がないわけではない――になってしまった。それでも大学生くらいの頃は、どんぶり飯辞さずな食欲はあったのだ。 よく食べていたなあと思い出すのは、山小屋でアルバイトしていた大学時代で、尾瀬沼東岸の山小屋でバイトしていた2年間、土曜日になると決まってカレーが出るのだった。 自分ばかりではない、若い食べ盛りの連中が、一日の仕事を終え、腹ペコで従業員食堂になだれ込むや、どんぶりにご飯をてんこ盛りにし、なみなみとカレーをかけるや、それを3杯、4杯と……文字通り“カレーは飲み物”なのである。 さすがに4杯とはいかなかったが、3杯は軽々と食べていたはずだ。そんな時代もあったのだなと、およそ半世紀ほど前を思い出しては“うへっ!”と喉に違和感を覚えてしまう。 大学を卒業して宮仕えを始めた頃には、人並みの食欲となり、そりゃあ……蕎麦屋のランチでかつ丼と蕎麦のセッ..

  • 謔話§一日一句~ボールは点々と~

    季語は・・・河童忌 河童忌や キャッチボールは 逸れていき 【去年の今日】杯話§ビアマグのこと

  • 闇話§完全に真夜中です

    定年退職して半年ほど過ぎようとした頃から、生活時間が朝型へと移行していった。それまでは8時頃に起きていたが、退職して一年が過ぎたら6時半前後に起床するようになり、徐々に起きる時間が早くなって、今は5時前後には目が覚めてしまう。 それに伴って就寝時間も早くなり、退職することは日付が変わる前くらいに寝ていたのが、22時半になり、21時半になり……今は21時前にはベッドに潜り込んでいる。 ということは、どういうことかというと、夜の演奏会などがちょっと辛いということになったのである。通常、クラシックの演奏会は、19時開演で21時終演となっていて、終演時刻が既に就寝時間になってしまっているのだ。 さらに帰宅するのに1時間半くらいかかり、家に帰ってから入浴してベッドに潜り込むのは23時を過ぎてしまう。 朝型の我が身にとって23時だなどとは、完全に真夜中になってしまったというのが..

  • 博話§株の投資は・・・・・・

    老い先短い身の上なので、今さら株に投資するなどとは考えもしていない。 若い頃……といっても四十代あたりに、利用している私鉄の株でも買ってみようとか考えたことはあった。株価が上がって儲けようとかそういうことではなく“買って応援”ではないが、株を持つことで、ささやかな株主配当や株主優待を受けようかとかそんな程度のつもりがあっただけだ。 残念ながら、株に回すほど手持ちの資金に余裕はなく、いつの間にかうやむやになってそれっきりとなってしまった。 もちろん、元より投資の才など持ち合わせていないから、複数の株を取引してうまいこと利益を上げてやろうなどとは考えもせず、いわば“地元企業”への応援投資というつもりというだけだったのである。 いずれにしても“株”なるものの構造であるとかシステムであるとか、まるでわかってなどおらず、そもそもそんな人間が株を転がすことなどできようはずもなく..

  • 謔話§一日一句~性別関係なし~

    季語は・・・日傘 おずおずと 男もすなる 日傘かな 【去年の今日】週話§日曜枯寂~ネタ切れ・・・・・・時折~

  • 過話§上京五十一年~アパート暮らし~

    結婚して落ち着くまでの独身期間は、アパート4軒を転々とした。代々木に始まって、成増、荻窪、井草である。 代々木については何度も詳しく書いているので省略。成増は、大学2年から卒業するまでの3年間だった。同じく上京してきた弟と、6畳+4畳にキッチンが付いて、家主さんのお宅の2階を間借りしていた。成増の駅から徒歩10分ほど。地名は赤塚、住んでいる時は知らず、後で知ったことだが、すぐ近くに『怪談乳房榎』の赤塚乳房大神があったのだ。 そうして就職して住んだのが荻窪駅の北、日大二高近くの本天沼の6畳間。悪くはなかったが、仕事を始めたら時間が不規則で平日は銭湯に行けず、出勤前に駅近のサウナを利用する有様に音を上げて、わずか7か月、11月には井草の風呂付きアパートに引っ越してしまった。 賃貸の間借りからアパートへと移り住んだのは、1973年から1982年の10年足らず。 結婚して、..

  • 片話§英語で会話をする時は

    5月にドイツから知り合いが2週間の休暇を取ってやって来た。夫はドイツ人、妻が日本人である。毎年恒例のように日本にやって来て、一年前は妻だけと会ったが、今回は夫婦二組で食事をした。 カミさん同士が知り合いなので、会話は主に妻同士、そして夫同士それぞれで行われる。夫同士の会話は英語だ。 その英語だが……見事に錆びついている。たった年に一度、2週間ほどの海外旅行であっても、まがりなりに何とか使用に耐えていた。まあ吹けば飛ぶよなレベルではあるが、年に一度の海外旅行で持ち堪えていたのであろう。 それが、2020年このかたのコロナ禍で外遊を断念したことで、英語を使う場が消滅。目を覆うような体たらくとなってしまった。かつては、それなりに反応できたのが、まず単語が出てこない。そして文章が、英語としてまるで繋がってくれない。 秋の落葉のように、言葉がバラバラに散り落ちていく様を呆然と..

