季語は・・・山笑ふ 眉に白髪 見つけた午後に 山笑ふ 【去年の今日】甘話§不二家への憧憬
季語は・・・山笑ふ 眉に白髪 見つけた午後に 山笑ふ 【去年の今日】甘話§不二家への憧憬
日々食べる米だが、宅配野菜のオプションとして一週間おきに2kg届けられる。普通はその量で2週間食べられる。だが、時々だが米が足りなくなることがあって、そうした時は米屋まで買い求めに出向くことになる。 我々が贔屓にしている米屋さんは、ありがたいことに1kgから、しかも玄米から精米して売ってくれるのだ。1kgもあれば十分に間に合ってくれるし、精米したての白米をいただけるというのが何とも吉ではないか。 そうであるならば、折々にお米屋さんで買うようにすればいいではないかと思うのだが、そこは横着者であるがゆえに、一週間おきに届く白米のほうを重宝しているということなのである。 《日常のトピックス一覧》
時折だが無性に食べたくなるのが“お豆腐ご飯”である。 海外旅行から帰ってきた、その日の晩はお豆腐ご飯を作ってもらって食べるのが恒例化していたこともあった。たぶん、旅先の食事に辟易していた反動であるのだろう。 作り方は……豆腐を温めることはせず、そのまま炊き立てのご飯の上にのせて、その上から醤油などを合わせたタレと刻み葱、胡麻油をかけて出来上がりというものだ。 まあ……タレで食べていると言えなくもなく。だが、シンプルであるがゆえにこれが侮れないうまさなのである。海外旅行から帰って来た晩、思い出を反芻しながら軽く肴をつまんで酒を呑んだ後に、さらりといただくお豆腐ご飯は何よりうまく、旅行から帰ってきた安堵とともに、あっという間に胃の腑へと収まってくれるのである。 《B級グルメのトピックス一覧》
季語は・・・青き踏む はき馴染み ジーンズは黒 青き踏む 【去年の今日】過話§備忘録的な何か~2023年3月27日付~
振り込め詐欺・・・・・・いわゆる“オレオレ詐欺”の被害が一向に減らない…… ……最大の要因として、自民党長期政権による御上を疑わないという教育の成果であるというのは陰謀論的な発想であるかどうか、間違いないことは、多くの日本人が無批判であることに慣らされてしまって、一向に自分の意志を反映することがない。これすべて自民党による長年の愚民政策の結果で、それが日本を次第次第に蝕んで、いよいよ衰退を迎えようとしているのだ。 《つぶやきのトピックス一覧》
[承前] 韓国朝鮮料理の“ナムル”が好きだ。特にほうれん草と豆もやしがうまい。 焼肉屋でも単品で注文することがあるし、脂っぽい肉の後に食べると、口がすっきりしてくれるようだ。もちろんビールのアテにもウエルカムである。 日本で主に食べられるナムルは、上の2つの他にゼンマイと大根のナムルがあるが、ワタシ的酒肴としてはそれほど好みではないが……ビビンバの中に入っているのはOKだが。 考えてみればほうれん草のお浸しにあたるのがほうれん草ナムルということだと思われるけれど、味付け一つでまったく別の料理になるとはである。 [続く] 《酒肴のトピックス一覧》
季語は・・・花影 散歩して 用水路には 花の影 【去年の今日】週話§日曜枯寂~すね毛消える~
実演を複数回聴いたピアニストの一人である。初めてポリーニを聴いたのはショパンの練習曲集の録音で、第1曲からその技巧の見事さに腰を抜かしそうになった。完璧とは何かを思い知った瞬間だった。 その後、初めて実演を聴いたのは1976年のNHK交響楽団定期公演。岩城宏之の指揮でショパンのピアノ協奏曲第2番だったが、演奏の記憶はまったくない。ただ、その後アンコールで弾かれたポロネーズ第5番の打鍵の強さにこれがポリーニなのかと思わされたのである。 1989年に東京文化会館でシューマンとショパンのプログラムを聴いた時は、あまりにもな会場のピリピリした緊張感にくたびれ果てた記憶があるのみ。 最後は1998年にサントリホールで2回、ベートーヴェンの後期ピアノソナタ3曲ずつ。記憶に残っているのは28番の終楽章。一瞬、指がもつれたように聴こえた。その直後から感情を顕わにして弾き始めたよう..