  • 謔話§一日一句~休憩5分~

    季語は・・・清水 九十九(つづら)折 七つ曲がって 岩清水 【去年の今日】週話§土曜枯寂~歌舞伎座の常設展示~

  • 行話§桐始結花~七十二候~大暑

    大暑の初候“桐始結花(きりはじめてはなをむすぶ)”である。 夏至から一か月が経った。日没の太陽は、夏至の日からは6度ほど南下してきた。だが、北上しきった太陽が少しばかし南下してくれても、北側の部屋の窓から朝日が差し込んできてしまう。ぎりぎり8月一杯は差し込んでくるようなので、今年はきちんと確かめてみよう。 そして、夕方の世間が明るい頃に照明なしで風呂に入れるのも、まだもう少しは楽しめる。やはり電気照明と自然光とはまったく違っているのだ。 言うまでもなく、本番を迎えた暑さが途切れることなどはない。まだまだ、2か月は続く。 《七十二候のトピックス一覧》

  • 街話§神保巷塵[108]共栄堂でカレー

    [承前] 先週、会社OB会の会合で一か月ぶりの神保町。11時集合して約2時間ほど事務仕事などをこなして13時頃に解散。 さすがに腹が減ったので神保町ランチである。どこにしようかと考えた、その一瞬後には共栄堂に足が向いていた。 ランチョンと同じビルの地下に共栄堂はあって、12時の昼時には並んで待つ繁盛ぶりだが、13時ともなると客席はほぼ埋まっているが、手際よく相席のテーブルに案内される。 注文したのはポークカレー、ご飯三分の二。ご飯が少なめなので、ソースが多いと感じてしまう……共栄堂ではルウとは言わずソースと呼ばれているのだ。 ややあって、ソースポッになみなみとポークカレー、そしてご飯……さらにカップに入った不思議なポタージュスープがテーブルにやってきた。 不思議なポタージュは“野菜と小麦を数回オーブンにかけルーを作り、コーンと生クリームを合わせた..

  • 謔話§一日一句~読書量少なく~

    季語は・・・晩夏 文庫本は 読みさしのまま 晩夏過ぐ 【去年の今日】筆話§絵心ゼロです

  • 週話§日曜流転~夏休み~

    この日から小学校や中学校の夏休みが始まっていた。 楽しみといえば楽しみ。一学期の終業式に渡された“夏休みの友”なる一冊の宿題帳の大半を一週間か10日で片付けつつ、毎日遊びまわっていたのだ。 まずは、小学校に付属していたプールで泳いでした。6学年1000人を超えるような児童数だったから、2学年ずつに分けて3交代でプールの時間を設定していたのである。 それこそ家にいるのがもったいないくらい遊びまわっていた。自転車を走らせて、町外れを流れる川まで行くのだが、川で泳ぐのは要注意であると、夏休み直前に危険箇所を表示した注意書きが毎年配られていた。 そんなこともあって、小学生、中学生が川で泳ぐことはほとんどなく、年長者が泳いでいたくらいか。 8月に入ると、3日間続く祭りが行われる。大通りが歩行者天国になって、町内ごとに屋台が設置されて盆踊り大会が繰り広げられる。そんなこん..

  • 謔話§一日一句~太平洋に突き出して~

    季語は・・・白南風(しらはえ) 白南風や 犬吠埼は 天下なり 【去年の今日】連話§ワタシの酒肴[175]とんかつ

  • 週話§土曜流転~レモンサワー~

    夏真っ盛りになると呑みたくなるのがレモンサワーである。今は缶入りのサワーがあれやこれやと売られていて、何にしようか目移りしてしまうのだ。 選ぶ基本は、無糖でアルコール度数やや高めと決めている。甘いサワーも、呑み口はいいが、缶1本を呑むと飽きてしまいそうになる。それに、甘いサワーは料理には合わない。 サワーを口にするのは、真夏日とか猛暑日を記録するような、身も蓋もない暑さの日。ビールもいいが、風呂上りにキュー!っと水分補給よろしく一気に呑みほしたくなる。 まあ、ビールもサワーもぐびぐびと気持ちよく呑む類のアルコール飲料だから、それでいいのだが。 ただ、酒量が減ってきてしまっている我が身とて、サワーを一気に呑んでしまったその後には、一合半の日本酒が残っているので大切に呑まなくてはならないのだ。 《酒のトピックス一覧》

  • 謔話§一日一句~家に帰ってみれば~

    季語は・・・二重虹 虹二重 宅急便の 不在票 【去年の今日】索話§スマホが変えた旅行の形

  • 呟話§一言つぶやき~世襲はやめろ~

    政治家、特に自民党の政治家たちの劣化が殊の外激しい、大きな原因は…… ……彼らが疑いもせずに世襲を繰り返していることにあって、それはもう、目を覆うばかりでしかないが、さすがに法律で世襲禁止を打ち出せないのであれば、最低限親と同一選挙区での立候補については禁止して“国替え”で立候補させるのがせめてもの抵抗案ではないだろうか。 《つぶやきのトピックス一覧》

  • 再話§カーオーディオに首をひねる

    2018年、いつものとおりにミュンヘン空港でレンタカーをピックアップし、向かったのはオーストリアのインスブルック。 いつものとおり、お気に入りの音楽をCDに焼いたりしてドライブしながら楽しむのだ。空港を出てアウトバーンに入ったところで、そろそろ音楽でもと助手席でCDを用意していた同居人が「あれっ?!」と声を上げた。 「CDプレイヤーがない!」と言うのだ。何となく予感めいたものを抱きつつ直近のサービスエリアにたどり着いてオーディオをチェックすると、間違いなくCDを再生する装置が存在していなかったのだ。とすると、取るべき道は一つしかない。 それで運転席付近を見回すとUSBを差し込むコンセントを見つけた。そしてオーディオの電源を入れると、外部メディアから再生しろという画面表示を見つけて、やれやれとiPadを接続したのだ。 早晩、そうした流れになるだろうとは思ってい..