定年退職して、今年の秋で9年となる。ついこの間退職辞令をもらったような気がするが、時の流れはあまりにも速い。 退職から半年経った翌年の4月、高校の同級生に頼まれた嘱託仕事だったが同級生の急逝であえなく頓挫。それ以降は年金で食い繋いでいるが、まあまあ何とか暮らすことはできている。そんな呑気な年金生活なのだが、残念ながら確固たる“モチベーション”とでもいった何ものかがあるのかといえば“ない”のだ。 宮仕え時代は、日々せっせと会社に行くという大きなモチベーションが存在していたが、それに匹敵するようなモチベーションなど存在しようもない。 せめてもは、せいぜいブログを途切らせることなく、毎日欠かさず綴っていくこととか、あまり怠惰になることなく日々やるべきことをきちんとこなしていくことで、定年ライフを維持しているといえるのだろうが、37年半過ごした時間のスケールにはかなわない。 ..
季語は・・・比良八講 比良八講 新幹線の 通過駅 【去年の今日】週話§土曜枯寂~卒業式~
春分の次候“桜始開(さくらはじめてひらく)”である。 今年も桜が咲いた。二十代の頃まで感性の類が中途半端でしかなく、咲いた桜を愛でるという風情を持ち合わせていなかった。 桜に対しての感情が芽生えたのは、今の場所に住み始めたあたりからではないかと想像するが、それこそ眼の前に桜が咲くのである。 眼の前にあれば、嫌でも桜について何らかの感慨を持つのは当然のことで、ようやく一年の“環”を実感することになったのだ。そうした季節の移ろいをありがたがるようになったのは、自分自身が年齢を重ねたからであろう。 結局のところ早い遅いはあれども、感性らしきものは醸成されて、ありがたくも、季節の有様を享受しているようだ。 若い頃、そうした感性がなかったことはもったいないと思うけれど、もしも持ち合わせていたら、あまりの多感さに自分自身が苦しくなったかも……。 《七十二候のトピック..
スピアーズは2週連続の秩父宮フライデーナイト。相手は今季無敗のワイルドナイツである。第11節のこの日の観客は9,491人 力不足がそのまま表れて、前半で勝敗は決してしまった。ワイルドナイツは盤石の勝利……22対55だった。 何が違うかといえば、スピアーズは隙だらけで、ワールドナイツは水も漏らさぬ布陣とでも言えばいいのか、前半に犯したペナルティは一つだけ。対するスピアーズは、前半だけで6つのペナルティを重ねてしまう……それだけ相手のプレッシャーが強いということもあるのだが。 与えてしまったトライのほとんどが、ディフェンスの穴をすり抜けていく、見ていて頭を抱えるしかない悠々としたトライを許してしまった。この日のプレーヤー・オブ・ザ・マッチに選ばれたワイルドナイツ13番のディラン・ライリーの朝やかな突破は、今季のスピアーズができていないもので、推している身に..
季語は・・・春埃 仏壇の 奥薄っすらと 春埃 【去年の今日】煮話§鍋・・・・・・二日
根っこの部分ではせっかちな性分だから、宮仕えしていた時の昼食も、よほどのことがない限りは行列に並ぶことはなかった。本当に2軒か3軒を除いて、さっと入れる店で済ましていた。そんな中で重宝していたのが、町内に何軒かあった立ち食い蕎麦の店である。 何より注文するならば、打てば響くように眼の前に蕎麦が置かれる。基本はかけ蕎麦だが、トッピングの種類は豊富で、揚げ置きの天麩羅類がすらりと並んでいて、中でもお気に入りは玉葱のかき揚げなのだ。 これがさくさくとクリスピーで素朴にうまい。たいていは揚げ置きなのだが時に揚げ立てがのってくると、うまさは倍増以上で揚げ立てのカリッとしたところを少しかじり、蕎麦つゆに浸してぐずぐずにするのもまた佳きかな。 そんな週一くらいに愛用していた一軒の立ち食い蕎麦屋が突然閉店したのは 2012年のことで、せめては定年退職するまでやっていてほしかった。そんな..
季語は・・・彼岸 彼岸明け 町中華へと しけ込んで 【去年の今日】隔話§バスの免許維持路線
日本酒の味がどうだとか、今だにわからない。純米酒も吟醸酒も山廃も、純米吟醸って何?である。 じゃあ、どういう基準で日本酒を買い求めているか……ラベルである。見た目のデザインがよければ、中身もうまいだろうという訳のわからない理由でラベル買いをしているのだ。 上の二本は最近呑んだもので、単純にネーミングが気に入って買ったのだが味わいはまったく異なっていて、特に久々に呑んだ“久保田”は、さすがに造りがしっかりしていて、存分に楽しむことができた。 そして次に呑んだ“雪の茅舎”は生酒のゆえに、甘み強めでアルコール度数もそこそこあり、酒肴を選ぶことになる。ただし、文字の体裁はいいが、赤い文字色はあまり……。 まあ、そんな程度の味覚しか持ち合わせない人間にとっては、気に入ったデザインのラベルで選ぶしかないということなのだ・・・・・・ははは 《日本酒のトピックス一覧》
季語は・・・山笑ふ 山笑ふ そうであれかし 日々の生 【去年の今日】勘話§電子マネー・・・・・・どうしてる?
ふと頭の中に“宗教の多様性”なるものが浮かび上がってきたのだが、…… ……多様性をもって任じる欧米は一神教であるキリスト教を信仰していて、多様性への理解が進まない日本で多神教の神道や仏教という宗教が主流ということに不思議なものを感じたが“宗教的不寛容”とは別ということか。 《つぶやきのトピックス一覧》
ワーグナーの作品の中で、一番観た回数を重ねているのが『トリスタンとイゾルデ』で、この日で22回目を数えた。白状するが、観始めた最初の半分以上は、何を聴いているのか、まるでわかっていなかったようだった。 おぼろげに見えてきたと感じたのは、1997年バイロイト音楽祭。ハイナー・ミュラー演出、バレンボイムの指揮。トリスタンはジークフリート・イェルザレム、イゾルデがワルトラウト・マイヤーという伝説の舞台。 ……という前史のおかげで、ようやくトリスタンとイゾルデが何とか手の内に入ってきた時には古稀を迎えていたという。 指揮:大野和士 演出:デイヴィッド・マクヴィカー トリスタン:ゾルターン・ニャリ マルケ王:ヴィルヘルム・シュヴィングハマー イゾルデ:リエネ・キンチャ クルヴェナール:エギルス・シリンス メロート:秋谷直之 ブランゲーネ:藤村実穂子 牧童..