  • 謔話§一日一句~商売繁盛~

    季語は・・・打ち水 打ち水をして 盛り塩の小料理屋 【去年の今日】過話§備忘録的な何か~2023年7月18日付~

  • 別話§終活のおはなし~人は誰も~

    [承前] 若い人間がよく“長生きなんかしたくない……”云々みたいな言葉を発して先行きについての政(まつりごと)など考えても無駄と言い放つのを聞くが、残念ながらよほどのことがない限り、人間は七十、八十を超えても、寿命が「うん!」と言わない限りは生き続けることになっている。 そうなった時に、若い頃に発した無責任とも思える言葉の何と虚しいことかと、眼の前の現実を思い知ることになるだろう。 可能性がある以上は、自分自身の何十年か先のことに思いを馳せることは、あながち無駄なことではないはずだ。 死なない人間はいない。だが、生きる前提で物事を考えていかないと、結局どん詰まりになって、しょぼくれたニヒリズムばかりが悪目立ちすることになる。 “楽天的であれ”とも“悲観的であれ”とも言うつもりはなく、自分の行く末くらいは、斜に構えることなく正面から真っ直ぐ見据えてやることが必要..

  • 餉話§献立を決める

    朝昼の“簡単な”食事担当である。何度も書いているように、コーヒーを淹れたり、昼はレトルトを活用してという……定年退職以来こんな形に定着したようだ。 夕食は同居人が作ってくれる。基本はメイン+2、3品。問題はメインなのだが、昼頃からメインをどうするか頭を悩ませてしまう。何が食べたいのか自分で考えなくてはならないのである。 基本は、週一で届く宅配野菜を材料に、そこから主菜やら副菜を作ってくれるのだが、問題はメインをどうするか。 一番簡単なのは、肉と野菜を合わせてというもの。例えば豚肉とキャベツを炒めたり、卵とほうれん草を炒めてみたり。 宅配野菜があるうちはいいが、そのネタが尽きるとさらに頭をひねることになってしまう。献立に窮してしまった時は、それが休肝日であれば、いっそのこと!と、納豆に漬物とかでお茶を濁すことも辞さないのだが。 それにしてもと思うのは、食べる量が..

  • 謔話§一日一句~京都祇園祭~

    季語は・・・長刀鉾 千年を曳きて 長刀鉾の旅 【去年の今日】練話§京都祇園祭・・・・・・本日山鉾巡行

  • 行話§鷹乃学習~七十二候~小暑

    小暑の末候“鷹乃学習(たかすなわちわざをなす)”である。 祇園祭の山鉾巡行の日である。1966年に前祭と後祭を合体させて巡行を行うようになっていたのだが、山鉾が33基まで増えて巡行時間が長くなったことで2014年から元に戻し、今は前祭23基、後祭10基で行われるようになった。 だから1977年に一度だけ巡行を見た時は前と後が合わさっていたのである。ただ、同じ場所にいて巡行を眺めていたのではなく“京都所司代”が籤改めをするところから始まって、四条河原町角の辻廻しなどなど、それぞれの場所での様子を眺めて歩いたのだ。 梅雨が明けた盆地京都の暑さは半端ではなかったが、大学生の頃の体力ゆえ祇園祭を堪能し尽くすことができたのである。 今の自分がその場にいたら、必死になって日陰を探しまわっているだろう。 《七十二候のトピックス一覧》

  • 申話§七月大歌舞伎~三番叟?~

    七月大歌舞伎夜の部『裏表太閤記~千成瓢薫風聚光~』を観てきた。1981年に三代目猿之助が上演した舞台を大幅改訂しての再上演。 うーん……おもしろかったか、楽しんだかと聞かれたら首を傾げてしまう。第一幕は光秀の本能寺謀反、第二幕は秀吉の高松城水責め、それぞれにまつわる舞台で、一応の歴史的経緯は頭の中に入っていたので何とかなったが、さて、芝居としての完成度がどうかと聞かれたら、首を縦に振ることはできない。 時代物として観るなら台本が薄くて全体に厚みが感じられず、先を見通しにくく、捉えどころがないと感じてしまった。三幕それぞれが1時間、1時間20分、50分と長く、もう少し台本を刈り込めばテンポ感のある舞台になってくれたのではないか。 さらに……第三幕が孫悟空登場という意味不明なと思いきや、何ことはない猿と呼ばれていた秀吉から引っ張ってきたという強引さに加えて、三幕後半は..

  • 謔話§一日一句~京都祇園祭~

    季語は・・・宵山 宵山や 焼山町の 時間軸 【去年の今日】週話§日曜枯寂~耳掃除の顛末~

  • 過話§備忘録的な何か~2024年7月16日付~

    7月10日……同居人から「勉強部屋で“G”が活動していた……みたい」と目撃報告を受けた。Gとはすなわち“GKBR”のことである。もう何年も出現していないので油断していたが、この暑さゆえいないはずはないと考えるのが当然で、早速に出現したと思しきあたりにトラップを仕掛けた。 7月11日……午前中に車を車検に出した。今年で免許取得からちょうど40年というキリ番、4台目の愛車は丸11年となり、再来年からは自動車税が1割アップとなる。 そして年齢に伴う車との別れも近づきつつあって、はてさてこの先どのようなタイミングでバイバイすることになるものか。いずれにしてもあと数年で手放すことになるだろう。 7月12日……そうしたら、捕捉されていたのだ。姿らしきものが目撃された以上は、しかるべく行動を開始しなくてはならない。GKBRホイホイにかかっていたのは、とりあえず中サイズが一匹。 ..