季語は・・・春荒れ 春荒れや 名残りの富士の くっきりと 【去年の今日】滑話§スピアーズ対イーグルス[第12節]
夢に見る光景だが、状況的に真ん中にいるということは少なく“縁(ふち)”とか“端っこ”にいるようなことが多いのだ。そんな橋の夢を見ていても、橋の上とか真ん中に立っていることはなく、橋を出た土手沿いの道にいたりするのだ。 そして少なからぬ夢はもどかしかったりする。つい最近見た夢では、発車時刻が近づいているローカル線に乗るのに、券売機で切符を買おうとするのだが、小銭入れから硬貨を出そうとするのに、百円玉や十円玉をつまみ出せずで、何とか買えたタイミングで電車がホームに入ってきたりするのである。 そして気がつくことは“ハッピーエンド”的な流れの夢はほとんどなくて、常に不完全燃焼でもどかしく、そして物足りない何かを抱えて目が覚めるのだった。 《私事のトピックス一覧》
季語は・・・山桜 身のほどと 達観の日々 山桜 【去年の今日】健話§アルコール依存症ではなかった
我々夫婦の海外旅行は“観光旅行”ではない。もう何十年も同じ目的地ばかり旅していて、そこで名所旧蹟の類になど、何度も何度も行くわけもない。 そこで“やるべき”目的があるからで、それはコンサートやオペラといったパフォーマンスを楽しむために、目的地として設定しているのである。 毎年、コンサートやオペラの中身は変わっていくから、それもまた楽しみであったのだ。 でまあ、そうした都市部のコンサートやオペラであったら、我々以外の日本人のお客さんは珍しくもない。 そうこうしているうちに、アルプスの端っこにある小村で小規模な音楽祭が行われていることを知った。プログラムを見れば、なかなかに意欲的だと感じ、試しにとチケットを予約して出かけたのが22年前のことで、一度試しにというつもりだったのが……ハマってしまったのだ。 結局20年近く通い詰めることになってしまったわけだが、その不便..
半世紀前、コンサートや舞台などの公演チケットはプレイガイドと呼ばれていたボックスオフィスで売られていた。もちろんネットでチケットを取るとかなどは存在せず、それ以外にはそれぞれの音楽事務所に電話で予約するのがせいぜいというところだった。 例えば新宿あたりでも、数軒のプレイガイドがデパートなどの中で営業していたが、それらの店舗にそれぞれのコンサートの実券が何十枚かずつ置かれていて、客はその中から座席を選ぶのだが、気に入った席や値段のチケットがなかったら、他のプレイガイドに足を運び直さなくてはならないのだ。 そんなプレイガイドでの販売方法が衰退したのは、1983年に営業が始まったチケットぴあの影響が大きい。というよりも、あっという間にチケットぴあやチケットセゾンといった店舗にチケットが集約されてしまったのである。 どのチケットぴあに行っても、座席や値段に応じた選択が可能になった..
季語は・・・山笑ふ 小屋開けは 五月の初め 山笑ふ 【去年の今日】化話§三月大歌舞伎~仁左衛門の河内山~
実家に暮らしていた子どもの頃、かかりつけの内科医がいた。といっても、父親の知り合いというか“親分”みたいな存在で、必要とあらば往診に来てもくれていた。 だから、ちょっと風邪をひいたしでもしたら、すぐに病院まで出向いては、注射を打ってもらったり、薬を処方してもらったりしていたのだ。その時のことを思い出すなら、病院の待合室には診察を待つ患者など一人もおらず、一人ぽつんと座ってばかりだったのである。 ところが、今の病院の混雑はどうだろう。5人、10人は当たり前で、時には20人以上が待合室にひしめき合っている状態も珍しくなどはない。 そうなると待ち時間は2時間にも及んで、半日が丸々つぶれてしまうのは、仕事を持っている人たちにとっては、たまらないことだろう。 さて、そんな状況がいつ頃から始まったものか。色々と考えるのだが、ありがたいことに自分自身がほぼ医者いらずで30年ほどの..
不二家が洋菓子も扱っていることを知ったのは小学生の頃、アニメーション番組『ポパイ』のスポンサーをしていたことからである。 もちろんその当時も“ミルキー”などの菓子類は普通に市販されていて買うことはできたが、ショートケーキのような生菓子は直営店でしか売られてはいなかった。 北関東の田舎町に直営店などあるはずもなく、指をくわえて“不二家ストロベリー・フェア!”のコマーシャルを眺めていたのだ。 その後、田舎町にも直営店がオープンしたのは1960年代も後半……あるいは70年代に入ってからのことだったかどうか記憶にはないが、いずれにしても高校生くらいになっていた生意気盛りにとって、不二家への興味は薄れてしまっていたのである。 その後、東京住まいの大学生になって、ちょっと洒落たあれこれをと考えた時、眼の前にあったのはチーズケーキであり、フランスの本場のスイーツを思わせる店が何軒..