  • 戯話§すっかり漫画も読まなくなって

    いや、読んでいないわけではない。細々ではあるが『三月のライオン』は、新刊がなかなか出てくれず、待ち遠しく感じている作品だったりするくらいだけれど。 だが、それくらいで30年、40年前のような、色々と読んでいたのに比べれば激減しているのは間違いない。それくらい、その頃はマメにあれやこれやと読んでいたのだった。 一番のご贔屓は、四コマ漫画の巨匠いしいひさいちで、これはもう最初期の『バイトくん』にはじまって『がんばれ!!タブチくん!!』さらに『ワイはアサシオや』そして、朝日新聞朝刊に連載されている『となりの山田くん』から『ののちゃん』に至るまで、ほぼ一通り読んだはずだ。 彼の絶頂期は爆発的なギャグの連打で、ページを繰るごとに爆笑させられていたのだった。それがさすがの巨匠もすっかり落ち着いてしまったようで、今の『ののちゃん』に、往年のナンセンスの切れ味を見ることは..

  • 謔話§一日一句~冷酒を一口~

    季語は・・・涼し 涼し涼し シラスおろしの 辛さかな 【去年の今日】週話§土曜枯寂~我が宗教なるもの~

  • 告話§ビッグイシュー483号発売中!

    ビッグイシュー483号は7月15日から発売されています。お買い求めできる場所はこちらを参照。毎月1日、15日発売。一部450円。230円が販売員の収入に。ベネディクト・カンバーバッチが表紙。 表紙&スペシャルインタビュー ベネディクト・カンバーバッチ リレーインタビュー 鈴木徹(陸上競技選手) 特集 海洋生物国の小さな水族館 日本の近海には世界の海洋生物の15%が生息し、水族館の数も100を超え世界一。多くの水族館が大型化する中、その対極には小さいけれどアットホームで愛される水族館があります。 愛知県蒲郡(がまごおり)市にある「竹島水族館」はその一つ。約450種のうち140種が地元で水揚げされる深海生物で、その展示数は世界一を誇ります。一時、入館者数が年間12万人に激減しましたが、地元産の「タカアシガニ」などを「さわりんプール」に入れ、さわれる水族館..

  • 呆話§トロイの木馬に騙されるな!

    5月のある日、ネットを閲覧していて、どうということもなく、クリックしても問題などありそうもないリンクをクリックしたところ、それは突然…… キタ――――――(゚∀゚)――――――!! キタ――――――(゚∀゚)――――――!! ……来たのである。はい「あなたのコンピューターはトロイの木馬に感染しましたよ」と、自らをウィンドウズのサポと称する“脅し”のメッセージがご覧のように麗々しく並んだのである。 そしてご丁寧に電話番号が3か所に記載されている。フリーダイヤルなのかと思えば“(0101)86699-”とあって“010”は国際電話“1”はアメリカではないか。そして続く“866”は、着信課金電話番号というものらしいと判明。 パソコン通信からインターネットと合わせて30年超の経験は伊達ではない。こちとら、すべて調べ済みなのだよ。経験者談がネットのあちこちにあって曰く「..

  • 謔話§一日一句~貴景勝の十五日~

    季語は・・・夏場所 カド番は 九度目夏場所 崖っぷち 【去年の今日】定話§大学の学部選び

  • 週話§日曜流転~パリ祭~

    1789年7月14日、パリの民衆がバスティーユ監獄を襲撃し、フランス革命が勃発した日である。 それを日本ではなぜか能天気に過ぎるとしか思えない“パリ祭”だなどとはいったい誰が名付けたか。もっと血腥(ちなまぐさ)い日であるはずなのに。 翻ってフランスでは、シャンソンの歌詞の中に、そんなフランス革命のエピソードが登場する。フランシス・レマルクがイヴ・モンタンのために作った『À Paris(パリで)』がそれだ。4分ほどの歌の最後に出てくる歌詞は…… パリでバスチーユを俺たちが占拠して以来 あちこちの大通りや十字路に男たちがいて女たちもいて 舗道の上を昼も夜も絶えず巡り巡る ……まさにシャンソンがシャンソンたる、フランスのエスプリを具現化しているようではないか。 《フランスのトピックス一覧》

  • 謔話§一日一句~一瞬目覚めたが~

    季語は・・・夏掛け 夏掛けが はだけたままに 二度寝かな 【去年の今日】鳥話§ホーホケキョ!~ウグイス鳴く~

  • 週話§土曜流転~カメラ傾く~

    体幹が狂っているのかどうか、写真を撮って見返してみると、左に傾いていることが珍しくない。もちろん、きちんと水平がとれている写真もあるけれど、ひょっとしたら半分以上は傾いているのではないかと思うほどである。 だからせっかくいい感じで撮れているのに、傾いてしまっているので、残念な結果になってしまう。 ↓修正してみたが もちろん最近はパソコンの機能を使って、簡単に水平は修正できたりする。だが、修正できても何となくしっくりしないし、何がなし後ろめたいものを感じるのだ。 今使っているカメラのファインダーには、水平垂直のグリッドが装備されているから、慌てずに構えればきちんと水平はとれるはずなのに……。 カメラを手にして半世紀“腕前”はそんなあたりで止まったままである。 《私事のトピックス一覧》

  • 謔話§一日一句~尾瀬ヶ原のポイント~

    季語は・・・緑雨 ひと独り 竜宮尻は 緑雨かな 【去年の今日】逍話§最後の登山靴

  • 行話§蓮始開~七十二候~小暑

    小暑の次候“蓮始開(はすはじめてひらく)”である。 「ふぅ、暑いですね」 「夏……やんけ」 という他愛ないが、何がなし含蓄がありそうだと思えるのは、とある漫画の一場面に出てきた会話である。 写真は尾瀬ヶ原で撮影した“ヒツジグサ”で、これはハス科ではなく、スイレン科に属していて、7月頃から9月くらいまでは池塘の主となって人々の眼を楽しませてくれるのだ。 暑さもいよいよ本番。そして尾瀬は花の季節真っ盛りである。 《七十二候のトピックス一覧》

  • 暮話§山坂の町~半世紀が過ぎた今~

    ニュータウンと呼ばれ続けてきた多摩丘陵の我が家のあたりである。入居が始まって半世紀が過ぎた。かつての写真を見ると、新しい建物の周囲がはげ山の如くだったことに驚かされる。それが今は、鬱蒼とした緑の森の海に建物が埋もれて見えるまでになったのだ。げに、半世紀の歳月よではないか。 そんな町の構造は、いくつかの丘陵とその間の谷筋とか存在していて、基本的には、丘陵の上に団地群が建設され、谷筋に鉄道や幹線道路を走らせるという立体的なものである。 団地群のを縫って遊歩道が整備され“歩車分離”が実現している。だが、そうはいっても、丘陵の上から谷筋を上り下りしなくてはならない。入居が始まった半世紀前に三十代、四十代だった初期の住民たちは八十代以上と高齢化が進み、坂や階段がしんどくなってきてしまった。 さらにエレベーターの設置不要な5階建ての団地だらけで、高齢化による懸念が現実として突き付けら..

  • 謔話§一日一句~京の鴨川増水~

    季語は・・・五月川 飛び石や しばし渡れぬ 五月川 【去年の今日】優話§有給休暇三昧

  • 別話§終活のおはなし~継ぐものは~

    [承前] 商売でもやっていたのだったらともかく、しがない公務員だった父親から、物的な何かを引き継いだなどということは一切ない。 そもそも“後を継ぐ”などという言葉など何の意味も為さないような家庭環境だったのだから、まあそんなものである。そして、子どもを持たなかったので、先々に引き継いでもらう存在もなく、持てる物はしかるべくどこかへと散逸していくことになりそうだ。 自分なりに気に入って集めたヨーロッパの銅版画古地図は10点ほどになっていて、ささやかなコレクションとして壁を飾っている。だが、そうして集めたものも、我々の死後の行き先を考えてやらなくてはという時期が近づいてきたと感じる。 ではいつに?と思っても、そのタイミングがわからない。せっせと買い集めはしたけれど、自分がこの世から消えた時点で、それらは自分のものではなくなる……金を払って購いこそしたけれど、実は..

  • 執話§会社にしがみつく

    転職を煽るコマーシャルがテレビであれネットであれ氾濫しまくっている。そんなにも転職需要があるものかと変な感心をするが、だからといって終身雇用のシステムがぐらついているようなところは見受けられない。 ただし、正規雇用ではない派遣労働の比率は明らかに高まっているようで、雇用不安は顕著に存在しているように思われる。そのあたりが、転職サイト華やかなりしというところか。 20世紀、あるいは昭和という時代は、大学を曲がりなりにも卒業すれば、普通に正社員という道が眼の前に広がっていた。そうした風潮が当たり前だったから、そのとおりに就職を果たした。 その先、入社してしばらくは、会社次第、会社任せの年月が続いた。幸いにして社業が順調だったこともあって、自分の行く末を会社頼みにしたのは無理からぬところだっただろう。 そんな中、同期として入った男性社員の何人かは転職を試みた。元々が映画マ..

  • 謔話§一日一句~シッカロール~

    季語は・・・汗知らず 俯けば 白きうなじや 汗知らず 【去年の今日】雅話§平日に遊べること

  • 呟話§一言つぶやき~自民党政治家はズルい~

    自公政権キシダメの支持率が低空飛行を続けているのは当然のことだが…… ……キシダメの能天気さもさることながら、劣化しきった自公政権の危機感欠如がさらにそれを助長させていて、政治資金問題に関しても、自分たちに都合よく、透明感の欠片もない法律を作って、それなのに我々国民は丸裸でことごとく補足されているという不平等感では“政治家はズルい”と支持を失うのも当然で、だから政治家に白紙委任で丸投げをせず、政治にコミットしていかなくてはならない。 《つぶやきのトピックス一覧》

  • 過話§備忘録的な何か~2024年7月10日付~

    7月8日……朝、我が家のベランダを出たら、近くでクマゼミが鳴いているのを聞いた。今年の初鳴きである。 明けて9日の朝、アブラゼミが初鳴きをしていたようだ。どちらも去年より5日は早い。これでミンミンゼミが鳴けば、我が家の夏はコンプリート……ツクツクボウシは立秋過ぎのセミなのだ。 7月8日……同じ日、我が家から遠くない府中アメダスの最高気温が39.2度を記録した。同日における国内アメダスポイント最高気温第2位となったのである。 この日の午後、ちょっとだけ表に出たが、直射日光の凄まじさに後ずさりしそうになった。百葉箱の中なら39.2度だろうが、戸外の暑さは、殺人的、かつ暴力的で、5分とはいられず、そそくさと用事を済ませて、エアコンのきいた家に戻ったのである。その頃、我が家の外気温は37度を超えていた。 このところ、風呂の湯温は39度に設定していたが、この日の暑さに38度に..

  • 謔話§一日一句~只管打座~

    季語は・・・夏痩せ 夏痩せとは 縁のなき身や 坐禅組む 【去年の今日】週話§日曜枯寂~尾瀬は夏だろう~

  • 顧話§今日の歴史~ターザン俳優が~

    1922年7月9日、J・ワイズミュラーが100m自由形で58秒6を記録。 100m自由形で58秒6を記録し、史上初めて1分を切ったのが、後にターザン俳優として名を馳せたジョニー・ワイズミュラーである。 現在の世界記録は、今年の2月に記録された46.8秒というものだが、およそ100年で10秒ほど縮まったことになるが、これは凄い記録更新なのだ。 比較するのも恥ずかしながら、高校時代に水泳の授業があった時に平泳ぎの記録を計ったことがあって、25mを23秒要したのだった。つまり、50mを泳ぎ切るのと、100mを泳ぎ切るのとほとんど同じだという速さではないか。 なるほどと思い当たったのは、自分たちが全速力で走るのと、トップクラスの短距離走者が走るのと、やはりほぼ倍速ということに気がついたことだ。 《歴史のトピックス一覧》