季語は・・・永き日 永き日や ノーサイドまで あと五分 【去年の今日】週話§日曜有閑~引き戸・・・・・・ですよね~
2020年、コロナウイルスのパンデミックが始まってすぐの4月に中学や高校に入学した生徒たちが3年の課程を終えて卒業していった。 卒業式はノーマスクでも可であると、規制を緩めて行われた。そんな彼らは3年間をマスク着用で授業を受け続けていたわけで、同級生たちの素顔などほとんど見る機会がなかったのではというのは、あながち大げさなことではない。 マスクを着けた顔と素顔と……彼らはそのギャップに戸惑いを抱くと聞いたが、それはもう無理からぬことであろう。 そして、物心がしっかりついた十代の人間だってそうなのだから、乳幼児の戸惑いはいかほどのものか、これはもう心理学者が研究する領域の話ではと思われる。 このマスクに隠された顔と対峙し続けた3年間が、彼らの成長過程にどのような影響を与えたのか、それは我々の想像をはるかに超えた心の有り様として刻まれているに違いない。 《日常のト..
3月22日……WBC(ワールド・ベースボール・クラシック)の決勝戦がフロリダで行われ、日本が3対2でアメリカを降し、2006年、2009年以来三度目の優勝を勝ち取った。第1ラウンドから負けることなく7連勝の完全優勝であった。 ↓2006年の号外は外出先でゲットできたが、今回は紙面ビューの号外 優勝をもたらしたのは、まずもって、ダルビッシュ有と大谷翔平2人の現役大リーガー二本柱の力が大きかった。彼らがチームを鼓舞しまくったことでチームが引き締まり、結果に繋がったのである。 危ないゲームもいくつかあって、先制されていたのをひっくり返して勝利をもぎ取ったのも何試合かあったが、最終的には危なげない勝利だったのだ。 大谷をはじめとして、村上、吉田といったスラッガーが結果を出し、投げても大谷が八面六臂の活躍で今大会MVPに選ばれたも当然のことであろう。 3月22日……..
季語は・・・逃げ水 百km/hで 逃げ水を追う 関越道 【去年の今日】週話§土曜有閑~コーヒーの挽き加減~
春分の次候“桜始開(さくらはじめてひらく)”である。 年に一度の桜の季節である。 咲いてから散るまで、おおよそ2週間くらいを、冬が明けた反動の如くに、外に出ては愛で楽しむ日本人の図なのである。 天気次第ではあるけれど、近くに何か所かある桜の並木道へと軽い散歩に出かけて、咲き誇る桜を楽しむのは毎年のこととなり、同じように歩いている人たちの晴れやかな顔を目にするのである。 おそらくは、4月になれば散りゆくことになるのだろうが、それまではせいぜい年に一度巡ってくる春の贈りものをを楽しみたいと思うのである。 《七十二候のトピックス一覧》
すね毛がそこそこ生えていた。それが、あーら不思議……五十代に入った頃少しずつ薄くなっていったのだ。 例えば、靴下やパンツで擦れてとかいうことなのか、それとも内的要因としてホルモン分泌が減ってしまったからなのか。 いずれにしても、残っているところもあれば脱毛したかのようにどこかへと消えてしまったところもある。 ちょっと調べてみれば、やはり加齢によること、あるいはホルモンの問題などなどのようで、やはり人間の身体の機能は、それなりに劣化していくことを理解したのだ。 《私事のトピックス一覧》
季語は・・・比良八講 さばさばと 比良八講は 荒れ終ひ 【去年の今日】週話§土曜有閑~コーヒーの挽き加減~
保育園の卒園式に始まって、小学校、中学校、高校、大学と卒業式を経験しているが、どれもほとんど記憶に残ってはいない。 さすがに保育園の記憶がないのは60年以上も前のことだから、当然といえば当然の話ではあるけれど。 そして記憶的なものとして微かに残っているのは、小学校以降の卒業式のどれも“せいせいした”というもので、意外とセンチメンタルな感情を持っているはずなのに、卒業する学校に未練の“み”の字も持ち合わせていなかったのだ。 どこか、先へ先へと前進していく、大げさに言えば気概に溢れていたということだろうか。何ともさばさばしたものだった。 そして大学では卒業生全体の卒業式には出ていない。出る余裕などはなく、卒業感謝の会の幹事の一人として最後の打ち合わせに大わらわだったのだ。 打ち合わせの直後に、学科全員が集まった学位記授与には出席したが、成績がよかったわけでも、出席..