  • 閲話§喰いつきのいいエントリー

    おおっ!というブログランキングの上昇は、以下の順位を最高に、その後は順調な下降を続けている……まさに最大瞬間風速ということであったのか。 毎日、特定のテーマを持たず闇雲かつ適当に思いついたテーマでエントリーをまとめ続けているので、どんなテーマだったら喰いついているものか、アクセス状況を眺めてもさっぱりわからない。 というわけで、そもそもアクセス数を稼ぐという目論見自体が無意味なことだと理解しているので、無駄な足掻きなどしないのだ。 ところで、このところ稀な喰いつきを見せたエントリーはこちらである。ほとんどが2ケタのアクセスしか記録しないところ、中村芝のぶの八汐代役について書いたら、数日で3ケタを記録し、近年珍しいアクセス数となったのである。 その前後のエントリーが辛うじて2ケタに乗っかる中にあって、芝のぶエントリーは、軽々とアクセス数を伸ばしていってくれたの..

  • 謔話§一日一句~ぱきっとした麻~

    季語は・・・夏暖簾 生成りして 大川端の 夏暖簾 【去年の今日】週話§土曜枯寂~泳げしこと~

  • 勉話§奨学金を借りずに

    大学に入ったのは、ちょうど半世紀前の1974年だった。多くの私立大学の初年度納付金(入学金+授業料一年分)が20万円を超えていた中にあって、入学した私大の初年度納付は15万6千円と、正直ほっとした。払ってくれる親への負担が少しでも軽減されたのではと……ちなみに当時の国立大学の初年度納付は9万円ほどだった。 親は貧乏国家公務員だったが、学費は払い続けてくれ、仕送りまでしてくれた。もちろん、ギリギリカツカツの額だったけれど。 そしてありがたいことに、奨学金を申請することなく、頼ることなく4年間過ごすことができたのもありがたいことだった。もっとも申請しても、成績など審査過程ではねられたかもしれない。 それにしてもと思うのは、昨今の大学の入学金、授業料の高さである。国立大学ですら、入学金28万円に授業料53万円だという。私立文系に至っては、入学金23万円+授業料82万円+αが必要..

  • 啓話§ヨハネによる黙示録

    プロテスタント系の保育園に通っていた流れから、高校くらいまで日曜日に教会に通っていた……信者にはならなかったが。 讃美歌とお祈りと牧師の説教という流れの中で、時に説教で飽きてくることが珍しくはなかった。その時、席に座って聖書を広げるのだが、何を読むかといえば、決まって“ヨハネによる黙示録”なのだった。 新約聖書の一番最後の章、しかも中身がおどろおどろしい終末論的内容で、ありとあらゆる災厄が降りかかり、人間とサタンが戦ったりするだけではなく、天使までが人間を殺してしまう……読み物としては滅茶苦茶で、刺激が強過ぎる中身なのだ。 それにしても、新約聖書がこんな“預言書”で終わるとはいかなることかと考えたが、そんな深遠なことなどわかるはずもない。 そして、数十年もわからないままほったらかしにしていたが、ふと思い出したのでネットで調べてみたら、あくまでも一説だが“ヨハネ”と称..

  • 謔話§一日一句~六か月で成功~

    季語は・・・竹酔日 乳飲み子が 寝返りをする 竹酔日 【去年の今日】顧話§今日の歴史~ファミレス事始め~

  • 週話§日曜流転~電子チケット~

    電子チケットを最初に利用したは、日本ではなくドイツのコンサート会場でのことだった。 ↓ベルリンでコンセルトヘボウを聴いた 旅行前、日本からインターネット予約をするのだが、予約サイトでチケットの引き取り方法を尋ねられ、そこで「電子チケットを発行するから、プリントアウトしたものを持参するか、スマホにチケットをキャプチャーして」と指示され、これは何とも便利なものだと感心したのである。 そして相変わらず日本はこうしたソフト面でのサービスが遅れて、どうしてさっさと導入しないのかと思っていたのだが、10年前あたりだったか、ようやく電子チケットを発券するところが現れてきたが、本当に動きが遅い。 そうしたら、電子チケットの発券システムが複数出現してきていて、中には「スマホを持っていないと使えません」なんていうのもあって、ガラケーを今だに使っているワタシはどうなるの?なのである。..

  • 謔話§一日一句~靴擦れ懸念~

    季語は・・・山開き 山靴が 馴染みきらずに 山開き 【去年の今日】疑話§ネットのクチコミは信じられるか

  • 行話§温風至~七十二候~小暑

    小暑の初候“温風至(あつかぜいたる)”である。 どうも……温風至さんという男性がいらっしゃるような気がしてならない。この候が来るたびに、温風至という人がどんな人なのかと妄想が始まるのである。 いや、妄想したからといって、頭の中で具体的に“こんな人”がイメージされるわけではないのだが。 まあ、さすがに温風などという姓などは存在していないだろうし、せいぜい漫画の中のキャラクターとしてならあり得るのかなという程度ではあるが。 そうして、どんなキャラクターの存在として描かれるのだろうか……むしろギャグ漫画的に、いかにも暑苦しいメタボなお兄さんだったりするのかな。 《七十二候のトピックス一覧》

  • 週話§土曜流転~なついあつ~

    暑い夏と言おうと思ったのに、口から出てしまったのが“なついあつ”…… ……ということはありませんか? 自らが招いた“舌禍”とはいえ、かくのごとくワチャワチャ状態になってしまうキャスターさんもいらっしゃるので口に出す前に頭の中で“暑い夏!暑い夏!”と復唱してから口に出すように心がけましょう。 《日常のトピックス一覧》

  • 謔話§一日一句~ひっそりと隠棲~

    季語は・・・守宮(ヤモリ) ぬめぬめと 守宮の腹の 青白く 【去年の今日】復話§嗅覚が鈍い

  • 過話§備忘録的な何か~2024年7月5日付~

    7月3日……ちょっと表に出たら、そう遠くないところでニイニイゼミの鳴き声が聞こえてきた。今年の蝉の初鳴きである。去年も同じ日が初鳴き、一昨年は6月21日と早かった。 おおよそだが、あと一週間もするとアブラゼミが鳴き始めるはずだ。そして時を同じくしてクマゼミが、数日遅れてミンミンゼミというのが、おおよそ我が家付近の蝉初鳴きスケジュールである。ここまでくると、我が家の夏は本格的となる。 7月3日……同じ日の午後、出かける用事があってバスの停留所に行って、ちょいと下を見たら、スニーカーのソール前面が両足ともきれいにに剥がれてしまっていた。 前日までそんな兆しはなかったのだが、さすがにここまであからさまな引導を渡されたのは初めてのことである。そろそろ買い替えの時期が近づいているとは思っていたが、こんなにもペロリと剥がれるのを見たのは初めてのことである。 用事の目的地のあたり..

  • 眼話§英会話のコツ?

    ずいぶんと錆び付いてしまった英語力を認識させられたのは、もう一か月半前のことだった。 単語が出てこない、言葉が英語らしく繋がってくれない……使わなければ劣化するのは当然のことだろう。海外旅行もしなくなった今、英語を使う機会はほとんどなく、ごくたまに新宿あたりで道に迷っているとおぼしき外国人旅行者に話しかけるのがせいぜいだ。 まだまだ英語力が何とかなっていた頃でも、ヒアリングは超がつくほど苦手だった。耳のレスポンスが悪いのか、単語がぐちゃぐちゃ団子状になって聞こえてしまう。 何とかヒヤリングの弱点を少しでも改善できないかと考えていた。そこで思い至ったのは、特に音声だけだと聞き取りがガクンと落ちてしまうのだ……ということはと話す人間の顔を見ていると、少しばかり聞き取りやすいようだと判明した。 そういうわけで、会話相手の口元に視線を集中させてみると、ヒヤリングをしやすくな..

  • 謔話§一日一句~線状降水帯~

    季語は・・・出水 梅雨出水 気象速報 緊迫す 【去年の今日】復話§嗅覚が鈍い

  • 仮話§本名でお仕事

    H野K吾という小説家がいる。今時珍しく、出す本のことごとくがベストセラーという超売れっ子なのである。 H野K吾は本名である。どこにでもあるという名前ではないように思えるが本人はあまり気にしていないのかどうか。 そんな本名にまつわる病院を舞台にした他愛ない笑い話がある。そんな彼が病院に診療に出かけて、待合室で順番待ちをしていると「H野K吾さん、どうぞ!」と呼ばれるということだ。 待合室の患者の中には、何人か彼の読者がいるかもしれないし、読まずとも名前くらい知っている人間はいくらでもいるだろうから、呼ばれた瞬間……「おっ!」という空気が流れるのではないか。もちろん待合室にいる人達が努めて表情を変えることなどしないだろうが。 というわけで、何が言いたいかというと、本名とは別にペンネームで執筆活動をしたほうがいいのではないかと思うのである。もちろん本人がそれでもかまわないと..

  • 昏話§クラシック喫茶なるものが[下]

    [承前] さて、頻繁に足を運んだのは中野の“クラシック”という喫茶店だったが、これがいつ崩れ落ちてもおかしくない、中に入ると素人普請ではないかというような傾いた階段や2階の床……中野駅北口を出て、中野ブロードウェイ手前の路地にクラシックがあった。 店の中は薄暗いので、うっかり踏み外したらやばいという、迷宮のような店内だが、これが何とも居心地がよく、一度行ったら病みつきになってしまったのだ。 というわけで、お世辞にもきれいとはいえない店内に妙なる楽曲が流れて、そんな中でコーヒーを啜るのだが、その当時コーヒー1杯150円は、貧乏学生にはありがたかった。そしてミルクピッチャーとして使われていたのは赤いマヨネーズの蓋、お冷やが入っているのはワンカップ大関のそれだった。 入り口を入ってすぐ、小さい黒板が置かれていて、客がリクエストを書き込むようになっていた。黒板のスペ..

  • 謔話§一日一句~煩悩多くて~

    季語は・・・夏断(げだち) 夏断とは ゆかぬ凡夫の 俗世かな 【去年の今日】像話§米津玄師 2023 TOUR/空想

  • 用話§トイレの変遷

    さて……トイレと呼ぶようになったのはいつ頃からだろう。記憶がはっきりしない。子どもの頃は便所と言っていたし、明治に生まれた祖母に至っては「はばかり」と呼んでいたが“人目をはばかる”という意味だったらしい。 ↓英語では“スクワットトイレ”である 実家は小都市の町中にあったが、実家暮らしをしていた当時、下水は通っておらず、近所のお宅ともども“ぼっとん式”なのだった。床下に溜まったブツは、定期的にやって来る業者が回収していった。車が入らない路地裏の家だったので、最初は汲み取って樽に入れて運んでいたが、ヴァキュームカーのホースが長く伸びて回収が簡単になったが、考えてみれば昔は、家々に溜め込んでいたのだな。 そしてようやく下水が開通したのは1970年に入った頃。そこで水洗の工事をして、何とか“並み”の生活環境が実現したのだ。 洋式トイレおある家に住んだのは、就職して2軒目..