季語は・・・卒業 寄せ書きは 卒業の日に 間にあいて 【去年の今日】購話§買い物を面倒がるな
1925年3月24日、京王電気軌道の新宿-京王八王子間開業。 1982年からの京王線利用者だから、ずいぶん長いことお世話になって、今でも忠実な利用者なのだ。そもそも1913年に調布と笹塚の間が開業し、徐々に延伸を繰り返し、この年に八王子まで開業したのである。 開業当時は、甲州街道に沿って路面電車風に走り、山手線をまたぎ、新宿は追分まで伸びていた。だが、東京山手大空襲で追分までの区間が使えなくなり、終戦間際に今の京王新宿駅のあたりの地上に新駅を作って移転した。 その時もまだ路面電車として走っていて、それがゆえに今になっても京王線の軌道幅は1372ミリなのだ。そうであるからかどうか、乗っていても少しだけだが、座席と座席の間が広いような気がする。 あれこれ詳しいことはウィキペディアのこちらを参照のこと。 《歴史のトピックス一覧》
鍋物のシーズンも終了である……気まぐれに4月に入っても鍋することもありはするが。 この冬も何やかやで、月に3回くらいは鍋をいただいたのではと思う。何といっても簡単に野菜も摂取できてしまうのが一番にありがたい。 ただ、夫婦二人して寄る年波もあり、食べる量が年々減る一途なのである。以前もそうだったけれど、一度鍋を作ると、それが翌日まで持ち越されるのは織り込み済みで、その鍋が翌日の昼に、ご飯にぶっかけておいしくいただくのだ。 しかも、最近はさらに残るようになってしまい、先月おでんを作った時は、火曜日から木曜日の夜まで食べたのだった。 鍋は“食べ切る”量を作ることはむずかしい。おでんなどは何種類かの具を入れなくてはおもしろくも何ともないので、結局のところはそれなりの量となってしまうから、残ることは必定なのである。 というわけで“鍋二日”という、実にリーズナブルな食生活..
季語は・・・春はやて ハイパント 弄(もてあそ)ばれて 春はやて 【去年の今日】拝話§常設展示中
このところ、諸事情あってセーブに是努めているが、元々の辛い物好きで、山葵、辛子、胡椒から唐辛子まで、辛い物には目がない。 その中にあって唐辛子は、蕎麦、うどんに始まって、例えば肉豆腐のような料理にかけてもすこぶるうまいのだ。 ところで我が家が使っているのは七味唐辛子でなく一味唐辛子なのである。 あくまでも個人の感想だが、七味唐辛子はどことなく辛さが物足りないと感じるところが大きい。何種類かの香辛料を混ぜることで、逆に辛さが弱まってしまうと感じてしまう。 その点、一味唐辛子は赤唐辛子一本勝負ゆえ、当然ながら辛さが実に潔い。そうなると七味唐辛子が、単なる調味料の一つであるとしか考えられない。味わいは複雑にはなっただろうが、肝腎の辛さが謙虚になってしまっては、元も子もないではないか。 いつ頃から、七味から一味唐辛子に転換したのか記憶はないけれど、あるいは七味と間違え..