  • 昏話§クラシック喫茶なるものが[上]

    クラシック喫茶とかジャズ喫茶なるものがある。膨大なLPレコードを所有して、客のリクエストに応えるというのが大雑把なシステムである。ジャズ喫茶は行ったことがないのでわからないが、クラシック喫茶の中には“会話禁止”を打ち出している店もあった。 大学時代、そんなクラシック喫茶に何軒か通ったことがある。板橋の赤塚に下宿していた時、成増の駅から吉祥寺までのバスが走っていて、時折バスに乗って吉祥寺のクラシック喫茶に出かけた。最初に入ったのが“こんつぇると”というクラシック喫茶。ここは小ぢんまりしていて、店に入ると店員が「会話できませんがよろしいですか」と聞いてくる。 2回ほど行った記憶だが、それっきりになってしまったのは、そんな店の雰囲気が気詰まりになったようだ。 回数を重ねたのは、かつての近鉄百貨店裏の“バロック”という店。ここも私語禁止とあったが、店の雰囲気が穏やかなことと、ほと..

  • 謔話§一日一句~ひっそりと~

    季語は・・・木葉木菟(このはずく) 木葉木菟 隠者と化して 拠水林 【去年の今日】週話§日曜枯寂~暑さしのぎは~

  • 水話§2024年6月の天気模様を振り返る

    2024年6月の東京の天気がどうであったのか、振り返っておこうと思う。 このリンクの日付をクリックすることで、各々の日のアメダスが確認でき、より詳細な気象状況をチェックできる。 関東地方の梅雨入りは6月21日と下旬までずれ込んでしまった。ここまで遅い梅雨入りは2007年の6月22日以来のことである。 ただし、それまでの天気もぐずぐずしたもので、からっと晴れた日は3日ほど、30度超えの真夏日も7日に留まった。 ぐずつき気味だったせいかどうか、個人的な皮膚感覚としては、肌寒いと感じる日が多く、6月という時期にしては、薄手長袖を一枚羽織って外出する日も少なくなかったのだ。 《天気のトピックス一覧》

  • 連話§ワタシの酒肴[185]チャーシュー

    [承前] 焼豚(チャーシュー)である。叉焼とも書くが“串焼き”という意味らしい。 そして、焼豚焼豚と標榜してはいるが、そのほとんど大多数を“煮豚”が占めている疑惑が発生している。ちなみに“正しいチャーシュー”はこちら。 さすがに、こうした手間はかけられないか、設備の問題か、ラーメン屋の多くは、塊り肉を煮込み、ラーメンのタレに漬け込んだりしたものを出している……まあ、食べるほうにしてみたら焼こうが煮ようが、まあ、どちらでもかまわないのだが。 それで酒の肴だが、写真のように辛子などちょいとつけたりして食べるのもよろしい。 だが、いいチャーシューが手に入ると“葱チャーシュー”を作ってもらう。刻んだ長葱と食べやすく切ったチャーシューを豆板醤などで和えるだけだがこれがピリ辛でうまい。 [続く..

  • 謔話§一日一句~香りでリフレッシュ~

    季語は・・・昼寝 替えたての 畳表や 昼寝醒め 【去年の今日】合話§スポーツ観戦中は

  • 告話§ビッグイシュー482号発売中!

    ビッグイシュー482号は7月1日から発売されています。お買い求めできる場所はこちらを参照。毎月1日、15日発売。一部450円。230円が販売員の収入に。が表紙。 表紙&スペシャルインタビュー ジュリアン・ムーア リレーインタビュー 萩原智子(元水泳日本代表) 特集 “選挙”の季節に 2014年は、世界各国でリーダーや議会の選挙が多数ある選挙イヤー。日本では、政治のジェンダーギャップが大きく(女性議員の数が少ない)、選挙に立候補できる年齢が高く(英国、フランス、韓国などは18歳以上)、低い投票率も問題になっています。その一方で、女性や若い世代が新しい選挙活動を始めています。 22年、若者の代弁者として20、30代の女性の地方議員を増やしたいと活動を始めた『FIFTYS PROJECT』は、23年に27人が当選。代表の能條桃子さん、長野県富士見町議会議員に..

  • 行話§半夏生~七十二候~夏至

    夏至の次候“半夏生(はんげしょうず)”である。 半夏は別名で、烏柄杓(カラスビシャク)が正式名称である。水芭蕉と同じサトイモ科に属していて、この時期に生えることで半夏生となった。 ↓ウィキペディアから 根茎は半夏という漢方薬として使われているが、その根茎は地下に残ってしまうので畑では厄介者扱いされているようだ。 ブログのエントリーとして七十二候を扱い始めて13年……ここにきて、ようやく半夏の由来あれこれをまとめてみたのだった。 《七十二候のトピックス一覧》

  • 文話§2024年7月の予定あれこれ

    月初めにつき、東京の一か月間の日の出&日没時刻を。 7月1日の日の出は4時28分で日没は19時4分、月末の日の出は4時47分で日没は18時49分。そして今年も残すところ6か月となってしまった。猛暑の夏はこれからが本番である。 さて今月のお楽しみは……ラグビーはリーグ戦の狭間に入って、イタリアやジョージアを相手の代表戦が行われるが、札幌や仙台での試合なので遠征はせず。 そしてクラシックもシーズンオフである。 歌舞伎は七月大歌舞伎に行くが、昼の部はスルーして夜の部を楽しませてもらう。 聞き慣れない『裏表太閤記-千成瓢薫風聚光-』という芝居だが、幸四郎が豊臣秀吉他三役を務め、宙乗りまでしちゃうというのだ。 そして、これまた久々な藤山直美の『七夕喜劇まつり』を新橋演舞場まで。こんな御時世、他愛なく笑える機会でもないと、何だか状況が袋小路に..

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